JP3209760U - 冷却衣服 - Google Patents

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Abstract

【課題】手間をかけずに環状部材の取り付けや取り外しができる冷却衣服を提供する。【解決手段】冷却衣服1は、外側から空気を取り込む空気取込口、および内側に冷却風を送出する空気送出口を有する風発生手段が装着される取付け孔が、背面に形成されている。そして、この冷却衣服1には、フックが取り付けられるD管50と、このD管50が取り付けられるベルト部材51とを有するフック取付部100が前面に設けられ、D管50がベルト部材51に脱着可能に取り付けられる構成をとる。【選択図】図11

Description

本考案は、フックが取り付けられる環状部材を容易に着脱することができる冷却衣服に関するものである。
。@鉄工所や夏の屋外の工事現場のような、高温環境下で作業する場合、体温の上昇を抑制することが必要となる。このような環境下では、安全性や機能性の面から、生地が厚い衣服が着用されている。高温環境下で長時間の作業を行う場合、体外に熱を充分に放出することができないため、過度の体温上昇を引き起こして熱中症に陥るおそれがある。
そのため、従来から、高温環境下で作業する時に着用する衣服として、冷却風を送出する風発生装置が装着された冷却衣服が使用されている。
冷却衣服は、多様な作業現場で使用されており、命綱が連結されたフックを冷却衣服の前面に取り付けたいという要望があった。この要望に対し、ベルト部材の一端側を縫い付けることで固定し、ベルト部材に環状部材を通した後、ベルト部材を折り返し、ベルト部材の他端側を一端側の上から縫い付けることで、環状部材を冷却衣服に取り付けていた。
そのため、環状部材の大きさや材質を変更したい場合、縫い付け部分をほどき、環状部材を外した後、所望の環状部材を取り付けて、再度縫い付ける作業が必要となる。
したがって、環状部材の取り付けや交換に手間がかかるという問題があった。
そこで、本考案は、手間をかけずに環状部材の取り付けや取り外しができる冷却衣服を提供することを目的とする。
。@本考案に係る冷却衣服は、外側から空気を取り込む空気取込口、および内側に冷却風を送出する空気送出口を有する風発生手段が装着される取付け孔が、背面に形成されており、フックが取り付けられる環状部材と、この環状部材が取り付けられるベルト部材とを有するフック取付部が前面に設けられ、環状部材がベルト部材に脱着可能に取り付けられることを特徴とする。
本考案に係る冷却衣服は、生地に固定されたベルト部材の一端が、面ファスナ又はボタンを介して、ベルト部材の他端に取り付けられることを特徴とする。
本考案に係る冷却衣服は、環状部材が、ベルト部材が通されるベルト取付孔と、フックが取り付けられるフック取付孔とを備えることを特徴とする。
本考案に係る冷却衣服は、フック取付部が裾口幅方向の中心線の両側、かつ胸元にそれぞれ設けられていることを特徴とする。
本考案に係る冷却衣服は、内側と外側を連通し、命綱が挿入される開口部を有する取出し筒部が背面に設けられ、取出し筒部に命綱の周囲を緊縛し、開口部を密閉する口紐が設けられていることを特徴とする。
また、この冷却衣服では、取出し筒部を収容可能な収納片が設けられていることが好ましい。
本考案に係る冷却衣服は、フックが取り付けられる環状部材と、この環状部材が取り付けられるベルト部材とを有するフック取付部が前面に設けられ、環状部材がベルト部材に脱着可能に取り付けられている。そのため、手間をかけずに、冷却衣服に対し、環状部材の取り付けや取り外しができる。
本考案に係る冷却衣服の使用状態を示す斜視図である。 本考案に係る冷却衣服の背面図である。 本考案に係る冷却衣服の冷却風排出機構の概略拡大図である。 本考案に係る冷却衣服の冷却風排出機構の概略拡大図である。 本考案に係る冷却衣服の冷却風排出機構の概略断面図である。 本考案に係る冷却衣服の取出し筒部および収納片を説明するための図である。(a)収納片の閉状態、(b)収納片の開状態 本考案に係る冷却衣服の取出し筒部の斜視図である。 本考案に係る冷却衣服の取出し筒部の使用状態を説明するための図である。 本考案に係る冷却衣服の取付け孔に装着された風発生手段の断面図である。 本考案に係るネットが設けられた冷却衣服の背面図である。 本考案に係る冷却衣服の正面図及びフック取付部を示す図である。 本考案に係る冷却衣服における冷却風の流れを説明するための図である。 本考案に係る冷却衣服の任意の角度に設定可能な風発生手段の断面図である。 本考案に係る冷却衣服における冷却風の流れを説明するための図である。 本考案に係る冷却衣服における冷却風の流れを説明するための図である。
本実施形態に係る冷却衣服を、図1〜図11を参照し、説明する。
本実施形態では、図1に示すように、高所で作業する着用者がフルハーネス安全帯10(以下、ハーネス10と記す。)を身につけ、その上から着用する冷却衣服1について説明する。このハーネス10の背中部分には、冷却衣服1の外側(外部)から命綱7が取り付けられる。
なお、図面上、裾口幅方向を幅方向X、幅方向Xと直交する着丈方向を高さ方向Yとし、図2以降、冷却衣服1のフードの記載は省略する。
冷却衣服1は、図2に示すように、取付け孔3に装着される風発生手段としての風発生装置2と、風発生装置2よりも上側に形成された冷却材収容部5と、この冷却材収容部5に収容される冷却材4と、背面に形成された収納片8に収納された取出し筒部6と、肩部分に形成された冷却風排出機構40を備えている。
取付け孔3は、冷却衣服1の腰部分に形成され、冷却衣服1の裾口幅を略二等分する中心線Lの両側に形成されている。そのため、取付け孔3に装着される風発生装置2は、中心線Lの両側にそれぞれ設けられている。そして、これらの風発生装置2のすぐ上側に冷却材収容部5が形成されている。
冷却衣服1の前面には、図11(a)に示すように、フック(図示しない)が取り付けられる環状部材としてのD管50と、このD管50が取り付けられるベルト部材51とを有するフック取付部100が設けられている。このフック取付部100は、幅方向X(裾口幅方向)の中心線Lの両側、かつ胸元にそれぞれ設けられている。
なお、フック取付部100を設ける位置は、胸元に限定されず、他の位置にも設けることができる。
D管50は、図11(b)に示すように、ベルト部材51が通される矩形状のベルト取付孔53と、フック(図示しない)が取り付けられる半円形状のフック取付孔52とを備えている。このD管は50、ベルト部材51に脱着可能に取り付けられる。
ベルト部材51の一端は、縫い付けられることで、冷却衣服1の生地に固定されている。また、ベルト部材51の両端には、図11(c)に示すように、面ファスナ54,55が設けられている。ベルト部材51の開放端側がベルト取付孔53に通された後、ベルト部材51を折り返し、面ファスナ54,55同士を貼り付けることで、D管50はベルト部材51に取り付けられる。
なお、面ファスナ54,55ではなく、例えば、ボタンによりベルト部材51の開放端側を固定端側に取り付けることもできる。
冷却風排出機構40は、図3に示すように、一端が冷却衣服1の裏地の肩部分に固定された第一バンド部41及び第二バンド部42によって構成される。
第一バンド部41は、裏地に固定された位置(以下、固定位置41Aと記す。)から第二ハンド部42が固定されている方向に向けて設けられている。この第一バンド部41には、係合部としてのボタン43が設けられている。
一方、第二バンド部42は、裏地に固定された位置(以下、固定位置42Aと記す。)から第一バンド41が固定されている方向に向けて設けられている。第二バンド部42には、ボタン43を係合するための係合孔44が形成されている。この係合孔44は、第二バンド部42の長手方向に沿って、複数形成されている。
また、第一バンド部41の固定位置41Aからボタン43までの直線の長さL1と第二バンド部42の固定位置42Aから係合孔44までの直線の長さL2を足し合わせた長さは、固定位置41Aから固定位置42Aまでの裏地に沿った長さL3よりも短くなるように設計されている。
第一バンド部41は、図4に示すように、ボタン43を係合孔44に係合させることで第二バンド部42と連結される。長さL1と長さL2を足した長さは、長さL3よりも短いため、第一バンド部41と第二バンド部42が連結されると、図5に示すように、冷却衣服1の裏地が弛み、冷却排出路40Aが形成される。この冷却排出路40Aが形成されることで、冷却衣服1の内側と外側が連通される。
なお、冷却排出路40Aを形成する際、係合孔44の位置を適宜選択し、ボタン43を係合することで、冷却風排出路40Aの面積(大きさ)を適宜選択できる。
冷却材収容部5は、冷却衣服1の内側にメッシュ状の布地を縫合することによって、ポケット状に形成され、高さ方向Yにおいて、後述する風発生装置2の下端部26よりも上側に1つずつ、合計2つ設けられている(図2)。
また、冷却材収容部5は、高さ方向Yにおいて背中部分よりも下側に設けられている。
冷却材4は、冷却材収容部5に収容され、この冷却材4には、例えば、液体を凍結させた保冷剤や凍結させたゲル状の保冷剤を使用することができる。冷却材4は、冷却機能が低下したり、あるいは冷却機能を失った場合、適宜交換することで、冷却機能を維持することができる。冷却材4は、冷却収容部5に収容されるため、冷却衣服1における冷却収容部5の位置に設けられる。
なお、この冷却材4は、風発生装置2の風下であって、冷却風が通過する風量が多い部分に設けられていることが好ましい。
取出し筒部6は、図6(a)に示すように、収納片8に収納されている。この収納片8は、矩形状であり、その長辺が幅方向Xに沿って形成されている。また、図6(b)に示すように、収納片8及び冷却衣服1の収納片8に対応する位置には、それぞれ面ファスナ8A、8Bがそれぞれ設けられている。
取出し筒部6は、図7に示すように、命綱7をハーネスに取り付ける際、冷却衣服1の外側に引き出される。取出し筒部6の基端は、冷却衣服1の背面に固定されている。この取出し筒部6は、冷却衣服1の内側と外側を連通し、命綱7が挿入される開口部31を有している。この命綱7は、取出し筒部6を介して、着用者に取り付けられたハーネス10に接続される。
取出し筒部6の先端には、切欠き部33を有する環状袋32が形成されており、この環状袋32に口紐34が収納されている。切欠き部33から口紐34の両端が、環状袋32の外側に延出している。この口紐34は、図8に示すように、切欠き部33から引き出されることで、開口部31が閉じられ、命綱7の周囲が緊縛される。そして、引き出した口紐34で取出し筒部6の周囲を巻き回し、開口部31を密閉する。
風発生装置2は、冷却衣服1の胴体の腰部に形成された取付け孔3に装着されている(図2)。
この風発生装置2は、図9に示すように、冷却衣服1の外側から空気を取り込むための空気取込口11と、冷却衣服1の内側に冷却風を送出するための空気送出口12と、空気取込口11が形成されている外側ファンガード13と、空気送出口12が形成されている内側ファンガード14と、冷却衣服1の外側から空気を取込み、冷却衣服1の内部に冷却風を送出する軸流ファン15、軸流ファン15を駆動させ、使用者の身体9の側で軸流ファン15を駆動し、支持するモータ16と、モータ16を覆うキャップ17とを備えている。
この風発生装置2は、環状の固定リング18を使用し、取付け孔3に対して、斜め下方向に5°から35°の角度だけ傾斜させて、取付け孔3に装着されている。そのため、風発生装置2は、その上端部25が外側に突出し、かつその下端部26が冷却衣服1の内側に配置されている。
外側ファンガード13は、有底円筒状を有し、その側面が内側ファンガード14に嵌め合わされる。外側ファンガード13の前面には、空気取込口11が複数形成されている。内側ファンガード14は、ドーム型のカバー部20と円環部21を有する有底円筒状をしている。また、内側ファンガード14の側面には、フランジ19が、内側ファンガード14と一体として形成されている。このフランジ19は、円環部21に対して斜めに形成されている。カバー部20には、空気送出口12が複数形成されている。この空気送出口12は、空気取込口11の位置と対向する位置に形成されている。
風発生装置2を、取付け孔3に対して斜め下方向に所定の角度だけ傾斜させて装着することで、空気取込口11は取付け孔3に対して斜め下方向に所定の角度だけ傾斜している。そのため、風発生装置2は、軸流ファン15を回転させることで、斜め下方向から外部の空気を取り込み、その空気は軸流ファン15の軸方向に沿って斜め上方向に移動し、空気送出口12から身体9に向けて冷却風として送出される。
また、冷却衣服1において、風発生装置2を装着する取付け孔3の周囲には、図10に示すように、取付け孔3を取り囲むようにネット45を設けることもできる。このネット45は、着脱可能に設けられている。
次に、本実施形態に係る冷却衣服1の作用効果について、説明する。
本実施形態に係る冷却衣服1において、面ファスナ54,55によって、ベルト部材51の固定端と自由端との貼り付け又は引き剥がしを、容易にすることができる。そのため、D管50を冷却衣服1の前面に、手間をかけずに取り付けることができる。
また、取り付けるフックの大きさや材質によって、D管50の種類を変更したい場合がある。本実施形態の冷却衣服1において、D管50を別のD管50(環状部材)に容易に交換できるため、D管50のサイズや材質の変更を容易にすることができる。
また、冷却衣服1の前面にフックを取り付けて使用しない場合、D管50を冷却衣服1から取り外すことができる。そのため、フックを使用しない場合、D管50が着用者の作業の妨げにならないことに加え、D管50が取り外されていることで、冷却衣服1の外観もよくなる。
本実施形態の冷却衣服1は、風発生装置2のすぐ上側に冷却材4を備えているため、風発生装置2の上側の位置に形成される流路30の雰囲気は冷却状態となる。また、風発生装置2は、取付け孔3に対し傾斜して設けられているため、風発生装置2よりも上側の流路30に多量の冷却風を送出する。さらに、冷却風排出路40Aが形成されているため、冷却衣服1の内側と外側は確実に連通される。そうすると、風発生装置2から排出された冷却風は、図12に示すように、流路30で冷却され、冷却風排出路40Aを通過し、外側に円滑に排出される(F2)。
そのため、本実施形態の冷却衣服1は、外側から取り込まれる空気(F)の温度が高い場合でも、温度の低い冷却風を流路30に流すことができ、かつ、冷却風排出路40Aを介して、襟元から冷却衣服1の外側に円滑に排出することができ、身体9を効率的に冷却することができる。
さらに、作業環境の温度が高い場合でも、温度の低い冷却風を流路30に流し、冷却風排出路40Aから効率的に外側に排出することができるため、着用者は、軸流ファン15の回転数を増加させる必要がなくなり、軸流ファン15を回転させる駆動源であるモータ16から熱が発生することが抑制される。モータ16からの熱の発生が抑制されることで、冷却風の温度が高くなることを防止できる。
冷却衣服1の内側に送出される冷却風の温度が高い場合、着用者は不快に感じ、冷却風の風量を増加させるように調節する。そうすると、軸流ファン15の回転数が増加し、モータ16への負担が大きくなり、長期で作業する場合にモータ16の充電が切れてしまうおそれがある。そうすると、モータ16を充電するために一旦作業を中止し、モータ16の充電が完了された後に作業を開始しなければいけないため、作業時間が長くなる。
本実施形態の冷却衣服1は、外側の空気よりも温度が低い冷却風を送出でき、かつ冷却風排出路40Aから外側に冷却風を円滑に排出できるため、着用者は、冷却風の風量を増加させる必要がなくなり、モータ16への負担を軽減でき、冷却衣服1の機能をより長い時間維持することができる。そのため、モータ16を充電する回数を減らすことでき、作業時間を短縮することができる。
冷却衣服1において、第二バンド部42には、ボタン43を係合するための係合孔44が、第二バンド部42の長手方向に沿って、複数形成されているため、ボタン43を係合させる位置を変更することができる。そうすると、冷却風排出路40Aの面積(大きさ)を適宜変更でき、冷却風を通過させる風量を調節できる。そのため、風発生装置2の操作により、冷却風の風量を増加させずに、最適な風量の冷却風を冷却衣服1の内側に流すことができる。
また、風発生手段には、空気取込口11を介して取り込まれる空気の方向が変更されると供に、空気排出口12を介して送風される冷却風の方向を変更できる風発生装置2を使用することもできる。この風発生装置2が回転可能に取り付けられた冷却衣服1は、冷却風が流れる向き、および冷却材4(冷却材収容部5)を設ける位置が異なる。
図13に示すように、風発生装置2のフランジ19と内側ファンガード14は、別個の部材で構成され、この内側ファンガード14の円環部21の外周は球面を有している。そのため、円環部21とフランジ19は、球面で接触し、風発生装置2(空気取込口11)の下向きの角度を5〜35°の範囲で任意の角度に設定できる。さらに、風発生装置2は、上下方向の角度だけでなく、左側または右側にも回転することができる。
風発生装置2を左側または右側に回転させると、空気取込口11を介して取り込まれる空気の方向が変更されると供に、空気排出口12を介して送風される冷却風の方向が変更される。そのため、着用者は、冷却風の流れる方向を自在に選択できる。
したがって、風発生装置2全体を円周方向に回転させなくとも、身体9の冷却したい部位を選択的に冷却することができる。
さらに、風発生装置2は、取付け孔3に装着した後、取付け孔3の周方向に回転させることができる。風発生装置2を取付け孔3の周方向へ回転させる場合、風発生装置2全体を回転させるため、風発生装置2の上端部25や空気取込口11等も所定の方向に回転する。そのため、空気取込口11を傾斜させる角度を自由に変更することができる。そうすると、空気取込口11を介して取り込まれる空気の方向が変更されると供に、空気排出口12を介して送風される冷却風の方向が変更される。
なお、身体9の全体をむらなく冷却するには、風発生装置2の取付け孔3に対する回転角度は、0°〜45°とすることが好ましい。
冷却剤収容部5(冷却材4)は、図14に示すように、風発生装置2から中心線Lに向かって斜め上方向、かつ、高さ方向Yにおいて背中部分よりも下側に1つ、各風発生装置2の斜め上側に1つずつ、合計3つ設けられている。また、中心の冷却材収容部5は、幅方向Xにおいて、風発生装置2,2の間に設けられている。
各風発生装置2を内側(右側の風発生装置2は左回り、左側の風発生装置2は右回り)に所定の角度だけ回転させ装着させた場合、風発生装置2から排出される空気の大部分が背中の中央付近を通過し(空気の流れF1)、冷却風排出路40Aを介して、襟元から冷却衣服1の外側に排出される(空気の流れF2)。
そのため、身体9の背中部分が重点的に冷却し、襟元から流出した冷却風は後頭部を冷却することができる。この場合、冷却材4が設けられている部分の流路30を多量の冷却風が通過する。そのため、外部よりも温度の低い冷却風を冷却風排出路40Aに向けて送出でき、身体9を効率的に冷却することができる。
また、送出される冷却風の方向が変更されると、流路30内での冷却風の流れる方向や流れる経路が変更されるため、空気の流れる方向を自在に選択でき、身体9の冷却したい部位を選択的に冷却することもできる。
一方、図15に示すように、各風発生装置2を外側(右側の風発生装置2は右回り、左側の風発生装置2は左回り)に所定の角度だけ回転させ装着させた場合、風発生装置2から排出される空気の大部分が、冷却衣服1の脇の下を通過して(空気の流れF1)、身体9の表面に回りこみ(空気の流れF2)、冷却風排出路40Aを通過して、襟元から流出される(空気の流れF3)。
この場合、冷却材4が設けられている部分の流路30を多量の冷却風が通過するため、外部よりも温度の低い冷却風を冷却風排出路40Aに向けて送出でき、身体9を効率的に冷却することができる。また、冷却風により、身体9全体を包み込むように冷却し、空気の流れF3に示すように、襟元から流出されるため、使用者の顔も冷却することができる。
以上、本実施形態について説明したが、これ以外にも、本考案の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。本実施形態では、D管50が取り外し可能な構造について説明したが、D管50とベルト部材51とを合わせて着脱可能な構造とすることもできる。
また、環状部材のフック取付孔52の形状は半円形状に限定されず、例えば、三角形状や四角形状のような多角形状とすることもできる。
1 冷却衣服
2 風発生装置(風発生手段)
3 取付け孔
4 冷却材
5 冷却材収容部
6 取出し筒部
7 命綱
8 収納片
8A,8B 面ファスナ
9 身体
10 フルハーネス安全帯(ハーネス)
11 空気取込口
12 空気送出口
13 外側ファンガード
14 内側ファンガード
15 軸流ファン
16 モータ
17 キャップ
18 固定リング
19 フランジ
20 カバー部
21 円環部
25 上端部
26 下端部
30 流路
31 開口部
32 環状袋
33 切欠き部
34 口紐
40 冷却風排出機構
40A 冷却風排出路
41 第一バンド部
42 第二バンド部
43,46 ボタン(係合部)
44,48 係合孔
47 バンド部
49 取付部
50 D管(環状部材)
51 ベルト部材
52 フック取付孔
53 ベルト取付孔
54,55 面ファスナ
100 フック取付部
F 空気の流れ
F1〜F3 空気の流れ
L 中心線
L1〜L3 長さ
X 幅方向
Y 高さ方向
鉄工所や夏の屋外の工事現場のような、高温環境下で作業する場合、体温の上昇を抑制することが必要となる。このような環境下では、安全性や機能性の面から、生地が厚い衣服が着用されている。高温環境下で長時間の作業を行う場合、体外に熱を充分に放出することができないため、過度の体温上昇を引き起こして熱中症に陥るおそれがある。
そのため、従来から、高温環境下で作業する時に着用する衣服として、冷却風を送出する風発生装置が装着された冷却衣服が使用されている。
本考案に係る冷却衣服は、外側から空気を取り込む空気取込口、および内側に冷却風を送出する空気送出口を有する風発生手段が装着される取付け孔が、背面に形成されており、フックが取り付けられる環状部材と、この環状部材が取り付けられるベルト部材とを有するフック取付部が前面に設けられ、環状部材がベルト部材に脱着可能に取り付けられることを特徴とする。

Claims (6)

  1. 外側から空気を取り込む空気取込口、および内側に冷却風を送出する空気送出口を有する風発生手段が装着される取付け孔が、背面に形成された冷却衣服において、
    フックが取り付けられる環状部材と、この環状部材が取り付けられるベルト部材とを有するフック取付部が前面に設けられ、
    前記環状部材が、前記ベルト部材に脱着可能に取り付けられる、
    ことを特徴とする冷却衣服。
  2. 生地に固定された前記ベルト部材の一端が、
    面ファスナ又はボタンを介して、前記ベルト部材の他端に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の冷却衣服。
  3. 前記環状部材は、前記ベルト部材が通されるベルト取付孔と、前記フックが取り付けられるフック取付孔とを備える、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の冷却衣服。
  4. 前記フック取付部は、裾口幅方向の中心線の両側、かつ胸元にそれぞれ設けられている、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の冷却衣服。
  5. 内側と外側を連通し、命綱が挿入される開口部を有する取出し筒部が、前記背面に設けられ、
    前記取出し筒部に、前記命綱の周囲を緊縛し、前記開口部を密閉する口紐が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の冷却衣服。
  6. 前記取出し筒部を収容可能な収納片が設けられている、
    ことを特徴とする請求項5に記載の冷却衣服。
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