JP3210840U - 包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部からの力が加わり、包装箱の形状が歪んだ場合であっても、開口部とフラップとの間に隙間が空きにくい包装箱を提供する。【解決手段】角筒体の側面をなす第一の側壁部5と、第二の側壁部11と、第一の側壁部及び第二の側壁部と隣接する面取側壁部4,6,8,10と、第一の開口辺5a,9aから延出し、開口部の一部を開閉自在にされている第一のフラップ13,17と、第二の開口辺から延出し、開口部の一部を開閉自在にされている第二のフラップ15,19を少なくとも備え、第一のフラップは、第一の開口辺5aの面取側壁部側の端部から、第一のフラップ13が延びる方向に面取側壁部側に傾いて延びる第一のフラップ辺13a,13eを有し、開口部の少なくとも一部を閉じた際に外側にはみ出すはみ出し部を有する。【選択図】図3

Description

本考案は、包装箱に関する。
複数の矩形の側壁部が隣接して筒状の形状をなした角筒体と、その角筒体の開口部の少なくとも一部を、角筒体をなす側壁部から延出したフラップにて閉じた包装箱が知られている。また、角筒体をなす隣り合う二つの側壁部の間に、幅の狭い矩形の側壁を設け、側面の角の部分(二つの側壁部が交わる角の部分)を面取りしたように形成された包装箱も知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−263330公報
上述の特許文献1に記載された包装箱では、隣り合う側壁部の間に幅の狭い側壁を設けたことにより開口部の形状が八角形となり、通常の直方体の包装箱と比較して上下方向(即ち包装箱を積み重ねる方向)の強度が増した包装箱となっている。一方、この様にされた包装箱では、横方向(包装箱を積み重ねる方向と交差する方向)に力が加わるなどして、その開口部の形状が歪んだ際に、開口部の幅の狭い側壁の部分と、開口部を塞ぐフラップとの間に隙間が空いてしまう畏れがある。この場合には、その隙間から包装箱の内部に異物が入ってしまったり、隙間の部分に意図しない力が加わって開口部をなす側壁が破断してしまったりする畏れがあるという問題があった。
本考案は、上記の課題を解決するためになされたものであって、包装箱に外部からの力が加わり、その開口部の形状が歪んだ場合であっても、開口部とフラップとの間に隙間が空きにくい包装箱を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案は、以下の手段を提供する。
本考案の包装箱は、複数の矩形状の側壁部からなる角筒体の開口部の少なくとも一方を閉じた包装箱であって、前記角筒体の側面をなす一組の第一の側壁部と、前記第一の側壁部と交差する方向に延びる一組の第二の側壁部と、前記第一の側壁部と前記第二の側壁部の間において前記第一の側壁部と前記第二の側壁部と交差する様に延び、前記第一の側壁部及び前記第二の側壁部と隣接する面取側壁部と、前記第一の側壁部の前記開口部側の辺である第一の開口辺から延出し、前記開口部の少なくとも一部を開閉自在にされている第一のフラップと、前記第二の側壁部の前記開口部側の辺である第二の開口辺から延出し、前記開口部の少なくとも一部を開閉自在にされている第二のフラップを少なくとも備え、前記第一のフラップは、前記第一の開口辺の前記面取側壁部側の端部から、前記第一のフラップが延びる方向に前記面取側壁部側に傾いて延びる第一のフラップ辺を有し、前記開口部の少なくとも一部を閉じた際に、前記角筒体の内側とは反対側である外側にはみ出すはみ出し部を有することを特徴とする包装箱。
上記考案においては、前記第一のフラップは、前記第一のフラップ辺の前記第一の開口辺とは反対側の端部から延出し、前記第一のフラップが延びる方向に向かって延びる第二のフラップ辺を更に有し、前記第一のフラップ辺と前記第二のフラップ辺がなす角部が、
円弧状の形状をしていることを特徴とすることが好ましい。
上記考案においては、前記面取側壁部が、全ての前記第一の側壁部と前記第二の側壁部の間に設けられていることを特徴とすることが好ましい。
本考案の包装箱によれば、第一のフラップに角筒体の外側にはみ出すはみ出し部が備えられていることから、包装箱の外部から力が加わるなどして、包装箱の開口部の形状が歪んだ場合であっても、開口部とフラップとの間に隙間が空きにくい。このため、外部からの異物が入りにくく、また意図しない力が隙間の部分に加わって、開口部をなす側壁が破断してしまうことが防がれるという効果を有する。
本考案による包装箱の一実施形態の斜視図である。 本考案による包装箱の一実施形態の展開図である。 本考案による包装箱の一実施形態の組立状態を示す斜視図である。 本考案による包装箱の一実施形態の部分拡大図である。
本考案の一実施形態に係る包装箱について、図1から図4を参照しながら説明する。本実施形態では、本考案にかかる包装箱が、果物や野菜などの農産物を収納し搬送する際に用いられるものである例に適用して説明する。なお、包装箱に収納する収納物としては農産物に限定される訳ではなく、衣類や食料品、工業製品など様々な物品であってよく、特に限定される訳ではない。なお、以降の説明において、前後、左右、上下の方向はそれぞれ図中に示す方向とする。また、各図において図が表されている側の面を表面、その反対側を裏面とする。
包装箱1は、図1や図3に示す様に、複数の矩形の側壁からなる角筒体の上下の開口部を、側壁の開口部側の辺から延びる複数のフラップによって閉じた略直方体の容器(箱)である。この包装箱1は、それぞれの側壁の間に幅の狭い矩形の側壁が隣接して設けられており、直方体の側面の角の部分が矩形に面取りされた形状をしている。
<1.シート部材の構成>
はじめにシート部材3の構成を図2に基づいて説明する。
シート部材3は、組み立てると包装箱1となるシート部材である。本実施形態では、このシート部材3が、段ボールシート材から形成されている例に適用して以降の説明を行うが、ボール紙やその他の折り曲げ可能なシート部材からなるものであってもよい。シート部材3は、図2に示す様な形状に予め裁断されており、シート部材3の所定の箇所には、組み立て作業が容易となるように折り線が設けられている。具体的には、シート部材3の図2の破線で示されている箇所に折り線が設けられている。
シート部材3には、一組の第一の側壁部5,9と、一組の第二の側壁部7,11と、4つの面取側壁部4,6,8,10と、一組の上面フラップ13,17と、一組の下面フラップ14,18と、一組の上面内側フラップ15、19と、一組の下面内側フラップ16、20が主に備えられている。
一組の第一の側壁部5,9、及び一組の第二の側壁部7,11は、包装箱1の矩形の側壁をなすものである。第一の側壁部5,9は、包装箱1を組み上げた際に、相互に向かいあう一組の側壁となる部分であり、第二の側壁部7,11は、包装箱1を組み上げた際に、第一の側壁部5,9とそれぞれ隣り合い、相互に向かい合う一組の側壁となる部分であ
る。シート部材3において、第一の側壁部5,9と第二の側壁部7,11はそれぞれ交互に一列に並んで配置されている。具体的には、図2の左側から右側に向かって、第一の側壁部5、第二の側壁部7、第一の側壁部9、第二の側壁部11の順番で一列に並んで配置されている。なお、以降の説明において、第一の側壁部5,9を「第一の側壁部」と、第二の側壁部7,11を「第二の側壁部」とも記載する。また、第一の側壁部5,9及び第二の側壁部7,11を総称して「側壁部」とも記載する。
第一の側壁部5,9及び第二の側壁部7,11の上下方向の長さはそれぞれ略同一であり、第二の側壁部7,11の左右方向の長さは、第一の側壁部5,9の左右方向の長さよりも短くなっている。なお、第二の側壁部7,11の左右方向の長さは、第一の側壁部5,9の左右方向の長さよりも長くてもよく、或いは同じでもよい。
第一の側壁部5と第二の側壁部7との間、第二の側壁部7と第一の側壁部9との間、及び第一の側壁部9と第二の側壁部11との間には、面取側壁部6,8,10がそれぞれに隣接して設けられている。具体的には、第一の側壁部5の辺5bと第二の側壁部7の辺7dの間に面取側壁部6が、第二の側壁部7の辺7bと第一の側壁部9の辺9dの間に面取側壁部8が、第一の側壁部9の辺9bと第二の側壁部11の辺11dの間に面取側壁部10がそれぞれ設けられている。また、第一の側壁部5の左側の辺5dと隣接して面取側壁部4が設けられている。これらの面取側壁部4,6,8,10は、包装箱1を組み立てた際に、第一の側壁部と第二の側壁部と隣接する側壁となる部分である。なお、以降の説明において、面取側壁部4,6,8,10を「面取側壁部」とも記載する。
この面取側壁部4,6,8,10の上下方向の長さは、いずれも第一の側壁部及び第二の側壁部の上下方向の長さと略同一である。また、面取側壁部4,6,8,10のそれぞれの左右方向の長さは、いずれも第二の側壁部7,11の左右方向の長さよりも更に短い長さとなっている。
面取側壁部4の左側の辺4dからは、略台形の接合部21が左側に向かって延出している。接合部21は、包装箱1を組み上げる際に辺4dに設けられた折り線にしたがって、包装箱1の内側(以降において単に「内側」とも記載する。)に向かって折り曲げられ、第二の側壁部11の裏面(包装箱1の内側に向かう面)に固定される部分である。
第一の側壁部5の上側の辺5aから上面フラップ13が、第一の側壁部9の上側の辺9aから、上面フラップ17がそれぞれ上側に延出している。この上面フラップ13、及び上面フラップ17は、包装箱1を組み立てた際に包装箱1の上面を形成する部分である。なお、上面フラップ13と上面フラップ17は略同一の形状をしている。以降において上面フラップ13及び上面フラップ17を総称して「上面フラップ」とも記載する。
上面フラップ13,17は、それぞれ辺5a及び辺9aから離れるに従いその左右方向の幅が広がる台形領域と、台形領域から続いて延びる長方形の領域を有している。上面フラップ13を例に具体的に説明すると、上面フラップ13は、辺5aと向かい合う辺13cと、辺13cの両端から、下側に向かってそれぞれ向かいあって平行に延びる一組の辺13b及び辺13dと、辺13bの下側の端部から辺5aの右側の端部に斜めに向かって延びる斜辺13aと、辺13dの下側の端部から辺5aの左側の端部に向かって延びる斜辺13eを有している。そして、この辺5a、斜辺13a、及び斜辺13eと、斜辺13aと斜辺13eの上側の端部を結ぶ図示されていない直線にて囲まれている領域が前述の台形領域である。また、辺13c、辺13b、及び辺13dと、斜辺13aと斜辺13eの上側の端部を結ぶ図示されていない直線にて囲まれている部分が前述の長方形の領域である。
なお、斜辺13aと辺13bがなす角度、及び斜辺13eと辺13dのなす角度はそれぞれ90度より大きく、その角の部分は円弧状に形成されている。なお、以降においてこの様にされたフラップの角の部分を広角部とも記載する。
上面フラップ17も上面フラップ13と同様に、台形領域及び長方形領域を有している。具体的には、上面フラップ17は、辺9aと向かい合う辺17cと、辺17cの両端から下側に平行に延びる辺17b及び辺17dと、辺17b及び辺17dのそれぞれの下側の端部から斜めに延びる斜辺17a、及び斜辺17eを有している。そして斜辺17a、斜辺17e、及び辺9aと、斜辺17aと斜辺17eの上側の端部を結ぶ図示されていない直線にて囲まれた部分が台形領域となっている。また、辺17b、辺17c及び辺17dと、斜辺17aと斜辺17eの上側の端部を結んだ図示されていない直線にて囲まれた部分が長方形の領域となっている。また、斜辺17aと辺17bが交わる角部、及び斜辺17eと辺17dが交わる角部は、それぞれ円弧状に形成された広角部となっている。
なお、上面フラップ13,17の長方形領域の左右方向の長さはそれぞれ同一の長さL1となっている。この長さL1は、包装箱1の上側の開口部の前後方向の長さL2(即ち包装箱1の第二の側壁部7と第二の側壁部11の間の長さ)と略同一である(図1参照)。また、上面フラップ13,17の上下方向の長さW1は、包装箱1の上側の開口部の左右方向の長さW2(即ち包装箱1の第一の側壁部5と第一の側壁部9の距離)の約半分の長さとなっている(図1参照)。このため、包装箱1を組み立てる際に、上面フラップ13,17をそれぞれ第一の側壁部5,9に対して略垂直となる様に内側に曲げた閉じた状態とすると、上側の開口部が完全に塞がれる。なお、W1の長さをW2の半分よりも短い長さとしてもよく、この場合には、上面フラップ13,17を閉じた状態とした時に、それぞれ向かい合う辺13cと辺17cの間に隙間が空くことになる。
上面フラップ17において、斜辺17aと辺9aのなす角度A1は、包装箱1の第一の側壁部9と面取側壁部10がなす角度B1よりも大きな角度となっている(図3参照)。また、斜辺17eと辺9aのなす角度A2は、包装箱1の第一の側壁部9と面取側壁部8がなす角度B2よりも大きくなっている(図3参照)。上面フラップ13においても同様に、斜辺13aと辺5aのなす角度は、包装箱1の第一の側壁部5と面取側壁部6がなす角度よりも大きくなっている。また、斜辺13eと辺5aのなす角度は、包装箱1の第一の側壁部5と面取側壁部4のなす角度よりも大きな角度となっている。
第二の側壁部7の上側の辺7aから上面内側フラップ15が、第二の側壁部11の上側の辺11aから上面内側フラップ19がそれぞれ上側に延出している。上面内側フラップ15、19(以降において「上面内側フラップ」あるいは「内側フラップ」とも記載する。)は、包装箱1を組み立てる際に、それぞれ第二の側壁部7,11に対して略直角に折り曲げられ、上側の開口部の少なくとも一部を塞ぐ部分である。なお、上面内側フラップ15と上面内側フラップ19は略同一の形状をしており、その左右方向の長さは、それぞれ第二の側壁部7及び第二の側壁部11の左右方向の長さと略同一である。また、その上下方向の長さは、上面フラップ13,17の上下方向の長さ(W1)と略同一の長さとなっている。なお、上面内側フラップ15、19の上下方向の長さはW1よりも短くても、長くてもよい。
第一の側壁部5の下側の辺5cから、下面フラップ14が、第一の側壁部9の下側の辺9cから、下面フラップ18が、それぞれ下側に延出している。この下面フラップ14、及び下面フラップ18は、包装箱1の下側の開口部の少なくとも一部を塞ぐ包装箱1の下面を形成するものである。なお以降において、この下面フラップ14及び下面フラップ18を総称して「下面フラップ」とも記載する。
下面フラップ14の形状は、上面フラップ13と上下対称の形状をしている。即ち、上面フラップ13を180度反転した形状をしている。具体的には、下面フラップ14は、辺5cと向かい合う辺14cと、辺14cの両端から上側に向かって平行に延びる一組の辺14b及び辺14dと、辺14b及び辺14dの上側の端部から辺5cの両端に向かって斜めに延びる斜辺14a及び斜辺14eを有している。そして、斜辺14aと辺5cのなす角度は、包装箱1を組み上げた際の第一の側壁部5と面取側壁部6がなす角度よりも大きな角度となっている。また、斜辺14eと辺5cのなす角度は、包装箱1を組み上げた際の第一の側壁部5と面取側壁部4がなす角度よりも大きくなっている。また、斜辺14aと辺14bが交わる角部、及び斜辺14eと辺14dが交わる角部はそれぞれ円弧状に形成された広角部となっている。
下面フラップ18も下面フラップ14と同様に、その形状は上面フラップ17を180度反転した形状をしている。即ち下面フラップ18は、辺9cと向かい合う辺18cと、辺18cの両端から上側に向かって平行に延びる一組の辺18b及び辺18dと、辺18b及び辺18dの上側の端部から辺9cの両端に向かって斜めに上側に延びる斜辺18a及び斜辺18eとを有している。そして、斜辺18aと辺9cのなす角度は、包装箱1の第一の側壁部9と面取側壁部10がなす角度よりも大きくなっている。また、斜辺18eと辺9cのなす角度は、包装箱1の第一の側壁部9と面取側壁部8のなす角度よりも大きな角度となっている。更に斜辺18aと辺18bの交わる角部、及び斜辺18eと辺18dの交わる角部はそれぞれ円弧状に形成された広角部となっている。
第二の側壁部7の下側の辺7cから、下面内側フラップ16が、第二の側壁部11の下側の辺11cから下面内側フラップ20がそれぞれ下側に延出している。この下面内側フラップ16、20は、包装箱1を組み立てる際に、それぞれ第二の側壁部7,11に対して略直角に折り曲げられ、下側の開口部の少なくとも一部を塞ぐ部分である。なお、下面内側フラップ16と下面内側フラップ20は略同一の形状をしており、更には、上面内側フラップ15、19とも略同一の形状をしている。以降において、下面内側フラップ16、20を「下面内側フラップ」あるいは「内側フラップ」とも記載する。
下面内側フラップ16、20の左右方向の長さは、それぞれ第二の側壁部7及び第二の側壁部11の左右方向の長さと略同一である。また、その上下方向の長さは、下面フラップ14,18の上下方向の長さと略同一となっている。なお、下面内側フラップ16、20の上下方向の長さは下面フラップ14,18の上下方向の長さよりも短くても、長くてもよい。
本実施形態における第一の側壁部5の上側の辺5aと下側の辺5c、及び第一の側壁部9の上側の辺9aと下側の辺9cが、実用新案登録請求の範囲における第一の開口辺とされている。また、第二の側壁部7の上側の辺7aと下側の辺7c及び第二の側壁部11の上側の辺11aと下側の辺11cが、実用新案登録請求の範囲における第二の開口辺とされている。また、上面フラップ13,17及び下面フラップ14,18が実用新案登録請求の範囲における第一のフラップと、上面内側フラップ15、19及び下面内側フラップ16、20が実用新案登録請求の範囲における第二のフラップとされている。また、上面フラップ13,17及び下面フラップ14,18における斜辺13a,13e,14a,14eなどの斜辺が、実用新案登録請求の範囲における第一のフラップ辺とされており、辺13b及び辺13dや辺14b及び辺14dなどの一組の平行に延びる辺が、実用新案登録請求の範囲における第二のフラップ辺とされている。
<2.包装箱の組立>
次いで、図2から図4を主に参照して、包装箱1の組立方法について説明を行う。
はじめに、第一の側壁部と隣接する面取側壁部の間、及び第二の側壁部と隣接する面取
側壁部の間に設けられている折り線にて、それぞれの側壁部及び面取側壁部を内側の方向に折り曲げる。また、面取側壁部4と接合部21の間に設けられている折り線にて接合部21も内側の方向に折り曲げる。そして、接合部21の表側の面を第二の側壁部11の裏側の右側の辺11bに沿った部分に辺4dと辺11bが重なり合う様にして当接させ、接着材などの公知の手段によって固定する。この様にすると、第一の側壁部、第二の側壁部及び面取側壁部が、断面が略八角形の角筒体を形成する。
次いで、下面内側フラップ16、20を、それぞれ第二の側壁部7,11に対して略直角となるように内側に折り曲げ、前述の角筒体の下側の開口部の一部を塞ぐようにする。次に、下面フラップ14,18をそれぞれ第一の側壁部5,9に対して略直角になる様に内側に折り曲げ、下面内側フラップ16、20の外側の面に当接するにする。このとき、下面フラップ14の辺14cと下面フラップ18の辺18cはそれぞれ当接して包装箱1の下側の開口を完全に塞ぎ、包装箱1の下面を形成する。
続いて、上面内側フラップ15、19をそれぞれ、第二の側壁部7,11に対して略直角となるように内側に折り曲げ、前述の角筒体の上側の開口部の一部を塞ぐようにする。次に、上面フラップ13,17をそれぞれ第一の側壁部5,9に対して略直角になる様に内側に折り曲げ、上面内側フラップ15、19の外側の面に当接させるようにして閉じる。このとき、上面フラップ13の辺13cと上面フラップ17の辺17cはそれぞれ当接して包装箱1の上側の開口を完全にふさぎ、包装箱1の上面を形成する。
ここで、第一の側壁部、第二の側壁部、及び面取側壁部がなす包装箱1の側面の角の部分について、主に図4を参照して説明を行う。図4は、第一の側壁部5、面取側壁部4及び第二の側壁部11がなす、包装箱1の側面の角部の下側の拡大図である。
前述の様に、下面フラップ14の斜辺14eと辺5cがなす角度は、包装箱1の第一の側壁部5と面取側壁部4がなす角度よりも大きな角度となっている。このため、包装箱1を組み上げると、図4に示す様に、下面フラップ14の広角部(斜辺14eと辺14dがなす角部)を含む一部の部分が面取側壁部4の下側の辺4cよりも外側にはみ出す。このはみ出す領域(図4に示す領域E)は、第一の側壁部5の辺5dの下側の端部から第二の側壁部11の方に向かって離れるにつれその面積が広くなる略三角形の形状となっている。
包装箱1は、下面フラップ14にこの様な領域Eがあることで、例え包装箱1に外部から力が加わり、その下側の開口部の形状が歪んだとしても、包装箱1の開口部と下側フラップとの間に隙間が空きにくくなっている。具体的に説明すると、例えば包装箱1の側面に力が加わってその角筒体の開口部の形状が歪み、面取側壁部4の辺4dの位置が辺5dを軸に外側に移動したとしても、領域Eがあることによって辺4dを含む下側の開口部は下面フラップ14によって塞がれることになる。
このことは、下面フラップ14の他方の部分についても同様である。即ち、下面フラップ14の斜辺14aと辺5cのなす角度は、包装箱1の第一の側壁部5と面取側壁部6がなす角度よりも大きな角度となっているため、下面フラップ14の広角部(斜辺14aと辺14bがなす角部)を含む略三角形の部分が、面取側壁部6の下側の辺6cよりも外側にはみ出している。
また、下面フラップ18、上面フラップ13、及び上面フラップ17についても同様であり、それぞれのフラップの広角部を含む略三角形の部分が、それぞれ隣接する面取側壁部の辺よりも外側にはみ出している。なお、この領域Eなどの外側にはみ出す略三角形の部分が実用新案登録請求の範囲におけるはみ出し部とされている。
上記の構成からなる包装箱1によれば、上面フラップ及び下面フラップの広角部を含む略三角形の部分(はみ出し部)が、隣接する面取側壁部よりも外側にはみ出している。このため、例えば包装箱1に対して外側から力が加わり包装箱1の開口の形状が歪んだ場合であっても隙間が空きにくい包装箱1を提供することが可能となる。また、このはみ出す部分は、略三角形の形状をしているため、包装箱1を搬送したりする場合などにおいても邪魔になりにくい。
また、はみ出し部に含まれる広角部は、円弧状に形成されているため、例えば包装箱1を搬送等する場合であっても外部のものに引っかかりにくく、邪魔になりにくい。また、全ての第一の側壁部と第二の側壁部との間に面取側壁部を設けていることから、一般的な直方体の包装箱と比べて、包装箱の側面の角の部分が引っかかる様なことがない。また、包装箱1を積み上げる場合には、その加重を第一の側壁部及び第二の側壁部に加えて面取側壁部でも支えることになるため、一般的な直方体の包装箱と比べて強い包装箱を提供することができる。
なお、本考案の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、上記の実施の形態においては、第一の側壁部5と第一の側壁部9が略同一の大きさをしている例に適用して説明したが、第一の側壁部5と第一の側壁部9の左右方向の長さが異なり、上面フラップ13,17及び下面フラップ14,18がそれぞれの側壁部の長さに対応した長さとなっているものであってもよい。また、第二の側壁部7と第二の側壁部11についても同様に左右方向の長さが異なるものであり、上面内側フラップ15、19及び下面内側フラップ16、20がそれぞれの側壁部の長さに対応した長さとなっているものであってもよい。
また、上記実施形態では、包装箱1をなす角筒体が第一の側壁部と第二の側壁部の二組の側壁部からなるものである例に適用して説明を行ったが、第三の側壁部などを有した3組以上の側壁部を有するものであってもよい。また、包装箱1の組立手段は、手作業によるものであっても、専用の包装箱組立装置によるものであってもよい。
1・・・包装箱 3・・・シート部材 5,9・・・第一の側壁部
7,11・・・第二の側壁部 4,6,8,10・・・面取側壁部
13,17・・・上面フラップ 14,18・・・下面フラップ
15、19・・・上面内側フラップ 16、20・・・下面内側フラップ
21・・・接合部

Claims (3)

  1. 複数の矩形状の側壁部からなる角筒体の開口部の少なくとも一方を閉じた包装箱であって、
    前記角筒体の側面をなす一組の第一の側壁部と、
    前記第一の側壁部と交差する方向に延びる一組の第二の側壁部と、
    前記第一の側壁部と前記第二の側壁部の間において前記第一の側壁部と前記第二の側壁部と交差する様に延び、前記第一の側壁部及び前記第二の側壁部と隣接する面取側壁部と、
    前記第一の側壁部の前記開口部側の辺である第一の開口辺から延出し、前記開口部の少なくとも一部を開閉自在にされている第一のフラップと、
    前記第二の側壁部の前記開口部側の辺である第二の開口辺から延出し、前記開口部の少なくとも一部を開閉自在にされている第二のフラップと、
    を少なくとも備え、
    前記第一のフラップは、
    前記第一の開口辺の前記面取側壁部側の端部から、前記第一のフラップが延びる方向に前記面取側壁部側に傾いて延びる第一のフラップ辺を有し、
    前記開口部の少なくとも一部を閉じた際に、前記角筒体の内側とは反対側である外側にはみ出すはみ出し部を有することを特徴とする
    包装箱。
  2. 前記第一のフラップは、
    前記第一のフラップ辺の前記第一の開口辺とは反対側の端部から延出し、前記第一のフラップが延びる方向に向かって延びる第二のフラップ辺を更に有し、
    前記第一のフラップ辺と前記第二のフラップ辺がなす角部が、円弧状の形状をしていることを特徴とする
    請求項1に記載の包装箱。
  3. 前記面取側壁部が、全ての前記第一の側壁部と前記第二の側壁部の間に設けられていることを特徴とする
    請求項1又は請求項2に記載の包装箱。
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