JP3207052B2 - 光ファイバ伝送装置 - Google Patents

光ファイバ伝送装置

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JP3207052B2
JP3207052B2 JP21867394A JP21867394A JP3207052B2 JP 3207052 B2 JP3207052 B2 JP 3207052B2 JP 21867394 A JP21867394 A JP 21867394A JP 21867394 A JP21867394 A JP 21867394A JP 3207052 B2 JP3207052 B2 JP 3207052B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、家電製品,情報機器
あるいは生産設備等におけるメインコントローラと入/
出力ポートとの間の光ファイバ通信に用いられる光ファ
イバ伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の光ファイバ伝達システム
としては、次のようなものがある。 <従来例1>本従来例においては、図9に示すように、
一つの発光部1と複数の受光部2,3,4を有し、この受
光部2,3,4の夫々は光分岐器5,6,7を介して光ファ
イバ伝送路8に結合されている。そして、発光部1から
の光を光ファイバ伝送路8および各光分岐器5,6,7を
介して各受光部2,3,4に伝送する。その際に、上記光
分岐器5,6,7における光の分岐比を発光部1に近いも
のほど大きくして、発光部1から出射された光を各受光
部2,3,4に均等に伝送するようにしている。
【0003】<従来例2(特開昭56−7540号公報)
>本従来例においては、図10に示すように、発光部1
1から延びる光ファイバ伝送路12,13,14,15
と、各光ファイバ伝送路12,13,14,15間に介設
された光フィルタ16,17,18と、各光フィルタ1
6,17,18からの光を光ファイバ19,20,21を介
して受ける受光部22,23,24を有している。
【0004】上記発光部11は半導体レーザで構成され
ており、その発光特性を図11に示す。この半導体レー
ザは、動作温度または駆動電流を一様に変化させると夫
々の中心波長λ123を中心とした不連続な波長領
域内で発光する。また、上記光フィルタ16,17,18
は、図12に示すような反射率特性を有している。そし
て、光ファイバ伝送路12,13,14を介して伝送され
てくる光のうち対応する波長λ123の光を反射し
て、光ファイバ22,23,24を介して受光部22,2
3,24に伝送する。
【0005】すなわち、例えば、上記半導体レーザの駆
動電流を変化させて波長λ2の光を発光させると、この
光は光フィルタ16を殆ど損失無く通過して光ファイバ
伝送路13を経て光フィルタ17に達する。そして、光
フィルタ17によって反射されて光ファイバ20を経由
して受光部23に伝送されるのである。
【0006】したがって、本従来例によれば、 (1) 発光部11からの光信号が光伝送の相手先である
受光部(例えば、受光部23)以外の受光部(例えば、受
光部22,24)へは伝送されないので、光伝送の相手先
である受光部において受光する光量が大きい。 (2) (1)の結果、長距離の光伝送が可能になる上、光
ファイバ伝送路中に数多くの受光部を介設できる。 (3) 発光部11が発生する光の波長を変えることによ
って、光信号を伝送しようとする相手先の受光部を容易
に選択できる。
【0007】<従来例3(特開昭56−10748号公
報)>本従来例においては、図13に示すように、第1
光送受信機31と、第2光送受信機32と、両光送受信
機31,32を接続する光ファイバ33とを有してい
る。さらに、第1光送受信機31は、光送信機34,光
受信機35,光フィルタ36および双方向分離回路37
を有している。また、第2光送受信機32は、光送信機
38,光受信機39,光フィルタ40および双方向分離回
路41を有している。ここで、光フィルタ36の光透過
特性を図14に“T1"で示し、光フィルタ40の光透過
特性を図14に“T2"で示す。
【0008】上記光送信機34,38は同じ構成を成
し、電気入力端子42,43と駆動回路44,45と発光
ダイオード46,47を有している。電気入力端子42,
43から入力された電気信号は駆動回路44,45で増
幅されて発光ダイオード46,47に入力される。そし
て、この発光ダイオード46,47によって光信号に変
換される。ところで、上記発光ダイオード46と発光ダ
イオード47とは発光中心波長が異なっている。すなわ
ち、図14に示すように、発光ダイオード46の発光ス
ペクトルは“P1"であり、発光中心波長λ1が約830n
m、発光スペクトル半値全幅が約45nmである。これに
対して、上記発光ダイオード47の発光スペクトルは
“P2"であり、発光中心波長λ2が約850nm、発光ス
ペクトル半値全幅が45nmである。そして、発光ダイオ
ード46の発光スペクトルP1と発光ダイオード47の
発光スペクトルP2とは一部重なっている。尚、両発光
ダイオード46,47はGals発光ダイオードであ
る。
【0009】また、上記光受信機35,39も同じ構成
を成し、フォトダイオード48,49と増幅回路50,5
1と電気出力端子52,53を有している。フォトダイ
オード48,49に入射された光は電気信号に変換さ
れ、この変換された電気信号は増幅回路50,51で増
幅されて電気出力端子52,53に送出される。また、
上記第1光送受信機31における双方向分離回路37
は、当該第1光送受信機31の光送信機34からの光を
光ファイバ33側にのみ送出して、当該第1光送受信機
31の光受信機側35には送出しない。一方、光ファイ
バ33からの光を当該第1光送受信機31の光受信機3
5側にのみ送出して、当該第1光送受信機31の光送信
機34側には送出しない。同様に、第2光送受信機32
における双方向分離回路41は、当該第2光送受信機3
2の光送信機38からの光を光ファイバ33側にのみ送
出して、光受信機39側には送出しない。一方、光ファ
イバ33からの光を光受信機39側にのみ送出して、光
送信機38側には送出しない。
【0010】本従来例においては、例えば、上記第1光
送受信機31における光送信機34の電気入力端子42
から電気信号が入力されると、駆動回路44の駆動によ
って発光ダイオード46が発光する。そして、この発光
ダイオード46から放射された光は、光フィルタ36に
よって、図14に“T1"で示す発光スペクトルだけが通
過させられて双方向分離回路37に伝送される。そし
て、双方向分離回路37によって光ファイバ33側にの
み送出される。こうして、上記光ファイバ33によって
伝送された第1光送受信機31からの光は、第2光送受
信機32における双方向分離回路41に至り、この双方
向分離回路41によって光受信機39側にのみ送出され
る。光受信機39で受信された光信号はフォトダイオー
ド49で電気信号に変換され、増幅回路51で増幅され
て電気出力端子53から取り出されるのである。
【0011】その際に、上記第1光送受信機31におけ
る発光ダイオード46の発光スペクトル“P1"の中心波
長λ1と、第2光送受信機32における発光ダイオード
47の発光スペクトル“P2"の中心波長λ2とは、互い
に接近している。しかしながら、第1光送受信機31の
光フィルタ36を通過した後の発光ダイオード46から
の光の発光スペクトルと、第2光送受信機32の光フィ
ルタ40を通過した後の発光ダイオード47からの光の
発光スペクトルとは、実質的には重ならない。したがっ
て、第1光送受信機31の発光ダイオード46からの光
と第2光送受信機32の発光ダイオード47からの光と
を、両双方向分離回路37,41によって分離すること
ができるのである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の光ファイバ伝送装置には以下のような問題がある。
従来例1に示す光ファイバ伝送システムにおいては、上
述したように、発光部1から出射された光を各受光部
2,3,4に均等に伝送する。したがって、受光部の数が
多ければ多いほど夫々の受光部の受光量が少なくなると
いう問題がある。さらに、光結合効率が悪いために、多
数の光ファイバ伝送装置を接続して使用することが困難
であるという問題もある。
【0013】また、従来例2に示す光ファイバ伝送シス
テムは、良い光結合効率を得ることはできる。しかしな
がら、光ファイバ通信の相手先の受光部を特定するため
に、発光部11を半導体レーザと駆動電流変更手段で構
成し、各光フィバ伝送路12,13,14,15間に光フ
ィルタ16,17,18を介設する必要がある。したがっ
て、光伝送構造が複雑になってコストが上昇するという
問題がある。また、上記半導体レーザは受光部の数だけ
の中心周波数を有する必要がある。したがって、おのず
と受光部数に限界があるという問題もある。
【0014】また、従来例3に示す光ファイバ伝送シス
テムも良い光結合効率を得ることはできる。しかしなが
ら、各光送受信機31,32は、当該光送受信機から光
ファイバ33に送出する光と光ファイバ33を介して当
該光送受信機に送出されてくる光とを確実に分離するた
めに、光送受信機31,32には他の光送受信機とは異
なる発光スペクトルを呈する発光ダイオードと光フィル
タ36,40と双方向分離回路を設ける必要がある。し
たがって、光伝送構造が複雑になってコストがアップす
るという問題がある。
【0015】そこで、この発明の目的は、光伝送構造が
簡単で安価であり、しかも光結合効率が良くて使いやす
い光ファイバ伝送装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、メインコントローラ,入力
ポートおよび出力ポートの夫々に接続された各光信号送
受信部を光ファイバによって直列に接続して、シリアル
光信号によって上記メインコントローラと上記入力ポー
トあるいは出力ポートとの間でデータの授受を行う光フ
ァイバ伝送装置であって、上記メインコントローラに接
続されたメインコントローラ用光信号送受信部と、上記
出力ポートに接続されている出力ポート用光信号送受信
部と、上記入力ポートに接続されている入力ポート用光
信号送受信部とから構成され、上記メインコントローラ
用光信号送受信部は、上記光ファイバに接続されてシリ
アル光信号とシリアル電気信号との間での相互変換を行
う光コネクタと、この光コネクタからのシリアル電気信
号に含まれる入力データを取り込んで上記メインコント
ローラに送出するメインコントローラ用光信号制御回路
を備え、上記出力ポート用光信号送受信部は、上記光フ
ァイバに接続されてシリアル光信号とシリアル電気信号
との間での相互変換を行う光コネクタと、上記メインコ
ントローラ側からのシリアル光信号が変換されたシリア
ル電気信号に含まれるアドレスデータが自己のアドレス
データに一致する場合には、上記シリアル電気信号に含
まれる出力データを上記出力ポート用光信号送受信部が
接続されている出力ポートに送出する出力ポート用光信
号制御回路を備え、上記入力ポート用光信号送受信部
は、上記光ファイバに接続されてシリアル光信号とシリ
アル電気信号との間での相互変換を行う光コネクタと、
上記メインコントローラ側からのシリアル光信号が変換
されたシリアル電気信号に含まれるアドレスデータが自
己のアドレスデータに一致する場合には接続されている
入力ポートから入力データを取り込んでシリアル電気信
号に変換して上記光コネクタに送出する入力ポート用光
信号制御回路を備えたことを特徴としている。
【0017】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明の光ファイバ伝送装置において、上記メインコ
ントローラ用光信号送受信部は、上記光コネクタを、
記光ファイバによって伝送されて来るシリアル光信号を
シリアル電気信号に変換する一方、上記メインコントロ
ーラからのシリアル電気信号をシリアル光信号に変換し
て上記光ファイバに送出する第1光コネクタで構成する
と共に、上記メインコントローラ用光信号制御回路を、
上記第1光コネクタによって変換されたシリアル電気信
号に含まれる入力データを取り込んで上記メインコント
ローラに送出する一方、上記メインコントローラからの
シリアル電気信号を上記第1光コネクタに転送するよう
に成し、上記出力ポート用光信号送受信部は、上記光コ
ネクタを、上記メインコントローラ側から上記光ファイ
バによって伝送されて来るシリアル光信号をシリアル電
気信号に変換する一方、入力されるシリアル電気信号を
シリアル光信号に変換して上記メインコントローラ側に
上記光ファイバを介して送出する第2光コネクタと、下
位の光信号送受信部側から上記光ファイバによって伝送
されて来るシリアル光信号をシリアル電気信号に変換し
て上記第2光コネクタに送出する一方、上記第2光コネ
クタから入力されるシリアル電気信号をシリアル光信号
に変換して下位の光信号送受信部側に上記光ファイバを
介して送出する第3光コネクタとで構成すると共に、
記出力ポート用光信号制御回路、上記第2光コネクタ
によって変換されたシリアル電気信号に含まれるアドレ
スデータが自己のアドレスデータに一致する場合には、
上記シリアル電気信号に含まれる出力データを上記出力
ポート用光信号送受信部が接続されている出力ポートに
送出するように成し、上記入力ポート用光信号送受信部
は、上記光コネクタを、上記メインコントローラ側から
上記光ファイバによって伝送されて来るシリアル光信号
をシリアル電気信号に変換する一方、入力されるシリア
ル電気信号をシリアル光信号に変換して上記メインコン
トローラ側に上記光ファイバを介して送出する第4光コ
ネクタと、下位の光信号送受信部側から上記光ファイバ
によって伝送されて来るシリアル光信号をシリアル電気
信号に変換する一方、上記第4光コネクタから入力され
るシリアル電気信号をシリアル光信号に変換して下位の
光信号送受信部側に上記光ファイバを介して送出する第
5光コネクタとで構成すると 共に、上記入力ポート用光
信号制御回路、上記第4光コネクタによって変換され
たシリアル電気信号に含まれるアドレスデータが自己の
アドレスデータに一致する場合には接続されている入力
ポートから入力データを取り込んでシリアル電気信号に
変換して上記第4光コネクタに送出する一方、上記両ア
ドレスデータが一致しない場合には上記第5光コネクタ
からのシリアル電気信号を上記第4光コネクタに送出
るように成したことを特徴としている。また、請求項3
に係る発明は、請求項2に係る発明の光ファイバ伝送装
置において、上記メインコントローラ用光信号制御回路
は、上記第1光コネクタからのシリアル電気信号をパラ
レル電気信号に変換する第1シフトレジスタと、上記パ
ラレル電気信号に含まれる入力データをラッチする第1
ラッチ回路を備え、上記出力ポート用光信号制御回路
は、上記第2光コネクタからのシリアル電気信号をパラ
レル電気信号に変換する第2シフトレジスタと、上記パ
ラレル電気信号に含まれるアドレスデータをラッチする
第2ラッチ回路と、上記第2ラッチ回路にラッチされた
アドレスデータと自己のアドレスデータとを比較して、
両アドレスデータが一致している場合には第1アドレス
一致信号を出力する第1アドレス比較回路と、上記第1
アドレス一致信号を受けて上記パラレル電気信号に含ま
れる出力データをラッチするデータラッチ回路を備え、
上記入力ポート用光信号制御回路は、上記策4光コネク
タからのシリアル電気信号をパラレル電気信号に変換す
る第3シフトレジスタと、上記パラレル電気信号に含ま
れるアドレスデータをラッチする第3ラッチ回路と、上
記第3ラッチ回路にラッチされたアドレスデータと自己
のアドレスデータとを比較して、両アドレスデータが一
致している場合には第2アドレス一致信号を出力する第
2アドレス比較回路と、上記第2アドレス一致信号を受
けて上記パラレス電気信号に含まれるコントロール信号
をラッチして伝送経路設定信号を出力するコントロール
信号ラッチ回路と、上記入力ポートからの入力データを
シリアル電気信号に変換してラッチする第4シフトレジ
スタと、上記コントロール信号ラッチ回路からの伝送経
路設定信号に基づいて、上記第5光コネクタからのシリ
アル電気信号を上記第4光コネクタに送出する通常状態
での伝送経路を上記第4シフトレジスタからのシリアル
電気信号を上記第4光コネクタに送出する伝送経路に切
り替える伝送経路制御回路を備えたことを特徴としてい
【0018】また、請求項に係る発明は、請求項
るいは請求項に係る発明の光ファイバ伝送装置におい
て、上記第1光コネクタ乃至第5光コネクタは、入力さ
れるシリアル光信号をシリアル電気信号に変換する受光
素子と、シリアル電気信号をシリアル光信号に変換する
発光素子を有することを特徴としている。
【0019】
【作用】請求項1、2に係る発明では、メインコントロ
ーラからの出力データを指定したアドレスの出力ポート
に送信する際には次のように動作する。上記メインコン
トローラによって、メインコントローラ用光信号送受信
部に出力データとアドレスデータを含むシリアル電気信
号が送出されると、このシリアル電気信号が第1光コネ
クタに転送される。そして、この第1光コネクタによっ
てシリアル光信号に変換されて光ファイバを介して出力
ポート用光信号送受信部に送信される。
【0020】そうすると、上記メインコントローラ側か
らのシリアル光信号を受信した出力ポート用光信号送受
信部では、上記第2光コネクタによって、上記シリアル
光信号がシリアル電気信号に変換される。そして、出力
ポート用光信号制御回路によって、上記変換されたシリ
アル電気信号に含まれるアドレスデータが自己のアドレ
スデータに一致する場合には、当該出力ポート用光信号
制御回路に接続された出力ポートに上記シリアル電気信
号に含まれる出力データが送出される。一方、自己のア
ドレスデータに一致しない場合には、上記変換されたシ
リアル電気信号が第3光コネクタに送出される。そし
て、この第3光コネクタによってシリアル光信号に変換
されて、下位の光信号送受信部側に上記光ファイバを介
して送出される。
【0021】さらに、指定したアドレスの入力ポートか
らの入力データを上記メインコントローラで受信する際
には次のように動作する。先ず、上記メインコントロー
ラからコントロール信号とアドレスデータを含むシリア
ル電気信号が上記メインコントローラ用光信号制御部に
送出されると、このメインコントローラ用光信号制御部
によって、上述の出力データの場合と同様にしてシリア
ル光信号に変換されて光ファイバを介して入力ポート用
光信号送受信部に送信される。
【0022】そうすると、上記メインコントローラ側か
らのシリアル光信号を受信した入力ポート用光信号送受
信部では、第4光コネクタによって上記シリアル光信号
がシリアル電気信号に変換される。そして、入力ポート
用光信号制御回路によって、上記変換されたシリアル電
気信号に含まれるアドレスデータが自己のアドレスデー
タに一致する場合には、当該入力ポート用光信号制御回
路に接続された入力ポートから入力データが取り込まれ
てシリアル電気信号に変換され、第4光コネクタに送出
される。一方、上記両アドレスデータが一致しない場合
には、第5光コネクタによって下位の光信号送受信部側
からのシリアル光信号が変換されてなるシリアル電気信
号が上記第4光コネクタに送出される。
【0023】こうして、上記第4光コネクタに送出され
た入力ポートからの入力データを含むシリアル電気信号
または下位の光信号送受信部側からのシリアル電気信号
が、この第4光コネクタによってシリアル光信号に変換
されて、上記メインコントローラ側に上記光ファイバを
介して送出される。そして、上記メインコントローラ用
光信号送受信部の第1光コネクタによってシリアル電気
信号に変換され、このシリアル電気信号に含まれる入力
データが上記メインコントローラ用光信号制御回路によ
って取り込まれて上記メインコントローラに送出され
る。
【0024】また、請求項に係る発明では、上記メイ
ンコントローラからの出力データを指定したアドレスの
出力ポートに送信するに際しては、上記出力ポート用光
信号制御回路は次のように動作する。すなわち、上記第
2光コネクタからのシリアル電気信号が第2シフトレジ
スタによってパラレル電気信号に変換される。そして、
このパラレル電気信号に含まれるアドレスデータが第2
ラッチ回路にラッチされる。そうすると、上記第2ラッ
チ回路にラッチされたアドレスデータと自己のアドレス
データとが第1アドレス比較回路によって比較され、両
アドレスデータが一致している場合には第1アドレス一
致信号が出力される。そして、この第1アドレス一致信
号を受けたデータラッチ回路によって、上記パラレル電
気信号に含まれる出力データがラッチされる。こうし
て、上記データラッチ回路にラッチされた出力データ
は、当該出力データ用光信号制御部に接続された出力ポ
ートに送出される。
【0025】さらに、指定したアドレスの入力ポートか
らの入力データを上記メインコントローラで受信するに
際しては、上記入力ポート用光信号制御回路は次のよう
に動作する。すなわち、上記第4光コネクタからのシリ
アル電気信号が第3シフトレジスタによってパラレル電
気信号に変換される。そして、このパラレル電気信号に
含まれるアドレスデータが第3ラッチ回路にラッチされ
る。そうすると、上記第3ラッチ回路にラッチされたア
ドレスデータと自己のアドレスデータとが第2アドレス
比較回路によって比較され、両アドレスデータが一致し
ている場合には第2アドレス一致信号が出力される。そ
して、この第2アドレス一致信号を受けたコントロール
信号ラッチ回路によって上記パラレル電気信号に含まれ
るコントロール信号がラッチされて、伝送経路設定信号
が出力される。
【0026】一方、第4シフトレジスタによって、上記
入力ポートからの入力データがシリアル電気信号に変換
されてラッチされている。そして、上記コントロール信
号ラッチ回路からの伝送経路設定信号に基づいて、伝送
経路制御回路によって、上記第5光コネクタからのシリ
アル電気信号を上記第4光コネクタに送出する通常状態
での伝送経路が上記第4シフトレジスタからのシリアル
電気信号を上記第4光コネクタに送出する伝送経路に切
り替えられる。その結果、上記両アドレスデータが一致
する場合には上記入力ポートからの入力データを含むシ
リアル電気信号が上記第4光コネクタに送出され、一致
しない場合には上記第5光コネクタからのシリアル電気
信号が上記第4光コネクタに送出されるのである。こう
して、上記第4光コネクタに送出されたシリアル電気信
号はシリアル光信号に変換され、光ファイバを介して上
記メインコントローラ側に送信される。
【0027】上記第4光コネクタから送信されたシリア
ル光信号は、上記メインコントローラ用光信号送受信部
と当該入力ポート用光信号送受信部との間に介設された
出力ポート用光信号送受信部あるいは入力ポート用光信
号送受信部をスルーしてやがて上記メインコントローラ
用光信号送受信部に至る。そうすると、上記シリアル光
信号は上記メインコントローラ用光信号送受信部の第1
光コネクタによってシリアル電気信号に変換され、第1
シフトレジスタによってパラレル電気信号に変換され
る。そして、このパラレル電気信号に含まれる入力デー
タが第1ラッチ回路にラッチされて上記メインコントロ
ーラに送出される。
【0028】こうして、上記メインコントローラによっ
て指定されたアドレスの入力ポートからの入力データ
が、上記メインコントローラで受信されるのである。
【0029】また、請求項に係る発明では、上記第1
光コネクタ乃至第5光コネクタに入力されたシリアル光
信号は受光素子によってシリアル電気信号に変換され
る。また、上記第1光コネクタ乃至第5光コネクタに入
力されたシリアル電気信号は発光素子によってシリアル
光信号に変換される。こうして、容易に光電変換が実行
されて、各光信号送受信部における各光信号制御回路で
は電気信号に基づいて上記メインコントローラによって
指定されたアドレスデータと自己のアドレスデータとの
比較が行われる。
【0030】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例により詳細に
説明する。図1は本実施例の光ファイバ伝送装置におけ
るブロック図である。
【0031】本光ファイバ伝送装置は、家電製品,情報
機器,生産設備等におけるメインコントローラ65に接
続されたメインコントローラ用光信号送受信部61と、
各々が出力ポート66に接続された複数の出力ポート用
光送受信部62(図では1つの出力ポート用光送受信部
で代表)と、各々が入力ポート67に接続された複数の
入力ポート用光送受信部63(図では1つの入力ポート
用光送受信部で代表)と、各光信号送受信部61,62,
63間を接続する光ファイバ64から概略構成される。
【0032】上記メインコントローラ用光信号送受信部
61と夫々の出力ポート用光信号受信部62,62,…と
夫々の入力ポート用光送受信部63,63,…は、光ファ
イバ64によって直列に接続されている。
【0033】上記メインコントローラ用光信号送受信部
61は、メインコントローラ65のマイクロコンピュー
タ(以下、マイコンと略称する)70に接続されたメイン
コントローラ用信号制御回路68および光ファイバ64
が接続される光コネクタ69を有する。また、出力ポー
ト用光信号送受信部62は、出力ポート66に接続され
た出力ポート用光信号制御回路71および光ファイバ6
4,64が接続される二つの光コネクタ72,73を有す
る。また、入力ポート用光信号送受信部63は、入力ポ
ート67に接続された入力ポート用光信号制御回路74
および光ファイバ64,64が接続される二つの光コネ
クタ75,76を有している。
【0034】図2は、上記メインコントローラ用光信号
送受信部61のブロック構成図である。以下、図2に従
って、メインコントローラ用光信号送受信部61による
入力ポート67からの入力データの受信動作、および、
出力ポート66への出力データや入力ポート用光信号送
受信部63へのコントロール信号の送信動作を説明しつ
つ、メインコントローラ用光信号送受信部61の構成を
説明する。
【0035】先ず、上記入力データの受信は以下のよう
にして行われる。上記光ファイバ64によって伝送され
てくるシリアル光信号は、光コネクタ69の受光素子7
7によってシリアル電気信号に変換され、増幅器78に
よって増幅される。このシリアル電気信号はシフトレジ
スタ79に入力されてパラレル電気信号に変換される。
ここで、シフトレジスタ79のクロック信号は、発振回
路80の出力を分周回路81で分周して生成される。
【0036】上記入力ポート67から伝送されて来るシ
リアル信号は、図5に示すように、入力データとアドレ
スデータと同期信号とを含んでいる。そして、上記シリ
アル電気信号がシフトレジスタ79によって変換されて
成るパラレル電気信号のうちの上記同期信号は、同期信
号検出回路82で検出される。そうすると、上記同期信
号が検出されたタイミングで上記パラレル電気信号のう
ちの入力データとアドレスデータとがラッチ回路83に
ラッチされる。上記メインコントローラ65のマイコン
70を構成するCPU(中央演算処理装置)84は、ラッ
チ回路83にラッチされた上記入力データとアドレスデ
ータとを入力ポート85に取り込む。そして、上記アド
レスデータの確認を行って入力データの受信を終了す
る。
【0037】次に、上記出力データおよびコントロール
信号の送信は以下のようにして行われる。上記メインコ
ントローラ65のCPU84は、出力ポート86を介し
て上記入力データあるいはコントロール信号を含むシリ
アル電気信号をメインコントローラ用光信号送受信部6
1の発光素子駆動回路87に送出する。そうすると、発
光素子駆動回路87は光コネクタ69の発光素子88を
シリアル電気信号に基づいて駆動してシリアル光信号に
変換し、光ファイバ64によって伝送して上記出力デー
タあるいはコントロール信号の送信を終了する。
【0038】図3は上記出力ポート用光信号送受信部6
2のブロック構成図である。以下、図3に従って、出力
ポート用光信号送受信部62によるメインコントローラ
65からの出力データの受信動作を説明しつつ、出力ポ
ート用光信号送受信部62の構成を説明する。
【0039】上記メインコントローラ用光信号送受信部
61側から伝送されて来る出力データを含むシリアル光
信号は、光コネクタ72の受光素子91によってシリア
ル電気信号に変換され、増幅器92によって増幅され
る。このシリアル電気信号はシフトレジスタ93に入力
されてパラレル電気信号に変換される。一方、上記シリ
アル電気信号は光コネクタ73の発光素子95を駆動す
る発光素子駆動回路94にも入力され、この発光素子駆
動回路94による発光素子95の駆動によってシリアル
光信号に変換され、そのまま当該出力ポート用光信号送
受信部62の下位側に位置する入力ポート用光信号送受
信部62あるいは出力ポート用光信号送受信部63(以
下、下位ポート用光信号送受信部と言う)に伝送され
る。ここで、上記シフトレジスタ93のクロック信号
は、発振回路96の出力を分周回路97で分周して生成
される。
【0040】上記メインコントローラ65から伝送され
てくるシリアル光信号には、上述のように、出力データ
以外にこの出力データが伝送される出力ポート66のア
ドレスデータと同期信号とが含まれている。そして、上
記シリアル光信号が変換されて成るパラレル電気信号の
うちの上記同期信号は、同期信号検出回路98で検出さ
れる。そうすると、上記同期信号が検出されたタイミン
グで上記パラレル電気信号のうちのアドレスデータがラ
ッチ回路99にラッチされる。
【0041】アドレス比較回路100は、上記ラッチ回
路99にラッチされたアドレスデータとアドレス設定ス
イッチ101によって設定されたアドレスデータとを比
較して、両アドレスデータが一致すると判断した際には
アドレス一致信号をラッチ回路102に出力する。そう
すると、上記パラレル電気信号のうちの出力データがラ
ッチ回路102にラッチされ、出力ポート66に送出さ
れて出力データの受信を終了する。
【0042】尚、上記出力ポート用光信号送受信部62
における光コネクタ73には、上記下位ポート用光信号
送受信部から光ファイバ64を介してシリアル光信号が
伝送されて来る。このシリアル光信号は、受光素子10
3でシリアル電気信号に変換されて増幅器104で増幅
された後、発光素子駆動回路105に送出される。そし
て、発光素子駆動回路105による上記シリアル電気信
号に基づく発光素子106の駆動によってシリアル光信
号に再変換され、光ファイバ64を介してメインコント
ローラ65側に伝送される。つまり、上記下位ポート用
光信号送受信部から伝送されて来るシリアル光信号は、
そのまま当該出力ポート用光信号送受信部62をスルー
して、メインコントローラ65側へ伝送されるのであ
る。
【0043】図4は上記入力ポート用光信号送受信部6
3のブロック構成図である。以下、図4に従って、入力
ポート用光信号送受信部63によるメインコントローラ
65からのコントロール信号の受信動作およびメインコ
ントローラ65への入力データの送信動作を説明しつ
つ、この入力ポート用光信号送受信部63の構成を説明
する。
【0044】上記入力ポート用光信号送受信部63によ
って入力データの送信動作が開始されるに先立って、メ
インコントローラ65によって、特定の入力ポート用光
信号送受信部63に入力データの送信を要求するための
コントロール信号(2ビット信号)とアドレスデータと同
期信号とから成る送信要求信号(図6参照)が送信され
る。尚、上記コントロール信号は送信要求の対象となる
入力ポート67に接続された入力ポート用信号制御回路
74の伝送経路制御回路107を制御するための信号で
あり、上記アドレスデータは送信要求の対象となる入力
ポート67のアドレスを指定するデータである。
【0045】上記送信要求信号は、上述のようにメイン
コントローラ用光信号送受信部61によってシリアル光
信号に変換されて送信され、各入力ポート用光信号送受
信部63における光コネクタ75で受信される。そし
て、受光素子108によってシリアル電気信号に変換さ
れて増幅器109によって増幅される。このシリアル電
気信号はシフトレジスタ110に入力されてパラレル電
気信号に変換される。一方、上記シリアル電気信号は発
光素子駆動回路111にも入力され、この発光素子駆動
回路111による発光素子112の駆動によってシリア
ル光信号に変換され、そのまま光コネクタ76から下位
ポート用光信号送受信部に伝送される。ここで、上記シ
フトレジスタ110のクロック信号は、発振回路113
および分周回路114によって生成される。
【0046】上記シフトレジスタ110からのパラレル
電気信号のうちの同期信号が、同期信号検出回路115
によって検出されると、上記パラレル電気信号のうちの
アドレスデータがラッチ回路116にラッチされる。そ
して、アドレス比較回路117によって、ラッチ回路1
16にラッチされたアドレスデータとアドレス設定スイ
ッチ118によって設定されたアドレスデータとが比較
され、両アドレスデータが一致している場合にはアドレ
ス一致信号が出力される。そうすると、このアドレス一
致信号に基づいて、上記パラレル電気信号のうちのコン
トロール信号がラッチ回路119にラッチされる。
【0047】以後、このラッチ回路119にラッチされ
たコントロール信号に基づいて、伝送経路制御回路10
7が制御されてシリアル電気信号の伝送経路が通常の
「下位データ伝送経路」から「入力データ伝送経路」切り替
え設定される。そして、後に述べるようにして、「入力
データ伝送経路」に設定されると、当該入力ポート67
からの入力データが当該入力ポート用光信号送受信部6
3によってメインコントローラ65側に伝送されるので
ある。
【0048】すなわち、例えば上記コントロール信号を
(0,1)とすると、上記両アドレスデータが一致してい
る場合には、ラッチ回路119からはラッチされている
コントロール信号(0,1)が伝送経路設定信号として出
力される(入力データ伝送モード)。そして、伝送経路制
御回路107のアンドゲート107aが“オン"となっ
て、シフトレジスタ121からの入力データを含むシリ
アル電気信号が発光素子駆動回路120に送出される。
【0049】尚、上記シフトレジスタ121からのシリ
アル電気信号には、入力ポート67からの入力データ
に、アドレス設定スイッチ118からのアドレスデータ
と同期信号設定回路122からの同期信号が付加されて
いる。また、上記シフトレジスタ121のクロック信号
は、ゲート回路124によって分周回路114からのク
ロック信号がそのまま送出される。また、上記シフトレ
ジスタ121に、入力ポート67からの入力データ,ア
ドレス設定スイッチ118からのアドレスデータおよび
同期信号設定回路122からの同期信号を取り込んでラ
ッチするためのLOAD信号は、カウンタ123によってシ
フトレジスタ121に入力データとアドレスデータと同
期信号とから成る1単位のシリアル電気信号が取り込ま
れる期間に相当するクロック数がカウントされた際にゲ
ート回路124から出力される。
【0050】一方、上記両アドレスデータが一致してい
ない場合には、ラッチ回路119にはメインコントロー
ラ65からのコントロール信号がラッチされず、ラッチ
回路119からは通常状態における伝送経路設定信号
(1,0)が出力され続ける(下位データ伝送モード)。そ
して、伝送経路制御回路107のアンドゲート107b
が“オン"となって、光コネクタ76の受光素子125
および増幅器126によって下位ポート用光信号送受信
部からのシリアル光信号を変換して成るシリアル電気信
号が発光素子駆動回路120に送出される。
【0051】そうすると、上記発光素子駆動回路120
は、シフトレジスタ121あるいは増幅器126からの
シリアル電気信号(図5参照)に基づいて光コネクタ75
の発光素子127を駆動してシリアル光信号に変換し、
光ファイバ64を介してメインコントローラ65側へ伝
送するのである。
【0052】つまり、上記入力ポート用光信号送受信部
63は、メインコントローラ65からの送信要求信号に
含まれるアドレスデータとアドレス設定スイッチ118
によって設定されたアドレスデータとが一致すれば、当
該入力ポート用光信号送受信部63に接続された入力ポ
ート67からの入力データをメインコントローラ65側
に伝送する。一方、一致しなければ、アドレスデータが
一致した他の入力ポート用光信号送受信部63から下位
ポート用光信号送受信部を介して伝送されて来る入力デ
ータをそのままメインコントローラ65側へ伝送するの
である。
【0053】ここで、上記同期信号検出回路82,98,
115は、シフトレジスタ79,93,110に順次取り
込まれるシリアル電気信号の最終ビットを監視して、同
期信号であるか否かを常時判定する必要がある。この動
作を少ないビット数の同期信号で可能にするために、本
実施例においては以下のようにしている。すなわち、図
4に示すように、上記シフトレジスタ121に入力デー
タを取り込む場合には、入力データの1ビットをシフト
レジスタ121の連続する2ビットに同時に取り込む。
また、アドレス設定スイッチ118によってアドレスデ
ータを設定する際には、実際のアドレスデータの1ビッ
トを連続して2ビット繰り返して設定する(例えば、実
際のアドレスデータが“0,1,0,1"であれば、2ビッ
トずつ繰り返して“0,0,1,1,0,0,1,1"と設定す
る)のである。これに対して、同期信号設定回路122
によって同期信号を設定する際には、実際の同期信号を
そのまま設定する。こうすることによって、シフトレジ
スタ121に取り込まれた入力データとアドレスデータ
とにおける最下位2ビットは、“1,1"または“0,0"
の如く高レベルあるいは低レベルの信号が連続すること
になる。尚、上記メインコントローラ65のCPU84
がシリアル電気信号を作成する際にも、出力データおよ
びアドレスデータの1ビットを連続して2ビット繰り返
して設定するのである。
【0054】ここで、図5および図6に示すように、シ
リアル電気信号における同期信号はアドレスデータに続
いて付加される。そこで、同期信号を“1,0"とすれ
ば、シリアル電気信号におけるアドレスデータの最下位
2ビットと同期信号との内容は図7(a)あるいは図7(b)
に示すようになる。したがって、同期信号検出回路8
2,98,115は、シフトレジスタ79,93,110に
おける最下位4ビットの内容を監視し、図7に示すよう
なパターンになった場合に同期信号を検出したと判定す
ればよいのである。こうして、少ないビット数の同期信
号で容易に且つ迅速に同期信号を検出するのである。
【0055】本実施例における各光コネクタ69,72,
73,75,76(以下、光コネクタ69で代表する)は同
じ構造を有しており、図8にその構造を示す。但し、図
8(a)は分解図であり、図8(b)は図8(a)におけるA−
A'断面a矢視図であり、図8(c)は図8(a)におけるB
−B'断面b矢視図である。上記光コネクタ69は、図
8に示すように、ホルダ131とこのホルダ131に勘
合されるレンズ132と電子デバイス133と裏蓋13
4とで概略構成される。
【0056】上記電子デバイス133は、図2および図
8(c)に示すように、光コネクタ69における受光素子
77を含む受信用光電変換部135や発光素子88を含
む送信用光電変換部136や増幅器78等の電気回路を
内蔵する。そして、レンズ132と裏蓋134との間に
挟まれてホルダ131に納められて固定される。尚、本
実施例においては、受光素子77としてフォトダイオー
ドを用い、発光素子88として発光ダイオードを用いて
いる。また、上記レンズ132は、電子デバイス133
に内蔵された両光電変換部135,136と光ファイバ
64との光学的結合を最適化する。
【0057】図8(b)および図8(c)に示すように、上記
ホルダ131にはコネクタ137が嵌合され、このコネ
クタ137には光ファイバ64の一端が挿入される。こ
うして、光ファイバ64を介して伝送されて来るシリア
ル光信号はレンズ132によって受信用光電変換部13
5の受光素子77に集光される一方、送信用光電変換部
136の発光素子88からのシリアル光信号はレンズ1
32によって光ファイバ64の一端に集光されるのであ
る。
【0058】このように、本実施例における光コネクタ
69は、レンズ132によって、光ファイバ64からの
光は受光素子77に導く一方、発光素子88からの光は
光ファイバ64に導くようにしている。したがって、上
述した従来の光ファイバ伝送システムのように、異なる
発光スペクトルを有する発光ダオードや光フィルタや双
方向分離回路等を搭載する必要はなく、光伝送構造を簡
単に構成できるのである。
【0059】上述のように、本実施例における光ファイ
バ伝送装置は、メインコントローラ65に接続されるメ
インコントローラ用光信号送受信部61と、メインコン
トローラ65からのアドレスデータを含むシリアル光信
号を受信する出力ポート用光信号送受信部62と、メイ
ンコントローラ65とアドレスデータを含むシリアル光
信号を送受信する入力ポート用光信号送受信部63を有
しており、各光信号送受信部61,62,63には受光素
子および発光素子を有する光コネクタを設けている。そ
して、各光信号送受信部61,62,63の夫々は光コネ
クタを介して光ファイバ64で直列に接続されているだ
けである。したがって、本実施例においては、光ファイ
バ伝送の相手先を特定するために光フィルタや双方向分
離回路等の特別な光学機器を必要とはせず、光伝送構造
を簡素化できると共に、高い光結合効率を得ることがで
きる。
【0060】また、上記出力ポート用光信号送受信部6
2は、メインコントローラ65側から伝送されて来るシ
リアル信号をそのまま下位ポート用光送受信部に伝送す
る。その際に、上記シリアル信号に含まれるアドレスデ
ータと接続されている出力ポート66のアドレスデータ
とが一致する場合にのみ、上記シリアル信号に含まれた
出力データを当該出力ポート66に送出する。したがっ
て、本実施例における出力ポート用光信号送受信部62
にはCPUを搭載することなく、メインコントローラ6
5は相手先の出力ポートを指定して出力データを送信で
きる。
【0061】また、上記入力ポート用光信号送受信部6
3は、メインコントローラ65側から伝送されて来る送
信要求信号をそのまま下位ポート用光送受信部に伝送す
る。その際に、上記送信要求信号に含まれるアドレスデ
ータと接続されている入力ポート67のアドレスデータ
とが一致する場合には、上記送信要求信号に含まれたコ
ントロール信号に基づいて伝送経路を「入力データ伝送
経路」に設定して当該入力ポート67からの入力データ
をシリアル光信号に変換してメインコントローラ65側
に伝送する。一方、一致しない場合には、上記伝送経路
を「下位データ伝送経路」に設定して上記下位ポート用光
送受信部から伝送されて来るシリアル信号をそのままメ
インコントローラ65側に伝送する。したがって、本実
施例におけるにおける入力ポート用光信号送受信部63
にはCPUを搭載することなく、メインコントローラ6
5は相手先の入力ポートを指定して入力データを受信で
きる。
【0062】尚、上記実施例における各光コネクタ6
9,72,73,75,76は双方向型であるが、2個の単
方向型で構成してもよい。また、メインコントローラ用
光信号制御回路68,出力ポート用光信号制御回路71
あるいは入力ポート用光信号制御回路74は、ASIC
(application specific integrated circuit)等で1チ
ップ化してもよい。
【0063】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1、2
に係る発明の光ファイバ伝送装置は、メインコントロー
ラ,入力ポートおよび出力ポートの夫々に接続された各
光信号送受信部を光ファイバによって直列に接続し、上
記出力ポート用光信号送受信部および入力ポート用光信
号送受信部は、入力されるシリアル光信号をシリアル電
気信号に変換する一方シリアル電気信号をシリアル光信
号に変換する光コネクタと、上記光コネクタによって変
換されたシリアル電気信号に含まれるアドレスデータが
自己のアドレスデータに一致する場合には当該シリアル
電気信号は当該光信号送受信部に当てた情報が含まれた
シリアル電気信号であるとする各光信号制御回路を備え
たので、上記メインコントローラがデータの送受を行う
相手先の入/出力ポートを特定するための特別な光学機
器を必要とはしない。したがって、この発明によれば、
光伝送構造を簡単に安価に構成できる。
【0064】その際に、上記各光信号送受信部は上記光
ファイバと上記光コネクタのみによって接続されるの
で、光結合効率の良い接続を得ることができる。また、
上記メインコントローラは、送信するシリアル信号に含
まれるアドレスデータを目的とする出力ポートあるいは
入力ポートのアドレスデータに書き換えるだけで、デー
タの授受を行いたい出力ポートあるいは入力ポートを簡
単に指定できる。したがって、非常に使い易い光ファイ
バ伝送装置を提供できる。
【0065】また、請求項に係る発明の光ファイバ伝
送装置は、上記出力ポート用光信号制御回路は、第2シ
フトレジスタによって変換されたパラレル電気信号に含
まれるアドレスデータを第2ラッチ回路にラッチし、こ
のラッチされたアドレスデータと自己のアドレスデータ
とを第1アドレス比較回路で比較し、両アドレスデータ
が一致している場合には当該パラレル電気信号に含まれ
る出力データをデータラッチ回路にラッチするので、上
記出力ポート用光信号送受信部は、CPUを搭載するこ
となく上記メインコントローラからのシリアル光信号が
自己に当てたシリアル光信号であるか否かを迅速に判断
して出力データを受信できる。
【0066】さらに、上記入力ポート用光信号制御回路
は、第3シフトレジスタによって変換されたパラレル電
気信号に含まれるアドレスデータを第3ラッチ回路にラ
ッチし、このラッチされたアドレスデータと自己のアド
レスデータとを第2アドレス比較回路で比較し、両アド
レスデータが一致している場合には当該パラレル電気信
号に含まれるコントロール信号をコントロール信号ラッ
チ回路にラッチして伝送経路設定信号を出力し、この伝
送経路設定信号に基づいて、伝送経路制御回路によって
第5光コネクタからのシリアル電気信号を第4光コネク
タに送出する通常状態での伝送経路を第4シフトレジス
タからのシリアル電気信号を上記第4光コネクタに送出
する伝送経路に切り替えて、上記第4シフトレジスタに
シリアル電気信号に変換されてラッチされている入力ポ
ートからの入力データを上記第4光コネクタに送出する
ので、上記入力ポート用光信号送受信部は、CPUを搭
載することなく上記メインコントローラからのシリアル
光信号が自己に当てたシリアル光信号であるか否かを迅
速に判断して入力データを送信できる。
【0067】また、請求項に係る発明の光ファイバ伝
送装置は、上記第1光コネクタ乃至第5光コネクタに、
入力されるシリアル光信号をシリアル電気信号に変換す
る受光素子と、入力されるシリアル電気信号をシリアル
光信号に変換する発光素子を設けたので、上記光ファイ
バによって伝送されるシリアル信号を容易に変換でき
る。すなわち、この発明によれば、光伝送構造が簡単で
安価であり、しかも光結合効率が良くて使いやすい光フ
ァイバ伝送装置を容易に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光ファイバ伝送装置におけるブロッ
ク図である。
【図2】図1におけるメインコントローラ用光信号送受
信部および光コネクタの詳細なブロック図である。
【図3】図1における出力ポート用光信号送受信部およ
び光コネクタの詳細なブロック図である。
【図4】図1における入力ポート用光信号送受信部およ
び光コネクタの詳細なブロック図である。
【図5】入力データあるいは出力データを含むシリアル
信号の構成図である。
【図6】送信要求信号の構成図である。
【図7】図1に示す光ファイバ伝送装置において取り扱
われるシリアル信号におけるアドレスデータと同期信号
との一例を示す図である。
【図8】図1〜図4における光コネクタの構造を示す図
である。
【図9】従来の光ファイバ伝送システムの構成図であ
る。
【図10】図9とは異なる従来の光ファイバ伝送システ
ムの構成図である。
【図11】図10における発光部の発光特性を示す図で
ある。
【図12】図10における光フィルタの反射率特性を示
す図である。
【図13】図9および図10とは異なる従来の光ファイ
バ伝送システムの構成図である。
【図14】図13における発光ダイオードの発光スペク
トルと光フィルタの透過率特性とを示す図である。
【符号の説明】
61…メインコントローラ用光信号送受信部、62…出
力ポート用光信号送受信部、63…入力ポート用光信号
送受信部、64…光ファイバ、 65…
メインコントローラ、66…出力ポート、
67…入力ポート、68…メインコントローラ用光
信号制御回路、69,72,73,75,76…光コネク
タ、71…出力ポート用光信号制御回路、74…入力ポ
ート用光信号制御回路、77,91,103,108,12
5…受光素子、88,95,106,112,127…発光
素子、79,93,110,121…シフトレジスタ、1
00,117…アドレス比較回路、107…伝送経路制
御回路、131…ホルダ、 132…
レンズ、133…電子デバイス、 134…
裏蓋。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−105633(JP,A) 特開 平2−252331(JP,A) 特開 平5−276113(JP,A) 特開 平3−175754(JP,A) 特開 平5−145562(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 10/00 - 10/28 H04J 14/00 - 14/08 H04L 12/40 H04L 11/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインコントローラ,入力ポートおよび
    出力ポートの夫々に接続された各光信号送受信部を光フ
    ァイバによって直列に接続して、シリアル光信号によっ
    て上記メインコントローラと上記入力ポートあるいは出
    力ポートとの間でデータの授受を行う光ファイバ伝送装
    置であって、 上記メインコントローラに接続されているメインコント
    ローラ用光信号送受信部と、上記出力ポートに接続され
    ている出力ポート用光信号送受信部と、上記入力ポート
    に接続されている入力ポート用光信号送受信部とから構
    成され、 上記メインコントローラ用光信号送受信部は、上記光フ
    ァイバに接続されてシリアル光信号とシリアル電気信号
    との間での相互変換を行う光コネクタと、この光コネク
    タからのシリアル電気信号に含まれる入力データを取り
    込んで上記メインコントローラに送出するメインコント
    ローラ用光信号制御回路を備え、 上記出力ポート用光信号送受信部は、上記光ファイバに
    接続されてシリアル光信号とシリアル電気信号との間で
    の相互変換を行う光コネクタと、上記メインコントロー
    ラ側からのシリアル光信号が変換されたシリアル電気信
    号に含まれるアドレスデータが自己のアドレスデータに
    一致する場合には、上記シリアル電気信号に含まれる出
    力データを上記出力ポート用光信号送受信部が接続され
    ている出力ポートに送出する出力ポート用光信号制御回
    路を備え、 上記入力ポート用光信号送受信部は、上記光ファイバに
    接続されてシリアル光信号とシリアル電気信号との間で
    の相互変換を行う光コネクタと、上記メインコントロー
    ラ側からのシリアル光信号が変換されたシリアル電気信
    号に含まれるアドレスデータが自己のアドレスデータに
    一致する場合には接続されている入力ポートから入力デ
    ータを取り込んでシリアル電気信号に変換して上記光コ
    ネクタに送出する入力ポート用光信号制御回路を備えた
    ことを特徴とする光ファイバ伝送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光ファイバ伝送装置に
    おいて、 上記メインコントローラ用光信号送受信部は、上記光コネクタを、 上記光ファイバによって伝送されて
    来るシリアル光信号をシリアル電気信号に変換する一
    方、上記メインコントローラからのシリアル電気信号を
    シリアル光信号に変換して上記光ファイバに送出する第
    1光コネクタで構成すると共に、 上記メインコントローラ用光信号制御回路を、上記第1
    光コネクタによって変換されたシリアル電気信号に含ま
    れる入力データを取り込んで上記メインコントローラに
    送出する一方、上記メインコントローラからのシリアル
    電気信号を上記第1光コネクタに転送するように成し、 上記出力ポート用光信号送受信部は、上記光コネクタを、 上記メインコントローラ側から上記光ファイバによって
    伝送されて来るシリアル光信号をシリアル電気信号に変
    換する一方、入力されるシリアル電気信号をシリアル光
    信号に変換して上記メインコントローラ側に上記光ファ
    イバを介して送出する第2光コネクタと、 下位の光信号送受信部側から上記光ファイバによって伝
    送されて来るシリアル光信号をシリアル電気信号に変換
    して上記第2光コネクタに送出する一方、上記第2光コ
    ネクタから入力されるシリアル電気信号をシリアル光信
    号に変換して下位の光信号送受信部側に上記光ファイバ
    を介して送出する第3光コネクタとで構成すると共に、 上記出力ポート用光信号制御回路、上記第2光コネク
    タによって変換されたシリアル電気信号に含まれるアド
    レスデータが自己のアドレスデータに一致する場合に
    は、上記シリアル電気信号に含まれる出力データを上記
    出力ポート用光信号送受信部が接続されている出力ポー
    トに送出するように成し、 上記入力ポート用光信号送受信部は、上記光コネクタを、 上記メインコントローラ側から上記光ファイバによって
    伝送されて来るシリアル光信号をシリアル電気信号に変
    換する一方、入力されるシリアル電気信号をシリアル光
    信号に変換して上記メインコントローラ側に上記光ファ
    イバを介して送出する第4光コネクタと、 下位の光信号送受信部側から上記光ファイバによって伝
    送されて来るシリアル光信号をシリアル電気信号に変換
    する一方、上記第4光コネクタから入力されるシリアル
    電気信号をシリアル光信号に変換して下位の光信号送受
    信部側に上記光ファイバを介して送出する第5光コネク
    タとで構成すると共に、 上記入力ポート用光信号制御回路、上記第4光コネク
    タによって変換されたシリアル電気信号に含まれるアド
    レスデータが自己のアドレスデータに一致する場合には
    接続されている入力ポートから入力データを取り込んで
    シリアル電気信号に変換して上記第4光コネクタに送出
    する一方、上記両アドレスデータが一致しない場合には
    上記第5光コネクタからのシリアル電気信号を上記第4
    光コネクタに送出するように成したことを特徴とする光
    ファイバ伝送装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の光ファイバ伝送装置に
    おいて、 上記メインコントローラ用光信号制御回路は、 上記第1光コネクタからのシリアル電気信号をパラレル
    電気信号に変換する第1シフトレジスタと、 上記パラレル電気信号に含まれる入力データをラッチす
    る第1ラッチ回路を備え、 上記出力ポート用光信号制御回路は、 上記第2光コネクタからのシリアル電気信号をパラレル
    電気信号に変換する第2シフトレジスタと、 上記パラレル電気信号に含まれるアドレスデータをラッ
    チする第2ラッチ回路と、 上記第2ラッチ回路にラッチされたアドレスデータと自
    己のアドレスデータとを比較して、両アドレスデータが
    一致している場合には第1アドレス一致信号を出力する
    第1アドレス比較回路と、 上記第1アドレス一致信号を受けて上記パラレル電気信
    号に含まれる出力データをラッチするデータラッチ回路
    を備え、 上記入力ポート用光信号制御回路は、 上記第4光コネクタからのシリアル電気信号をパラレル
    電気信号に変換する第3シフトレジスタと、 上記パラレル電気信号に含まれるアドレスデータをラッ
    チする第3ラッチ回路と、 上記第3ラッチ回路にラッチされたアドレスデータと自
    己のアドレスデータとを比較して、両アドレスデータが
    一致している場合には第2アドレス一致信号を出力する
    第2アドレス比較回路と、 上記第2アドレス一致信号を受けて上記パラレス電気信
    号に含まれるコントロール信号をラッチして伝送経路設
    定信号を出力するコントロール信号ラッチ回路と、 上記入力ポートからの入力データをシリアル電気信号に
    変換してラッチする第4シフトレジスタと、 上記コントロール信号ラッチ回路からの伝送経路設定信
    号に基づいて、上記第5光コネクタからのシリアル電気
    信号を上記第4光コネクタに送出する通常状態での伝送
    経路を上記第4シフトレジスタからのシリアル電気信号
    を上記第4光コネクタに送出する伝送経路に切り替える
    伝送経路制御回路を備えたことを特徴とする光ファイバ
    伝送装置。
  4. 【請求項4】 請求項2あるいは請求項3に記載の光フ
    ァイバ伝送装置において、 上記第1光コネクタ乃至第5光コネクタは、入力される
    シリアル光信号をシリアル電気信号に変換する受光素子
    と、シリアル電気信号をシリアル光信号に変換する発光
    素子を有することを特徴とする光ファイバ伝送装置。
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