JP3151508U

JP3151508U - 古紙回収用袋

Info

Publication number: JP3151508U
Application number: JP2009002371U
Authority: JP
Inventors: 勉川島; 川島　　勉
Original assignee: 川島商事株式会社
Priority date: 2009-04-14
Filing date: 2009-04-14
Publication date: 2009-06-25
Anticipated expiration: 2019-04-14

Abstract

【課題】古紙回収用袋に収容している古紙を紐体によって緊締する際に、同古紙を、簡単に安定した状態に緊締でき、緊締している紐体のずれを無いに等しく持ち運ぶことができる古紙回収用袋を提供する。【解決手段】有底にして上部が開口する古紙回収用袋１の内底部と、この内底部を囲む辺のうち、向かい合う一対の辺にそれぞれ隣り合う内側部４ａに渡り、この紙回収用袋１内に積み重ねて収容する古紙を緊締するための紐体５、６を古紙回収用袋１の所定部位に予め取り付けて置くことを特徴とする。【選択図】図１

Description

本考案は、新聞紙等の古紙を積み重ねて収容する古紙回収用袋に関し、より詳しくは、この袋内の古紙を紐体により安定して緊締できるようにした古紙回収用袋に関する。

従来、新聞紙等の古紙は、例えば古紙回収用袋に日ごと積み重ねられて溜まっていった古紙を、袋体の外側から紐体によって緊締してこれを所定の回収場所まで人が持ち運んで出している。

また、古紙収容時には袋形状をなし、回収時には袋形状の一部を切り取って紐として縛るのに利用する古紙回収用袋があった（例えば、特許文献１）。

しかし、この古紙の回収に伴い、古紙回収用袋に積み重ねて収容している新聞紙等の古紙をこの古紙回収用袋とともに袋体の外側から紐体によって緊締すること自体が面倒で、慣れないとうまく結べないようなこともあり、また、同紐体に手を掛けて古紙回収用袋を所定の回収場所まで持ち運ぶ際、同袋を緊締している紐体が初めに緊締した定位置から左右にずれ、場合によっては紐体が古紙回収用袋から外れてしまうことがあった。

特開２００２−２５５３０２号公報（第１〜５頁、図１〜２）

本考案は、古紙回収用袋に収容している古紙を紐体によって緊締する際に、同古紙を、簡単に安定した状態に緊締できるようにして、この古紙回収用袋を緊締している紐体に手を掛けて同古紙回収用袋を所定の回収場所まで持ち運ぶ際も、緊締している紐体のずれを無いに等しく持ち運ぶことができる古紙回収用袋を提供できるようにした。

上述した課題を解決するために、本考案に係る古紙回収用袋は、新聞紙等の古紙を積み重ねて収容する古紙回収用袋であって、有底にして上部が開口する袋体の底部と、この底部を囲む辺のうち、向かい合う一対の辺にそれぞれ隣り合う側部に渡る同袋体の内側もしくは外側に、この袋内に積み重ねて収容する前記古紙を緊締するための紐体を少なくとも１箇所に配設し、かつこの紐体を袋体の所定部位に予め取り付けたものとしてある。

また前記紐体を、袋体の内底部に補強紙を用いて予め取り付けたものとしてある。

また前記紐体を、袋体の外底部に補強紙を用いて予め取り付けたものとしてある。

また前記紐体の両遊端部を緊締する際に、袋内に積み重ねて収容している前記古紙束における上下方向の角部に合わせて結び目を形成できるよう紐体を調整して取り付けたものとしてある。

また前記紐体を、底部とそれぞれの側部における略中央を通過するように取り付けたものとしてある。

また前記紐体を、リサイクル可能な紙材から形成したものとしてある。

また前記紐体に、略短手方向に皺を形成してなるリサイクル可能な平紐を用いたものとしてある。

また前記古紙回収用袋を、リサイクル可能な紙材より形成したものとしてある。

さらに前記古紙回収用袋を、下方よりも上方が広いテーパー状に形成したものとしてある。

本考案に係る古紙回収用袋によれば、通常、平坦に折り畳まれた状態の同袋を立体に組み立てると同時に、緊締用の紐体が配置された古紙回収用袋にワンタッチで完成し、そして、紐体の両遊端部を緊締する際には、結び目が、この袋内に積み重ねて収容している古紙束における上下方向の角部に合うので、使い勝手をよくすることができるとともに、古紙束をしっかりと緊締することができる。

しかも、紐体を古紙回収用袋の底部とそれぞれの側部における略中央を通過するように取り付けているので、この紐体を古紙回収用袋の内側に配置しているものは紐体が直接古紙束に接触して古紙束がしっかりと緊締され、古紙回収用袋を所定の回収場所まで持ち運ぶ際も、緊締している紐体のずれを無いに等しく持ち運ぶことができる。
また、袋体のデザインの自由度が高い。

また、紐体を古紙回収用袋の外側に配置しているものも、紐体を古紙回収用袋の底部とそれぞれの側部における略中央を通過するように取り付けているので、古紙回収用袋とともに同袋の外側から紐体によって緊締した場合でも古紙束がしっかりと緊締され、古紙回収用袋を緊締している紐体に手を掛けて同古紙回収用袋を所定の回収場所まで持ち運ぶことができ、また、緊締している紐体のずれを無いに等しく持ち運ぶことができる。
また、緊締した状態を外から確認できる。

そして、古紙回収用袋に設ける緊締用の紐体を、略短手方向に皺を形成してなる平紐を用いることでしっかりと緊締することができ、また、同紙紐および古紙回収用袋にリサイクル可能な紙材を用いれば、同紙紐および古紙回収用袋を回収した古紙とともにそのまま溶解させてリサイクルすることができる。

本考案に係る古紙回収用袋の実施例を示す斜視図。図１に示す古紙回収用袋を上方より見た図。古紙を収納した状態の図１に示す古紙回収用袋の斜視図。紐で緊締した状態の図３に示す古紙回収用袋の斜視図。本考案に係る古紙回収用袋の実施例を示す斜視図。図５に示す古紙回収用袋の他の形態を示す斜視図。図５に示す古紙回収用袋を底面より見た図。古紙を収納した状態の図５に示す古紙回収用袋の斜視図。紐で緊締した状態の図８に示す古紙回収用袋の斜視図。

本考案に係る古紙回収用袋を、添付図面に基づいて説明する。
まず、古紙回収用袋については、実施形態ごとに構成および使用形態等を説明し、これら各実施形態の古紙回収用袋に共通して実施できる構成は、後で改めて説明する。

図１に示す古紙回収用袋１は、上部に新聞紙や雑誌等の古紙を収納するための開口たる収納口２を配し、また底部３を角底にした例えばクラフト紙よりなる一般的な角底袋に構成してあって、さらに古紙回収用袋１の内底部３ａと、同古紙回収用袋１の前後左右における内底部３ａの向かい合う一対の辺にそれぞれ隣り合う内側部４ａに渡り、この袋内に積み重ねて収容する古紙を緊締するための紐体５、６を予め配設している。

この古紙回収用袋１の内側に予め配している紐体５、６は、古紙回収用袋１の内底部３ａには補強紙１０を用いて、内底部３ａおよび内側部４ａの略中央を通過するよう同内底部３ａ（図２参照）および内側部４ａに取り付けている。

そして、古紙回収用袋１の使用形態は、例えば新聞紙や雑誌等の古紙を、順に古紙回収用袋１の収納口２より古紙回収用袋１内に平らに積み重ねながら入れていくもので、図３に示すように、同古紙８は古紙回収用袋１内に積み重ねられて収容される。

この収容した古紙８は、古紙回収用袋１の内側に配している紐５、６によって緊締されるのであるが（図４参照）、前述するように、同紐５、６は古紙回収用袋１の内底部３ａおよび内側部４ａの略中央を通過するよう予め補強紙１０を用いて同内底部３ａ（図２参照）に取り付けているので、紐５、６により緊締する際、古紙回収用袋１内の古紙束（古紙８）を安定して緊締することができる。

そして、紐体５、６の両遊端部を緊締する際、図４に示すように、この袋内に積み重ねて収容している古紙束（古紙８）における上下方向の角部に合わせて結び目９を形成できるよう同紐体５、６を古紙回収用袋１の内底部３ａおよび内側部４ａに取り付けているので、古紙束（古紙８）をしっかりと緊締することができる。

また、紐体５、６を古紙回収用袋１の内側に配した場合、例えば、古紙回収用袋１の側部４に有する広告等の印刷が、紐体５、６の緊締によって古紙回収用袋１に皺がよったりして外観が損なわれることを少なくできるので、古紙回収用袋１の外観等デザインの自由度が高い。

図５に示す古紙回収用袋１は、上部に新聞紙や雑誌等の古紙を収納するための開口たる収納口２を配し、また底部３を角底にした例えばクラフト紙よりなる一般的な角底袋に構成してあって、さらに古紙回収用袋１の底部３と、同古紙回収用袋１の前後左右における底部３の向かい合う一対の辺にそれぞれ隣り合う側部４に渡り、この袋内に積み重ねて収容する古紙を緊締するための紐体５、６を予め配設している。

この古紙回収用袋１の外側に予め配している紐体５、６は、古紙回収用袋１の底部３には補強紙１０を用いて、底部３および側部４の略中央を通過するよう同底部３（図７参照）および側部４に取り付けている。

また、古紙回収用袋１における側部４の上辺に続けてフラップ片１ａを設けて（図６参照）、紐体５、６により、古紙回収用袋１に収容している古紙を同古紙回収用袋１とともに同古紙回収用袋１の外側から緊締する際、フラップ片１ａを収容している古紙束（古紙８）の上面に被せて、同古紙回収用袋１における上方部分の体裁を容易に整えられるようにする場合がある。

そして、古紙回収用袋１の使用形態は、例えば新聞紙や雑誌等の古紙を、順に古紙回収用袋１の収納口２より古紙回収用袋１内に平らに積み重ねながら入れていくもので、図８に示すように、同古紙８は古紙回収用袋１内に積み重ねられて収容される。

この収容した古紙８は、古紙回収用袋１の外側に配している紐５、６によって緊締されるのであるが（図９参照）、前述するように、同紐５、６は古紙回収用袋１の底部３および側部４の略中央を通過するよう予め補強紙１０によって同底部３（図７参照）に取り付けているので、紐５、６により緊締する際、古紙回収用袋１内の古紙束（古紙８）を安定して緊締することができる。

そして、紐体５、６の両遊端部を緊締する際、図９に示すように、この袋内に積み重ねて収容している古紙束（古紙８）における上下方向の角部に合わせて結び目９を形成できるよう同紐体５、６を古紙回収用袋１の底部３および側部４に取り付けているので、古紙束（古紙８）をしっかりと緊締することができる。
また、古紙回収用袋１に収容している古紙束（古紙８）の量に合わせて、同古紙回収用袋１における側部４の上方部分を同古紙束（古紙８）の上面に折り被せて使用することもできる。

また、紐体５、６を古紙回収用袋１の外側に配した場合、紐体５、６は、持ち運ぶ際の持ち手として使うことができ、緊締した状態を外から確認することもできる。

なお、古紙回収用袋１の内側部４ａおよび側部４に粘着テープ７を取り付けて補強する場合があり、本実施例における添付図面は、粘着テープ７を取り付けた場合を示している。

また前述する緊締用の紐体５、６を、リサイクル可能な紙材から形成して、同紐体５、６によって緊締した古紙をこの紐体５、６ごとリサイクル処理をできるようにする場合がある。

さらに緊締用の紐体５、６を、略短手方向に皺を形成してなるリサイクル可能な、例えば紙材からなる平紐を用いる場合がある。

前述する各古紙回収用袋１は、所定の形態に裁断した１枚の紙から形成できるようにしていて、また、これら古紙回収用袋は通常では平坦に折り畳まれていて、使用する際に袋状に広げられるように構成している。

また古紙回収用袋１をリサイクル可能な紙材より形成して、同古紙回収用袋１内に収容する古紙をこの古紙回収用袋１ごとリサイクル処理をできるようにする場合がある。

そして、前述する各古紙回収用袋１は以下のような構成にする場合があって、古紙回収用袋１の本体（袋体）を、下方よりも収納口を配した上方を広くするテーパー状に形成して、古紙を入れ易くする場合がある。

また紐体５、６を、古紙回収用袋１に直接貼り付ける構造としてもよく、粘着強度が得られない場合は、補強紙を用いる場合もある。

１古紙回収用袋
１ａフラップ片
２収納口
３底部
３ａ内底部
４側部
４ａ内側部
５紐
６紐
７粘着テープ
８古紙
９結び目
１０補強紙

Claims

新聞紙等の古紙を積み重ねて収容する古紙回収用袋であって、有底にして上部が開口する袋体の底部と、この底部を囲む辺のうち、向かい合う一対の辺にそれぞれ隣り合う側部に渡る同袋体の内側もしくは外側に、この袋内に積み重ねて収容する前記古紙を緊締するための紐体を少なくとも１箇所に配設し、かつこの紐体を袋体の所定部位に予め取り付けてなる古紙回収用袋。
前記紐体を、袋体の内底部に補強紙を用いて予め取り付けてなる請求項１に記載の古紙回収用袋。
前記紐体を、袋体の外底部に補強紙を用いて予め取り付けてなる請求項１に記載の古紙回収用袋。
前記紐体の両遊端部を緊締する際に、袋内に積み重ねて収容している前記古紙束における上下方向の角部に合わせて結び目を形成できるよう紐体を調整して取り付けてなる請求項１に記載の古紙回収用袋。
前記紐体を、底部とそれぞれの側部における略中央を通過するように取り付けてなる請求項１に記載の古紙回収用袋。
前記紐体を、リサイクル可能な紙材から形成してなる請求項１に記載の古紙回収用袋。
前記紐体に、略短手方向に皺を形成してなるリサイクル可能な平紐を用いてなる請求項１に記載の古紙回収用袋。
前記古紙回収用袋を、リサイクル可能な紙材より形成してなる請求項１に記載の古紙回収用袋。
前記古紙回収用袋を、下方よりも上方が広いテーパー状に形成してなる請求項１に記載の古紙回収用袋。