JP2003016240A - ネットワーク型プロジェクト運営システム及びプログラム - Google Patents

ネットワーク型プロジェクト運営システム及びプログラム

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JP2003016240A
JP2003016240A JP2001200223A JP2001200223A JP2003016240A JP 2003016240 A JP2003016240 A JP 2003016240A JP 2001200223 A JP2001200223 A JP 2001200223A JP 2001200223 A JP2001200223 A JP 2001200223A JP 2003016240 A JP2003016240 A JP 2003016240A
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Megumi Kobayashi
恵 小林
Tatsuya Yamada
竜也 山田
Mikio Fujii
三喜夫 藤居
Daisuke Chikura
大輔 千藏
Masahisa Shinozaki
政久 篠崎
Yoichi Inoue
洋一 井上
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク型プロジェクトの効率の良い運
営形態を実現する。 【解決手段】 異なるスキルグループに属する各メンバ
が複数のプロジェクトに割当てられるネットワーク型プ
ロジェクトを運営するためのネットワーク型プロジェク
ト運営システムであって、各メンバ毎に各プロジェクト
に対して予め複数の達成度基準が格納されるメンバ目標
情報格納部20と、プロジェクトの完了により得られる
各メンバ毎のメンバ成果物が格納される成果物格納部2
8と、成果物格納部内のメンバ成果物とメンバ目標情報
格納部20内の対応する複数の達成度基準とを比較し、
当該メンバ成果物がいずれの達成度基準を満たしている
かを判定し、この判定結果に基づいてメンバ達成度を評
価するメンバ評価集計部33とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一人のメンバーが
複数のプロジェクトに属するネットワーク型プロジェク
トの効率の良い運営形態を実現し得るネットワーク型プ
ロジェクト運営システム及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、企業等の組織においては、図6
5に示すように、例えば上位管理者MUが複数の管理者
MA,MBをそれぞれ管理する形態を有している。ま
た、この場合、一方の管理者MAは、複数のメンバa1
〜a5からなる第1グループGr1を管理しており、他
方の管理者MBは、複数のメンバb1〜b5からなる第
2グループGr2を管理しているといった形態を有する
ことも多い。
【0003】係る組織では、何らかのプロジェクトを実
行する際に、例えば第1グループGr1の管理者MA
が、各メンバa1〜a5のスキルレベルを考慮し、メン
バa3〜a5をプロジェクトに割当てると共に、そのう
ちの例えばメンバa5をプロジェクトリーダa5に任命
することでプロジェクトPJaを編成する。なお、残り
のメンバa1,a2に関しては、例えば別のプロジェク
トに編成するか、又は研修により育成する。
【0004】この場合、管理者MAは、第1グループG
r1内の各メンバa1〜a5のスキルレベルを主観によ
る定性的評価として記憶しているか、あるいはテスト等
の点数を表形式で保持している。
【0005】また、プロジェクトPJaの実行後、管理
者MAは、プロジェクトPJaの成果を評価する。
【0006】このように、第1グループGr1のメンバ
a1〜a5は、第1グループGr1内のプロジェクトの
みに所属し、メンバa1〜a5の活用、育成、評価は、
第1グループGr1の管理者MAが一括して行ってい
る。なお、このような図65に示す形態を従来型プロジ
ェクトと呼んでいる。
【0007】一方、近年、貴重な人材を育成し且つ共有
化する観点から、図66に示すように、1つのスキルグ
ループに属するメンバが複数のプロジェクトにも属する
ネットワーク型プロジェクトが考えられている。係るネ
ットワーク型プロジェクトでは、育成のための複数種類
のスキルグループGr3,Gr4にそれぞれメンバa1
〜a6,b1〜b6が属している。ここで、スキルグル
ープGr3,Gr4は、例えばデータベースやネットワ
ークといった一定技術を専門とするメンバの集合であ
る。
【0008】スキルグループGr3,Gr4はそれぞれ
専門分野で秀でたスキルグループリーダSL1,SL2
に管理され、各スキルグループリーダSL1,SL2は
スキルグループ統括管理者MSに管理されている。
【0009】一方、各スキルグループGr3,Gr4の
メンバを混成させた複数のプロジェクトPJa,PJb
が編成される。各プロジェクトPJa,PJbのプロジ
ェクトリーダPL1,PL2は、プロジェクト統括管理
者MPに管理されている。そして、プロジェクト統括管
理者MPとスキルグループ統括管理者MSとは、上位管
理者MUに管理されている。
【0010】このようなネットワーク型プロジェクトで
は、メンバの複数プロジェクトへの最適な割当て、メン
バの技術育成、メンバの評価を行う場合、少なくともプ
ロジェクト統括管理者MPとスキルグループ統括管理者
MSとが連携して行う必要がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ようなネットワーク型プロジェクトは、未だ歴史が浅い
ため、効率の良い運営形態が模索されているという現状
にある。
【0012】本発明は上記実情を考慮してなされたもの
で、ネットワーク型プロジェクトの効率の良い運営形態
を実現し得るネットワーク型プロジェクト運営システム
及びプログラムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、異なるス
キルグループに属する各メンバが複数のプロジェクトに
割当てられるネットワーク型プロジェクトを運営するた
めのネットワーク型プロジェクト運営システムであっ
て、前記各メンバ毎に各プロジェクトに対して予め複数
の達成度基準が格納される達成度基準格納手段と、プロ
ジェクトの完了により得られる各メンバ毎のメンバ成果
物が格納される成果物格納手段と、前記成果物格納手段
内のメンバ成果物と前記達成度基準格納部内の対応する
複数の達成度基準とを比較し、当該メンバ成果物がいず
れの達成度基準を満たしているかを判定し、この判定結
果に基づいてメンバ達成度を評価する達成度評価手段
と、を備えたネットワーク型プロジェクト運営システム
である。
【0014】このように、複数のプロジェクトに割り当
てられた各メンバを定量的に評価できるので、評価の分
野においては、ネットワーク型プロジェクトの効率の良
い運営形態を実現することができる。
【0015】第2の発明は、第1の発明において、前記
各メンバ毎に各プロジェクトに対して予め作業量が格納
される作業量格納手段と、前記達成度評価手段により各
プロジェクト毎に評価された各メンバ達成度、困難度に
関し、前記作業量格納手段内の各プロジェクト毎の作業
量を重み係数とした関数式に基づいて、プロジェクト全
体に対するメンバ評価点を算出する評価点算出手段と、
を備えたネットワーク型プロジェクト運営システムであ
る。これにより、第1の発明の作用に加え、プロジェク
ト全体に対して各メンバの働きを定量的に評価すること
ができる。
【0016】第3の発明は、第1の発明において、前記
各メンバ毎に各プロジェクトに対して予めスキル育成目
標の複数の達成度基準が格納される達成度基準格納手段
と、プロジェクトの完了により得られる各メンバ毎のス
キル育成の成果物が格納される成果物格納手段と、前記
成果物格納手段内のスキル育成の成果物と前記達成度基
準格納部内の対応する複数の達成度基準とを比較し、当
該スキル育成目標の成果物がいずれの達成度基準を満た
しているかを判定し、この判定結果に基づいて各スキル
毎のスキル育成目標の達成度を評価する達成度評価手段
と、を備えたネットワーク型プロジェクト運営システム
である。
【0017】これにより、第1の発明の作用に加え、各
メンバの各スキル毎のスキル育成目標の達成度を定量的
に評価することができる。
【0018】第4の発明は、異なるスキルグループに属
する各メンバが複数のプロジェクトに割当てられるネッ
トワーク型プロジェクトに関し、前記割当て内容を決め
るためのスキル情報を各メンバ毎に格納するスキル情報
格納装置に用いられるスキル情報格納プログラムであっ
て、前記スキル情報格納装置のコンピュータを、前記各
メンバ毎にスキル質問を提示するスキル質問提示手段、
前記スキル質問提示手段により提示されたスキル質問に
対応して回答を受けたとき、この回答からスキルレベル
を判定するスキル判定手段と、前記スキル判定手段によ
り判定されたスキルレベルを当該メンバ情報と共に、格
納するスキル判定格納手段、として機能させるためのス
キル情報格納プログラムである。
【0019】これにより、各メンバを各プロジェクトに
割り当てる際に用いるスキル情報を効率的且つ定量的に
収集できるので、ネットワーク型プロジェクトの効率の
良い運営形態を実現することができる。
【0020】第5の発明は、第4の発明において、前記
スキル情報格納装置のコンピュータを、入力された提示
要求に基づいて、同一のスキルレベル毎に該当するメン
バ人数を提示するスキル分布提示手段、として機能させ
るためのスキル情報格納プログラムである。
【0021】これにより、第4の発明の作用に加え、
「組織全体のスキルレベルを知りたい」という要求に対
して迅速に対応することができる。
【0022】また、第6の発明は、第4の発明におい
て、前記スキル情報格納装置のコンピュータを、スキル
とレベルの指定に基づいて、該当するメンバ情報を提示
するスキルレベル検索手段、として機能させるためのス
キル情報格納プログラムである。
【0023】これにより、第4の発明の作用に加え、
「プロジェクト編成の際の人選を速やかに行ないたい」
という要求に対して迅速に対応することができる。
【0024】第7の発明は、異なるスキルグループに属
する各メンバが複数のプロジェクトに割当てられるネッ
トワーク型プロジェクトを運営するためのネットワーク
型プロジェクト運営システムであって、前記各メンバ毎
に、スキルとレベルとからなる複数種類の条件データが
格納された条件データ格納手段と、前記各プロジェクト
毎に、該当するスキルと必須レベルとが格納されたプロ
ジェクト情報格納手段と、前記プロジェクト情報格納手
段の格納内容に関し、前記条件データ格納手段の各条件
データ毎に当該メンバが適任であるか否かを判定し、各
条件データ毎の優先度を得る優先度決定手段と、前記優
先度決定手段により得られた優先度に基づいて、割当て
候補のメンバを決定する割当て候補決定手段と、を備え
たネットワーク型プロジェクト運営システムである。
【0025】このように、各メンバ毎に複数の条件デー
タ毎の優先度を得るようにして割り当て候補を決定する
ので、そのメンバにとって、OJTで成長が期待でき、
且つ、プロジェクトでの貢献度が一番高いと思われるプ
ロジェクトの優先度を決定でき、ネットワーク型プロジ
ェクトの効率の良い運営形態を実現することができる。
【0026】第8の発明は、第7の発明において、前記
割当て候補決定手段により割当て候補に決定された各メ
ンバ毎に、割当て候補とされた全てのプロジェクトの作
業量を集計し、集計結果が所定値を超えた場合には、警
告を出力するメンバ別集計手段、を備えたネットワーク
型プロジェクト運営システムである。
【0027】これにより、第7の発明の作用に加え、各
メンバに対し、合計の作業量を適切な範囲に維持しなが
ら、各プロジェクトを割り当てることができる。
【0028】なお、以上のような各発明は、「システ
ム」や「プログラム」の形態に限らず、「装置」又は
「方法」といった任意な形態で表現してもよい。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態につい
て図面を参照して説明する。 (第1の実施形態)図1は本発明の第1の実施形態に係
るネットワーク型プロジェクト運営システムの構成を示
す模式図である。このネットワーク型プロジェクト運営
システムは、スキル情報格納装置1、プロジェクト編成
支援装置2及び目標管理装置3が互いに接続されてい
る。なお、各装置1〜3は、それぞれ個別に、ハードウ
ェア及び/又はソフトウェアにより実現できる。なお、
ソフトウェアにより実現される場合は、予め記憶媒体か
ら各装置1〜3の機能を実現させるためのプログラムが
各装置1〜3のコンピュータにインストールされる。こ
のようなハードウェア及び/又はソフトウェアにより実
現可能な装置構成は、以下の各実施形態でも同様であ
る。
【0030】ここで、スキル情報格納装置1は、プロジ
ェクト編成支援装置2及び目標管理装置3から読出可能
であり、スキルグループの各メンバ毎に、スキル(グル
ープ)名、メンバ名、スキルの実レベル及びスキル育成
計画(目標レベル)の組が格納されたものであり、且つ
各メンバから実データを収集する機能を有している。
【0031】ここで、実レベルは、各メンバから定量的
に収集した数値データ又は数値に換算可能なデータであ
る。収集方法は任意であるが、例えばアンケートや試験
の実施などがある。また、スキル情報格納装置1は、所
望により、実レベルの分布などを提示するための各種の
統計処理機能を有してもよい。
【0032】プロジェクト編成支援装置2は、プロジェ
クト編成を支援するためのものであり、スキル情報格納
装置1の格納内容に基づいて、各メンバに対し、実レベ
ルを向上させ、且つ過負荷にならないように、プロジェ
クトを編成するための編成機能をもっている。
【0033】ここで、編成機能としては、例えばプロジ
ェクトのスキルとメンバのスキルとの整合性を確認する
ためのスキル整合機能と、プロジェクトのレベルと各メ
ンバの実レベル及び目標レベルとを比較し、プロジェク
トのレベルが実レベルと目標レベルとの間にあることを
確認するためのレベル比較機能と、各メンバの属するプ
ロジェクトの作業量を合計し、この合計が過負荷になら
ない量であることを確認する合計量確認機能とが使用可
能となっている。
【0034】目標管理装置3は、プロジェクト編成支援
装置2により編成されたプロジェクトに関するプロジェ
クト目標と、スキル情報格納装置1に格納された実スキ
ルの向上を図るためのメンバ目標と、プロジェクト完了
時に各目標に対して格納される成果物情報とを管理する
管理機能と、各目標と成果物情報とを比較して評価を行
なうための評価機能とを有している。
【0035】次に、以上のように構成されたネットワー
ク型プロジェクト運営システムの動作を説明する。スキ
ル情報格納装置1は、アンケートや試験等の実施によ
り、スキルに関して各メンバから実レベルを収集し、ス
キル名、メンバ名、実レベル及びスキル育成計画の組を
格納する。なお、育成計画は、メンバが入力した目標レ
ベルか、実レベルより高いレベルとすればよい。
【0036】次に、プロジェクト編成支援装置2は、ス
キル情報格納装置1の格納内容に基づいて、各メンバに
対し、実レベルを向上させ、且つ過負荷にならないよう
に、プロジェクトを編成する。
【0037】具体的には、プロジェクト編成支援装置2
は、例えばプロジェクトのスキルとメンバのスキルとの
整合性を確認し、プロジェクトのレベルが実レベルと目
標レベルとの間にあることを確認し、さらに、各メンバ
の属するプロジェクトの合計の作業量が所定値以下であ
るように、プロジェクト編成を仮に実行し、操作者の確
認を受けて編成内容を確定する。
【0038】次に、目標管理装置3は、プロジェクトリ
ーダにより入力されたプロジェクトに関するプロジェク
ト目標と、各メンバa,bにより入力されたメンバ目標
とを管理する。
【0039】また、目標管理装置3は、プロジェクト完
了時に、各目標に対して成果物情報が格納されると、各
目標と成果物情報とを比較して評価を行なう。
【0040】上述したように本実施形態によれば、例え
ばプロジェクトのスキルとメンバのスキルとの整合性を
確認し、プロジェクトのレベルが実レベルと目標レベル
との間にあることを確認し、さらに、各メンバの属する
プロジェクトの合計の作業量が所定値以下であるよう
に、プロジェクト編成を仮に実行し、操作者の確認を受
けて編成内容を確定するので、各メンバに対し、実レベ
ルを向上させ、且つ過負荷にならないように、プロジェ
クトを編成することができる。従って、ネットワーク型
プロジェクトの効率の良い運営形態を実現することがで
きる。
【0041】(第2の実施形態)図2及び図3はそれぞ
れ本発明の第2の実施形態に係るネットワーク型プロジ
ェクト運営システムの構成を部分的に示すブロック図で
ある。このネットワーク型プロジェクト運営システム
は、プロジェクト情報格納部11、プロジェクト設定部
12、メンバ情報格納部13、プロジェクトメンバ設定
部14、スキルグループ情報格納部15、スキルグルー
プ設定部16、アクセス制御部17、プロジェクト目標
情報格納部18、プロジェクト目標設定部19、メンバ
目標情報格納部20、メンバ目標設定部21、メンバ育
成情報格納部22、育成目標設定部23、プロジェクト
目標集計部24、メンバ目標集計部25、スキルグルー
プ目標集計部26、成果物管理情報格納部27、成果物
格納部28、プロジェクト評価設定部29、メンバ評価
設定部30、育成評価設定部31、プロジェクト評価集
計部32、メンバ評価集計部33及び育成評価集計部3
4を備えている。
【0042】ここで、プロジェクト情報格納部11は、
プロジェクト名、プロジェクトリーダ名、プロジェクト
概要、プロジェクト状況(例、メンバ割当済など)、プ
ロジェクト開始日、プロジェクト終了日が読出/書込可
能にプロジェクト設定部12により格納されるものであ
る。
【0043】プロジェクト設定部12は、プロジェクト
統括管理者の操作により、プロジェクト名、プロジェク
トリーダ名、プロジェクト概要、プロジェクト状況、プ
ロジェクト開始日、プロジェクト終了日をプロジェクト
情報格納部11に格納するものである。
【0044】メンバ情報格納部13は、メンバ名、プロ
ジェクト名、メンバ作業量、作業開始日、作業終了日が
読出/書込可能にプロジェクトメンバ設定部14により
格納されるものである。
【0045】プロジェクトメンバ設定部14は、プロジ
ェクトリーダの操作により、メンバ名、プロジェクト
名、メンバ作業量、作業開始日、作業終了日をメンバ情
報格納部13に格納するものである。
【0046】スキルグループ情報格納部15は、メンバ
名、スキルグループ名が読出/書込可能にスキルグルー
プ設定部16により格納されるものである。
【0047】スキルグループ設定部16は、スキルグル
ープリーダの操作により、メンバ名、スキルグループ名
をスキルグループ情報格納部15に格納するものであ
る。
【0048】アクセス制御部17は、各目標設定部1
9,21,23、各目標集計部24〜26、各評価設定
部29〜31及び各評価集計部32〜34による各格納
部18,20,22,27,28へのアクセスを制限す
るものであり、具体的には図4に示すように、操作者の
役割に応じて読出(R)及び/又は書込(W)を制限す
る機能をもっている。なお、同図4中、管理者は、上位
管理者、プロジェクト統括管理者、スキルグループ統括
管理者を意味している。
【0049】プロジェクト目標情報格納部18は、プロ
ジェクト名、プロジェクト全体の目標、リーダ名、記入
日、評価日、目標状況A〜Dのいずれか、実施項目、作
業量合計、困難度(計画),困難度(期末)、達成度基
準(3)、達成度基準(2)、達成度基準(1.5)、
達成度基準(1)、計画時コメント(プロジェクトリー
ダ)、計画時コメント(レビュー者)、期末時コメント
(プロジェクトリーダ)、期末時コメント(レビュー
者)が読出/書込可能に、プロジェクト目標設定部19
により格納されるものである。
【0050】なお、目標状況A〜Dは、例えば次の内容
を記号化したものである。 A:プロジェクト統括管理者の目標レビュー完了 B:プロジェクト目標設定完了 C:プロジェクト目標設定中 D:プロジェクト内容の交渉中 プロジェクト目標設定部19は、プロジェクトリーダ又
はレビュー者の操作により、アクセス制御部17を介し
て、プロジェクト名、プロジェクト全体の目標、リーダ
名、記入日、評価日、目標状況、実施項目、作業量合
計、困難度、達成度基準、計画時コメント、期末時コメ
ントなどを各格納部18,20,22に設定するもので
ある。
【0051】メンバ目標情報格納部20は、メンバ名、
プロジェクト名、担当テーマ名、メンバ目標、記入日、
評価日、目標状況A〜Dのいずれか、実施項目、作業
量、困難度(計画)、困難度(期末)、達成度基準
(3)、達成度基準(2)、達成度基準(1.5)、達
成度基準(1)、計画時コメント(メンバ本人)、計画
時コメント(プロジェクトリーダ)、計画時コメント
(レビュー者)、期末時コメント(メンバ本人)、期末
時コメント(プロジェクトリーダ)、期末時コメント
(レビュー者)が読出/書込可能に各目標設定部19,
21により格納されるものである。
【0052】なお、目標状況A〜Dは、例えば次の内容
を記号化したものである。 A:プロジェクト統括管理者の目標レビュー完了 B:プロジェクト目標設定完了 C:プロジェクト目標設定中 D:プロジェクト内容の交渉中 メンバ目標設定部21は、各メンバ、プロジェクトリー
ダ又はレビュー者の操作により、アクセス制御部17を
介して、メンバ名、プロジェクト名、担当テーマ名、メ
ンバ目標、記入日、評価日、目標状況、実施項目、作業
量、困難度、達成度基準、計画時コメント、期末時コメ
ントなどをメンバ目標情報格納部20に設定するもので
ある。
【0053】メンバ育成情報格納部22は、メンバ名、
プロジェクト名、担当テーマ名、メンバ育成目標、記入
日、評価日、目標状況A〜Dのいずれか、実施項目、作
業量、困難度(計画)、困難度(期末)、達成度基準
(3)、達成度基準(2)、達成度基準(1.5)、達
成度基準(1)、計画時コメント(本人)、計画時コメ
ント(スキルグループリーダ)、計画時コメント(レビ
ュー者)、期末時コメント(本人)、期末時コメント
(スキルグループリーダ)、期末時コメント(レビュー
者)が読出/書込可能に各目標設定部19,23により
格納されるものである。
【0054】なお、ここでいう目標状況A〜Dは、例え
ば次の内容を記号化したものである。 A: スキルグループ統括管理者の目標レビュー完了 B: スキルグループリーダのメンバ目標レビュー済み C: プロジェクトリーダとの育成目標について合意済
み D: プロジェクトへのアサイン済み 育成目標設定部23は、スキルグループリーダの操作に
より、アクセス制御部17を介して、各スキルグループ
のメンバ名、プロジェクト名、担当テーマ名、メンバ育
成目標、記入日、評価日、目標状況、実施項目、作業
量、困難度、達成度基準、計画時コメント、期末時コメ
ントなどをメンバ育成目標情報格納部22に設定するも
のである。
【0055】プロジェクト目標集計部24は、プロジェ
クト統括管理者の操作により、アクセス制御部17を介
して、プロジェクト目標情報格納部内のプロジェクト目
標をプロジェクト単位に集計し、各プロジェクト間の目
標の困難度、達成度を補正する機能をもっている。
【0056】メンバ目標集計部25は、プロジェクト統
括管理者の操作により、アクセス制御部17を介して、
メンバ目標情報格納部20内のメンバ目標をメンバ単位
に集計し、メンバ目標情報格納部内の各メンバ間の目標
の困難度、達成度を補正する機能をもっている。
【0057】スキルグループ目標集計部26は、スキル
グループ統括管理者の操作により、アクセス制御部17
を介して、メンバ育成情報格納部22内のメンバ目標を
スキルグループ単位に集計し、メンバ育成情報格納部2
2内の各メンバ間の目標の困難度、達成度を補正する機
能をもっている。
【0058】成果物管理情報格納部27は、プロジェク
ト名、メンバ名、成果物名、成果物状況、レビジョン、
作成者、予定作成日、作成日、予定ページ数、実績ペー
ジ数、レビュー者、予定レビュー日、レビュー実施日、
コメントが読出/書込可能に各評価設定部29〜31に
より格納されるものである。
【0059】成果物格納部28は、プロジェクト名、メ
ンバ名、成果物名、成果物ファイル名、成果物タイプが
読出/書込可能に各設定部29〜31により格納される
ものである。
【0060】プロジェクト評価設定部29は、プロジェ
クトリーダの操作によりアクセス制御部17を介して、
プロジェクト達成度などをプロジェクト目標情報格納部
18に設定すると共に、プロジェクトの成果物を成果物
管理情報格納部27及び成果物格納部28に設定する機
能をもっている。
【0061】メンバ評価設定部30は、各プロジェクト
メンバの操作によりアクセス制御部17を介して、メン
バ達成度をメンバ目標情報格納部20に設定すると共
に、各メンバの成果物を成果物管理情報格納部27及び
成果物格納部28に設定する機能をもっている。
【0062】育成評価設定部31は、プロジェクトリー
ダの操作によりアクセス制御部17を介して、育成評価
の達成度をメンバ育成目標情報格納部22に設定すると
共に、育成評価の成果物を成果物管理情報格納部27及
び成果物格納部28に設定する機能をもっている。
【0063】プロジェクト評価集計部32は、プロジェ
クト統括管理者の操作によりアクセス制御部17を介し
て、成果物管理情報格納部27及び成果物格納部28を
参照することにより、プロジェクトの達成度を評価した
後、各プロジェクト毎にプロジェクトの困難度、達成度
を集計し、集計結果によりプロジェクトリーダを評価し
て評価結果を出力する機能をもっている。
【0064】メンバ評価集計部33は、プロジェクト統
括管理者の操作によりアクセス制御部17を介して、成
果物管理情報格納部27及び成果物格納部28を参照す
ることにより、各メンバの達成度を評価した後、各メン
バ毎に各プロジェクトの困難度、達成度を集計し、集計
結果により各メンバを評価して評価結果を出力する機能
をもっている。
【0065】育成評価集計部34は、スキルグループ統
括管理者の操作によりアクセス制御部17を介して、成
果物管理情報格納部27及び成果物格納部28を参照す
ることにより、育成評価の達成度を評価した後、各メン
バ毎に各プロジェクトの育成評価の達成度を集計し、集
計結果を出力する機能をもっている。
【0066】次に、以上のように構成されたネットワー
ク型プロジェクト運営システムの動作を図5及び図6を
用いて、プロジェクト編成、目標設定、目標集計、評価
設定、評価集計、の順に説明する。なお、プロジェクト
編成を除く、目標設定〜評価集計に関しては、特に述べ
ない場合でも、アクセス制御部により、システムへのア
クセスが制限されている。
【0067】(ST1:プロジェクト編成)このプロジ
ェクト編成は、プロジェクトの立上げ時に、各設定部1
2,14,16への入力操作により実行される。具体的
には以下の通りである。プロジェクト設定部12は、プ
ロジェクト統括管理者の操作により、プロジェクト名及
びプロジェクトリーダ名を含む、プロジェクトの概要に
関する情報をプロジェクト情報格納部11に設定する。
【0068】プロジェクトメンバ設定部14は、プロジ
ェクトリーダの操作により、メンバ名及びプロジェクト
名を含む、メンバの作業量に関する情報をメンバ情報格
納部13に設定する。
【0069】スキルグループ設定部16は、スキルグル
ープリーダの操作により、メンバ名及びスキルグループ
名をスキルグループ情報格納部15に設定する。
【0070】(ST2:目標設定)目標設定は、プロジ
ェクト編成の完了後に、各目標設定部19,21,23
への入力操作により行われる。具体的には以下の通りで
ある。プロジェクト目標設定部19は、プロジェクトリ
ーダの操作により、アクセス制御部17を介して、プロ
ジェクト全体の目標、困難度、達成度基準、などをプロ
ジェクト目標情報格納部18に設定する。
【0071】メンバ目標設定部21は、各プロジェクト
メンバの操作により、アクセス制御部17を介して、プ
ロジェクトのメンバ目標、困難度、達成度基準、などを
メンバ目標情報格納部20に設定する。
【0072】育成目標設定部23は、スキルグループリ
ーダの操作により、アクセス制御部17を介して、各ス
キルグループのメンバ育成目標、困難度、達成度基準、
などをメンバ育成目標情報格納部22に設定する。
【0073】なお、このような目標設定時の動作は、プ
ロジェクト実行中などの目標変更時や目標追加時にも同
様に実行可能となっている。すなわち、プロジェクトリ
ーダやプロジェクトメンバは、プロジェクトの進度に従
って目標管理の状態を変更できる。また、プロジェクト
リーダやプロジェクトメンバは、プロジェクトの進度に
従って目標管理の困難度、達成度を変更できる。
【0074】(ST3:目標集計)目標集計は、目標設
定の完了後に、各目標集計部24〜26の操作により行
われる。具体的には以下の通りである。プロジェクト目
標集計部24は、プロジェクト統括管理者の操作によ
り、アクセス制御部17を介して、プロジェクト目標情
報格納部18内のプロジェクト目標をプロジェクト単位
に集計し、各プロジェクト間の目標の困難度、達成度を
補正する。
【0075】同様に、メンバ目標集計部25は、プロジ
ェクト統括管理者の操作により、アクセス制御部17を
介して、メンバ目標情報格納部20内のメンバ目標をメ
ンバ単位に集計し、メンバ目標情報格納部20内の各メ
ンバ間の目標の困難度、達成度を補正する。
【0076】また同様に、スキルグループ目標集計部2
6は、スキルグループ統括管理者の操作により、アクセ
ス制御部17を介して、メンバ育成情報格納部22内の
メンバ目標をスキルグループ単位に集計し、メンバ育成
情報格納部22内の各メンバ間の目標の困難度、達成度
を補正する。
【0077】なお、この目標集計の処理は、プロジェク
トリーダ、スキルグループリーダ及び各メンバはアクセ
ス制御部によりアクセスが阻止されており、プロジェク
ト統括管理者、スキルグループ統括管理者及び上位管理
者のみがアクセス可能となっている。
【0078】この目標集計の完了後、各プロジェクトが
実行可能となり、所定の期日から実行される。なお、プ
ロジェクト実行中には、前述した通り、目標などを追加
/変更できる。 (ST4:評価設定)評価設定は、プロジェクトの完了
後に、各評価設定部29〜31への入力操作により行わ
れる。具体的には以下の通りである。プロジェクト評価
設定部29は、プロジェクトリーダの操作によりアクセ
ス制御部17を介して、プロジェクト達成度をプロジェ
クト目標情報格納部18に設定すると共に、プロジェク
トの成果物を成果物管理情報格納部27及び成果物格納
部28に設定する。
【0079】メンバ評価設定部30は、各プロジェクト
メンバの操作によりアクセス制御部17を介して、メン
バ達成度をメンバ目標情報格納部20に設定すると共
に、各メンバの成果物を成果物管理情報格納部27及び
成果物格納部28に設定する。
【0080】また、育成評価設定部31は、プロジェク
トリーダの操作によりアクセス制御部17を介して、ス
キル育成目標の達成度をメンバ育成目標情報格納部22
に設定すると共に、育成評価の成果物を成果物管理情報
格納部27及び成果物格納部28に設定する。
【0081】(ST5:評価集計)評価集計は、評価設
定の完了後に、各評価集計部32〜34の操作により行
われる。具体的には以下の通りである。まず、プロジェ
クトリーダに関する評価集計について述べる。プロジェ
クト評価集計部32は、プロジェクト統括管理者の操作
によりアクセス制御部17を介して、成果物管理情報格
納部27及び成果物格納部28内のプロジェクト成果物
を読出し、このプロジェクト成果物に基づいて、プロジ
ェクト目標情報格納部18内のプロジェクト達成度を評
価する。
【0082】また同様に、プロジェクト評価集計部32
は、プロジェクト統括管理者の操作によりアクセス制御
部17を介して、プロジェクト目標情報格納部18内の
プロジェクト困難度(=評価の比例係数)を読出す。
【0083】しかる後、プロジェクト評価集計部32
は、プロジェクト統括管理者の操作により、各プロジェ
クト毎にプロジェクトの困難度、達成度を集計し、次式
に基づいてプロジェクトリーダの評価を行い、評価結果
を出力する。
【0084】プロジェクトリーダ評価 = 困難度×達成
度+活動評価+加減点 次に、各メンバに関する評価集計について述べる。メン
バ評価集計部33は、プロジェクト統括管理者の操作に
よりアクセス制御部を介して、成果物管理情報格納部2
7及び成果物格納部28内のメンバ成果物を読出し、こ
のメンバ成果物がメンバ目標情報格納部20内のいずれ
の達成度基準(3)〜(1)を満たすかに基づいてメン
バ達成度を評価する。
【0085】また同様に、メンバ評価集計部33は、プ
ロジェクト統括管理者の操作によりアクセス制御部17
を介して、メンバ目標情報格納部20内のメンバ困難度
を読出す。
【0086】しかる後、メンバ評価集計部33は、プロ
ジェクト統括管理者の操作により、各メンバ毎に各プロ
ジェクトの困難度、達成度を集計し、各プロジェクト毎
の作業量を重み係数とした関数式に基づいて各メンバの
評価を行なう。関数式の例として次式に基づいて各メン
バの評価を行い、評価結果を出力する。
【0087】メンバ困難度 = 各困難度の作業量による
加重平均 + 合計作業量による補正 メンバ達成度 = 各達成度の作業量による加重平均 +
プロジェクト評価による補正 メンバ評価点 = メンバ困難度×メンバ達成度 最後に、スキル育成に関する評価集計について述べる。
育成評価集計部34は、スキルグループ統括管理者の操
作によりアクセス制御部を介して、成果物管理情報格納
部27及び成果物格納部28内のスキル育成の成果物を
読出し、このスキル育成の成果物に基づいて、メンバ育
成目標情報格納部22内のスキル育成目標の達成度を評
価する。
【0088】しかる後、育成評価集計部34は、スキル
グループ統括管理者の操作により、各メンバ毎に、各プ
ロジェクトのスキル育成目標の達成度を各スキル毎に集
計し、得られた各達成度に関して各プロジェクト毎の作
業量を重み係数とした次の関数式に基づいて各メンバの
各スキルの育成評価を行ない、評価結果を出力する。 メンバ育成達成度 = 各スキルの達成度の作業量による
加重平均 また、評価結果は、スキルレベルの見直しに用いられ
る。
【0089】上述したように本実施形態によれば、人材
活用、人材育成、定量的な人材評価、といった観点から
種々の利点を奏することができる。例えば、人材活用の
観点からは、プロジェクトの要求に合うスキルを持った
メンバを編成できるので、プロジェクト編成の最適化を
図り得る利点をもっている。また、プロジェクトで必要
な複数スキルを最適に組合せてプロジェクトを編成する
ことができる。
【0090】次に、人材育成の観点からは、個人の育成
計画(キャリアパス)に合った適切な人材配置を実現す
る利点をもっている。また、人材活用との整合性を見て
も、プロジェクトの割当てによるOJTにより、メンバ
のスキル育成を行うことができる。
【0091】人材評価の定量化という観点からは、複数
プロジェクトに割当られたメンバの評価を定量的に評価
できる利点を有する。なお、本実施形態は、例えば次の
(i)〜(vi)のように変形してもよい。
【0092】(i) プロジェクトの編成は、階層を持
たない単独のプロジェクトの場合を説明したが、これに
限らず、プロジェクト、テーマ、サブテーマと階層化し
たプロジェクトとしてもよい。
【0093】(ii) 作業量の算出は、標準作業者に
換算した作業量として説明したが、これにかぎらず、各
メンバの工数としてもよい。
【0094】(iii) プロジェクト統括管理者と、
スキルグループ統括管理者とを区別して説明したが、こ
れに限らず、同一の管理者が兼任してもよい。
【0095】(iv) スキルグループ統括管理者と、
スキルグループリーダとを区別して説明したが、これに
限らず、同一の管理者が兼任してもよい。
【0096】(v) プロジェクト目標と、メンバ目標
とを区別して説明したが、これに限らず、同一の目標と
しても実施できる。
【0097】(vi) メンバ育成目標と、メンバ目標
とが異なる場合を説明したが、同一の目標としても実施
できる。
【0098】また、本実施形態では、メンバ評価集計部
33及び育成評価集計部34で用いられる「…重み係数
とした関数式」の一例として、作業量の加重平均を用い
たが、これに限らず、あるしきい値以下の作業量の重み
係数を0とし、残りの作業量で係数を按分する方式でも
実施できる。さらに、これに限らず、最大作業量の係数
を1とし、他の係数を0とし、最大作業量の困難度、達
成度をメンバ困難度、メンバ達成度とする方式でも実施
できる。
【0099】(第3の実施形態)図7は本発明の第3の
実施形態に係るスキル情報格納装置の機能構成を示すブ
ロック図である。このスキル情報格納装置は、前述した
ネットワーク型プロジェクト運営システムに適用可能な
ものであり、スキル質問格納部41、スキル質問提示部
42、スキル回答入力部43、スキル回答格納部44、
スキル判定部45、スキルレベル目標入力部46、スキ
ル判定格納部47、掲示選択入力部48、組織メンバ選
択部49、スキルレベル分布提示部50、スキルレベル
検索入力部51、スキルレベル検索結果提示部52、ス
キルレベル提示部53及びスキルレベル詳細提示部54
を備えている。
【0100】ここで、スキル質問格納部41は、スキル
質問提示部42から読出可能に、スキル質問や各質問の
重み、各技術の満点、レベル対応表が格納されており、
例えば図8〜図10のような構造を持ったDBのテーブ
ルで構成されている。
【0101】スキル質問提示部42は、スキル判定に先
行してスキル質問格納部41を参照し、各メンバのスキ
ルレベルを判定する際に必要となる質問(スキル質問)
を提示するものである。
【0102】スキル回答入力部43は、スキル質問提示
部42により提示されたスキル質問に対し、組織の各メ
ンバが回答を入力するものであり、入力内容をスキル回
答格納部44に書込む機能をもっている。
【0103】スキル回答格納部44は、スキル回答入力
部43から入力されたスキル回答が格納されており、例
えば、図11のような構造を持ったDBテーブルに格納
可能となっている。
【0104】スキル判定部45は、スキル回答格納部4
4内のスキル回答に基づいて、組織の各メンバのスキル
レベルを判定するものであり、判定結果としての実レベ
ルをスキル判定格納部47に書込む機能をもっている。
【0105】スキルレベル目標入力部46は、各メンバ
の操作により、スキル判定格納部47内の対応する実レ
ベルを提示し、各スキル毎に入力された目標レベルをス
キル判定格納部47に入力する機能をもっている。
【0106】スキル判定格納部47は、スキル判定部4
5により判定された各メンバの実レベルと、スキルレベ
ル目標入力部46で入力された目標レベルとをスキル毎
に格納するものであり、例えば図12のような構造をも
ったDBテーブルで構成されている。
【0107】提示選択入力部48は、提示要求などの入
力により、スキル判定格納部47内の各メンバ毎の実レ
ベル及び/又は目標レベルを表示する際に、操作者の操
作により、表示形式を選択するためのものであり、選択
結果に応じて、組織メンバ選択部49、スキルレベル分
布提示部50又はスキルレベル検索入力部51を起動す
る機能をもっている。
【0108】組織メンバ選択部49は、提示選択入力部
48により起動され、例えば管理者の操作により、組織
内のメンバ名をリスト表示する機能と、リスト表示から
選択されたメンバ名をスキルレベル提示部53に送出す
る機能とをもっている。
【0109】スキルレベル分布提示部50は、提示選択
入力部48により起動され、例えば管理者の操作によ
り、選択されたスキルに関してスキル判定格納部47を
検索し、検索結果としてのスキルレベルの人数分布(ス
キルの実レベル毎のメンバ人数)を提示する機能と、提
示内容から更にメンバ名のリスト表示を介してメンバ名
が選択されると、選択されたメンバ名をスキルレベル提
示部53に送出する機能とをもっている。なお、「提
示」は、通常、画面表示により行ない、特に指示がある
場合のみ、更に印字出力をも行なう。以下の「提示」も
同様である。
【0110】スキルレベル検索入力部51は、提示選択
入力部48により起動され、例えば管理者の操作によ
り、選択されたスキルと実レベルとに属するメンバ名を
検索する旨の検索条件をスキルレベル検索結果提示部5
1に入力するものである。
【0111】スキルレベル検索結果提示部52は、スキ
ルレベル検索入力部51から入力した検索条件に基づい
てスキル判定格納部47を検索し、検索結果としてのス
キルレベルのメンバ名分布(スキルの実レベル毎のメン
バ名)を提示する機能と、メンバ名分布から選択された
メンバ名をスキルレベル提示部53に送出する機能とを
もっている。
【0112】スキルレベル提示部53は、組織メンバ選
択部49、スキルレベル分布提示部50又はスキルレベ
ル検索結果提示部52から送出されたメンバ名に関して
スキル判定格納部47を検索し、検索結果としてのメン
バのスキル情報(メンバの各スキル毎の実レベル及び/
又は目標レベル)を提示する機能をもっている。
【0113】スキルレベル詳細提示部54は、スキルレ
ベル提示部53の提示内容に関して、操作者の操作によ
り適宜スキル判定格納部47を参照し、より詳細な内容
(各メンバの実レベルの合計得点、割合など)を提示す
るものである。
【0114】次に、以上のように構成されたスキル情報
格納装置の動作を図13のフローチャートを用いて説明
する。なお、ステップST12は組織の各メンバが行う
作業であり、ステップST14〜ステップST17まで
は組織全体のスキルレベルの把握や、プロジェクトの編
成や、各メンバの賃金や成績の優劣をつけるために組織
の長が行う作業である。
【0115】(ST11:スキル質問の提示)スキル質
問提示部42は、予めスキル質問格納部41に設定され
た各分野毎の質問を提示する。分野としては、ここでは
コンピュータソフトウェアの技術(例、ネットワーク技
術、データベース技術)を例に挙げている。質問は各技
術(分野)毎に20個程あり、各質問内容はその技術の
スペシャリストが作成した質問である。
【0116】例えば質問は「データベース技術につい
て」という質問名があり、以下の例に示すように、5〜
6段階の各レベルから自己のレベルを選択する形式であ
り、各メンバのスキルレベルを問う内容となっている。 「0.RDB、SQLについて知らない」 「1.触ったことは無いがどんな機能かは知っている、
使うなら勉強しながら」 「2.触ったことがある、または、ドキュメントを詳し
く読んだことがある」 「3.業務で使ったことがありドキュメントがあれば使
える」 「4.殆どの機能を使いこなせる。他人に教えられるほ
ど知っている」 「5.社内で5本の指に入るほど知っている。長所、短
所を即座に列挙できる」 なお、このレベル総数及び各レベルの内容は、一例であ
り、任意に設定できることは言うまでもない。スキル質
問提示部42は、組織の各メンバの操作により、このよ
うな質問を当該メンバに提示する。
【0117】(ST12:スキル回答の入力)スキル回
答入力部43は、スキル質問提示部42に提示された質
問に対し、各メンバの操作により、質問に対する回答
(の値)をスキル回答格納部44に入力する。
【0118】(ST13:スキル判定)スキル判定部4
5は、スキル回答格納部44内の回答に基づいて、スキ
ルレベルの判定が行われる。具体的には、例えば、以下
の(1)〜(9)の手順に沿ってスキルレベルが判定さ
れる。
【0119】(1)スキル回答格納部44の回答を取り
出す。
【0120】(2)回答の先頭部分(0〜5)を点数と
みなす。
【0121】(3)各質問に予め設定されている重みを
スキル質問格納部41より取り出す。
【0122】(4)(2)の点数と(3)の重みを乗算
し、これを得点とする。
【0123】(5)(4)を各技術毎の全質問について
実行し、得られた全質問の得点を加算して合計点を求め
る。
【0124】(6)スキル質問格納部41より各技術毎
の満点を取り出す (7)(5)の合計点を(6)の満点で除算することで
各技術の割合を求める。
【0125】(8)割合とレベルを対応付け、スキルレ
ベルを判定する。割合とレベルの対応は例えば、次のよ
うな対応で行えばよい。 割合 0〜29%…スキルレベル1 割合30〜49%…スキルレベル2 割合50〜69%…スキルレベル3 割合70〜89%…スキルレベル4 割合90〜100%…スキルレベル5 スキル判定部45は、(1)〜(8)の方法を用いて得
られた各メンバの各技術のスキルレベルをスキル判定格
納部47に格納する。
【0126】(ST14:スキルレベル目標入力)スキ
ルレベル目標入力部46は、各メンバの操作により、ス
キル判定格納部47内の対応する実レベルを提示し、各
スキル毎に入力された目標レベルをスキル判定格納部4
7に入力する。
【0127】(ST15:提示形式の選択)提示選択入
力部48は、スキル判定格納部47内の各メンバ毎の実
レベル及び/又は目標レベルを表示する際に、操作者の
操作により、組織メンバ提示、スキルレベル分布提示、
スキルレベル検索提示の中から表示形式を選択し、選択
結果に応じて、組織メンバ選択部49、スキルレベル分
布提示部50又はスキルレベル検索入力部51を起動す
る。
【0128】(ST16:スキルレベル分布の提示)ま
ず、「スキルレベル分布提示」が選択された場合につい
て述べる。なお、「スキルレベル分布提示」は組織の中
のメンバがどのスキルのどのレベルに何人いるかを提示
する機能である。この機能は、組織全体のスキルレベル
がどの程度であるかを把握するのに役立つ。また、各メ
ンバの賃金や成績の優劣を決定するための指針ともな
る。
【0129】さて、提示選択入力部48は、操作者の操
作により、スキルレベル分布提示が選択されると、スキ
ルレベル分布提示部50を起動する。
【0130】スキルレベル分布提示部50は、選択され
たスキルに関してスキル判定格納部47を検索し、検索
結果としてのスキルレベル分布(スキルの実レベル毎の
メンバ人数の分布)を提示する。
【0131】ここで、スキルレベル分布は、図14に示
す形式のように、縦軸に「スキル名」、横軸に「スキル
レベル(1〜5)」を有し、各スキルに各レベルのメン
バが何人いるかを示すものである。
【0132】なお、スキルレベル分布の提示後は、操作
者の操作により、提示内容から更にメンバ名のリスト表
示を介してメンバ名が選択されると、選択されたメンバ
名をスキルレベル提示部53に送出する。これにより、
各メンバのスキルレベルを提示することが可能となる。
【0133】(ST17:レベル検索結果の提示)次
に、「スキルレベル検索提示」が選択された場合につい
て述べる。なお、「スキルレベル検索提示」はスキルと
レベルを指定し、それに該当するメンバを提示する機能
である。例えば「DB技術でスキルレベル3以上のメン
バ」といった具合に指定すると、該当するメンバが提示
される。この機能は賃金や成績の優劣をつける時や、プ
ロジェクト編成を行う際に適した人材を検索するのに役
立つ。スキルレベル検索提示が行われた後には、各メン
バのスキルレベルを提示することが可能である。
【0134】スキルレベル検索入力部51は、提示選択
入力部48により起動され、例えば管理者の操作によ
り、選択されたスキルと実レベルとに属するメンバ名を
検索する旨の検索条件をスキルレベル検索結果提示部5
2に入力する。
【0135】ここで、検索条件としては、例えば「スキ
ル」と「レベル」と「領域条件(<,>,=)」を図1
5のような形式で指定可能となっている。
【0136】スキルレベル検索結果提示部52は、この
検索条件に基づいてスキル判定格納部47を検索し、検
索結果としてのスキルレベルのメンバ名分布(スキルの
実レベル毎のメンバ名)を図16のような形式で提示す
る。
【0137】なお、スキルレベル分布の提示後は、操作
者の操作により、提示内容から更にメンバ名が選択され
ると、選択されたメンバ名をスキルレベル提示部53に
送出する。これにより、各メンバのスキルレベルを提示
することが可能となる。
【0138】(ST18:メンバのスキルレベル提示)
また、「組織メンバ提示」が選択された場合について述
べる。なお、「組織メンバ提示」は組織の任意のメンバ
個人のスキルを提示する機能である。この機能は組織の
各メンバ個人のスキルレベルを知ることに役立つ。
【0139】さて、提示選択入力部48は、操作者の操
作により、組織メンバ提示が選択されると、組織メンバ
選択部49を起動する。
【0140】組織メンバ選択部49は、例えば管理者の
操作により、例えば図17に示すように、組織内のメン
バ名をリスト表示し、リスト表示から選択されたメンバ
名をスキルレベル提示部53に送出する。
【0141】スキルレベル提示部53は、このメンバ名
に関してスキル判定格納部47を検索し、検索結果とし
てのメンバのスキル情報(メンバの各スキル毎の実レベ
ル及び/又は目標レベル)を図18の形式により、縦軸
にスキル名、横軸にスキルレベルを有して提示する。
【0142】なお、この提示は、スキルレベル分布提示
部50又はスキルレベル検索結果提示部52から送出さ
れたメンバ名に関しても同様に実行される。
【0143】しかる後、図18のスキル名をクリックす
ることにより、スキルレベル詳細提示部54が起動され
る。スキルレベル詳細提示部54は、スキルレベル提示
部53の提示内容に関して、操作者の操作により適宜ス
キル判定格納部47を参照し、図19に示すような形式
で、詳細情報を提示する。
【0144】ここで、詳細情報としては、例えば、各ス
キル質問に対する点数、重み、得点、総合得点、割合な
どがある。この詳細情報の提示機能は、前述同様に、組
織の各メンバの賃金や成績の優劣を決める時に役立つ。
【0145】上述したように本実施形態によれば、スキ
ル質問提示部42による質問に対し、組織の各メンバが
回答することによってスキル判定部45が各メンバのス
キルレベルを自動的に判断し、各メンバの定量的なスキ
ルレベルを速やかに収集・格納できる。
【0146】また、スキルレベル分布提示部50などに
より、組織の長が「組織全体のスキルレベルを知りた
い」という要求に対して、組織のスキルレベルの分布を
提示することで、対応することができる。
【0147】さらに、スキルレベル検索入力部51及び
スキルレベル検索結果提示部52により、上長の「プロ
ジェクト編成の際の人選を速やかに行いたい」という要
求に対して、スキルとレベルを指定して、検索を実行
し、その結果を提示することで、対応することができ
る。
【0148】上長の「各メンバの賃金や成績の優劣をつ
けたい」という要求に対して、スキルレベルの分布の提
示で優劣の指針を与え、各メンバのスキルレベルの提示
やスキルレベルの検索結果の提示で対応することができ
る。
【0149】なお、本実施形態に係るスキル情報格納装
置の効果について補足的に説明する。本発明者の考察に
よれば、従来のスキル管理は、図65の従来型プロジェ
クトでは特に問題とならなかったが、ネットワーク型プ
ロジェクトを効率的に運営する際には、次のp1〜p3
等に示すように種々の欠点を有している。
【0150】(p1)各メンバa1〜a4,b1〜b4
のスキルレベルは、各スキルグループリーダSL1,S
L2の主観により定性的に評価されるので、実際のプロ
ジェクト編成が大まかになる。
【0151】(p2)数多くあるスキル(技術)の種類
も大まかな分類でしかなく、整理整頓されて組織のスキ
ル情報(技術情報)が格納されていない。
【0152】(p3)各スキルグループリーダSL1,
SL2が個別にスキルレベルを評価するので、組織全体
の統一的なスキルレベルの把握が困難となっている。特
に、上位管理者MUやプロジェクト統括管理者MP又は
プロジェクトリーダPL1,PL2といった者は、各メ
ンバのスキルレベルを把握し難い状況にあったので、ス
キルレベルを考慮したプロジェクト編成といっても、ス
キルの向上を伴わない最適任者を選び出す程度のことで
あった。
【0153】しかしながら、本実施形態のスキル情報格
納装置によれば、各メンバのスキルレベルを統一的な基
準(アンケート回答による自己申告)で定量的に把握す
ることができる。また、これにより、スキルレベルをO
JTの目的でプロジェクト編成に利用することができる
ようになった。従って、本実施形態のスキル情報格納装
置の使用により、容易且つ確実に、ネットワーク型プロ
ジェクトを効率的に運営することができる。
【0154】(第4の実施形態)図20は本発明の第4
の実施形態に係るプロジェクト編成支援装置の構成を示
すブロック図である。このプロジェクト編成支援装置
は、第3の実施形態のスキル情報格納装置に対してネッ
トワークを介して接続されており、CDP入力装置6
1、CDP格納装置62、PJ要求情報入力装置63、
PJ情報格納装置64、PJ優先度決定部65、PJ優
先度格納装置66、PJ優先度表示装置67、PJアサ
イン候補決定部68、PJアサイン候補格納装置69、
PJアサイン候補表示装置70、PJアサイン要求入力
装置71、PJアサイン要求格納装置72、PJアサイ
ン決定部73、PJアサイン結果格納装置74、メンバ
別集計部75、メンバ別集計表示装置76、プロジェク
ト集計部77、プロジェクト別集計表示装置78及びP
Jアサイン結果編集入力装置79を備えている。なお、
「PJ」は「プロジェクト」の略語である。
【0155】ここで、CDP入力装置61は、スキルグ
ループリーダの操作により、スキル情報格納装置の各提
示部50,53,54を参照しながら、各メンバの育成
計画の作成を支援するものであり、具体的にはスキルグ
ループリーダの操作により、各メンバ名毎に、過去の業
務経歴、資格、責任の範囲、立場、今年の育成計画をC
DP格納装置62に入力する機能をもっている。
【0156】CDP格納装置62は、図21に示すよう
に、各メンバ名毎に、過去の業務経歴、資格、責任の範
囲、立場、今年の育成計画からなるデータ構造がCDP
入力装置61により格納されるものであり、PJ優先度
決定部65から読出可能となっている。
【0157】PJ要求情報入力装置63は、プロジェク
トリーダの操作により、プロジェクトの情報(プロジェ
クト名、そのプロジェクトに必要なスキル、そのスキル
の必須レベル)をPJ情報格納装置64に格納する機能
をもっている。
【0158】PJ情報格納装置64は、図22に示すよ
うに、プロジェクト名毎に、必要なスキルと必須レベル
からなるデータ構造がPJ要求情報入力装置63により
格納されるものであり、PJ優先度決定部65及びプロ
ジェクト集計部77により読出可能となっている。
【0159】PJ優先度決定部65は、CDP格納装置
62の格納内容と、スキルレベル提示部53の提示内容
と、PJ情報格納装置64の格納内容とに基づいて、各
メンバ毎のプロジェクトの優先度を決定するものであ
り、各条件毎の優先度をプロジェクトに付加し、得られ
た各条件毎の優先度とプロジェクトとの組をPJ優先度
格納装置66に格納すると共に、格納内容をPJ優先度
表示装置67に表示させる機能をもっている。
【0160】PJ優先度格納装置66は、図23に示す
ように、メンバ名毎に、各条件毎の優先度とプロジェク
トとからなるデータ構造がPJ優先度決定部65により
格納されるものであり、PJ優先度表示装置67及びP
Jアサイン候補決定部68から読出可能となっている。
【0161】PJ優先度表示装置67は、PJ優先度決
定部65からの制御により、PJ優先度格納装置66の
格納内容を表示するものである。
【0162】PJアサイン候補決定部68は、PJ優先
度格納装置66の記憶内容に基づいて、各条件毎の優先
度に重み付け演算を施し、得られた重み付け優先度を各
プロジェクト毎に合計してメンバ名毎にプロジェクトの
優先度を算出する機能と、算出した優先度とプロジェク
トとの組をメンバ名毎に、PJアサイン候補格納装置6
9に格納すると共に、格納内容をPJアサイン候補表示
装置70に表示させる機能とをもっている。
【0163】PJアサイン候補格納装置69は、図23
と同様のデータ構造を有しており、メンバ名毎に、優先
度とプロジェクトとからなるデータ構造がPJアサイン
候補決定部68により格納されるものであり、PJアサ
イン候補表示装置70及びPJアサイン決定部73から
読出可能となっている。
【0164】PJアサイン候補表示装置70は、PJア
サイン候補決定部68からの制御により、PJアサイン
候補格納装置69の格納内容を表示するものである。
【0165】PJアサイン要求入力装置71は、プロジ
ェクトリーダの操作により、スキルレベル提示部53、
スキルレベル検索結果提示部52、スキルレベル詳細提
示部54を参照し、当該プロジェクトリーダのプロジェ
クト名に関してメンバ名と必要な作業量との組からなる
リストをPJアサイン要求格納装置72に格納する機能
をもっている。
【0166】PJアサイン要求格納装置72は、図24
に示す形式で、プロジェクト名に関してメンバ名と必要
な作業量との組からなるリストがPJアサイン要求入力
装置71により格納されるものであり、PJアサイン決
定部73、メンバ別集計部75及びプロジェクト集計部
77から読出可能となっている。
【0167】PJアサイン決定部73は、PJアサイン
候補格納装置69の格納内容と、PJアサイン要求格納
装置72の格納内容とを照合し、候補プロジェクトと要
求プロジェクトとが同一の場合、アサイン要求をPJア
サイン結果格納装置74に格納する機能をもっている。
【0168】PJアサイン結果格納装置74は、図24
に示す形式で、プロジェクト名に関してメンバ名と必要
な作業量との組からなるリストがPJアサイン決定部7
3により格納されるものであり、メンバ別集計部75、
プロジェクト集計部77及びPJアサイン結果編集入力
装置79から読出可能となっており、且つPJアサイン
結果編集入力装置79から書換可能となっている。
【0169】メンバ別集計部75は、PJアサイン要求
格納装置72の格納内容と、PJアサイン結果格納装置
74の格納内容とに基づいて、各メンバ毎に、割り当て
られたプロジェクト名と作業量との組をメンバ別集計表
示装置76に提示させる機能と、提示内容が所定の制約
条件を満たさないときには警告を出力する機能とをもっ
ている。
【0170】メンバ別集計表示装置76は、メンバ別集
計部75からの制御により、各メンバ毎に、割り当てら
れたプロジェクト名と作業量との組を表示するものであ
る。
【0171】プロジェクト集計部77は、PJアサイン
要求格納装置72の格納内容と、PJアサイン結果格納
装置74の格納内容とに基づいて、各プロジェクト毎
に、割り当てられたメンバ名と作業量との組をプロジェ
クト別集計表示装置78に提示させる機能と、提示内容
に関し、PJ情報格納装置64を参照して必要なスキル
とスキルレベルが充足されていない旨を判定した際には
警告を出力する機能とをもっている。
【0172】プロジェクト別集計表示装置78は、プロ
ジェクト集計部77からの制御により、各プロジェクト
毎に、割り当てられたメンバ名と作業量との組を表示す
るものである。
【0173】PJアサイン結果編集入力装置79は、プ
ロジェクトリーダやスキルグループ統括管理者の操作に
より、PJアサイン結果格納装置74のアサイン結果を
修正するものである。
【0174】次に、以上のように構成されたプロジェク
ト編成支援装置の動作を図25のフローチャートを用い
て説明する。 (ST21:CDPの作成)CDP入力装置61は、ス
キルグループリーダの操作により、スキル情報格納装置
の各提示部50,53,54を参照しながら、各メンバ
の育成計画の作成を支援する。今年の育成計画は、各メ
ンバ毎に習得させたい技術や、取得させたい資格等から
なり、具体的には、図21に示すように、各メンバ名毎
に、過去の業務経歴、資格、責任の範囲、立場(社内で
の職務)、今年の育成計画からなるデータ構造として、
CDP入力装置61からCDP格納装置62に入力され
る。
【0175】このデータ構造は、「業務経歴」は「過去
の業務で培ったスキルとレベル」からなり、資格には属
性として、該当する「スキルとレベル」が付加されてい
る。また、今年の育成計画は「今年の目標とするスキル
とレベル」から構成されている。なお、スキルはスキル
情報格納装置で扱われているスキルであり、レベルはス
キル情報格納装置で扱われているスキルレベルである。
【0176】なお、このCDP格納装置62のデータ構
造に含まれるデータの総称をCDP(Career Developme
nt Path)と呼ぶ。ここで、CDPは、少なくとも育成
計画(スキルと目標レベル)を含めばよく、他の業務経
歴、資格、責任の範囲、社内での職務等を適宜省略して
もよく、あるいは適宜、他のデータ(例、新入社員で業
務経歴が無い場合、学歴とその属性のスキルとレベルな
ど)を追加してもよい。
【0177】さてCDPがスキルグループリーダにより
格納された後、さらに上位のスキルグループ統括者は、
各スキルグループリーダにより別途、作成された技術分
野の育成計画を収集する。しかる後、CDP入力装置6
1は、この収集結果を参考にしたスキルグループ統括者
の操作により、CDP格納装置62内の今年の育成計画
を各メンバ名毎に参照して適宜修正する。
【0178】(ST22:プロジェクト情報の作成)S
T21の完了後、PJ要求情報入力装置63は、プロジ
ェクトリーダの操作により、計画されているプロジェク
トの情報(プロジェクト名、そのプロジェクトに必要な
スキル、そのスキルの必須レベル)を図22に示す形式
でPJ情報格納装置64に格納する。
【0179】なお、必須レベルは、プロジェクトの達成
に最低限必要な実レベルnを示しており、ある実レベル
nのメンバがこのプロジェクトに参加すると、OJTに
よってプロジェクトを達成できるものの、達成時には実
レベルがn+1に向上していると考えられるレベルを意
味している。
【0180】すなわち、必須レベルは、メンバの実際の
スキルレベルに換算すると、実レベル<必須レベル≦目
標レベルという関係にある。
【0181】(ST23:プロジェクト優先度の決定)
ST22の完了後、PJ優先度決定部65は、CDP格
納装置62内における各メンバの育成計画、業務経歴及
び資格と、スキルレベル提示部53で提示される各メン
バの実レベル及び目標レベルと、PJ情報格納装置64
内におけるプロジェクトに必要なスキル及び必須レベル
とに基づいて、各メンバ毎のプロジェクトの優先度を決
定する。
【0182】ここで、プロジェクトの優先度とは、各メ
ンバ毎に割り当てられるプロジェクトの優先順位であ
る。各メンバにとって、優先度が高い程、そのプロジェ
クトでのOJT(On The Job Training)による成長が
高く、プロジェクトへの貢献度が高い。
【0183】具体的な決定方法としては、まず、PJ優
先度決定部65が、PJ情報格納装置64のプロジェク
ト情報を参照し、プロジェクトに必要なスキルと必須レ
ベルを得る。それを満たすメンバをスキルレベル提示部
53から検索し、プロジェクトにふさわしいメンバのメ
ンバ名を得る。
【0184】さらに、PJ優先度決定部65は、このメ
ンバ名に関し、CDP格納装置62内の業務経歴、資
格、今年の育成計画のスキルの目標レベルに基づいて、
複数の条件(例、「PJに必要なスキルと必須レベ
ル」、「今年の育成計画」、「過去の業務経歴」、「資
格」)について個別に同一プロジェクトに優先度を付加
する。
【0185】例えば「PJに必要なスキルと必須レベ
ル」に関し、このメンバがプロジェクトに適任か否かを
判定し、適任の場合には優先度1を付加する。また、
「今年の育成計画(スキルとレベル)」に関し、このメ
ンバがプロジェクトに適任か否かを判定し、適任の場合
には優先度1を付加する。以下同様に、「過去の業務経
歴(スキルとレベル)」や「資格(スキルとレベル)」
に関しても個別に判定し、それぞれ適任の場合には優先
度1をそれぞれ付加する。この場合、最も適任のメンバ
であれば、4つの条件に対応し、同一プロジェクトと、
条件毎の優先度との組が4組作成される。
【0186】しかる後、PJ優先度決定部65は、図2
3に示すように、各条件毎の優先度と同一プロジェクト
との組をPJ優先度格納装置66に格納すると共に、格
納内容をPJ優先度表示装置67に表示させる。
【0187】(ST24:プロジェクトアサイン)ST
23の完了後、PJアサイン候補決定部68は、プロジ
ェクトにアサイン(assign:割当て)する人材の候補を
決定する。PJアサイン候補決定部68は、PJ優先度
格納装置66の記憶内容に基づいて、各条件毎の優先度
に所定の重み係数を乗じ、得られた重み付け優先度を同
一プロジェクト毎に合計してメンバ名毎に各プロジェク
トの優先度を算出する。これにより、同一プロジェクト
につき、優先度は合計された1つの優先度となる。な
お、優先度とプロジェクトとの組は、プロジェクトの個
数だけ各メンバ名毎に算出される。しかる後、PJアサ
イン候補決定部68は、算出した優先度とプロジェクト
との組をメンバ名毎に、図23と同様の形式でPJアサ
イン候補として、PJアサイン候補格納装置69に格納
すると共に、格納内容をPJアサイン候補表示装置70
に表示させる。
【0188】PJアサイン候補の表示中、PJアサイン
要求入力装置71は、プロジェクトリーダの操作によ
り、スキルレベル提示部53、スキルレベル検索結果提
示部52、スキルレベル詳細提示部54を参照し、当該
プロジェクトリーダのプロジェクト名に関してメンバ名
と必要な作業量との組からなるリストを入力し、メンバ
の割当て要求を行う。なお、「必要な作業量」は、正確
な見積りが困難な場合もあるので、「割当て作業量」と
読み替えてもよい。
【0189】なお、入力されたリストは、PJアサイン
要求入力装置71により、図24に示す形式でPJアサ
イン要求格納装置72に格納される。
【0190】これにより、各プロジェクトリーダは、メ
ンバと各メンバの作業量の要望をスキルグループ統括管
理者に提出したことになる。
【0191】(ST25:調整)ST24の完了後、ス
キルグループ統括者は、各プロジェクトリーダから提出
された、メンバと各メンバの作業量の要望を調整する。
調整するにあたって、プロジェクト編成支援装置は以下
の処理を実行し、調整の作業を支援する。
【0192】まず、PJアサイン決定部73は、PJア
サイン候補格納装置69の格納内容と、PJアサイン要
求格納装置72の格納内容とを照合し、候補プロジェク
トと要求プロジェクトとが同一の場合、アサイン要求を
PJアサイン結果格納装置74に格納する。
【0193】プロジェクト集計部77は、PJアサイン
要求格納装置72の格納内容と、PJアサイン結果格納
装置74の格納内容とに基づいて、各プロジェクト毎
に、割り当てられたメンバ名と作業量との組をプロジェ
クト別集計表示装置78に提示させる。
【0194】また、プロジェクト集計部77は、メンバ
名、スキル及び実レベルの組を表示し、PJ情報格納装
置64を参照し、各プロジェクトに必要なスキルと実レ
ベルが割り当たっているかを判断し、必要なスキルとス
キルレベルが充足されていなかったら、その部分の警告
を出す。
【0195】一方、メンバ別集計部75は、PJアサイ
ン要求格納装置72の格納内容と、PJアサイン結果格
納装置74の格納内容とに基づいて、各メンバ毎に、割
り当てられたプロジェクト名と作業量との組をメンバ別
集計表示装置76に提示させる。
【0196】その時、メンバ別集計部75は、以下の制
約条件(r1)〜(r3)を満たさない場合、警告を出
す。
【0197】(r1)作業量の合計が所定の上限値を超
えていた場合。 (r2)PJアサイン候補格納装置69に格納された、
高い優先度のプロジェクトにメンバがアサインされてな
い場合。 (r3)プロジェクトの合計数が所定の上限値を越えた
場合。
【0198】これらプロジェクト集計部77及び/又は
メンバ別集計部75から警告が出た部分について、プロ
ジェクトリーダやスキルグループ統括管理者は、再度
(ST24)~(ST25)の作業を行う。
【0199】また、PJアサイン結果編集入力装置79
は、これらプロジェクトリーダやスキルグループ統括管
理者の操作により、PJアサイン結果格納装置74のア
サイン結果を修正する。この修正により、警告が出なく
なった時にプロジェクトの編集が終了する。
【0200】上述したように本実施形態によれば、各メ
ンバ毎に各条件毎の優先度を得るようにして割り当て候
補を決定するので、そのメンバにとって、OJTで成長
が期待でき、且つ、プロジェクトでの貢献度が一番高い
と思われるプロジェクトの優先度を決定でき、ネットワ
ーク型プロジェクトの効率の良い運営形態を実現するこ
とができる。
【0201】また、プロジェクト集計部77により、各
プロジェクトに必要なスキルと実レベルが割り当たって
いるかを判断し、必要なスキルとスキルレベルが充足さ
れていなかったら、その部分の警告を出すので、プロジ
ェクト編成を適切に行なうことができる。
【0202】また、メンバ別集計部75により、各メン
バに対し、合計の作業量又はプロジェクト数を適切な範
囲に維持しながら、各プロジェクトを割り当てることが
できる。
【0203】(第5の実施形態)次に、本発明の第5の
実施形態に係る目標管理装置について説明するが、その
前にこの目標管理装置の概要について述べる。プロジェ
クトの目標とメンバの目標を管理するためには、目標を
中心のオブジェクトとしたアクセスモデルを検討する必
要がある。目標にはプロジェクトを達成するためにブレ
ークダウンされたテーマとそのテーマ目標、そして、そ
のテーマに所属するメンバのメンバ目標がある。また、
目標を操作するアクターとして、プロジェクト統括管理
者、プロジェクトリーダ、プロジェクトリーダから権限
委譲をされた第三者(テーマリーダ)、メンバがいる。
【0204】次に、このような目標管理と各アクターの
役割などに関し、「プロジェクトの目標管理」、「メン
バの目標管理」、「権限の委譲」、「アクセス制御」の
順に述べる。
【0205】(プロジェクトの目標管理)まず、プロジ
ェクト統括管理者がプロジェクトを設定し、各プロジェ
クトのプロジェクトリーダを任命する。そしてプロジェ
クトリーダがプロジェクトの目的を達成するためのテー
マを設定する。このテーマとは、このテーマ全てが達成
されることによってそのプロジェクトが達成されたこと
になるように設定される。
【0206】そして、プロジェクトリーダは、どのテー
マにどのメンバを割り当てるのかを決定する。このメン
バは通常は組織に所属するものとする。また、一つのテ
ーマに複数のメンバを割当て可能であり、また一人のメ
ンバは複数のテーマに所属可能となっている。
【0207】なお、ここまでは本システムが管理するも
のでは無く、予めプロジェクト編成支援装置などの別の
システムによって決定されているものとする。
【0208】さて、プロジェクトリーダは自分に割り当
てられたテーマに対して、目標を設定する。割当てられ
るべき目標が決定された時点で目標設定のステータスは
初期状態Dになる。
【0209】目標の項目には、目標そのものと、目標を
達成するために必要な工数と、目標の達成の度合いを言
葉で表現した達成基準(4段階(3,2,1.5,
1))と、目標設定時のコメントとを入力し、目標設定
のステータスをCにする。目標の達成の度合いは、達成
基準“2”を目標に対する達成度が100%の状態とす
る。
【0210】なお、本実施形態の運用では達成基準
“2”が100%の目標達成状態であるが、これまでの
目標達成の実績の平均が“2”を上回るような場合は、
達成基準“1.5”を100%の達成状態として運用し
てもよい。すなわち、達成基準の100%を中心とした
達成度の適用範囲は、本実施形態で例示した範囲にとら
われずに運用形態に応じて柔軟に変更することが可能で
ある。
【0211】プロジェクト統括管理者はテーマ目標の設
定状況を検討し、妥当であると判断したら、目標設定の
ステータスをBにする。妥当でないと判断した場合は、
修正であると分かるマーキングを付加し設定されている
目標の内容を修正して、プロジェクトリーダに修正の要
求を通知する。プロジェクトリーダは通知にしたがっ
て、自分の判断を加味して、目標を変更する。この変更
プロセスは両者が合意に達するまで繰り返される。最終
的に合意に達したら目標設定のステータスをBに設定す
る。
【0212】このプロジェクトを実行している組織の全
体会議にてテーマの目標が承認されたら、ステータスを
Aにして目標設定が完了となる。なお、承認されなかっ
た場合は、オフラインの話し合いにより目標に対する修
正が行われる。ここまでが横糸(プロジェクト単位)の
機能である。
【0213】プロジェクト統括管理者は、この目標設定
の一連の状況を集計して一覧することが可能である。す
なわち、全てのプロジェクトについて目標の設定状況が
A〜Dのいずれにあるかの合計を数値として閲覧するこ
とができる。これによって、プロジェクトの目標設定の
進捗状況を把握でき、プロジェクトの全体のバランスを
取って目標設定をすることが可能になる。これが縦糸
(プロジェクト全体を組織の立場から見た)の機能であ
る。
【0214】なお、テーマ目標の達成度の評価は、まず
プロジェクトリーダが自己評価を行い、0〜5の数値評
価とその評価に対するコメントを入力する。次に、プロ
ジェクト統括管理者がプロジェクトリーダの自己評価を
参考にした評価を行い、0〜5の数値評価と評価に対す
るコメントを入力する。
【0215】以上がプロジェクトに係わる目標管理装置
の機能である。
【0216】(メンバの目標管理)次に、メンバ目標に
係わる目標管理装置の機能について述べる。メンバは自
分に割り当てられたテーマに対して、目標と工数を設定
する。テーマが割り当てられた時点で目標のステータス
は初期状態であるDをとる。目標の項目は、前述のテー
マ目標と同一である。目標の項目に、目標そのものと、
目標の達成に必要となる工数と、目標の達成の度合いを
言葉で表現したもの(4段階)と、目標設定時のコメン
トとを入力し、目標設定のステータスをCにする。
【0217】プロジェクトリーダはテーマ目標の設定状
況を検討し、妥当であると判断したら、目標設定のステ
ータスをBにする。妥当でないと判断した場合は、修正
であると分かるマーキングを付加し、設定されている目
標の内容を修正して、メンバに修正の要求を通知する。
メンバは通知にしたがって、自分の判断を加味して、目
標を変更する。この変更プロセスは両者が合意に達する
まで繰り返される。
【0218】最終的に合意に達したら目標設定のステー
タスをBに設定する。
【0219】このプロジェクトを実行している組織の全
体会議にてテーマの目標が承認されたら、ステータスを
Aにして目標設定が完了となる。承認されなかった場合
は、オフラインの話し合いにより目標に対する修正が行
われる。ここまでが横糸(プロジェクト単位)の機能で
ある。
【0220】プロジェクト統括管理者は、メンバの目標
設定の状況を集計して一覧することが可能である。すな
わち、全てのメンバについて目標と工数の設定状況がA
〜Dのいずれにあるかを数値として閲覧することができ
る。これによって、メンバの目標設定と各メンバが担当
している工数の進捗情況を把握でき、各メンバ毎に負荷
状況のバランスを取って目標を設定することが可能にな
る。これが縦糸(組織全体から見た管理)の機能であ
る。
【0221】メンバ目標の達成度の評価は、まずメンバ
自身が自己評価を行い、0〜5の数値評価とその評価に
対するコメントを入力する。次に、プロジェクトリーダ
がメンバの自己評価を参考にした評価を行い、0〜5の
数値評価と評価に対するコメントを入力する。 以上が
メンバに係わる目標管理装置の機能である。
【0222】(権限の委譲)次に権限の委譲について述
べる。プロジェクトは規模が大きいため、一人のPLが
全てのテーマに設定されるテーマ目標やメンバ目標を管
理することが難しい。これを解決するために、プロジェ
クト内の各テーマについてテーマリーダを任命してプロ
ジェクトリーダの権限の一部を委譲することがある。こ
れを本システムで実現する。
【0223】テーマリーダはプロジェクトリーダによっ
て決定される。プロジェクトリーダは各テーマのメンバ
となっている人間からテーマリーダを選定することがで
き、そのテーマリーダに与える権限を設定できる。ここ
で設定される権限は、テーマ目標の入力・変更・閲覧権
限、テーマに所属するメンバの目標の変更・閲覧権限で
ある。なお、メンバ目標の評価にかかわる権限はいかな
る場合でも付与できない。
【0224】(アクセス制御)次に、アクセス制御モデ
ルについて述べる。前述した通り、目標管理装置に係わ
るアクターは、プロジェクト統括管理者、プロジェクト
リーダ、テーマリーダ(本項目で定義する)、メンバの
四者である。そしてアクターの行えるアクションは大別
すると、目標入力(変更、削除を含む)、目標閲覧、達
成度評価、達成度閲覧である。
【0225】メンバは自分のメンバ目標について目標入
力、目標閲覧が行え、また自分の所属するプロジェクト
について目標閲覧、達成度閲覧が行える。
【0226】テーマリーダは、メンバができることに加
えて、リーダであるテーマのテーマ目標の入力が行え、
またそのテーマに所属するメンバの目標入力、目標閲
覧、達成度閲覧が行える。また、自分がリーダであるテ
ーマに所属するメンバの目標設定状況、工数の集計が行
える。
【0227】プロジェクトリーダは、自分のプロジェク
トの目標入力、目標閲覧、達成度閲覧が行える。また、
自分のプロジェクトに所属するメンバの目標について、
目標入力、目標閲覧、達成度評価、達成度閲覧が行え、
自分のプロジェクトに所属しないメンバについては、目
標閲覧、達成度閲覧が行える。また、自分がリーダであ
るプロジェクトに所属するメンバの目標設定状況、工数
の集計が行える。
【0228】プロジェクト統括管理者は、特にプロジェ
クトのテーマ目標の評価入力ができることの他、全ての
操作が行える。また、全てのプロジェクトのメンバにつ
いて、目標設定状況、工数の集計が行える。
【0229】このような役割の分担により、階層的にア
クセス可能な部分とアクセス制限のかからない部分をシ
ステムにおいてシームレスに扱うことが可能になってい
る。
【0230】さらに、システムの利用者は他のアクター
の権限を意識することなく自分の操作を実行できる。
【0231】また、テーマリーダはテーマ単体の目標と
そのテーマに属するメンバの目標を管理することがで
き、PLはテーマ全体の目標を管理することができるの
で、これによっても横糸(テーマ単体)と縦糸(テーマ
全体)の目標管理を行うことが可能になっている。
【0232】以上が、第5の実施形態に係る目標管理装
置の概要である。次に、第5の実施形態に係る目標管理
装置の構成について説明する。この目標管理装置は、計
算機上で実装されるものであり、基本コンポーネントと
して処理部と、データベースとを備えている。
【0233】ここで、処理部は、処理したい内容を遂行
するために必要となるパラメータを受理して当該パラメ
ータを加工し、データベースにリクエストを渡し、デー
タベースから受けた結果を加工し、GUI(この構成で
はWEBブラウザ)に表示可能な形態に整形する、とい
う機能を有し、具体的には以後の図26、図29〜図3
3、図39、図41、図43〜図45、図50、図5
2、図56〜図57、図61、図63の各フローチャー
トに示すように、ログインしたアクターの役割に応じ
て、目標入力、目標閲覧、達成度評価、達成度閲覧など
の処理をデータベースを用いて行なうものである。
【0234】一方、データベースは、メンバテーブルT
b1、プロジェクトメンバ登録テーブルTb2、メンバ
目標テーブルTb3、テーマリーダ登録テーブルTb
4、テーマ登録テーブルTb5、テーマ目標テーブルT
b6を備えている。ここで、各テーブルのうち、もっぱ
ら参照のためにのみ使用されるテーブルが、メンバテー
ブルTb1、プロジェクトメンバ登録テーブルTb2、
テーマ登録テーブルTb5であり、これらは本システム
を実施する以前に予め定義されているものとする。
【0235】これ以外の、メンバ目標テーブルTb3、
テーマリーダ登録テーブルTb4、テーマ目標テーブル
Tb6は本システムで登録・参照するために用いられ
る。
【0236】また、これらのテーブルTb1〜Tb6
は、本実施形態では同一データベース上に存在するよう
に表現しているが、実装するシステム環境に応じて、各
テーブルTb1〜Tb6は互いに異なるデータベース上
に登録されていても全く問題無い。
【0237】また、本実施形態中のフローチャートに記
載した各図面においては、図の左上方から処理への入力
データ、処理データ、出力データの流れとなっており、
データベースのテーブルTb1〜Tb6は参照・登録さ
れる順序に応じて上方から並んでいる。
【0238】データベースに対しては、処理側から問合
せを発行し、それに対してデータベースが応答(問合せ
結果)を返却する。したがって、各図面においては、デ
ータベースへの入線が先ず行われる。
【0239】次に、以上のように構成された目標管理装
置の動作について「ログイン」を述べた後、「メンバの
場合」、「テーマリーダの場合」、「プロジェクトリー
ダの場合」、「プロジェクト統括管理者の場合」のよう
に、権限が広がる順に説明する。(ログイン:図26)
まず、目標管理装置を利用する者はログインをする必要
がある。図27に示すように、ユーザ名g10とパスワ
ードg11を入力するが、このときに目標管理装置で必
要なアクセス制限が付加される。
【0240】アクセス制限を付加するには、ログインす
るユーザがどの役割(プロジェクト統括管理者、プロジ
ェクトリーダ、テーマリーダ、メンバ)に属するかを決
定する必要があるが、これに係わる情報はバックエンド
のシステムによって予め登録されているものとし、本シ
ステムはその管理には関知しない。
【0241】具体的には、図26において、入力ST3
0にユーザ名、パスワードを用い、それを処理ST31
がメンバテーブルTb1に問合せることによって認証さ
れたユーザか否かを判別する。その結果の表示ST32
として役割に応じたメニューを得る。
【0242】(メンバの場合)メンバが実施することの
できる行動は、図28に示すように、メンバ目標入力・
修正g20、プロジェクト目標閲覧g21、メンバ目標
閲覧g22である。ログオフg23でシステムを終了す
る。
【0243】[メンバ目標入力・修正g20:図29〜
図33]メンバ目標入力・修正g20を選択すると、図
34に示すように、自分が所属しているプロジェクト一
覧g31が表示される。これを実現するために、図29
に示すように、入力としてログインのときに取得した従
業員番号を入力ST40として用いる。
【0244】メンバが担当しているテーマを問合せるた
めに、プロジェクトメンバ登録テーブルTb2に従業員
番号をキーとして担当しているテーマ番号とそのテーマ
名を問合せ、それによって得られたテーマ番号をメンバ
目標テーブルTb3に問合せて、現在設定してある目標
の内容から工数を得る。
【0245】その得た工数をテーマ単位で合計したも
の、メンバが割り当てられている工数の総合計を処理S
T41で計算する。
【0246】以上の結果を、プロジェクト、テーマ毎に
まとめて表示ST42として出力する。
【0247】また、図34において、入力・修正したい
テーマを選択g32すると、図35に示すように、選択
したテーマに既に目標が設定されていればその一覧g4
0が表示され、設定されていなければ空白が表示され
る。
【0248】この目標の一覧表示にも、ステップST4
0〜ST42の手順が同様に用いられるが、ステップS
T41,ST42においては選択されたテーマに付いて
のみ表示する。
【0249】データベースの負荷軽減のために、クライ
アントや中間にあるキャッシュサーバで問合せ結果を一
時保存しておく構成としてもよい。中間のキャッシュサ
ーバの構成は、一般的なキャッシュサーバと同一でよ
い。
【0250】また、図35において、新規に目標を入力
する場合は新規目標追加g41を選択し、既に入力され
ている目標を変更したい場合は該当する目標に附属する
「変更」を選択する。
【0251】「新規目標入力」「変更」のいずれでも図
36に示す同じ画面に遷移し、目標の入力を行う。変更
の場合は既に入力されている目標の内容がg60〜g7
1に既定値として表示される。この処理は、図30に示
すステップST50〜ST52によって実現される。
【0252】また、図36において、目標の内容を入力
したら登録72を選択し、図31の処理ST60〜ST
62により、図37の確認画面へと遷移し、変更を目標
管理装置に反映してよいなら登録完了g80を選択す
る。登録処理は、図32のステップST70〜ST72
によって実現される。
【0253】また、図36の目標入力画面において、キ
ャンセルg73を選択すると変更を破棄し、図37の確
認画面でやり直しg81を選択すると、図36の目標入
力画面に戻り、入力した内容の修正を行うことができ
る。また、削除も同様にして、図33のステップST8
0により図38の確認画面を表示させ、削除してよいな
ら図33のステップST81,ST82により実行す
る。
【0254】[メンバ目標閲覧g22:図39]図28
において、メンバ目標閲覧g22を選択すると、検索条
件を設定する図40の画面へ遷移し、目標を閲覧したい
人の名前(実際はアクセス権限により自分の目標に限ら
れる)、プロジェクトの番号、プロジェクトの名称、プ
ロジェクトの実施期、困難度、達成度、目標の変更日
付、などをg100の入力欄で検索条件を指定して検索
をすることができる。この処理は、図39のステップS
T90〜ST93によって実現される。なお、ステップ
ST91は入力の待ち状態を表す。
【0255】また、何も検索条件を指定しないで検索実
行g101をした場合は、自分の今期の目標の一覧が出
力される。これは処理ST91によって得られた検索条
件にしたがってメンバ目標テーブルTb3を検索し、そ
の目標に対応するテーマの名前などをプロジェクトメン
バ登録テーブルTb2とテーマ登録テーブルTb5で検
索する。
【0256】データベースの検索順はこの通りである必
要がある。理由は、メンバ目標テーブルTb3で(アク
セス権限等による)検索可能な目標の全体を得て、その
目標に付随する従業員番号をキーとしてテーマ番号を抽
出し、そのテーマ番号をキーとしてプロジェクト名など
を得るからである。
【0257】また、ステップST93では、これらの処
理結果を目標単位に結合し、従業員番号、プロジェクト
番号、テーマ番号の優先順位で昇順にソートして出力す
る。なお、印刷g102をすると検索条件は前回の検索
のものを使用して印刷用の目標一覧画面が出力される。
Excel(登録商標)出力g103は、CSV形式で
ローカルファイルに保存できるので、目標の設定状況の
現状を出力したいときに使用するとよい。
【0258】[プロジェクト目標一覧g21:図41]
図28において、プロジェクト目標一覧g21を選択す
ると、検索条件を設定する図40の画面へ遷移して、プ
ロジェクトの目標一覧を表示できる。設定できる検索条
件g100は、メンバ目標閲覧と同一であるが、目標を
閲覧したい人の名前を選択すると、そのメンバの所属す
るプロジェクトの一覧について表示できる。
【0259】プロジェクトの一覧に表示されるテーマ目
標の評価は、アクセス制限により自分の所属するプロジ
ェクトの評価しか見ることができない。これもメンバ目
標の閲覧と同様に、図41のステップST100〜ST
103の処理手順で実施される。データベースへのアク
セスの順番もテーブルTb6,Tb2,Tb5の順であ
る必要がある。その他の、「印刷」、「Excel出
力」の機能はメンバ目標閲覧と同一である。
【0260】以上が、目標管理装置においてメンバが実
行できる機能である。
【0261】(テーマリーダの場合)図42に示すよう
に、テーマリーダはメンバが行えることに加えて、担当
テーマに属するメンバ目標の変更(253の一覧表示か
ら選択する)と、担当テーマ目標の入力・変更250
と、担当テーマに属するメンバとテーマに係わる集計機
能(目標設定状況一覧)254とが実行できる。また、
アクセス制限はテーマリーダ用のものが適用される。
【0262】図35のメンバ目標の入力の画面では、自
分に割り当てられたメンバ目標43が表示され、それに
ついて入力・変更を行う。この処理は「メンバの場合」
で詳述した図29〜図33までの処理と同様である。
【0263】[プロジェクト目標入力g110:図43
〜図45]図42において、プロジェクト目標入力g1
10を選択すると、図46に示すように、自分がテーマ
リーダとなっているテーマのリストが表示される。この
処理は、図43のステップST110〜ST111.
2、ST112によって行われる。次のステップで行う
処理を途中まで行ったものと同様である。
【0264】図46において、入力・変更したいテーマ
を選択g120すると、図35に示すように、テーマに
ついて設定された目標の一覧が表示される。まだ目標が
設定されていない場合は、空白が表示される。
【0265】この処理は、図43のステップST110
〜ST112によって行われ、リーダとしてアサインさ
れているテーマの探索ST111.1、そのテーマの内
容の検索ST111.2、テーマ単位での工数の計算、
その工数の自分がテーマリーダとなっているテーマでの
合計値の計算を行う(ST111.3〜ST111.
5)。その結果を一覧表示する(ST111.6〜ST
112)。
【0266】新規入力を選択すると、図47に示すよう
に、目標の入力画面が表示され、テーマ目標の入力を行
う。以前に目標が設定されている場合は、その内容が既
定値として表示される。
【0267】目標を入力・変更したら登録g121を選
択し、図48に示すように、入力・変更された目標の確
認画面へと遷移し、その内容を登録する場合は登録完了
g123を選択する。処理手順は、図44のステップS
T120〜ST122と同様であるが、登録する内容は
メンバ目標ではなくテーマ目標の内容となる。
【0268】図47の入力・変更画面でのキャンセルg
122は入力内容を破棄し、確認画面でのやり直しg1
24は入力・変更画面へ戻って入力した内容の変更が行
える。また、削除も同様にして、図45のステップST
130により図49の確認画面を表示させ、削除してよ
いなら図45のステップST131,ST132により
実行する。
【0269】[メンバ目標閲覧g113]図42に示す
メンバ目標閲覧g113では、検索条件の指定はメンバ
が行えるものと同一だが、表示される目標はアクセス制
限により自分のメンバ目標と自分がテーマリーダとなっ
ているテーマに所属するメンバのメンバ目標を表示でき
る。この処理手順は、図39のステップST90〜ST
93と同様である。
【0270】[プロジェクト目標閲覧g112]図42
に示すプロジェクト目標閲覧g112では、検索条件の
指定や表示される内容はメンバが行えるものと同一であ
る。この処理手順は、図41のステップST100〜S
T103と同様である。
【0271】[目標設定状況一覧g114:図50]図
42に示す目標設定状況一覧g114では、図51に示
すように、担当テーマに属するメンバの工数と、その合
計と、その目標設定状況の一覧g140と、その状況の
数の合計とが表示される。この処理は、図50のステッ
プST140〜ST142によって行われる。テーマリ
ーダは自分がリーダであるテーマに属するメンバの状況
のみを閲覧することが可能なので、入力の担当テーマと
ST141.1とプロジェクトメンバ登録テーブルTb
2により、アクセス制限(閲覧可能な従業員番号を制限
する)を付加する。これによって、担当するメンバが目
標設定を行っている状況や、その負荷状況の把握が可能
となっている。
【0272】さらに、アクセス制御によって他のテーマ
に属するメンバの負荷状況は見ることができないので、
テーマ毎の権限の分散が可能となっている。
【0273】(プロジェクトリーダの場合)プロジェク
トリーダはメンバ(テーマリーダを含む)の評価入力
と、テーマリーダの任命を行えることが大きく異なる。
【0274】[メンバ目標評価g172:図52]図5
3のメンバ目標評価g172を選択すると、図46に示
すように、プロジェクトリーダがリーダとなっているテ
ーマの一覧が表示される。この処理は、図43のステッ
プST110〜111.2によって行われるものと同様
である。
【0275】図46にて評価するテーマを選択g120
すると、図54に示すように、そのテーマに属するメン
バ目標の一覧が表示され、評価項目を入力することがで
きる。この評価入力のための入力フォームを表示する部
分は、図52のステップST150〜ST152で実現
する。
【0276】続いて、図54にて登録g193を選択す
ると、図55に示すように、入力した評価の確認画面が
表示され、登録完了g200を選択すると入力した評価
がシステムに登録される。メンバ目標テーブルTb3に
評価の内容を登録する処理手順はST70〜ST72で
行う目標入力と同様である。しかし、評価入力の場合
は、評価項目以外を変更しないので、目標入力とは論理
的に排他制御がなされている。
【0277】図54の評価項目入力画面でのキャンセル
g194は入力内容を破棄し、図55の確認画面での戻
るg201は評価項目入力画面へ戻って入力した内容の
変更を行う。
【0278】[テーマリーダの任命g176:図56〜
図57]図53にてテーマリーダの任命g176を選択
すると、図58に示すように、プロジェクトリーダのプ
ロジェクト下の全てのテーマg202と既に任命されて
いるテーマリーダg203の組の一覧が表示される。任
命したいテーマを選択すると、図59に示すように、テ
ーマに所属するメンバの一覧g205が表示される。こ
の処理は、図56のステップST160〜ST162で
実現される。
【0279】既にテーマリーダが任命されているテーマ
を選択した場合はテーマリーダを変更することができ
る。テーマリーダの既定値は画面上部g204に表示さ
れる。テーマリーダに任命したいメンバのボタンg20
5をクリックすると、テーマリーダを任命したことにな
る。この処理は、図57のステップST170〜ST1
73で実現される。
【0280】[目標設定状況一覧機能g177]図53
の目標設定状況一覧機能g177では、担当プロジェク
トに属する全てのメンバの工数と、その工数の合計と、
図51に示す如き、その目標設定の状況g140と、そ
の目標設定の状況の人数の合計の一覧が表示される。
【0281】さらに、アクセス制御によって他のプロジ
ェクトに属するメンバの負荷状況は見ることができない
ので、権限の分散が実現されている。これは、テーマリ
ーダで行った処理と同様に、図50の処理ST140〜
ST142で実現される。
【0282】しかし、プロジェクトリーダは、テーマリ
ーダと異なり、自分がリーダであるプロジェクト全般に
渡ってメンバの工数を集計できる。
【0283】(プロジェクト統括管理者の場合)プロジ
ェクト統括管理者は本目標管理装置における全ての機能
を実行することができる。プロジェクトリーダと異なる
のは全てのメンバ目標の評価機能、全てのテーマ目標の
評価機能、全てのメンバ目標の設定状況の集計機能、全
てのテーマ目標の設定状況の集計機能、が実行できるこ
とである。
【0284】[プロジェクト目標の評価g211]図6
0のプロジェクト目標の評価g211を選択すると、図
46のプロジェクトの一覧が表示される。この表示は、
図52のST150〜ST152で処理される。
【0285】これはプロジェクトリーダのメンバ評価で
テーマを選択する機能と同じ画面であるが、全てのテー
マに渡って表示され、かつテーマ目標の評価を行うとこ
ろが異なる。この処理は、図44のステップST120
〜ST122と同様であるが、評価項目のみを操作する
ところが異なる。
【0286】[メンバ目標の評価g212]図60のメ
ンバ目標の評価g212を選択すると、すべてのテーマ
に属するメンバの目標の評価をできること以外は、プロ
ジェクトリーダと同様の機能である。この処理は、図4
3のST110〜ST111.2と、図52のST15
0〜ST152と、図32のST70〜ST72で行わ
れる処理と同様である。
【0287】[メンバ目標の設定状況の集計g221]
図61のステップST180に伴い、図62のメンバ目
標の設定状況の集計g221を選択すると、図51に示
すように、全てのメンバについてメンバ目標の入力状況
の集計が行える。集計の内容は、メンバが入力した工数
と目標の各ステータスの個数である。
【0288】また、全メンバの工数の合計と目標のステ
ータスの合計を最下部に表示する。これによって、メン
バ全体の負荷状況が把握できるため、メンバの負荷が重
いプロジェクトに対しては負荷が軽いプロジェクトから
人員を投入するという管理が可能になる。つまり、メン
バのリソースについて縦糸の管理を実現していると言え
る。この処理は、図50のST140〜ST142によ
って実現される。
【0289】[テーマ目標の設定状況の集計g220:
図63]図62のテーマ目標の設定状況の集計g220
を選択すると、全てのテーマについてテーマ目標の入力
状況の集計が行える。集計の内容g232は、図64に
示すように、プロジェクトリーダによるテーマの見積も
り工数と、各テーマにおける目標設定の各ステータスの
個数である。
【0290】また、全テーマの工数の合計と目標のステ
ータスの合計を最下部に表示する。これによってプロジ
ェクト全体を見渡して、工数の多いテーマと少ないテー
マの間でリソースの管理を容易に行うことができるよう
になる。この処理は、図63のST190〜ST192
によって実現される。
【0291】上述したように本実施形態によれば、メン
バ、テーマリーダ、プロジェクトリーダ、プロジェクト
統括管理者の階層構造を設け、上層の者が下層の者を管
理する構成の目標管理装置としたので、プロジェクト単
位でのメンバのリソースの管理と、組織全体でのメンバ
のリソース管理とを相互に関連して実施することができ
る。
【0292】具体的には、予め設定されたプロジェクト
とそのテーマについて、プロジェクトリーダがテーマ目
標を設定し、メンバがテーマ毎にメンバ目標を設定し、
プロジェクト統括管理者がテーマ目標の達成度を評価
し、プロジェクトリーダがメンバ目標の達成度を評価す
ることができる。
【0293】また、プロジェクトリーダは個々のテーマ
目標、メンバ目標に関する権限を任意の第三者のテーマ
リーダに委譲でき、プロジェクト統括管理者やプロジェ
クトリーダやテーマリーダは各アクターが組織やプロジ
ェクトを管理する粒度に応じて、各目標の入力の進捗度
合いやメンバの工数(それによって表される負荷度合)
を一覧によって管理することができる。
【0294】従って、前出の機能と合わせることによっ
て、プロジェクト単位でのメンバのリソースの管理と、
組織全体でのメンバのリソース管理とを相互に関連して
実施できる目標管理装置を構築することができる。
【0295】また、目標や工数などに関し、メンバが入
力したものを各プロジェクトリーダが調整し、各プロジ
ェクトリーダが調整したものをプロジェクト統括管理者
が調整するように、アクセス制御に階層構造を持たせた
構成なので、極めて容易且つ確実に、プロジェクトの目
標を統一的に管理できると同時にメンバのリソースを統
一的に管理できるシステムを実現することができる。
【0296】また、メンバのリソース管理とプロジェク
トの進行状況の管理とをイントラネットのシステムの一
つとして実装して実現することができる。また、目標管
理システムのユーザインタフェースをWebトップで実
現して可用性を向上させることができる。なお、上記各
実施形態に記載した手法は、コンピュータに実行させる
ことのできるプログラムとして、磁気ディスク(フロッ
ピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光
ディスク(CD−ROM、DVDなど)、光磁気ディス
ク(MO)、半導体メモリなどの記憶媒体に格納して頒
布することもできる。
【0297】また、この記憶媒体としては、プログラム
を記憶でき、かつコンピュータが読み取り可能な記憶媒
体であれば、その記憶形式は何れの形態であっても良
い。
【0298】また、記憶媒体からコンピュータにインス
トールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上
で稼働しているOS(オペレーティングシステム)や、
データベース管理ソフト、ネットワークソフト等のMW
(ミドルウェア)等が本実施形態を実現するための各処
理の一部を実行しても良い。
【0299】さらに、本発明における記憶媒体は、コン
ピュータと独立した媒体に限らず、LANやインターネ
ット等により伝送されたプログラムをダウンロードして
記憶または一時記憶した記憶媒体も含まれる。
【0300】また、記憶媒体は1つに限らず、複数の媒
体から本実施形態における処理が実行される場合も本発
明における記憶媒体に含まれ、媒体構成は何れの構成で
あっても良い。
【0301】尚、本発明におけるコンピュータは、記憶
媒体に記憶されたプログラムに基づき、本実施形態にお
ける各処理を実行するものであって、パソコン等の1つ
からなる装置、複数の装置がネットワーク接続されたシ
ステム等の何れの構成であっても良い。
【0302】また、本発明におけるコンピュータとは、
パソコンに限らず、情報処理機器に含まれる演算処理装
置、マイコン等も含み、プログラムによって本発明の機
能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
【0303】なお、本願発明は、上記各実施形態に限定
されるものでなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない
範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施
形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、そ
の場合、組み合わされた効果が得られる。さらに、上記
各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示
される複数の構成用件における適宜な組み合わせにより
種々の発明が抽出され得る。例えば実施形態に示される
全構成要件から幾つかの構成要件が省略されることで発
明が抽出された場合には、その抽出された発明を実施す
る場合には省略部分が周知慣用技術で適宜補われるもの
である。
【0304】その他、本発明はその要旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施できる。
【0305】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ネ
ットワーク型プロジェクトの効率の良い運営形態を実現
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るネットワーク型
プロジェクト運営システムの構成を示す模式図
【図2】本発明の第2の実施形態に係るネットワーク型
プロジェクト運営システムの構成を部分的に示す模式図
【図3】同実施形態におけるネットワーク型プロジェク
ト運営システムの構成を部分的に示す模式図
【図4】同実施形態におけるアクセス制御部の機能を説
明するための模式図
【図5】同実施形態における動作を説明するための模式
【図6】同実施形態における動作を説明するための模式
【図7】本発明の第3の実施形態に係るスキル情報格納
装置の機能構成を示すブロック図
【図8】同実施形態におけるスキル質問格納部のデータ
構造を説明するための模式図
【図9】同実施形態におけるスキル質問格納部のデータ
構造を説明するための模式図
【図10】同実施形態におけるスキル質問格納部のデー
タ構造を説明するための模式図
【図11】同実施形態におけるスキル回答格納部のデー
タ構造を説明するための模式図
【図12】同実施形態におけるスキル判定格納部のデー
タ構造を説明するための模式図
【図13】同実施形態における動作を説明するためのフ
ローチャート
【図14】同実施形態におけるスキルレベル分布の形式
の例を示す模式図
【図15】同実施形態における検索条件の形式の例を示
す模式図
【図16】同実施形態におけるスキルレベルのメンバ名
分布の形式の例を示す模式図
【図17】同実施形態におけるメンバ名のリスト表示を
説明するための模式図
【図18】同実施形態におけるスキルレベル提示部の提
示形式の例を示す模式図
【図19】同実施形態における詳細情報の提示形式の例
を示す模式図
【図20】本発明の第4の実施形態に係るプロジェクト
編成支援装置の構成を示すブロック図
【図21】同実施形態におけるCDP格納装置のデータ
構造を示す模式図
【図22】同実施形態におけるPJ情報格納装置のデー
タ構造を示す模式図
【図23】同実施形態におけるPJ優先度格納装置のデ
ータ構造を示す模式図
【図24】同実施形態におけるPJアサイン要求格納装
置のデータ構造を示す模式図
【図25】同実施形態におけるプロジェクト編成支援装
置の動作を説明するためのフローチャート
【図26】本発明の第5の実施形態に係る目標管理装置
のログイン処理を説明するためのフローチャート
【図27】同実施形態におけるログイン画面を示す模式
【図28】同実施形態におけるメニュー画面を示す模式
【図29】同実施形態におけるプロジェクト一覧処理を
説明するためのフローチャート
【図30】同実施形態におけるメンバ目標入力フォーム
表示処理を説明するためのフローチャート
【図31】同実施形態における目標入力内容の確認表示
処理を説明するためのフローチャート
【図32】同実施形態におけるメンバ目標データベース
登録処理を説明するためのフローチャート
【図33】同実施形態におけるメンバ目標削除処理を説
明するためのフローチャート
【図34】同実施形態におけるプロジェクト一覧画面を
示す模式図
【図35】同実施形態におけるメンバ目標一覧画面を示
す模式図
【図36】同実施形態におけるPJメンバ目標入力画面
を示す模式図
【図37】同実施形態におけるメンバ目標の登録内容確
認画面を示す模式図
【図38】同実施形態におけるメンバ目標の削除内容確
認画面を示す模式図
【図39】同実施形態におけるメンバ目標閲覧処理を説
明するためのフローチャート
【図40】同実施形態における検索条件の設定画面を示
す模式図
【図41】同実施形態におけるテーマ目標閲覧処理を説
明するためのフローチャート
【図42】同実施形態におけるテーマリーダ用メニュー
画面を示す模式図
【図43】同実施形態におけるリーダ担当プロジェクト
一覧処理を説明するためのフローチャート
【図44】同実施形態におけるテーマ目標データベース
登録処理を説明するためのフローチャート
【図45】同実施形態におけるテーマ目標削除処理を説
明するためのフローチャート
【図46】同実施形態におけるプロジェクト選択画面を
示す模式図
【図47】同実施形態におけるプロジェクト全体目標入
力画面を示す模式図
【図48】同実施形態におけるプロジェクト全体目標入
力の登録内容確認画面を示す模式図
【図49】同実施形態における目標削除内容確認画面を
示す模式図
【図50】同実施形態におけるメンバ別工数・目標設定
状況集計処理を説明するためのフローチャート
【図51】同実施形態におけるメンバ別設定状況集計一
覧画面を示す模式図
【図52】同実施形態における目標評価フォーム表示処
理を説明するためのフローチャート
【図53】同実施形態におけるプロジェクトリーダ用メ
ニュー画面を示す模式図
【図54】同実施形態における目標評価入力画面を示す
模式図
【図55】同実施形態における目標評価内容確認画面を
示す模式図
【図56】同実施形態におけるテーマリーダ一覧処理を
説明するためのフローチャート
【図57】同実施形態におけるテーマリーダ登録処理を
説明するためのフローチャート
【図58】同実施形態におけるテーマリーダ一覧画面を
示す模式図
【図59】同実施形態におけるテーマリーダ選択画面を
示す模式図
【図60】同実施形態におけるプロジェクト統括管理者
用のメニュー画面を示す模式図
【図61】同実施形態における集計メニュー表示処理を
説明するための模式図
【図62】同実施形態における目標の設定状況一覧メニ
ュー画面を示す模式図
【図63】同実施形態におけるテーマ別工数・目標設定
状況集計処理を説明するためのフローチャート
【図64】同実施形態におけるテーマ目標の設定状況の
集計一覧画面を示す模式図
【図65】従来の従来型プロジェクトを示す模式図
【図66】一般的なネットワーク型プロジェクトの構成
を示す模式図
【符号の説明】
1…スキル情報格納装置 2…プロジェクト編成支援装置 3…目標管理装置 11…プロジェクト情報格納部 12…プロジェクト設定部 13…メンバ情報格納部 14…プロジェクトメンバ設定部 15…スキルグループ情報格納部 16…スキルグループ設定部 17…アクセス制御部 18…プロジェクト目標情報格納部 19…プロジェクト目標設定部 20…メンバ目標情報格納部 21…メンバ目標設定部 22…メンバ育成情報格納部 23…育成目標設定部 24…プロジェクト目標集計部 25…メンバ目標集計部 26…スキルグループ目標集計部 27…成果物管理情報格納部 28…成果物格納部 29…プロジェクト評価設定部 30…メンバ評価設定部 31…育成評価設定部 32…プロジェクト評価集計部 33…メンバ評価集計部 34…育成評価集計部 41…スキル質問格納部 42…スキル質問提示部 43…スキル回答入力部 44…スキル回答格納部 45…スキル判定部 46…スキルレベル目標入力部 47…スキル判定格納部 48…掲示選択入力部 49…組織メンバ選択部 50…スキルレベル分布提示部 51…スキルレベル検索入力部 52…スキルレベル検索結果提示部 53…スキルレベル提示部 54…スキルレベル詳細提示部 61…CDP入力装置 62…CDP格納装置 63…PJ要求情報入力装置 64…PJ情報格納装置 65…PJ優先度決定部 66…PJ優先度格納装置 67…PJ優先度表示装置 68…PJアサイン候補決定部 69…PJアサイン候補格納装置 70…PJアサイン候補表示装置 71…PJアサイン要求入力装置 72…PJアサイン要求格納装置 73…PJアサイン決定部 74…PJアサイン結果格納装置 75…メンバ別集計部 76…メンバ別集計表示装置 77…プロジェクト集計部 78…プロジェクト別集計表示装置 79…PJアサイン結果編集入力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤居 三喜夫 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 千藏 大輔 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 篠崎 政久 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 井上 洋一 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なるスキルグループに属する各メンバ
    が複数のプロジェクトに割当てられるネットワーク型プ
    ロジェクトを運営するためのネットワーク型プロジェク
    ト運営システムであって、 前記各メンバ毎に各プロジェクトに対して予め複数の達
    成度基準が格納される達成度基準格納手段と、 プロジェクトの完了により得られる各メンバ毎のメンバ
    成果物が格納される成果物格納手段と、 前記成果物格納手段内のメンバ成果物と前記達成度基準
    格納部内の対応する複数の達成度基準とを比較し、当該
    メンバ成果物がいずれの達成度基準を満たしているかを
    判定し、この判定結果に基づいてメンバ達成度を評価す
    る達成度評価手段と、 を備えたことを特徴とするネットワーク型プロジェクト
    運営システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のネットワーク型プロジ
    ェクト運営システムにおいて、 前記各メンバ毎に各プロジェクトに対して予め作業量が
    格納される作業量格納手段と、 前記達成度評価手段により各プロジェクト毎に評価され
    た各メンバ達成度に関し、前記作業量格納手段内の各プ
    ロジェクト毎の作業量を重み係数とした関数式に基づい
    て、プロジェクト全体に対するメンバ評価点を算出する
    評価点算出手段と、 を備えたことを特徴とするネットワーク型プロジェクト
    運営システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のネットワーク型プロジ
    ェクト運営システムにおいて、 前記各メンバ毎に各プロジェクトに対して予めスキル育
    成目標の複数の達成度基準が格納される達成度基準格納
    手段と、 プロジェクトの完了により得られる各メンバ毎のスキル
    育成の成果物が格納される成果物格納手段と、 前記成果物格納手段内のスキル育成の成果物と前記達成
    度基準格納部内の対応する複数の達成度基準とを比較
    し、当該スキル育成目標の成果物がいずれの達成度基準
    を満たしているかを判定し、この判定結果に基づいて各
    スキル毎のスキル育成目標の達成度を評価する達成度評
    価手段と、 を備えたことを特徴とするネットワーク型プロジェクト
    運営システム。
  4. 【請求項4】 異なるスキルグループに属する各メンバ
    が複数のプロジェクトに割当てられるネットワーク型プ
    ロジェクトに関し、前記割当て内容を決めるためのスキ
    ル情報を各メンバ毎に格納するスキル情報格納装置に用
    いられるスキル情報格納プログラムであって、 前記スキル情報格納装置のコンピュータを、 前記各メンバ毎にスキル質問を提示するスキル質問提示
    手段、 前記スキル質問提示手段により提示されたスキル質問に
    対応して回答を受けたとき、この回答からスキルレベル
    を判定するスキル判定手段と、 前記スキル判定手段により判定されたスキルレベルを当
    該メンバ情報と共に、格納するスキル判定格納手段、 として機能させるためのスキル情報格納プログラム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のスキル情報格納プログ
    ラムにおいて、 前記スキル情報格納装置のコンピュータを、 入力された提示要求に基づいて、同一のスキルレベル毎
    に該当するメンバ人数を提示するスキル分布提示手段、 として機能させるためのスキル情報格納プログラム。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載のスキル情報格納プログ
    ラムにおいて、 前記スキル情報格納装置のコンピュータを、 スキルとレベルの指定に基づいて、該当するメンバ情報
    を提示するスキルレベル検索手段、 として機能させるためのスキル情報格納プログラム。
  7. 【請求項7】 異なるスキルグループに属する各メンバ
    が複数のプロジェクトに割当てられるネットワーク型プ
    ロジェクトを運営するためのネットワーク型プロジェク
    ト運営システムであって、 前記各メンバ毎に、スキルとレベルとからなる複数種類
    の条件データが格納された条件データ格納手段と、 前記各プロジェクト毎に、該当するスキルと必須レベル
    とが格納されたプロジェクト情報格納手段と、 前記プロジェクト情報格納手段の格納内容に関し、前記
    条件データ格納手段の各条件データ毎に当該メンバが適
    任であるか否かを判定し、各条件データ毎の優先度を得
    る優先度決定手段と、 前記優先度決定手段により得られた優先度に基づいて、
    割当て候補のメンバを決定する割当て候補決定手段と、 を備えたことを特徴とするネットワーク型プロジェクト
    運営システム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のネットワーク型プロジ
    ェクト運営システムにおいて、 前記割当て候補決定手段により割当て候補に決定された
    各メンバ毎に、割当て候補とされた全てのプロジェクト
    の作業量を集計し、集計結果が所定値を超えた場合に
    は、警告を出力するメンバ別集計手段、 を備えたことを特徴とするネットワーク型プロジェクト
    運営システム。
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