JP3203436B2 - 重量物搬送装置 - Google Patents

重量物搬送装置

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JP3203436B2 JP16366892A JP16366892A JP3203436B2 JP 3203436 B2 JP3203436 B2 JP 3203436B2 JP 16366892 A JP16366892 A JP 16366892A JP 16366892 A JP16366892 A JP 16366892A JP 3203436 B2 JP3203436 B2 JP 3203436B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、工場等の床面上で、
重量物を移動できるようにした重量物搬送装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、工場等における重量物の移動手段
として、予め工場等の床面に敷設したレールと、該レー
ル上を走行するようにした台車(トロッコ)とからなる
手段が一般に採用されていた。前記レールは、床面より
上側に突出しないように、床面内に溝を形成し、該溝内
に敷設していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のレールと台車と
からなる重量物の移動手段においては、台車が必須であ
り、台車が一定の空間を占有すると共に、使用しない時
には邪魔になるなど、空間効率上の問題点があった。
【0004】また、重量物を、床面より高い台車に搭載
しなければならないので、移動手段を用いた搬送作業の
効率が悪い問題点もあった。
【0005】更には、レールを敷設した溝は上側を広く
開放した形状であるので、溝内に、ゴミその他の物が入
り易い問題点もあった。
【0006】
【課題を解決する為の手段】この発明は前記の如くの問
題点に鑑みてなされたもので、工場等の内部空間を犠牲
にしないで設置ができ、かつ重量物の搭載面を床面と面
一にできる重量物搬送装置を提供することを目的として
いる。
【0007】斯る目的は、床面に形成されている凹所の
中に、水平方向に移動可能に設置されている移動台と、
当該移動台が移動できる方向において当該移動台に隣接
するように前記凹所の中に設置されている昇降台とで構
成され前記移動台は、 前記凹所の前記移動台が移動す
る方向に直交する側壁面内で、前記移動台の移動する方
向に延設されている支持部材に支承されて、その上面を
前記床面と同一の高さに位置させており、かつその上面
を前記床面と同一の高さにして移動するように、前記凹
所の中に設置されており、前記昇降台は、下降した際
に、その上面が前記移動台の移動を妨げない高さとな
り、上昇した際に、その上面が前記床面と同一の高さと
なり、これによって前記凹所が前記移動台と当該昇降台
とによって塞がれ、前記移動台の上面及び当該昇降台の
上面が前記床面の一部を構成するように構成されている
ことを特徴とする重量物搬送装置で達成される。
【0008】前記昇降台は、前記移動台が前記凹所中を
移動可能な方向と同一の方向に移動可能であって、少な
くとも、前記移動台が移動する方向の長さに対応する距
離を移動可能に、前記凹所の中に設置されているように
することができる。
【0009】また、前記目的は、前記昇降台が、前記凹
所の中に複数台設置されているようにすることによって
達成することもできる。
【0010】前記支持部材は、レールにすることができ
る。あるいは、前記支持部材は、ローラーチェイン又は
ローラーとし、移動台は前記移動を可能にするために当
該ローラーチェイン又はローラーと噛み合うスプロケッ
トを備えている構成にすることができる。
【0011】
【作用】この発明の重量物搬送装置によれば、移動台に
重量物を搭載して、移動台を介して重量物を搬送するこ
とができる。
【0012】移動台の走行部は、移動台が存在しない時
には昇降台を上昇させて塞ぐことができる。
【0013】従って、移動台の上面と床面を面一とすれ
ば、移動台および昇降台の上面で、床面の一部を構成で
き、移動台が邪魔になることが無く、移動台の上面(搭
載面)を低くして作業をし易くすることができる。
【0014】また、床面内に溝を形成する必要も無くす
ることができる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図を参照して
説明する。
【0016】図1から図3は第1実施例の重量物搬送装
を表わした図で、床面1より下側に形成した凹所2内
に、移動台3と昇降台4が隣接設置してある。移動台3
は車輪5、5aが設けてあり、凹所2内に水平に設置し
たレール6の上に設置されて、上面3aが床面1と面一
としてあると共に、レール6に沿って走行可能としてあ
る。図2は移動台3の駆動系を表わした図で、移動台3
に設置したモータ7の駆動力が軸8を介して車輪5に伝
達されるようになっている。
【0017】昇降台4は図1および図3に示したよう
に、昇降盤9、基盤10およびクロスリンク11からな
るテーブルリフターで構成されているもので、基盤10
側に設置した油圧シリンダー12でクロスリンク11を
動作させて、昇降盤9の上面9aが、床面1と面一の高
さと、移動台3より下方の高さの間で昇降できるように
なっている。
【0018】上記実施例の重量物搬送装置によれば、移
動台3の上面3a上に、重量物を搭載した後、昇降台4
の昇降盤9を降下させ、然る後、移動台3のモータ7を
駆動して、移動台3を図1(b) に示したように、凹所2
内で走行させることにより、凹所2の一方から他方へ重
量物を搬送することができる。反対方向への搬送も可能
である。
【0019】重量物の搬送終了後は、移動台3を図1
(a) に示した位置へ復帰させると共に、昇降台4の昇降
盤9を上昇させて、上面9aを床面1と面一とすれば、
凹所2は、移動台3と昇降台4で塞がれ、移動台3の上
面3aおよび昇降盤9の上面9aが床面1の一部を構成
する。
【0020】昇降台4は、昇降盤9が上昇した状態を確
実に維持する為に、図3(b) に示したように昇降盤9の
下面側部に透孔19を設けたブロック20を固着してお
く一方、昇降盤9の外側には、前記透孔19と対向させ
て、透孔19に突入可能のピン21を電磁コイル22で
矢示23のように突出、退避可能に設けておくのが望ま
しい。ピン21の突出、退避は、油圧シリンダー、空圧
シリンダー又は電磁シリンダーで行うようにしても良
い。
【0021】図4は、昇降台4の他の実施例で、昇降盤
9の下側に、下向斜面をカム面24としたカム板25を
設けると共に、基盤10の上側に、上向斜面をカム面2
6としたカム板27を設け、互いに対向させたカム面2
4、26に、油圧シリンダー28で進退可能とした円柱
体29を臨ませて構成してある。
【0022】油圧シリンダー28で円柱体29を矢示3
0のように進退させることによって、昇降盤9の昇降を
することができる。カム板25、27には水平縁25
a、27aが形成してあるので、上昇させた状態でロッ
クすることができる。
【0023】図5は、第2実施例の重量物搬送装置で、
第1実施例と同様に、床面1より下側に形成した凹所2
内に移動台3と昇降台4が設置してある。昇降台4は凹
所2内で、レール13上を、油圧シリンダー14を介し
て、矢示15のように移動できるようになっている。油
圧シリンダー14は昇降台4の基盤10側に搭載しても
良い。
【0024】この実施例によれば、図5(b) に示したよ
うに、移動台3と昇降台4の隣接順序を入れ替えること
が可能で、移動台3の移動時以外は、凹所2を塞ぐこと
ができ、安全性を向上することができる。また、重量物
の搬送終了後に移動台3を元の位置に復帰させることが
必須とならないので、搬送作業の迅速化を図ることがで
きる。
【0025】次に、図6は第3実施例の重量物搬送装置
で、床面1より下側に形成した凹所2内に、複数の昇降
台4、4a、4b、4cを直線に沿って設置してある
(図は4台の場合を示したが、2台、3台、或いは5台
以上でも良い。)。また、凹所2の内側上部に設置した
レール6上で走行可能な移動台3が設置してある。移動
台3および昇降台4、4a、4b、4Cの長さ(移動台
3の走行方向の長さ)は、互いに等しい長さとしてあ
る。移動台3の上面3aは床面1と面一としてあり、ま
た、昇降台4、4a、4b、4cは床面1と移動台3の
下方の間で、昇降盤9が昇降するようになっている。
【0026】この実施例によれば、移動台3で図6(b)
に示したように、重量物を凹所2を設置した範囲で所望
の場所まで搬送することができる。また、移動台3が停
止した場所以外は、昇降台4、4a、4b、4cの昇降
盤9を上昇させて、凹所2を塞ぎ、安全を確保すること
ができる。尚、この実施例では、移動台3と昇降台4、
4a、4b、4cの長さを互いに等しいものとしたが、
移動台3の停止が予定されない位置(例えば昇降台4a
の位置)の昇降台の長さは、適宜の長さとすることがで
きる。
【0027】図7は、移動台3の駆動方式の他の実施例
を表わしたもので、前記実施例のレール6に代えて、凹
所2の長手方向に沿って、ローラチェイン16が設置し
てある。移動台2側には、ローラチェイン16と噛み合
うスプロケット17が、モータを介して駆動できるよう
に設置してあると共に、スプロケット17の両側には、
下端面がローラチェイン16の上側に当接する脚板1
8、18が設置してある。
【0028】この実施例では、スプロケット17とロー
ラチェイン16の間では、車輪とレールの間のようなス
リップが生じないので、移動台2の走行制御をスプロケ
ット17の回転量を検出して行うことができる。また、
移動台2側の荷重を、脚板18、18の下端面の比較的
広い面積で、ローラチェイン16側へ伝達できるので、
必要な耐荷重強度が小さく、移動台を構成する部材の軽
量化および移動台全体の軽量化が可能である。
【0029】前記ローラチェインは、移動台3の走行方
向の直線に沿って、水平に、一定の間隔で並設したロー
ラーとすることもできる。
【0030】以上、いくつかの実施例について説明した
が、各実施例における油圧シリンダーは空圧シリンダー
や、ナットと螺杆の螺合位置を、モーター駆動により変
化させる電動シリンダーに代え得ることは言うまでもな
い。また、移動台3の移動を、エンドレスチェインの牽
引方式とすることもできる。
【0031】
【発明の効果】この発明によれば、移動台および昇降台
を床面から上方に突出しないで設置できるので、工場等
の内部空間を犠牲にしない重量物搬送装置を提供できる
効果がある。
【0032】また、移動台の上面を床面と面一にできる
ので、重量物の積み降ろしが楽にでき、作業能率を向上
できる重量物搬送装置を提供できる効果がある。
【0033】更には、床面内に溝などによる開口部分を
無くすることができるので、ゴミその他の物が入り込ん
で、搬送作業に支障が起るのを避けることができる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の縦断正面図で、(a) は
初期状態の図、(b) は搬送時の図である。
【図2】図1のA−A線における拡大断面図である。
【図3】(a) は昇降台の側面図、(b) は同じく昇降台の
一部斜視図である。
【図4】昇降台の他の実施例の側面図である。
【図5】この発明の第2実施例の縦断正面図で、(a) は
移動台を左側とした図、(b) は移動台を右側とした図で
ある。
【図6】この発明の第3実施例の縦断正面図で、(a) は
移動台を左端の位置とした図、(b) は移動台を中間位置
とした図である。
【図7】移動台の駆動系を他の実施例とした場合の、一
部縦断正面図である。
【符号の説明】
1 床面 2 凹所 3 移動台 3a 上面 4、4a、4b、4c 昇降台 5、5a 車輪 6 レール 7 モータ 8 軸 9 昇降盤 9a 上面 10 基盤 11 クロスリンク 12 油圧シリンダ 14 油圧シリンダ 16 ローラチェイン 17 スプロケット 18 脚板 19 透孔 20 ブロック 21 ピン 22 電磁コイル 24、26 カム面 25、27 カム板 28 油圧シリンダー 29 円柱体

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面に形成されている凹所の中に、水平
    方向に移動可能に設置されている移動台と、当該移動台
    が移動できる方向において当該移動台に隣接するように
    前記凹所の中に設置されている昇降台とで構成され前記移動台は、前記凹所の前記移動台が移動する方向に
    直交する側壁面内で、 前記移動台の移動する方向に延設されている支持部材に
    支承されて、その上面を前記床面と同一の高さに位置さ
    せており、かつその上面を前記床面と同一の高さにして
    移動するように、前記凹所の中に設置されており、 前記昇降台は、下降した際に、その上面が前記移動台の
    移動を妨げない高さとなり、上昇した際に、その上面が
    前記床面と同一の高さとなり、これによって前記凹所が
    前記移動台と当該昇降台とによって塞がれ、前記移動台
    の上面及び当該昇降台の上面が前記床面の一部を構成す
    ように構成されていることを特徴とする重量物搬送装
  2. 【請求項2】 昇降台は、前記移動台が前記凹所中を移
    動可能な方向と同一の方向に移動可能であって、少なく
    とも、前記移動台が移動する方向の長さに対応する距離
    を移動可能に、前記凹所の中に設置されていることを特
    徴とする請求項1記載の重量物搬送装置。
  3. 【請求項3】 昇降台は、前記凹所の中に複数台設置さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の重量物搬送装
    置。
  4. 【請求項4】 支持部材はレールであることを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれかに記載の重量物搬送装置。
  5. 【請求項5】 支持部材はローラーチェイン又はローラ
    ーとし、移動台は前記移動を可能にするために当該ロー
    ラーチェイン又はローラーと噛み合うスプロケットを備
    えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに
    記載の重量物搬送装置。
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