JP4635763B2 - 光送受信モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、光通信において用いられる光送受信モジュールに関するものである。
一般に、光通信に用いられる光トランシーバとしては、下記非特許文献1に記載の活線挿抜可能なSFP(Small Formfactor Pluggable)型光トランシーバが広く製品化されている。このような光トランシーバにおいては、光電変換素子として光送信サブアセンブリ(TOSA:Transmitter Optical Sub-Assembly)及び光受信サブアセンブリ(ROSA:Receiver Optical Sub-Assembly)を使用することが一般的である。一方、光電変換素子としては、下記特許文献1に記載にように、送受信する光の波長が互いに異なるTOSAとROSAとを一体型にした光送受信サブアセンブリ(BOSA:Bi-Directional Optical Sub-Assembly)も使用されるようになっている。そこで、下記特許文献2に記載された単芯双方向光トランシーバでは、上記BOSAに相当する光電変換素子が使用されると共に、従来のSFP型光トランシーバと同等サイズの光トランシーバが実現されている。
"INF-8074iSpecification for SFP(Small Formfactor Pluggable) Transceiver Rev 1.0"、[online]、2001年5月12日、SFF Committee、[平成17年6月15日検索]、インターネット<URL: ftp://ftp.seagate.com/sff/INF-8074.PDF> 特開2003−329892号公報 実用新案登録第3102698号公報
上述した従来のSFP型光トランシーバにおいては、光電変換素子にTOSA及びROSAを使用しているため、1台のトランシーバあたり光ファイバが2芯必要となる。一方、上記特許文献2に記載の単芯双方向光トランシーバでは、BOSAを使用することによって1芯の光ファイバのみでの双方向の信号伝送が可能とされ、近年PON(Passive Optical Network)用途で用いられるようになっている。
しかしながら、1芯の光ファイバを使用した場合は送信と受信とで異なる波長の光信号を多重及び分割するために、送信側と受信側とで2種類の光トランシーバを用意する必要がでてくる。具体的には、一方の光トランシーバにおいて波長λ1の光送信系と波長λ2の光受信系とを多重及び分割するタイプのBOSAを実装した場合は、他方の対となる光トランシーバとしては、波長λ1の光受信系及び波長λ2の光送信系のタイプのBOSAを実装したものが必要となり、2種類の光トランシーバが必要となる。また、この一対の単芯双方向光トランシーバを使用した光伝送系で、光伝送系の2重化を行う場合は、さらにもう一対の光トランシーバが必要となる。
そこで、本発明は、単芯双方向性の光伝送系の2重化をより簡易に実現することが可能な光送受信モジュールを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の光送受信モジュールは、入力電気信号を受けて入力電気信号を第1の出力光信号に変換する発光素子と、第1の光ファイバから第1の入力光信号を受けて第1の入力光信号を電流に変換する受光素子とを備え、第1の出力光信号を第1の光ファイバに入射させるとともに、電流を第1の出力電気信号に変換する第1の光送受信サブアセンブリと、入力電気信号を受けて入力電気信号を第2の出力光信号に変換する発光素子と、第2の光ファイバから第2の入力光信号を受けて第2の入力光信号を電流に変換する受光素子とを備え、第2の出力光信号を第2の光ファイバに入射させるとともに、電流を第2の出力電気信号に変換する第2の光送受信サブアセンブリと、外部入力端子と第1及び第2の光送受信サブアセンブリの入力との間に接続され、外部入力端子からの駆動信号に基づいて第1及び第2の光送受信サブアセンブリに入力電気信号を出力する駆動回路部と、第1及び第2の光送受信サブアセンブリの出力にそれぞれ接続された第1及び第2の入力端子と、外部出力端子に接続された出力端子とを有し、第1及び第2の入力端子と出力端子との間の接続を切り換える第1のスイッチ部と、第1のスイッチ部の切り換えを制御する制御信号を送出するコントローラと、第1及び第2の光送受信サブアセンブリの出力と外部出力端子との間において第1のスイッチ部と直列に接続され、出力電気信号を増幅する増幅回路部と、外部入力端子に接続された入力端子と、第1及び第2の光送受信サブアセンブリの入力にそれぞれ接続された第1及び第2の出力端子とを有し、入力端子と第1及び第2の出力端子との間の接続を切り換える第2のスイッチ部と、第2のスイッチ部の第1の出力端子に接続された第1の入力端子と、第2の入力端子と、第1の光送受信サブアセンブリの入力に接続された出力端子とを有し、第1及び第2の入力端子と出力端子との接続を切り換える第3のスイッチ部と、第2のスイッチ部の第2の出力端子に接続された第1の入力端子と、第2の入力端子と、第2の光送受信サブアセンブリの入力に接続された出力端子とを有し、第1及び第2の入力端子と出力端子との接続を切り換える第4のスイッチ部と、第1のスイッチ部の第1の入力端子に接続された第1の出力端子と、第4のスイッチ部の第2の入力端子に接続された第2の出力端子と、第1の光送受信サブアセンブリの出力に接続された入力端子とを有し、第1及び第2の出力端子と入力端子との接続を切り換える第5のスイッチ部と、第1のスイッチ部の第2の入力端子に接続された第1の出力端子と、第3のスイッチ部の第2の入力端子に接続された第2の出力端子と、第2の光送受信サブアセンブリの出力に接続された入力端子とを有し、第1及び第2の出力端子と入力端子との接続を切り換える第6のスイッチ部とを備え、駆動回路部は、第3のスイッチ部の入力又は出力に接続された第1の駆動回路と、第4のスイッチ部の入力又は出力に接続された第2の駆動回路とを有し、増幅回路部は、第5のスイッチ部の入力又は出力に接続された第1の増幅回路と、第6のスイッチ部の入力又は出力に接続された第2の増幅回路とを有し、コントローラは、第2〜6のスイッチ部の切り換えを制御する制御信号を併せて送出する、ことを特徴とする。
このような光送受信モジュールにおいては、外部入力からの駆動信号に基づいて入力電気信号が生成され第1及び第2の光送受信サブアセンブリに入力され、出力光信号として第1及び第2の光送受信サブアセンブリに接続された光ファイバに入射される。これに対して、第1及び第2の光送受信サブアセンブリに接続された光ファイバから受けた入力光信号は、第1及び第2の光送受信サブアセンブリによって出力電気信号に変換された後増幅回路部によって増幅されると共に、コントローラの制御により第1のスイッチ部を経由して選択的に外部出力される。これにより、1つのモジュールを出力光波長と入力光波長とのパターンが異なる2つの光伝送系に同時に接続することができるので、単芯双方向性の光伝送系の2重化をより簡易に実現することができる。
また外部入力端子から入力された駆動信号に基づいて生成される入力電気信号を第1及び第2の光送受信サブアセンブリのいずれか一方に入力させることができるので、モジュール全体の消費電力を低減することができる。さらに、第1の光送受信サブアセンブリにおいて光伝送系から受信された入力光信号が出力電気信号に変換された後、この出力電気信号は第5及び第4のスイッチ部を介して入力電気信号として第2の光送受信サブアセンブリに入力される。同様に、第2の光送受信サブアセンブリにおいて入力光信号が受信されると、第6及び第3のスイッチ部を介して入力電気信号が第1の光送受信サブアセンブリに入力される。これにより、第1の光送受信サブアセンブリに接続された光ファイバにおいて送受信される光信号と、第2の光送受信サブアセンブリに接続された光ファイバにおいて送受信される光信号との間を中継するリピータとしての機能を同時に実現することができる。
また、第1及び第2の入力光信号、又は第1及び第2の出力光信号のモニタ結果を示すモニタ信号を生成するモニタ部を更に備え、コントローラは、モニタ信号に応じてスイッチ部の切り換えを制御することも好ましい。この場合、2重化された光伝送系の光信号の品質に応じて、使用する光伝送系を効率的に切り換えることができる。
また、第3及び第4のスイッチ部は、それぞれ、第3の入力端子を有し、第5及び第6のスイッチ部は、第3及び第4のスイッチ部の第3の入力端子にそれぞれ接続された第3の出力端子を有し、コントローラの制御によって、第5及び第6のスイッチ部に入力された出力電気信号を、それぞれ、第3及び第4のスイッチ部を介して、入力電気信号として第1及び第2の光送受信サブアセンブリに入力することも好ましい。この場合、第1の光送受信サブアセンブリにおいて光伝送系から受信された入力光信号は出力電気信号に変換された後、この出力電気信号は第5及び第3のスイッチ部を介して入力電気信号として第1の光送受信サブアセンブリに返される。同様に、第2の光送受信サブアセンブリにおいて入力光信号が受信されると、第6及び第4のスイッチ部を介して入力電気信号が第2の光送受信サブアセンブリに返される。従って、光伝送系の相手側から送信された光信号は相手側に返されるので、障害時等における光信号の喪失を防止することができる。
また、本発明の光送受信モジュールは、入力電気信号を受けて入力電気信号を第1の出力光信号に変換する発光素子と、第1の光ファイバから第1の入力光信号を受けて第1の入力光信号を電流に変換する受光素子とを備え、第1の出力光信号を第1の光ファイバに入射させるとともに、電流を第1の出力電気信号に変換する第1の光送受信サブアセンブリと、入力電気信号を受けて入力電気信号を第2の出力光信号に変換する発光素子と、第2の光ファイバから第2の入力光信号を受けて第2の入力光信号を電流に変換する受光素子とを備え、第2の出力光信号を第2の光ファイバに入射させるとともに、電流を第2の出力電気信号に変換する第2の光送受信サブアセンブリと、外部入力端子と第1及び第2の光送受信サブアセンブリの入力との間に接続され、外部入力端子からの駆動信号に基づいて第1及び第2の光送受信サブアセンブリに入力電気信号を出力する駆動回路部と、第1及び第2の光送受信サブアセンブリの出力にそれぞれ接続された第1及び第2の入力端子と、外部出力端子に接続された出力端子とを有し、第1及び第2の入力端子と出力端子との間の接続を切り換える第1のスイッチ部と、第1のスイッチ部の切り換えを制御する制御信号を送出するコントローラと、第1及び第2の光送受信サブアセンブリの出力と外部出力端子との間において第1のスイッチ部と直列に接続され、出力電気信号を増幅する増幅回路部と、外部入力端子に接続された入力端子と、第1及び第2の光送受信サブアセンブリの入力にそれぞれ接続された第1及び第2の出力端子とを有し、入力端子と第1及び第2の出力端子との間の接続を切り換える第2のスイッチ部と、第2のスイッチ部の第1の出力端子に接続された第1の入力端子と、第2の入力端子と、第1の光送受信サブアセンブリの入力に接続された出力端子とを有し、第1及び第2の入力端子と出力端子との接続を切り換える第3のスイッチ部と、第2のスイッチ部の第2の出力端子に接続された第1の入力端子と、第2の入力端子と、第2の光送受信サブアセンブリの入力に接続された出力端子とを有し、第1及び第2の入力端子と出力端子との接続を切り換える第4のスイッチ部と、第1の光送受信サブアセンブリの出力と第1のスイッチ部との間の配線に分岐して接続された入力端子と、第4のスイッチ部の第2の入力端子に接続された出力端子とを有する第5のスイッチ部と、第2の光送受信サブアセンブリの出力と第1のスイッチ部との間の配線に分岐して接続された入力端子と、第3のスイッチ部の第2の入力端子に接続された出力端子とを有する第6のスイッチ部と備え、駆動回路部は、第3のスイッチ部の入力又は出力に接続された第1の駆動回路と、第4のスイッチ部の入力又は出力に接続された第2の駆動回路とを有し、増幅回路部は、第5のスイッチ部の入力又は出力に接続された第1の増幅回路と、第6のスイッチ部の入力又は出力に接続された第2の増幅回路とを有し、コントローラは、第〜6のスイッチ部の切り換えを制御する制御信号を併せて送出することを特徴とする。
かかる構成とすれば、第1及び第2の光送受信サブアセンブリから出力された出力電気信号のいずれか一方が、第1のスイッチ部を介して外部出力端子に出力されるので、リピータとしての機能を実現しつつ、光伝送系からの受信信号をモニタすることができる。
第2のスイッチ部は、第3の出力端子を更に有し、第3の出力端子は、第1の光送受信サブアセンブリの出力と第1のスイッチ部との間の配線、及び第2の光送受信サブアセンブリの出力と第1のスイッチ部との間の配線のいずれか一方に分岐して接続されていることも好ましい。こうすれば、第1及び第2の光送受信サブアセンブリにおける光伝送系からの受信信号を同時に効率的にモニタすることができる。
また、コントローラは、メモリ内においてスイッチ部の入力端子側と出力端子側との接続の複数のパターンを示す切替パターンを記憶し、切替パターンに基づいてスイッチ部の切り換えを制御する制御信号を生成することも好ましい。このような構成を採れば、2重化構成等のモードに対応して各スイッチ部を確実に切り換えることができる。
本発明の光送受信モジュールによれば、単芯双方向性の光伝送系の2重化をより簡易に実現することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る光送受信モジュールの好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
図1において、(a)は、本発明の第1実施形態である光送受信モジュール1の構成を示す図、(b)は、(a)の光送受信モジュール1を含む2重化光伝送系の接続関係を示す図である。同図に示す光送受信モジュール1は、外部から入力された高周波の駆動信号を光信号に変換して光ファイバに出射すると共に、光ファイバから入射した光信号を電気信号に変換するためのデバイスである。
図1(a)を参照して、光送受信モジュール1は、光ファイバ4a,4bがそれぞれ活線挿抜可能に接続された一対の光送受信サブアセンブリ3a,3bと、該光送受信サブアセンブリ3a,3bの電気信号の出力側にそれぞれ接続された前置アンプ(増幅回路部)5a,5bと、前置アンプ5a,5bの出力側に接続されたスイッチ(第1のスイッチ部)SW1と、光送受信サブアセンブリ3a,3bの電気信号の入力側に接続された駆動回路(駆動回路部)6と、スイッチSW1を制御するコントローラ7とを備えて構成されている。
光送受信サブアセンブリ3a,3bは、光ファイバ4a,4bを活線挿抜可能に構成された単芯双方向型の光トランシーバである。具体的には、光送受信サブアセンブリ3aは、光ファイバ4a側に波長λ1の出力光信号LOaを入射させると共に、光ファイバ4a側から入射された波長λ2の入力光信号LIaを受信する。また、光送受信サブアセンブリ3bは、光ファイバ4b側に波長λ2の出力光信号LObを入射させると共に、光ファイバ4b側から入射された波長λ1の入力光信号LIbを受信する。
このような光送受信サブアセンブリ3a,3bの入力端子10a,10bは、分岐点12を経由して駆動回路6に同時に接続されており、出力端子11a,11bは、それぞれ、前置アンプ5a,5bの入力に接続されている。ここで、光送受信サブアセンブリ3a,3bには発光素子8a,8b、及び受光素子9a,9bが内蔵され、発光素子8a,8bは、駆動回路6から出力された入力電気信号を出力光信号LOa,LObに変換し、受光素子9a,9bは、光送受信サブアセンブリ3a,3bの入力光信号LIa,LIbをその光信号の強度に応じた電流に変換する。発光素子8a,8bによって変換された電流は、それぞれ、図示しない電流電圧変換回路によって出力電気信号に変換された後、前置アンプ5a,5bに送られる。
駆動回路6は、その入力が外部入力端子13に接続され、外部入力端子13から入力された一対の差動信号である駆動信号SIに基づいて、発光素子8a,8bを駆動する電気信号である入力電気信号を生成して分岐点12側に出力する。
前置アンプ5a,5bは、光送受信サブアセンブリ3a,3bから出力されたそれぞれの出力電気信号を増幅した後、差動信号である出力電気信号SOとして外部出力端子14側に出力する。
この前置アンプ5a,5bと外部出力端子14との間に設けられたスイッチSW1は、2つの入力端子16,17と出力端子18とを備え、これらの入力端子16,17と出力端子18との間の接続が1対1で接続されるように切り換える機能を有する。この入力端子16,17は、それぞれ、前置アンプ5a,5bの出力に接続されており、出力端子18は、外部出力端子14に接続されている。このようなスイッチSW1の切替は、コントローラ7から送出される制御信号SC1によって制御される。
ここで、光送受信モジュール1においては、送受信する信号の品質をモニタすることが可能とされている。光送受信サブアセンブリ3a,3b、駆動回路6、及び前置アンプ5a,5bが、上記モニタを行うモニタ手段としての機能を担う。具体的には、光送受信サブアセンブリ3a,3bは、出力光信号LOa,LObの強度を図示しないモニタ用受光素子を用いてモニタすると共に、その結果得られたモニタ信号TxPを駆動回路6に出力する。また、駆動回路(モニタ部)6は、発光素子8a,8bに印加されるバイアス信号の強度を検出し、その結果生成されたモニタ信号TxBを出力光信号LOa,LObのモニタ結果として、モニタ信号TxPとともにコントローラ7に送出する。また、前置アンプ(モニタ部)5a,5bは、光送受信サブアセンブリ3a,3bから出力された出力電気信号をモニタした後、その出力電気信号の平均レベルや信号振幅を、入力光信号LIa,LIbのモニタ結果を示すモニタ信号RxPに含めてコントローラ7に送出する。さらに、前置アンプ5a,5bは、同期再生回路(図示せず)におけるクロックスリップを検出し、コントローラ7に対して入力光信号LIa,LIbのモニタ結果としてのアラーム信号LOSを生成し送出する。
次に、図1(b)を参照して、上記のように構成された光送受信モジュール1を一対用意して、これらの光送受信モジュール1の間にメイン系及びバックアップ系の2系統の光ファイバ20m,20bを接続することにより、2重化された光伝送系が構築可能とされる。この場合、コントローラ7の制御でスイッチSW1が切替制御されることにより、メイン系光ファイバ20m及びバックアップ系の光ファイバ20bからの入力光信号が、選択的に出力電気信号SOとして取り出される。
以下、上述したコントローラ7の構成及び動作についてより詳細に説明する。
コントローラ7は、いわゆる、CPUを有する1チップマイコンであり、光送受信モジュール1の外部に設けられた上位ホストコントローラ21とデータ通信可能に構成されている(図1(a))。具体的には、図1(a)及び図2に示すように、コントローラ7のA/D変換部22が、駆動回路6及び前置アンプ5a,5bから各種信号TxP,TxB,RxP,LOSを受信して、これらの信号をアナログデジタル変換してCPU26に出力する。また、CPU26は、通信I/F部23を介したシリアル通信等を利用して、上位ホストコントローラ21との間でモニタ信号やアラーム信号等の各種信号を送受信する。また、CPU26は、外部出力ピン24を介して、スイッチSW1に制御信号SC1を送出するとともに、駆動回路6に発光素子の駆動を停止するための制御信号TxDを送出する。さらに、CPU26は、外部入力ピン25を介して、上位ホストコントローラ21から制御信号SC1や制御信号TxDを受け取ると、これらの制御信号をスイッチSW1又は駆動回路6に中継する。
ここで、コントローラ7のデータ格納部27は、ROM27a、RAM27b、及びEEPROM27cで構成され、EEPROM27cにはスイッチ切替情報28が格納されている。このスイッチ切替情報28には、スイッチSW1の入力端子16,17と出力端子18との接続の2つのパターンを示す切替パターンが含まれている。CPU26は、モニタ信号TxP,TxB,RxP、及びアラーム信号LOSに応じて、スイッチ切替情報を読み出すことにより、スイッチSW1を切り換えるための制御信号SC1を生成することになる。このとき、CPU26は、モニタ値の強度又は振幅が異常であるか、同期再生回路でのクロックスリップが発生しているか等を判定した後、その判定結果に応じてスイッチ切替情報を読み出す。例えば、CPU26は、入力光信号LIa又は出力光信号LOaに対応するモニタ信号を検知した場合は、スイッチ切替情報の中から入力端子17と出力端子18との接続に対応する切替パターンを読み出す。逆に、CPU26は、入力光信号LIb又は出力光信号LObに対応するモニタ信号を検知した場合は、スイッチ切替情報の中から入力端子16と出力端子18との接続に対応する切替パターンを読み出す。さらに、EEPROM27cには、スイッチ切替情報の中に、どの切替パターンがメイン系に該当するかの情報を格納しておくこともできる。これにより、光送受信モジュール1がリセットされたような場合でも、スイッチSW1の切替状態を容易に回復させることができる。
なお、メイン系とバックアップ系が同じ伝送ケーブル及び回線経路に属しているときは、コントローラ7は、両者の光入力信号の強度を比較して大きい方の光伝送系に切り換えるように動作してもよい。さらには、発光素子8a,8bの光出力信号の強度に応じて、使用する光送受信サブアセンブリ3a,3bを切り換えてもよい。この場合、両光伝送系が異常ない場合であっても伝送誤り率を低減できると共に、どちらかの伝送系に異常があった場合に通信を維持することができる。
また、コントローラ7は、外部からのコマンドを受け取ることを契機として、または、上位ホストコントローラ21からシリアル通信等を経由して受け取ったコマンドを契機にして、スイッチSW1の切替を制御することもできる。さらに、コントローラ7は、受信するモニタ信号TxP,TxB,RxP、及びアラーム信号LOSを上位ホストコントローラ21に転送し、上位ホストコントローラ21がモニタ信号TxP,TxB,RxP、及びアラーム信号LOSに応じて、遠隔でスイッチSW1を切り換えてもよい。
なお、コントローラ7としては、DSP(DigitalSignal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプロセッサを用いてもよい。
以下、本実施形態にかかる光送受信モジュール1の作用効果について、従来の光送受信モジュールと比較しつつ説明する。
図10において、(a)は、従来のSFP型光トランシーバ901の構成を示す図、(b)は、(a)の光トランシーバ901を含む光伝送系の接続関係を示す図である。これらの図に示すように、従来のSFP型の光トランシーバ901においては、外部から入力された駆動信号SIに基づいて、駆動回路906からTOSA903aに入力電気信号が出力され、TOSA903aによって入力電気信号が波長λの出力光信号に変換されて光ファイバ904aに出射される。一方、光ファイバ904bから入射された波長λの入力光信号は、ROSA903bにおいて出力電気信号に変換された後、前置アンプ905に送られ、前置アンプ905によって増幅されて外部に出力される。このような光トランシーバ901を一対にして光伝送系を構成した場合は、単芯で片方向の通信が行われる結果、送信系及び受信系でそれぞれ2本の光ファイバが必要とされるため(図10(b))、光伝送系の効率的な使用が困難となる。
また、図11において、(a)は、従来のBOSAを搭載する光トランシーバ911の構成を示す図、(b)は、(a)の光トランシーバ911を含む光伝送系の接続関係を示す図である。同図に示す、単芯双方向型の光トランシーバ911においては、外部から入力された駆動信号SIに基づいて、駆動回路916からBOSA913に入力電気信号が出力され、BOSA913によって入力電気信号が波長λ1の出力光信号に変換されて光ファイバ914に出射される。同時に、光ファイバ914から入射された波長λ2の入力光信号は、BOSA913において出力電気信号に変換された後、前置アンプ915に送られ、前置アンプ915によって増幅されて外部に出力される。このような光トランシーバ911を使用して単芯で双方向の光伝送系を構成した場合は、光トランシーバ911と対となる光トランシーバとして入力光信号及び出力光信号の波長が逆である異なる種類の光トランシーバ921を用意する必要がある(図11(b))。また、光伝送系の2重化を実現しようとする場合は、さらに2台の光トランシーバと光伝送系の切替を行うスイッチが必要とされる。
一方、本実施形態の光送受信モジュール1によれば、外部入力からの駆動信号SIに基づいて入力電気信号が生成されて光送受信サブアセンブリ3a,3bに入力され、出力光信号LOa,LObとして光ファイバ4a,4bに入射される。これに対して、光ファイバ4a,4bから受けた入力光信号LIa,LIbは、光送受信サブアセンブリ3a,3bによって出力電気信号に変換された後、前置アンプ5a,5bによって増幅されると共に、コントローラ7の制御によりスイッチSW1を経由して選択的に外部出力される。これにより、1つのモジュールを出力光波長と入力光波長とのパターンが異なる2つの光伝送系に同時に接続することができるので、単芯双方向性の光伝送系の2重化をより簡易に実現することができる。
また、入力光信号LIa,LIb及び出力光信号LOa,LObの信号品質をモニタして、モニタ結果に応じてスイッチSW1の切り換えを制御することで、2重化された光伝送系の光信号の品質に応じて、使用する光伝送系を効率的に切り換えることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図3は、本発明の第2実施形態である光送受信モジュール31の構成を示す図である。本実施形態にかかる光送受信モジュール31では、駆動回路6と光送受信サブアセンブリ3a,3bとの間の接続を切り換えるスイッチSW2をさらに備える点で第1実施形態のものと異なる。
すなわち、スイッチSW2は、2つの出力端子33,34と入力端子32とを備え、これらの入力端子32と出力端子33,34との間の接続が1対1で接続されるように切り換える機能を有する。この入力端子32は、駆動回路6の出力に接続されており、出力端子33,34は、それぞれ、光送受信サブアセンブリ3a,3bの入力端子10a,10bに接続されている。このようなスイッチSW2の切替は、各種信号TxP,TxB,RxP,LOSに応じてコントローラ7から送出される制御信号SC2によって制御される。
以上説明した光送受信モジュール31によれば、外部入力端子13から入力された駆動信号SIに基づいて生成される入力電気信号を光送受信サブアセンブリ3a,3bのいずれか一方に入力させることができるので、モジュール全体の消費電力を低減することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図4において、(a)は、本発明の第3実施形態である光送受信モジュール41の構成を示す図、(b)は、(a)の光送受信モジュール41を含む光伝送系の接続関係を示す図である。本実施形態にかかる光送受信モジュール41では、駆動回路及び前置アンプの個数と接続位置が異なる点、及びスイッチSW3〜SW6をさらに備える点で第2実施形態のものと異なる。
図4(a)に示すように、光送受信モジュール41には、一対の駆動回路(駆動回路部)46a,46b及び前置アンプ(増幅回路部)45a,45bが内蔵されており、前置アンプ45a,45bは、それぞれ、光送受信サブアセンブリ3a,3bの出力端子11a,11bとスイッチSW5,SW6の入力端子52,55との間に接続されており、駆動回路46a,46bは、それぞれ、スイッチSW3,SW4の出力端子48,51と光送受信サブアセンブリ3a,3bの入力端子10a,10bとの間に接続されている。ここで、各スイッチSW3〜SW6は、スイッチSW1,SW2と同様に3つの端子間の接続を切り換える回路である。
スイッチSW2においては、入力端子32が駆動信号SIが入力される外部入力端子13に接続され、出力端子33がスイッチSW3の入力端子46に、出力端子34がスイッチSW4の入力端子49にそれぞれ接続されている。一方、スイッチSW1においては、出力端子18が、出力電気信号SOを出力する外部出力端子14に接続され、入力端子16がスイッチSW5の出力端子53に、入力端子17がスイッチSW6の出力端子56に接続されている。さらに、スイッチSW3の入力端子47とスイッチSW6の出力端子57とが互いに接続され、スイッチSW5の出力端子54とスイッチSW4の入力端子50とが互いに接続されている。
コントローラ7は、スイッチ切替情報としてスイッチSW1〜SW6の入力端子側と接続端子側との接続の組合せの複数のパターンを示す切替パターンをEEPROM27c内に保持している。そこで、コントローラ7は、このスイッチ切替情報の中から1つの切替パターンを読み出すことにより、スイッチSW1〜SW6を切り換えるための制御信号SC1〜SC6を生成して各スイッチSW1〜SW6に出力する。
ここで、光送受信モジュール41が図4(a)に示すようなスイッチ切替パターンを採った場合には、光送受信モジュール41は、光伝送系を中継するリピータとして機能する。また、図5及び図6に示すようなスイッチ切替パターンを採った場合には、それぞれ、光送受信モジュール41は光ファイバ4a,4bとを介して光信号を送受する光トランシーバとして機能する。従って、光送受信モジュール41を用いて光伝送系を構築する場合であって、一対の光送受信モジュール41の間にリピータ機能を有する光送受信モジュール41を接続することにより、1種類のモジュールで光伝送系の距離の延長が容易に実現される。
以上説明した光送受信モジュール41によれば、光送受信サブアセンブリ3aにおいて光伝送系から受信された入力光信号LIaが出力電気信号に変換された後、この出力電気信号は前置アンプ45aで増幅されると共に、スイッチSW5及びスイッチSW4を介して入力電気信号として光送受信サブアセンブリ3bに入力される。同様に、光送受信サブアセンブリ3bにおいて入力光信号が受信されると、スイッチSW6及びスイッチSW3を介して入力電気信号が光送受信サブアセンブリ3aに入力される。これにより、光送受信サブアセンブリ3aに接続された光ファイバ4aにおいて送受信される光信号LOa,LIaと、光送受信サブアセンブリ3bに接続された光ファイバ4bにおいて送受信される光信号LOb,LIbとの間を中継するリピータとしての機能を同時に実現することができる。さらには、光送受信サブアセンブリ3a,3bの出力光信号の波長を替えることにより、波長変換器としても動作することが可能となる。
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。例えば、光送受信モジュール1,31,41における駆動回路及び前置アンプの接続位置は、様々な変形が可能である。例えば、光送受信モジュール1,31の前置アンプは、スイッチSW1の出力側に1つの前置アンプとして接続されても良いし、駆動回路は、分岐点12の出力側又はスイッチSW2の出力側に2つの駆動回路として接続されても良い。また、光送受信モジュール41においても、駆動回路は、スイッチSW3,SW4の入力側に接続されても良いし、前置アンプは、スイッチSW5,SW6の出力側に接続されてもよい。
また、第3実施形態にかかる光送受信モジュール41においては、以下のような3つの切替接点を有するスイッチを採用しても良い。図7は、このような場合の変形例である光送受信モジュール71の概略構成を示す図である。同図に示すように、スイッチSW73,SW74は、それぞれ、もう1つの入力端子72,74を有し、それぞれの入力端子72,74と出力端子73,75とを接続することが可能とされている。また、スイッチSW75,SW76は、それぞれ、もう1つの出力端子77,79を有し、それぞれの出力端子77,79と入力端子76,78とを接続することが可能とされている。このスイッチSW73の入力端子72は、スイッチSW75の出力端子77に接続され、スイッチSW74の入力端子74は、スイッチSW76の出力端子79に接続されている。ここで、コントローラ7により、スイッチSW73,SW74,SW75,SW76を、それぞれ、端子72,74,77,79側に切り換えるように制御される。この場合、光送受信サブアセンブリ3aからスイッチSW75に入力された出力電気信号は、スイッチSW75及びスイッチSW73を伝わって、入力電気信号として光送受信サブアセンブリ3aに入力される。同様に、光送受信サブアセンブリ3bからスイッチSW76に入力された出力電気信号は、スイッチSW76及びスイッチSW74を伝わって、入力電気信号として光送受信サブアセンブリ3bに入力される。これにより、従って、光伝送系の相手側から送信された光信号は相手側に返されるので、障害時等における光信号の喪失を防止することができる。
また、光送受信モジュール41には、スイッチの構成を変更することにより、リピータとして動作時におけるモニタ機能を追加してもよい。図8は、このような場合の変形例である光送受信モジュール81の概略構成を示す図である。同図に示す光送受信モジュール81においては、スイッチSW5,SW6に代えて、スイッチSW85,SW86が接続されている。スイッチSW85,SW86は、それぞれ、1つの入力端子82,84と1つの出力端子83,85とを有し、入力と出力との間の接続をオン−オフする。このスイッチSW85の入力端子82は、光送受信サブアセンブリ3aの出力端子11aとスイッチSW1の入力端子16との間の配線に分岐して接続され、出力端子83は、スイッチSW4の入力端子49に接続されている。一方、スイッチSW86の入力端子84は、光送受信サブアセンブリ3bの出力端子11bとスイッチSW1の入力端子17との間の配線に分岐して接続され、出力端子85は、スイッチSW3の入力端子47に接続されている。
このような光送受信モジュール81では、光送受信サブアセンブリ3a,3bそれぞれから出力された出力電気信号のいずれか一方が、スイッチSW1を介して外部出力端子に出力されるので、リピータとしての機能を実現しつつ、簡単なスイッチの構成で光伝送系からの受信信号をモニタすることができる。
さらに、上記の光送受信モジュール81では、モニタ用の外部出力端子が1個しかないため、2つの光送受信サブアセンブリ3a,3bで受信した信号の一方しかモニタできないが、図9に示すような構成とすれば、2つの光送受信サブアセンブリを同時にモニタすることができる。同図に示す光送受信モジュール91では、スイッチSW2の代わりにスイッチSW92が接続されている。このスイッチSW92においては、スイッチSW2に対してもう1つの出力端子92が追加されており、1つの入力端子と3つの出力端子との間の接続を切り換えることが可能にされている。このようなSW92の出力端子92は、光送受信サブアセンブリ3aの出力端子11aとスイッチSW1の入力端子16との間の配線に分岐して接続されている。また、出力端子92は、光送受信サブアセンブリ3bの出力端子11bとスイッチSW1の入力端子17との間の配線に分岐して接続されていてもよい。この場合、外部入力端子13をモニタ信号用と使用している場合は、光送受信モジュール91に駆動信号を入力することができないが、リピータとして使用している時には駆動信号は入力されないので問題は生じない。
(a)は、本発明の第1実施形態である光送受信モジュールの構成を示す図、(b)は、(a)の光送受信モジュールを含む2重化光伝送系の接続関係を示す図である。 図1のコントローラの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態である光送受信モジュールの構成を示す図である。 (a)は、本発明の第3実施形態である光送受信モジュールの構成を示す図、(b)は、(a)の光送受信モジュールを含む光伝送系の接続関係を示す図である。 図5の光送受信モジュールの別の切替状態を示す構成図である。 図5の光送受信モジュールの別の切替状態を示す構成図である。 本発明の変形例である光送受信モジュールの概略構成を示す図である。 本発明の別の変形例である光送受信モジュールの概略構成を示す図である。 本発明の別の変形例である光送受信モジュールの概略構成を示す図である。 (a)は、従来のSFP型光トランシーバの構成を示す図、(b)は、(a)の光トランシーバを含む光伝送系の接続関係を示す図である。 (a)は、従来のBOSAを搭載する光トランシーバの構成を示す図、(b)は、(a)の光トランシーバを含む光伝送系の接続関係を示す図である。
符号の説明
1,21,31,41,71,81,91…光送受信モジュール、3a,3b…光送受信サブアセンブリ、4a,4b,20b,20m…光ファイバ、5a,5b,45a,45b…前置アンプ(増幅回路部)、6…駆動回路(駆動回路部)、7…コントローラ、8a,8b…発光素子、9a,9b…受光素子、SW1〜6,SW73〜76,SW85,SW86,SW92…スイッチ、SC1〜6…制御信号、SI…駆動信号、SO…出力電気信号。

Claims (5)

  1. 入力電気信号を受けて前記入力電気信号を第1の出力光信号に変換する発光素子と、第1の光ファイバから第1の入力光信号を受けて前記第1の入力光信号を電流に変換する受光素子とを備え、前記第1の出力光信号を前記第1の光ファイバに入射させるとともに、前記電流を第1の出力電気信号に変換する第1の光送受信サブアセンブリと、
    前記入力電気信号を受けて前記入力電気信号を第2の出力光信号に変換する発光素子と、第2の光ファイバから第2の入力光信号を受けて前記第2の入力光信号を電流に変換する受光素子とを備え、前記第2の出力光信号を前記第2の光ファイバに入射させるとともに、前記電流を第2の出力電気信号に変換する第2の光送受信サブアセンブリと、
    外部入力端子と前記第1及び第2の光送受信サブアセンブリの入力との間に接続され、前記外部入力端子からの駆動信号に基づいて前記第1及び第2の光送受信サブアセンブリに前記入力電気信号を出力する駆動回路部と、
    前記第1及び第2の光送受信サブアセンブリの出力にそれぞれ接続された第1及び第2の入力端子と、外部出力端子に接続された出力端子とを有し、前記第1及び第2の入力端子と前記出力端子との間の接続を切り換える第1のスイッチ部と、
    前記第1のスイッチ部の切り換えを制御する制御信号を送出するコントローラと、
    前記第1及び第2の光送受信サブアセンブリの出力と前記外部出力端子との間において前記第1のスイッチ部と直列に接続され、前記出力電気信号を増幅する増幅回路部と、
    前記外部入力端子に接続された入力端子と、前記第1及び第2の光送受信サブアセンブリの入力にそれぞれ接続された第1及び第2の出力端子とを有し、前記入力端子と前記第1及び第2の出力端子との間の接続を切り換える第2のスイッチ部と、
    前記第2のスイッチ部の第1の出力端子に接続された第1の入力端子と、第2の入力端子と、前記第1の光送受信サブアセンブリの入力に接続された出力端子とを有し、前記第1及び第2の入力端子と前記出力端子との接続を切り換える第3のスイッチ部と、
    前記第2のスイッチ部の第2の出力端子に接続された第1の入力端子と、第2の入力端子と、前記第2の光送受信サブアセンブリの入力に接続された出力端子とを有し、前記第1及び第2の入力端子と前記出力端子との接続を切り換える第4のスイッチ部と、
    前記第1のスイッチ部の第1の入力端子に接続された第1の出力端子と、前記第4のスイッチ部の第2の入力端子に接続された第2の出力端子と、前記第1の光送受信サブアセンブリの出力に接続された入力端子とを有し、前記第1及び第2の出力端子と前記入力端子との接続を切り換える第5のスイッチ部と、
    前記第1のスイッチ部の第2の入力端子に接続された第1の出力端子と、前記第3のスイッチ部の第2の入力端子に接続された第2の出力端子と、前記第2の光送受信サブアセンブリの出力に接続された入力端子とを有し、前記第1及び第2の出力端子と前記入力端子との接続を切り換える第6のスイッチ部と
    を備え、
    前記駆動回路部は、前記第3のスイッチ部の入力又は出力に接続された第1の駆動回路と、前記第4のスイッチ部の入力又は出力に接続された第2の駆動回路とを有し、
    前記増幅回路部は、前記第5のスイッチ部の入力又は出力に接続された第1の増幅回路と、前記第6のスイッチ部の入力又は出力に接続された第2の増幅回路とを有し、
    前記コントローラは、前記第2〜6のスイッチ部の切り換えを制御する制御信号を併せて送出する、
    ことを特徴とする光送受信モジュール。
  2. 前記第3及び第4のスイッチ部は、それぞれ、第3の入力端子を有し、
    前記第5及び第6のスイッチ部は、前記第3及び第4のスイッチ部の第3の入力端子にそれぞれ接続された第3の出力端子を有し、
    前記コントローラの制御によって、前記第5及び第6のスイッチ部に入力された前記出力電気信号を、それぞれ、前記第3及び第4のスイッチ部を介して、前記入力電気信号として前記第1及び第2の光送受信サブアセンブリに入力する、
    ことを特徴とする請求項記載の光送受信モジュール。
  3. 入力電気信号を受けて前記入力電気信号を第1の出力光信号に変換する発光素子と、第1の光ファイバから第1の入力光信号を受けて前記第1の入力光信号を電流に変換する受光素子とを備え、前記第1の出力光信号を前記第1の光ファイバに入射させるとともに、前記電流を第1の出力電気信号に変換する第1の光送受信サブアセンブリと、
    前記入力電気信号を受けて前記入力電気信号を第2の出力光信号に変換する発光素子と、第2の光ファイバから第2の入力光信号を受けて前記第2の入力光信号を電流に変換する受光素子とを備え、前記第2の出力光信号を前記第2の光ファイバに入射させるとともに、前記電流を第2の出力電気信号に変換する第2の光送受信サブアセンブリと、
    外部入力端子と前記第1及び第2の光送受信サブアセンブリの入力との間に接続され、前記外部入力端子からの駆動信号に基づいて前記第1及び第2の光送受信サブアセンブリに前記入力電気信号を出力する駆動回路部と、
    前記第1及び第2の光送受信サブアセンブリの出力にそれぞれ接続された第1及び第2の入力端子と、外部出力端子に接続された出力端子とを有し、前記第1及び第2の入力端子と前記出力端子との間の接続を切り換える第1のスイッチ部と、
    前記第1のスイッチ部の切り換えを制御する制御信号を送出するコントローラと、
    前記第1及び第2の光送受信サブアセンブリの出力と前記外部出力端子との間において前記第1のスイッチ部と直列に接続され、前記出力電気信号を増幅する増幅回路部と、
    前記外部入力端子に接続された入力端子と、前記第1及び第2の光送受信サブアセンブリの入力にそれぞれ接続された第1及び第2の出力端子とを有し、前記入力端子と前記第1及び第2の出力端子との間の接続を切り換える第2のスイッチ部と、
    前記第2のスイッチ部の第1の出力端子に接続された第1の入力端子と、第2の入力端子と、前記第1の光送受信サブアセンブリの入力に接続された出力端子とを有し、前記第1及び第2の入力端子と前記出力端子との接続を切り換える第3のスイッチ部と、
    前記第2のスイッチ部の第2の出力端子に接続された第1の入力端子と、第2の入力端子と、前記第2の光送受信サブアセンブリの入力に接続された出力端子とを有し、前記第1及び第2の入力端子と前記出力端子との接続を切り換える第4のスイッチ部と、
    前記第1の光送受信サブアセンブリの出力と前記第1のスイッチ部との間の配線に分岐して接続された入力端子と、前記第4のスイッチ部の第2の入力端子に接続された出力端子とを有する第5のスイッチ部と、
    前記第2の光送受信サブアセンブリの出力と前記第1のスイッチ部との間の配線に分岐して接続された入力端子と、前記第3のスイッチ部の第2の入力端子に接続された出力端子とを有する第6のスイッチ部と
    を備え、
    前記駆動回路部は、前記第3のスイッチ部の入力又は出力に接続された第1の駆動回路と、前記第4のスイッチ部の入力又は出力に接続された第2の駆動回路とを有し、
    前記増幅回路部は、前記第5のスイッチ部の入力又は出力に接続された第1の増幅回路と、前記第6のスイッチ部の入力又は出力に接続された第2の増幅回路とを有し、
    前記コントローラは、前記第〜6のスイッチ部の切り換えを制御する制御信号を併せて送出する、
    ことを特徴とす光送受信モジュール。
  4. 前記第2のスイッチ部は、第3の出力端子を更に有し、前記第3の出力端子は、前記第1の光送受信サブアセンブリの出力と前記第1のスイッチ部との間の配線、及び前記第2の光送受信サブアセンブリの出力と前記第1のスイッチ部との間の配線のいずれか一方に分岐して接続されている、
    ことを特徴とする請求項記載の光送受信モジュール。
  5. 前記コントローラは、メモリ内において前記スイッチ部の入力端子側と出力端子側との接続の複数のパターンを示す切替パターンを記憶し、前記切替パターンに基づいて前記スイッチ部の切り換えを制御する制御信号を生成する、
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の光送受信モジュール。
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