JP3205506B2 - 自動車用室内トリム - Google Patents

自動車用室内トリム

Info

Publication number
JP3205506B2
JP3205506B2 JP13007796A JP13007796A JP3205506B2 JP 3205506 B2 JP3205506 B2 JP 3205506B2 JP 13007796 A JP13007796 A JP 13007796A JP 13007796 A JP13007796 A JP 13007796A JP 3205506 B2 JP3205506 B2 JP 3205506B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
finisher
pull handle
opening
interior trim
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13007796A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09309333A (ja
Inventor
成晃 風間
洋寛 上西
澄充 坂井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kasai Kogyo Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kasai Kogyo Co Ltd, Nissan Motor Co Ltd filed Critical Kasai Kogyo Co Ltd
Priority to JP13007796A priority Critical patent/JP3205506B2/ja
Publication of JPH09309333A publication Critical patent/JPH09309333A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3205506B2 publication Critical patent/JP3205506B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用室内トリ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用室内トリム、特に自動車
用ドアフィニッシャのアームレスト部の構造としては、
例えば図12乃至図14に示すものや、実開平1−16
5726号公報に示すようなものがある。
【0003】即ち、ドアDのドアインナパネル1に図示
しない手段により支持された室内トリムとしてのドアフ
ィニッシャ3には、その一部よりアームレスト部5が膨
出形成され、該アームレスト部5の上面5aの一部に
は、前記ドアインナパネル1と前記アームレスト部5と
の間の空隙9と室内10とが連通してなる開口部7が形
成されてなる。
【0004】上部に乗員の手を挿入可能としたプル開口
部11が形成されたプルハンドル13が前記開口部7を
介して前記アームレスト部5に装着され、該プルハンド
ル13の底部15に形成された段下がり貫通穴17を介
して挿入されたビス19によって前記アームレスト部5
に形成された取付部21のナット22に羅合されること
で前記プルハンドル13は前記ドアフィニッシャ3に支
持されてなる。
【0005】前記プルハンドル13のプル開口部11に
乗員の手を挿入してドアDを引く(図13で言えば右側
に移動させること)際に、該引張力Fがまはプルハンド
ル13の周壁25に加わることによって該プルハンドル
13の周壁25の変形を防ぐために、該周壁25に沿っ
てブラケット23の中央部23aが配され、該中央部2
3aに連続した端部23b,23bが前記ドアインナパ
ネル1に支持されたナット33に羅合してなるビス27
により支持されてなる。
【0006】かかる構成においては、先ず前記ブラケッ
ト23は、その端部23b,23bを前記ドアDのドア
インナパネル1に沿わせ、該ブラケット23の端部23
b,23bの貫通穴29,29に夫々挿入した前記ビス
27をねじ込むことにより、ドアインナパネル1に支持
されてなる。
【0007】続いて、前記ドアDのドアインナパネル1
に前記ドアフィニッシャ3を取り付ける場合、該ドアD
の前記ドアインナパネル1のウエスト部1aに前記ドア
フィニッシャ3の上部3aを引っ掛けて、該ドアフィニ
ッシャ3の下部3bを回転させて前記ドアインナパネル
1に沿わせ、該ドアフィニッシャ3の下部3bや周囲を
前記ドアインナパネル1にビス、クリップなどで支持し
てなる。
【0008】前記した構成によれば、前記ブラケット2
3の単価が自動車1台当たり4枚ドアの場合4個、2枚
ドアの場合2個などドアの数分だけ必要になり、当出願
人において確認した単価によると1個50円必要とし、
自動車原価高騰の一原因になる。
【0009】そこで、前記ブラケットを削除して、前記
ドアフィニッシャ3によってブラケットの機能を持たせ
る構成が考えられるが、前記プルハンドル13の周壁2
5の変形を防ぐ手段として、前記プルハンドル13の周
壁25を保持する中央部を有する何らかの部材を前記ド
アインナパネル1にビス27で支持する必要がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、かかる構
成によれば、前記ドアインナパネル1の前記ドアフィニ
ッシャ3を取り付けて覆った後に、何らかの部材を前記
ドアインナパネル1に支持するためには、前記ビス27
をねじ込む手段、つまり開口を前記ドアフィニッシャ3
に設けなければならない。
【0011】このねじ込む手段、つまり開口の一例とし
て、前記ドアインナパネル1のアームレスト部5の開口
部7を用いる場合があるが、かかる開口部7を介して軌
跡31に示すように、図示しない取付工具としてのドラ
イバーを挿入することになり、該ドライバーの先端部が
若干下向きであるから、かかるドライバーの先端部から
前記ビス27が落ちてしまうおそれがあり、ドライバー
の先端部に磁性をもたせて、しかも慎重な取り付け作業
を要求され、その分、取り付け工数を多く必要とするこ
とになり、改善が望まれている。
【0012】また、ドライバーの先端部から前記ビス2
7が落ちてしまうと、該ビス27は、前記ドアインナパ
ネル1と前記ドアフィニッシャ3の裏面3cとのに入り
込ん込んで回収を困難にする。
【0013】同様の場合に、前記ビス27が前記ドアイ
ンナパネル1と前記ドアフィニッシャ3の裏面3cとの
間から出て、床面(図示省略)まで落ちた場合、拾うの
に作業姿勢を変えねばならず、その分、取り付け工数を
多く必要とすることになり、改善が望まれている。
【0014】そこで、本発明は、以上のような点に鑑み
てなされたもので、その目的とするところは、前記ドア
インナパネルにドアフィニッシャを取り付けるにあた
り、工具の先端部から前記ビスが落ちてしまっても回収
が容易な自動車用室内トリムを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記、課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、ドアのドアインナパネルに配
設されたドアフィニッシャにアームレスト部を有すると
共に該アームレスト部の上部に工具の挿入可能な開口部
が形成されてなり、該アームレスト部の開口部に乗員の
手を挿入可能としたプル開口部が形成されたプルハンド
ルが装着されてなる自動車用室内トリムにおいて、前記
ドアフィニッシャの裏面には、前記プルハンドルの周壁
を囲繞可能な壁面を有する強度部材が延在され、該強度
部材の自由端部が前記ドアインナパネルにビスにより支
持されてなり、該強度部材の壁面間には、開口を塞ぐ覆
い部材が架橋され、該覆い部材の適宜位置には、前記プ
ルハンドルによって破断可能な易破断部が形成されてな
ることを特徴とする。
【0016】請求項1の発明によれば、前記アームレス
トの開口にプルハンドルが装着される前には、前記強度
府部材の覆い部材が架橋されてなるので、前記ドアイン
ナパネルにドアフィニッシャを取り付けるビスが工具の
先端部から落ちてしまっても該ビスは覆い部材の上に載
るので、ビスの回収が容易である。
【0017】また、前記アームレストの開口部にプルハ
ンドルを装着する時、前記強度部材の覆い部材の易破談
部を破断させると、プルハンドルが挿入でき、該プルハ
ンドルの周壁を強度プルの壁面が囲繞することで、ドア
を引くことによってプルハンドルの周壁に加わる荷重を
該壁面が耐え得ることで、容易にドアを閉じることがで
きることになる。
【0018】請求項2の発明は、請求項1記載の自動車
用室内トリムであって、前記ドアフィニッシャのアーム
レスト部には、前記プルハンドルの周壁に圧接するリブ
が形成されてなることを特徴とする。
【0019】請求項2の発明によれば、前記プルハンド
ルのプル開口部に乗員が手を入れてドアを閉めるべく引
いた場合、前記強度部材の壁面と共に該リブによって該
引張荷重に耐え得ることになる。
【0020】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
記載の自動車用室内トリムであって、前記強度部材の覆
い部材は、前記強度部材の前後壁面に対して貫通長穴を
介して離間され、前記強度部材の左右壁面に対して連続
的に形成されてなり、易破断部は、該貫通長穴間に形成
されてなることを特徴とする。
【0021】請求項3の発明よれば、前記プルハンドル
によって上部より荷重を受けると、該荷重を受けた易破
断部が破断し、該荷重を受けない易破断部が破断せずに
ヒンジとなって回転する覆い部材の回転中心になること
になる。
【0022】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
何れか記載の自動車用室内トリムであって、前記ドアの
ドアインナパネルに配設されたドアフィニッシャは、ア
ームレスト部の開口部が形成された上面が形成されると
共に垂下された下端部が形成されたアッパフィニッシャ
と、該アッパフィニッシャの下端部を覆うと共に該下端
部を支持してなる上端部が形成され且つ裏面に前記強度
部材が延在されてなるロアフィニッシャとよりなること
を特徴とする。
【0023】請求項4の発明によれば、ドアフィニッシ
ャに壁面が形成されるなど凹凸のある前記強度部材が形
成されても、ドアフィニッシャ自体がアッパフィニッシ
ャとロアフィニッシャとよりなるから、成形性が損なう
ことがないものである。
【0024】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明によれば、ドアのドアインナパネルに配設されたドア
フィニッシャにアームレスト部を有すると共に該アーム
レスト部の上部に工具の挿入可能な開口部が形成されて
なり、該アームレスト部の開口部に乗員の手を挿入可能
としたプル開口部が形成されたプルハンドルが装着され
てなる自動車用室内トリムにおいて、前記ドアフィニッ
シャの裏面には、前記プルハンドルの周壁を囲繞可能な
壁面を有する強度部材が延在され、該強度部材の自由端
部が前記ドアインナパネルにビスにより支持されてな
り、該強度部材の壁面間には、開口を塞ぐ覆い部材が架
橋され、該覆い部材の適宜位置には、前記プルハンドル
によって破断可能な易破断部が形成されてなることを特
徴とするので、前記アームレストの開口部にプルハンド
ルが装着される前には、前記強度部材の覆い部材が架橋
されてなるので、前記ドアインナパネルにドアフィニッ
シャを取り付けるビスが工具の先端部から落ちてしまっ
ても該ビスは覆い部材の上に載るので、ビスの回収が容
易である。
【0025】また、前記アームレストの開口部にプルハ
ンドルを装着する時、前記強度部材の覆い部材の易破断
部を破断させると、プルハンドルが挿入でき、該プルハ
ンドルの周壁を強度部材の壁面が囲繞することで、ドア
を引くことによってプルハンドルの周壁に加わる荷重を
該壁面が耐え得ることで、容易にドアを閉じることがで
きることになる。
【0026】請求項2の発明によれば、前記ドアフィニ
ッシャのアームレスト部には、前記プルハンドルの周壁
に圧接するリブが形成されてなることを特徴とするの
で、請求項1記載の効果に加え、前記プルハンドルのプ
ル開口部に乗員が手を入れてドアを閉めるべく引いた場
合、前記強度部材の壁面と共に該リブによって該引張荷
重に耐え得ることになる。
【0027】請求項3の発明によれば、前記強度部材の
覆い部材は、前記強度部材の前後壁面に対して貫通長穴
を介して離間され、前記強度部材の左右壁面に対して連
続的に形成されてなり、易破断部は、該貫通長穴間に形
成されてなることを特徴とするので、請求項1又は請求
項2記載の効果に加え、前記プルハンドルによって上部
より荷重を受けると、該荷重を得けた易破断部が破断
し、該荷重を受けない易破断部が破断せずにヒンジとな
って回転する覆い部材の回転中心になることになる。
【0028】請求項4の発明によれば、前記ドアのドア
インナパネルに配設されたドアフィニッシャは、アーム
レスト部の開口部が形成された上面が形成されると共に
垂下された下端部が形成されたアッパフィニッシャと、
該アッパフィニッシャの下端部を覆うと共に該下端部を
支持してなる上端部が形成され且つ裏面に前記強度部材
が延在されてなるロアフィニッシャとよりなることを特
徴とするので、請求項1乃至請求項3何れか記載の効果
に加え、ドアフィニッシャに壁面が形成されるなど凹凸
のある前記強度部材が形成されても、ドアフィニッシャ
自体がアッパフィニッシャとロアフィニッシャとよりな
るから、成形性が損なうことがないものである。
【0029】以上により、ドアインナパネルにドアフィ
ニッシャを取り付けるにあたり、工具の先端部から取付
用のビスが落ちてしまっても回収が容易な自動車用室内
トリムを提供することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面と共に説明する。
【0031】図1乃至図11は、本発明の第1の実施形
態に係る自動車用室内トリムを示している。
【0032】即ち、自動車用室内トリム、特にドアD
(図12参照)のドアインナパネル1に図示しない手段
により支持されたドアフィニッシャ41は、図1に示す
ように、アッパフィニッシャ43と、ロアフィニッシャ
45とより上下に二分割されてなる。
【0033】前記アッパフィニッシャ43は、該アッパ
フィニッシャ43の一部より膨出してアームレスト部5
の上面5aの一部には、工具としてのドライバー47
(図5参照)が水平に対して20度の傾斜で挿入可能な
寸法の開口部7が形成され、図5に示すように、該開口
部7を介して前記ドアインナパネル1と前記アームレス
ト部5との間の空隙9と室内10とが連通してなる。
【0034】前記アームレスト部5の開口部7には、図
5及び図6に示すように、上部に乗員の手を挿入可能と
したプル開口部11が形成されたプルハンドル13が装
着され、該プルハンドル13の底部15に形成された段
下がり貫通穴17を介して挿入されたビス19によって
前記ロアフィニッシャ45に形成された取付部21のナ
ット22に羅合されることで支持されてなる。
【0035】そして、前記アッパフィニッシャ43の下
端部49は、図5及び図6に示すように、アームレスト
部5の上面5aから適宜垂下されてなり、該下端部49
は、前記ロアフィニッシャ45の上端部45aで覆われ
てなる。
【0036】該ロアフィニッシャ45の上端部45aと
前記アッパフィニッシャ43の下端部49との関係は、
図6に示すように、該ロアフィニッシャ45の上端部4
5aでもって、該アッパフィニッシャ43の下端部49
を室内10側から覆うと共に該上端部45aよりドアイ
ンナパネル1側に突出したボス51(図7に示すように
中空円柱状)を熱かしめ53することで、前記アッパフ
ィニッシャ43の下端部49を支持してなる。符号52
は、該ボス部51の周囲より十字状に突設された補強リ
ブであり、該ボス51の倒れを防止している。
【0037】前記ロアフィニッシャ45の上端部45a
の裏面45bには、前記ドアインナパネル1側に延在さ
れてなる強度部材55が一体に形成されてなる。
【0038】前記強度部材55は、図5に示すように、
前記プルハンドル13の周壁25を囲繞可能な壁面とし
て、該プルハンドル13の周壁25の前側及び後ろ側に
夫々配設される第1、第2壁57、59と、前記アーム
レスト部5側及び前記ドアインナパネル1側に夫々配設
される第3、第4壁61、63とを有し、該第3壁61
の上部より易破断部としての薄肉部65を介して前記ド
アインナパネル1側に開口を塞ぐ覆い部材としての第1
底板部67が延在されてなり、前記第4壁63の下部よ
り易破断部としての薄肉部69を介して前記アームレス
ト部5側に開口を塞ぐ覆い部材としての第2底板部71
が延在されてなり、該第1底板部67と第2底板部71
との間には、図4及び図7に示す0.5ミリの板厚で2
ミリの左右幅寸法よりなる前記プルハンドル13によっ
て破断可能な易破断部としての架橋部73を除いて3ミ
リの幅の貫通長穴としての間隙75が形成されてなる。
【0039】前記第3壁61と薄肉部65と第1底板部
67との関係を、図8を用いて説明すると、略2.1ミ
リの板厚を有する第3壁61の上部に0.5ミリの板厚
で1.5ミリま左右幅寸法よりなる薄肉部65を介して
1.5ミリの板厚の第1底板部67が設けられる。
【0040】該第1底板67の前後略中央部の上面に
は、図4に示すような第1リブ77が配設され、該第1
リブ77は、図7及び図8に示すように2ミリの上下幅
を有する。
【0041】前記第4壁63と薄肉部68と第2底板部
71との関係を、図9及び図10を用いて説明すると、
略2.5ミリの板厚を有する第4壁部63の下端部に
0.5ミリの板厚で底が1.7ミリ、上部が2.4ミリ
の左右幅寸法よりなる薄肉部69を介して1.5ミリの
板厚の第2底板部71が設けられる。
【0042】該第2底板部71の前後略中央部の上面に
は、図4に示すようにな第2リブ79が配設され、該第
2リブ79は、図7及び図9に示すように2ミリの上下
幅を有する。
【0043】前記第4壁63には、前記強度部材55の
自由端部としての部材であるから、前記ドアインナパネ
ル1に形成された貫通穴81に挿入されるピン83が図
4に示す前後中央に突設され、該ピン83の前後に45
ミリずつの位置に図10に示すような取付穴85,85
が形成されてなる。
【0044】前記ピン83は、図7に示すように、水平
に対して20度の傾斜をもつ4ミリ径寸法よりなり、前
記第4壁63の裏面より5.9ミリだけ突出している。
【0045】前記取付穴85は、図10及び図11に示
すように、前記第4壁63の面に対して直角方向に前記
ビス27の進入軸線87を有し、該第4壁63のアーム
レスト部5側の面63aに該進入軸線87を中心に直径
4.5ミリの貫通穴89が形成され、該貫通穴89形成
された面63aから5ミリの板厚になる円環リブ91が
形成されている。
【0046】該円環リブ91は、前記貫通穴89周りに
7.5ミリ、9.5ミリの長穴の周囲に形成されてな
る。
【0047】前記強度部材55の第1、第2壁57、5
9と第1、第2底板部76、71とは、3ミリ幅の貫通
長穴としての間隙93により離間され、前記間隙75に
連続して形成されてなる。
【0048】符号95は、前記ドアフィニッシャ41の
アームレスト部5の先端部及び前記第3壁61から張り
出されて形成されたリブで、該リプ95の自由端部は、
前記プルハンドル13の周壁25に常時は近接可能なる
よう0.5ミリの隙間が生じるよう形成されてなり、該
リブハンドル13の周壁25に所定の荷重Fが加わる
と、該荷重Fを受ける部材となる。
【0049】図5に示す府号97は、前記ドアフィニッ
シャ41のロアフィニッシャ45の裏面45a側に配さ
れたボードで前記ロアフィニッシャ45の裏面45aよ
り水平に立設されたボス99に羅合されたビス101に
より固定されてなる。
【0050】図4に示す符号103は、前記強度部材5
5と前記ロアフィニッシャ45の上端部45aとの間に
部材105に形成された前後幅50ミリ、左右幅13ミ
リの穴で、図6に示すように、前記アッパフィニッシャ
43の下端部49を該穴103から垂下し、前記ボス部
51を熱かしめ53することで、該アッパフィニッシャ
43の下端部49を支持してなる。
【0051】以上の実施形態の構成であるから、前記ア
ームレスト5の開口部7にプルハンドル13が装着され
る前には、図4〜図7に示すように、強度部材55の覆
い部材としての第1、第2底板部67、71が架橋され
てなるので、前記ドアインナパネル1にドアフィニッシ
ャ41を取り付けるビス27が工具としてのドライバー
47の先端部47aから落ちてしまっても、図5に示す
ように、該ビス27は第1、第2底板部67、71の上
に載って落ちないので、該ビス27の回収が容易であ
る。
【0052】また、前記アームレスト5の開口部7にプ
ルハンドル13を装着する時、前記強度部材55の第
1、第2底板部76、71の易破断部としての架橋部7
3を破断させると、プルハンドル13が挿入でき、該プ
ルハンドル13の周壁25を強度部材55の壁面として
の第1、第2壁57、59及び第3、第4壁61、63
が囲繞することで、ドアDを引くことによってプルハン
ドル13の周壁25に加わる荷重Fを該第1、第2壁5
7,59及び第3、第4壁61、63が耐え得ること
で、容易にドアDを閉じることができることになる。
【0053】また、前記プルハンドル13のプル開口部
11に乗員が手を入れてドアDを閉めるべく引いた場
合、前記強度部材55の第1、第2壁57、59及び第
3、第4壁61、63と共にリブ95によって該引張荷
重Fに耐え得ることになる。
【0054】また、前記プルハンドル13によって上部
より押し下げる、つまり荷重を受けると、該荷重を受け
た易破断部としての架橋部73が破断し、該荷重を受け
ない薄肉部65、69が破断せずにヒンジとなって回転
する強度部材55の第1、第2底板部67、71の回転
中心になることになる。
【0055】また、ドアフィニッシャ41に壁面として
の第1、第2壁57、59及び第3、第4壁61、63
が形成されるなど凹凸のある前記強度部材55が形成さ
れても、ドアフィニッシャ41自体がアッパフィニッシ
ャ43とロアフィニッシャ45とよりなるから、成形性
が損なうことがないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態にかかる自動車用室
内トリムの分解斜視説明図である。
【図2】図1の強度部材55の拡大斜視説明図である。
【図3】図1の矢視Aにかかる正面説明図である。
【図4】図3の矢視V3Hにかかる平面説明図である。
【図5】図3のS3G−S3G線にかかる拡大断面説明
図である。
【図6】図3のS3A−S3A線にかかる組立時の拡大
断面説明図である。
【図7】図3のS3A−S3A線にかかるロアフィニッ
シャ単体の拡大断面説明図である。
【図8】図7のY部の拡大断面説明図である。
【図9】図7のZ部の拡大断面説明図である。
【図10】図3のS3C−S3C線にかかる拡大断面説
明図である。
【図11】図10のX部の拡大断面説明図である。
【図12】従来例にかかる自動車用室内トリムの分解斜
視説明図である。
【図13】図12の組立時における断面拡大説明図であ
る。
【図14】図13のブラケット斜視説明図である。
【符号の説明】
1 ドアのドアインナパネル 5 アームレスト部 5a アームレスト部の上面 7 アームレスト部の開口部 11 プル開口部 13 プルハンドル 15 プルハンドルの底部 21 取付部 25 プルハンドルの周壁 27 ビス 41 ドアフィニッシャ 43 ドアフィニッシャのアッパフィニッシャ 45 ドアフィニッシャのロアフィニッシャ 45a ロアフィニッシャの上端部 47 工具としてのドライバー 49 アッパフィニッシャの下端部 51 ボス 55 強度部材 57、59、61、63 強度部材の壁面としての第
1、第2、第3、第4壁 65、69 易破断部としての薄肉部 67、71 覆い部材としての第1、第2底板部 73 易破断部としての架橋部 75、93 貫通長穴としての間隙 95 リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂井 澄充 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (56)参考文献 実開 平3−110911(JP,U) 実開 平1−165726(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 5/00 B60J 5/04 B60R 13/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアのドアインナパネルに配設されたド
    アフィニッシャにアームレスト部を有すると共に該アー
    ムレスト部の上部に工具の挿入可能な開口部が形成され
    てなり、該アームレスト部の開口部に乗員の手を挿入可
    能としてプル開口部が形成されたプルハンドルが装着さ
    れてなる自動車用室内トリムにおいて、 前記ドアフィニッシャの裏面には、前記プルハンドルの
    周壁を囲繞可能な壁面を有する強度部材が延在され、該
    強度部材の自由端部が前記ドアインナパネルにビスによ
    り支持されてなり、該強度部材の壁面間には、開口を塞
    ぐ覆い部材が架橋され、該覆い部材の適宜位置には、プ
    ルハンドルによって破断可能な易破断部が形成されてな
    ることを特徴とする自動車用室内トリム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車用室内トリムであ
    って、 前記ドアフィニッシャのアームレスト部には、前記プル
    ハンドルの周壁に圧接するリブが形成されてなることを
    特徴する自動車用室内トリム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の自動車用室
    内トリムであって、 前記強度部材の覆い部材は、前記強度部材の前後壁面に
    対して貫通長穴を介して離間され、前記強度部材の左右
    壁面に対して連続的に形成されてなり、易破断部は、該
    貫通長穴間に形成されてなることを特徴とする自動車用
    室内トリム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3何れか記載の自動
    車用室内トリムであって、 前記ドアのドアインナパネルに配設されたドアフィニッ
    シャは、アームレスト部の開口部が形成された上面が形
    成されると共に垂下された下端部が形成されたアッパフ
    ィニッシャと、該アッパフィニッシャの下端部を覆うと
    共に該下端部を支持してなる上端部が形成され且つ裏面
    に前記強度部材が延在されてなるロアフィニッシャとよ
    りなることを特徴とする自動車用室内トリム。
JP13007796A 1996-05-24 1996-05-24 自動車用室内トリム Expired - Fee Related JP3205506B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13007796A JP3205506B2 (ja) 1996-05-24 1996-05-24 自動車用室内トリム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13007796A JP3205506B2 (ja) 1996-05-24 1996-05-24 自動車用室内トリム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09309333A JPH09309333A (ja) 1997-12-02
JP3205506B2 true JP3205506B2 (ja) 2001-09-04

Family

ID=15025443

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13007796A Expired - Fee Related JP3205506B2 (ja) 1996-05-24 1996-05-24 自動車用室内トリム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3205506B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109050218A (zh) * 2018-07-02 2018-12-21 奇瑞汽车股份有限公司 一种提升关门舒适度的门护板拉手盒结构

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5026864B2 (ja) * 2007-06-05 2012-09-19 カルソニックカンセイ株式会社 車両用フィニッシャ取付け構造
JP5880959B2 (ja) * 2012-04-17 2016-03-09 トヨタ紡織株式会社 ドアトリム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109050218A (zh) * 2018-07-02 2018-12-21 奇瑞汽车股份有限公司 一种提升关门舒适度的门护板拉手盒结构

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09309333A (ja) 1997-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6012735A (en) Trim panel having air bag door
US5816609A (en) Trim panel having air bag door
JP3432018B2 (ja) 自動車車体の支持構造
JP2956890B2 (ja) エアバッグモジュールの留め具
JP3205506B2 (ja) 自動車用室内トリム
JP3485008B2 (ja) エアバッグ取付構造
JP2718300B2 (ja) 自動車の後席シートベルトリトラクタ取付構造
EP0753433A1 (en) Air bag mounting in a vehicle
JPH0536737Y2 (ja)
JP3916373B2 (ja) 自動車用ドアトリム構造
JP3078388B2 (ja) 自動車のエアバッグ取付構造
JP3564986B2 (ja) 自動車のベルトリトラクタ取付構造
JP2507843Y2 (ja) 自動車のエアバッグ取付構造
JP2621515B2 (ja) 自動車用内装装置
JPH11115628A (ja) 自動車用ルームランプ装置の取付構造
JPH0647893B2 (ja) バツクドアヒンジ取付部構造
JP2797730B2 (ja) 自動車ドア用プルポケツト取付構造
JPH09142227A (ja) 自動車用ドアトリム
JPH1191473A (ja) エアバッグ装置
JPH04197842A (ja) ドアトリム
JP3704750B2 (ja) 自動車のエアバッグ装置
JPH0748426Y2 (ja) 車両のシートベルトアンカ取付構造
JP4213606B2 (ja) コクピットモジュール及びその取付け構造
JP3708710B2 (ja) 自動車用ドアトリム
JP2602422Y2 (ja) 車両用電装機器の取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees