JP2983777B2 - 感光材料の搬送方法 - Google Patents

感光材料の搬送方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真用のロールフィル
ム等の感光材料の搬送方法に関する。
【0002】
【発明の背景】写真用のロールフィルムの場合、元々映
画用のフィルムを利用したと云う歴史的な背景から、今
に至るまで、パーフォレーションとよばれる小孔がフィ
ルムの両サイドに連続的に設けられており、製造・カメ
ラでの撮影・現像等処理の各段階での搬送の際にスプロ
ケットギヤに係合する係合孔として利用されている。
【0003】然しながら、かようなパーフォレーション
を利用した搬送方法では、高速搬送させた場合、特に急
加速や急減速を行うと、スプロケットギヤによる付勢力
によって圧力カブリが発生し易くなる難点がある。殊に
最近、ベースフィルムの薄化と感度の高度化の傾向が見
られるが、一方で、生産能率の向上のために搬送の高速
化が要請されており、上記したパーフォレーションを利
用した搬送方法は少なくとも製造段階では早晩限界に達
するものと思われる。
【0004】他方、写真撮影の際やDPEでは、画像情
報と共に、撮影情報・処理情報・プリント情報などの情
報量が増大する傾向にあり、これら情報を、フィルムの
画像コマ以外の部分を記録媒体として利用することが提
案されており、この点からもパーフォレーションの存在
は邪魔になっている。
【0005】更に、情報記録のためにパーフォレーショ
ンの数を減らすと、逆に搬送の際にスプロケットギヤに
よる圧力カブリが発生し易いと云うジレンマがある。ま
た、フィルムの送り量を制御するのにスプロケットギヤ
の回転量を検出する方式が採用されていることがある。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記した背景の下に創作され
たものであり、従って、本発明の目的は、パーフォレー
ションを、少なくとも製造工程時の搬送用としては利用
しない場合におけるロールフィルムの搬送方法を明らか
にする点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る写真用ロー
ルフィルム等の感光材料の搬送方法は、搬送ローラ表
面に、押えローラが接触する部分の表面を除いて、複数
の吸気孔を連続的に配置し、この吸気孔に連続させて吸
気手段を用意して、ロールフィルムの吸引を行い、ロー
ルフィルムのパーフォレーションを少なくとも製造工程
における搬送手段として用いないこと、搬送ローラの
表面に配置されている吸気孔からの吸気が、搬送ローラ
のロールフィルムと接していない部分において制限さ
れ、ロールフィルムに対する吸引が行なわれないか、若
しくは吸引が弱められる構成となっていること、35
mm幅以下の細幅のロールフィルムの搬送に用いるこ
と、をそれぞれ特徴とする。
【0008】
【発明の具体的構成】次に、添付の図面に従って本発明
を更に詳細に説明する。図1は、本発明の方法を適用し
た搬送装置を示すものであり、ロールフィルム10が矢
符方向に搬送されている状態が描かれている。
【0009】搬送ローラ20を周回して搬送されるロー
ルフィルム10は、押えローラ21及び22によって背
面から規制を受ける外、真空ポンプ30に連続する吸引
孔31からの吸引力により搬送ローラ20の表面側に吸
引される。なお、搬送ローラ20及び押えローラ21・
22の表面の内、搬送するフィルム10に接触する部分
は、図示の如く、フィルム10の両サイドであることが
好ましく、また、傷付き防止のため、少なくともフィル
ム10に接触する部分のローラ表面は弾性材料で被覆す
るのが好ましい。
【0010】なお、押えローラ21が接触する部分の搬
送ローラ20の面には吸気孔31を設けないことが好ま
しい。若し、この部分に吸気孔31を設けておくと、吸
気力と押圧力の和がフィルムにかかり、フィルムは吸気
孔31の凹部に強く押しつけられることになり、圧力か
ぶりが発生する虞がある。
【0011】搬送ローラ20の前後にフィルムガイド2
3を配置する態様も本発明に包含される。このフィルム
ガイド23も、写真撮影領域(画像コマ)を傷付けない
ようにフィルム10の両サイドを規制するようにするこ
とが好ましく、写真撮影領域にまで何らかの部材が存在
する態様では、軟質材で被覆してフィルム10の面に傷
が付くのを防止する。
【0012】ロールフィルム10には従来の如き連続的
なパーフォレーションは設けられていないが、本発明の
1実施態様では、一個の画像コマ11に対して一個の開
孔12を用意する。この開孔12は、光学的センサー4
0・41によるフィルム搬送量の検出の際に利用される
外、カメラでの撮影や現像等処理或いはプリントのため
の露光などの際に、位置決めないしは送り量の検出等に
利用される。
【0013】処で、図2のA〜Cに示すように、搬送ロ
ーラ20においてロールフィルム10の吸着を行うの
に、吸気孔31からの吸気が必要なのは、例えば、L1
・L2・L3の領域であり、他の領域からの吸気は無駄
であり、その分だけ吸気手段に負荷をかけていることに
なり、大きな容量の吸気手段を必要とする結果になり不
都合である。また、このような構造にしないと、フィル
ムがα方向へ引き込まれることにより、搬送不良が発生
する虞がある。そこで本発明では、L1〜L3で示す領
域における吸気孔31だけから吸気が行われるように構
成されている。
【0014】上記した吸気制限のための具体的構成が図
3・4に示されている。図3に示す態様では、上記した
L1〜L3を除いた領域の搬送ローラ20の表面を、例
えばフェルト材等で形成される遮蔽部材32で被覆して
しまう手法であり、搬送ローラ20の表面は、支持部材
33によって固定状態にある遮蔽部材32によって遮蔽
され、吸気孔31の吸気は制限される。
【0015】図4に示す態様では、搬送ローラ20の内
側に配置した吸引筒34により吸引領域が制限される。
即ち、吸引筒32には、図2で説明した領域L1〜L3
に対応した広さの開口が用意されており、この開口位置
に回転してきた搬送ローラ20の吸気孔31からだけ吸
気が行われる構成である。なお、搬送ローラ20の内面
と吸気筒34の外周面とのクリアランスは、吸気孔31
の直径以下であることが好ましい。このように構成する
ことで、吸気孔31以外の場所からの吸気を防ぎ、吸気
効率の向上に利益があり、更に好ましい態様では、ベア
リング機構などを介在させて密閉してしまう構成であ
る。
【0016】ロールフィルム10が吸気孔31に余りに
強く吸引されることは好ましくないので吸引力の調整が
必要である。また、吸引を強制的に解除するために、搬
送ローラ20の後ろ側で、搬送されているロールフィル
ム10の下側から空気の噴射を行うような構成も好まし
い。なお、より高精度の送りが必要な場合には、搬送テ
ンションを100〜400gにするとより効果がある。
なお、本発明の搬送方法は、35mm幅以下の細幅のロ
ールフィルムを搬送するのに適している。
【0017】
【発明の効果】本発明に係るロールフィルムの搬送方法
によれば、少なくとも製造工程の段階においては、高精
度の送りが必要な場合にも、ロールフィルムのパーフォ
レーションは不要であり、この結果、より薄いベースフ
ィルムを利用できることとなり、搬送負荷によるパーフ
ォレーションの損壊・圧力かぶりの発生等もなく、高速
での搬送が可能となり、頭記した課題が解決される。
【0018】また、ゴムロールのニップのみで搬送する
場合は、ローラの汚れやフィルムとゴムの摩擦係数の関
係の影響を受けるが、本発明の方式によれば、これらの
影響を低減し、高速での精度のよい搬送を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を図解する要部概略図
【図2】作用説明図
【図3】本発明の実施態様を示す要部断面図
【図4】本発明の他の実施態様を示す要部断面図
【符号の説明】
10−ロールフィルム 11−画像コマ 12−小孔 20−搬送ローラ 21−押えローラ 22−押えローラ 23−フィルムガイド 30−吸引手段 31−吸引孔 32−遮蔽部材 33−支持部材 34−吸引筒 40−検出センサ 41−検出センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 志村 正人 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株 式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−310436(JP,A) 特開 平2−262638(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03C 1/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送ローラ表面に、押えローラが接触する
    部分の表面を除いて、複数の吸気孔を連続的に配置し、
    この吸気孔に連続させて吸気手段を用意して、ロールフ
    ィルムの吸引を行い、ロールフィルムのパーフォレーシ
    ョンを少なくとも製造工程における搬送手段として用い
    ないことを特徴とする写真用ロールフィルム等の感光材
    料の搬送方法。
  2. 【請求項2】搬送ローラの表面に配置されている吸気孔
    からの吸気が、搬送ローラのロールフィルムと接してい
    ない部分において制限され、ロールフィルムに対する吸
    引が行なわれないか、若しくは吸引が弱められる構成と
    なっていることを特徴とする請求項1に記載の感光材料
    の搬送方法。
  3. 【請求項3】35mm幅以下の細幅のロールフィルムの
    搬送に用いることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    感光材料の搬送方法。
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JP5762220B2 (ja) * 2011-08-31 2015-08-12 富士フイルム株式会社 搬送装置および画像形成装置

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