JPH07250022A - 光ファイバー伝送装置 - Google Patents

光ファイバー伝送装置

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Publication number
JPH07250022A
JPH07250022A JP6038370A JP3837094A JPH07250022A JP H07250022 A JPH07250022 A JP H07250022A JP 6038370 A JP6038370 A JP 6038370A JP 3837094 A JP3837094 A JP 3837094A JP H07250022 A JPH07250022 A JP H07250022A
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JP
Japan
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optical
transmission
signal
optical fiber
switching circuit
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Application number
JP6038370A
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English (en)
Inventor
Takatoshi Mizoguchi
隆敏 溝口
Ko Ozawa
香 小澤
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光伝送構造が簡単で安価であり、しかも、使
いやすい光ファイバー伝送装置を提供する。 【構成】 光ファイバー1を介して光信号を送受する子
機(親機)用の各光信号送受信部4(3)は、光信号を電気
信号に変換する光コネクタ2を有する。また、この電気
信号を受けて光コネクタ2に電気信号を出力する一方、
伝送(送受)モード切換回路6(5)を有する。さらに、光
コネクタ2は電気信号を光信号に変換して光ファイバー
1に出力する。 【効果】 光ファイバー1に伝送される光信号を光コネ
クタ2で電気信号に変換して信号処理でき、さらに、信
号処理した電気信号を光コネクタ2で光信号に変換して
光ファイバー1に出力できる。したがって、光分岐器や
光フィルターが不必要である

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、情報機器を始めとし
たコンピュータによる光ファイバー通信に用いられる光
ファイバー伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の光ファイバー伝送装置と
しては、図10に示すように、単一の発光部37と複数
の受光部30,31,32を備え、この受光部30,31,
32は光の分岐器34,35,36を介して光ファイバー
伝送路33に結合されているものがある(従来例1)。
【0003】この従来例は、光の分岐器34,35,36
の分岐比を発光部37に近いものほど大きくして、上記
発光部37から出射した光を、各受光部30,31,32
に均等に伝送するようにしている。したがって、受光部
の数が多いほど各受光部の受光量が少なくなる。
【0004】また、今一つの従来例としては、図11に
示すものがある(特開昭56−7540号公報(従来例
2))。この従来例は、発光部47から延びる光ファイ
バー伝送路43,44,45,46と、この光ファイバー
伝送路43〜46に設けられた光フィルター48,49,
50と、この光フィルター48〜50に光ファイバー5
1,52,53を介して設けられた受光部40,41,42
を備えている。
【0005】上記発光部47は、半導体レーザで構成さ
れており、その動作特性を図13に示す。図13に示す
ように、この半導体レーザは、動作温度または駆動電流
を変化させるに従い、不連続な中心波長λ123
発光する。
【0006】そして、上記光フィルター48,49,50
は、それぞれ、図12に示す特性54,55,56を有
し、上記光ファイバー伝送路から波長λ123の光
を取り出す。そして、上記光フィルター51,52,53
からの光は、それぞれ、上記光ファイバー51,52,5
3を経由して受光部40,41,42に到達する。
【0007】したがって、上記半導体レーザの駆動電流
を変化させて、たとえば波長λ2の光を発光させると、
この光は光フィルター48をほとんど損失無く通過して
光ファイバー伝送路44を経て光フィルター49に達す
る。そして、この光フィルター49で上記波長λ2の光
はほとんど反射されて光ファイバー52を経由して受光
部41に達する。
【0008】したがって、この従来例2は、(1) 発光部
47からの光信号が、目的とする受光部以外の受光部へ
は伝送されないので、目的とする受光部で受ける光の量
が従来例1よりも大きくなる。したがって、(2) 長距離
の光伝送が可能になる上に、光ファイバー伝送路中に数
多くの受光部を設けることができる。また、(3) 発光部
が発生する光の波長を変えることによって、光信号を伝
送しようとする相手先の受光部を容易に選択できる。
【0009】次に、図14に、従来例3(特開昭56−
10748号公報)を示す。この従来例は、第1の光送
受信機91と第2の光送受信機92と光ファイバー72
を備えている。上記第1の光送受信機91は、光送信機
61と光受信機74と光フィルタ63と双方向分離回路
71を有している。また、上記第2の光送受信機92
は、光送信機62と光受信機75と光フィルタ64と双
方向分離回路73を有している。上記光フィルタ63の
光通過特性は、図15に示す特性T1であり、上記光フ
ィルタ64の光通過特性は、図15に示す特性T2であ
る。
【0010】上記光送信機61,62は、電気入力端子
69,70と駆動回路65,66と発光ダイオード67,
68を備えている。上記電気入力端子から入力された電
気信号は上記駆動回路で増幅されて上記発光ダイオード
に入力されてこの発光ダイオードで光信号に変換され
る。ところで、上記発光ダイオード67と68とは、発
光中心波長が異なっている。すなわち、図15に示すよ
うに、上記発光ダイオード67の発光スペクトルはP1
であり、発光中心波長が約830nm、発光スペクトル
半値全幅が約45nmである。また、上記発光ダイオー
ド68は、発光スペクトルがP2であり、発光中心波長
が約850nm、発光スペクトル半値全幅が約45nm
である。そして、上記発光ダイオード67の発光スペク
トルP1と上記発光ダイオードの発光スペクトルP2と
は一部重なっている。また、上記発光ダイオード67お
よび68はGaAiAs発光ダイオードである。
【0011】また、上記光受信機74,75は、フォト
ダイオード76,77と増幅回路78,79と電気出力端
子80,81を備える。上記フォトダイオードに入力さ
れた光は上記フォトダイオードで電気信号に変換され、
この電気信号は上記増幅回路で増幅されて電気出力端子
に伝達されるようになっている。
【0012】また、上記双方向分離回路71は、光送信
機61からの光を、光ファイバー72に送出し光受信機
74に送出しない。さらに、上記双方向分離回路71
は、光ファイバー72からの光を、光受信機74に送出
し光送信機61に送出しない。そして、上記双方向分離
回路73は、光送信機62からの光を、光ファイバー7
2に送出し光受信機75に送出しない。更に、上記双方
向分離回路73は、光ファイバー72からの光を、光受
信機75に送出し光送信機62に送出しない。
【0013】この従来例3は、光発信機61の電気入力
端子69から電気信号が入力されると、この電気信号は
駆動回路65を経て発光ダイオード67を発光させる。
この発光ダイオード67の発光光は、光フィルタ63に
入り、図15のT1に相当する発光スペクトルだけが通
過させられて、上記双方向分離回路71に入る。そし
て、上記光は双方向分離回路71から光ファイバー72
に送出され、第2双方向分離回路73に入り、この第2
双方向分離回路73から第2光受信機75に入る。第2
光受信機に入った光は、フォトダイオード77と増幅回
路79を経由して電気出力端子81から電気信号として
取り出される。
【0014】この従来例3は、第1の発光ダイオード6
7の発光スペクトル特性P1の中心の波長λ1と、第2
の発光ダイオード68の発光スペクトル特性P2の中心
の波長λ2とが互いに接近しているが、第1の光フィル
タ63を通過した第1の発光ダイオード67の発光光の
発光スペクトルと、第2の光フィルタ64を通過した第
2の発光ダイオード68の発光光の発光スペクトルとは
実質的に重なっていない。したがって、この発光スペク
トルの違いによって、第1の発光ダイオード67からの
光と、第2の発光ダイオード68からの光とを、双方向
分離回路71と73とで分けることができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例1の光ファイバー伝送装置は、光結合効率が悪いの
で、多数の光ファイバー伝送装置を接続して使用するこ
とが困難であるという欠点がある。
【0016】また、従来例2は、光結合効率は良いが、
光伝送構造が複雑になりコストが上昇するという欠点が
ある。
【0017】また、従来例3も従来例2と同様に、光伝
送構造が複雑でコストが上昇するという欠点がある。
【0018】そこで、この発明の目的は、光伝送構造が
簡単で安価であり、しかも、使いやすい光ファイバー伝
送装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、それぞれ、親機と複数の子機に
取り付けられ、複数の光伝送用光ファイバーによって順
次直列に接続され、上記光ファイバーを介して光信号を
送受する複数の光信号送受信部を備え、親機と複数の子
機との間で光通信させる光ファイバー伝送装置であっ
て、上記親機に取り付けられる親機用光信号送受信部
は、光ファイバーを介して別の光信号送受信部に接続さ
れ、上記光ファイバーから入力された光信号を電気信号
に変換する一方、電気信号を光信号に変換して上記光フ
ァイバーへ出力する光コネクタと、上記光コネクタから
電気信号を受信する受信モードと、上記光コネクタへ電
気信号を送信する送信モードとに切り換えられる送受モ
ード切換回路を備え、上記子機に取り付けられる子機用
光信号送受信部は、光ファイバーを介して前段および後
段の光信号送受信部に接続され、上記光ファイバーから
入力された光信号を電気信号に変換する一方、電気信号
を光信号に変換して上記光ファイバーへ出力する前段お
よび後段光コネクタと、上記前段光コネクタから電気信
号を受信し、上記後段光コネクタへ電気信号を送信する
第1伝送モードと、後段光コネクタから電気信号を受信
し、前段光コネクタへ電気信号を送信する第2伝送モー
ドとに切り換えられる伝送モード切換回路とを備えるこ
とを特徴としている。
【0020】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
の光ファイバー伝送装置において、上記親機用光信号送
受信部は、送受モード切換回路を送信モードに切り換え
て、上記送受モード切換回路を介して電気信号を光コネ
クタに出力する一方、上記送受モード切換回路を受信モ
ードに切り換えて、上記光コネクタからの電気信号を上
記送受モード切換回路を介して受信する制御回路と、上
記子機用光信号送受信部は、伝送モード切換回路を第1
伝送モードと第2伝送モードに切り換える第1制御動作
と、上記伝送モード切換回路と交信して上記伝送モード
切換回路に上記前段光コネクタまたは後段光コネクタを
選択させて上記伝送モード切換回路に前段光コネクタま
たは後段光コネクタに電気信号を出力させる第2制御動
作とが可能な制御回路を備えたことを特徴としている。
【0021】また、請求項3の発明は、請求項1に記載
の光ファイバー伝送装置において、上記光信号送受信部
の光コネクタは、光ファイバーからの光信号を電気信号
に変換する受光素子と、電気信号を光信号に変換する発
光素子を有していることを特徴としている。
【0022】
【作用】請求項1の発明は、光ファイバーを介して光信
号を送受する子機(親機)用の各光信号送受信部は、光コ
ネクタで光信号を電気信号に変換する。そして、この電
気信号を伝送(送受)モード切換回路で受ける。
【0023】一方、上記伝送(送受)モード切換回路
は、上記光コネクタに電気信号を出力し、この光コネク
タは電気信号を光信号に変換して光ファイバーに出力す
る。
【0024】したがって、請求項1の発明によれば、光
ファイバーに伝送される光信号を光コネクタで電気信号
に変換して信号処理でき、さらに、信号処理した電気信
号を光コネクタで光信号に変換して光ファイバーに出力
できる。したがって、請求項1の発明によれば、従来例
と異なり、光分岐器や光フィルターが不必要であるか
ら、光伝送構造が簡単で安価で、取り扱いが簡単であ
る。
【0025】さらに、請求項1の発明によれば、上記子
機用光信号送受信部の伝送モード切替回路は、前段光コ
ネクタから後段光コネクタへ電気信号を送信する第1伝
送モードと、後段光コネクタから前段光コネクタへ電気
信号を送信する第2伝送モードとを有している。したが
って、前段から後段および後段から前段へ向かって双方
向に信号を伝送できる。
【0026】また、請求項2の発明によれば、親機用光
信号送受信部の制御回路が送受モード切換回路を送信モ
ードに切り換えて、上記送受モード切換回路を介して電
気信号を光コネクタに出力する一方、上記送受モード切
換回路を受信モードに切り換えて、上記光コネクタから
の電気信号を上記送受モード切換回路を介して受信す
る。
【0027】また、子機用光信号送受信部の制御回路が
伝送モード切換回路を第1伝送モードと第2伝送モード
に切り換える。そして、上記制御回路が伝送モード切換
回路と交信し、伝送モード切換回路に前段光コネクタま
たは後段光コネクタを選択させ、伝送モード切換回路に
前段光コネクタまたは後段光コネクタに電気信号を出力
させる。
【0028】従って、請求項2の発明によれば、親機用
送受モード切換回路と子機用伝送モード切換回路とを自
動的に制御して光信号を自動的に伝送することができ
る。
【0029】また、請求項3の発明によれば、上記光コ
ネクタは、光ファイバーからの光信号を受光素子で電気
信号に変換し、伝送モード切換回路からの電気信号を発
光素子で光信号に変換して光ファイバーに出力する。
【0030】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例により詳細に
説明する。
【0031】図1にこの発明の光ファイバー伝送装置の
実施例を示す。この実施例は、親機8に取り付けられた
親機用光信号送受信部3と、複数の子機9に取り付けら
れた子機用光信号送受信機4,4,4…と光ファイバー1
を有している。
【0032】上記親機用光信号送受信部3は、親機であ
るメインコンピュータ8に接続されており、上記子機用
光信号送受信部4は子機であるサブコンピュータ9に接
続されている。そして、上記親機用光信号送受信部3,
子機用光信号送受信部4,4,4…は、上記光ファイバー
1で直列に接続されている。
【0033】上記親機用光信号送受信部3は、マイクロ
コンピュータ7Aと光ファイバースイッチング回路5と
光コネクタ2を有している。また、子機4は、マイクロ
コンピュータ7Bと光ファイバースイッチング回路6と
2つの光コネクタ2を有している。
【0034】図2に示すように、上記子機用送受信機部
4が有するマイクロコンピュータ7Bは、ROM(リー
ド・オンリ・メモリ)11とRAM(ランダム・アクセス
・メモリ)12とCPU(中央処理装置)10とPIO(パ
ラレル入出力インターフェイス)13と通信コントロー
ラ14を有する1チップマイクロコンピュータである。
PIO13は光ファイバースイッチング回路6を制御す
るものである。
【0035】上記光ファイバースイッチング回路6は、
図3に示すように、制御用入力端子An,Bn,Cn,D
n,En,Fnと、光信号送信用端子TDnと、光信号受
信用端子RDnを備えている。上記制御用入力端子An
〜Fnは、上記PIO13に接続される。また、上記光
信号送信用端子TDnは上記通信コントローラ14のデ
ータ出力端子に接続され、上記光信号受信用端子RDn
は通信コントローラ14のデータ入力端子に接続され
る。
【0036】図4に、親機用光信号送受信部3の光ファ
イバースイッチング回路5を示す。端子A,Bがマイク
ロコンピュータ7の端子A,Bに接続され、端子TD,R
Dがマイクロコンピュータ7の端子TD,RDに接続さ
れる。
【0037】この実施例の光ファイバーコネクタ2の構
造を図9に示す。光ファイバーコネクタ2は、図9(A)
に示すように、ホルダー23とこのホルダー23に嵌合
させるレンズ21とデバイス20と裏蓋22を有してい
る。そして、光ファイバーコネクタ2の電気回路はデバ
イス20に内蔵されている。このデバイス20には、受
信用光電変換部25と送信用光電変換部26を内蔵して
いる。上記受信用光電変換部25はたとえばフォトダイ
オードを有し、送信用光電変換部はたとえば発光ダイオ
ードを有している。図9(B)に示すように、上記ホルダ
ー23にはコネクタ24が嵌合され、このコネクタ24
には光ファイバーケーブル1が挿入される。また、レン
ズ21は、光ファイバーケーブル1と上記デバイス20
内の光電変換部25および26との光学的結合を最適化
する役割をする。そして、上記デバイス20は、上記レ
ンズ21と裏蓋22との間に挟まれてホルダー23に納
められ固定されている。
【0038】ここで、この実施例の光ファイバー伝送装
置のポーリング動作を説明する。ポーリング動作とは、
親機が通信したい子機を指定し、指定された子機から親
機にデータを送信する動作である。以下に、このポーリ
ング動作おける通信手順の概要を説明し、その後で、こ
の実施例のポーリング動作を図にしたがってより詳しく
説明することとする。
【0039】まず、親機は通信したい子機のアドレスデ
ータを送信し、子機の応答を待つ。総ての子機は親機の
送信したアドレスデータを受信する。そして、送信され
たアドレスデータに一致するアドレスの子機のみがアド
レスデータを親機に送信し、親機からの支持を待つ。ポ
ーリング動作では、ここで、親機はデータ要求信号を送
信し、所望の子機からのデータを待つ。指定された子機
は親機からのデータ要求信号を受信すると、親機へデー
タを送信する。そして、このデータ送信が終了すると、
子機は通信終了信号を送信する。そして、親機はこの通
信終了信号を受信して通信を終え、もとの初期状態に戻
る。
【0040】この実施例は、初期状態では、親機用光信
号送受信部3のマイクロコンピュータ7Aは、その制御
端子AをHレベルにするとともに制御端子BをLレベル
にする。すると、光ファイバースイッチング回路5のア
ンド回路AND1にHレベル信号が出力されるとともに
アンド回路AND2にLレベル信号が出力される。これ
により、上記光ファイバースイッチング回路5は受信モ
ードになる。
【0041】一方、子機m(m=1,2,…,n,…)にそれ
ぞれ取り付けられた子機用光信号送受信部4のマイクロ
コンピュータ7Bは、初期状態では、その制御端子Bm
およびFmをHレベルにし、その他の端子をLレベルに
する。すると、光ファイバースイッチング回路6のアン
ド回路AND11およびアンド回路AND15にHレベ
ル信号が入力される。そして、他のアンド回路AND1
0,12,13,14にはLレベル信号が入力される。こ
れにより、子機mは、親機8からの送信データを受信可
能になると共に、親機8から受信したデータを、この子
機mよりも下位の子機(子機m+1,子機m+2,…)にそ
のまま送信できるようになる。このことによって、上記
親機8に接続された全ての子機1,2,…,n,…が、親機
8が送信したデータを受信できる。
【0042】次に、この光ファイバー伝送装置のポーリ
ング動作時の光ファイバースイッチング回路5および6
の動作を、図5および図6のフローチャートに基づいて
説明する。
【0043】まず、親機8に取り付けられた親機用光信
号送受信部3のマイクロコンピュータ7Aは、端子Aを
Lレベルにし、端子BをHレベルにして(ステップS
1)、光ファイバースイッチング回路5を送信可能状態
にして親機8からデータを送信することを可能にする。
そして、親機8は、光ファイバースイッチング回路5と
光コネクタ2を介して、子機nに対するアドレスデータ
を光ファイバーケーブル1に送信する(ステップS2)。
そして、再び、マイクロコンピュータ7Aは上記端子A
をHレベルにし、端子BをLレベルにして(ステップS
3)、光ファイバースイッチング回路5を受信モードに
して子機nの応答を待つ。
【0044】一方、子機nは、ステップS201の初期
状態(受信状態)において、親機8から送信されたアドレ
スデータが自分のアドレスと一致していることを確認す
ると(ステップS202)、マイクロコンピュータ7Bは
端子CnをHレベルにし、その他の端子をLレベルにす
る(ステップS203)。これにより、子機nは親機8に
対してデータ送信可能な状態になり、アドレスデータを
送信する(ステップS204)。次に、マイクロコンピュ
ータ7Bは端子BnをHレベルにし、その他の端子をL
レベルにして(ステップS205)、子機nは親機8から
の指示データを受信可能な状態になる。
【0045】また、子機nは、上記ステップS202
で、親機8から送信されたアドレスデータが自分のアド
レスと一致していないことを確認すると、上記マイクロ
コンピュータ7Bは端子AnおよびBnをHレベルに
し、他の端子をLレベルにする(ステップS211)。こ
れによって、上記子機nは、自分よりも下位の子機(子
機n+1,n+2,…)から受けたアドレスデータを、光
ファイバスイッチング回路6と光コネクタ2を介して親
機8に伝達できる状態になる。そして、マイクロコンピ
ュータ7Bは、光ファイバスイッチング回路6と光コネ
クタ2を介して下位の子機から受けたアドレスデータを
親機8へ送信したことを確認すると(ステップS21
2)、端子BnおよびFnをHレベルにし、その他の端
子をLレベルにする(ステップS213)。これによっ
て、子機nは、親機8からの指示を下位の子機(子機n
+1,n+2,…)へ伝達可能な状態になる。
【0046】一方、親機8は、上記子機nからの応答を
確認すると(ステップS4)、マイクロコンピュータ7
Aは、端子AをLレベルにし、端子BをHレベルにする
(ステップS5)。そして、親機8は、光ファイバースイ
ッチング回路5と光コネクタ2を介して光ファイバーケ
ーブル1にデータ要求信号を送信する(ステップS6)。
次に、マイクロコンピュータ7Aは、端子AをHレベル
にし、端子BをLレベルにして(ステップS7)、子機n
からのデータを待つ。
【0047】そして、子機nは、親機8からのデータ要
求信号を確認すると(ステップS206)、マイクロコン
ピュータ7Bは端子CnをHレベルにし、その他の端子
をLレベルにする(ステップS207)。そして、子機n
は、光ファイバースイッチング回路6と光コネクタ2を
介して親機8へデータを送信する(ステップS208)。
そして、このデータ送信が終了すると(ステップS20
9)、子機nはマイクロコンピュータ7Bと光ファイバ
ースイッチング回路6と光コネクタ2を介して、光ファ
イバーケーブル1に通信終了信号を送信して(ステップ
S210)再び初期状態に戻る。
【0048】一方、親機8からのアドレスデータが自分
のアドレスではなかった場合であり、ステップS213
で、親機8からの支持を下位の子機へ伝達可能になって
いる子機nは、ステップS214で親機8からのデータ
要求信号を確認すると、マイクロコンピュータ7Bが端
子Anと端子DnをHレベルにし、その他の端子をLレ
ベルにする(ステップS215)。すると、この子機n
は、下位の子機からのデータを親機8へ伝達できる状態
になる。そして、子機nは、下位の子機からのデータを
親機8へ送信し終えると(ステップS216)、再び初期
状態に戻る。そして、親機8は、上記子機nが送信した
下位の子機からのデータを受信し(ステップS8)、通信
終了信号を受信すると(ステップS9)、再び初期状態に
戻り、ポーリング動作を終了する。
【0049】次に、この実施例のセレクティング動作を
説明する。セレクティグ動作とは、親機が通信したい子
機を指定し、この指定した子機に親機からデータを送信
する動作である。
【0050】親機8は、初期状態では、マイクロコンピ
ュータ7Aは、制御端子AをHレベルにし、制御端子B
をLレベルにして、受信モードになっている。一方、子
機m(m=1,2,…,n,…)のマイクロコンピュータ7B
は、端子Bmおよび端子FmをHレベルにし、その他の
端子をLレベルにして、親機8からの送信データを受信
できると共に、下位の子機に対して親機からのデータを
そのまま送信できる状態になっている。
【0051】そして、親機8は、子機nに対するセレク
ティグ動作を開始する場合、図7のステップS301に
示すように、まず、マイクロコンピュータ7Aの制御端
子AをLレベルにし、制御端子BをHレベルにする。こ
れにより、親機8は、送信可能な状態になり、子機nに
対するアドレスデータを送信する(ステップS302)。
次に、親機8は、再び、端子AをLレベルにし、端子B
をHレベルにして(ステップS303)子機nの応答を待
つ(ステップS304)。
【0052】一方、子機nは、親機8から送信されたア
ドレスデータが自分のアドレスと一致していることを確
認してから(ステップS502)、制御端子CnをHレベ
ルにし、この他の制御端子をLレベルにする(ステップ
S503)。これによって、子機nは、親機8に対して
送信可能な状態になり、アドレスデータを送信する(ス
テップS504)。次に、子機nのマイクロコンピュー
タ7Bは、制御端子BnをHレベルにし、その他の制御
端子をLレベルにして(ステップS505)、親機8の指
示を受信可能な状態になる。
【0053】また、上記ステップS502で、子機nが
送信されたアドレスデータが自分のアドレスに一致して
いないことを確認すると、子機nのマイクロコンピュー
タ7Bは端子AnおよびBnをHレベルにし、その他の
端子をLレベルにする(ステップS409)。これによ
り、子機nは、自分よりも下位の子機からのアドレスデ
ータを親機8へ伝達可能な状態になる。
【0054】親機8は、ステップS304で子機nから
のアドレスデータを受信すると、端子AをLレベルに
し、端子BをHレベルにして(ステップS305)、デー
タ送信信号を送信する(ステップS306)。続いて、親
機8は子機nへ連続してデータを送信する(ステップS
307)。そして、データ送信が終了すると(ステップS
308)、送信終了信号を送信して(ステップS309)
再び初期状態に戻る。
【0055】子機nは、ステップS507で親機8から
の送信データを受信すると、ステップS508で親機か
らの送信終了信号を確認して親機からのデータ送信が終
了したことを確認すると(ステップS508)再び初期状
態に戻る。
【0056】上述のポーリング動作およびセレクティグ
動作によって、この実施例は、光ファイバーケーブル1
を伝搬させる光信号を分岐器で分岐させることなく、親
機8と所望の子機nとの間で光通信することができる。
したがって、この実施例によれば、光伝送構造が簡単で
安価であり、しかも、使いやすい光ファイバー伝送装置
を実現できる。尚、上記実施例では光コネクタ2を双方
向型としたが、上記コネクタ2は双方向型でなくてもよ
い。また、上記実施例では制御回路としてのマイクロコ
ンピュータ7A,7Bが通信コントローラ14を有した
が、通信コントロール機能を有する制御回路をマイクロ
コンピュータ7A,7Bとを別に設けてもよい。本発明
は、双方向ファイバーコネクタを備えた光ファイバー伝
送装置に限らず、単方向ファイバーコネクタを備えた光
ファイバー伝送装置にも通用できる。
【0057】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明は、光ファイバーを介して光信号を送受する子機(親
機)用の各光信号送受信部は、光コネクタで光信号を電
気信号に変換する。そして、この電気信号を伝送(送受)
モード切換回路で受ける。
【0058】一方、上記伝送(送受)モード切換回路
は、上記光コネクタに電気信号を出力し、この光コネク
タは電気信号を光信号に変換して光ファイバーに出力す
る。
【0059】したがって、請求項1の発明によれば、光
ファイバーに伝送される光信号を光コネクタで電気信号
に変換して信号処理でき、さらに、信号処理した電気信
号を光コネクタで光信号に変換して光ファイバーに出力
できる。したがって、請求項1の発明によれば、従来例
と異なり、光分岐器や光フィルターが不必要であるか
ら、光伝送構造が簡単で安価で、取り扱いが簡単であ
る。
【0060】さらに、請求項1の発明によれば、上記子
機用光信号送受信部の伝送モード切替回路は、前段光コ
ネクタから後段光コネクタへ電気信号を送信する第1伝
送モードと、後段光コネクタから前段光コネクタへ電気
信号を送信する第2伝送モードとを有している。したが
って、前段から後段および後段から前段へ向かって双方
向に信号を伝送できる。
【0061】また、請求項2の発明によれば、親機用光
信号送受信部の制御回路が送受モード切換回路を送信モ
ードに切り換えて、上記送受モード切換回路を介して電
気信号を光コネクタに出力する一方、上記送受モード切
換回路を受信モードに切り換えて、上記光コネクタから
の電気信号を上記送受モード切換回路を介して受信す
る。
【0062】また、子機用光信号送受信部の制御回路が
伝送モード切換回路を第1伝送モードと第2伝送モード
に切り換える。そして、上記制御回路が伝送モード切換
回路と交信し、伝送モード切換回路に前段光コネクタま
たは後段光コネクタを選択させ、伝送モード切換回路に
前段光コネクタまたは後段光コネクタに電気信号を出力
させる。
【0063】従って、請求項2の発明によれば、親機用
送受モード切換回路と子機用伝送モード切換回路とを自
動的に制御して光信号を自動的に伝送することができ
る。
【0064】また、請求項3の発明によれば、上記光コ
ネクタは、光ファイバーからの光信号を受光素子で電気
信号に変換し、伝送モード切換回路からの電気信号を発
光素子で光信号に変換して光ファイバーに出力できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の光ファイバー伝送装置の実施例の
ブロック図である。
【図2】 上記実施例の子機用の光信号送受信部のブロ
ック図である。
【図3】 上記実施例の子機用の光ファイバースイッチ
ング回路および光コネクタの回路図である。
【図4】 上記実施例の親機用の光ファイバースイッチ
ング回路および光コネクタの回路図である。
【図5】 上記実施例のポーリング動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図6】 上記実施例のポーリング動作を説明するもう
一つのフローチャートである。
【図7】 上記実施例のセレクティグ動作を説明するフ
ローチャートである。
【図8】 上記実施例のセレクティグ動作を説明するも
う一つのフローチャートである。
【図9】 図9(A)は上記実施例の光信号送受信部の構
造を示す斜視図であり、図9(B)は図9(A)のA−A’
断面図であり、図9(C)は図9(A)のB−B’断面図で
ある。
【図10】 従来例1の構成を示す図である。
【図11】 従来例2の構成を示す図である。
【図12】 従来例2の光学フィルタの特性図である。
【図13】 従来例2の発光部の発光特性図である。
【図14】 従来例3の構成を示す図である。
【図15】 従来例3の発光スペクトルと光透過率を示
す特性図である。
【符号の説明】
1…光ファイバー、2…光コネクタ、3…親機用光信号
送受信部、4…子機用光信号送受信部、5,6…光ファ
イバスイッチング回路、7A,7B…マイクロコンピュ
ータ、8…メインコンピュータ、9…サブコンピュー
タ、20…デバイス、21…レンズ、22…裏蓋、23
…ホルダー、25…受信用光電変換部、26…送信用光
電変換部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ、親機と複数の子機に取り付け
    られ、複数の光伝送用光ファイバーによって順次直列に
    接続され、上記光ファイバーを介して光信号を送受する
    複数の光信号送受信部を備え、親機と複数の子機との間
    で光通信させる光ファイバー伝送装置であって、 上記親機に取り付けられる親機用光信号送受信部は、 光ファイバーを介して別の光信号送受信部に接続され、
    上記光ファイバーから入力された光信号を電気信号に変
    換する一方、電気信号を光信号に変換して上記光ファイ
    バーへ出力する光コネクタと、 上記光コネクタから電気信号を受信する受信モードと、
    上記光コネクタへ電気信号を送信する送信モードとに切
    り換えられる送受モード切換回路を備え、 上記子機に取り付けられる子機用光信号送受信部は、 光ファイバーを介して前段および後段の光信号送受信部
    に接続され、上記光ファイバーから入力された光信号を
    電気信号に変換する一方、電気信号を光信号に変換して
    上記光ファイバーへ出力する前段および後段光コネクタ
    と、 上記前段光コネクタから電気信号を受信し、上記後段光
    コネクタへ電気信号を送信する第1伝送モードと、後段
    光コネクタから電気信号を受信し、前段光コネクタへ電
    気信号を送信する第2伝送モードとに切り換えられる伝
    送モード切換回路とを備えることを特徴とする光ファイ
    バー伝送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光ファイバー伝送装置
    において、 上記親機用光信号送受信部は、送受モード切換回路を送
    信モードに切り換えて、上記送受モード切換回路を介し
    て電気信号を光コネクタに出力する一方、上記送受モー
    ド切換回路を受信モードに切り換えて、上記光コネクタ
    からの電気信号を上記送受モード切換回路を介して受信
    する制御回路と、 上記子機用光信号送受信部は、伝送モード切換回路を第
    1伝送モードと第2伝送モードに切り換える第1制御動
    作と、上記伝送モード切換回路と交信して上記伝送モー
    ド切換回路に上記前段光コネクタまたは後段光コネクタ
    を選択させて上記伝送モード切換回路に前段光コネクタ
    または後段光コネクタに電気信号を出力させる第2制御
    動作とが可能な制御回路を備えたことを特徴とする光フ
    ァイバー伝送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の光ファイバー伝送装置
    において、 上記光信号送受信部の光コネクタは、光ファイバーから
    の光信号を電気信号に変換する受光素子と、電気信号を
    光信号に変換する発光素子を有していることを特徴とす
    る光ファイバー伝送装置。
JP6038370A 1994-03-09 1994-03-09 光ファイバー伝送装置 Pending JPH07250022A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6038370A JPH07250022A (ja) 1994-03-09 1994-03-09 光ファイバー伝送装置
DE69530804T DE69530804T2 (de) 1994-03-09 1995-03-09 Mikrocomputersteuerung mit faseroptischen Übertragungssystem
US08/401,210 US5610749A (en) 1994-03-09 1995-03-09 Microcomputer control optical fiber transmission system
EP95301564A EP0671833B1 (en) 1994-03-09 1995-03-09 A microcomputer control optical fiber transmission system

Applications Claiming Priority (1)

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