JP3205246B2 - 自動取引装置 - Google Patents

自動取引装置

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JP3205246B2
JP3205246B2 JP2152396A JP2152396A JP3205246B2 JP 3205246 B2 JP3205246 B2 JP 3205246B2 JP 2152396 A JP2152396 A JP 2152396A JP 2152396 A JP2152396 A JP 2152396A JP 3205246 B2 JP3205246 B2 JP 3205246B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 発明の属する技術分野 従来の技術(図18,図19) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 発明の実施の形態 (a)第1実施形態の説明(図2〜図7) (b)第2実施形態の説明(図8〜図14) (c)第3実施形態の説明(図15) (d)第4実施形態の説明(図16) (e)その他(図17) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、金融機関におい
て、例えば利用者が振込取引を行なう際に用いて好適
な、自動取引装置に関する。
【0003】
【従来の技術】従来より、金融機関における入出金等の
取引は、金融機関の利用者である顧客が必要事項を記入
した用紙を窓口に提出し、オペレータがその用紙を参照
して端末装置等から必要事項を入力することにより行な
われる他、顧客が自動預金支払機(ATM:Automatic
Teller Machine)等を用いて、その表示画面の指示に従
って必要事項を入力することによっても行なわれてい
る。
【0004】ここで、金融機関における入金取引のうち
で、所定の口座に所定の金額を振り込む取引である振込
取引を、顧客がATMを用いて行なう場合について説明
する。振込取引においては、振込先の口座を指定する際
に、まず、振込先の口座が存在する金融機関名の選択が
行なわれ、次いで、振込先の口座が存在する金融機関の
支店名の選択が行なわれる。
【0005】このとき、ATMの表示画面は、金融機関
名の情報を入力するためのタッチパネルで形成されてお
り、振込取引においては、ATMの初期画面(図示せ
ず)に設けられた各種の取引キーの一つである「振込」
キーが押下されると、ATMの表示画面は、図18に示
すような振込先の口座が存在する金融機関の頭文字を指
定するための画面となる。
【0006】この図18に示す表示画面には、金融機関
名の頭文字を指定するためにその読み(一音)を入力す
るための「50音」キーと、誤ったキーを押下した場合
などに入力処理を途中で取り消すための「取消」キーと
が表示されて設けられている。金融機関名の頭文字の指
定を行なうためには、例えば金融機関名が“うみ銀行”
である場合は、「50音」キーのうちでこの“うみ銀
行”の頭文字の読みである「ウ」キーが押下される。
【0007】金融機関名の頭文字の指定が行なわれる
と、ATMの表示画面は、頭文字が指定された読みと同
じ読みをもつ金融機関名の一覧を表示する画面となり、
図18において“うみ銀行”の頭文字の読みである
「ウ」キーが押下された場合は、ATMの表示画面は、
例えば図19に示すような頭文字の読みが“ウ”である
金融機関名の一覧を表示する画面となる。
【0008】この表示画面上で各金融機関名の表示部分
は、振込先の金融機関を選択するための「金融機関名」
キー(即ち、「うみ銀行」キー,「植木銀行」キー,
「宇宙銀行」キーおよび「厩橋銀行」キー)として機能
する。なお、表示画面上には入力処理を途中で取り消す
ための「取消」キーも設けられている。このような金融
機関名の一覧を表示する画面において、利用者が、振込
先の口座が存在する金融機関名に対応する「金融機関
名」キーを押下することにより、金融機関名の選択が行
なわれ、例えば金融機関として“うみ銀行”を選択する
場合は、「うみ銀行」キーを押下する。
【0009】続いて、上述した金融機関名の選択と同様
の手順(手法)によって、振込先の口座が存在する金融
機関の支店名の選択が行なわれる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、例えば振込
先の口座が存在する金融機関名が“上下銀行”である場
合においては、読み方としては“うえしたぎんこう”や
“じょうげぎんこう”などが考えられる。このため、正
しい読み方が“うえしたぎんこう”であるならば、金融
機関名の頭文字の読みとして“ウ”を指定しなければ、
金融機関名の一覧を表示する画面に“上下銀行”が表示
されず、また、正しい読み方が“じょうげぎんこう”で
あるならば、金融機関名の頭文字の読みとして“シ”を
指定しなければ、金融機関名の一覧を表示する画面に
“上下銀行”が表示されない。
【0011】このように、複数の読み方が考えられるよ
うな金融機関名または支店名の選択を行なう場合におい
ては、この金融機関名または支店名の正しい読み方がわ
からないと、金融機関名または支店名の頭文字の指定を
正しく行なうことができないため、金融機関名または支
店名の一覧を表示する画面にこの金融機関名または支店
名を表示させることができず、振込先の口座が存在する
金融機関名または支店名を選択することができないとい
う課題がある。
【0012】また、例えば“厩橋(うまやばし)銀行”
のように、読み方が難しい金融機関名または支店名の選
択を行なう場合、利用者がその読みを全く知らないため
に金融機関名または支店名の頭文字を指定できず、振込
先の口座が存在する金融機関名または支店名を選択する
ことができないこともある。本発明は、このような課題
に鑑み創案されたもので、振込取引等を行なう際に、金
融機関名または支店名の正しい読み方がわからない場合
でも、振込先の口座等が存在する金融機関名や支店名等
の取引先情報を選択できるようにして、金融機関の利用
者にとっての利便性を向上させ、ひいては金融機関にお
いて顧客獲得の拡大に寄与しうる自動取引装置を提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図であり、この図1に示す自動取引装置は、表示部
1,入力部2,取引先情報ファイル3,使用文字ファイ
ル4,検索部5および表示制御部6をそなえて構成され
ている。ここで、表示部1は、各種取引情報を表示する
ものであり、入力部2は、表示部1を参照した利用者が
取引に必要な情報を入力するためのものである。
【0014】取引先情報ファイル3は、取引先情報を保
持するものであり、使用文字ファイル4は、取引先情報
を示す文字列に関する部分情報とその部分情報を有する
文字列についての取引先情報ファイル3でのアドレスと
を対応させて保持するものである。検索部5は、利用者
が取引先情報を指定する際に入力部2から入力したその
取引先情報についての前記部分情報に対応する前記アド
レスを、使用文字ファイル4から読み出し、そのアドレ
スから取引先情報を読み出すものである。
【0015】また、表示制御部6は、検索部5により取
引先情報ファイル3から読み出された取引先情報を、文
字列として表示部1に表示させるものである。前記部分
情報としては、取引先情報を示す文字列に含まれる文字
そのものについての情報を用い、特に、取引先情報を示
す文字列の先頭文字についての情報を用いてもよい。こ
のとき、表示制御部6が、利用者が取引先情報を指定す
る際に、使用文字ファイル4に前記部分情報として保持
されている前記文字の一覧を表示部1に表示させる機能
を有するとともに、検索部5が、前記文字の一覧を参照
した利用者により入力部2で選択された文字を受け、そ
の文字に対応する前記アドレスを、使用文字ファイル4
から読み出し、そのアドレスから取引先情報を読み出す
ようになっている(請求項1)。また、本発明の自動取
引装置は、前記部分情報として、取引先情報を示す文字
列に含まれる文字の、異なる複数の読みについての情報
を用い、使用文字ファイル4が、前記複数の読みに対応
する文字と、その文字を含む文字列についての取引先情
報ファイル3でのアドレスとを対応させて保持してお
り、表示制御部6が、利用者が或る一つの読みを前記部
分情報として入力部2から入力した際に、使用文字ファ
イル4に保持されているその読みをもつ全ての文字の一
覧を表示部1に表示させる機能を有するとともに、検索
部5が、前記文字の一覧を参照した利用者により入力部
2で選択された文字についての情報を受け、その文字に
対応する前記アドレスを、使用文字ファイル4から読み
出し、そのアドレスから取引先情報を読み出すようにな
っている(請求項2)。さらに、本発明の自動取引装置
は、前記部分情報として、取引先情報を示す文字列に含
まれる文字の、画数についての情報を用い、使用文字フ
ァイル4が、前記画数に対応する文字と、その文字を含
む文字列についての取引先情報ファイル3でのアドレス
とを対応させて保持しており、表示制御部6が、利用者
が前記画数を前記部分情報として入力部2から入力した
際に、使用文字ファイル4に保持されているその画数に
対応する全ての文字の一覧を表示部1に表示させる機能
を有するとともに、検索部5が、前記文字の一覧を参照
した利用者により入力部2 で選択された文字についての
情報を受け、その文字に対応する前記アドレスを、使用
文字ファイル4から読み出し、そのアドレスから取引先
情報を読み出すようになっている(請求項3)。また、
本発明の自動取引装置は、前記部分情報として、取引先
情報を示す文字列に含まれる文字の部首についての情報
を用い、使用文字ファイル4が、前記部首をもつ文字
と、その文字を含む文字列についての取引先情報ファイ
ル3でのアドレスとを対応させて保持しており、表示制
御部6が、利用者が取引先情報を指定する際に使用文字
ファイル4に前記部分情報として保持されている前記部
首の一覧を表示部1に表示させる機能と、前記部首の一
覧を参照した利用者により入力部2で選択された部首を
受けその部首をもつ全ての文字の一覧を使用文字ファイ
ル4から読み出して表示部1に表示させる機能とを有す
るとともに、検索部5が、前記文字の一覧を参照した利
用者により入力部2で選択された文字を受け、その文字
に対応する前記アドレスを、使用文字ファイル4から読
み出し、そのアドレスから取引先情報を読み出すように
なっている(請求項4)。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (a)第1実施形態の説明 図2は本発明の第1実施形態にかかる自動取引装置の構
成を示すブロック図であり、この図2に示す自動取引装
置は、ホストコンピュータの下位に接続され、キャッシ
ュカードを挿入して、顧客が直接操作を行なうことによ
り支払,預入および振込等の取引を行なうものである。
本実施形態においては、この自動取引装置として自動預
金支払機(ATM:Automatic Teller Machine)を例に
あげて説明する。
【0021】この自動取引装置は、カード取扱いユニッ
ト21,紙幣入出金ユニット22,硬貨入出金ユニット
23,顧客操作部24,制御部25,通信制御部26,
主記憶部27および補助記憶部28をそなえて構成され
ている。ここで、カード取扱いユニット21は、キャッ
シュカードが挿入される部位であり、キャッシュカード
が挿入されると、これに記録された口座番号等の情報の
読み取りを行なうとともに、各種取引が行なわれるとそ
の取引結果を印字した明細書を発行するものである。
【0022】紙幣入出金ユニット22は、入出金等の取
引を行なう際に紙幣を取り扱う部位であり、紙幣を受け
付けるとこれを計数して格納するとともに、取引結果に
応じて出金すべき紙幣を計数して放出するものである。
硬貨入出金ユニット23は、入出金等の取引を行なう際
に貨幣を取り扱う部位であり、貨幣を受け付けるとこれ
を計数して格納するとともに、取引結果に応じて出金す
べき貨幣を計数して放出するものである。
【0023】顧客操作部24は、顧客が各種取引を行な
う際に使用する部位であり、各種の取引を行なう際に必
要な情報である各種取引情報を表示する表示部11と、
表示部11を参照した利用者(顧客)が取引に必要な情
報(金額等)の入力を行なうための入力部12とをそな
えて構成されている。本実施形態においては、顧客操作
部24は、自動取引装置の表示画面のことであり、この
表示画面が表示部11とタッチパネルで形成された入力
部12とを有するようになっている。なお、入力部12
は表示画面とは別の部位に設けることもできる。
【0024】通信制御部26は、ホストコンピュータと
の通信を制御するものである。主記憶部27は、プログ
ラムおよび各種データを格納するものであり、この主記
憶部27としては、例えばハードディスクやRAMを用
いることができる。また、補助記憶部28は、普段は参
照しないデータ等を格納したり、主記憶部27にプログ
ラムをインストールする際に使用されるものであり、こ
の補助記憶部28としては、例えばフロッピーディスク
を用いることができる。
【0025】本実施形態においては、主記憶部27に使
用文字ファイル14が格納され、補助記憶部28に金融
機関情報ファイル13が格納されるようになっている。
ここで、金融機関情報ファイル13は、図3の下側に示
すように、金融機関名(または支店名)と銀行番号(ま
たは支店番号)等の付帯情報を対にしてなる取引先情報
を保持する取引先情報ファイルである。図3に示す金融
機関情報ファイル13には、金融機関名として、“あさ
り”,“あした”,“愛知”,…,“伊藤”,…,“愛
媛”,…が登録されるとともに、それぞれの金融機関名
に対応した付帯情報が登録されている。
【0026】使用文字ファイル14は、金融機関名(ま
たは支店名)を示す文字列に関する部分情報〔この部分
情報は、取引先情報を示す文字列に含まれる文字につい
ての情報であり、特に、第1実施形態では、金融機関名
(または支店名)の先頭文字とする〕と、その先頭文字
を有する金融機関名(または支店名)についての金融機
関情報ファイル13でのアドレスとを対応させて保持す
るものである。
【0027】即ち、この使用文字ファイル14は、金融
機関名(または支店名)の頭文字と、その文字が頭文字
である金融機関名(または支店名)についての金融機関
情報ファイル13でのアドレスとを保持するものであ
る。この使用文字ファイル14としては、金融機関名を
用いて作成された金融機関名用のものと、各金融機関に
おける支店名を用いて作成された金融機関毎の支店名用
のものとがあり、金融機関名選択時においては金融機関
名用のファイルが使用され、支店名選択時においては金
融機関毎の支店名用のファイルが使用されるようになっ
ている。同様に、金融機関情報ファイル13としても、
金融機関名用のものと、支店名用のものとがある。
【0028】ここで、金融機関名用の使用文字ファイル
14の具体的な内容を図3の上側に示す。この図3に示
す使用文字ファイル14には、金融機関名の頭文字を示
す文字と、金融機関情報ファイル13に登録されている
金融機関名であって、その文字を頭文字とする金融機関
名の数を示す個数と、その文字を頭文字とする金融機関
名の金融機関情報ファイル13でのアドレスを示す金融
機関情報アドレスとが登録されている。
【0029】この図3に示す使用文字ファイル14によ
れば、金融機関情報ファイル13には、頭文字が“あ”
である金融機関名が2個登録され(“あさり”,“あし
た”)、頭文字が“愛”である金融機関名が2個登録さ
れ(“愛知”,“愛媛”)、頭文字が“伊”である金融
機関名が1個登録され(“伊藤”)ていることがわか
る。なお、支店名用の金融機関情報ファイル13および
使用文字ファイル14も、図3に示す金融機関名用の金
融機関情報ファイル13および使用文字ファイル14と
同様に構成される。
【0030】このように、使用文字ファイル14は、金
融機関情報ファイル13のインデックスファイルとして
の機能を有するものであり、金融機関名または支店名の
頭文字が重複しないように50音順や漢字コード順に並
べられ、その頭文字を使用している金融機関または支店
が金融機関情報ファイル13内のどこにあるかという情
報を有するものである。
【0031】一方、制御部25は、自動取引装置におけ
る取引処理を行なうとともに、カード取扱ユニット2
1,紙幣入出金ユニット22,硬貨入出金ユニット2
3,顧客操作部24,通信制御部26,主記憶部27お
よび補助記憶部28への動作指示等を行なうことによ
り、これらの動作を制御するものである。また、この制
御部25は、上述した使用文字ファイル14の作成を行
なうとともに、顧客操作部24の入力部12から入力さ
れた文字の漢字変換を行なう機能を有するほか、検索部
15および表示制御部16としての機能を有している。
【0032】ここで、検索部15は、利用者(顧客)が
振込先の金融機関名(または支店名)を指定する際に、
入力部12から入力された金融機関名(または支店名)
の頭文字と、使用文字ファイル14に登録されている文
字とを比較することにより、頭文字がその文字である金
融機関名(または支店名)についての金融機関情報ファ
イル13でのアドレスを検索して使用文字ファイル14
から読み出し、そのアドレスに基づいて、金融機関情報
ファイル13から金融機関名(または支店名)を読み出
すようになっている。
【0033】そして、表示制御部16は、顧客操作部2
4(自動取引装置の表示画面)の表示状態の制御を行な
うとともに、検索部15により金融機関情報ファイル1
3から読み出された振込先の金融機関名(または支店
名)を、文字列として表示部11に表示させるように制
御するものである。本実施形態においては、使用文字フ
ァイル14が、取引先情報を示す文字列に関する部分情
報として、金融機関名(または支店名)の先頭文字(頭
文字)を用いているため、この表示制御部16が、利用
者が金融機関名(または支店名)を指定する際に、使用
文字ファイル14に保持されている文字の一覧(頭文字
の一覧)を表示部11に表示させる機能を有するととも
に、検索部15が、この一覧を参照した利用者により入
力部12で選択された文字を受け、その文字に対応する
前記アドレスを、使用文字ファイル14から読み出し、
そのアドレスから金融機関名(または支店名)を読み出
すようになっている。
【0034】上述の構成により、図2に示す自動取引装
置では、顧客操作部24の表示部11に表示された指示
に従って、顧客が顧客操作部24の入力部12から金融
機関についての情報を入力することにより、各種取引が
行なわれるのであり、このうちの振込取引においては、
振込先の口座を指定する際に、まず、振込先の口座が存
在する金融機関名の選択が行なわれ、次いで、振込先の
口座が存在する金融機関の支店名の選択が行なわれる。
【0035】金融機関名の選択は金融機関名用の使用文
字ファイル14を用いて行なわれ、金融機関の支店名の
選択は金融機関毎の支店名用の使用文字ファイル14を
用いて行なわれるのであるが、金融機関名および支店名
の選択は同様の手順で行なうことができるため、以下で
は金融機関名の選択にかかる動作のみを詳述する。ここ
で、本実施形態にかかる自動取引装置の動作を説明する
ための機能ブロック図を図4に示す。この図4におい
て、図2と同様の符号を付した部分は同様の機能を有す
るものである。
【0036】また、自動取引装置の顧客操作部24(表
示部11および入力部12)には、金融機関名を選択す
るときの操作手順を顧客に対して説明すべく、図5〜図
7に示すような、金融機関名の情報を入力するためのタ
ッチパネルで形成された画面が表示される。第1実施形
態にかかる自動取引装置においては、これらの図5〜図
7に示す表示画面に従って、顧客がこれらのタッチキー
を押下することにより、金融機関名の選択が行なわれる
ようになっている。
【0037】図4に示すように、第1実施形態にかかる
自動取引装置においては、まず、制御部25が、補助記
憶部28から金融機関情報ファイル13を読み出し、こ
の金融機関情報ファイル13に保持される金融機関名の
先頭一文字(頭文字)が重複しないように、その頭文字
を50音順や漢字コード順にソートすることにより、金
融機関名用の使用文字ファイル14を作成する。同様
に、制御部25は、金融機関情報ファイル13に保持さ
れる金融機関における支店名の先頭一文字(頭文字)が
重複しないように、その頭文字を50音順や漢字コード
順にソートすることにより、金融機関毎の支店名用の使
用文字ファイル14も作成する(図4におけるソー
ト)。
【0038】ここで、顧客操作部24に表示された初期
画面(図示せず)において、顧客が、この初期画面に設
けられた各種取引キーの一つであって、振込取引を行な
うためのタッチキーである「振込」キーを押下すると、
表示画面は例えば図5に示すような金融機関の頭文字を
指定するための表示画面となる。この図5に示す表示画
面には、従来と同様に金融機関名の頭文字を指定するた
めにその読みを入力するための「50音」キーが表示さ
れて設けられるとともに、金融機関名の正しい読み方が
わからない場合に押下する「文字選択」キーが表示され
て設けられている。
【0039】このとき、金融機関名の正しい読み方がわ
かる場合には、従来通り、顧客はタッチキーである「5
0音」キーのうちのその金融機関名の頭文字の読みに対
応するキーを押下する。この読みに対応するキーが押下
されると、制御部25の検索部15が、金融機関情報フ
ァイル13から頭文字の読みがその読みと一致するよう
な金融機関名を読み出し、制御部25の表示制御部16
がこれを受けることにより、表示画面には、押下された
読みと同じ読みをもつ頭文字の金融機関名の一覧が表示
される(図示せず)。
【0040】一方で、例えば振込先の口座が存在する金
融機関名が“上下銀行”である場合においては、読み方
としては“うえしたぎんこう”や“じょうげぎんこう”
などが考えられ、このように金融機関名の正しい読み方
がわからない場合には、顧客はタッチキーである「文字
選択」キーを押下する。この「文字選択」キーが押下さ
れると、制御部25の表示制御部16が、図3に示すよ
うな使用文字ファイル14の文字欄を参照することによ
り、表示画面には、図6に示すような金融機関名の頭文
字(使用文字)の一覧が表示される(図4における表
示)。この図6に示す表示画面には、金融機関名の最初
の一文字(頭文字)を選択するための「文字」キーと、
図6に表示されたページ(文字群)の前後のページの文
字群を表示させるための「前ページ」キーおよび「後ペ
ージ」キーとが表示されて設けられている。
【0041】そして、顧客が、振込先の口座が存在する
金融機関名の頭文字に対応する「文字」キーである
「上」キーを押下して“上”を選択すると(図4におけ
る文字選択)、検索部15が、選択された文字“上”
と使用文字ファイル14中の文字との比較を行なう(図
4における比較)。比較の結果、頭文字“上”につい
ての情報が使用文字ファイル14に保持されていること
が判明すると、使用文字ファイル14から選択文字
“上”についての金融機関情報ファイル13でのアドレ
ス(即ち、図3に示すような使用文字ファイル14にお
ける金融機関情報アドレス)を読み出し、この読み出さ
れたアドレスから金融機関名を読み出し、表示制御部1
6が、これを受けることにより、表示画面には、図7に
示すような選択された文字“上”を頭文字としてもつ金
融機関名の一覧が表示される(図4における表示)。
【0042】この図7に示す表示画面においては、選択
された文字“上”が“入力文字”の箇所に表示されると
ともに、頭文字が“上”である金融機関名の一覧が、各
金融機関名を選択するための「金融機関名」キー(「上
上銀行」および「上下銀行」)として表示されており、
顧客が「上下銀行」キーを押下することにより金融機関
名の選択が完了する。
【0043】なお、図5〜図7に示す表示画面には、入
力処理を途中で取り消すための「取消」キーも表示され
て設けられている。このように金融機関名の頭文字を一
覧として全て表示することにより、顧客が金融機関名の
正しい読み方がわからない場合でも、その文字を選択す
ることができる。例えば選択すべき金融機関名が“上下
銀行”であり読みがわからなくても、“上”という文字
を、頭文字の一覧から選択することによって、図7に示
すように金融機関名である“上下銀行”を金融機関名の
一覧表示中に表示させることができるようになり、振込
先の口座が存在する金融機関名を容易に選択することが
可能になる。
【0044】また、例えば“厩橋(うまやばし)銀行”
のような読み方が難しい金融機関名の選択を行なう場合
のように、顧客が金融機関名の読み方が全くわからない
場合においても、このように金融機関名の頭文字を一覧
として全て表示すれば、金融機関名の一覧を表示する画
面にこの金融機関名を表示させることができるようにな
り、振込先の口座が存在する金融機関名を容易に選択す
ることができる。
【0045】このように、本発明の第1実施形態として
の自動取引装置によれば、振込取引等に際して金融機関
名や支店名の正しい読み方がわからない場合や、その読
み方が全くわからない場合においても、振込先の口座が
存在する金融機関名や支店名を選択することができるよ
うになる。これにより、顧客の利便性を向上させること
ができ、ひいては金融機関において顧客獲得の拡大にも
寄与することになる。
【0046】(b)第2実施形態の説明 本発明の第2実施形態にかかる自動取引装置も、図2に
示す第1実施形態にかかる自動取引装置と同様に構成さ
れているが、この第2実施形態の自動取引装置では、主
記憶部27に格納された使用文字ファイル14,制御部
25の検索部15および表示制御部16が第1実施形態
のものと異なっており、それ以外の部分は、第1実施形
態にかかる自動取引装置のものと同様であるため、それ
らの部分の詳細な説明は省略する。
【0047】第2実施形態の自動取引装置における使用
文字ファイル14は、金融機関名(または支店名)の文
字列に関する部分情報〔第2実施形態では、金融機関名
(または支店名)に含まれる文字の複数の読みについて
の情報〕と、その読みの文字を有する金融機関名(また
は支店名)についての金融機関情報ファイル13でのア
ドレスとを対応させて保持するものである。
【0048】即ち、第2実施形態の使用文字ファイル1
4は、金融機関名(または支店名)に含まれる文字(例
えば頭文字)の複数の読み(例えば“上”であれば“ジ
ョウ”,“カミ”,“ウエ”,“アゲ”等)と、その読
みの文字を頭文字としてもつ金融機関名(または支店
名)についての金融機関情報ファイル13でのアドレス
とを保持するものである。
【0049】なお、第2実施形態にかかる使用文字ファ
イル14において、上述以外の点は、第1実施形態にか
かる使用文字ファイル14と同様に構成されている。ま
た、第2実施形態における制御部25の検索部15は、
利用者(顧客)が振込先の金融機関名(または支店名)
を指定する際に、入力部12から入力された金融機関名
(または支店名)の頭文字の読みと、使用文字ファイル
14に登録されている読みとを比較することにより、そ
の読みの文字を頭文字としてもつ金融機関名(または支
店名)についての金融機関情報ファイル13でのアドレ
スを検索して使用文字ファイル14から読み出し、その
アドレスに基づいて、金融機関情報ファイル13から金
融機関名(または支店名)を読み出すようになってい
る。
【0050】さらに、第2実施形態の表示制御部16
は、第1実施形態と同様、顧客操作部24(自動取引装
置の表示画面)の表示状態の制御を行なうとともに、検
索部15により金融機関情報ファイル13から読み出さ
れた振込先の金融機関名(または支店名)を、文字列と
して表示部11に表示させるための制御を行なうもので
あるが、第2実施形態においては、使用文字ファイル1
4が、取引先情報を示す文字列に関する部分情報とし
て、金融機関名(または支店名)の頭文字の読みを用い
ているため、表示制御部16が、利用者がその読みを入
力部12から入力した際に、使用文字ファイル14に保
持されている読みに対応する文字の一覧(頭文字の一
覧)を表示部11に表示させる機能を有するとともに、
検索部15が、その文字の一覧を参照した利用者により
入力部12で選択された文字についての情報を受け、そ
の文字に対応する前記アドレスを、使用文字ファイル1
4から読み出し、そのアドレスから金融機関名(または
支店名)を読み出すようになっている。
【0051】上述の構成により、第2実施形態にかかる
自動取引装置でも、第1実施形態と同様、顧客操作部2
4の表示部11に表示された指示に従って、顧客が顧客
操作部24の入力部12から金融機関についての情報を
入力することにより、各種取引が行なわれるのであり、
このうちの振込取引においては、振込先の口座を指定す
る際に、まず、振込先の口座が存在する金融機関名の選
択が行なわれ、次いで、振込先の口座が存在する金融機
関の支店名の選択が行なわれる。
【0052】また、本実施形態においても、金融機関名
の選択は金融機関名用の使用文字ファイル14を用いて
行なわれ、金融機関の支店名の選択は金融機関毎の支店
名用の使用文字ファイル14を用いて行なわれるのであ
るが、金融機関名および支店名の選択は同様の手順で行
なうことができるため、以下では金融機関名の選択にか
かる動作のみを詳述する。
【0053】ここで、第2実施形態にかかる自動取引装
置の動作を説明するための機能ブロック図を図8に示
す。この図8において、図2と同様の符号を付したもの
は同様の機能を有するものである。また、自動取引装置
の顧客操作部24(表示部11および入力部12)に
は、金融機関名を選択するときの操作手順を顧客に対し
て説明すべく、図9〜図12に示すような、金融機関名
の情報を入力するためのタッチパネルで形成された画面
が表示される。
【0054】第2実施形態にかかる自動取引装置におい
ては、これらの図9〜図12に示す表示画面に従って、
顧客がこれらのタッチキーを押下することにより、金融
機関名の選択が行なわれるようになっている。図8に示
すように、第2実施形態にかかる自動取引装置において
も、前述した第1実施形態と同様に、制御部25が、補
助記憶部28から金融機関情報ファイル13を読み出
し、この金融機関情報ファイル13に保持される金融機
関名の先頭一文字(頭文字)が重複しないように、その
頭文字を50音順や漢字コード順にソートすることによ
り、金融機関名用の使用文字ファイル14を作成する。
同様に、制御部25は、金融機関情報ファイル13に保
持される金融機関における支店名の先頭一文字(頭文
字)が重複しないように、その頭文字を50音順や漢字
コード順にソートすることにより、金融機関毎の支店名
用の使用文字ファイル14も作成する(図8における
ソート)。
【0055】ここで、顧客操作部24に表示された初期
画面(図示せず)において、顧客が、この初期画面に設
けられた各種取引キーの一つであって、振込取引を行な
うためのタッチキーである「振込」キーを押下すると、
表示画面は例えば図9に示すような金融機関の頭文字を
指定するための表示画面となる。この図9に示す表示画
面には、従来と同様に金融機関名の頭文字を指定するた
めにその読みを入力するための「50音」キーが表示さ
れて設けられるとともに、金融機関名の正しい読み方が
わからない場合に押下する「よみ入力」キーが表示され
て設けられている。
【0056】このとき、金融機関名の正しい読み方がわ
かる場合には、従来通り、顧客はタッチキーである「5
0音」キーのうちのその金融機関名の頭文字の読みに対
応するキーを押下する。この読みに対応するキーが押下
されると、制御部25の検索部15が、金融機関情報フ
ァイル13から頭文字の読みがその読みと一致するよう
な金融機関名を読み出し、制御部25の表示制御部16
がこれを受けることにより、表示画面には、押下された
読みと同じ読みをもつ頭文字の金融機関名の一覧が表示
される(図示せず)。
【0057】一方で、例えば振込先の口座が存在する金
融機関名が“上下銀行”である場合においては、読み方
としては“うえしたぎんこう”や“じょうげぎんこう”
などが考えられ、このように金融機関名の正しい読み方
がわからない場合には、顧客はタッチキーである「よみ
入力」キーを押下する。この「よみ入力」キーが押下さ
れると、表示画面は、図10に示すような金融機関の最
初の一文字の読みを指定するための表示画面となる。こ
の図10に示す表示画面には、金融機関名の最初の一文
字(頭文字)の読みを入力するための「50音」キー
と、これらの「50音」キーにより入力された読みを確
定させるための「確定」キーとが表示されて設けられて
いる。
【0058】一般に、顧客が金融機関名の正確な読み方
がわからない場合でも、頭文字についての種々の読み方
はわかる場合が多い。例えば、選択すべき金融機関名が
“上下銀行”である場合、この銀行の正確な読み方はわ
からなくても、頭文字“上”は“ウエ”,“ジョウ”,
“カミ”等と読むことができる。そこで、第2実施形態
では、金融機関名の頭文字の読みを指定することによ
り、振込先の口座が存在する金融機関名を容易に選択で
きるようにしている。
【0059】つまり、頭文字“上”の読みとして“カ
ミ”を考えた場合には、金融機関の頭文字の読みを指定
すべく、図10に示すような表示画面で「カ」キーと
「ミ」キーとを押下してから「確定」キーを押下する
(図8におけるよみ入力)。そして、制御部25の検
索部15が、この入力された読み“カミ”を漢字変換
し、この漢字変換された文字と使用文字ファイル14に
おける文字との比較を行なう(図8における漢字変換
/比較)。
【0060】比較の結果、漢字変換された文字と使用文
字ファイル14における文字とで一致するものがある場
合には、例えば図3に示すような使用文字ファイル14
の文字欄を参照することにより、その一致した文字(頭
文字)の一覧が、例えば図11に示すように表示画面上
に表示される(図8における表示)。この図11に示
す表示画面には、指定された読みに対応する金融機関名
の最初の一文字(頭文字)を選択するための「文字」キ
ー(「上」キーおよび「神」キー)が表示されて設けら
れている。
【0061】さらに、顧客が、図11に示す表示状態で
金融機関名の頭文字として「上」キーを押下することに
より、振込先の口座が存在する金融機関名の頭文字に対
応する文字が選択される(図8における文字選択)。
このように文字選択が行なわれると、検索部15が、選
択された文字“上”と使用文字ファイル14における文
字との比較を行ない(図8における比較)、頭文字と
して“上”をもつ金融機関名についての金融機関情報フ
ァイル13でのアドレス(即ち、使用文字ファイル14
における金融機関情報アドレス)を使用文字ファイル1
4から読み出し、この読み出されたアドレスから金融機
関名を読み出し、表示制御部16が、これを受けること
により、表示画面には、選択された文字“上”を頭文字
としてもつ金融機関名の一覧が図12に示すように表示
される(図8における表示)。
【0062】この図12に示す表示画面においては、選
択された文字“上”が“入力文字”の箇所に表示される
とともに、頭文字が“上”である金融機関名の一覧が、
各金融機関名を選択するための「金融機関名」キー
(「上上銀行」および「上下銀行」)として表示されて
おり、顧客が「上下銀行」キーを押下することにより金
融機関名の選択が完了する。
【0063】なお、図9〜図12に示す表示画面にも、
入力処理を途中で取り消すための「取消」キーが表示さ
れて設けられている。このように、本発明の第2実施形
態としての自動取引装置によれば、振込取引等に際し
て、金融機関名や支店名に含まれる文字(頭文字)の読
みを指定し、この読みに対応する文字を一覧として表示
することにより、金融機関名や支店名の正しい読み方が
わからない場合においても、振込先の口座が存在する金
融機関名や支店名を選択することができるようになる。
これにより、第1実施形態と同様、顧客の利便性を向上
させることができ、ひいては金融機関において顧客獲得
の拡大にも寄与することになる。
【0064】(b1)第2実施形態の変形例の説明 第2実施形態においては、図10に示すような表示画面
から金融機関名または支店名の最初の一文字の読みを指
定し、この指定された読みが漢字変換された後、その読
みに対応する金融機関名または支店名の頭文字が、図1
1に示すように、一旦、一覧として表示され、この一覧
から振込先の口座が存在する金融機関名または支店名の
頭文字に対応する文字を顧客が選択して、図12に示す
ような選択された文字に該当する金融機関名または支店
名の一覧を表示するようになっている。
【0065】このような第2実施形態の変形例として、
図13に示すような表示画面(図11に示すものと全く
同じ表示画面)から金融機関名または支店名の最初の一
文字の読みを指定した後、この指定された読みを漢字変
換することなく、直ちに、図14に示すように、その読
みの文字を頭文字としてもつ金融機関名または支店名の
一覧を表示するようにしてもよい。
【0066】ただし、この場合は、使用文字ファイル1
4は、金融機関情報ファイル13に保持される金融機関
名(または支店名)の読みを、50音順にソートするこ
とにより作成される。また、図13に示す表示画面にお
いて、金融機関名または支店名の最初の一文字の読みが
指定されると、図8に示す制御部25の検索部15が、
この指定された読みと使用文字ファイル14(金融機関
名の選択を行なうときには金融機関用の使用文字ファイ
ル14を使用し、支店名の選択を行なうときには金融機
関毎の支店名用の使用文字ファイル14を使用する)に
おける文字の読みとの比較を行なうことにより、その読
みの文字を頭文字としてもつ金融機関名または支店名を
検索し、図14に示すような金融機関名または支店名の
一覧を表示する。
【0067】この図14は、図12に対応するもので、
この図14に示す表示画面においては、入力された読み
が“入力文字”の箇所に表示されるとともに、“カミ”
と読まれる文字を頭文字としてもつ金融機関名の一覧
が、各金融機関名を選択するための「金融機関名」キー
(「上上銀行」,「上下銀行」,「神山銀行」,「神戸
○○信用金庫」)として表示されており、顧客が「上下
銀行」キーを押下することにより、金融機関名の選択が
完了する。
【0068】このように、第2実施形態の変形例におい
ても、金融機関名や支店名の正しい読み方がわからない
場合においても、振込先の口座が存在する金融機関名や
支店名を選択することができるようになり、これによ
り、顧客の利便性を向上させることができ、ひいては金
融機関において顧客獲得の拡大にも寄与することにな
る。
【0069】(c)第3実施形態の説明 本発明の第3実施形態としての自動取引装置は、金融機
関名または支店名の頭文字の画数を指定することによっ
て、金融機関名または支店名の頭文字の一覧を表示させ
るものである。このような本発明の第3実施形態にかか
る自動取引装置も、図2に示すような第1実施形態にか
かる自動取引装置と同様に構成されているが、この第3
実施形態の自動取引装置では、主記憶部27に格納され
た使用文字ファイル14,制御部25の検索部15およ
び表示制御部16が第1実施形態のものと異なってお
り、それ以外の部分は、第1実施形態にかかる自動取引
装置のものと同様であるため、それらの部分の詳細な説
明は省略する。
【0070】第3実施形態の自動取引装置における使用
文字ファイル14は、金融機関名(または支店名)の文
字列に関する部分情報〔第3実施形態では、金融機関名
(または支店名)に含まれる文字の画数についての情
報〕と、その画数の文字を有する金融機関名(または支
店名)についての金融機関情報ファイル13でのアドレ
スとを対応させて保持するものである。
【0071】即ち、第3実施形態の使用文字ファイル1
4は、各画数1,2,3,…とその画数の文字とを対応
させて保持するとともに、各画数の文字とその文字を頭
文字としてもつ金融機関名(または支店名)についての
金融機関情報ファイル13でのアドレスとを対応させて
保持するものである。なお、第3実施形態にかかる使用
文字ファイル14において、上述以外の点は、第1実施
形態にかかる使用文字ファイル14と同様に構成されて
いる。
【0072】また、第3実施形態における制御部25の
検索部15は、利用者(顧客)が振込先の金融機関名
(または支店名)を指定する際に、入力部12から入力
された金融機関名(または支店名)の頭文字の画数と、
使用文字ファイル14に保持されている画数とを比較す
ることにより、その画数の文字を頭文字としてもつ金融
機関名(または支店名)についての金融機関情報ファイ
ル13でのアドレスを検索して使用文字ファイル14か
ら読み出し、そのアドレスに基づいて、金融機関情報フ
ァイル13から金融機関名(または支店名)を読み出す
ようになっている。
【0073】さらに、第3実施形態の表示制御部16
は、第1実施形態と同様、顧客操作部24(自動取引装
置の表示画面)の表示状態の制御を行なうとともに、検
索部15により金融機関情報ファイル13から読み出さ
れた金融機関名(または支店名)を、文字列として表示
部11に表示させるように制御するものであるが、第3
実施形態においては、使用文字ファイル14が、取引先
情報を示す文字列に関する部分情報として、金融機関名
(または支店名)の頭文字の画数を用いているため、表
示制御部16が、利用者がその画数を入力部12から入
力した際に、使用文字ファイル14に保持されているそ
の画数に対応する文字の一覧(頭文字の一覧)を表示部
11に表示させる機能を有するとともに、検索部15
が、その文字の一覧を参照した利用者により入力部12
で選択された文字についての情報を受け、その文字に対
応する前記アドレスを、使用文字ファイル14から読み
出し、そのアドレスから金融機関名(または支店名)を
読み出すようになっている。
【0074】上述の構成により、第3実施形態にかかる
自動取引装置でも、第1実施形態と同様、顧客操作部2
4の表示部11に表示された指示に従って、顧客が顧客
操作部24の入力部12から金融機関についての情報を
入力することにより、各種取引が行なわれるのであり、
このうちの振込取引においては、振込先の口座を指定す
る際に、まず、振込先の口座が存在する金融機関名の選
択が行なわれ、次いで、振込先の口座が存在する金融機
関の支店名の選択が行なわれる。
【0075】また、本実施形態においても、金融機関名
の選択は金融機関名用の使用文字ファイル14を用いて
行なわれ、金融機関の支店名の選択は金融機関毎の支店
名用の使用文字ファイル14を用いて行なわれるのであ
るが、金融機関名および支店名の選択は同様の手順で行
なうことができるため、以下では金融機関名の選択にか
かる動作のみを詳述する。
【0076】第3実施形態においても、自動取引装置の
顧客操作部24における表示画面に示された指示に従っ
て、顧客がこれらのタッチキーを押下することにより、
金融機関名の選択が行なわれるようになっており、上述
した第1,第2実施形態での場合と同様に、制御部25
が、補助記憶部28から金融機関情報ファイル13を読
み出し、この金融機関情報ファイル13に保持される金
融機関名の先頭一文字(頭文字)が重複しないように、
その頭文字を画数順(昇順または降順)にソートするこ
とにより、金融機関名用(または支店名用)の使用文字
ファイル14を予め作成しておく。
【0077】ここで、顧客操作部24に表示された初期
画面(図示せず)において、顧客が、この初期画面に設
けられた各種取引キーの一つであって、振込取引を行な
うためのタッチキーである「振込」キーが押下される
と、表示画面は例えば図9に示すような金融機関の頭文
字を指定するための表示画面となる。ただし、第3実施
形態においては、図9に示す表示画面上にはタッチキー
である「よみ入力」キーのかわりに、「画数入力」キー
が設けられることとなる。
【0078】このとき、金融機関名の正しい読み方がわ
かる場合には、前述のごとく、顧客はタッチキーである
「50音」キーのうちのその金融機関名の頭文字に対応
するキーを押下する。この読みに対応するキーが押下さ
れると、制御部25の検索部15が、金融機関情報ファ
イル13から頭文字の読みがその読みと一致するような
金融機関名を読み出し、制御部25の表示制御部16が
これを受けることにより、表示画面には、押下された読
みと同じ読みをもつ頭文字の金融機関名の一覧が表示さ
れる(図示せず)。
【0079】これに対し、金融機関名の正しい読み方が
わからない場合には、顧客はタッチキーである「画数入
力」キーを押下する。この「画数入力」キーが押下され
ると、表示画面は、例えば図15に示すような金融機関
の最初の一文字の画数を指定するための表示画面とな
る。なお、この図15に示す表示画面には、金融機関名
の頭文字の画数を入力するための「数字」キーと、これ
らの「数字」キーにより入力された画数を確定させるた
めの「確定」キーと、入力処理を途中で取り消すための
「取消」キーとが表示されて設けられている。
【0080】一般に、顧客が金融機関名の正しい読み方
がわからない場合でも、頭文字の画数を計数することは
できる。例えば選択すべき金融機関名が“上下銀行”で
ありその正しい読み方がわからない場合でも“上”とい
う文字の画数3は計数できる。そこで、第3実施形態で
は、金融機関名の頭文字の画数を指定することにより、
振込先の口座が存在する金融機関名を容易に選択するこ
とができるようにしている。
【0081】つまり、図15に示す表示状態で頭文字
“上”の画数3を入力することにより、表示画面上に
は、先ず、画数3の文字、例えば“上”,“下”,
“三”,“大”,“土”,“オ”等の頭文字の一覧が表
示される。顧客は、その一覧の中から「上」キーを押下
して選択することにより、次の表示画面では、“上”を
頭文字としてもつ金融機関名が例えば図12に示すよう
に一覧表示される。そして、その一覧表示の中から「上
下銀行」キーを押下することにより、金融機関名の選択
が完了する。
【0082】従って、例えば“厩橋(うまやばし)銀
行”のような読み方が難しい金融機関名の選択を行なう
場合のように、顧客が金融機関名の読み方が全くわから
ない場合においても、このように金融機関名の頭文字の
画数(“厩”の場合、13)を指定すれば、金融機関名
の一覧を表示する画面にこの金融機関名を表示させるこ
とができるようになり、振込先の口座が存在する金融機
関名を容易に選択することができる。
【0083】このように、本発明の第3実施形態として
の自動取引装置によれば、振込取引等に際して、金融機
関名や支店名の頭文字の画数を指定し、この画数に対応
する文字を一覧として表示することにより、金融機関名
や支店名の正しい読み方がわからない場合や、その読み
方が全くわからない場合においても、振込先の口座が存
在する金融機関名や支店名を選択することができるよう
になる。これにより、第1,第2実施形態と同様、顧客
の利便性を向上させることができ、ひいては金融機関に
おいて顧客獲得の拡大にも寄与することになる。
【0084】(d)第4実施形態の説明 本発明の第4実施形態としての自動取引装置は、金融機
関名または支店名の頭文字の部首を指定することによっ
て、金融機関名または支店名の頭文字の一覧を表示させ
るものである。このような本発明の第4実施形態にかか
る自動取引装置も、図2に示すような第1実施形態にか
かる自動取引装置と同様に構成されているが、この第4
実施形態の自動取引装置では、主記憶部27に格納され
た使用文字ファイル14,制御部25の検索部15およ
び表示制御部16が第1実施形態のものと異なってお
り、それ以外の部分は、第1実施形態にかかる自動取引
装置のものと同様であるため、それらの部分の詳細な説
明は省略する。
【0085】第4実施形態の自動取引装置においては、
使用文字ファイル14は、金融機関名(または支店名)
の文字列に関する部分情報〔第4実施形態では、金融機
関名(または支店名)に含まれる文字の部首についての
情報〕と、その部首を含む文字を有する金融機関名(ま
たは支店名)についての金融機関情報ファイル13での
アドレスとを対応させて保持するものである。
【0086】即ち、第4実施形態の使用文字ファイル1
4は、各種部首とその部首を含む文字とを対応させて保
持するとともに、各種部首を含む文字とその文字を頭文
字としてもつ金融機関名(または支店名)についての金
融機関情報ファイル13でのアドレスとを対応させて保
持するものである。なお、第4実施形態にかかる使用文
字ファイル14において、上述以外の点は、第1実施形
態にかかる使用文字ファイル14と同様に構成されてい
る。
【0087】また、第4実施形態における制御部25の
検索部15は、利用者(顧客)が振込先の金融機関名
(または支店名)を指定する際に、入力部12から入力
された金融機関名(または支店名)の頭文字の部首と、
使用文字ファイル14に保持されている部首とを比較す
ることにより、頭文字がその部首をもつ金融機関名また
は支店名についての金融機関情報ファイル13でのアド
レスを検索して使用文字ファイル14から読み出し、そ
のアドレスに基づいて、金融機関情報ファイル13から
金融機関名(または支店名)を読み出すようになってい
る。
【0088】さらに、第4実施形態の表示制御部16
は、第1実施形態と同様、顧客操作部24(自動取引装
置の表示画面)の表示状態の制御を行なうとともに、検
索部15により金融機関情報ファイル13から読み出さ
れた金融機関名(または支店名)を、文字列として表示
部11に表示させるように制御するものであるが、第4
実施形態においては、表示制御部16は、利用者が金融
機関名(または支店名)を指定する際に使用文字ファイ
ル14に部分情報として保持されている部首の一覧を表
示部11に表示させる機能と、その部首の一覧を参照し
た利用者により入力部12で選択された部首を受けその
部首をもつ文字の一覧(頭文字の一覧)を使用文字ファ
イル14から読み出して表示部11に表示させる機能と
を有するとともに、検索部15が、その文字の一覧を参
照した利用者により入力部12で選択された文字を受
け、その文字に対応する前記アドレスを、使用文字ファ
イル14から読み出し、そのアドレスから金融機関名
(または支店名)を読み出すようになっている。
【0089】上述の構成により、第4実施形態にかかる
自動取引装置でも、第1実施形態と同様、顧客操作部2
4の表示部11に表示された指示に従って、顧客が顧客
操作部24の入力部12から金融機関についての情報を
入力することにより、各種取引が行なわれるのであり、
このうちの振込取引においては、振込先の口座を指定す
る際に、まず、振込先の口座が存在する金融機関名の選
択が行なわれ、次いで、振込先の口座が存在する金融機
関の支店名の選択が行なわれる。
【0090】また、本実施形態においても、金融機関名
の選択は金融機関名用の使用文字ファイル14を用いて
行なわれ、金融機関の支店名の選択は金融機関毎の支店
名用の使用文字ファイル14を用いて行なわれるのであ
るが、金融機関名および支店名の選択は同様の手順で行
なうことができるため、以下では金融機関名の選択にか
かる動作のみを詳述する。
【0091】第4実施形態においても、自動取引装置の
顧客操作部24における表示画面に示された指示に従っ
て、顧客がこれらのタッチキーを押下することにより、
金融機関名の選択が行なわれるようになっており、上述
した第1〜第3実施形態での場合と同様に、制御部25
が、補助記憶部28から金融機関情報ファイル13を読
み出し、この金融機関情報ファイル13に保持される金
融機関名の頭文字が重複しないように、その頭文字を部
首毎にソートすることにより、金融機関名用(または支
店名用)の使用文字ファイル14を予め作成しておく。
【0092】ここで、顧客操作部24に表示された初期
画面(図示せず)において、顧客が、この初期画面に設
けられた各種取引キーの一つであって、振込取引を行な
うためのタッチキーである「振込」キーが押下される
と、表示画面は例えば図9に示すような金融機関の頭文
字を指定するための表示画面となる。ただし、第4実施
形態においては、図9に示す表示画面上にはタッチキー
である「よみ入力」キーのかわりに、「部首入力」キー
が設けられることとなる。
【0093】このとき、金融機関名の正しい読み方がわ
かる場合には、前述のごとく、顧客はタッチキーである
「50音」キーのうちのその金融機関名の頭文字に対応
するキーを押下する。この読みに対応するキーが押下さ
れると、制御部25の検索部15が、金融機関情報ファ
イル13から頭文字の読みがその読みと一致するような
金融機関名を読み出し、制御部25の表示制御部16が
これを受けることにより、表示画面には、押下された読
みと同じ読みをもつ頭文字の金融機関名の一覧が表示さ
れる(図示せず)。
【0094】これに対し、金融機関名の正しい読み方が
わからない場合には、顧客はタッチキーである「部首入
力」キーを押下する。この「部首入力」キーが押下され
ると、表示画面は、例えば図16に示すような金融機関
名の頭文字のもつ部首を指定するための表示画面とな
る。なお、この図16に示す表示画面には、金融機関名
の頭文字のもつ部首を入力するための「部首」キーと、
図16に示す部首以外の部首を表示させるための「その
他」キーと、入力処理を途中で取り消すための「取消」
キーとが表示されて設けられている。
【0095】一般に、顧客が金融機関名の正しい読み方
がわからない場合でも、頭文字の部首を識別することは
できる。例えば選択すべき金融機関名が“上下銀行”で
ありその正しい読み方がわからない場合でも“上”とい
う文字の部首“一”は識別できる。そこで、第4実施形
態では、金融機関名の頭文字の部首を指定することによ
り、振込先の口座が存在する金融機関名を容易に選択で
きるようにしている。
【0096】つまり、図16に示す表示状態で頭文字
“上”の部首として「一」キーを押下して選択すること
により、表示画面上には、先ず、部首“一”をもつ文
字、例えば“上”,“七”,“下”,“三”,“二”等
の頭文字の一覧が表示される。顧客は、その一覧の中か
ら「上」キーを押下して選択することにより、次の表示
画面では、“上”を頭文字としてもつ金融機関名が例え
ば図12に示すように一覧表示される。そして、その一
覧表示の中から「上下銀行」キーを押下することによ
り、金融機関名の選択が完了する。
【0097】従って、例えば“厩橋(うまやばし)銀
行”のような読み方が難しい金融機関名の選択を行なう
場合のように、顧客が金融機関名の読み方が全くわから
ない場合においても、このように金融機関名の頭文字の
部首“厂”を指定すれば、金融機関名の一覧を表示する
画面にこの金融機関名を表示させることができるように
なり、振込先の口座が存在する金融機関名を容易に選択
することができる。
【0098】このように、本発明の第4実施形態として
の自動取引装置によれば、振込取引等に際して、金融機
関名や支店名の頭文字のもつ部首を指定し、この部首を
もつ文字を一覧として表示することにより、金融機関名
や支店名の正しい読み方がわからない場合や、その読み
方が全くわからない場合においても、振込先の口座が存
在する金融機関名や支店名を選択することができるよう
になる。これにより、第1〜第3実施形態と同様、顧客
の利便性を向上させることができ、ひいては金融機関に
おいて顧客獲得の拡大にも寄与することになる。
【0099】(e)その他 上述した本発明の第1〜第4実施形態では、金融機関情
報ファイル13が補助記憶部28に格納される場合につ
いて説明したが、金融機関情報ファイル13は主記憶部
27に格納されていてもよい。また、上述した本発明の
第1〜第4実施形態では、金融機関名または支店名の頭
文字やその頭文字の読み,画数,部首を指定することに
よりその一覧を表示する場合について説明したが、本発
明は、これに限定されず、指定された文字が名称中のい
ずれかの位置で使用されている金融機関名または支店名
の一覧を表示するようにしてもよい。
【0100】このときの表示画面は、例えば図17に示
すようになり、この図17においては、選択された文字
が“入力文字”の箇所に“上”と表示されており、この
文字“上”を含む金融機関名の一覧としての金融機関名
を選択するための「金融機関名」キーとして、「上上銀
行」,「上下銀行」,「下上銀行」,「坂上銀行」およ
び「富士通屋上信用金庫」が表示されて設けられてい
る。なお、図17に示す表示画面には、入力処理を途中
で取り消すための「取消」キーも設けられている。
【0101】この場合は、使用文字ファイル14におけ
る取引先情報を示す文字列に関する部分情報として、金
融機関名(または支店名)の文字列に含まれる文字につ
いての情報を用いればよいため、第1〜第4実施形態に
おいて説明した使用文字ファイル14を一部変更するだ
けでよい。さらに、上述した本発明の第1〜第4実施形
態における頭文字の指定方法を複数組み合わせて、使用
文字ファイル14の検索を行なうことにより、金融機関
名または支店名の一覧を表示する際に、この一覧に含ま
れる金融機関名または支店名の数を減少させてもよく、
これにより、効率よく振込先の口座が存在する金融機関
名または支店名を選択することができる。
【0102】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の自動取引
装置によれば、振込取引等を行なう際に、金融機関名や
支店名の正しい読み方がわからない場合や、その読み方
が全くわからない場合においても、振込先の口座が存在
する金融機関名や支店名を容易に選択することができ、
これにより、金融機関の利用者にとっての利便性が大幅
に向上し、ひいては金融機関において顧客獲得の拡大に
寄与することができる(請求項1〜4)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態にかかる自動取引装置の
構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態における金融機関情報フ
ァイルおよび使用文字ファイルを説明するための図であ
る。
【図4】本発明の第1実施形態にかかる自動取引装置の
動作を説明するための機能ブロック図である。
【図5】本発明の第1実施形態にかかる自動取引装置に
おいて金融機関名を選択するときの手順を説明すべく表
示部での表示状態を示す図である。
【図6】本発明の第1実施形態にかかる自動取引装置に
おいて金融機関名を選択するときの手順を説明すべく表
示部での表示状態を示す図である。
【図7】本発明の第1実施形態にかかる自動取引装置に
おいて金融機関名を選択するときの手順を説明すべく表
示部での表示状態を示す図である。
【図8】本発明の第2実施形態にかかる自動取引装置の
動作を説明するための機能ブロック図である。
【図9】本発明の第2実施形態にかかる自動取引装置に
おいて金融機関名を選択するときの手順を説明すべく表
示部での表示状態を示す図である。
【図10】本発明の第2実施形態にかかる自動取引装置
において金融機関名を選択するときの手順を説明すべく
表示部での表示状態を示す図である。
【図11】本発明の第2実施形態にかかる自動取引装置
において金融機関名を選択するときの手順を説明すべく
表示部での表示状態を示す図である。
【図12】本発明の第2実施形態にかかる自動取引装置
において金融機関名を選択するときの手順を説明すべく
表示部での表示状態を示す図である。
【図13】本発明の第2実施形態の変形例にかかる自動
取引装置において金融機関名を選択するときの手順を説
明すべく表示部での表示状態を示す図である。
【図14】本発明の第2実施形態の変形例にかかる自動
取引装置において金融機関名を選択するときの手順を説
明すべく表示部での表示状態を示す図である。
【図15】本発明の第3実施形態にかかる自動取引装置
において金融機関名を選択するときの手順を説明すべく
表示部での表示状態を示す図である。
【図16】本発明の第4実施形態にかかる自動取引装置
において金融機関名を選択するときの手順を説明すべく
表示部での表示状態を示す図である。
【図17】本発明にかかる自動取引装置において金融機
関名を選択するときの手順を説明すべく表示部での表示
状態を示す図である。
【図18】従来の自動取引装置において金融機関名を選
択するときの手順を説明すべく表示部での表示状態を示
す図である。
【図19】従来の自動取引装置において金融機関名を選
択するときの手順を説明すべく表示部での表示状態を示
す図である。
【符号の説明】
1 表示部 2 入力部 3 取引先情報ファイル 4 使用文字ファイル 5 検索部 6 表示制御部 11 表示部 12 入力部 13 金融機関情報ファイル(取引先情報ファイル) 14 使用文字ファイル 15 検索部 16 表示制御部 21 カード取扱いユニット 22 紙幣入出金ユニット 23 硬貨入出金ユニット 24 顧客操作部 25 制御部 26 通信制御部 27 主記憶部 28 補助記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07D 9/00 G06F 17/30 G06F 19/00 G07D 13/00 G07F 19/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種取引情報を表示する表示部と、 該表示部を参照した利用者が取引に必要な情報を入力す
    るための入力部と、 取引先情報を保持する取引先情報ファイルと、 取引先情報を示す文字列に関する部分情報とその部分情
    報を有する文字列についての該取引先情報ファイルでの
    アドレスとを対応させて保持する使用文字ファイルと、 利用者が取引先情報を指定する際に該入力部から入力し
    た当該取引先情報についての前記部分情報に対応する前
    記アドレスを、該使用文字ファイルから読み出し、その
    アドレスから取引先情報を読み出す検索部と、 該検索部により該取引先情報ファイルから読み出された
    取引先情報を、文字列として該表示部に表示させる表示
    制御部とをそなえ 前記部分情報が、取引先情報を示す文字列に含まれる文
    字そのものについての情報であり、 該表示制御部が、利用者が取引先情報を指定する際に、
    該使用文字ファイルに前記部分情報として保持されてい
    る前記文字の一覧を該表示部に表示させる機能を有する
    とともに、 該検索部が、前記文字の一覧を参照した利用者により該
    入力部で選択された文字についての情報を受け、その文
    字に対応する前記アドレスを、該使用文字ファイルから
    読み出し、そのアドレスから取引先情報を読み出す こと
    を特徴とする、自動取引装置。
  2. 【請求項2】 各種取引情報を表示する表示部と、 該表示部を参照した利用者が取引に必要な情報を入力す
    るための入力部と、 取引先情報を保持する取引先情報ファイルと、 取引先情報を示す文字列に関する部分情報とその部分情
    報を有する文字列についての該取引先情報ファイルでの
    アドレスとを対応させて保持する使用文字ファイルと、 利用者が取引先情報を指定する際に該入力部から入力し
    た当該取引先情報についての前記部分情報に対応する前
    記アドレスを、該使用文字ファイルから読み出 し、その
    アドレスから取引先情報を読み出す検索部と、 該検索部により該取引先情報ファイルから読み出された
    取引先情報を、文字列として該表示部に表示させる表示
    制御部とをそなえ、 前記部分情報が、取引先情報を示す文字列に含まれる文
    字の、異なる複数の読みについての情報であり、 該使用文字ファイルが、前記複数の読みに対応する文字
    と、その文字を含む文字列についての該取引先情報ファ
    イルでのアドレスとを対応させて保持しており、 該表示制御部が、利用者が或る一つの読みを前記部分情
    報として該入力部から入力した際に、該使用文字ファイ
    ルに保持されている、当該読みをもつ全ての文字の一覧
    を該表示部に表示させる機能を有するとともに、 該検索部が、前記文字の一覧を参照した利用者により該
    入力部で選択された文字についての情報を受け、その文
    字に対応する前記アドレスを、該使用文字ファイルから
    読み出し、そのアドレスから取引先情報を読み出すこと
    を特徴とする、自動取引装置。
  3. 【請求項3】 各種取引情報を表示する表示部と、 該表示部を参照した利用者が取引に必要な情報を入力す
    るための入力部と、 取引先情報を保持する取引先情報ファイルと、 取引先情報を示す文字列に関する部分情報とその部分情
    報を有する文字列についての該取引先情報ファイルでの
    アドレスとを対応させて保持する使用文字ファイルと、 利用者が取引先情報を指定する際に該入力部から入力し
    た当該取引先情報についての前記部分情報に対応する前
    記アドレスを、該使用文字ファイルから読み出し、その
    アドレスから取引先情報を読み出す検索部と、 該検索部により該取引先情報ファイルから読み出された
    取引先情報を、文字列として該表示部に表示させる表示
    制御部とをそなえ、 前記部分情報が、取引先情報を示す文字列に含まれる文
    字の、画数についての情報であり、 該使用文字ファイルが、前記画数に対応する文字と、そ
    の文字を含む文字列に ついての該取引先情報ファイルで
    のアドレスとを対応させて保持しており、 該表示制御部が、利用者が前記画数を前記部分情報とし
    て該入力部から入力した際に、該使用文字ファイルに保
    持されている、当該画数に対応する全ての文字の一覧を
    該表示部に表示させる機能を有するとともに、 該検索部が、前記文字の一覧を参照した利用者により該
    入力部で選択された文字についての情報を受け、その文
    字に対応する前記アドレスを、該使用文字ファイルから
    読み出し、そのアドレスから取引先情報を読み出すこと
    を特徴とする、自動取引装置。
  4. 【請求項4】 各種取引情報を表示する表示部と、 該表示部を参照した利用者が取引に必要な情報を入力す
    るための入力部と、 取引先情報を保持する取引先情報ファイルと、 取引先情報を示す文字列に関する部分情報とその部分情
    報を有する文字列についての該取引先情報ファイルでの
    アドレスとを対応させて保持する使用文字ファイルと、 利用者が取引先情報を指定する際に該入力部から入力し
    た当該取引先情報についての前記部分情報に対応する前
    記アドレスを、該使用文字ファイルから読み出し、その
    アドレスから取引先情報を読み出す検索部と、 該検索部により該取引先情報ファイルから読み出された
    取引先情報を、文字列として該表示部に表示させる表示
    制御部とをそなえ、 前記部分情報が、取引先情報を示す文字列に含まれる文
    字の部首についての情報であり、 該使用文字ファイルが、前記部首をもつ文字と、その文
    字を含む文字列についての該取引先情報ファイルでのア
    ドレスとを対応させて保持しており、 該表示制御部が、利用者が取引先情報を指定する際に該
    使用文字ファイルに前記部分情報として保持されている
    前記部首の一覧を該表示部に表示させる機能と、前記部
    首の一覧を参照した利用者により該入力部で選択された
    部首を受けその部首をもつ全ての文字の一覧を該使用文
    字ファイルから読み出して該表示部に表示させる機能と
    を有するとともに、 該検索部が、前記文字の一覧を参照した利用者により該
    入力部で選択された文 字を受け、その文字に対応する前
    記アドレスを、該使用文字ファイルから読み出し、その
    アドレスから取引先情報を読み出すことを特徴とする、
    自動取引装置。
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