JP3208973B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents
ファクシミリ装置Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置、更に
詳しくは、ファクシミリ通信制御部と同一回線に接続さ
れた、付属電話機や外付け電話機やブランチ電話機など
の電話機のオンフックにより、ファクシミリ装置の設定
モードをファクシミリ受信モードに切替え制御できるタ
イプのファクシミリ装置に関する。
詳しくは、ファクシミリ通信制御部と同一回線に接続さ
れた、付属電話機や外付け電話機やブランチ電話機など
の電話機のオンフックにより、ファクシミリ装置の設定
モードをファクシミリ受信モードに切替え制御できるタ
イプのファクシミリ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、ファクシミリ装置に付属した電
話機や、ファクシミリ装置にモジュラージャックを介し
て接続された外付け電話機や、ファクシミリ装置と同一
の電話回線に接続されたブランチ電話機などのように、
電話機とファクシミリ装置とを一本の電話回線で共用す
るような場合には、外部のファクシミリ装置からファク
シミリ送信を行うための発呼がなされているにもかかわ
らず、電話機のハンドセットを取り上げて応答してしま
う場合がある。このようなときには、ファクシミリ装置
を直ちにファクシミリ受信モードに切替えて、ファクシ
ミリ受信動作を開始させる必要がある。
話機や、ファクシミリ装置にモジュラージャックを介し
て接続された外付け電話機や、ファクシミリ装置と同一
の電話回線に接続されたブランチ電話機などのように、
電話機とファクシミリ装置とを一本の電話回線で共用す
るような場合には、外部のファクシミリ装置からファク
シミリ送信を行うための発呼がなされているにもかかわ
らず、電話機のハンドセットを取り上げて応答してしま
う場合がある。このようなときには、ファクシミリ装置
を直ちにファクシミリ受信モードに切替えて、ファクシ
ミリ受信動作を開始させる必要がある。
【０００３】そこで、従来では、このような場合に対処
する手段として、取り上げた電話機のハンドセットを戻
す、すなわちオンフックすることにより、ファクシミリ
受信モードに切替わってファクシミリ受信を実行するフ
ァクシミリ装置が提案されている。
する手段として、取り上げた電話機のハンドセットを戻
す、すなわちオンフックすることにより、ファクシミリ
受信モードに切替わってファクシミリ受信を実行するフ
ァクシミリ装置が提案されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】近年、いわゆるキャッ
チホンサービスが普及しており、このキャッチホンサー
ビスにおいては、電話機により通話中に他の電話機から
の通話要請があった場合、回線交換機から通話中の電話
機に所定の音信号が送られ、それにより電話機のオペレ
ータが一時的にオンフック操作を行うことにより、通話
相手が切替えられる。
チホンサービスが普及しており、このキャッチホンサー
ビスにおいては、電話機により通話中に他の電話機から
の通話要請があった場合、回線交換機から通話中の電話
機に所定の音信号が送られ、それにより電話機のオペレ
ータが一時的にオンフック操作を行うことにより、通話
相手が切替えられる。
【０００５】しかし上記従来のファクシミリ装置では、
同一回線の電話機のオンフックによりファクシミリ受信
モードに切替わってファクシミリ受信を実行するので、
キャッチホンサービスの通話切替えのために電話機のオ
ンフック操作を行った場合でも、回線がファクシミリ装
置に切替わってしまい、電話機による通話に支障を来す
という難点があった。
同一回線の電話機のオンフックによりファクシミリ受信
モードに切替わってファクシミリ受信を実行するので、
キャッチホンサービスの通話切替えのために電話機のオ
ンフック操作を行った場合でも、回線がファクシミリ装
置に切替わってしまい、電話機による通話に支障を来す
という難点があった。
【０００６】本発明は上記の点に鑑みて提案されたもの
で、ファクシミリ装置と同一回線に接続された電話機で
通話中に、キャッチホンサービスの通話切替えのために
オンフック操作を行った場合に、ファクシミリ受信が不
当に実行されてキャッチホンサービスの通話切替えが妨
害されるようなことをなくすことを、その目的としてい
る。
で、ファクシミリ装置と同一回線に接続された電話機で
通話中に、キャッチホンサービスの通話切替えのために
オンフック操作を行った場合に、ファクシミリ受信が不
当に実行されてキャッチホンサービスの通話切替えが妨
害されるようなことをなくすことを、その目的としてい
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案された本発明に係るファクシミリ装置は、ファク
シミリ通信制御部と同一回線に接続された電話機のオン
フックにより電話機の回線接続が遮断されてファクシミ
リ受信モードへ切替わるように構成されたファクシミリ
装置であって、前記電話機がそのオンフック時から所定
時間内にオフフックされたときには、回線へのフッキン
グ動作がなされるように電話機を元の回線接続状態に復
帰させる回線制御手段を備えている。
に提案された本発明に係るファクシミリ装置は、ファク
シミリ通信制御部と同一回線に接続された電話機のオン
フックにより電話機の回線接続が遮断されてファクシミ
リ受信モードへ切替わるように構成されたファクシミリ
装置であって、前記電話機がそのオンフック時から所定
時間内にオフフックされたときには、回線へのフッキン
グ動作がなされるように電話機を元の回線接続状態に復
帰させる回線制御手段を備えている。
【０００８】
【作用】上記構成を特徴とする本発明に係るファクシミ
リ装置では、ファクシミリ通信制御部と同一回線に接続
された電話機が、そのオンフック時から所定時間内にオ
フフックされたときには、回線へのフッキング動作がな
されるように電話機を元の回線接続状態に復帰させる。
リ装置では、ファクシミリ通信制御部と同一回線に接続
された電話機が、そのオンフック時から所定時間内にオ
フフックされたときには、回線へのフッキング動作がな
されるように電話機を元の回線接続状態に復帰させる。
【０００９】したがって、外部のファクシミリ装置から
ファクシミリ送信を行うための発呼がなされているにも
かかわらず、ファクシミリ装置と同一回線に接続された
電話機のハンドセットを取り上げて応答した場合には、
オペレータは単にハンドセットを戻すだけでよい。すな
わちこの動作によって、電話機のオンフック状態が継続
し、所定時間を越えるので、ファクシミリ装置は適切に
受信状態に切替わる。
ファクシミリ送信を行うための発呼がなされているにも
かかわらず、ファクシミリ装置と同一回線に接続された
電話機のハンドセットを取り上げて応答した場合には、
オペレータは単にハンドセットを戻すだけでよい。すな
わちこの動作によって、電話機のオンフック状態が継続
し、所定時間を越えるので、ファクシミリ装置は適切に
受信状態に切替わる。
【００１０】また、ファクシミリ装置と同一回線に接続
された電話機で通話中に、キャッチホンサービスの音信
号が聞こえた場合には、オペレータは、一旦オンフック
操作を行い、所定時間内にオフフック操作を行えばよ
い。すなわちこの動作によって、回線へのフッキング動
作がなされるように電話機を元の回線接続状態に復帰さ
せるので、キャッチホンサービスが適切に実行され、別
の相手と通話できる。
された電話機で通話中に、キャッチホンサービスの音信
号が聞こえた場合には、オペレータは、一旦オンフック
操作を行い、所定時間内にオフフック操作を行えばよ
い。すなわちこの動作によって、回線へのフッキング動
作がなされるように電話機を元の回線接続状態に復帰さ
せるので、キャッチホンサービスが適切に実行され、別
の相手と通話できる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図１は本発明の一実施例におけるファク
シミリ装置の概略構成を示すブロック図で、このファク
シミリ装置Ｆは、信号処理部１、ファクシミリ通信制御
部２、呼出電圧発生部３と、タイマー回路４、記憶部
５、キー操作部６、画像読取部７、印字出力部８、表示
部９、付属電話機１０、フック検知回路１１，１２、モ
ジュラージャック１３，１４、リレー１５，１６を備え
ている。またファクシミリ通信制御部２は、リレー１
８、モデム１９、着信検出部２１、Ａ／Ｄ変換器２２、
電圧検出回路２３を備えている。ファクシミリ装置Ｆ
は、回線Ｌに接続されており、ファクシミリ装置Ｆに
は、外付電話機Ｄが接続されている。また、回線Ｌには
ブランチ電話機Ｂが接続されている。
して説明する。図１は本発明の一実施例におけるファク
シミリ装置の概略構成を示すブロック図で、このファク
シミリ装置Ｆは、信号処理部１、ファクシミリ通信制御
部２、呼出電圧発生部３と、タイマー回路４、記憶部
５、キー操作部６、画像読取部７、印字出力部８、表示
部９、付属電話機１０、フック検知回路１１，１２、モ
ジュラージャック１３，１４、リレー１５，１６を備え
ている。またファクシミリ通信制御部２は、リレー１
８、モデム１９、着信検出部２１、Ａ／Ｄ変換器２２、
電圧検出回路２３を備えている。ファクシミリ装置Ｆ
は、回線Ｌに接続されており、ファクシミリ装置Ｆに
は、外付電話機Ｄが接続されている。また、回線Ｌには
ブランチ電話機Ｂが接続されている。
【００１２】信号処理部１は、ＣＰＵなどを備えてお
り、回線制御手段を含む各種の制御手段を構成し、ファ
クシミリ装置Ｆの全体を制御する。例えば、ファクシミ
リ通信制御部２と同一の回線Ｌに接続された例えば付属
電話機１０がオンフックした後、所定時間内に付属電話
機１０がオフフックすれば、回線Ｌへのフッキング動作
がなされるように付属電話機１０を元の回線接続状態に
復帰させる。ファクシミリ通信制御部２は、回線交換機
を介しての外部の通信端末との間の通信を制御する。呼
出電圧発生部３は、付属電話機１０や外付電話機Ｄの呼
出音を発生させるための信号を発生する。タイマー回路
４は、付属電話機１０や外付電話機Ｄのオンフックから
の時間を計時する。記憶部５は、ＲＯＭやＲＡＭにより
構成されており、プログラムやデータを記憶する。キー
操作部６は、テンキーやその他の操作キーにより構成さ
れており、オペレータの操作に基づく操作信号を信号処
理部１に入力する。画像読取部７は、原稿画像を読取走
査する。印字出力部８は、記録紙に画データを印字出力
する。表示部９は、オペレータに伝達すべき情報などを
表示する。付属電話機１０は、ファクシミリ装置Ｆに付
属した電話機である。フック検知回路１１は機械的なフ
ックスイッチ又はホトカプラ等から構成され、付属電話
機１０のオンフックおよびオフフックを検知して、検知
信号を信号処理部１に出力する。フック検知回路１２は
ホトカプラ等から構成され、外付電話機Ｄのオンフック
およびオフフックを検知して、検知信号を信号処理部１
に入力する。モジュラージャック１３は、ファクシミリ
装置Ｆと回線Ｌとを接続する。モジュラージャック１４
は、ファクシミリ装置Ｆと外付電話機Ｄとを接続する。
リレー１５は、信号処理部１によりオン・オフを制御さ
れ、オン状態では付属電話機１０と呼出電圧発生部３と
を接続し、オフ状態では付属電話機１０と回線Ｌとを接
続する。リレー１６は、信号処理部１によりオン・オフ
を制御され、オン状態では外付電話機Ｄと呼出電圧発生
部３とを接続し、オフ状態では外付電話機Ｄと回線Ｌと
を接続する。リレー１８は、信号処理部１によりオン・
オフを制御され、オン状態では回線Ｌをモデム１９側に
接続し、オフ状態では回線Ｌと着信検出部２１とを接続
する。また、リレー１８は、ダイヤル発呼用のダイヤル
パルスを発生する。着信検出部２１は、外部の通信端末
からの呼び出し信号を検出する。電圧検出回路２３は、
回線上の電圧を検出し、アナログ／デジタル変換器２２
は電圧検出回路２３で検出された電圧をデジタル変換し
て信号処理部１に出力する。電圧検出回路２３は、ブラ
ンチ電話機Ｂのオフフック検出を可能としている。
り、回線制御手段を含む各種の制御手段を構成し、ファ
クシミリ装置Ｆの全体を制御する。例えば、ファクシミ
リ通信制御部２と同一の回線Ｌに接続された例えば付属
電話機１０がオンフックした後、所定時間内に付属電話
機１０がオフフックすれば、回線Ｌへのフッキング動作
がなされるように付属電話機１０を元の回線接続状態に
復帰させる。ファクシミリ通信制御部２は、回線交換機
を介しての外部の通信端末との間の通信を制御する。呼
出電圧発生部３は、付属電話機１０や外付電話機Ｄの呼
出音を発生させるための信号を発生する。タイマー回路
４は、付属電話機１０や外付電話機Ｄのオンフックから
の時間を計時する。記憶部５は、ＲＯＭやＲＡＭにより
構成されており、プログラムやデータを記憶する。キー
操作部６は、テンキーやその他の操作キーにより構成さ
れており、オペレータの操作に基づく操作信号を信号処
理部１に入力する。画像読取部７は、原稿画像を読取走
査する。印字出力部８は、記録紙に画データを印字出力
する。表示部９は、オペレータに伝達すべき情報などを
表示する。付属電話機１０は、ファクシミリ装置Ｆに付
属した電話機である。フック検知回路１１は機械的なフ
ックスイッチ又はホトカプラ等から構成され、付属電話
機１０のオンフックおよびオフフックを検知して、検知
信号を信号処理部１に出力する。フック検知回路１２は
ホトカプラ等から構成され、外付電話機Ｄのオンフック
およびオフフックを検知して、検知信号を信号処理部１
に入力する。モジュラージャック１３は、ファクシミリ
装置Ｆと回線Ｌとを接続する。モジュラージャック１４
は、ファクシミリ装置Ｆと外付電話機Ｄとを接続する。
リレー１５は、信号処理部１によりオン・オフを制御さ
れ、オン状態では付属電話機１０と呼出電圧発生部３と
を接続し、オフ状態では付属電話機１０と回線Ｌとを接
続する。リレー１６は、信号処理部１によりオン・オフ
を制御され、オン状態では外付電話機Ｄと呼出電圧発生
部３とを接続し、オフ状態では外付電話機Ｄと回線Ｌと
を接続する。リレー１８は、信号処理部１によりオン・
オフを制御され、オン状態では回線Ｌをモデム１９側に
接続し、オフ状態では回線Ｌと着信検出部２１とを接続
する。また、リレー１８は、ダイヤル発呼用のダイヤル
パルスを発生する。着信検出部２１は、外部の通信端末
からの呼び出し信号を検出する。電圧検出回路２３は、
回線上の電圧を検出し、アナログ／デジタル変換器２２
は電圧検出回路２３で検出された電圧をデジタル変換し
て信号処理部１に出力する。電圧検出回路２３は、ブラ
ンチ電話機Ｂのオフフック検出を可能としている。
【００１３】次に、上記構成のファクシミリ装置Ｆの動
作の要点について、図３，４のタイミングチャートを参
照しながら説明する。いま、オペレータが付属電話機１
０により外部の電話機のオペレータと通話中であるもの
とする。この状態では、図３のように、付属電話機１０
はオフフック、外付電話機Ｄはオンフック、リレー１８
はオフ、リレー１５はオフ、リレー１６はオンの状態で
あり、付属電話機１０が回線Ｌに接続されている。なお
図１におけるリレー１５，１６，１８はオフ状態を図示
している。ここで、キャッチホンサービスの音信号が回
線交換機から回線Ｌを介して付属電話機１０に送られて
くると、付属電話機１０のオペレータは、通話相手を切
替えるために付属電話機１０をオンフック操作する。こ
の時刻を図３において時刻ｔ０とする。付属電話機１０
のオンフックはフック検知回路１１により検知され、信
号処理部１に検知信号が入力される。これにより信号処
理部１が、タイマー回路４を起動し、タイマー回路４が
計時を開始する。さらに信号処理部１が、時刻ｔ１でリ
レー１８をオンし、時刻ｔ２でリレー１５をオンする。
リレー１８のオンによりモデム１９側が回線Ｌに接続さ
れ、リレー１５のオンにより付属電話機１０が回線Ｌか
ら切り離される。しかし、この状態ではモデム１９から
発呼側への応答信号は返送しない。
作の要点について、図３，４のタイミングチャートを参
照しながら説明する。いま、オペレータが付属電話機１
０により外部の電話機のオペレータと通話中であるもの
とする。この状態では、図３のように、付属電話機１０
はオフフック、外付電話機Ｄはオンフック、リレー１８
はオフ、リレー１５はオフ、リレー１６はオンの状態で
あり、付属電話機１０が回線Ｌに接続されている。なお
図１におけるリレー１５，１６，１８はオフ状態を図示
している。ここで、キャッチホンサービスの音信号が回
線交換機から回線Ｌを介して付属電話機１０に送られて
くると、付属電話機１０のオペレータは、通話相手を切
替えるために付属電話機１０をオンフック操作する。こ
の時刻を図３において時刻ｔ０とする。付属電話機１０
のオンフックはフック検知回路１１により検知され、信
号処理部１に検知信号が入力される。これにより信号処
理部１が、タイマー回路４を起動し、タイマー回路４が
計時を開始する。さらに信号処理部１が、時刻ｔ１でリ
レー１８をオンし、時刻ｔ２でリレー１５をオンする。
リレー１８のオンによりモデム１９側が回線Ｌに接続さ
れ、リレー１５のオンにより付属電話機１０が回線Ｌか
ら切り離される。しかし、この状態ではモデム１９から
発呼側への応答信号は返送しない。
【００１４】付属電話機１０のオペレータが、タイマー
回路４のタイムアップまでに、例えば時刻ｔ３で付属電
話機１０をオフフック操作すると、これをフック検知回
路１１が検知し、検知信号を信号処理部１へ出力する。
これにより信号処理部１が、時刻ｔ４でリレー１８をオ
フし、時刻ｔ５でリレー１５をオフする。リレー１８の
オフによりモデム１９側が回線Ｌから切り離され、リレ
ー１５のオフにより付属電話機１０が回線Ｌに接続され
るので、フッキング動作が行われた結果となり、また付
属電話機１０は回線Ｌに接続される。したがって、時刻
ｔ５以降に付属電話機１０が回線Ｌを介して別の外部の
電話機と接続され、オペレータは付属電話機１０により
別の相手と通話できる。なお、時刻ｔ４から時刻ｔ５ま
での時間は、回線交換機側がフッキング動作と認識でき
るに十分な時間に設定されている。
回路４のタイムアップまでに、例えば時刻ｔ３で付属電
話機１０をオフフック操作すると、これをフック検知回
路１１が検知し、検知信号を信号処理部１へ出力する。
これにより信号処理部１が、時刻ｔ４でリレー１８をオ
フし、時刻ｔ５でリレー１５をオフする。リレー１８の
オフによりモデム１９側が回線Ｌから切り離され、リレ
ー１５のオフにより付属電話機１０が回線Ｌに接続され
るので、フッキング動作が行われた結果となり、また付
属電話機１０は回線Ｌに接続される。したがって、時刻
ｔ５以降に付属電話機１０が回線Ｌを介して別の外部の
電話機と接続され、オペレータは付属電話機１０により
別の相手と通話できる。なお、時刻ｔ４から時刻ｔ５ま
での時間は、回線交換機側がフッキング動作と認識でき
るに十分な時間に設定されている。
【００１５】一方、外部のファクシミリ装置からファク
シミリ送信を行うための発呼がなされているにもかかわ
らず、ファクシミリ装置Ｆの自動着信がなされる前にオ
ペレータが付属電話機１０のハンドセットを取り上げて
応答した場合、付属電話機１０にファクシミリ特有の信
号が送信されてくるなど、一般の通話とは異なった状態
になるので、オペレータは、付属電話機１０のハンドセ
ットを戻す。これにより付属電話機１０がオンフックす
る。この時刻を図４においてもｔ０とすると、時刻ｔ０
から時刻ｔ２までの動作、すなわち図２のステップ１０
０からステップ１０２までの動作は、上記の説明と同様
である。しかし、付属電話機１０のハンドセットが戻さ
れており、タイマー回路４が時刻ｔ６でタイムアップし
ても、すなわち付属電話機１０のオンフックから所定の
時間が経過しても、付属電話機１０がオフフックしない
ので、信号処理部１が、ファクシミリ受信制御を開始
し、時刻ｔ７でモデム１９から回線Ｌにディジタル識別
信号ＤＩＳを送出させる。したがって、ファクシミリ装
置Ｆにより適切にファクシミリ受信がなされる。なお、
ＤＩＳ送出終了までに、使用者が再び付属電話機１をオ
フフックした場合には、信号処理部１は使用者が次の発
呼のためにオフフックしたとして、ＤＩＳの送出を中止
する。
シミリ送信を行うための発呼がなされているにもかかわ
らず、ファクシミリ装置Ｆの自動着信がなされる前にオ
ペレータが付属電話機１０のハンドセットを取り上げて
応答した場合、付属電話機１０にファクシミリ特有の信
号が送信されてくるなど、一般の通話とは異なった状態
になるので、オペレータは、付属電話機１０のハンドセ
ットを戻す。これにより付属電話機１０がオンフックす
る。この時刻を図４においてもｔ０とすると、時刻ｔ０
から時刻ｔ２までの動作、すなわち図２のステップ１０
０からステップ１０２までの動作は、上記の説明と同様
である。しかし、付属電話機１０のハンドセットが戻さ
れており、タイマー回路４が時刻ｔ６でタイムアップし
ても、すなわち付属電話機１０のオンフックから所定の
時間が経過しても、付属電話機１０がオフフックしない
ので、信号処理部１が、ファクシミリ受信制御を開始
し、時刻ｔ７でモデム１９から回線Ｌにディジタル識別
信号ＤＩＳを送出させる。したがって、ファクシミリ装
置Ｆにより適切にファクシミリ受信がなされる。なお、
ＤＩＳ送出終了までに、使用者が再び付属電話機１をオ
フフックした場合には、信号処理部１は使用者が次の発
呼のためにオフフックしたとして、ＤＩＳの送出を中止
する。
【００１６】このように、ファクシミリ通信制御部２と
同一の回線Ｌに接続された、例えば付属電話機１０のオ
ンフックにより付属電話機１０の回線接続が遮断されて
ファクシミリ受信モードへ切替わるように構成されたフ
ァクシミリ装置Ｆであって、付属電話機１０がそのオン
フック時から所定時間内にオフフックされたときには、
回線Ｌへのフッキング動作がなされるように付属電話機
１０を元の回線接続状態に復帰させる信号処理部１を備
えているので、付属電話機１０で通話中に、キャッチホ
ンサービスの音信号が聞こえた場合には、オペレータ
は、一旦オンフック操作を行い、所定時間内にオフフッ
ク操作を行えばよい。すなわちこの動作によって、信号
処理部１がリレー１５，１８を制御して、回線Ｌへのフ
ッキング動作がなされるように付属電話機１０を元の回
線接続状態に復帰させるので、キャッチホンサービスが
適切に実行され、別の相手と通話できる。また、外部の
ファクシミリ装置からファクシミリ送信を行うための発
呼がなされているにもかかわらず、付属電話機１０のハ
ンドセットを取り上げて応答した場合には、オペレータ
は単にハンドセットを戻すだけでよい。すなわちこの動
作によって、付属電話機１０のオンフック状態が継続
し、所定時間を越えるので、信号処理部１はファクシミ
リ受信制御を実行する。したがって、ファクシミリ装置
Ｆと同一回線に接続された例えば付属電話機１０で通話
中に、キャッチホンサービスの通話切替えのためにオン
フック操作を行った場合に、ファクシミリ受信が不当に
実行されてキャッチホンサービスの通話切替えが妨害さ
れるようなことをなくすことができる。
同一の回線Ｌに接続された、例えば付属電話機１０のオ
ンフックにより付属電話機１０の回線接続が遮断されて
ファクシミリ受信モードへ切替わるように構成されたフ
ァクシミリ装置Ｆであって、付属電話機１０がそのオン
フック時から所定時間内にオフフックされたときには、
回線Ｌへのフッキング動作がなされるように付属電話機
１０を元の回線接続状態に復帰させる信号処理部１を備
えているので、付属電話機１０で通話中に、キャッチホ
ンサービスの音信号が聞こえた場合には、オペレータ
は、一旦オンフック操作を行い、所定時間内にオフフッ
ク操作を行えばよい。すなわちこの動作によって、信号
処理部１がリレー１５，１８を制御して、回線Ｌへのフ
ッキング動作がなされるように付属電話機１０を元の回
線接続状態に復帰させるので、キャッチホンサービスが
適切に実行され、別の相手と通話できる。また、外部の
ファクシミリ装置からファクシミリ送信を行うための発
呼がなされているにもかかわらず、付属電話機１０のハ
ンドセットを取り上げて応答した場合には、オペレータ
は単にハンドセットを戻すだけでよい。すなわちこの動
作によって、付属電話機１０のオンフック状態が継続
し、所定時間を越えるので、信号処理部１はファクシミ
リ受信制御を実行する。したがって、ファクシミリ装置
Ｆと同一回線に接続された例えば付属電話機１０で通話
中に、キャッチホンサービスの通話切替えのためにオン
フック操作を行った場合に、ファクシミリ受信が不当に
実行されてキャッチホンサービスの通話切替えが妨害さ
れるようなことをなくすことができる。
【００１７】図２のフローチャートのステップ１００〜
１０６は、上記ファクシミリ装置Ｆの一連の動作手順を
示している。
１０６は、上記ファクシミリ装置Ｆの一連の動作手順を
示している。
【００１８】なお、所定の時間すなわちタイマー回路４
の設定時間は、ファクシミリ装置Ｆの受信動作に支障を
及ぼさない範囲で、操作性などの各種設計条件に応じて
適宜決定すればよい。
の設定時間は、ファクシミリ装置Ｆの受信動作に支障を
及ぼさない範囲で、操作性などの各種設計条件に応じて
適宜決定すればよい。
【００１９】また、上記実施例では付属電話機１０によ
り通話を行っている場合や付属電話機１０のハンドセッ
トを取り上げた場合について説明したが、外付け電話機
Ｄにより通話を行っている場合や外付け電話機Ｄのハン
ドセットを取り上げた場合も、リレー１５がリレー１６
に代わるだけで、同様の動作により同様の効果が得られ
る。
り通話を行っている場合や付属電話機１０のハンドセッ
トを取り上げた場合について説明したが、外付け電話機
Ｄにより通話を行っている場合や外付け電話機Ｄのハン
ドセットを取り上げた場合も、リレー１５がリレー１６
に代わるだけで、同様の動作により同様の効果が得られ
る。
【００２０】また、上記実施例では信号処理部１により
リレー１５，１８を制御して、フッキング動作すなわち
時刻ｔ４から時刻ｔ５までのオンフック状態を生成した
が、本発明はこのような構成に限定されるものではな
く、例えば下記のような構成をも包含するものである。
例えば、ブランチ電話機Ｂがオンフックした場合、電圧
検出回路２３で検出された電圧に基づき、信号処理部１
によりタイマー回路４を起動させリレー１８をオンに
し、回線Ｌをモデム１９側に接続する。そしてタイマー
回路４のタイムアップまでにブランチ電話機Ｂがオフフ
ックした場合、電圧検出回路２３がそれを検出すると信
号処理部１リレー１８をオフし、モデム１９が回線Ｌか
ら切り離される。信号処理部１は次のブランチ電話機Ｂ
のオンフックを無視する設定となり、使用者が再度オン
フック、オフフックすることからのファクシミリ送信を
行うために発呼に対しブランチ電話機Ｂで応答した場合
は、オペレータは単にハンドセットを戻すだけでファク
シミリ受信モードに入ることができる。このように構成
しても、外部のファクシミリ装置からファクシミリ送信
を行うための発呼がなされているにもかかわらず、ファ
クシミリ装置Ｆと同一回線に接続された例えばブランチ
電話機Ｂのハンドセットを取り上げて応答した場合に
は、オペレータは単にハンドセットを戻すだけでよい。
すなわちこの動作によって、ブランチ電話機Ｂのオンフ
ック状態が継続し、所定時間を越えるので、ファクシミ
リ装置Ｆは適切に受信状態に切替わる。また、例えばブ
ランチ電話機Ｂで通話中に、キャッチホンサービスの音
信号が聞こえた場合には、オペレータは、一旦オンフッ
ク操作を行い、所定時間内にオフフック操作を行えばよ
い。すなわちこの動作は、回線Ｌへのフッキング動作に
他ならないので、キャッチホンサービスが適切に実行さ
れ、別の相手と通話できる。このようにしても、ブラン
チ電話機Ｂなどは被呼側であるので、オンフック状態が
数秒継続しても回線遮断状態になることはなく、タイマ
ー回路４の設定時間を適切に設定することにより正常な
動作を確保できる。
リレー１５，１８を制御して、フッキング動作すなわち
時刻ｔ４から時刻ｔ５までのオンフック状態を生成した
が、本発明はこのような構成に限定されるものではな
く、例えば下記のような構成をも包含するものである。
例えば、ブランチ電話機Ｂがオンフックした場合、電圧
検出回路２３で検出された電圧に基づき、信号処理部１
によりタイマー回路４を起動させリレー１８をオンに
し、回線Ｌをモデム１９側に接続する。そしてタイマー
回路４のタイムアップまでにブランチ電話機Ｂがオフフ
ックした場合、電圧検出回路２３がそれを検出すると信
号処理部１リレー１８をオフし、モデム１９が回線Ｌか
ら切り離される。信号処理部１は次のブランチ電話機Ｂ
のオンフックを無視する設定となり、使用者が再度オン
フック、オフフックすることからのファクシミリ送信を
行うために発呼に対しブランチ電話機Ｂで応答した場合
は、オペレータは単にハンドセットを戻すだけでファク
シミリ受信モードに入ることができる。このように構成
しても、外部のファクシミリ装置からファクシミリ送信
を行うための発呼がなされているにもかかわらず、ファ
クシミリ装置Ｆと同一回線に接続された例えばブランチ
電話機Ｂのハンドセットを取り上げて応答した場合に
は、オペレータは単にハンドセットを戻すだけでよい。
すなわちこの動作によって、ブランチ電話機Ｂのオンフ
ック状態が継続し、所定時間を越えるので、ファクシミ
リ装置Ｆは適切に受信状態に切替わる。また、例えばブ
ランチ電話機Ｂで通話中に、キャッチホンサービスの音
信号が聞こえた場合には、オペレータは、一旦オンフッ
ク操作を行い、所定時間内にオフフック操作を行えばよ
い。すなわちこの動作は、回線Ｌへのフッキング動作に
他ならないので、キャッチホンサービスが適切に実行さ
れ、別の相手と通話できる。このようにしても、ブラン
チ電話機Ｂなどは被呼側であるので、オンフック状態が
数秒継続しても回線遮断状態になることはなく、タイマ
ー回路４の設定時間を適切に設定することにより正常な
動作を確保できる。
【００２１】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明に係るファクシミリ装置によれば、ファクシミリ装置
と同一回線に接続された電話機で通話中に、キャッチホ
ンサービスの通話切替えのためにオンフック操作を行っ
た場合に、ファクシミリ受信が不当に実行されてキャッ
チホンサービスの通話切替えが妨害されるようなことを
なくすことができるという格別な効果が得られる。
明に係るファクシミリ装置によれば、ファクシミリ装置
と同一回線に接続された電話機で通話中に、キャッチホ
ンサービスの通話切替えのためにオンフック操作を行っ
た場合に、ファクシミリ受信が不当に実行されてキャッ
チホンサービスの通話切替えが妨害されるようなことを
なくすことができるという格別な効果が得られる。
【図１】本発明の一実施例におけるファクシミリ装置の
概略構成を示すブロック図である。
概略構成を示すブロック図である。
【図２】本発明の一実施例におけるファクシミリ装置の
動作の要点を説明するフローチャートである。
動作の要点を説明するフローチャートである。
【図３】本発明の一実施例におけるファクシミリ装置の
動作の要点を説明するタイミングチャートである。
動作の要点を説明するタイミングチャートである。
【図４】本発明の一実施例におけるファクシミリ装置の
動作の要点を説明するタイミングチャートである。
動作の要点を説明するタイミングチャートである。
１ 信号処理部 ２ ファクシミリ通信制御部 ４ タイマー回路 １０ 付属電話機 １１ フック検知回路 １２ フック検知回路 １５ リレー １６ リレー １８ リレー Ｆ ファクシミリ装置 Ｌ 回線 Ｄ 外付電話機 Ｂ ブランチ電話機
Claims (1)
- 【請求項１】ファクシミリ通信制御部と同一回線に接続
された電話機のオンフックにより電話機の回線接続が遮
断されてファクシミリ受信モードへ切替わるように構成
されたファクシミリ装置であって、前記電話機がそのオ
ンフック時から所定時間内にオフフックされたときに
は、回線へのフッキング動作がなされるように電話機を
元の回線接続状態に復帰させる回線制御手段を備えてい
るファクシミリ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32174593A JP3208973B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | ファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32174593A JP3208973B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | ファクシミリ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07177330A JPH07177330A (ja) | 1995-07-14 |
| JP3208973B2 true JP3208973B2 (ja) | 2001-09-17 |
Family
ID=18135979
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32174593A Expired - Fee Related JP3208973B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | ファクシミリ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3208973B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102060808B1 (ko) | 2017-12-11 | 2019-12-30 | 한국생산기술연구원 | 대기 중 미세먼지 차단을 위한 워터월 장치 및 이를 이용한 부유물질 차단 방법 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6496283B1 (en) * | 1998-03-30 | 2002-12-17 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Communication device |
-
1993
- 1993-12-21 JP JP32174593A patent/JP3208973B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102060808B1 (ko) | 2017-12-11 | 2019-12-30 | 한국생산기술연구원 | 대기 중 미세먼지 차단을 위한 워터월 장치 및 이를 이용한 부유물질 차단 방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07177330A (ja) | 1995-07-14 |
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