JP3207741B2 - 洗面台の排水口用フィルター - Google Patents

洗面台の排水口用フィルター

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JP3207741B2
JP3207741B2 JP06213196A JP6213196A JP3207741B2 JP 3207741 B2 JP3207741 B2 JP 3207741B2 JP 06213196 A JP06213196 A JP 06213196A JP 6213196 A JP6213196 A JP 6213196A JP 3207741 B2 JP3207741 B2 JP 3207741B2
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wash basin
drain port
drain
elastic foam
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澄男 早川
豊 勝又
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  • Filtration Of Liquid (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は洗面台の排水口用
フィルターに関する。
【0002】
【従来の技術】通常、洗面台や浴室の排水口には、髪の
毛や糸屑などの異物が排水管内に流れ込むのを防ぐため
目皿が嵌め込まれている。この目皿は、排水口に着脱可
能に嵌まる大きさの金属板などからなり、多数のスリッ
トや穴などが設けられて、前記異物を引っ掛けて保持す
るようになっている。
【0003】しかしながら、この目皿は前記穴などのサ
イズをあまり小さくすることが出来ないので、前記異物
が排水管へ流出するのを完全に防止できないでいた。そ
のため、前記排水口に、金網からなる茶こし状のフィル
ターを挿入したり、細かい穴の開いたゴム板をドーム状
に形成したスクリーンを被せたりすることが提案されて
いる。
【0004】しかるに、前記金網類は網目が細かいた
め、練歯磨きのカスや痰などが詰まりやすく、すぐに水
が流れにくくなって頻繁に掃除をしなければならないと
いう問題がある。また、かかる痰やカスなどは水に近い
ので、必ずしも全て除去しなければならないものではな
い。一方、ドーム状のスクリーンを用いる場合では、前
記目皿と同様に穴の大きさに限りがあり、前記した小さ
な異物の流出防止効果が期待薄である。
【0005】ところで、一般的な洗面台には、図6に示
すように、排水の臭気が排水口へ逆流するのをふせぐた
めに、U字形やS字形の曲管が連結されている。図中の
符号20は洗面台、21は排水口、22は排水管、23
は曲管である。この曲管23部分には、その形状から前
記異物などが落下した場合に溜まりやすく詰まりなどを
生じやすい。また、一旦、前記曲管に異物が落下した場
合には、当該部分を分解しなければならず、極めて面倒
である。特に前記洗面台の排水口にはコンタクトレンズ
やピアス、指輪など大事な小物類が落下するおそれもあ
るため、排水口上で異物類を確実に回収除去できるよう
にすることが望ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題点を解決するために提案されたものであって、水や水
に近いものは円滑に通過させて流れを損なうことがな
く、しかも髪の毛や糸屑などを確実に保持することがで
き、取り付け取り外しが簡単かつ確実な洗面台の排水口
用フィルターを提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、洗面台の排水口に挿入されて該排水口に保持され
る取り付け及び取り外し可能な洗面台の排水口用フィル
ターであって、セル膜のない三次元網目構造からなる断
面略円形の弾性発泡体に、その両端面間を連通する貫通
穴を設けたことを特徴とする。
【0009】請求項2の発明は、請求項1において、弾
性発泡体が排水口の口径よりやや大きな直径の円柱状か
らなることを特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、請求項1又は2におい
て、貫通穴が、直径5〜7mm、個数3〜5であること
を特徴とする。
【0011】請求項4の発明は、請求項1から3のいず
れか1項において、弾性発泡体がエステル系またはエー
テル系のポリウレタンからなって、密度約35kg/m
3、セルサイズ6個/25mmであることを特徴とす
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明における洗面台の排
水口用フィルターの一例を示す斜視図、図2はその平面
図、図3は前記排水口用フィルターの取り付け状態を示
す断面図、図4は排水口にフィルターを嵌める状態を示
す斜視図、図5は排水口に嵌まったフィルターを排水口
の真上から見た図である。
【0009】図1および図2に示すように、本発明にお
ける洗面台の排水口用フィルター10は、セル膜のない
三次元網目構造からなる弾性発泡体11よりなり、その
両端間を連通する貫通穴12が設けられている。弾性発
泡体11は、水や水に近く排水管内へ流れ込んでも構わ
ないものはスムーズに通過させ、髪の毛や糸屑、コンタ
クトレンズあるいはピアスなど、流してはいけないもの
は確実に保持するためのもので、取り付けられる排水口
の形状に近似する断面略円形に形成され、適当な弾力
性、すなわち手などで握ることにより圧縮変形可能で、
しかも前記圧縮が解除されれば直ちに元の形状に復帰す
る程度の弾力性を有している。
【0010】前記弾性発泡体11の三次元網目構造は、
発泡体からセル膜を除き骨格13だけを残すことにより
達成される。そのセル膜の除去方法としては、種々行な
われているが、通常方法により製造されたセル膜を有す
る発泡体に空気などを吹き込んで前記セル膜を吹き飛ば
し、骨格13だけを残した弾性発泡体11を得るいわゆ
る爆発法が一般的で簡単かつ確実である。
【0011】この弾性発泡体11に用いられる発泡体と
して特に限定はなく、公知のエステル系またはエーテル
系のポリウレタンが好ましく、密度は約35kg/m
、そのセルサイズは6個/25mm程度である。こ
のような三次元網目構造を有する発泡体としては、商品
名「モルトフィルター MF−6」(株式会社イノアッ
クコーポレーション製)がある。
【0012】この弾性発泡体11の三次元網目構造によ
り、排水口用フィルター10には迷路状に連通した穴が
無数に形成される。それにより、髪の毛や糸屑などは、
水とともに排水口用フィルター10を通過する間に、発
泡体11の骨格13に絡みついて確実に保持される。ま
た、水および水に近いものはスムーズに通過させること
ができる。
【0013】図3に示すように、この排水口用フィルタ
ー10は、当該排水口用フィルター10が取り付けられ
る洗面台の排水口の口径よりもやや大きな直径の円柱状
に形成される。前記弾性発泡体11は前記したような適
当な弾性を有しているので、取り付けの際には手などで
軽く握って押しつぶして排水口21内に挿入し配置す
る。前記排水口用フィルター10は手から離れると同時
に、速やかに形状復帰し排水口21の内壁に弾性的に圧
接してその位置に保持される。また、取り出しや交換の
際には、前記弾性を利用して排水口21から容易に抜き
出すことができる。
【0014】ところで、この排水口用フィルター10を
前記のように圧縮して取り付ける際に、前記骨格13の
三次元網目構造が変形して網目が潰れ、所期の水の円滑
な透過がなされにくくなるおそれがある。そのため、前
記排水口用フィルター10には貫通穴12が設けられて
いる。この貫通穴12は、図4に示すように、排水口用
フィルター10を排水口に取り付けた時に水が通過する
方向に沿って、弾性発泡体11の両端面11a、11a
の間を連通するように形成される。この貫通穴12部分
は、前記骨格13が除去されているため、他の部分より
変形しやすくなる。それにより、図5から理解されるよ
うに、フィルターの取り付け時に主として貫通穴12部
分が圧縮変形することにより排水口用フィルター10を
目的の大きさに変形させるので、骨格13の三次元網目
構造の圧縮変形が少なくなり、異物の除去効果を低下さ
せることなく水の透過性を維持することができる。図中
の鎖線は排水口用フィルター10の変形前の形状を示し
たものである。
【0015】前記貫通穴12の数や大きさは、排水口用
フィルター10の形状や弾性発泡体11の弾力性などに
より適当とされるが、あまり大きくするとフィルターの
異物保持効果が低下する。また、数もあまり多くすると
弾性発泡体11の好ましい弾力性が損なわれるおそれが
あるので、直径約5〜7mmの穴を3〜5個程度設ける
のがよい。本実施例では、排水口用フィルター10を直
径35mmφで高さ25mmφの円柱形とし、直径約5
mmの貫通穴12を3つ設けている。前記貫通穴12は
適当な方法で設けることができる。たとえば、弾性発泡
体11にポンチなどで穿孔したり、熱や超音波などで当
該部分の骨格13を溶かすことによっても穿孔される。
【0016】この排水口用フィルター10は、弾性発泡
体11の骨格13にゴミなどが絡みついたら、排水口2
1より引き抜いて棄てればよいが、水洗いしてゴミを除
去すれば再び排水口21に取り付けて使用することもで
きる。また、もし、ピアスやコンタクトレンズなど回収
しなければならないものが落下し、排水口内に流れ込ん
でしまった場合でも、前記三次元網目構造の骨格13に
確実に保持される。また、取り付け取り外しも簡単であ
るので、前記排水口21か容易に抜き出して回収するこ
とができる。なお、図3に示すように、この排水口用フ
ィルター10を排水口21の奥の方に押し込んで取り付
ければ、通常のゴム栓Gも問題なくセットすることがで
きる。
【0017】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明に
おける洗面台の排水口用フィルターによれば、セル膜の
ない三次元網目構造を有しているので、水の流れを損な
うことなく、しかも髪の毛や糸屑など詰まりの原因とな
るものは確実に保持して除去することができる。また、
フィルターは弾性発泡体よりなるので、排水口への取り
付けや取り外しも簡単かつ確実で、コンタクトレンズや
ピアス、指輪など大事な小物類が落下した場合でも、前
記排水口で異物類を確実に保持し回収することができ
る。
【0018】さらに、排水口用フィルターの両端面間を
連通する貫通穴を設けることによって、排水口に取り付
ける際のフィルターの変形を吸収するため、骨格の変形
を最小限に抑え、網目が狭くなって水が流れにくくなっ
たり目詰まりを起こすおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明における洗面台の排水口用フィルター
の一例を示す斜視図である。
【図2】その平面図である。
【図3】前記排水口用フィルターの取り付け状態を示す
断面図である。
【図4】排水口にフィルターを嵌める態を示す斜視図で
ある。
【図5】排水口に嵌まったフィルターを排水口の真上か
ら見た図である。
【図6】一般的な洗面台の断面図である。
【符号の説明】
10 洗面台の排水口用フィルター 11 弾性発泡体 12 貫通穴 20 洗面台 21 排水口 22 排水管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 27/04 B01D 35/02 B01D 39/16 E03C 1/262

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗面台の排水口に挿入されて該排水口に
    保持される取り付け及び取り外し可能な洗面台の排水口
    用フィルターであって、 セル膜のない三次元網目構造からなる断面略円形の弾性
    発泡体に、その両端面間を連通する貫通穴を設けたこと
    を特徴とする洗面台の排水口用フィルター。
  2. 【請求項2】 弾性発泡体が、排水口の口径よりやや大
    きな直径の円柱状からなることを特徴とする請求項1に
    記載された洗面台の排水口用フィルター。
  3. 【請求項3】 貫通穴が、直径5〜7mm、個数3〜5
    であることを特徴とする請求項1又は2に記載された洗
    面台の排水口用フィルター。
  4. 【請求項4】 弾性発泡体がエステル系またはエーテル
    系のポリウレタンからなって、密度約35kg/m3
    セルサイズ6個/25mmであることを特徴とする請求
    項1から3のいずれか1項に記載された洗面台の排水口
    用フィルター。
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