JP3204063B2 - スケジュール管理システム - Google Patents
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- G06Q10/10—Office automation; Time management
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- G06Q10/00—Administration; Management
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Description
システムに関し、特に、グループ内で行われる複数の仕
事をグループに所属する複数の作業者により行う場合の
仕事の依頼や受諾および調整などが行え、グループ全体
および各作業者のスケジュールを管理するスケジュール
管理システムに関する。
ケジュールなどを調整して複数の仕事を行うための支援
が行えるスケジュール管理システムとして、特開平5−
6378号公報「スケジュール管理システム」(以下、
文献1)が知られている。文献1では、グループに所属
する各作業者のスケジュールを管理する手段に加えて、
ネットワークでつながれた他のスケジュール管理システ
ムに、スケジュールの問い合わせを行う手段と、他のス
ケジュール管理システムからの問い合わせに対して回答
する手段とを構成に持つことで、各作業者のスケジュー
ルの空き時間や、会議室などのスケジュールを検索して
会議の開催日を決定したり、他の作業者の仕事などの進
捗状況を参照したりすることができる。
管理システムでは、各作業者のスケジュール管理システ
ムに、各作業者が行う仕事に関する情報が登録されてい
ることを前提として、登録されている仕事の進捗状況や
管理の支援を行うことが中心である。つまり、すでに仕
事が各作業者に役割分担されている状況でのスケジュー
リング支援に関する技術である。
てみると、役割分担が明確に決まった仕事のみを行って
いるわけではなく、突発的な仕事をより確実に完成する
ことができる作業者に仕事を依頼する必要がある。また
逆に、仕事を引き受ける側の被依頼者では、新規の仕事
を依頼されたときには、すでに登録されている被依頼者
のスケジュールに与える影響を判断して、依頼された仕
事が受諾できるかどうかを回答する必要がある。従っ
て、複数の作業者により構成されているグループ内のス
ケジューリングでは、文献1で支援しているように、す
でに登録されている仕事について、他の作業者に状況を
公開するだけでは不十分であり、仕事のより適した被依
頼者の決定や、新たに引き受ける仕事の選択を支援する
必要がある。
ケジュール状況を評価する手段と、これを基に新たに依
頼された仕事の完了日をシミュレートする手段と、この
シミュレート結果を基に、仕事の依頼者と被依頼者との
間で締切日の設定などの交渉を行う機能を持つスケジュ
ール管理システムを提供することである。
理システムは、ユーザである作業者個人のスケジュール
を管理するスケジュール管理手段に、ネットワークでつ
ながれた他のスケジュール管理システムと通信を行うた
めの手段を加え、仕事を依頼する依頼者のスケジュール
管理システムと、被依頼者のユーザのスケジュール管理
システムとの間で、締切日といった依頼する仕事に関す
る条件を交渉する手段を設けることで、依頼者からの一
方的な仕事依頼を被依頼者は引き受けるのではなく、依
頼者と被依頼者の両方が合意した仕事の依頼・受諾を行
うことができる。さらに、すでに登録されている作業者
個人のスケジュールの状況から仕事の忙しさ(以下、仕
事負荷)を評価する手段と、これを基に新たに依頼され
た仕事の完了日を予測する手段を追加することで、依頼
者が希望する仕事の締切日を、より確実に守れる被依頼
者を検索することができる。以上のように本発明は、従
来のスケジュール管理システムが、すでに仕事が各作業
者に役割分担されている状況を前提にしていたのに対
し、より適した被依頼者の検索と、依頼者と被依頼者と
の間での交渉による仕事の依頼機能を追加する手段を設
けることで、仕事のより適した被依頼者の決定や、新た
に引き受ける仕事の選択を支援することが可能である。
さらに、仕事負荷を依頼者と被依頼者のユーザに表示す
ることで、仕事の忙しい時期と暇な時期を調整した個人
スケジュールの作成ができ、作業者を支援できる。
て図面を参照して詳細に説明する。
あり、前者は請求項1、請求項2、請求項3、請求項
4、請求項8、請求項9に記載した発明に対応する実施
の形態であり、後者は請求項5、請求項6、請求項7、
請求項10、請求項11に記載した発明に対応する実施
の形態である。
態によるスケジュール管理システムについて説明する。
に関するスケジュールの入力、仕事間の実行順序関係な
どの制約の入力、実行計画の入力、進捗の入力などの仕
事の情報に関する仕事データの入力と、これら入力をユ
ーザに表示する仕事項目入出力手段1と、前記仕事項目
入出力手段1で入力された仕事データを記憶しておく仕
事記憶手段3と、仕事記憶手段3に仕事データを登録、
更新、削除、検索を行う仕事管理手段2と、前記仕事記
憶手段3に記憶されている複数の仕事データから、忙し
さを算出する仕事負荷算出手段4と、前記仕事項目入出
力手段1で入力された仕事間の実行順などの制約が守ら
れていない実行計画を検出する制約違反検出手段6と、
仕事の実行計画を時間軸で表示し、さらに前記仕事負荷
算出手段4が算出した忙しさと、前記制約違反検出手段
6が検出した制約違反を表示するタイムチャート入出力
手段5と、他の作業者のスケジュールを管理しているス
ケジュール管理システムと通信を行う通信手段8と、前
記通信手段8を用いて、仕事の依頼、回答を作成する交
渉手段7と、前記交渉手段7が回答を作成するために、
依頼された仕事を評価するシミュレーション手段9とを
備えている。
能を大きく分類すると、作業者個人の仕事の実行計画
を管理することと、他作業者へ仕事の依頼を行うこと
である。まず、作業者個人の仕事の実行計画を管理す
ることに関して説明する。
個人の仕事データを入力する。本例では、作業者は次の
1から12の項目からなる仕事データを入力する。
字列で入力する。
を“年/月/日”のフォーマットで入力する。
“自由”、“固定”のいずれかを選択して入力する。
れている場合には開始予定日前後数日に実行を開始する
ことを意味し、開始予定日が入力されていない場合には
締切より以前であればいつ実行を開始してもかまわない
ことを意味する。予定日に前後してもよい日数を締切自
由期間としてあらかじめユーザは登録しておく。“固
定”とは、開始予定日に仕事を開始する必要があること
を意味する。
/日”のフォーマットで入力する。
由”、“固定”のいずれかを選択して入力する。
いる場合には締切日の前後の締切自由期間内に完了する
ことを意味し、締切日が入力されていない場合にはいつ
完了してもかまわないことを意味する。“固定”とは、
締切日に仕事を完了する必要があることを意味する。
い仕事を5に、低い仕事を1に5段階で数字で入力す
る。
中その仕事のみを行ったと仮定して、完了するまでに何
日必要であるかを基準に日数で入力する。
に終了している必要のある他の仕事を、仕事名をカンマ
でつないで入力する。これは仕事の実行順序の制約を意
味する。
る。新規の仕事の場合は0である。
入力する。新規の仕事の場合は仕事工数と同じ数値であ
る。
業者であるユーザが判断したときに(少なくとも本日分
の仕事が終わったとき)、ユーザはどちらかの項目を入
力する。この際、仕事項目入出力手段1は以下の式でユ
ーザが入力しなかった項目を自動的に計算し、それぞれ
の項目に入力する。
る式 進捗率=(仕事工数−残り工数)÷仕事工数×100 進捗率が入力された場合の残り工数を求める式 残り工数=仕事工数×(1−進捗率÷100) 11.実行予定日リスト:開始予定日から締切日までの
期間で、この仕事を実行する予定の日を“年/月/日”
のフォーマットで入力する。入力日より前の予定日を入
力することはできず、また、時間の経過と共に過去の年
月日になってしまった実行予定日は自動的に削除され
る。
者の名前を文字列で入力する。デフォルト値はユーザ自
身の名前であり、他人に依頼し受理された場合に限り、
被依頼者の名前が入る。
す。図2の画面例では、終了していない仕事(すなわ
ち、進捗率が100%未満の仕事)が表形式で表示さ
れ、各行が1つの仕事を表しており、各列は前述した仕
事データの各項目である。例えば、第2行目の仕事デー
タは、「概要仕様書作成という仕事名の、仕事工数がま
る2日かかる分量である、まだ開始していない仕事を、
ユーザ要求分析という仕事の終了後に、11月13、1
4、15日に、通常の優先度(3)で、担当者喜田が実
行し、11月16日くらいを締切日として完了する予定
である。」ことを意味する。
して、キーボードにより値を入力する。新規の入力は最
終行以降の空行にカーソルを移動して入力する。開始予
定制約、締切日制約、先実行仕事リストをまとめて仕事
日程制約と呼ぶ。
から作業者が入力した仕事データを受け取り、その仕事
項目に以下の13から16の項目を付与して仕事記憶手
段3に記憶する。
するID。
する予定の日をはじめて入力したとき(以下この予定を
当初の予定と呼ぶ)と比較し、今日現在において、進捗
の進んでいる日数、あるいは遅れている日数を、進んで
いる場合にはマイナスの日数で、遅れている場合にはプ
ラスの日数で表現する。例えば、進捗評価が+2日のと
きには、現段階において、すでに当初の予定より2日遅
れており、従って、当初の予定より2日多く実行する必
要があることを意味する。逆に進捗評価が−2日のとき
には、予定より2日早く進んでいることを意味し、当初
の予定より2日少なく実行すれば十分であることを意味
する。進捗評価値は仕事管理手段2が算出する。作業者
は仕事の進捗が遅れているとき、実行予定日リストに実
行予定日を追加する。逆に進んでいるときには実行予定
日リストから実行予定日を削除する。そこで進捗の評価
を以下のように算出する。
数−実行予定日リストから削除した日数 例えば、図2の第4行目の仕事、デモデータ作成では当
初、締切日の11/7までの2日間(11/6、11/
7)実行予定であったが、進捗がおもわしくなく11/
8を実行予定日リストに加えた場合、デモデータ作成の
進捗評価は1−0=1となる。
予定日リストに追加・削除したのをきっかけに進捗評価
の算出を行う。
したその仕事が完了する日を仕事管理手段2が算出す
る。仕事管理手段2が算出する仕事予測完了日の推定方
法を以下に示す。先実行仕事リストが空のとき、 進捗率=0%のとき 仕事完了予測日=締切日 進捗率≠0%のとき 仕事完了予測日=進捗評価÷(進捗率÷100)+締切
日 仕事管理手段2は、仕事完了予測日を算出したときに、
もし仕事予測完了日>締切日であれば、実行予定日リス
トに締切日から仕事完了予測日までの日を加える。先実
行仕事リストを空でないとき、先実行仕事リストにある
仕事データの中で仕事完了予測日が最も遅い仕事を終了
待ち仕事と呼ぶ。まず終了待ち仕事からの影響を以下の
式で計算する。 終了待ち仕事の影響=Max(終了待ち仕事の進捗評価
+終了待ち仕事の締切日−開始予定日,0) ここで、Max(A,B)とはA,Bのうち大きい方の
値を意味する。これを基に、仕事完了予測日を以下の式
で計算する。 進捗率=0%のとき 仕事完了予測日=締切日+終了待ち仕事の影響 進捗率≠0%のとき 仕事完了予測日=進捗評価÷(進捗率÷100)+締切
日+終了待ち仕事の影響 例えば、図2の第4行目の仕事、デモデータ作成では、
仕事完了予測日は 仕事完了予測日=1÷(50÷100)+11/7+0
=11/9となる。
に、仕事が進む工数の平均を仕事管理手段2が算出す
る。仕事管理手段2が行う一日平均進捗の算出方法を以
下に示す。 進捗率=0%のとき 一日平均進捗=仕事工数÷実行予定日リストの要素数 進捗率≠0%のとき 一日平均進捗=仕事工数÷(実行予定日リストの要素数
+仕事完了予測日−実行予定日リストの最終日) 例えば、図2の第4行目の仕事、デモデータ作成では、
一日平均進捗は 一日平均進捗=1÷(3+11/9−11/8)=0.
25となる。
憶の形態を示す。これは図2に上述した項目13から1
6を加えたものである。また、仕事記憶手段3で記憶し
ている仕事データ全体を指して、この作業者のスケジュ
ールデータと呼ぶ。
以下の操作を行う。
値...]:新規の仕事を登録する。
=値...]:仕事IDで変更したい仕事を指定し、変
更する項目とその値を引数で与える。
仕事を検索し、マッチした仕事の仕事項目すべてを得
る。
記憶している個人スケジュールデータから、日ごとの仕
事負荷を算出する。ここで、仕事負荷とは、作業者が予
定通りに仕事をこなすために、その日に働く必要のある
時間を算出したものであり、直感的には、作業者の仕事
の忙しさを意味する。例えばある作業者のある日の仕事
負荷が9時間と算出されたとき、「9時間程度働けば、
今日実行する予定の仕事をすべて完了できる。」ことを
意味する。仕事負荷算出手段4が行う仕事負荷の算出方
法を説明する。ただし、以下の例では、図3、図4の例
における11月8日の仕事負荷を算出している。
8日が含まれている仕事を検索」を意味する検索[実行
予定日リスト,含む,11/8]操作の実行を仕事管理
手段2に依頼し、この結果(本日実行予定仕事集合)を
記憶する。図4の11月8日の例では、本日実行予定仕
事集合は{ユーザ要求分析}である。
る予定ではあるが現状の進捗状況では11月8日にも実
行していると予測される仕事を意味する検索[仕事完了
予測日,以降,11/8]操作の実行を仕事管理手段2
に依頼し、この結果を本日実行予定仕事集合に加える。
図4の11月8日の例では、本日実行予定仕事集合は
{ユーザ要求分析、デモデータ作成}である。
事」を意味する検索[担当者,=,(ユーザ名)]操作
の実行を仕事管理手段2に依頼し、この結果(本人実行
予定仕事集合)を記憶する。図4の11月8日の例で
は、本人実行予定集合は{ユーザ要求分析、概要仕様書
作成、特許作成、デモデータ作成}である。
実行予定仕事集合の積をとる。図4の11月8日の例で
は、この積集合(実行予定集合)は{ユーザ要求分析、
デモデータ作成}である。
日の労働時間(標準労働時間)を入力しておき、仕事負
荷算出手段4は標準労働時間を記憶しておく。仕事負荷
は、実行予定集合に含まれる仕事の一日平均進捗の和×
標準労働時間で算出する。図4の11月8日の例では、
11月8日の仕事負荷=(0.67+0.25)×8=
7.36である。
と同時に、残業時間を以下の式で計算する。
約が守られていない日を検出する。具体的には、以下の
条件にマッチする実行予定日(実行予定日リストの要
素)を制約違反として検出する(制約違反実行予定
日)。 (1)締切日制約が“固定”でかつ、締切日よりも後日
の実行予定日。 (2)開始予定日制約が“固定”でかつ、開始予定日よ
り先の実行予定日。 (3)先実行仕事リストが空でなはなくかつ、先実行仕
事リストに含まれる仕事で、仕事完了予測日が最も遅い
仕事の仕事完了日よりも、早い実行予定日。 (4)今日より過去である、実行予定日。
をユーザに表示する。 (1)仕事記憶手段3に記憶されている各仕事の実行予
定日を日単位に時間軸上にグラフ表示 (2)仕事記憶手段3に記憶されている仕事の仕事日程
制約の表示 (3)各日の仕事負荷を仕事負荷計算手段6で計算し、
その結果の表示 図4にタイムチャート入出力手段5の表示例を示す。図
4に示したように、横軸に年月日をとり、縦軸に仕事名
をとり、各仕事毎に実行予定日(実行予定日リストに含
まれている日)をグラフ表示する。横軸の年月日の表示
は年月日の下にその日の仕事負荷を表示している。実行
開始日あるいは締切日が“固定”であるとき、図4の5
01に示したように、固定を意味する太線を表示する。
さらに、先実行仕事リストが空でない仕事は、図4の5
02に示したように、先仕事の締切日から仕事の開始予
定日に矢印を表示する。
実行予定日の変更ができる。変更方法は、変更したい仕
事の行の、実行予定日をマウスでクリックすると、実行
予定がセットされ、もう一度クリックするとキャンセル
される。ユーザにより実行予定日の変更が入力されたと
き、タイムチャート入出力手段5は、実行予定日リスト
の変更を仕事管理手段2に依頼する。
登録、更新操作を行う毎に、仕事負荷算出手段4に仕事
負荷の再計算を依頼し、タイムチャート入出力手段5に
再表示を依頼し、制約違反検出手段6に制約違反のチェ
ックを依頼する。
の依頼を受け取り、制約違反実行予定日を検出し、その
制約違反検出結果を(仕事ID、制約違反実行予定日)
のフォーマットで仕事項目入出力手段1とタイムチャー
ト入出力手段5に転送する。
を受け取ると、仕事IDで示された仕事に関して、実行
予定日リストの要素で制約違反実行予定日である要素を
色を変えて表示することで、作業者に警告を行う(図2
101)。タイムチャート入出力手段5は制約違反検
出結果を受け取ると、仕事IDで示された仕事に関し
て、制約違反実行予定日のグラフの色を変えて表示する
ことで、作業者に警告を行う(図4 503)。
段で仕事データを入力すると同時に、仕事管理手段2
は、仕事記憶手段3の個人スケジュールデータを更新
し、仕事負荷計算手段4は各日の仕事負荷を計算し、制
約違反検出手段6は制約違反実行予定日を検出し、仕事
入出力手段1とタイムチャート入出力手段5は制約違反
実行予定日をユーザに提示する。従って、ユーザはシス
テムが提示する日程制約違反と仕事負荷を参考に、仕事
の項目を入力することができる。
関して説明する。
と、他の作業者から依頼された仕事の回答を作成する。
図5は他のユーザへ仕事を依頼する過程を示すフローチ
ャートであり、まず図5を参照して仕事の依頼方法に関
して説明する。
入力する。本例では、依頼する仕事データの項目は「仕
事名」、「開始予定日」、「開始予定制約」、「締切
日」、「締切日制約」、「優先度」、「仕事工数」であ
る。これら各項目は仕事入出力手段1において入力した
仕事データの項目と同じ意味である。図6に仕事依頼画
面の例を示す。図6に示したように項目名のすぐ横にそ
の項目の値を、例えばキーボード等の入力手段により入
力する。ただし、「開始予定日」と「開始予定日制約」
は指定する必要がなければ入力しなくて良い。さらに、
ユーザは「担当候補者リスト」を入力する(図6 70
1)。ここで、「担当候補者リスト」とは、仕事の被依
頼者の候補者を意味し、各行に一人候補者の名前を入力
する。複数人の候補者がいる場合には複数行に渡って入
力する。
た仕事データを、「担当候補者リスト」で指定した作業
者(被依頼者)が、もし引き受けたならば、いつ完了す
るのかを見積るために、ユーザ(依頼者)は図6の仕事
見積りボタン702を押す。仕事見積りボタン702が
押されると、交渉手段7は担当候補者毎に、以下のフォ
ーマットで仕事の見積り依頼命令を記述し、通信手段8
に転送する。
い仕事] ただし、依頼者と被依頼者は作業者名であり、依頼した
い仕事は「仕事項目=値」をカンマでつなげて記述す
る。
回答を持つ。この回答は通信手段8から、以下のフォー
マットで転送される。
完了予測日] ただし、依頼者、被依頼者は作業者名であり、通常完了
予測日は被依頼者ですでにスケジュールデータとして登
録されている仕事の実行予定を変更しない場合の完了予
測日を意味し、年/月/日のフォーマットで記述され
る。
田”、95/11/17]という回答であった場合、こ
れは「被依頼者“喜田”は、依頼者“宮下”が依頼した
仕事を、95/11/17くらいに完了できる。」こと
を意味する。
れるすべての被依頼者から回答が帰ってきたとき、その
結果を以下のフォーマットで、図6の担当候補者リスト
の欄701に表示する。
の表示を参考に、被依頼者を決定し、被依頼者以外の候
補者を「担当候補者リスト」から削除する。また、必要
であれば、締切日などの仕事データの項目を変更して、
依頼ボタン703を押す。交渉手段7は依頼ボタンが押
されると、以下のフォーマットで仕事の依頼命令を記述
し、通信手段8に転送する。
仕事、通常完了予測日] ただし、依頼者、被依頼者は作業者名であり、依頼した
い仕事は「仕事項目=値」をカンマでつなげて記述す
る。
答を持つ。この回答は通信手段8から、以下のフォーマ
ットで転送される。
変更条件] ただし、依頼者、被依頼者は作業者名であり、回答とは
仕事依頼を受諾する際の回答のことである。本例での回
答の種類は、「受理」、「拒絶」、「条件付き受理」の
中のいずれかである。「受理」とは被依頼者の作業者が
依頼された仕事を受諾し、スケジュール管理システムに
新規の仕事として登録したこと意味する。「拒絶」とは
依頼された仕事を引き受けることができないことを意味
し、「条件付き受理」とは締切日などの仕事項目の変更
を変更条件で指定し、この指定通りに変更できるのであ
れば受理、それ以外は拒絶を意味する。変更条件は「仕
事項目=値」を変更したい仕事項目だけカンマで区切っ
てつなげて記述する。例えば、締切日を95/11/2
1に、締切日制約を“自由”に変更したいとき、締切日
=95/11/21,締切日制約=“自由”となる。条
件付き受理の場合、被依頼者のスケジュール管理システ
ムには依頼した仕事は登録されない。「受理」、「拒
絶」の場合には変更条件は空である。
事項目「担当者」の値を被依頼者のユーザとして、仕事
記憶部3に登録するために、以下の命令を仕事管理手段
2に依頼する。
したい仕事」に「担当者=受理したユーザ名」を加えた
ものである。回答が拒絶である場合には、ステップS7
5に戻り、依頼者は被依頼者あるいは依頼する仕事の項
目値の変更を行い、再依頼する。回答が条件付き受理で
ある場合には、ステップS75に戻り、依頼者は変更条
件を参考に、被依頼者あるいは依頼する仕事の項目値の
変更を行い、再依頼する。
頼者)は、被依頼者ユーザから「受理」の回答を得るま
で、被依頼者ユーザからの変更条件も考慮しながら、被
依頼者ユーザや仕事の項目値を変える。
依頼者ユーザの本スケジュール管理システムの交渉手段
7で作成する方法に関して説明する。まず、見積り依頼
回答に関して説明する。
通常完了予測日を算出するために、通信手段8から転送
されてきた、見積り依頼[依頼者、被依頼者、依頼した
い仕事]をシミュレーション手段9に転送する。
了予測日の算出方法に関して説明する。
(X)を以下のように定義する。
仕事負荷(X),0) ただし、仕事負荷(X)とはX日の仕事負荷を意味し、
仕事負荷算出手段4にたずねることで算出する。
する工数余裕総和(X)を以下のように定義する。
工数余裕(明日)+・・・+工数余裕(X) シミュレーション手段9は工数余裕総和(X)に関し
て、Xの値を今日から将来に向かって順に増やすことで
算出し、「工数余裕総和(X)>依頼された仕事の仕事
工数」を満たした時のXを通常完了予測日とする。
渉手段7は通信手段8から仕事依頼[依頼者、被依頼
者、依頼したい仕事、通常完了予測日]を受けて、依頼
された仕事と通常完了予測日とを被依頼者に表示する。
図7は仕事の依頼を受けたときの画面例である。依頼さ
れた仕事は「仕事項目:値」のフォーマットで表示さ
れ、通常完了予測日は画面上705に表示される。依頼
された仕事を受理したときの状況を知るために、図7の
仮登録ボタン706を押すと、交渉手段7は仕事管理手
段2に依頼された仕事の登録作業を依頼し、その仕事I
Dを記憶する。依頼された仕事は、実行予定日リストが
空であるため、タイムチャート入出力手段5では仕事名
と締切日だけが表示される。被依頼者は依頼された仕事
の実行予定日をタイムチャート入出力手段5を用いて入
力し、この入力による仕事負荷の変化を確認し、他の仕
事の実行予定日リストの変更等を検討することで、依頼
された仕事を受理できるのかの判断を行う。
と、交渉手段7は回答を入力するためのダイアログを表
示する。図8は回答を入力するためのダイアログの例で
ある。図8の回答領域709に“受理”、“拒絶”、
“条件付き受理”の回答を入力する。条件付き受理の場
合、図8の条件入力領域710に変更したい項目のみ入
力する。依頼者が回答を送るボタン711を押すと、交
渉手段7は回答入力ダイアログでの被依頼者の入力デー
タから、仕事依頼回答[依頼者、被依頼者、回答、変更
条件]を作成し、通信手段8に転送し、転送手段8を介
して依頼者のスケジュール管理システムに出力する。
施の形態によるスケジュール管理システムについて説明
する。図示のスケジュール管理システムは、図1のスケ
ジュール管理システムに、各仕事の締切日を他の仕事に
影響が及ばない範囲で遅らせることが可能な日数を算出
する遅らせ余裕算出手段10と、すでにスケジュールデ
ータとして登録されている仕事の実行予定を変更するこ
とで、ある仕事をできる限りはやく完了するように調整
した場合の完了予測日をシミュレートする仕事調整手段
11とを有する。
データの項目に以下の項目を追加する。
が可能な日数を意味し、仕事管理手段2が仕事記憶手段
3に登録、更新操作を行うときに、遅らせ余裕算出手段
10に依頼して、すべての仕事の遅らせ余裕を算出し、
仕事記憶手段3に記憶する。遅らせ余裕算出手段10が
行う遅らせ余裕の算出方法を以下に示す。 締切日制約=固定のとき 遅らせ余裕=0 締切日制約=自由のとき 仮に、この仕事の締切日をX日だけ遅らせたとき、仮に
遅らせる前後で制約違反検出部6が検出する制約違反実
行予定日が変化しない締切自由期間以下の最大のXを算
出する。遅らせ余裕の算出方法を以下に示す。
を記憶する。
管理手段2に仕事の更新を依頼する。
実行予定日の算出を依頼する。
制約違反実行予定日と、ステップ3の結果とを比較し、 1)同じであり、かつX<締切自由期間であれば、Xの
値を1増やして、ステップ3へ戻る。 2)同じであり、かつX=締切自由期間であれば、遅ら
せ余裕=締切自由期間として終了する。 3)異なるとき、遅らせ余裕=X−1として終了する。
プS73(図5)において通信手段8から交渉手段7に
転送される見積り依頼回答命令を以下のように拡張す
る。
完了予測日、調整完了予測日] ただし、調整完了予測日は被依頼者ですでにスケジュー
ルデータとして登録されている仕事の実行予定を変更す
ることで、できる限りはやく完了するように調整した場
合の完了予測日を意味し、年/月/日のフォーマットで
記述する。
田”、95/11/17、95/11/15]という回
答であった場合、これは「被依頼者“喜田”は、依頼者
“宮下”が依頼した仕事を通常は95/11/17くら
いに完了でき、他のスケジュールと調整すれば95/1
1/15に完了できる。」ことを意味する。
て拡張して、ユーザに表示する。
日 前例の場合、喜田:95/11/15〜95/11/1
7と表示する。
で、スケジュール調整も考慮した完了日予測を知ること
ができる。
見積り依頼命令を転送されると、通常完了予測日を算出
するときに同時に、調整手段11に調整通常完了予測日
の算出を依頼する。調整手段11が行う調整通常完了予
測日の算出方法を以下に示す。
の仕事の締切日を遅らせ余裕日だけ遅らせる。
の仕事の実行予定日リストの各要素を遅らせ余裕日だけ
遅らせる。
に反映させるため,仕事管理手段2に変更を依頼する。
常完了予測を依頼しこの結果を調整完了予測とする。
テップ3において遅らせ余裕日だけ遅らせた日程を、逆
に早めることで、変更した仕事をすべてもとに戻す。
は、以下のような効果を奏する。 1.依頼したい仕事がいつごろ完了するかを、あらかじ
め作業者ごとにシミュレートできるため、依頼者はより
自分の都合に適した作業者に依頼することができる。 2.依頼者と被依頼者との間で交渉による仕事の依頼を
行うことで、締切日など、両者が納得した仕事を依頼・
受理することができる。 3.被依頼者からの回答に、受理するための条件が記述
されているため、依頼者が依頼する仕事を調整しやす
い。 4.仕事の忙しさが作業者に表示されるため、作業者は
忙しい時期と暇な時期のバランスを調整することができ
る。
実施の形態を示す機能ブロック図。
出力手段の画面例。
憶手段の記憶テーブル例。
チャート入出力手段の画面例。
段が行う仕事依頼過程のフローチャートである。
段が行う仕事依頼の画面例。
段が行う仕事依頼を受けたときの画面例。
段が行う回答作成の画面例。
実施の形態を示す機能ブロック図。
領域 702 交渉手段の仕事依頼画面例の仕事見積りボタン 703 交渉手段の仕事依頼画面例の依頼ボタン 704 交渉手段の仕事依頼を受けた画面例 705 交渉手段の仕事依頼を受けた画面例の通常完了
予測日領域 706 交渉手段の仕事依頼を受けた画面例の仮登録ボ
タン 707 交渉手段の仕事依頼を受けた画面例の回答ボタ
ン 708 交渉手段の仕事依頼に対する回答画面作成例 709 交渉手段の仕事依頼に対する回答画面作成例の
回答領域 710 交渉手段の仕事依頼に対する回答画面作成例の
条件領域 711 交渉手段の仕事依頼に対する回答画面作成例の
回答を送るボタン
Claims (11)
- 【請求項1】 ネットワークでつながれたコンピュータ
上で、各作業者個人が行う仕事の情報から前記作業者の
スケジュールを管理し、前記各作業者が行う仕事の依頼
および受諾を前記各作業者が所有するコンピュータ間に
おいて行うスケジュール管理システムにおいて、 仕事の依頼者が所有する第一のスケジュール管理システ
ムが、仕事の依頼を受ける被依頼者が所有する第二のス
ケジュール管理システムに対して、依頼した仕事の完了
予測日をすでに登録されて管理している被依頼者のスケ
ジュールの状況から算出させ、当該算出させた前記完了
予測日を参照して任意の第二のスケジュール管理システ
ムに対して仕事の依頼を行い、前記第二のスケジュール
管理システムが、前記被依頼者のスケジュール状況から
前記依頼を受けた仕事が実行可能かを検証し、前記第一
のスケジュール管理システムに、前記依頼を受けた仕事
の受諾に関する回答を行うことを特徴とするスケジュー
ル管理システム。 - 【請求項2】 前記第二のスケジュール管理システム
が、予定通りに仕事をこなすために、その日に働く必要
のある時間を表す仕事負荷に関して、前記依頼を受けた
仕事を受諾した場合、前記仕事負荷がどのように変化す
るかの状況を参照して、前記依頼を受けた仕事が実行可
能かどうかを検証し、前記第一のスケジュール管理シス
テムに受諾の回答を行うことを特徴とする請求項1に記
載のスケジュール管理システム。 - 【請求項3】前記被依頼者が依頼を受けた仕事を受諾す
るための仕事の条件を、前記第一のスケジュール管理シ
ステムへの回答に含めることを特徴とする請求項1また
は2に記載のスケジュール管理システム。 - 【請求項4】被依頼者が依頼を受けた仕事を受諾したと
き、前記依頼を受けた仕事の完了日の予測を、前記第一
のスケジュール管理システムへの回答に含めることを特
徴とする請求項1、2または3に記載のスケジュール管
理システム。 - 【請求項5】前記第二のスケジュール管理システムが、
すでに登録されているスケジュールを変更することによ
り、前記依頼を受けた仕事がスケジュール的に実行可能
なものかどうかを調整する手段を付加したことを特徴と
する請求項1、2、3または4に記載のスケジュール管
理システム。 - 【請求項6】請求項5記載のスケジュール管理システム
において、前記各作業者個人が行う仕事の情報として、
前記仕事の締切日と前記締切日の移動可能性を設定し、
前記第二のスケジュール管理システムが、前記締切日が
移動可能な仕事の、前記締切日を変更することにより、
前記依頼を受けた仕事を実行可能なものに調整する手段
を付加したことを特徴とするスケジュール管理システ
ム。 - 【請求項7】請求項6記載のスケジュール管理システム
において、依頼者が仕事を依頼する前に、前記依頼する
仕事の実行の可能性を各被依頼者候補が所有するスケジ
ュール管理システムに問い合わせ、前記問い合わせに対
して、前記各被依頼者が所有する前記第二のスケジュー
ル管理システムが前記依頼された仕事の実行可能性を検
証し、前記第一のスケジュール管理システムに回答する
ことで、前記依頼者は実行可能性の高い被依頼者に、仕
事の依頼を行うことを特徴とするスケジュール管理シス
テム。 - 【請求項8】 ネットワークでつながれたコンピュータ
上で、各作業者個人が行う仕事の情報から前記作業者の
スケジュールを管理し、前記各作業者が行う仕事の依頼
および受諾を前記各作業者が所有するコンピュータ間に
おいて行うスケジュール管理システムにおいて、 前記各作業者個人が行う仕事に関するスケジュール、前
記仕事間の実行順序関係などの制約や締切日などの実行
計画や前記仕事の進捗状況や前記仕事を行う作業者名な
どの仕事に関する情報である仕事データを入力し、前記
入力を作業者に表示する仕事項目入出力手段と、 前記作業者の出力データの集合であるスケジュールデー
タを記憶しておく仕事記憶手段と、 前記仕事記憶手段に前記仕事データの登録、更新、削
除、検索を行う仕事管理手段と、 前記仕事記憶手段に記憶されている複数の仕事データか
ら、前記各作業者個人が予定通りに仕事をこなすために
その日に働く必要のある時間を表す仕事負荷を算出する
仕事負荷算出手段と、 前記仕事項目入出力手段で入力された仕事間の実行順な
どの制約が守られていない実行計画を検出する制約違反
検出手段と、 前記仕事の実行計画を時間軸で表示し、さらに前記仕事
負荷算出手段が算出した仕事負荷と、前記制約違反検出
手段が検出した制約違反を表示するタイムチャート入出
力手段と、 他の作業者のスケジュールを管理しているスケジュール
管理システムと前記ネットワークを介して通信を行う通
信手段と、 前記仕事記憶手段で管理されているスケジュールデータ
を参照して依頼された仕事を受諾した場合の完了予測日
について算出するシミュレーション手段と、前記通信手段を用いて前記シミュレーション手段により
算出された前記完了予測日を送信し、または仕事の依頼
若しくは依頼された仕事の受諾に関する回答を作成する
交渉手段と を備えることを特徴とするスケジュール管理
システム。 - 【請求項9】 他の作業者のスケジュール管理システム
から仕事の依頼を前記通信手段を介して受けた場合に、前記仕事負荷算出手段が実際に依頼された仕事を受諾し
た場合の前記仕事負荷の変化を算出し 、 前記交渉手段は、前記仕事負荷の変化を参照し前記仕事
の依頼に対する回答を作成し、前記通信手段を介して、
仕事の依頼をしたスケジュール管理システムに回答を出
力することを特徴とする請求項8に記載のスケジュール
管理システム。 - 【請求項10】前記仕事記憶手段に登録されているスケ
ジュールデータを変更することにより前記仕事の依頼が
スケジュール的に実行可能かどうかを調整する仕事調整
手段と、 前記シミュレーション手段が、前記仕事調整手段の調整
結果を考慮して前記仕事の依頼に対する回答を作成する
ことを特徴とする請求項9に記載のスケジュール管理シ
ステム。 - 【請求項11】前記仕事データ中の実行計画から、前記
仕事記憶手段に登録されている他の仕事データに影響が
及ばない範囲で遅延することが可能な時間データである
遅らせ余裕を算出する遅らせ余裕算出手段と、 前記仕事管理手段が、前記仕事項目入出力手段から得ら
れる仕事データを前記仕事記憶手段にスケジュールデー
タとして登録する際に、前記余裕算出手段を介して前記
登録する仕事データに前記遅らせ余裕を付加し、 前記シミュレーション手段が、前記スケジュールデータ
の遅らせ余裕も考慮して前記仕事の依頼に対する回答を
作成することを特徴とする請求項9または10に記載の
スケジュール管理システム。
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