JP3209468B2 - カレンダー機 - Google Patents

カレンダー機

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JP3209468B2
JP3209468B2 JP19928893A JP19928893A JP3209468B2 JP 3209468 B2 JP3209468 B2 JP 3209468B2 JP 19928893 A JP19928893 A JP 19928893A JP 19928893 A JP19928893 A JP 19928893A JP 3209468 B2 JP3209468 B2 JP 3209468B2
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calender
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敏弘 河口
武美 平岩
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Nakata Engineering Co Ltd
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Nakata Engineering Co Ltd
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロファイルシート成
形用カレンダーロールにおけるスリーブ交換の自動化に
役立ち、該交換の作業能率を大巾に向上しうるカレンダ
ー機に関する。
【0002】
【従来の技術】カレンダー機によってプロファイルシー
トを成形するに際しては、パターン模様の異なる複数種
類のシートを形成するために、一方のカレンダーロール
のスリーブを交換することが必要となる。
【0003】従来、カレンダー機は、図15に示すよう
に、側フレームb、b間で枢支されるカレンダーロール
e1、e2のうち、上ロールe1の一端を支持する軸受
箱gを着脱自在に構成し、この軸受箱gの取外しの際に
露出する側フレームbの軸支持孔jを通してスリーブs
を交換している。なお軸受箱gの取外しは、従来、図1
6、17に示すように、ダブルヒンジiによって側フレ
ームbに取付けられる手開き状の蓋体fに、前記軸受箱
gを設けることによって行われており、又手開きとなる
ために、蓋体fは、その開閉動の負荷を軽減するため、
横開閉で蝶着される。又カレンダー機には、側フレーム
bと直角方向にのびる天井レールh1が側設され、該天
井レールh1を移動するホイストh2に、スリーブ保持
用の横U字状保持金具qを吊下げて取付けている。
【0004】従って、スリーブsの交換は、蓋体fを手
動によって開放した後、ホイスト操作によって保持金具
qをロールe1と同高さに移動し、ロールe1から取外
すスリーブsを保持金具qに挿通して保持させる。しか
る後、天井レールh1上をホイストh2とともに移動
し、ストックテーブルt上に取外したスリーブsを移し
替える。ストックテーブルt上では、取外したスリーブ
sと、予熱器によって予熱された交換用スリーブsとを
例えば手作業によって位置換えし、この交換用スリーブ
sを保持金具qに保持させるとともに、ロールe1まで
ホイスト操作によって移動しかつ交換用スリーブsを
ールe1に取付ける。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のスリ
ーブ交換では、ロールとストックテーブルとの間を2往
復することが必要であり、しかもスリーブのロールへの
取付け、取外しの毎に保持金具とローラとの位置合わせ
がホイストによる手操作によって行われるなど、該交換
作業に多大な時間と労力を要しシート生産能率を大巾に
低下していた。又移動及びローラへのスリーブ移替え
が、スリーブを高所に不安定に吊下げて行われるため、
落下等の危険を有し、作業の安全性を大きく損ねてい
た。
【0006】従って本発明者は、スリーブ交換の自動化
等を達成し、前記問題を解決するために、カレンダーロ
ールの軸心方向に走行する縦走行台に、この軸心と平行
な中心線廻りで左右に傾動する基体を介して、スリーブ
支持用の一対の支持部を位置替え可能に配置したスリー
ブ交換装置を用いることを案出した。そしてこのスリー
ブ交換装置を用いるために、軸受箱取外しの新たな構造
が必要となった。
【0007】すなわち本発明は、側フレームに取付きか
つ軸心と直角な方向に移動するスライドベースに、軸心
方向に平行移動しうるブラケットを設け、かつこのブラ
ケットに軸受箱を固定することを基本として、軸受箱
を、カレンダー基軸他端の支持状態から軸支持孔の露出
状態まで簡易に平行移動させることができ、スリーブ交
換における自動化の達成を可能とするカレンダー機の提
供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明のカレンダー装置は、一端が第1の側フレーム
の第1の軸受箱によって支持されることにより可回転か
つ水平に保持されるとともに他端を第2の側フレームの
軸支持孔に着脱自在に取付けうる第2の軸受箱により支
持されるカレンダー基軸と、このカレンダー基軸に着脱
自在に外挿されるスリーブとからなり、かつスリーブの
交換によって異なる凹凸のプロファイルシートを他方の
カレンダーロールとの間で成形する取替カレンダーロー
ルを有するカレンダー機において、前記第2の側フレー
ムは、前記カレンダーロールの軸心と直角な直交向きに
この第2の側フレームに設けた案内レールを移動しうる
スライドベースと、このスライドベースに、前記カレン
ダーロールの前記軸心と同じ内外方向にのびるスライド
軸を有する直線案内器を介することにより、前記内外方
向に移動しうるブラケットと、スライドベースとブラケ
ットとの間に設けられこのブラケットを前記内外方向に
移動させる移動器と、前記スライドベースを前記直交向
きに移動させる駆動器とからなる軸受支持具を具えると
ともに、前記第2の軸受箱を、前記ブラケットに固定す
ることにより、このブラケットの内外移動により前記第
2の側フレームの前記軸支持孔に着脱できしかも取付け
によって前記カレンダー基軸の他端を支持可能としたこ
とを特徴とするカレンダー機である。
【0009】
【作用】軸受支持具は、直線案内器により軸心と同方向
に移動するブラケットに軸受箱を固定している。従って
カレンダー基軸の端部から軸受箱を抜き取ることが可能
となる。又ブラケットは軸心と直角な方向に移動するス
ライドベースに設けられるため、抜き取った軸受箱をブ
ラケットとともに軸支持孔外側の待避位置まで平行移動
させ、軸支持孔をスリーブ交換可能に露出させうる。
【0010】又各移動が平行移動で行われるため、駆動
制御を容易化しうる。又平行移動としたため、従来の
によるものに比して、待避位置を軸支持孔から大きく
離間させることができ、例えばスリーブ交換装置との衝
合を避け、スリーブ交換の自動化を大きく促進しうる。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例のカレンダー機が、ス
リーブ交換を自動化したカレンダー装置に用いられる場
合を例にとり、図面に基づき説明する。図1〜2におい
て、カレンダー装置1は、カレンダーロール2と取替カ
レンダーロール3との間でプロファイルシートを成形す
るカレンダー機5、及び前記取替カレンダーロール3の
スリーブSを交換するスリーブ交換装置6を具える一
方、該スリーブ交換装置6は、縦走行台7にスリーブ保
持具8を設けた交換機9、及び横走行台10に保持器1
1と予熱器12とを設けた保管機13を具えている。
【0012】前記カレンダー機5は、図2に示すよう
に、立設する第1、第2の側フレーム15、16の間
に、前記取替カレンダーロール3及びカレンダーロール
2を上下に並べて平行に架け渡してなり、各ロール2、
3は、例えば第1の側フレーム15に取付く減速器付電
動器等の駆動機M1によって互いに同速度で回転する。
【0013】なお上側に配される取替カレンダーロール
3は、前記駆動機M1に駆動されるカレンダー基軸17
と、凹凸パターンを外周面に有しかつ前記カレンダー基
軸17に着脱自在にしかも一体回転可能に外挿される円
筒状のスリーブSとを具える。又前記カレンダー基軸1
7は、その一端が前記第1の側フレーム15に固定する
第1の軸受箱19によって軸支されるとともに、その他
端は、第2の側フレーム16に透設する軸支持孔21に
着脱自在に取付けられる第2の軸受箱20によって支持
される。そしてこの第2の軸受箱20の取外しによって
露出する前記軸支持孔21を通して、前記スリーブSを
異なる凹凸パターンを有する他のスリーブSに交換す
る。なお交換に際し、カレンダー基軸17から取外すス
リーブと新たに外挿するスリーブとを区別するとき、夫
々取外しスリーブSO、交換用スリーブS1とよぶとと
もに、これらスリーブSO、S1を総称するときスリー
ブSという。
【0014】又下側に配されるカレンダーロール2は、
同様に、前記駆動機M1に連係するとともに、その両端
は、第1、第2の側フレーム15、16に取付く軸受箱
22により支持される。軸受箱19、20、22は、ハ
ウジング中にボールベアリング等の軸受体を内蔵した周
知構造をなし、軸受箱19、22は側フレーム15、1
6に固着される。
【0015】又軸受箱20は、第2の側フレーム16に
設ける軸受支持具23を介して前記軸支持孔21内に配
される。
【0016】前記軸受支持具23は、図3〜5に示すよ
うに、取替カレンダーロール3の軸心Cと直角な直交向
きに、本例では上下の向きに移動するスライドベース2
4と、このスライドベース24に設けられかつ前記軸心
Cと同じ内外方向に移動するブラケット25と、該ブラ
ケット25を内外方向に移動させる移動器26と、前記
スライドベース24を上下(直交向き)に移動させる駆
動器27とを具える。
【0017】なお前記第2の側フレーム16外面には、
前記軸支持孔21の両側に、上下にのびる軸受け支持具
案内用の案内レール29、29が固定される。
【0018】又前記スライドベース24は、前記第2の
側フレーム16と間隙を有して平行に配される平板状の
基板24Aを有し、該基板24A両端には、前記案内レ
ール29と係合するレール係合片30が取付く。なお前
記駆動器27は、本例では、前記第2の側フレーム16
に固定するシリンダであって、そのロッド上端27Aが
基板24A両端の当片31と当接することにより、スラ
イドベース24を上下に移動する。
【0019】又ブラケット25は、前記第2の軸受箱2
0を一体に固定する例えばブロック状のケース体であっ
て、前記軸支持孔21に取付くことによってカレンダー
基軸17他端を支持する内方位置Y1から、軸支持孔2
1から完全に取外されてカレンダー基軸17他端を解放
する外方位置Y2までの間を、直線案内器35を介して
内外方向に平行移動する。なおスライドベース24の基
板24Aには、この平行移動の際にブラケット25が通
りぬける切欠孔36が形切される。
【0020】又前記直線案内器35は、前記基板24A
に設ける案内筒37を摺動可能に挿通するスライド軸3
9、及びその外端の頭部からブラケット25外面にのび
ることによりスライド軸39とブラケット25とを一体
連結する連結アーム40を具え、本例では必要な剛性を
維持するために、前記連結アーム40間を補強片41で
接続する。
【0021】又前記移動器26は、本例では、前記基板
24A外面から隆起する隆起体42の支点部Kによって
内外に向かって傾動可能に枢支される例えばく字状の第
1のリンク43を具え、この第1のリンク43は、前記
支点部Kの位置から内方にのびる力点部43A内端を、
例えばシリンダ等の直線駆動機44のロッド端に枢着す
る。又前記支点部Kから下方にのびるリンク43の作用
点部43B下端は、一端が前記連結アーム40に枢着さ
れる第2のリンク45の他端に枢支する。
【0022】従って移動器26は、前記直線駆動機44
によって、前記支点部Kを中心として第1のリンク43
が傾動し、ブラケット25を前記内方位置Y1から外方
位置Y2までの間で内外に駆動する。又外方位置Y2に
おいて前記駆動器27が作動することによって、前記軸
受け支持具23は、図4、7に示すように、前記ブラケ
ット25下縁が前記取替カレンダーロール3上縁を上方
にこえる高さの待避位置Y3まで上昇移動し、軸支持孔
21を露出させる。
【0023】又前記スリーブ交換装置6は、交換機9と
保管機13とからなり、前記交換機9は、縦レール50
上を自走する縦走行台7にスリーブ保持具8を具え、又
本例では交換機9は、さらにスリーブ係止具55及び芯
出し具56を付設する。
【0024】なお前記縦レール50は、前記第2の側フ
レーム16から前記軸心C方向に床上をのび、又縦走行
台7は、図6に示すように、レール50を転動する車輪
を四隅に配した基台51に、該車輪を駆動する油圧モー
タ等の駆動機M2と、本例では、縦走行台7を所定位置
で停止かつ位置決めするストッパ52とを設けている。
ストッパ52は、側フレーム16に当接しうる当接片5
2Aと、基台51を下方にこえて突出入することによっ
て床上の位置決め孔に係脱しうる位置決めピン52Bを
有するシリンダ53とから構成される。
【0025】又前記スリーブ保持具8は、図13に示す
ように、交換用スリーブS1を保持する支持部57A
と、取外しスリーブSOを保持するための空の支持部5
7Bとを、前記軸心Cに合わせて位置替え可能に取付け
てなり、各支持部57A、58Bは、本例では、スリー
ブSの内孔内を挿通することによってスリーブSを水平
に保持する。なお支持部57A、57Bを総称するとき
支持部57という。
【0026】又本例では、スリーブ保持具8は、縦走行
台7上の中心軸廻りで例えば45度の角度で左右に傾動
可能に枢支される傾動体61からなり、この中心軸60
は、基台51から立上がる脚台上端の受金具59によっ
て軸心Cを通る垂直面内に位置して水平に支持される。
又前記傾動体61は、前記中心軸60で枢支される筒状
の枢支片62から例えば45度の開き角度を有して半径
方向外方にのびる一対の基片63、63を具え、この基
片先端に、前記支持部57を設ける。
【0027】なお傾動体61には、図2に示すように、
各基片63の外側面から突出する突出片65Aと前記受
金具59上端に設ける係止片65Bとからなる傾動スト
ッパ65が設けられ、一方の支持部57が中心軸60の
上方位置となる起立状態R1から他方の支持部57が中
心軸60の上方位置となる起立状態R2までの間で前記
傾動体61の傾動を規制する。
【0028】そしてこの傾動は、前記縦走行台7に枢着
される例えばシリンダ等である傾動駆動機67により駆
動される。なお前記基片63は、各基片63、63を互
いに連結することによってなる例えば扇状の一つの基片
体として形成することができる。
【0029】又前記各支持部57は、基片63先端から
内方に向かって水平にのびる例えばI形鋼からなるアー
ム片66を具え、該アーム片66上面には、前記起立状
態R1、R2において前記軸心Cと一致する中心線C1
を有しかつ前記スリーブSの内孔周面に沿って円弧で湾
曲する受面69を形成している。
【0030】このように、前記中心軸60が軸心Cを通
る垂直平面内に配されるため、この中心軸60を中心と
する傾動によって、スリーブ保持具8は、起立状態R
1、R2において支持部57を、軸心Cに合わせて交互
に位置替えできる。しかもこの起立状態R1、R2にお
いて前記軸心Cと支持部57の中心線C1とが一致する
ことによって、図7に示すように、取替カレンダーロー
ル3から引出される取外しスリーブSOを円滑に受面6
9上に受け継ぎできかつ支持しうるとともに、逆に、交
換用スリーブS1を支持部57からカレンダー基軸17
に受け渡しうる。
【0031】なおアーム片66には、本例では、図6、
13に示すように、一方の基片63が起立状態となるこ
とによって他方の基片63が傾斜する傾斜状態Q1、Q
2において、上方を向きしかも前記受面69と同芯かつ
同径をなす副受面70が付設され、該傾斜状態Q1、Q
2の支持部57におけるスリーブSの保持安定性を高め
ている。
【0032】又スリーブ保持具8には、前記軸心Cと中
心線C1とを位置合わせし、前記受け継ぎ、受け渡しを
円滑に行う芯出し具56と、支持部57上のスリーブS
を係止して外れ止めを行うスリーブ係止具55とを付設
する。
【0033】前記芯出し具56は、アーム片66に取付
くシリンダ71と、該シリンダ71によって前記中心線
C1上を内外に向かって進退可能に駆動される芯出しピ
ン72とを具える。この芯出しピン72は、アーム片6
6の前板66Aを貫通して内方にのびる軸部内端に先細
コーン状の頭部72Aを具え、前進する頭部72Aが、
カレンダー基軸17の他端に設ける中心孔73に嵌合す
ることによって、軸心Cと中心線C1とを芯合わせす
る。
【0034】スリーブ係止具55は、図6、8に示すよ
うに、前記基片63の内側面に枢着金具75を介して取
付くフック金具76と、これを作動するシリンダ79と
を具え、該フック金具76は、前記軸心Cと直角に向く
水平な枢着軸77廻りで傾動可能に枢支される。なおフ
ック金具76は、その枢支部76Aから外向きにのびる
外方部76B外端に、前記シリンダ79のロッドを枢着
するとともに、枢支部76Aから内向きにのびる内方部
76C内端に、スリーブS内孔に設ける円周溝80と係
合する係止片81を下方に向けて形成する。
【0035】なおこの係止片81の係合位置Tと前記副
受面70とは、前記中心線C1を中心とした略対称位置
に配置され、スリーブSの保持及び係止をより安定に行
う。
【0036】又前記保管機13は、横レール83上を自
走する横走行台10に、保持器11と予熱器12とを具
え、前記横レール83は、前記縦レール50と直交する
向きに敷設される。
【0037】前記横走行台10は、図9、10に示すよ
うに、例えば脚片85の上端間を上枠体86で継ぐテー
ブル状をなし、前記脚片85下端には、油圧モータ等の
駆動器M3によって駆動する横レール転動用の車輪を夫
々配置している。
【0038】又上枠体86は、四辺を側枠片で枠組した
横長矩形状をなし、横の側枠片89、89間に架け渡す
中枠片90…を用いて保持器11と予熱器12とを取付
ける。
【0039】保持器11は、交換用のスリーブSの下面
を受けて、該スリーブSを前記軸心Cと平行に向けて載
置・保持する例えば3つの受台91と、各受台91を上
下動自在に支持する昇降具92とを具える。なお昇降具
92は、図11、12に示すように、中枠片90間の上
板94Aに取付きかつロッド上端で前記受台91を保持
するシリンダ93と、上板94Bに取付きかつ受台91
の両端から下方にのびるガイド軸95を上下に案内する
案内管96とを具えている。なお各受台91…は、図1
4に示すように、起立、傾斜状態R1、R2、Q1、Q
2における支持部57と合う位置に配置される。従っ
て、交換器9の支持部57が受台91上のスリーブS内
に挿入した状態において、一方の受台91を下降させる
ことによって、該下降する側のスリーブSを支持部57
に受け渡して装着しうる。
【0040】又予熱器12は、スリーブSを内部に収容
しかつ収容するスリーブSを予熱するヒータを有する円
筒状の基体97と、前記昇降具92と略同構成をなしこ
の基体97を上下に昇降しうる昇降具98とを具え、該
昇降によって基体97と支持部57との間でスリーブS
を受渡しする。
【0041】然してカレンダー装置は、図1に示すよう
に、交換機9が横レール83をこえて外方に後退する待
機位置Z1にて保管機13を自走させ、保持器11と支
持部57とが正対する位置で停止させる。交換機9は、
図14に示すように、傾動体61を中心線60廻りで左
右に傾動させることにより保管機13の1つの停止位置
において各スリーブSと支持部57とを自在に位置合わ
せでき、所望する交換用スリーブS1を選択しつついず
れか一方の支持部57に受け渡しうる。なおこの受け渡
しは、図10に示すように、支持部57が受台91上の
スリーブS内に挿入するまで交換機9を内方に前進させ
かつ所望するスリーブ側の受台91を下降させることに
より行う。又一方の支持部57に受け渡された交換用ス
リーブS1は、交換機9の後退、保管機13の横移動、
交換機9の前進等をへて予熱器12内に投入され、しか
る後交換機9は、予熱された交換用スリーブS1を傾斜
状態Q1、Q2側の支持部57Aに保持して待機位置Z
1で待機する。
【0042】又カレンダー機5は、図4に示すように移
動器26及び駆動器27の順次の作動によってブラケッ
ト25を内方位置Y1から上方位置Y3まで平行移動
し、軸支持孔21を開放する。
【0043】そして該開放状態において、交換機9は、
ストッパ52が側フレーム16と当接する当接位置Z2
まで縦レール50を走行する。又交換機9は交換用スリ
ーブS1を保持しない起立状態R1、R2側の空の支持
部57Bの芯出し具56を作動し、この空の支持部57
Bと取替カレンダーロール3との芯出し、位置合わせを
行うとともに、適宜の治具等を用いて、カレンダー基軸
17からの取外しスリーブSOを空の支持部57Bに引
出しつつ移し替える。
【0044】又交換機9は、中心線60を中心とした左
右の傾動によって、支持部57Aと、支持部57Bとを
位置替えでき、起立状態R1、R2となる支持部57A
側の交換用スリーブS1を、芯出し作業をへてカレンダ
ー基軸17に外挿する。
【0045】しかる後、交換機9は、取外しスリーブS
Oを保持したまま待機位置Z1まで後退し空の受台91
に取外しスリーブSOを返却するとともに、カレンダー
機5は軸受け支持具23の作動により、第2の軸受箱2
0をカレンダー基軸17の他端に装着し支持する。
【0046】
【発明の効果】叙上のごとく本発明のカレンダー機は構
成しているため、軸受箱の着脱を容易にかつその移動制
御を簡易化しうるとともに、軸受箱の待避位置を軸支持
孔から自在に離間させることができ、スリーブ交換の自
動化を計りうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を用いたカレンダー装置の平
面図である。
【図2】カレンダー装置に用いる本発明のカレンダー機
を示す断面図である。
【図3】カレンダー機に用いる軸受け支持具を示す正面
図である。
【図4】軸受け支持具の断面図である。
【図5】軸受け支持具の斜視図である。
【図6】交換機を示す斜視図である。
【図7】芯出し具の作用を示す部分断面図である。
【図8】スリーブ係止具の作用を示す部分側面図であ
る。
【図9】保管機を示す斜視図である。
【図10】保管機と交換機とのスリーブ移し替えを説明
する側面図である。
【図11】昇降具を示す断面図である。
【図12】昇降具を示す断面図である。
【図13】交換機とカレンダー基軸とのスリーブ移し替
えを示す線図である。
【図14】交換機と保管機とのスリーブ移し替えを説明
する線図である。
【図15】従来技術を説明する側面図である。
【図16】従来の軸受箱の取外しを説明する正面図であ
る。
【図17】従来の軸受箱の取外しを説明する断面図であ
る。
【符号の説明】
2 カレンダーロール 3 取替カレンダーロール 15 第1の側フレーム 16 第2の側フレーム 17 カレンダー基軸 19 第1の軸受箱 20 第2の軸受箱 21 軸支持孔 23 軸受支持具 24 スライドベース 25 ブラケット 26 移動器 27 駆動器 C 軸心 S、S0、S1 スリーブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 59/00 - 59/04 B29C 33/30 B29C 43/22 - 43/32 B29C 43/44 - 43/46 F16C 13/00 - 13/04 D21G 1/00 - 1/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端が第1の側フレームの第1の軸受箱に
    よって支持されることにより可回転かつ水平に保持され
    るとともに他端を第2の側フレームの軸支持孔に着脱自
    在に取付けうる第2の軸受箱により支持されるカレンダ
    ー基軸と、 このカレンダー基軸に着脱自在に外挿されるスリーブと
    からなり、 かつスリーブの交換によって異なる凹凸のプロファイル
    シートを他方のカレンダーロールとの間で成形する取替
    カレンダーロールを有するカレンダー機において、 前記第2の側フレームは、前記カレンダーロールの軸心
    と直角な直交向きにこの第2の側フレームに設けた案内
    レールを移動しうるスライドベースと、 このスライドベースに、前記カレンダーロールの前記軸
    心と同じ内外方向にのびるスライド軸を有する直線案内
    器を介することにより、前記内外方向に移動しうるブラ
    ケットと、 スライドベースとブラケットとの間に設けられこのブラ
    ケットを前記内外方向に移動させる移動器と、 前記スライドベースを前記直交向きに移動させる駆動器
    とからなる軸受支持具を具えるとともに、 前記第2の軸受箱を、前記ブラケットに固定することに
    より、このブラケットの内外移動により前記第2の側フ
    レームの前記軸支持孔に着脱できしかも取付けによって
    前記カレンダー基軸の他端を支持可能としたことを特徴
    とするカレンダー機。
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