JP3206733U - 古紙保管構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】古紙の新聞や雑誌を積み重ねて保管して置き、その積み重ね体を運び出すための紐掛けを便利にする古紙保管構造を提供する。【解決手段】基板1上に縦棒2を前後左右の位置に設立する。左右の縦棒は内法を新聞や雑誌の短辺長さ強にし、左右の縦棒の間の空間に、新聞や雑誌を、長辺方向を前後方向にして挿入する構成にする。その空間に、受け部7を設け、受け部に新聞や雑誌を積み重ねて平積みにする構成にする。縦棒は高さを同一にし、左右の縦棒は外法を新聞や雑誌の長辺長さ位に、前後の縦棒は外法を新聞や雑誌の短辺長さ位にし、前後左右の縦棒上に紐掛け用の新聞や雑誌の積み重ね体を、長辺方向を左右方向に短辺方向を前後方向にして載せる構成にする。載せると、下面の四隅の隅角部が支持され、下面の中央部分の下側に、紐が短辺方向と長辺方向に通る紐通し空間が形成される。【選択図】図1

Description

本考案は、古紙の新聞や雑誌を積み重ねて保管して置き、その積み重ね体を運び出すために紐掛けする技術に関する。
定期的に発行される新聞や雑誌は、読み終える毎に、屋内の古紙保管場所に積み重ねて保管して置く。その積み重ね体は、月日の経過に従って積み上がり、増量する。保管中の新聞や雑誌の積み重ね体は、持運びに適した量、即ち、紐掛け用の量に達した後、紐掛け用の量を紐掛けして束ねる。新聞や雑誌の紐掛け体は、屋外に運び出して古紙回収場所に置いて置く。屋外の古紙回収場所に置かれた新聞や雑誌は、古紙として回収され、再生される。
登録実用新案第3075513号公報
[課 題]
1)上記のような古紙の新聞や雑誌の積み重ね体を紐掛けするときには、十文字巻き又は1回転巻き、2回転巻きにする。新聞や雑誌の積み重ね体に紐を巻き付ける工程では、新聞や雑誌の積み重ね体の下側に紐を通す操作がある。
この紐通し操作では、床に置いた新聞や雑誌の積み重ね体の下側に片方の手を差し込む。その手を上げて新聞や雑誌の積み重ね体の端を持ち上げる。片方の手の差込みと持上げで新聞や雑誌の積み重ね体の端と床の間に隙間を作る。隙間を片方の手で維持しつつ、他方の手で隙間に紐を通す。紐は、端側の部分を引っ張って、新聞や雑誌の積み重ね体の下側に位置する部分を、積み重ね体の下面の短辺又は長辺の中央位置に移動させる。
このような紐通し操作は、容易ではない。手間が掛かる。
2)新聞や雑誌は、古紙保管場所に積み重ねる際、真上に積み重ならず、横方向にずれることがある。新聞や雑誌の積み重ね体は、上下の新聞や雑誌が横に大きくずれていると、紐掛けが行い難い。
3)紐掛けには、紐と紐を切るハサミを必要とする。紐とハサミが紐掛けを行う場所にないと、紐とハサミを用意する手間が掛かる。
4)そこで、古紙の新聞や雑誌の積み重ね体を紐掛けし易くしたい。
[着 想]
1)定期的に発行される雑誌は、週刊誌と月刊誌が代表例である。ほとんどの雑誌は、大きさがA4判(短辺長さ:210mm、長辺長さ:297mm)である。定期的に発行される新聞は、日刊紙が代表例である。ほとんどの新聞は、大きさがブランケット判(短辺長さ:406mm、長辺長さ:545mm)である。ブランケット判の新聞は、A4判の雑誌より大きいが、折り畳むと、A4判弱(短辺長さ:203mm、長辺長さ:275.5mm)になる。折り畳んだ新聞は、雑誌とほぼ同寸の長方形状になる。また、新聞は、折り畳むと、湾曲し難くなる。
新聞と雑誌は、混在して積み重ねても、新聞のみ又は雑誌のみの個別に積み重ねても、同様に取り扱うことができる。
2)新聞や雑誌の積み重ね体は、持運びに適した量、紐掛け用の量位になると、一個の直方体形状のブロックのようになる。紐掛け用の新聞や雑誌の積み重ね体は、長方形状の下面の四隅の隅角部を支持して持ち上げると、中央部分も持ち上がって宙に浮く。中央部分の下側には、下面の短辺方向に通る紐通し空間と、長辺方向に通る紐通し空間が形成される。短辺方向の紐通しと長辺方向の紐通しが容易になる。
3)新聞や雑誌は、古紙保管場所に積み重ねる際、左側に配置した縦棒と右側に配置した縦棒の間に嵌め込んで積み重ねると、左右方向のずれが抑えられる。具体的には、基板の上に4本の縦棒を設立して前後左右の位置にそれぞれ配置する。そして、前側における左右の2本の縦棒は、左右方向の内法を新聞や雑誌の短辺長さ強にする。後側における左右の2本の縦棒も、左右方向の内法を新聞や雑誌の短辺長さ強にする。すると、左側における前後の縦棒と右側における前後の縦棒の間には、長辺を前後方向にした新聞や雑誌が嵌り込み、左右方向のずれが抑えられて積み重なる。
4)前側における左右の縦棒と後側における左右の縦棒は、それぞれ、左右方向の外法を新聞や雑誌の長辺長さ位にする。左側における前後の縦棒と右側における前後の縦棒は、それぞれ、前後方向の外法を新聞や雑誌の短辺長さ位にする。更に、前後左右の縦棒は、高さを同一にする。すると、前後左右の縦棒の上には、新聞や雑誌の積み重ね体を、長辺方向を左右方向に短辺方向を前後方向にして載せることができる。新聞や雑誌の積み重ね体は、前後左右の縦棒の上に載せると、前後左右の縦棒で下面の四隅の隅角部が支持される。即ち、下面の四隅の隅角部以外の部分、中央部分の下側に、下面の短辺方向、前後方向に通る紐通し空間と、下面の長辺方向、左右方向に通る紐通し空間が形成される。十文字巻きの紐通しが容易になる。1回転巻きや2回転巻きの紐通しも容易になる。
5)左側における前後の縦棒と右側における前後の縦棒の間の空間は、上下方向の中間位置に受け部を設ける。受け部に新聞や雑誌が載る構成にする。すると、受け部上の新聞や雑誌と基板の間に空間が形成される。その空間は、紐やハサミを収納して置く物入れ空間にする。紐やハサミを紐掛け場所に配置して置くことができる。即ち、左側における前後の縦棒と右側における前後の縦棒の間の空間は、受け部の上側を新聞や雑誌の積み重ね空間にし、受け部の下側を紐やハサミを収納して置く物入れ空間にする。
6)受け部を構成する部材、受け部構成用の部材は、左側部材と右側部材にする。左側部材は、左側における前後の縦棒の右側に設ける。右側部材は、右側における前後の縦棒の左側に設ける。受け部は、左側部材と右側部材の上面で構成する。
又は、受け部構成用の部材は、掛け渡し部材にする。掛け渡し部材は、左側における前後の縦棒と右側における前後の縦棒の間に左右方向に沿って掛け渡す。受け部は、掛け渡し部材の上面で構成する。
7)物入れ空間が不要な場合は、左側における前後の縦棒と右側における前後の縦棒の間の空間には、上下方向中間位置に受け部を設けない。受け部は、最低位置の基板上面にする。基板上の全空間を新聞や雑誌の積み重ね空間にする。
8)基板上に設立する4本の縦棒は、着脱可能にする。基板から分離可能にする。不使用時に分解して嵩張らない形態にする。在庫や輸送に便利になる。
1.古紙の新聞や雑誌を積み重ねて保管して置き、その積み重ね体を運び出すために紐掛けするのに用いる古紙保管構造であって、
基板の上には、縦棒を設立して前後左右の位置にそれぞれ配置し、
前側における左右の縦棒と後側における左右の縦棒は、それぞれ、左右方向の内法を新聞や雑誌の短辺長さ強にし、左側における前後の縦棒と右側における前後の縦棒の間に、新聞や雑誌を、長辺方向を前後方向にして挿入する構成にし、
左側における前後の縦棒と右側における前後の縦棒の間の空間には、新聞や雑誌を載せる受け部を設け、新聞や雑誌を受け部に積み重ねて平積みにする構成にし、
前後左右の縦棒は、高さを同一にし、前側における左右の縦棒と後側における左右の縦棒は、それぞれ、左右方向の外法を新聞や雑誌の長辺長さ位にし、左側における前後の縦棒と右側における前後の縦棒は、それぞれ、前後方向の外法を新聞や雑誌の短辺長さ位にし、前後左右の縦棒の上に紐掛け用の新聞や雑誌の積み重ね体を、下面の長辺方向を左右方向に短辺方向を前後方向にして載せる構成にし、紐掛け用の新聞や雑誌の積み重ね体を、前後左右の縦棒の上に載せると、下面の四隅の隅角部が支持され、下面の中央部分の下側に、紐が下面の短辺方向に通る紐通し空間と長辺方向に通る紐通し空間を形成する構成にしていることを特徴とする古紙保管構造。
2.上記1の古紙保管構造において、
左側における前後の縦棒と右側における前後の縦棒の間の空間は、受け部を上下方向の中間位置に設け、受け部上の新聞や雑誌と基板の間に、紐やハサミを収納して置く物入れ空間を形成する構成にしていることを特徴とする。
3.上記2の古紙保管構造において、
受け部構成用の部材は左側部材と右側部材にし、左側部材を左側における前後の縦棒の右側に設け、右側部材を右側における前後の縦棒の左側に設け、左側部材と右側部材の上面で受け部を構成していることを特徴とする。
4.上記2の古紙保管構造において、
受け部構成用の部材は掛け渡し部材にし、掛け渡し部材を左側における前後の縦棒と右側における前後の縦棒の間に左右方向に沿って掛け渡し、掛け渡し部材の上面で受け部を構成していることを特徴とする。
5.上記1の古紙保管構造において、
左側における前後の縦棒と右側における前後の縦棒の間の空間は、受け部を最低位置の基板上面にし、基板上の全空間を新聞や雑誌の積み重ね空間にしていることを特徴とする。
6.上記1〜5のいずれかの保管構造において、
基板上に設立する前後左右の縦棒は着脱可能にし、不使用時に分解して嵩張らない形態にする構成にしていることを特徴とする。
古紙の新聞や雑誌を積み重ねて保管して置き、その積み重ね体を運び出すために紐掛けするのに便利になる。
本考案の実施形態の第1例における古紙保管構造の斜視図。 同古紙保管構造と雑誌の平面図。 同古紙保管構造と紐巻き体の正面図。 同古紙保管構造に紐とハサミを収納した状態の平面図。 同状態の正面図。 同古紙保管構造に新聞や雑誌を積み上げた保管状態の正面図。 同古紙保管構造の上に紐掛け用の新聞や雑誌の積み重ね体を載せた状態の正面図。 同状態の右側面図。 同古紙保管構造上の紐掛け用の新聞や雑誌の積み重ね体に紐掛けした状態の正面図。 同状態の右側面図。 実施形態の第2例における古紙保管構造の斜視図。 第3例における古紙保管構造の斜視図。 同古紙保管構造を基板、縦棒と受け部構成用の横棒に分離した状態の斜視図。 第4例における古紙保管構造の斜視図。
[第1例(図1〜図10参照)]
本例の古紙保管構造は、図1〜図3に示すように、基板1の上に縦棒2を設立している。基板1は、左右方向が前後方向より長い長方形状にし、大きさをA4判位にしている。縦棒2は、4本にし、基板1の前後左右の隅角部にそれぞれ配置している。
前側における左右の縦棒2と後側における左右の縦棒2は、それぞれ、左右方向の内法S1をA4判の雑誌uの短辺長さs強にしている。左側における前後の縦棒2と右側における前後の縦棒2の間の空間には、読み終えた新聞や雑誌u、ほぼA4判の古紙uを、長辺方向を前後方向にして挿入する構成にしている。なお、A4判より大きい新聞は、左右の縦棒2の間に挿入する前に、折り畳んで雑誌と同程度の寸法、A4判位にする。
前後左右の4本の縦棒2は、上端面の高さを同一にしている。前側における左右の縦棒2と後側における左右の縦棒2は、それぞれ、左右方向の外法WをA4判の雑誌uの長辺長さw位にしている。左側における前後の縦棒2と右側における前後の縦棒2は、それぞれ、前後方向の外法S2をA4判の雑誌uの短辺長さs位にしている。前後左右の縦棒2は、上端面の上に紐掛け用の新聞や雑誌uの積み重ね体を、下面の長辺方向を左右方向に短辺方向を前後方向にして載せる構成にしている。紐掛け用の新聞や雑誌uの積み重ね体は、前後左右の縦棒2の上に載せると、下面の四隅の隅角部が支持される。縦棒2上の紐掛け用の新聞や雑誌uの積み重ね体の下側には、下面の四隅の隅角部以外の部分、中央部分の下側に、紐が前後方向、下面の短辺方向に通る紐通し空間3と左右方向、長辺方向に通る紐通し空間4を形成する構成にしている。
また、左側における前後の縦棒2の右側には、それぞれ、受け棒6を設立している。右側における前後の縦棒2の左側には、それぞれ、受け棒6を設立している。前後左右の4本の受け棒6は、縦棒2より低く、上端面の高さHを同一にして紐巻き体bの高さhより高くしている。前後左右の受け棒6の上端面は、縦棒2の上下方向の中間位置、縦棒2の下端側位置に配置している。そして、前後左右の受け棒6の上端面は、左側における前後の縦棒2と右側における前後の縦棒2の間に挿入した新聞や雑誌uを載せる受け部7にしている。受け部7の上に新聞や雑誌uを積み重ねて平積みにする構成にしている。受け部7上の新聞や雑誌uと基板1の間は、紐巻き体bやハサミcを収納して置く物入れ空間8にしている。基板1の上には紐巻き体bの位置決め駒9を突出している。
即ち、左側における前後の縦棒2と右側における前後の縦棒2の間の空間は、上下方向の中間位置に、新聞や雑誌を載せる受け部7を設け、受け部7の上側を新聞や雑誌uの積み重ね空間にし、受け部7の下側を物入れ空間8にしている。受け部7を構成している受け棒6、受け部構成用の部材6は、左側における前後の受け棒6を左側部材にし、右側における前後の受け棒6を右側部材にしている。左側部材6と右側部材6は、上面に新聞や雑誌の左側部と右側部を載せる構成にしている。
なお、基板1は、上面に補強板10を固定している。補強板10は、左側における前後の縦棒2の間、右側における前後の縦棒2の間にそれぞれ前後方向に沿って配置している。保管構造は、木材製にし、木材の基板1、縦棒2、受け棒6、位置決め駒9と補強板10を木ネジと接着剤で固定して構成している。
本例の古紙保管構造は、使用時、屋内の古紙保管場所に配置して置く。そして、図4と図5に示すように、基板1の上に紐巻き体bやハサミcを置く。紐巻き体bやハサミcは、物入れ空間8に収納して置く。
新聞又は雑誌uは、読み終えると、長辺方向を前後方向にして左側における前後の縦棒2と右側における前後の縦棒2の間に挿入し、短辺方向を左右方向にして、平面姿勢で受け部7に載せる。その後は、読み終える毎に、長辺方向を前後方向にして左側における前後の縦棒2と右側における前後の縦棒2の間に挿入し、受け部7に載っている新聞や雑誌uの上に平面姿勢で載せる。受け部7には、図6に示すように、新聞や雑誌uを積み重ねて平積みにする。読み終えた新聞や雑誌uは、積み重ね平積み状態で保管する。新聞や雑誌uの積み重ね体は、月日の経過に従って積み上がり、増量する。
保管中の新聞や雑誌uの積み重ね体は、持運びに適した量、紐掛け用の量に達した後、上部から紐掛け用の量を持ち上げて左側における前後の縦棒2と右側における前後の縦棒2の間から抜き出す。紐掛け用の新聞や雑誌uの積み重ね体は、下面の長辺方向を左右方向に短辺方向を前後方向にして前後左右の縦棒2の上に載せる。前後左右の縦棒2は、紐掛け用の新聞や雑誌uの積み重ね体をその下面の四隅の隅角部で支持する。すると、図7と図8に示すように、縦棒2上の紐掛け用の新聞や雑誌uの積み重ね体の下側には、紐が前後方向、下面の短辺方向に通る紐通し空間3と左右方向、長辺方向に通る紐通し空間4が形成される。
物入れ空間8からは、紐巻き体bとハサミcを取り出す。紐巻き体bからは、紐rを繰り出す。縦棒2上の紐掛け用の新聞や雑誌uの積み重ね体は、図9と図10に示すように、前後方向、下面の短辺方向の紐通し空間3と左右方向、長辺方向の紐通し空間4に紐rを通して、十文字巻きの紐掛けを行う。又は、前後方向、下面の短辺方向の紐通し空間3に紐rを通して、1回転巻きや2回転巻きの紐掛けを行う。紐掛けには、紐巻き体bから繰り出した紐rとハサミcを用いる。
その後、新聞や雑誌uの紐掛け体は、屋外の古紙回収場所に運び出す。
[第2例(図11参照)]
本例の古紙保管構造は、新聞や雑誌uを載せる受け部7を、図11に示すように、第1例における棒6より上下方向長さが短い駒16で構成している。
受け部構成用の部材は、左側部材と右側部材をそれぞれ直方体形状の駒16にしている。また、基板1の上に紐巻き体bの位置決め駒9を設けていない。紐巻き体bやハサミcを収納する物入れ空間8を広くしている。
左側における前後の縦棒2は、それぞれ、右側面に左側部材の受け駒16を右側に突出して固定している。右側における前後の縦棒2は、それぞれ、左側面に右側部材の受け駒16を左側に突出して固定している。前後左右の4個の受け駒16は、上面の高さを同一にして第1例における受け棒6の上端面と同じ高さにしている。前後左右の受け駒16の上面は、左側における前後の縦棒2と右側における前後の縦棒2の間に挿入した新聞や雑誌uを載せる受け部7にしている。
その他の点は、第1例におけるのと同様にしている。第1例におけるのと同様な部分には、図中、第1例におけるのと同一の符号を付けている。
[第3例(図12と図13参照)]
本例の古紙保管構造は、新聞や雑誌uを載せる受け部7を、図12に示すように、前側における左右の縦棒2の間に掛け渡す横棒21と、後側における左右の縦棒2の間に掛け渡す横棒21で構成している。
受け部構成用の部材は、掛け渡し部材21にしている。前側と後側の横棒21は、上面の高さを同一にして第1例における受け棒6の上端面と同じ高さにしている。前後の横棒21の上面は、左側における前後の縦棒2と右側における前後の縦棒2の間に挿入した新聞や雑誌uを載せる受け部7にしている。左右の縦棒2の間に掛け渡す横棒21で構成する受け部7は、短辺方向が曲り易い新聞や雑誌uでも、確実に載せて置くことができる。
左右の補強板10は、それぞれ、基板1の下面に前後方向の全長に亘って固定している。基板1の上には、補強板10も紐巻き体bの位置決め駒9も設けていない。紐巻き体bやハサミcを収納する物入れ空間8を広くしている。
また、2本の横棒21、4本の縦棒2と1枚の補強板10付き基板1は、それぞれ、図13に示すように、分離可能にしている。着脱可能にしている。古紙保管構造は、不使用時に分解して横棒21と縦棒2を束ねる。嵩張らなくなる。在庫や輸送に便利な形態になる。
左側における前後の縦棒2は、それぞれ、右側面に溝22を前後方向に貫通して形成している。右側における前後の縦棒2は、それぞれ、左側面に溝22を前後方向に貫通して形成している。前側における左右の縦棒2の内面の溝22に横棒21の左右の端部を嵌め込んでいる。前側における左右の縦棒2の間に横棒21を掛け渡して取り付けている。後側における左右の縦棒2の内面の溝22に横棒21の左右の端部を嵌め込んでいる。後側における左右の縦棒2の間に横棒21を掛け渡して取り付けている。前側と後側の横棒21は、それぞれ、左右の縦棒2から前後方向に抜き取り可能にしている。
基板1は、前後左右の隅角部に、それぞれ、ほぞ孔23を上下方向に貫通して形成している。ほぞ孔23は、補強板10も上下方向に貫通している。4本の縦棒2は、それぞれ、下端にほぞ24を下方に突出して形成している。基板1と補強板10の前後左右のほぞ孔23には、それぞれ、縦棒2の下端のほぞ24を差し込んでいる。基板1の上には、縦棒2を前後左右の位置にそれぞれ設立している。縦棒2の設立には、ほぞ継手23、24を用いている。前後左右の縦棒2は、それぞれ、基板1と補強板10から上方に抜き取り可能にしている。
本例の古紙保管構造は、使用方法やその他の点を、第1例におけるのと同様にしている。
[第4例(図14参照)]
本例の古紙保管構造は、第3例のそれにおいて、図14に示すように、前後の横棒21と前後左右の溝22を設けていない。受け部7を基板1の上面にしている。左側における前後の縦棒2と右側における前後の縦棒2の間の空間は、最低位置の基板1上面を受け部7にしている。基板1上の全空間を新聞や雑誌の積み重ね空間にしている。物入れ空間8を設けていない。
その他の点は、第3例におけるのと同様にしている。第3例におけるのと同様な部分には、図中、第3例におけるのと同一の符号を付けている。
[変形例]
本考案は、上記の実施形態に限定されない。次のような変形が例示される。
1.上記の実施形態において、保管する古紙の新聞や雑誌uは、大きさをA4判位にしているが、B5判にする。又は、その他の大きさにする。
2.上記の実施形態において、保管する古紙uは、新聞と雑誌を混在させているが、新聞のみ、又は、雑誌のみにする。
3.上記の実施形態において、物入れ空間8は、収納品を紐巻き体bとハサミcにしているが、古紙回収日を記載したチラシやその他の物を加える。
4.上記の実施形態において、縦棒2は、横断面形状を矩形状にしているが、丸形状や三角形状にする。又は、多角形状やその他の形状にする。
5.上記の実施形態において、基板1は、反りを防ぐ補強板10を付設しているが、補強板10を付設しない。
6.上記の実施形態の第3例において、受け部構成用の部材は、掛け渡し部材にし、前側における左右の縦棒2の間と、後側における左右の縦棒2の間にそれぞれ掛け渡す前側と後側の2本の横棒21にしているが、左側における前後の縦棒2と右側における前後の縦棒2の間に左右方向に沿って掛け渡す1枚の横板にする。
7.上記の実施形態において、古紙保管構造は、木材製にしているが、金属製、合成樹脂製にする。又は、その他の材料製にする。
1 基板
2 縦棒
3 前後方向、雑誌短辺方向の紐通し空間
4 左右方向、雑誌長辺方向の紐通し空間
6 受け棒、棒、受け部構成用の部材
7 受け部
8 物入れ空間
9 紐巻き体の位置決め駒
10 補強板
16 駒、受け駒、受け部構成用の部材
21 横棒、掛け渡し部材、受け部構成用の部材
22 溝
23 ほぞ孔
24 ほぞ
23、24 ほぞ継手
S1 左右の縦棒の内法
W 左右の縦棒の外法
S2 前後の縦棒の外法
H 受け棒の高さ、受け部の高さ
u 雑誌、新聞や雑誌、古紙
s 雑誌の短辺長さ
w 雑誌の長辺長さ
b 紐巻き体
r 紐
h 紐巻き体の高さ
c ハサミ

Claims (6)

  1. 古紙の新聞や雑誌を積み重ねて保管して置き、その積み重ね体を運び出すために紐掛けするのに用いる古紙保管構造であって、
    基板の上には、縦棒を設立して前後左右の位置にそれぞれ配置し、
    前側における左右の縦棒と後側における左右の縦棒は、それぞれ、左右方向の内法を新聞や雑誌の短辺長さ強にし、左側における前後の縦棒と右側における前後の縦棒の間に、新聞や雑誌を、長辺方向を前後方向にして挿入する構成にし、
    左側における前後の縦棒と右側における前後の縦棒の間の空間には、新聞や雑誌を載せる受け部を設け、新聞や雑誌を受け部に積み重ねて平積みにする構成にし、
    前後左右の縦棒は、高さを同一にし、前側における左右の縦棒と後側における左右の縦棒は、それぞれ、左右方向の外法を新聞や雑誌の長辺長さ位にし、左側における前後の縦棒と右側における前後の縦棒は、それぞれ、前後方向の外法を新聞や雑誌の短辺長さ位にし、前後左右の縦棒の上に紐掛け用の新聞や雑誌の積み重ね体を、下面の長辺方向を左右方向に短辺方向を前後方向にして載せる構成にし、紐掛け用の新聞や雑誌の積み重ね体を、前後左右の縦棒の上に載せると、下面の四隅の隅角部が支持され、下面の中央部分の下側に、紐が下面の短辺方向に通る紐通し空間と長辺方向に通る紐通し空間を形成する構成にしていることを特徴とする古紙保管構造。
  2. 左側における前後の縦棒と右側における前後の縦棒の間の空間は、受け部を上下方向の中間位置に設け、受け部上の新聞や雑誌と基板の間に、紐やハサミを収納して置く物入れ空間を形成する構成にしていることを特徴とする請求項1に記載の古紙保管構造。
  3. 受け部構成用の部材は左側部材と右側部材にし、左側部材を左側における前後の縦棒の右側に設け、右側部材を右側における前後の縦棒の左側に設け、左側部材と右側部材の上面で受け部を構成していることを特徴とする請求項2に記載の紙保管構造。
    ことを特徴とする。
  4. 受け部構成用の部材は掛け渡し部材にし、掛け渡し部材を左側における前後の縦棒と右側における前後の縦棒の間に左右方向に沿って掛け渡し、掛け渡し部材の上面で受け部を構成していることを特徴とする請求項2に記載の紙保管構造。
  5. 左側における前後の縦棒と右側における前後の縦棒の間の空間は、受け部を最低位置の基板上面にし、基板上の全空間を新聞や雑誌の積み重ね空間にしていることを特徴とする請求項1に記載の古紙保管構造。
  6. 基板上に設立する前後左右の縦棒は着脱可能にし、不使用時に分解して嵩張らない形態にする構成にしていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の古紙保管構造。
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