JP6499044B2 - タスク管理装置、タスク管理方法、タスク管理プログラムおよびユーザインタフェース提供方法 - Google Patents

タスク管理装置、タスク管理方法、タスク管理プログラムおよびユーザインタフェース提供方法 Download PDF

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Description

本発明は、タスク管理装置、タスク管理方法、タスク管理プログラムおよびユーザインタフェース提供方法に関する。
従来、実施すべきタスクの管理方法として、実施する日付または期間を特定してスケジューラに登録する方法、または日付を指定しないでToDoリストに登録する方法が知られている(例えば非特許文献1を参照)。また、タスクの実施結果を記録する方法としては、ToDoリストに登録されたタスクを消去する方法が知られている。
例えば、図10に示すように、従来のタスクを管理する管理画面401は、カレンダー形式のスケジューラ402、およびToDoリスト404を有する。図10は、従来の管理画面を示す図である。図10に示すように、予定日が決まっているタスク403はスケジューラ402に登録され、特定の日付と紐付けられていないタスク405はToDoリストに登録される。また、実施が完了したタスク406は、例えば取り消し線が引かれること等によって消去される。
しかしながら、従来のタスクの管理方法には、タスクの管理を行うリストの可読性が悪く、さらにタスクの実施の実績を管理することができないという問題があった。
また、例えば従来のToDoリストにおいて繰り返し実施するタスクの管理を行う場合、毎日自宅で実施するべきタスクや毎週特定の曜日に実施するべきタスクが、ユーザがToDoリストを閲覧している場所や日時に関係なく表示される。このような当面不要なタスクがToDoリストに表示されることにより、当日実施するべきタスクが目立たなくなる等の可読性の低下が生じる。
また、例えば勉強やトレーニングのような、繰り返し実施し、日々の実施を積み重ねるタイプのタスクについては、実施回数等を確認し実績を管理することが望まれる。しかし、従来のToDoリストにおいては、実施が完了したタスクを消去するのみであり、実績の管理を行うことができない。
本発明のタスク管理装置は、ユーザが繰り返し実施するタスクと、前記タスクを前記ユーザが実施する際の条件とを対応付けて記憶するタスクデータ蓄積部と、ユーザ端末から取得した情報が、前記タスクデータ蓄積部に記憶されている条件を満たすかそれぞれ判定し、条件を満たすと判定した場合には、該条件に対応するタスクを含む管理表を作成するタスクデータ表示制御部と、前記タスクデータ蓄積部に記憶された繰り返し実施するタスクの実施回数を計数し、計数したタスクの実施回数に基づいて、タスクの実施の実績を示す実績評価表を作成するタスク評価部と、を有することを特徴とする。
また、本発明のタスク管理方法は、タスク管理装置で実行されるタスク管理方法であって、ユーザ端末から取得した情報が、ユーザが繰り返し実施するタスクと、前記タスクを前記ユーザが実施する際の条件とを対応付けて記憶するタスクデータ蓄積部に記憶されている条件を満たすかそれぞれ判定し、条件を満たすと判定した場合には、該条件に対応するタスクを含む管理表を作成するタスクデータ表示制御工程と、前記タスクデータ蓄積部に記憶された繰り返し実施するタスクの実施回数を計数し、計数したタスクの実施回数に基づいて、タスクの実施の実績を示す実績評価表を作成するタスク評価工程と、を含んだことを特徴とする。
また、本発明のユーザインタフェース提供方法は、タスク管理装置およびユーザ端末を含むタスク管理システムで実行されるユーザインタフェース提供方法であって、前記タスク管理装置が、前記ユーザ端末から取得した情報が、ユーザが繰り返し実施するタスクと、前記タスクを前記ユーザが実施する際の条件とを対応付けて記憶するタスクデータ蓄積部に記憶されている条件を満たすかそれぞれ判定し、条件を満たすと判定した場合には、該条件に対応するタスクを含む管理表を表示するインタフェースのデータファイルを作成するタスクデータ表示制御工程と、前記ユーザ端末が、前記タスクデータ表示制御工程によって作成されたデータファイルに基づいて前記管理表を表示する第1の表示工程と、前記タスク管理装置が、前記タスクデータ蓄積部に記憶された繰り返し実施するタスクの実施回数を計数し、計数したタスクの実施回数に基づいて、タスクの実施の実績を示す実績評価表を表示するインタフェースのデータファイルを作成するタスク評価工程と、前記ユーザ端末が、前記タスク評価工程によって作成されたデータファイルに基づいて前記実績評価表を表示する第2の表示工程と、前記タスク管理装置が、前記タスクデータ蓄積部への新規タスクの登録および前記タスクデータ蓄積部に記憶されているタスクの編集を行う登録画面のインタフェースのデータファイルを作成する登録画面作成工程と、前記ユーザ端末が、前記登録画面作成工程によって作成されたデータファイルに基づいて前記登録画面を表示する第3の表示工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、タスクの管理を行うリストの可読性を向上させ、タスクの実施の実績を管理することができる。
図1は、第1の実施形態に係るタスク管理システムの構成の一例を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係るタスク管理システムのタスク管理データの一例を示す図である。 図3は、第1の実施形態に係るタスク管理システムの参照条件の決定方法の一例を示す図である。 図4は、第1の実施形態に係るタスク管理システムのユーザインタフェースの一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態に係るタスク管理システムのユーザインタフェースの一例を示す図である。 図6は、第1の実施形態に係るタスク管理システムのタスクの実施の実績の表示方法の一例を示す図である。 図7は、第1の実施形態に係るタスク管理システムのタスクの実施の促進方法の一例を示す図である。 図8は、第1の実施形態に係るタスク管理システムの処理の一例を示す図である。 図9は、プログラムが実行されることによりユーザ端末もしくはタスク管理サーバが実現されるコンピュータの一例を示す図である。 図10は、従来の管理画面を示す図である。
以下に、本願に係るタスク管理装置、タスク管理方法、タスク管理プログラムおよびユーザインタフェース提供方法の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係るタスク管理装置、タスク管理方法、タスク管理プログラムおよびユーザインタフェース提供方法が限定されるものではない。
[第1の実施形態]
以下の実施形態では、第1の実施形態に係るタスク管理システムの構成、タスク管理システムにおける各装置の処理の流れを順に説明し、最後に第1の実施形態による効果を説明する。
[第1の実施形態の構成]
まず、図1を用いて、第1の実施形態に係るタスク管理システムの構成について説明する。図1は、第1の実施形態に係るタスク管理システムの構成の一例を示す図である。図1に示すようにタスク管理システム1は、ユーザ端末10およびタスク管理装置として機能するタスク管理サーバ20が通信ネットワーク30によって接続されることで構成されている。
図1に示すように、ユーザ端末10は、情報閲覧部11および通信処理部15を有する。また、情報閲覧部11は、タスク表示画面12、タスク登録画面13、タスク評価画面14を適宜表示する。また、タスク管理サーバ20は、タスクデータ蓄積部21、タスクデータ表示制御部22、タスクデータ蓄積制御部23、タスク評価部24および通信処理部25を有する。通信処理部15および通信処理部25は、各装置と通信ネットワーク30との間で行われる通信に関する処理を行う。
ユーザ端末10は、タスク管理サーバ20に種々の要求を行う。タスク管理サーバ20はユーザ端末10の要求に応じてインタフェースのデータファイル等のデータをユーザ端末10に送信する。なお、ユーザ端末10はタスク管理サーバ20によって生成されたインタフェースを表示するのみであり、条件の判定、インタフェースの生成等のタスク管理システム1における主な処理はタスク管理サーバ20によって行われる。以降、タスク管理システム1が行う各処理について説明するとともに、各部の動作について説明する。
(タスク表示)
ユーザがタスクの確認等を行うためのタスク表示における各部の動作について説明する。まず、ユーザ端末10はユーザ端末10の情報、すなわち参照条件をタスク管理サーバ20に送信する。次に、タスク管理サーバ20のタスクデータ表示制御部22は、参照条件が、表示条件を満たすかそれぞれ判定し、表示条件を満たすと判定した場合には対応するタスクを含むリストを表示するインタフェースを生成し、生成したインタフェースのデータファイルをユーザ端末10に送信する。そして、タスク表示画面12は受信したインタフェースのデータファイルを基に画面の表示を行う。
ここで、図2を用いて、タスクデータ蓄積部21に記憶されるタスク管理データについて説明する。図2は、第1の実施形態に係るタスク管理システムのタスク管理データの一例を示す図である。図2に示すように、タスク管理データは、タスクのシリアル番号211、タスクの表示条件212、タスクの内容213、タスクの管理ラベル214、タスクの実施記録215等から構成されている。このように、タスクデータ蓄積部21はユーザが実施予定のタスクと、タスクをユーザが実施する際の条件、すなわち表示条件とを対応付けて記憶している。
タスクの表示条件212は、特定の日付、日付や曜日のパターン、日付の期間、位置情報、事象に関する情報、ユーザ情報、端末情報等である。また、例えばタスクの表示条件212を日付や曜日のパターンとすることで、繰り返し表示させることができる。例えばシリアル番号「003」のタスクの表示条件「*(Sun)」は、毎週日曜日に繰り返し表示されることを表している。なお、図2の「*」はワイルドカードであり、任意の値を示すものである。これにより、タスクデータ蓄積部21には繰り返し実施するタスクを登録することができる。
また、タスクの表示条件212は複数とすることもできる。さらに、複数の表示条件の全てが満たされる必要があるか、もしくはいずれかが満たされればよいかを設定できるようにしてもよい。また、日付は、年月日だけでなく時分秒も含めたものであってもよい。ことのき、タスクデータ蓄積部21は表示条件212として時分秒まで含めて蓄積、管理する。そして、条件に時分秒が含まれているタスクは、条件の時分秒に合致する時刻に表示される。
また、管理ラベル214が空欄であるタスクは、表示条件に合わせてタスクを管理する。また、管理ラベル214が「S」であるタスクは、表示条件が複数あっても実施記録が1回あればタスク完了として管理する。また、管理ラベル214が「M」であるタスクは、複数の表示条件ごとにタスクが未実施であるか完了であるかを管理する。また、管理ラベル214が「C」であるタスクは、複数の表示条件ごとにタスクが未実施であるか完了であるかを管理し、さらに実績の評価対象とする。
また、実施記録215は、実施日、すなわちタスクを実施した日付である。なお、図2に示すように、実施記録215には、例えば「:」で区切ることで複数の実施日を記録することができる。
例えば、シリアル番号「001」のタスクは、「2015/06/01」に表示され、内容は「ゴミ捨て」であり、「2015/06/01」に実施済みである。また、シリアル番号「002」のタスクは、「2015/06/*」すなわち2015年6月の全ての日に表示され、内容は「申請書の提出」であり、1回実施されれば完了となるタスクであり、未実施である。また、シリアル番号「004」のタスクは、「*」すなわち毎日表示され、内容は「ストレッチする」であり、複数の表示条件ごとに未実施であるか完了であるかを管理し、実績の評価対象であり、「2015/05/30」および「2015/05/31」に実施されている。
次に、図3を用いて参照条件について説明する。図3は、第1の実施形態に係るタスク管理システムの参照条件の決定方法の一例を示す図である。タスク表示画面12では、タスク管理データにおける表示条件とユーザ端末10で決定された参照条件が合致するタスクが、リストとして表示される。
図3の(a)に示すように、現在の日付や日時のような時間情報を参照条件とすることができる。また、図3の(b)に示すように、GPSで特定される緯度経度等の位置情報を参照条件とすることができる。また、図3の(c)に示すように、電子タグ、ビーコン、アクセスポイント、QRコード(登録商標)等の識別により特定される現在地や現在対峙している事象に関する情報を参照条件とすることができる。また、図3の(d)に示すように、端末同士のデータ交換により識別されるユーザ情報を参照条件とすることができる。また、図3の(e)に示すように、端末種別や端末を特定する識別コード等の端末情報を参照条件とすることができる。なお、これらの情報のうちのいずれか1つを参照条件としてもよいし、複数または全ての情報を参照条件としてもよい。
図4を用いて、タスク表示画面12について説明する。図4は、第1の実施形態に係るタスク管理システムのユーザインタフェースの一例を示す図である。タスク表示画面12は、ユーザがユーザ端末10からタスク管理システム1における各操作を行う場合の初期画面として機能する。図4に示すように、タスク表示画面12は、表示条件121、チェックボックス付きのタスク一覧122、チェック反映ボタン123、登録ボタン124および評価結果表示ボタン125を表示する。各ボタンを押下した場合の動作は、以降の各部の動作の説明とともに説明する。
また、タスク表示画面12は、図5に示すように、異なる日付のタスクを表示する画面や、月別カレンダーや年別カレンダーを表示する画面に遷移するようにしてもよい。図5は、第1の実施形態に係るタスク管理システムのユーザインタフェースの一例を示す図である。図5に示すように、タスク表示画面12は、左スワイプにより翌日のタスクを、右スワイプにより前日のタスクを表示する。
また、タスク表示画面12は、下スワイプにより月のカレンダーを表示し、さらに左スワイプにより翌月のカレンダーを、右スワイプにより前月のカレンダーを表示し、また、上スワイプにより元の画面に戻る。また、月のカレンダーを表示した状態から、さらに下スワイプにより年のカレンダーを表示し、さらに左スワイプにより翌年のカレンダーを、右スワイプにより前年のカレンダーを表示し、また、上スワイプにより元の画面に戻る。
また、年のカレンダーのいずれかの月がクリックされると、クリックされた月のカレンダーが表示され、また、月のカレンダーのいずれかの日がクリックされるとクリックされた日に対応するタスク表示画面12が表示される。
(タスクチェック)
タスクの実施が完了した際に行われるタスクチェックにおける各部の動作について説明する。まず、タスク表示画面12でタスクのチェックが実施されると、ユーザ端末10はタスクのチェックが実施されたことをタスク管理サーバ20に通知する。次に、タスク管理サーバ20のタスクデータ表示制御部22は、チェックされたタスクのタスクデータ蓄積部21に記憶されている実施日を更新し、チェックされたタスクを除外し、残っているタスクのリストを表示するインタフェースを生成し、生成したインタフェースのデータファイルをユーザ端末10に送信する。そして、タスク表示画面12は受信したインタフェースのデータファイルを基に画面の表示を行う。
図4を用いてタスクチェックを行う場合のタスク表示画面12について説明する。図4に示すように、タスク表示画面12において、タスク一覧122に表示されているタスクのチェックボックスが選択された状態でチェック反映ボタン123がクリックされると、チェックボックスが選択されたタスクがタスク一覧122から除外される。また、このとき、図2に示すタスクデータ蓄積部21に記憶されているタスク管理データの実施記録215には、タスクチェックを行った日付が登録される。
(タスク登録)
タスク登録画面13では、タスクの登録および編集が行われる。まず、タスク表示画面12で登録ボタンがクリックされると、ユーザ端末10は登録ボタンがクリックされたことをタスク管理サーバ20に通知する。次に、タスク管理サーバ20のタスクデータ蓄積制御部23は、タスクデータ蓄積部21に該当ユーザのタスクがあるか否かを確認する。そして、タスクデータ蓄積制御部23は、該当ユーザのタスクがある場合は登録済みのタスクを含めたタスク登録画面13のインタフェースを生成し、該当ユーザのタスクがない場合はタスクを表示しないタスク登録画面13のインタフェースを生成する。ここで、タスクデータ蓄積制御部23は生成したインタフェースのデータファイルをユーザ端末10に送信する。そして、タスク登録画面13は受信したインタフェースのデータファイルを基に画面の表示を行う。
また、タスク登録画面13で行われたタスクの編集または新規入力の内容がユーザ端末10から管理サーバ20に通知されると、タスク管理サーバ20のタスクデータ蓄積制御部23はタスクデータ蓄積部21に対してタスクの登録もしくは更新を行う。そして、タスクデータ表示制御部22は、登録または更新後のタスクをタスクデータ蓄積部21から検索し、検索結果を基にリストを表示するインタフェースを生成し、生成したインタフェースのデータファイルをユーザ端末10に送信する。そして、タスク表示画面12は受信したインタフェースのデータファイルを基に画面の表示を行う。
図4を用いてタスク登録画面13について説明する。図4に示すように、タスク表示画面12のタスク登録ボタン124がクリックされると、タスク登録画面13が表示される。タスク登録画面13は、タスクデータ蓄積部21から所定の条件で抽出したタスクの表示条件および内容の一覧が編集可能な状態で表示される。また、抽出したタスクの有無に関係なく、新規タスクを登録するための欄を設けるようにしてもよい。
(タスク評価結果表示)
タスク評価画面14には、タスクの実施の実績等が評価とともに表示される。まず、タスク表示画面12で評価結果表示ボタン125がクリックされると、ユーザ端末10は評価結果表示ボタン125がクリックされたことをタスク管理サーバ20に通知する。次に、タスク管理サーバ20のタスク評価部24は、該当ユーザのタスクの評価を行う。そして、タスク評価部24は、タスクの実施回数を計数し、計数したタスクの実施回数に基づいてタスクの実施の実績を示すリストを表示するタスク評価画面14のインタフェースを生成する。ここで、タスク評価部24は生成したインタフェースのデータファイルをユーザ端末10に送信する。そして、タスク評価画面14は受信したインタフェースのデータファイルを基に画面の表示を行う。
図4を用いてタスク評価画面14について説明する。図4に示すように、タスク表示画面12のタスク評価結果表示ボタン125がクリックされると、タスク評価画面14が表示される。タスク評価画面14は、評価対象のタスクについて、評価点141、評価ラベル142、促進通知143等を表示する。なお、評価ラベル142は、評価点141等に基づいて表示される図である。
評価点141の表示方法としては、例えば実施回数とあらかじめ設定した得点により評価点を決定し表示する方法がある。例えば1回7得点と設定されているタスクを5回実施した場合、評価点141は7得点×5回=35ポイントとして表示される。この場合、図6の(a)に示すように、評価点の増加にともなって、単純に評価ラベル142が大きくなる。図6は、第1の実施形態に係るタスク管理システムのタスクの実施の実績の表示方法の一例を示す図である。
また、評価点141の他の表示方法として、予定されている実施回数の総和に対する実際に実施した回数の割合により評価点を決定し表示する方法がある。例えば予定されている実施回数の総和が20回であり、実際に実施した回数が7回である場合、評価点141は7回/20回=35%=35ポイントとして表示される。この場合、図6の(b)に示すように、予定されている実施回数の総和を一定の大きさの第1の領域で表し、第1の領域のうちの実際に実施した回数を表す第2の領域を、第1の領域と異なるパターンもしくは色で表した図を評価ラベル142とする。そして、評価点の増加にともなって、第2の領域が大きくなる。
また、評価点141の他の表示方法として、実施回数が一定の値に到達するごとにレベルを加算し、前回レベルが加算された時点からの実施回数または一定の値に対する前回レベルが加算された時点からの実施回数の割合をポイントとして表示する方法がある。例えば、実施回数が10回に到達するごとにレベルを加算する場合、実施回数が35回であれば、3回のレベルの加算が行われ、前回レベルが加算された時点からの実施回数が5回であるので、評価点141はレベル3の5ポイントとして表示される。
この場合、図6の(c)に示すように、レベルが加算される実施回数を、レベルごとにパターンもしくは色が異なる一定の大きさの第1の領域で表し、前回レベルが加算された時点からの実施回数または一定の値に対する前回レベルが加算された時点からの実施回数の割合を表す第2の領域を、第1の領域と異なるパターンもしくは色で表した図を評価ラベル142とする。そして、評価点の増加にともなって、第2の領域が大きくなり、レベルが加算された場合は第1の領域のパターンもしくは色が変化する。また、レベルが加算された場合、第1の領域のパターンもしくは色を、レベルが加算される前の第2の領域のパターンもしくは色と同じものにしてもよい。
図7を用いて、タスク評価画面14におけるタスク実施の促進方法について説明する。図7は、第1の実施形態に係るタスク管理システムのタスクの実施の促進方法の一例を示す図である。図7に示すように、タスク評価画面14は、登録したタスクに対して未実施が続く場合、未実施の連続回数の増加に応じて評価ラベル142の明度や彩度を段階的に下げていく。また、一定回数以上の実施が確認された場合は、評価ラベル142の明度や彩度を段階的に上げていくようにしてもよい。さらに、タスク評価画面14は、未実施が繰り返され実施の再開が見込めない回数まで未実施が連続した場合は、あらかじめ設定した再開不能を示す色を評価ラベル142に設定する。
[第1の実施形態の処理]
図8を用いて、タスク管理システム1の処理について説明する。図8は、第1の実施形態に係るタスク管理システムの処理の一例を示す図である。タスク管理システム1の処理は、大きく分けてタスク表示、タスクチェック、タスク登録、タスク評価結果表示に分けることができる。以降、各処理の詳細について説明する。
(タスク表示)
タスク表示においては、まず、ユーザ端末10は初期画面のアドレスに参照条件を付けて管理サーバ20に送信する(ステップS101)。次に、タスク管理サーバ20のタスクデータ表示制御部22は、タスクデータ蓄積部21から参照条件に適合したタスクを検索する(ステップS102)。そして、ユーザ端末10のタスク表示画面12は参照条件に適合したタスクをリスト表示する(ステップS103)。
(タスクチェック)
タスクチェックにおいては、まず、ユーザ端末10のタスク表示画面12でタスクのチェックが実施される(ステップS201)。タスクのチェックは、実施したタスクのチェックボックスを選択し、所定のボタンを押下すること等によって行われる。次に、タスク管理サーバ20のタスクデータ表示制御部22は、タスク管理データに実施日を入れてタスクデータ蓄積部21のデータを更新する(ステップS202)。そして、ユーザ端末10のタスク表示画面12は、実施したタスクを消して、残っているタスクをリスト表示する(ステップS203)。
(タスク登録)
タスク登録においては、まず、ユーザ端末10のタスク表示画面12の登録ボタンがクリックされると(ステップS301)、タスク管理サーバ20のタスクデータ蓄積制御部23は、該当ユーザのタスクの有無を確認する(ステップS302)。そして、ユーザ端末10のタスク登録画面13は、該当ユーザのタスクがあればタスクを入れて、無ければ空欄の編集画面を表示する(ステップS303)。
ユーザ端末10のタスク登録画面13で、タスクの編集または新規入力が行われると(ステップS304)、タスクデータ蓄積制御部23はタスクの登録を行う(ステップS305)。さらに、タスクデータ蓄積制御部23はタスクの検索を行う(ステップS306)。そして、タスク表示画面12は更新後のタスクリストを表示する(ステップS307)。
(タスク評価結果表示)
タスク評価結果表示において、まず、ユーザ端末10のタスク表示画面12の評価結果表示ボタン125がクリックされると(ステップS401)、タスク評価部24は該当ユーザのタスクの評価を実施する(ステップS402)。そして、タスク評価画面14は、該当ユーザの評価対象タスクの評価結果を表示する(ステップS403)。
[第1の実施形態の効果]
タスクデータ蓄積部21は、ユーザが繰り返し実施するタスクと、タスクの表示条件とをユーザが実施する際の条件、すなわち表示条件とを対応付けて記憶する。タスクデータ表示制御部22は、ユーザ端末から取得した情報、すなわち参照条件が、表示条件を満たすかそれぞれ判定し、表示条件を満たすと判定した場合には対応するタスクを含むリストを作成する。なお、タスクデータ表示制御部22で作成されたリストは、タスク表示画面12に表示される。これにより、表示条件を満たさないタスクは管理表に含まれず、タスク表示画面12には表示されないため、リストの可読性が向上する。
また、タスク評価部24は、タスクの実施回数を計数し、計数したタスクの実施回数に基づいてタスクの実施の実績を示すリストを作成する。なお、タスク評価部24で作成されたリストはタスク評価画面14に表示される。これにより、ユーザはユーザ端末10のタスク評価画面14から実績評価表を閲覧し、タスクの実施の実績を管理することができる。
また、タスクデータ蓄積部21は、タスクをユーザが実施する際の条件として少なくともタスクをユーザが実施する日付を記憶するようにしてもよい。この場合、タスクデータ表示制御部22は、参照条件として少なくとも日付を取得する。これにより、タスク表示画面12には、その日に実施するタスクのみが表示され、リストの可読性が向上する。
また、ユーザは、ユーザ端末10のタスク登録画面13からの操作により、新規タスクのタスクデータ蓄積部21への登録およびタスクデータ蓄積部21に記憶されているタスクの編集を行うことができる。これにより、実施の管理を行いたいタスクの条件等をユーザが設定することができ、実績の管理をより柔軟に行うことができるようになる。
また、タスク評価画面14は、タスクの実施の実績を図形化して評価ラベル142として表示する。また、タスク評価画面14は、繰り返し実施されるタスクが所定の範囲の期間において実施されていない場合、ユーザに対し実施を促す通知を行う。これにより、ユーザはタスクの実施の実績を直感的に認識することができる。
[システム構成等]
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPU(Central Processing Unit)および当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
また、本実施形態において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
[プログラム]
図9は、プログラムが実行されることによりユーザ端末もしくはタスク管理サーバが実現されるコンピュータの一例を示す図である。コンピュータ1000は、例えば、メモリ1010、CPU1020を有する。また、コンピュータ1000は、ハードディスクドライブインタフェース1030、ディスクドライブインタフェース1040、シリアルポートインタフェース1050、ビデオアダプタ1060、ネットワークインタフェース1070を有する。これらの各部は、バス1080によって接続される。
メモリ1010は、ROM(Read Only Memory)1011およびRAM(Random Access Memory)1012を含む。ROM1011は、例えば、BIOS(Basic Input Output System)等のブートプログラムを記憶する。ハードディスクドライブインタフェース1030は、ハードディスクドライブ1090に接続される。ディスクドライブインタフェース1040は、ディスクドライブ1100に接続される。例えば磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能な記憶媒体が、ディスクドライブ1100に挿入される。シリアルポートインタフェース1050は、例えばマウス1110、キーボード1120に接続される。ビデオアダプタ1060は、例えばディスプレイ1130に接続される。
ハードディスクドライブ1090は、例えば、OS1091、アプリケーションプログラム1092、プログラムモジュール1093、プログラムデータ1094を記憶する。すなわち、ユーザ端末10もしくはタスク管理サーバ20の各処理を規定するプログラムは、コンピュータにより実行可能なコードが記述されたプログラムモジュール1093として実装される。プログラムモジュール1093は、例えばハードディスクドライブ1090に記憶される。例えば、ユーザ端末10もしくはタスク管理サーバ20における機能構成と同様の処理を実行するためのプログラムモジュール1093が、ハードディスクドライブ1090に記憶される。なお、ハードディスクドライブ1090は、SSD(Solid State Drive)により代替されてもよい。
また、上述した実施形態の処理で用いられる設定データは、プログラムデータ1094として、例えばメモリ1010やハードディスクドライブ1090に記憶される。そして、CPU1020が、メモリ1010やハードディスクドライブ1090に記憶されたプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094を必要に応じてRAM1012に読み出して実行する。
なお、プログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ハードディスクドライブ1090に記憶される場合に限らず、例えば着脱可能な記憶媒体に記憶され、ディスクドライブ1100等を介してCPU1020によって読み出されてもよい。あるいは、プログラムモジュール1093およびプログラムデータ1094は、ネットワーク(LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等)を介して接続された他のコンピュータに記憶されてもよい。そして、プログラムモジュール1093およびプログラムデータ1094は、他のコンピュータから、ネットワークインタフェース1070を介してCPU1020によって読み出されてもよい。
1 タスク管理システム
10 ユーザ端末
11 情報閲覧部
12 タスク表示画面
13 タスク登録画面
14 タスク評価画面
15、25 通信処理部
20 タスク管理サーバ
21 タスクデータ蓄積部
22 タスクデータ表示制御部
23 タスクデータ蓄積制御部
24 タスク評価部
30 通信ネットワーク
121 表示条件
122 タスク一覧
123 チェック反映ボタン
124 登録ボタン
125 評価結果表示ボタン
141 評価点
142 評価ラベル
143 促進通知
211 シリアル番号
212 表示条件
213 内容
214 管理ラベル
215 実施記録

Claims (8)

  1. ユーザが繰り返し実施するタスクと、前記タスクを前記ユーザが実施する際の条件と、実績評価の対象とするか否かを示すラベルとを対応付けて記憶するタスクデータ蓄積部と、
    ユーザ端末から取得した情報が、前記タスクデータ蓄積部に記憶されている条件を満たすかそれぞれ判定し、条件を満たすと判定した場合には、該条件に対応するタスクを含む管理表を作成するタスクデータ表示制御部と、
    前記タスクデータ蓄積部に記憶された繰り返し実施するタスクのうち、実績評価の対象とすることを示すラベルと対応付けられたタスクの実施回数を計数し、計数したタスクの実施回数に基づいて、タスクの実施の実績を示す実績評価表を作成するタスク評価部と、
    を有することを特徴とするタスク管理装置。
  2. 前記タスクデータ蓄積部は、前記タスクを前記ユーザが実施する際の条件として少なくとも前記タスクを前記ユーザが実施する日付を記憶し、
    前記タスクデータ表示制御部は、前記ユーザ端末から少なくとも日付を取得し、取得した日付が、前記タスクデータ蓄積部に記憶されている前記タスクを前記ユーザが実施する日付と合致した場合に条件を満たすと判定することを特徴とする請求項1に記載のタスク管理装置。
  3. 前記ユーザ端末からの操作により、前記タスクデータ蓄積部への新規タスクの登録および前記タスクデータ蓄積部に記憶されているタスクの編集を行うタスクデータ蓄積制御部をさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載のタスク管理装置。
  4. 繰り返し実施されるタスクが所定の範囲の期間において実施されていない場合、ユーザに対し実施を促す通知を行う促進部をさらに有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のタスク管理装置。
  5. 前記タスクの実施の実績を図形化して表示する評価ラベル表示部をさらに有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のタスク管理装置。
  6. タスク管理装置で実行されるタスク管理方法であって、
    ユーザ端末から取得した情報が、ユーザが繰り返し実施するタスクと、前記タスクを前記ユーザが実施する際の条件と、実績評価の対象とするか否かを示すラベルとを対応付けて記憶するタスクデータ蓄積部に記憶されている条件を満たすかそれぞれ判定し、条件を満たすと判定した場合には、該条件に対応するタスクを含む管理表を作成するタスクデータ表示制御工程と、
    前記タスクデータ蓄積部に記憶された繰り返し実施するタスクのうち、実績評価の対象とすることを示すラベルと対応付けられたタスクの実施回数を計数し、計数したタスクの実施回数に基づいて、タスクの実施の実績を示す実績評価表を作成するタスク評価工程と、
    を含んだことを特徴とするタスク管理方法。
  7. タスク管理装置およびユーザ端末を含むタスク管理システムで実行されるユーザインタフェース提供方法であって、
    前記タスク管理装置が、前記ユーザ端末から取得した情報が、ユーザが繰り返し実施するタスクと、前記タスクを前記ユーザが実施する際の条件と、実績評価の対象とするか否かを示すラベルとを対応付けて記憶するタスクデータ蓄積部に記憶されている条件を満たすかそれぞれ判定し、条件を満たすと判定した場合には、該条件に対応するタスクを含む管理表を表示するインタフェースのデータファイルを作成するタスクデータ表示制御工程と、
    前記ユーザ端末が、前記タスクデータ表示制御工程によって作成されたデータファイルに基づいて前記管理表を表示する第1の表示工程と、
    前記タスク管理装置が、前記タスクデータ蓄積部に記憶された繰り返し実施するタスクのうち、実績評価の対象とすることを示すラベルと対応付けられたタスクの実施回数を計数し、計数したタスクの実施回数に基づいて、タスクの実施の実績を示す実績評価表を表示するインタフェースのデータファイルを作成するタスク評価工程と、
    前記ユーザ端末が、前記タスク評価工程によって作成されたデータファイルに基づいて前記実績評価表を表示する第2の表示工程と、
    前記タスク管理装置が、前記タスクデータ蓄積部への新規タスクの登録および前記タスクデータ蓄積部に記憶されているタスクの編集を行う登録画面のインタフェースのデータファイルを作成する登録画面作成工程と、
    前記ユーザ端末が、前記登録画面作成工程によって作成されたデータファイルに基づいて前記登録画面を表示する第3の表示工程と、
    を有することを特徴とするユーザインタフェース提供方法。
  8. コンピュータを、請求項1から5のいずれか1項に記載のタスク管理装置として機能させるためのタスク管理プログラム。
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