JP3209009B2 - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

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JP3209009B2
JP3209009B2 JP21913294A JP21913294A JP3209009B2 JP 3209009 B2 JP3209009 B2 JP 3209009B2 JP 21913294 A JP21913294 A JP 21913294A JP 21913294 A JP21913294 A JP 21913294A JP 3209009 B2 JP3209009 B2 JP 3209009B2
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photosensitive material
roller
pressure roller
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努 中井
拓也 辻田
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Noritsu Koki Co Ltd
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Noritsu Koki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感光材料処理装置に関す
る。さらに詳しくは、印画紙などの感光材料を処理液に
浸漬して処理する装置において、駆動用ローラおよび圧
着ローラによって印画紙を挟持搬送する際の印画紙の端
縁やポンチ孔の周辺における処理液のしみ込みの発生を
防止することができる感光材料処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動写真現像装置などの感光材料
処理装置では、印画紙などの長尺の感光材料を、駆動用
ローラと印画紙の幅とほぼ同程度の幅の圧着ローラとに
よって挟持搬送しながら、各処理槽内を通過させ、焼付
けなどの一連の処理を連続的に行っている。しかし、印
画紙を処理液に浸された状態で、繰り返しローラで挟持
しながら搬送していくと印画紙内部に処理液が染み込む
現象が起きる。とくに、印画紙の先端、両側端、ポンチ
穴の端縁などの部位では、処理液が主として印画紙の側
面ないし側部より染み込むため、中央部に比べて処理液
が染み込みやすい。
【0003】もし、処理液が印画紙の画像が焼付けられ
た領域にまで染み込んだばあい、画像の劣化、変色や色
の再現性の不良などの不具合が生じ、商品価値がなくな
るので好ましくない。
【0004】前記処理液の染み込みを抑制するために
は、駆動用ローラおよび圧着ローラのピッチ間隔を長く
したり、駆動用ローラおよび圧着ローラの挟持力を弱く
すればよい。
【0005】しかしその一方では、印画紙の搬送性をよ
くするためには、以下の〜の条件を満たす必要があ
る。
【0006】駆動用ローラおよび圧着ローラのあいだ
のピッチは、ピッチ間隔が短い程よい。ピッチ間隔を短
くすることにより、送り可能な印画紙の長さが短くなる
ため、強制搬送時の印画紙のロスが減り、また、同一の
印画紙の長さに対する駆動ローラ数が増加するため、搬
送性がよくなるからである。
【0007】駆動用ローラおよび圧着ローラの挟持力
は強い方がよい。挟持力は強くすることにより、印画紙
の搬送時の滑りを防止し、搬送性が向上する、という利
点を有する。
【0008】前述のごとく、処理液の染み込みを抑制し
ようとすれば、搬送速度、挟持力またはローラ間のピッ
チなどの印画紙の搬送条件が限定され、搬送性を向上す
る点では好ましくない。
【0009】また、印画紙の先端部分における処理液の
しみ込みを防止するために、従来より以下の方法が提案
されている。
【0010】たとえば、印画紙先端の染み込み部分をカ
ットしたり、または印画紙の先端に白ブチ部分を設けて
焼付けを行う方法がある。
【0011】また、駆動用ローラおよび圧着ローラのあ
いだに隙間(ギャップ)を与える方法や、印画紙の幅よ
りも幅の広い圧着ローラを使用する方法も提案されてい
る。
【0012】さらに、印画紙のポンチ孔部分における染
み込みを防止するために、実公平5−18751号公報
(実願昭62−54160号)に記載されている写真現
像装置が提案されている。この装置では、図5〜6に示
されるように、挟持搬送するためのローラ21、22の
うちの少なくとも一方のローラ21に、印画紙23の一
端に沿って形成されたポンチ孔24との接触を防ぐため
の小径部25が形成されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記印画紙先
端の染み込み部分をカットする方法は、印画紙の先端部
分をカットする分、印画紙のロスになる。しかも、印画
紙の両側端およびポンチ孔の周辺における染み込みには
対応できない、という欠点がある。
【0014】また、駆動用ローラおよび圧着ローラのあ
いだに隙間を与えれば、印画紙の搬送性がわるくなるた
め、搬送に必要な印画紙の長さを長くしたり、ローラ間
のピッチを狭くして搬送性をよくする必要がある。
【0015】さらに、印画紙の幅よりも広い圧着ローラ
を使用したばあい、挟持力を分散させることにより単位
面積当たりの挟持力を小さくし、印画紙の先端部分およ
び両側端における染み込みを抑制することができるが、
ポンチ孔の周辺では、ポンチ孔に残った処理液がローラ
に圧着されて圧力がかかり、ポンチ孔の周辺に染み込み
やすいので、ポンチ孔における染み込みを確実に抑制す
ることはできない。
【0016】さらに、図5〜6のように、小径部25を
有するローラを用いたばあいでは、ポンチ孔25周辺の
染み込みについては防止できるが、ペーパーの両端の染
み込みについてはまったく防止することはできない。
【0017】本発明は、かかる問題を解消するためにな
されたものであり、感光材料の両側端およびポンチ穴の
端縁の部位における処理液の染み込みを防止することが
できる感光材料処理装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の感光材料処理装
置は、感光材料を処理液に浸漬して処理するための、前
記感光材料を挟持搬送するための駆動用ローラおよび圧
着ローラを有する感光材料処理装置であって、前記駆動
用ローラおよび圧着ローラがともに、本体部分と該本体
部分の直径よりも細い鞘部からなる左右対称形にされて
り、前記ローラのうち少くとも一方のローラの本体部
分の両端面と前記感光材料の両端の端縁とのあいだの間
隔が等しく設定されているとともに、該一方のローラの
本体部分の幅が、前記感光材料の一方の端縁に沿って設
けられたポンチ孔と感光材料の他方の端縁とのあいだの
間隔より狭くされており、かつ該ローラの本体部分の端
面と前記ポンチ孔の間隔が少なくとも2〜5mm程度に
されていることを特徴とする。
【0019】
【0020】
【作用】本発明によれば、駆動用ローラおよび圧着ロー
ラの少くとも一方のローラの幅が、感光材料の一方の端
縁に沿って設けられたポンチ孔と感光材料の他方の端縁
とのあいだの間隔より狭くされていることにより、前記
ローラは、感光材料の両端縁およびポンチ孔を圧迫する
ことなく、感光材料の中央部分のみを挟持することがで
きる。したがって、感光材料の両端縁およびポンチ孔周
辺における処理液の染み込みを防止することができる。
【0021】
【実施例】つぎに、図面を参照しながら、本発明の感光
材料処理装置を詳細に説明する。図1は本発明にかかわ
る感光材料処理装置の一実施例を示す印画紙現像装置の
概略断面図、図2は図1の印画紙現像装置に適用され
る、駆動用ローラ、圧着ローラおよび印画紙の配置状態
を示す概略斜視図、図3は図2の矢視D図、図4は図2
の印画紙にかかる荷重を模式的に示した説明図である。
【0022】図1には、感光材料処理装置の一例とし
て、印画紙現像装置1が示されている。印画紙現像装置
1は、印画紙を巻回して保持するマガジン2と、現像、
漂白、定着、安定を順に行うための処理槽3と、印画紙
を乾燥するための乾燥室4から構成され、処理槽3内の
現像液、漂白液および定着液は適宜交換され、廃液タン
ク5に廃棄され、補充タンク6から補充される。マガジ
ン2から繰り出される印画紙7は、左側上部のプリンタ
ー部8でフィルムの像が順に焼き付けられる。処理槽3
を経て現像処理された印画紙7は乾燥室4で乾燥処理が
施されたのち、カッター9で1コマづつカットされたの
ち、オーダー仕分け装置(図示せず)に排出される。前
記処理槽3の内部には、図2に示される印画紙搬送用の
ローラ群が設けられている。
【0023】印画紙搬送用のローラ群は、図2に示され
るように、駆動用ローラ11および圧着ローラ12から
構成されている。圧着ローラ12の両端から突出する回
転軸13には、メタルと呼ばれている軸受14が回転自
在に支持されており、該軸受14は、圧着ばね15の一
端に係合されている。前記圧着ローラ12は、圧着ばね
15からの付勢力を受けることにより、常に駆動用ロー
ラ11に押し当てられた状態になっている。したがっ
て、駆動用ローラ11と圧着ローラ12とのあいだに印
画紙7を挟持し、駆動用ローラ11を回転するにしたが
って印画紙7を所定の搬送方向に搬送することができ
る。たとえば、図2の例では、上方の駆動用ローラ11
の両側に計2個の圧着ローラ12が圧着され、下方の駆
動用ローラ11の両側および下側に計3個の圧着ローラ
12が圧着され、印画紙7をU字状に誘導している。
【0024】圧着ローラ12は、本体部分17の両端に
本体部分17よりも直径の細い鞘部16が設けられ、そ
れらの中心軸に沿って前記回転軸13が嵌挿されてい
る。本体部分17の幅Bは、図2〜3に示されるよう
に、前記印画紙7の一方の端縁7aに沿って設けられた
ポンチ孔7bと印画紙7の他方の端縁7cとのあいだの
間隔Aより狭くなるように設定されている。したがっ
て、駆動用ローラ11と圧着ローラ12とのあいだに印
画紙7を挟持する際、圧着ローラ12の本体部分17
は、印画紙7のポンチ孔7bより右側で、しかも印画紙
7の他方の端縁7cの左側の領域のみを押圧することが
できる。すなわち、印画紙7の両側の端縁7aおよび7
cの部分もポンチ孔7bの部分も両方押圧されないた
め、それらの部分における処理液の染み込みを確実に防
止できる。しかも、従来通りの挟持力およびピッチ間隔
のままでもよいため、搬送性能は従来と同程度に保たれ
る。
【0025】圧着ローラ12は印画紙7の中央を圧着す
るのが好ましい。すなわち、圧着ローラ12の両端と印
画紙7の両側の端縁7aと7cとのあいだの間隔が等し
く設定することが好ましい。
【0026】また、印画紙7の先端は、圧着ローラの本
体部分17の幅を、ポンチ孔を押圧しない程度の幅と
し、印画紙7にかかるローラ幅の圧着荷重を最大限に分
散することによって、染み込み防止がなされている。
【0027】たとえば、印画紙7の全幅Cを、89m
m、ポンチ孔7bが印画紙7の端縁7aから2〜3mm
の位置に直径1mmで穿設されたばあい、圧着ローラ1
2の本体部分17の幅Bは73〜81mm程度に設定さ
れるのがよい。
【0028】とくに、本体部分1とポンチ孔7bとの
間隔が2〜5mm程度狭くされているのが、印画紙が蛇
行したばあいでも対応できる点で好ましい。
【0029】つぎに、印画紙7にかかる荷重について説
明する。図4に示されるように、圧着ローラ12の本体
部分17の幅Bを80mm、圧着ローラ12両側の圧着
ばねからの付勢力Fをそれぞれ229gとしたばあい、
印画紙7にかかる荷重(分散荷重)は、 w=2×229/80=5.7=6g/mm になる。このように、印画紙7にかかる荷重が約6g/
mm程度あれば、印画紙を確実に挾持して搬送せしめる
ことができ、また、印画紙先端の染み込みも防止するこ
とができる。
【0030】なお、本実施例では、鞘部を有する圧着ロ
ーラを例に挙げて説明しているが、本発明はこれに限定
されるものではなく、円筒状の本体部分および回転軸の
みで構成されたものであってもよい。
【0031】また、本実施例では、圧着ローラの幅のみ
を狭くしたが、駆動用ローラの幅のみを狭くしてもよ
く、また圧着ローラおよび駆動用ローラの両方のローラ
の幅を狭くしてもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、印画紙の先端、両側端
およびポンチ孔の染み込みを確実に防止することができ
る。
【0033】また、送り可能な印画紙の最短長さを必要
以上に長くする必要がなく、印画紙のロスも抑制するこ
とができる。
【0034】しかも、圧着ローラの幅を狭くしても従来
と同程度の搬送性能がえられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかわる感光材料処理装置の一実施例
を示す印画紙現像装置の概略断面図である。
【図2】図1の印画紙現像装置に適用される、駆動用ロ
ーラ、圧着ローラおよび印画紙の配置状態を示す概略斜
視図である。
【図3】図2の矢視D図である。
【図4】図2の印画紙にかかる荷重を模式的に示した説
明図である。
【図5】従来の感光材料処理装置に適用される、印画紙
を挟持搬送するためのローラ対および印画紙の配置を示
した斜視図である。
【図6】図5のローラ対の平面配置図である。
【符号の説明】
1 印画紙現像装置 7 印画紙 7a、7c 端縁 7b ポンチ孔 11 駆動用ローラ 12 圧着ローラ A 間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03D 3/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料を処理液に浸漬して処理するた
    めの、前記感光材料を挟持搬送するための駆動用ローラ
    および圧着ローラを有する感光材料処理装置であって、 前記駆動用ローラおよび圧着ローラがともに、本体部分
    と該本体部分の直径よりも細い鞘部からなる左右対称形
    にされており、前記ローラのうち少くとも一方のローラ
    の本体部分の両端面と前記感光材料の両端の端縁とのあ
    いだの間隔が等しく設定されているとともに、該一方の
    ローラの本体部分の幅が、前記感光材料の一方の端縁に
    沿って設けられたポンチ孔と感光材料の他方の端縁との
    あいだの間隔より狭くされており、かつ該ローラの本体
    部分の端面と前記ポンチ孔の間隔が少なくとも2〜5m
    m程度にされていることを特徴とする感光材料処理装
    置。
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JPH0882910A JPH0882910A (ja) 1996-03-26
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