JPH1041896A - 送受信装置および送受信方法 - Google Patents

送受信装置および送受信方法

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JPH1041896A
JPH1041896A JP8190380A JP19038096A JPH1041896A JP H1041896 A JPH1041896 A JP H1041896A JP 8190380 A JP8190380 A JP 8190380A JP 19038096 A JP19038096 A JP 19038096A JP H1041896 A JPH1041896 A JP H1041896A
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laser beam
signal level
transmission
intensity
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JP8190380A
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Yoshiyuki Kunito
義之 國頭
Hideki Yoshida
英喜 吉田
Tatsuo Inoue
龍男 井上
Yoichi Chokai
洋一 鳥海
Michihiko Sakurai
道彦 桜井
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Sony Corp
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/50Transmitters
    • H04B10/501Structural aspects
    • H04B10/503Laser transmitters
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/50Transmitters
    • H04B10/516Details of coding or modulation
    • H04B10/54Intensity modulation

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバの長さが異なる場合においても、
所定の強度のレーザビームを受信可能とする。 【解決手段】 通信相手側から送られてきたレーザビー
ムをフォトダイオード8により受信し、増幅部9で増幅
した後、信号のピークをピークホールド部31により検
出する。差動増幅部33は、ピークホールド部31の出
力信号と基準レベル(Rx.Ref)との差分を求め、
差分をもとに制御信号を生成し、セレクタ38を介し
て、APC5に出力する。APC5は、LD1から出射
されるレーザビームの一部が入射されるフォトダイオー
ド4からの出力と、差動増幅部33から出力される信号
に応じて、LD駆動部2を制御する。LD駆動部2は、
APC5から出力される信号に応じて送信データ(T
x.Data)を増幅し、LD1を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送受信装置および
送受信方法に関し、特に、光ファイバを伝送媒体とし
て、レーザダイオードやLEDなどより発生される光に
より情報を授受する送受信装置および送受信方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の光通信装置の構成の一例
を説明するブロック図である。レーザダイオード(以
下、LDと略記する)1は、電気信号を対応する強度の
レーザビームに変換し、図示せぬ光ファイバを介して送
出するようになされている。また、LD駆動部2は、信
号線3を介して入力される送信データ(Tx.Dat
a)とAPC(Auto Power Control)5からの出力信号
に応じてLD1を駆動するようになされている。フォト
ダイオード4は、LD1から出射されたレーザビームの
一部を入射し、対応する電気信号に変換するようになさ
れている。
【0003】APC5は、フォトダイオード4から出力
された電気信号と、信号線6を介して入力される送信信
号の基準レベル(Tx.Ref)に応じてLD駆動部2
を制御し、LD1から出射されるレーザビームの強度が
所定のレベルになるようにする。フォトダイオード8
は、図示せぬ光ファイバを介して伝送されてきたレーザ
ビームを入射し、対応する電気信号に変換するようにな
されている。増幅部9は、フォトダイオード8より出力
された電気信号を所定のゲインで増幅し、信号線10を
介して受信データ(Rx.Data)として出力するよ
うになされている。
【0004】次に、この従来例の動作について説明す
る。
【0005】送信データは、信号線3を介してLD駆動
部2に供給される。LD駆動部2は、送信データとAP
C5の出力信号に応じて、LD1を駆動し、レーザビー
ムを出射させる。LD1から出射されたレーザビーム
は、図示せぬ光ファイバを介して、図示せぬ通信相手側
に伝送される。
【0006】LD1から出射されたレーザビームの一部
は、フォトダイオード4に入射されているので、LD1
から出射されるレーザビームの強度に対応した電気信号
がAPC5に入力される。APC5は、フォトダイオー
ド4から出力される電気信号と、信号線6より入力され
る送信信号の基準レベル(Tx.Ref)とを比較し、
両者が所定の関係を保つように(例えば、同値となるよ
うに)LD駆動部2を制御する。その結果、LD1から
出射されるレーザビームの強度は、常に所定のレベルと
なる。
【0007】また、図示せぬ光ファイバを介して伝送さ
れてきたレーザビームは、フォトダイオード8により対
応する電気信号に光電変換され、増幅部9により所定の
ゲインで増幅された後、信号線10を介して受信データ
として出力される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の光
通信装置においては、送信されるレーザビームの強度
は、常に所定のレベルとなるように設定されていた。レ
ーザビームの強度は、そのシステム(光通信装置が相互
に接続されることにより構成されるシステム)において
最長の光ファイバの伝送損失を基準にして設定されるこ
とが一般的である。
【0009】即ち、システム内で最長の光ファイバにお
ける伝送損失に充分対応しうる強度にレーザビームを設
定しておけば、システムの全ての部分において、充分な
強度を確保することができる。
【0010】しかしながら、レーザダイオード(LD)
の寿命は、出射されるレーザビームの強度の2乗(また
は3乗)に反比例すると言われている。従って、システ
ム内で最長の光ファイバに合わせてレーザビームの強度
を設定した場合、システムの他の部分では、強度が過重
となり、その結果、システム全体として、LDの寿命を
著しく縮減させることになるという課題があった。
【0011】また、システムを構成する光通信装置を相
互に接続する光ファイバのそれぞれの伝送損失に大きな
幅がある場合(光ファイバのそれぞれの長さが大きく異
なる場合)、光通信装置の受信部に入力されるレーザビ
ームの強度も同様に大きな幅を持つことになる。例え
ば、LAN(Local Area Network)などでは、使用され
ている光ファイバの長さがおよそ1m乃至100mと大
きな幅があるため、伝送損失の差も16dB程度とな
り、レーザビームの強度もそれに応じて大きな差を有す
ることになる。なお、このような差異は、内部損失の大
きいPOF(Plastic Optical Fiber)において特に顕
著である。
【0012】このように入力されるレーザビームの強度
に大きな幅がある場合、どのような強度のレーザビーム
の入力に対しても一定のエラーレートを確保するために
は、光通信装置のダイナミックレンジを充分広く確保す
る必要が生じ、その結果、装置の設計が煩雑になるとと
もに、装置の製造コストが高くなるという課題があっ
た。
【0013】更に、アイセーフ(Eye Safe)の問題を考
慮した場合、レーザビームの強度は、できる限り小さく
設定する方が望ましい。しかしながら、レーザビームの
強度を低く設定すると、損失が大きいシステム(例え
ば、POFなどによって接続されているシステム)にお
いては、前述のようにダイナミックレンジの問題に抵触
するため、設計が困難となるという課題もあった。
【0014】そこで、光ファイバが光通信装置に接続さ
れていない場合は、これを検知し、レーザビームの出力
を間欠的とすることで強度の時間的な平均値を下げ、ア
イセーフの問題をクリアする方法(OFC;Opitical F
iber Control)が知られている。
【0015】しかしながら、このような方法では、光フ
ァイバが接続されていないことを検出する回路や、レー
ザビームの出力を間欠的にするための回路が更に必要と
なるため、装置のコストが高くなるという課題があっ
た。
【0016】本発明は、以上のような状況に鑑みてなさ
れたものであり、光通信装置の設計を簡易化するととも
に、製造のコストを低減し、また、装置の寿命を延ばす
ことを可能とするものである。
【0017】また、本発明は、光通信装置をどのような
環境下で使用した場合においても、装置を安定に動作さ
せることを可能とするとともに、アイセーフの問題もク
リアすることを可能とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の送受信
装置は、他の送受信装置に対して伝送媒体を介して信号
を送信する送信手段と、他の送受信装置から伝送媒体を
介して送られてきた信号を受信する受信手段と、受信手
段により受信された信号の信号レベルを検出する信号レ
ベル検出手段と、信号レベル検出手段により検出された
信号レベルに応じて、送信手段が送信する信号の信号レ
ベルを制御する信号レベル制御手段とを備えることを特
徴とする。
【0019】請求項7に記載の送受信方法は、他の送受
信装置に対して伝送媒体を介して信号を送信する送信ス
テップと、他の送受信装置から伝送媒体を介して送られ
てきた信号を受信する受信ステップと、受信ステップに
より受信された信号の信号レベルを検出する信号レベル
検出ステップと、信号レベル検出ステップにより検出さ
れた信号レベルに応じて、送信ステップが送信する信号
の信号レベルを制御する信号レベル制御ステップとを備
えることを特徴とする。
【0020】請求項1に記載の送受信装置においては、
他の送受信装置に対して伝送媒体を介して信号を送信手
段が送信し、他の送受信装置から伝送媒体を介して送ら
れてきた信号を受信手段が受信し、受信手段により受信
された信号の信号レベルを信号レベル検出手段が検出
し、信号レベル検出手段により検出された信号レベルに
応じて、送信手段が送信する信号の信号レベルを信号レ
ベル制御手段が制御する。例えば、光ファイバを介し
て、送信手段がレーザビームを他の送受信装置に伝送
し、他の送受信装置から伝送されてきたレーザビームを
受信手段が受信する。信号レベル検出手段は、受信手段
により検出されたレーザビームの強度を検出し、検出さ
れた強度に応じて、送信手段が送出するレーザビームの
強度を信号レベル制御手段が制御する。
【0021】請求項7に記載の送受信方法においては、
他の送受信装置に対して伝送媒体を介して信号を送信ス
テップが送信し、他の送受信装置から伝送媒体を介して
送られてきた信号を受信ステップが受信し、受信ステッ
プにより受信された信号の信号レベルを信号レベル検出
ステップが検出し、信号レベル検出ステップにより検出
された信号レベルに応じて、送信ステップが送信する信
号の信号レベルを信号レベル制御ステップが制御する。
例えば、光ファイバを介して、送信ステップがレーザビ
ームを他の送受信装置に伝送し、他の送受信装置から伝
送されてきたレーザビームを受信ステップが受信する。
信号レベル検出ステップは、受信ステップにより検出さ
れたレーザビームの強度を検出し、検出された強度に応
じて、送信ステップが送出するレーザビームの強度を信
号レベル制御ステップが制御する。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用した光通信
装置の構成の一例を示す図である。この図に示すよう
に、光通信装置20,21は、送信部20−1,21−
1、受信部20−2,21−2、および、制御部20−
3,21−3によりそれぞれ構成されている。送信部2
0−1と受信部21−2、および、受信部20−2と送
信部21−1は、光ファイバ22−1または22−2に
よりそれぞれ接続されている。
【0023】送信部20−1は、伝送しようとする情報
に応じてレーザビームを変調し、光ファイバ22−1を
介して受信部21−2に伝送する。また、同様に、送信
部21−1は、情報に応じて変調されたレーザビーム
を、光ファイバ22−2を介して受信部20−2に伝送
する。
【0024】制御部20−3,21−3は、受信部20
−2,21−2により受信されたレーザビームの強度を
参照し、送信部20−1,21−1から出力されるレー
ザビームの強度を調節するようになされている。
【0025】なお、光ファイバ22−1と22−2は、
1本のケーブルにまとめられているので、これらの長さ
はともに等しい。また、光ファイバ22−1,22−2
を光通信装置20,21に接続する場合、これらは送信
部または受信部に同時に接続されることになる。
【0026】図2は、図1に示す光通信装置20,21
の電気的構成の一例を示すブロック図である。
【0027】この図に示すように、図1に示す送信部2
0−1,21−1は、LD1(送信手段、送信ステッ
プ)とLD駆動部2(信号レベル制御手段、信号レベル
制御ステップ)により構成されている。また、受信部2
0−2,21−2は、フォトダイオード8(受信手段、
受信ステップ)と増幅部9により構成されている。更
に、制御部20−3,21−3は、フォトダイオード4
(第2の検出ステップ)、APC5(信号レベル制御手
段、信号レベル制御ステップ)、ピークホールド部3
1、差動増幅部33(信号レベル検出手段、信号レベル
検出ステップ)、比較部36、および、セレクタ38に
より構成されている。
【0028】LD1は、LD駆動部2から出力される信
号の振幅に対応する強度のレーザビームを出射し、図示
せぬ光ファイバを介して通信相手である他の光通信装置
に対して情報を送信するようになされている。LD駆動
部2は、信号線3を介して入力される送信データ(T
x.Data)とAPC5から出力される信号に応じて
LD1を駆動するようになされている。
【0029】フォトダイオード4には、LD1から出射
されるレーザビームの一部が入射されており、フォトダ
イオード4は、入射されたレーザビームを光電変換し、
レーザビームの強度に応じた電気信号を出力するように
なされている。APC5は、フォトダイオード4から出
力される電気信号とセレクタ38の出力信号を入力し、
これらの信号に応じて、信号線7を介して、LD駆動部
2を制御するようになされている。
【0030】フォトダイオード8は、他の光通信装置か
ら図示せぬ光ファイバを介して伝送されてきたレーザビ
ームを入射し、光電変換することにより、対応する電気
信号を出力する。増幅部9は、フォトダイオード8から
出力される信号を所定のゲインで増幅し、信号線10を
介して受信データ(Rx.Data)として出力すると
ともに、信号線30を介してピークホールド部31に出
力する。
【0031】ピークホールド部31は、増幅部9から出
力される信号のピーク値を所定の期間ホールド(保持)
し、信号線34を介して差動増幅部33と比較部36に
出力するようになされている。
【0032】差動増幅部33は、信号線32を介して入
力される受信信号の基準レベル(Rx.Ref(以下、
基準レベルと略記する))と、ピークホールド部31か
ら入力される信号(現在受信されているレーザビームの
ピークレベルに対応する信号)とを比較し、比較結果を
信号線39を介してセレクタ38に供給するようになさ
れている。また、比較部36は、ピークホールド部31
の出力信号と、信号線35を介して入力される、受信信
号のゼロレベル(Rx.Zero(以下、ゼロレベルと
略記する))とを比較し、比較結果を信号線37を介し
てセレクタ38に出力するようになされている。
【0033】セレクタ38は、比較部36の出力信号の
状態に応じて、信号線40を介して入力されるスタンバ
イレベル(Tx.Stand−by)信号または、差動
増幅部33の出力信号の何れかを選択し、信号線41を
介して、APC5に供給するようになされている。
【0034】次に、この実施例の動作について説明す
る。
【0035】なお、光通信装置20,21は同様の構成
とされているので、以下では、光通信装置20について
のみ説明を行う。
【0036】通信相手(光通信装置21)から、光ファ
イバ22−2を介して伝送されてきたレーザビームは、
フォトダイオード8により受信され、光電変換されて対
応する電気信号に変換される。フォトダイオード8の出
力信号は、増幅部9により所定のゲインで増幅された
後、信号線10を介して受信データとして出力されると
ともに、ピークホールド部31に入力される。
【0037】ピークホールド部31は、増幅部9から出
力される信号のピーク値を検出するとともに、一定期間
保持(ホールド)し、信号線34を介して、差動増幅部
33と比較部36に供給する。
【0038】差動増幅部33は、信号線32を介して入
力される基準レベル(Rx.Ref)と、ピークホール
ド部31の出力信号(受信されたレーザビームのピーク
レベルに対応する信号)との差分を求め、その差分に応
じた信号を信号線39を介してセレクタ38に出力す
る。即ち、受信されたレーザビームのピークレベルに対
応する信号が基準レベルよりも大きい場合、差動増幅部
33は、現在出力されている信号の値を減少させ、逆
に、受信されたレーザビームのピークレベルが基準レベ
ルよりも小さい場合、差動増幅部33は、現在出力され
ている信号の値を増加させる。
【0039】また、比較部36は、ピークホールド部3
1から出力される信号と、信号線35を介して入力され
ているゼロレベル(Rx.Zero)とを比較する。そ
の結果、ピークホールド部31から出力される信号が、
ゼロレベルよりも大きい場合は、正の値の信号をセレク
タ38に出力するようになされている。また、ピークホ
ールド部31から出力される信号が、ゼロレベルよりも
小さいか、等しい場合には、負の値の信号をセレクタ3
8に出力する。
【0040】セレクタ38は、比較部36から出力され
る信号が正の値である場合(ピークホールド部31から
出力される信号がゼロレベルよりも大きい場合)は、差
動増幅部33から出力される信号を選択し、信号線41
を介してAPC5に出力する。また、比較部36から出
力される信号が負の値である場合(ピークホールド部3
1から出力される信号がゼロレベルよりも小さいか、等
しい場合)は、信号線40を介して入力されるスタンバ
イ(Tx.Stand−by)レベルの信号を選択し、
信号線41を介してAPC5に供給する。
【0041】即ち、受信されたレーザビームのピークレ
ベルに対応する信号がゼロレベルよりも大きい場合(送
信部21−1から所定の強度のレーザビームが出射され
ている場合)、セレクタ38は、差動増幅部33より出
力される信号を選択し、APC5に出力する。また、受
信されたレーザビームのピークレベルに対応する信号が
ゼロレベルよりも小さいか、等しい場合(光ファイバ2
2−1,22−2が接続されていない場合、または、送
信部21−1の電源が投入されていない場合)、セレク
タ38は、スタンバイレベルの信号を選択し、APC5
に出力する。
【0042】APC5は、フォトダイオード4より出力
される信号と、セレクタ38より出力される信号が所定
の関係(例えば、同一の値)となるように、LD駆動部
2を制御する。
【0043】その結果、通信相手である光通信装置21
からレーザビームが伝送されてきていない場合(光ファ
イバ22−1,22−2が接続されていない場合、また
は、光通信装置21の電源が投入されていない場合)
は、スタンバイレベルに対応する強度(以下、スタンバ
イ強度と略記する)のレーザビームがLD1より出射さ
れることになる。
【0044】また、光通信装置21からレーザビームが
伝送されてきている場合は、差動増幅部33より出力さ
れる信号(受信されたレーザビームのピークレベルに対
応する信号と、基準レベルとの差分に対応して出力され
る信号)に応じて決定された強度のレーザビームが出力
されることになる。即ち、受信されたレーザビームのピ
ークレベルに対応する信号(ピークホールド部31の出
力信号)が、基準レベルよりも小さい場合には、LD1
から出射されるレーザビームの強度が増加され、逆に、
レーザビームのピークレベルに対応する信号が基準レベ
ルよりも大きい場合には、LD1から出射されるレーザ
ビームの強度が減少されることになる。
【0045】図3は、図2に示す光通信装置により、受
信されるレーザビーム(以下、受信レーザビームと略記
する)の強度と、送信されるレーザビーム(以下、送信
レーザビームと略記する)の強度の関係を示す図であ
る。この図に示すように、受信レーザビームがゼロレベ
ル(Rx.Zero)以下の場合は、送信レーザビーム
の強度は、スタンバイ強度とされる。受信レーザビーム
の強度がゼロレベルよりも大きい場合には、最大送信強
度を一定期間保った後、受信レーザビーム強度の増大に
伴って、送信レーザビームの強度が減少することにな
る。
【0046】なお、LD1やフォトダイオード8を保護
するために、最大送信強度を制限するようにしてもよ
い。
【0047】続いて、図4を参照してこの実施例の電源
が投入された場合の動作について説明する。
【0048】図4は、図2に示す実施例に電源が投入さ
れた場合の処理の流れを示すフローチャートである。こ
の処理は、光通信装置20,21に電源が投入された場
合に実行される。
【0049】なお、光通信装置20,21は同様の構成
とされているので、以下の説明では、既述の場合と同様
に光通信装置20の動作についてのみ説明する。
【0050】光通信装置20に電源が投入されると、送
信部20−1は、スタンバイ(Stand-by)強度のレーザ
ビームを、光ファイバ22−1を介して送出する(ステ
ップS1)。
【0051】即ち、通信相手である光通信装置21に電
源が投入されていない場合に、光通信装置20の電源が
投入されると、ピークホールド部31から出力される信
号がゼロレベルよりも小さいので、比較部36は、負の
値の信号をセレクタ38に出力する。すると、セレクタ
38は、信号線40を介して入力されるスタンバイレベ
ルの信号を選択し、APC5に出力する。その結果、L
D1は、スタンバイ強度のレーザビームを出力すること
になる。
【0052】次に、フォトダイオード8は、光ファイバ
22−2を介して伝送されてきたレーザビームを受信
し、光電変換した後、増幅部9に出力する(ステップS
2)。比較部36は、ピークホールド部31の出力信号
と、ゼロレベルとを比較することにより、レーザビーム
が受信されているか否かを判定する(ステップS3)。
【0053】その結果、レーザビームが受信されている
(ピークホールド部31から出力される信号がゼロレベ
ルよりも大きい場合(ステップS3においてYESの場
合))は、ステップS4に進む。即ち、比較部36から
正の値の信号が出力される場合、セレクタ38は、差動
増幅部33から出力される信号をAPC5に供給する。
その結果、LD1から出射されるレーザビームの強度
は、差動増幅部33から出力される信号に応じた強度と
なる。
【0054】また、レーザビームが受信されていない
(ピークホールド部31から出力される信号がゼロレベ
ルよりも小さいか、等しい場合(ステップS3において
NOの場合))は、ステップS1に戻り同様の処理を繰
り返すことになる。即ち、ピークホールド部31から出
力される信号がゼロレベルよりも小さい場合は、比較部
36から負の値の信号が出力され、セレクタ38は、ス
タンバイレベルの信号を選択し、APC5に供給する。
その結果、LD1はスタンバイ強度のレーザビームを出
射することになる。
【0055】ステップS4では、受信信号(ピークホー
ルド部31の出力信号)レベルと基準レベルとが比較さ
れる。即ち、差動増幅部33は、ピークホールド部31
から出力される信号と、信号線32を介して入力される
基準レベルとを比較し、その結果、受信信号レベルが基
準レベルよりも大きい場合(ステップS4において
(1)と判定された場合)は、現在出力されている信号
を所定の値だけ減少させ、セレクタ38に供給する。そ
の結果、LD1から出力されるレーザビームの強度が減
少されることになる(ステップS5)。そして、ステッ
プS2に戻り同様の処理が繰り返されることになる。
【0056】また、受信信号のレベルが基準レベルと等
しい場合(ステップS4において(2)と判定された場
合)は、差動増幅部33から出力される信号の値は変化
しないので、その結果、APC5は、LD駆動部2を制
御し、LD1から出射されるレーザビームの強度を保持
させることになる。そして、ステップS2に戻り同様の
処理を繰り返すことになる。
【0057】また、受信信号のレベルが基準信号のレベ
ルよりも小さい場合(ステップS4において(3)と判
定された場合)、差動増幅部33は、現在出力されてい
る信号を所定の値だけ増加させ、セレクタ38に供給す
る。その結果、APC5は、LD駆動部2を制御し、L
D1から出力されるレーザビームの強度を増加させる
(ステップS6)。そして、ステップS2に戻り同様の
処理を繰り返す。
【0058】以上のような処理によれば、レーザビーム
を受信していない場合は、スタンバイ強度のレーザビー
ムを出力し、また、レーザビームを受信した場合は、相
手側から送信されるレーザビームの強度に応じて、LD
1から出力されるレーザビームの強度を制御するので、
現在接続されている光ファイバ22−1,22−2の伝
送損失に適合した強度のレーザビームを送信することが
可能となる。
【0059】例えば、アイセーフレベルを考慮して、ス
タンバイ強度を決定するようにすれば、光ファイバ22
−1,22−2が接続されていない場合に電源が投入さ
れたときでも、周囲に放出されるレーザビームにより網
膜等を損傷することを防止することが可能となる。
【0060】前述のように、レーザビームが受信されて
いる場合であって、受信信号が基準レベルよりも小さい
場合は、LD1が出力するレーザビームの強度が増加さ
れる。また、受信信号が基準レベルよりも大きい場合
は、LD1が出力するレーザビームの強度が減少される
ことになる。また、光通信装置20,21は、同様の構
成とされており、更に、光ファイバ22−1と22−2
は同一の長さとされている(それぞれの損失は等しい)
ので、一方の光通信装置においてレーザビームの強度を
増加する処理が行われた場合には、他方においても同様
の処理が実行される。従って、このような処理の結果、
双方の光通信装置から出力されるレーザビームの強度は
同程度となる。
【0061】図5は、図2に示す実施例に種々の光ファ
イバを接続した場合における受信レーザビームの強度と
送信レーザビームの強度の時間的推移の一例を示したも
のである。
【0062】図5(a)は、送信レーザビームの強度の
時間的推移を示した図である。また、図5(b)は、受
信レーザビームの強度の時間的推移を示した図である。
【0063】いま、光通信装置20,21を所定の長さ
の光ファイバ22−1,22−2により接続し、時刻t
1において光通信装置20の電源を投入したとする。こ
のとき、光通信装置21の電源はまだ投入されていない
ので、LD1から出射されるレーザビームは、スタンバ
イ強度とされる。
【0064】時刻t2において、光通信装置21の電源
が投入されたとすると、光通信装置21は、光通信装置
20から送出されるスタンバイ強度のレーザビームを受
信する。その結果、光通信装置21は、時刻t3におい
て、スタンバイ強度のレーザビームの送信を開始するこ
とになる。
【0065】時刻t3において、光通信装置21からの
スタンバイ強度のレーザビームを受信した光通信装置2
0は、セレクタ38の接続を差動増幅部33側に変更す
る。その結果、差動増幅部33からは、受信されたレー
ザビームの強度と基準レベルとの差分に応じた信号が出
力され、APC5は、差動増幅部33からの出力に応じ
てLD駆動部2を制御する。図5(b)に示すように、
時刻t3においては、受信レーザビームの強度は、基準
強度(Rx.Refに対応する強度)よりも低いため、
LD1から出射されるレーザビームの強度は増加される
ことになる。
【0066】このとき、光通信装置21においても同様
の処理が行われるので、光通信装置20が受信するレー
ザビームの強度は、光通信装置20のLD1が出射する
レーザビームの強度が増加するのと同じ割合で増加する
ことになる。その結果、光通信装置20は、受信された
レーザビームが基準強度と等しくなるまで、LD1が出
射するレーザビームの強度を増加させることになる。そ
して、時刻t4において、光通信装置20が受信するレ
ーザビームの強度は、基準強度と等しくなるので、光通
信装置20のLD1が出射するレーザビームの強度は時
刻t4における強度に固定される。同様の処理は、光通
信装置21においても実行されるため、その結果、光通
信装置20,21から出射されるレーザビームの強度
は、同一のレベルに固定されることになる。
【0067】換言すると、光通信装置20,21は、同
様の構成とされており、また、光ファイバ22−1,2
2−2は、同一の長さとされているので(伝送損失が等
しいので)、光通信装置20,21が送出するレーザビ
ームの強度は、ほぼ等しくなる。つまり、光通信装置2
0は、光通信装置21から送出されるレーザビームの強
度を参照して、送出するレーザビームの強度を調節する
ことになる。同様のことは、光通信装置21に対しても
いうことができる。
【0068】図5に戻って、時刻t5において、光ファ
イバが外されたとする。すると、光通信装置20では、
ピークホールド部31の出力が“0”になるので、その
結果、セレクタ38は、信号線40から入力されている
スタンバイレベルの信号を入力してAPC5に供給する
ので、LD1からはスタンバイ強度のレーザビームが出
力されることになる(時刻t6)。また、同様の処理
は、光通信装置21においても実行され、光通信装置2
1から出射されるレーザビームの出力も同様にスタンバ
イ強度となる。
【0069】次に、時刻t8において、先ほどよりも更
に長い光ファイバ22−1,22−2が接続されたとす
る。すると、前述の場合と同様の処理が、光通信装置2
0,21において実行され、その結果、それぞれの光通
信装置20,21において受信されるレーザビームの強
度は基準強度と等しくなる(時刻t10)。このとき、
光ファイバ22−1,22−2の長さは、先ほどよりも
長いので、その分だけ伝送損失が増える。従って、図5
(a)に示すように、送信されるレーザビームの強度
は、短い光ファイバを接続した場合に比べて増加するこ
とになる。
【0070】続いて、時刻t11において光ファイバが
外され、時刻t13において、更に長い光ファイバが接
続されたとする。光ファイバが外されると、光通信装置
20,21が出射するレーザビームの強度は、スタンバ
イ強度となる。そして、時刻t13において、前回より
も更に長い光ファイバが接続されると、受信レーザビー
ムの強度は一時的に増加するが、時刻t14において増
加が停止する。即ち、このとき接続されている光ファイ
バは、伝送損失が非常に大きいため、受信されるレーザ
ビームの強度が基準強度を超過せず、その結果、LD1
から出射されるレーザビームの強度は、スタンバイ強度
とされることになる。
【0071】以上のような実施例によれば、光ファイバ
を介してレーザビームの強度を相互に制御することによ
り、伝送損失が変化した場合においても、常に一定の強
度のレーザビームを受信することが可能となる。また、
光ファイバが接続されていない場合には、スタンバイ強
度のレーザビームが射出されるので、このスタンバイ強
度を適当に設定することにより、アイセーフの問題もク
リアすることが可能となる。
【0072】また、システム全体として考えた場合、各
通信装置のLD1は、接続されている光ファイバの伝送
損失に応じた強度のレーザビームを出力するようになる
ので、従来のように、システム内で最も損失の大きい部
分に対応するように強度を設定する場合に比べ、システ
ム全体として見た場合、LD1の寿命を延ばすことが可
能となる。
【0073】更に、システム内において、損失が相対的
に大きい部分(長い光ファイバが接続されている光通信
装置)に対しては、寿命の長いLD1を使用するなどの
対応処置を講じることが可能となる。
【0074】図6は、本発明を適用した光通信装置の他
の電気的構成の一例を示すブロック図である。なお、こ
の図において図2と同一の部分には同一の符号が付して
あるので、その説明は省略する。
【0075】この実施例では、フォトダイオード4とA
PC5が除外され、また、差動増幅部33が比較部60
に置換されている。その他の構成は、図2の場合と同様
である。
【0076】次に、この実施例の動作について簡単に説
明する。
【0077】図示せぬ光ファイバを介して伝送されてき
たレーザビームは、フォトダイオード8により光電変換
され、対応する電気信号に変換される。フォトダイオー
ド8から出力される電気信号は、増幅部9により所定の
ゲインで増幅された後、信号線10を介して受信データ
(Rx.Data)として出力されるとともに、信号線
30を介してピークホールド部31に出力される。
【0078】ピークホールド部31は、増幅部9から出
力された信号のピーク値を所定の期間だけホールド(保
持)し、信号線34を介して、比較部36,60に供給
する。比較部36は、ピークホールド部31から出力さ
れる信号と、信号線35を介して入力されるゼロレベル
(Rx.Zero)とを比較し、ピークホールド部31
から出力される信号がゼロレベルよりも大きい場合に
は、正の値の信号をセレクタ38に出力する。また、ピ
ークホールド部31から出力される信号がゼロレベルよ
りも小さいか、等しい場合は、負の値の信号をセレクタ
38に供給する。
【0079】比較部60は、ピークホールド部31から
出力される信号と、信号線32を介して入力される基準
レベルとを比較する。その結果、ピークホールド部31
から出力される信号が基準レベルよりも大きい場合、比
較部60は出力信号を減少させ、逆に、ピークホールド
部31から出力される信号が基準レベルよりも小さい場
合、比較部60は出力信号を増加させる。
【0080】セレクタ38は、比較部36から出力され
る信号が負の値である場合(ピークホールド部31から
出力される信号の値がゼロレベルよりも小さいか、等し
い場合)、信号線40から入力されるスタンバイレベル
の信号を選択し、LD駆動部2に供給する。また、セレ
クタ38は、比較部36から出力される信号が正の値で
ある場合(ピークホールド部31から出力される信号の
値がゼロレベルよりも大きい場合)、比較部60から出
力される信号を選択し、LD駆動部2に供給する。
【0081】LD駆動部2は、信号線3を介して入力さ
れる送信データ(Tx.Data)を、セレクタ38か
ら出力される信号の大きさに応じて変調し、LD1を駆
動する。その結果、受信されたレーザビームの強度がゼ
ロレベルよりも小さい場合、LD1は、スタンバイ強度
のレーザビームを射出することになる。また、受信され
たレーザビームの強度がゼロレベルよりも大きい場合、
LD1は、受信されるレーザビームの強度が基準レベル
となるように、射出するレーザビームの強度が調節され
ることになる。
【0082】以上のような構成によれば、図2の実施例
の場合と比較して、フォトダイオード4とAPC5が不
要となるので、その分だけ装置の製作コストを低減する
ことが可能となる。
【0083】図7は、本発明を適用した光通信装置の更
に他の電気的構成の一例を示すブロック図である。
【0084】この実施例では、1本の光ファイバを用い
て、情報の送受信が行われるようになされている。
【0085】LD駆動部80は、信号線81を介して入
力される送信データ(Tx.Data)を増幅部86か
ら出力される信号に応じて変調し、LD82を駆動する
ようになされている。LD82は、LD駆動部80より
出力される信号に応じてレーザビームを出射するように
なされている。ビームスプリッタ83は、LD82から
出射されたレーザビームを反射し、光ファイバ84に入
射させるとともに、伝送されてきたレーザビームを透過
し、フォトダイオード85に入射させるようになされて
いる。
【0086】フォトダイオード85は、伝送されてきた
レーザビームを光電変換して対応する電気信号に変換
し、増幅部86に出力する。増幅部86は、フォトダイ
オード85から出力される電気信号を所定のゲインで増
幅し、信号線87を介して受信データ(Rx.Dat
a)として出力するとともに、信号線88を介してLD
駆動部80に出力するようになされている。
【0087】次に、この実施例の動作について簡単に説
明する。
【0088】光ファイバ84を介して伝送されてきたレ
ーザビームは、ビームスプリッタ83を透過し、フォト
ダイオード85に入射される。フォトダイオード85
は、入射されたレーザビームを光電変換し、対応する電
気信号を出力する。
【0089】増幅部86は、フォトダイオード85から
出力される信号を所定のゲインで増幅し、信号線87を
介して受信データとして出力するとともに、信号線88
を介してLD駆動部80に出力する。
【0090】LD駆動部80は、増幅部86から供給さ
れる信号に応じて、信号線81を介して入力される送信
データの振幅を変調し、得られた信号によりLD82を
駆動する。即ち、増幅部86からの出力信号が所定のレ
ベル(基準レベル)よりも小さい場合は、LD82を駆
動する電圧を増加させ、また、増幅部86からの出力信
号が所定のレベルよりも大きい場合は、LD82を駆動
する電圧を減少させる。
【0091】その結果、LD82から出力されるレーザ
ビームの強度は、通信相手である光通信装置から伝送さ
れてきたレーザビームの強度に応じて調節される。前述
の場合と同様に、この実施例においても、通信相手側の
光通信装置は、図7に示すのと同様の構成とされている
ので、フォトダイオード85が受信するレーザビームの
強度(=相手側の光通信装置のフォトダイオード85が
受信するレーザビームの強度)が所定のレベルとなるよ
うに、LD82の出力が調節されることになる。
【0092】以上のような実施例では、1本の光ファイ
バにより情報の送受信が行われるため、往路と復路の伝
送損失が同一となる。従って、往路と復路の伝送損失の
ばらつきを考慮して設計をする必要がなくなるので、設
計を更に簡易化することが可能となる。また、各光通信
装置に光ファイバを接続する場合、送信部と受信部に同
時に接続されることになるので、接続のタイミングのず
れ(送信部と受信部に光ファイバを接続するタイミング
のずれ)による誤動作を防止することができる。
【0093】なお、以上の実施例では、伝送媒体として
光ファイバを、また、光源としてLDを用いたが、本発
明は、このような場合に限定されるものでなく、LED
や、その他の光源から発生する光ビームを用いる場合に
も適用可能である。
【0094】
【発明の効果】請求項1に記載の送受信装置および請求
項7に記載の送受信方法によれば、他の送受信装置に対
して伝送媒体を介して信号を送信し、他の送受信装置か
ら伝送媒体を介して送られてきた信号を受信し、受信さ
れた信号の信号レベルを検出し、検出された信号レベル
に応じて、送信する信号の信号レベルを制御するように
したので、伝送媒体の長さが変化した場合においても、
適正なレベルの信号を送受信することができるので、伝
送エラーが発生する確率を低減することが可能となる。
また、伝送媒体の長さが変化した場合においても、常に
一定の強度の信号が受信されることから、受信部の回路
の設計を簡易化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した光通信システムの構成の一例
を示す図である。
【図2】図1に示す光通信装置20,21の電気的な構
成の一例を示すブロック図である。
【図3】図2に示す光通信装置から送受信されるレーザ
ビームの強度の関係を示す図である。
【図4】図2に示す光通信装置に電源が投入された場合
の処理の一例を説明するフローチャートである。
【図5】図2に示す光通信装置に対して種々の長さの光
ファイバを接続した場合に送受信されるレーザビームの
時間的推移を示す図である。
【図6】本発明を適用した光通信装置の他の電気的な構
成の一例を示すブロック図である。
【図7】本発明を適用した光通信装置の更に他の電気的
な構成の一例を示すブロック図である。
【図8】従来の光通信装置の電気的な構成の一例を示す
図である。
【符号の説明】
1 LD(送信手段、送信ステップ), 2 LD駆動
部(信号レベル制御手段、信号レベル制御ステップ),
4 フォトダイオード(第2の信号レベル検出手
段), 5 APC(信号レベル制御手段、信号レベル
制御ステップ),8 フォトダイオード(受信手段、受
信ステップ), 33 差動増幅部(信号レベル検出手
段、信号レベル検出ステップ), 60 比較部(信号
レベル検出手段、信号レベル検出ステップ), 80
LD駆動部(信号レベル制御手段、信号レベル制御ステ
ップ), 82 LD(送信手段、送信ステップ),
85フォトダイオード(受信手段、受信ステップ、信号
レベル検出手段、信号レベル検出ステップ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鳥海 洋一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 桜井 道彦 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他の送受信装置に対して伝送媒体を介し
    て信号を送信する送信手段と、 前記他の送受信装置から伝送媒体を介して送られてきた
    信号を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された前記信号の信号レベルを
    検出する信号レベル検出手段と、 前記信号レベル検出手段により検出された信号レベルに
    応じて、前記送信手段が送信する信号の信号レベルを制
    御する信号レベル制御手段とを備えることを特徴とする
    送受信装置。
  2. 【請求項2】 前記信号は、伝送しようとする情報に応
    じて変調されたレーザビームまたはLEDの光であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の送受信装置。
  3. 【請求項3】 前記伝送媒体は、1本の光ファイバであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の送受信装置。
  4. 【請求項4】 前記伝送媒体は、送信用と受信用の2本
    の光ファイバであることを特徴とする請求項1に記載の
    送受信装置。
  5. 【請求項5】 前記信号レベル制御手段は、前記信号レ
    ベル検出手段により検出された信号の信号レベルが所定
    のレベルよりも低い場合には、送信する信号の信号レベ
    ルを所定のレベル以下に設定することを特徴とする請求
    項1に記載の送受信装置。
  6. 【請求項6】 前記送信手段が送信する信号の信号レベ
    ルを検出する第2の信号レベル検出手段を更に備え、 前記信号レベル制御手段は、前記信号レベル検出手段と
    前記第2の信号レベル検出手段により検出された信号レ
    ベルに応じて前記送信手段が送信する信号の信号レベル
    を制御することを特徴とする請求項1に記載の送受信装
    置。
  7. 【請求項7】 他の送受信装置に対して伝送媒体を介し
    て信号を送信する送信ステップと、 前記他の送受信装置から伝送媒体を介して送られてきた
    信号を受信する受信ステップと、 前記受信ステップにより受信された信号の信号レベルを
    検出する信号レベル検出ステップと、 前記信号レベル検出ステップにより検出された信号レベ
    ルに応じて、前記送信ステップが送信する信号の信号レ
    ベルを制御する信号レベル制御ステップとを備えること
    を特徴とする送受信方法。
JP8190380A 1996-07-19 1996-07-19 送受信装置および送受信方法 Withdrawn JPH1041896A (ja)

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