JP3208579B2 - 3次元光電子集積回路装置 - Google Patents

3次元光電子集積回路装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光素子と電子素子を半
導体基板上に集積し、3次元化した3次元光電子集積回
路装置(OEIC)に関する。
【0002】
【従来の技術】ワークステーション、パーソナルコンピ
ューター等のシステム機器の高性能化や小型化が将来に
向けて要求されている。これに呼応してシステム機器内
で使用されるLSIやICの高速化、高集積化、低消費
電力化の研究開発が盛んに行われている。
【0003】現状の半導体集積回路を用いたLSIで
は、その基板上に形成される微細な素子間の接続に、金
属等の物質を所要のパターンにした電気的な配線を用い
ている。しかし、このような電気的配線を用いている限
り、信号伝送の超高速化には問題があり、チップの高密
度実装に伴い、信号の伝送歪みや伝送ロス、或いは相互
干渉などが顕在化する。
【0004】ところで、光で信号伝送を行う光電子集積
回路では、このような超高速化や高密度化に伴う問題が
発生しない。すなわち、配線の浮遊容量やインダクタン
スの低減等を図ることができる光電子集積回路では、デ
バイスの超高速化を容易に進めることができる。また、
時間的な多重伝送を行う際には、光電子集積回路を用い
ることで、低消費電力化も可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】超高速化と共に高密度
な実装を実現するためには、基板の主面と垂直な方向に
基板を集積させる3次元化が有力な手段である。図5
は、それぞれOEICを形成したn枚の基板OE,O
,…OEnを積層したLSIチップの概念を示す。
これら各基板間では、光によって信号の伝達がなされ
る。
【0006】基板を単に主面と垂直な方向に集積化した
のみでは、単位体積当たりの発熱量の影響によって発光
素子や受光素子の特性が劣化し、発光や受光効率が劣化
する。
【0007】そこで、本発明は、上述の技術的な課題に
鑑み、基板同士を3次元化した場合の発熱の問題を解決
するような3次元光電子集積回路装置の提供を目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の技術的な課題を解
決するために、本発明の3次元光電子集積回路装置は、
それぞれ集積回路を有する基板を積層させ、それら基板
間で光を用いて相互に信号伝達する3次元光電子集積回
路装置において、各基板間に、電源供給用の配線を設け
た放熱用板を介在させたものである。
【0009】この介在させる放熱用板は、熱伝導率が良
い材質であれば良く、例えば、アルミナ、シリコーンカ
ーバイドの如きセラミック、銅やアルミニュームの如き
金属、シリコンやゲルマニュームの如き半導体、ガラス
エポキシ樹脂の如きプラスチック等が挙げられる。
【0010】この放熱用板には、基板間における光信号
伝達のための透孔が形成される。この透孔は、単数又は
複数個形成され、発光素子と受光素子の位置に対応した
光接続線路上の領域に形成される。この透孔の途中に
は、光の結合損失を低減するためのマイクロレンズを形
成できる。
【0011】さらに、この放熱用板には、電源供給のた
めの配線が設けられる。この配線は、放熱用板の両面に
マイクロストリップライン状に形成してもよく、片面だ
けにコプレナーライン状に形成してもよい。その配線
は、例えばメッキ、蒸着等の手法により膜付けされた配
線層をパターニングして形成される。この配線と光電子
集積回路基板の接触は、例えば透孔を利用したり、直接
配線同士を接触させたりすることで行われる。
【0012】放熱用板の放熱効果を高めるため、溝、孔
等を形成したり、一部を曲折したりして、その表面積を
増加させることも可能である。
【0013】
【作用】基板間に放熱用板を介在させることで、光電子
集積回路を有する基板で発生する熱が該放熱用板を介し
て逃げることになり、光電子集積回路が高温にされずに
済む。
【0014】
【実施例】本発明の好適な実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0015】図1は、本実施例の3次元化OEICの斜
視図である。受光素子や発光素子をその駆動用トランジ
スタやその他の回路と共に形成した光電子集積回路基板
OE,…が、その基板の主面と垂直な方向に積層され
ており、これら光電子集積回路基板の基板間には、それ
ぞれ放熱用板HS,…,HS,…が介在する。放熱
用板HS,…,HS,…と光電子集積回路基板OE
,…は、それぞれ面同士で十分に接触し、その面接触
によって、光電子集積回路基板OE1,…で発生した熱
が放熱用板HS,…,HS,…を介して逃げること
になる。光電子集積回路基板OE,…や放熱用板HS
,…,HS,…は、それぞれ矩形状とされている
が、これに限定されず他の形状例えばウェハー等の形状
でもよい。
【0016】図2は、放熱用板HSの構造を示す斜視図
である。この放熱用板HSは、その光伝送路となる部分
に、複数の信号光透過孔10が設けられている。本実施
例では、光電子集積回路基板OEにおいて、ライン状に
発光素子及び受光素子が配列されることから、前記信号
光透過孔10もこれら素子に対応してライン状に配設さ
れる。それぞれ信号光透過孔10は、放熱用板HSの表
面と裏面を貫通するように形成されており、信号光を透
過するのに十分な径を有する。
【0017】さらに、放熱用板HSの端部には、放熱効
果を増大させるための放熱フィン11が形成されてお
り、この放熱フィン11によって効率の良い放熱が実現
される。
【0018】放熱用板HSの表面及び裏面には、電圧供
給用の配線パターン12,13が形成される。これら配
線パターン12,13は、接触する光電子集積回路基板
OEに電源電圧VDDや接地電圧GNDの如き電圧を供
給するための電圧供給路として機能する。配線パターン
12,13は、例えば、放熱用板HSの表面及び裏面に
蒸着等により全面に形成した金属膜をリソグラフィ技術
によりパターニングして形成される。このように放熱用
板HSに配線パターン12,13を形成することで、光
電子集積回路OEにおける電源線の引き回しを最小限に
抑えることができ、信号線との間の容量低減から、電子
回路の高速化を図ることができる。
【0019】また、放熱用板HS上では、比較的幅広な
配線パターンを得ることができるため、電源線のインピ
ーダンスを下げて、レギュレーションの向上を図ること
ができる。その結果、安定した高速動作が実現され、電
源電圧の変動による誤動作も未然に防止されることにな
る。さらに、金属膜を加工した配線パターン12,13
を経路とする放熱もその効率が良い。
【0020】図3は、一対の光電子集積回路基板OE
a,OEbの間に前述の放熱用板HSが介在する様子を
示す分解図である。光電子集積回路基板OEaの発光素
子アレイ14と光電子集積回路基板OEbの受光素子ア
レイ15の間が、信号光路となるが、この信号光路にお
いて放熱用板HSには信号光透過孔10が形成されてお
り、この信号光透過孔10を信号光が透過して、2つの
光電子集積回路基板OEa,OEbの間では、信号の伝
達が行われる。例えば、信号光透過孔10にマイクロレ
ンズ等を形成した場合では、その光線の集束機能から伝
達ロスを低減し安定した高速動作が実現される。発光素
子アレイ14には、例えばレーザーやLED等が配列さ
れ、受光素子アレイ15には、フォトダイオード等が配
列される。また、光電子集積回路基板上の他の領域に
は、これらの駆動トランジスタやその他の信号処理用回
路が集積して形成される。
【0021】図4は、本実施例の3次元化OEICの放
熱用板HSと光電子集積回路基板OEの接触部分の拡大
断面図である。放熱用板HSの表面30には、電源線パ
ターン21と、接地線パターン22が形成されており、
空隙部23によって、これらは互いに独立したパターン
とされている。
【0022】光電子集積回路基板OEの裏面25bから
表面25aに貫通する透孔24が形成されており、この
透孔24を介して電気的な接続がなされる。透孔24
は、裏面25b側でその径が広くされ、且つ表面25a
側でその径が狭くされ、裏面から見ておよそすり鉢状で
ある。この透孔24には、裏面25b側から金属膜26
が被着されており、この金属膜26が透孔24の斜面3
1に沿って裏面25bから表面25aに亘り連続するこ
とから、該金属膜26が配線の一部となって電圧の供給
がなされることになる。金属膜26は表面25aの部分
で、パターニングされた電源線パターン28に接続す
る。金属膜26は透孔24の裏面25bで、放熱用板O
E上の電源線パターン21と半田層27を介して接続す
るため、結局光電子集積回路基板OEの表面25aの電
源線パターン28と、放熱用板HSの電源線パターン2
1は導通することになる。
【0023】放熱用板HSの表面30には、前記電源線
パターン21の他に、接地線パターン22が形成されて
おり、この接地線パターン22も半田層27を介して光
電子集積回路基板OEの裏面25bの接地線パターン3
2に接触する。このため半田層27を介して放熱用板H
Sと光電子集積回路基板OEは広範囲に接触することに
なり、その結果、非常に効率の高い放熱効果が得られる
ことになる。
【0024】なお、本実施例では、半田層27を用いて
電気的な接続をなすように構成したが、光電子集積回路
基板と放熱用板の両方を直接接触させて、電気的な接続
をなすように構成することもできる。
【0025】
【発明の効果】本発明の3次元光電子集積回路装置で
は、積層される光電子集積回路基板の間に放熱用板が介
在するため、光電子集積回路基板で発生した熱が放熱用
板を介して放出されることになる。このため光電子集積
回路基板の高温度化を未然に防止することができ、安定
した信号伝達が行われ、大規模な3次元集積化が実現で
きることになる。
【0026】さらに、放熱用板に電源供給用の配線を設
けることにより、光電子集積回路基板側の配線引き回し
の負担を軽減することができ、配線容量の低減やインピ
ーダンスの低減から高速化が容易となる。また、そのイ
ンピーダンスの低減から回路動作も安定し、配線パター
ン同士の接触から放熱効果も高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の3次元光電子集積回路装置の一例を模
式的に示す斜視図である。
【図2】図1に示す装置に用いられる放熱用板を模式的
に示す斜視図である。
【図3】図1に示す装置に用いられる放熱用板と一対の
光電子集積回路基板を分解して示す模式的な斜視図であ
る。
【図4】図1に示す装置に用いられる放熱用板と光電子
集積回路基板の接触部分を示す断面図である。
【図5】従来の一般的な3次元光電子集積回路装置の一
例の模式的な斜視図である。
【符号の説明】
HS 放熱用板、 OE 光電子集積回路基板、 10
信号光透過孔、 11 放熱フィン、 12,13
配線パターン、 21,28 電源線パターン、 2
2,32 接地線パターン、 23 空隙部、 24
透孔、 26 金属膜、 27 半田層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 31/12 H01L 27/15

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ光電子集積回路を有する基板を
    積層させ、それら基板間で光を用いて相互に信号伝達す
    る3次元光電子集積回路装置において、 各基板間に、電源供給用の配線を設けた放熱用板を介在
    させたことを特徴とする3次元光電子集積回路装置。
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