JP3202344B2 - 通信制御方式 - Google Patents

通信制御方式

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JP3202344B2
JP3202344B2 JP23794392A JP23794392A JP3202344B2 JP 3202344 B2 JP3202344 B2 JP 3202344B2 JP 23794392 A JP23794392 A JP 23794392A JP 23794392 A JP23794392 A JP 23794392A JP 3202344 B2 JP3202344 B2 JP 3202344B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の端末装置及び通
信制御装置とこれら端末装置を制御,管理するセンター
コントローラからなる通信システムの通信制御方式に関
し、特に端末装置のアドレスの設定及び通信制御方式に
関する。
【0002】
【従来の技術】家庭内あるいは産業分野における通信シ
ステムとして、例えば図4に示す様な構成のシステムが
ある。これは、伝送路18と複数の端末装置10a〜1
0c及び通信制御装置9a〜9cと、これら端末装置を
制御,管理するセンターコントローラ1aから構成され
る。このシステムにおいて、センターコントローラ1a
が通信制御装置9a〜9cを介して複数の端末装置10
a〜10cを制御するために各端末装置にそれぞれ異な
ったアドレス,又は共通アドレスを割り当て、伝送路1
8を介してセンターコントローラ1aと端末装置10a
〜10c間、或いは端末装置間の相互通信が行われる。
各端末装置10a〜10cが接続された通信制御装置9
a〜9cは、送信されてくる通信フレーム中の相手先ア
ドレスと自己アドレスが一致した場合のみ、その通信フ
レームを受信し、通信フレーム中に含まれる制御コード
に応じた動作を行う。
【0003】図5は従来の通信システムの一構成例のブ
ロック図を示している。図において、端末装置10a〜
10cはそれぞれ通信制御装置9a〜9cに接続され、
各通信制御装置とセンターコントローラ1aとは、共通
の伝送路18上に電気的に接続されている。センターコ
ントローラ1aは、受信部7,送信部6,マイクロコン
ピュータ5,表示部4,操作部2及びアドレス設定記憶
部3を有している。受信部7は伝送路18より通信信号
を取込みマイクロコンピュータ5へ出力し、送信部6は
マイクロコンピュータ5からの出力を伝送路8上へ出力
し、送信部6はマイクロコンピュータ5からの出力を伝
送路8上へ出力し、操作部2は外部より操作入力を得て
マイクロコンピュータ5の動作を制御し、アドレス設定
記憶部3は、各端末装置10a〜10cのアドレス記憶
をおこなう。また、表示部4はマイクロコンピュータ5
に接続され通信状態,各端末装置状態等を表示する。
【0004】通信制御装置9aは、送信部11,受信部
12,マイクロコンピュータ13,端末装置インターフ
ェース部14,個別アドレス記憶部15,個別アドレス
登録操作部16,及び一斉アドレス記憶部17から構成
され、受信部12は伝送路1より通信信号を取込みマイ
クロコンピュータ13aへ出力し、送信部11はマイク
ロコンピュータ13aからの出力を伝送路18上へ出力
する。
【0005】個別アドレス登録操作部16からの出力は
マイクロコンピュータ13aに入力され、個別アドレス
記憶部15はマイクロコンピュータ13aに接続され、
これらは端末装置インターフェース部14を介して接続
される端末装置10aのアドレス設定に関する動作を行
う。通信制御装置9b,9cは通信制御装置9aと同様
な構成となっている。
【0006】次に、図5において各端末装置10a〜1
0cの個別アドレスの登録について説明する。端末装置
10aのアドレス登録は、通信制御装置9aの個別アド
レス登録操作部16に対して外部より登録要求する事に
より行われ、個別アドレス記憶部15に記憶してあるア
ドレスをクリアし、同時にマイクロコンピュータ13a
に割込みが要求されマイクロコンピュータ13aのプロ
グラムエリアにある一連の送受信を行う処理ルーチンか
ら自動アドレス設定の処理ルーチンが実行される。 こ
こでマイクロコンピュータ13aは個別アドレス記憶部
15に記憶されていたクリアされたアドレスを含むアド
レス配布要求の通信フレームをセンターコントローラに
対して送信する。センターコントローラ1aはこの通信
制御装置9aからのアドレス配布要求通信フレームを受
信した後、アドレス設定記憶部3に割り当てられていな
いアドレスを操作部12より選定してアドレス設定記憶
部3aに記憶させると共に、通信制御装置9aに対して
アドレス配布通信フレームを送信する。
【0007】通信制御装置9aは、センターコントロー
ラ1aから送信されたアドレスを個別アドレス記憶部1
5に記憶し、以後これを端末装置10aの個別アドレス
として認識し使用する。同様に端末装置10b,10c
に対しても通信制御装置9b,9cとセンターコントロ
ーラ1aとの相互通信によりアドレス登録が行われ、全
ての端末装置の個別アドレスが設定される。
【0008】図6は図5の従来例における通信手順、す
なわち各端末装置(通信制御装置あに対する個別アドレ
ス配布、及び個別アドレス宛通信のシーケンスを示して
いる。図において、(a)は各通信制御装置からの個別
アドレス配布要求に対するセンターコントローラ1aの
各通信制御装置への個別アドレス配布通信のシーケンス
を示しており、(b)は個別アドレス“02”が割り当
てられた端末装置10b宛に通信制御装置9a〜9cよ
り通信フレームを送信した場合を示している。
【0009】ここでセンターコントローラ1aは、各通
信制御装置からの個別アドレス登録要求通信フレームを
正常に受信した場合には各通信制御装置に対して、肯定
応答(ACK)信号を返し、各通信制御装置はセンター
コントローラ1aからの個別アドレス配布通信フレーム
を正常に受信した場合にはセンターコントローラ1aに
同様にACK信号を返す。個別アドレス“02”が配布
された端末装置10bが接続された通信制御装置9b
は、通信制御装置9aから個別アドレス“02”宛通信
フレームが送信されてきた場合、他の通信制御装置間と
の通信を行っていない場合にはこれを受信し、通信終了
後肯定応答(ACK)信号を返す。
【0010】一方、通信制御装置9cから個別アドレス
“02”宛通信フレームを受信している期間に通信制御
装置9aから個別アドレス“02”宛通信フレームが発
振された場合、既に相互で通信が行われている通信制御
装置9cからの通信フレームを優先的に受信し、通信制
御装置9aからの通信フレームに対し、否定応答(NA
K)信号を返し、これには制御されない。また、これと
は逆に通信制御装置9aからの通信フレームにより相互
で通信している期間に通信制御装置9cから個別アドレ
ス“02”宛通信フレームが送信された場合、既に通信
が行われている通信制御装置9aからの通信フレームを
優先的に受信し、通信制御装置9cからの通信フレーム
に対しNAKを返す。
【0011】この様に、ある個別アドレスを有する端末
装置に対してこの端末装置が接続されている通信制御装
置以外の他の複数の通信制御装置から同時にこの個別ア
ドレス宛通信フレームが送信された場合には、先に通信
フレームを送信してきた通信制御装置との通信が優先す
る様に制御される(図6(b))これに対して、各端末
装置に配布される個別アドレスに予め通信に関する優先
順位を与えておく方法がある。
【0012】図7は各端末装置に対して予め配布された
個別アドレス通信に関する優先順位が与えられている場
合の通信シーケンスを示した従来の他の例を示してい
る。図において、各端末装置10a〜10cにはセンタ
ーコントローラ1aから、それぞれ個別アドレス“0
1”,“02”,“03”が配布され、各端末装置が接
続されている通信制御装置9a〜9c内の個別アドレス
記憶部15に記憶されている。個別アドレスの配布の通
信シーケンスは、図6(a)に示したものと同一である
が、配布された個別アドレスには個別アドレス宛通信に
関し、“03”>“02”>“01”なる優先順位付け
がなされている。
【0013】従って、個別アドレス“01”を配布され
ている端末装置10aが接続された通信制御装置9aか
ら個別アドレス“02”宛通信フレームを通信制御装置
9bに送信した場合、通信制御装置9cから個別アドレ
ス“02”宛通信フレームが送信されていない期間は受
信し、これに応じた動作を行うが、通信制御装置9aか
らの通信フレームを受信中に、通信優先順位が端末装置
10aよりも高い個別アドレス“03”を配布されてい
る端末装置10cから通信制御装置9cを介して個別ア
ドレス“02”宛通信フレームが送信された場合、通信
制御装置9bは通信制御装置9cからの通信フレームを
優先的に受信し、先に受信していた通信フレームの送信
側、すなわち通信制御装置9aに対し、通信中止通知を
送信する(図7(a))。
【0014】これに対して通信制御装置9bが通信制御
装置9cからの個別アドレス“02”宛通信フレームを
受信中に、通信制御装置9aから個別アドレス“02”
宛通信フレームが送信された場合には、接続された端末
装置に配布された個別アドレスの通信優先順位の高い通
信制御装置9cとの通信がそのまま継続され、通信制御
装置9aからの通信フレームには否定応答(NAK)を
返す(図7(c))。
【0015】また、センターコントローラ1aより、伝
送路18上に電気的に接続された全ての端末装置、及び
通信制御装置に対して予め設定された一斉アドレスによ
り、同報通信で同一の通信フレームを送出する一斉通信
フレームは各通信制御装置は他の通信よりも優先して受
信する(図7(b))。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述した通信システム
(図5)を、例えば一般住宅における家庭内電気機器の
制御に応用した場合、伝送路上に接続された各機器間の
相互通信における優先順位は、図6の通信シーケンスに
も示した様に、ある端末装置に対して複数の端末装置が
各通信制御装置を介して同時にその個別アドレス宛通信
フレームを送信した場合、先に通信フレームを送信し、
受信側端末装置が受信した端末装置との通信が優先す
る。従って、この様な通信システムにおいては、ある特
定の端末装置Aからの他の端末装置Bに対するその個別
アドレス宛通信フレームよりも意図的に優先させる事は
できない。
【0017】一方、図7の通信シーケンスに示した予め
個別アドレスに通信優先順位を与えて通信を行う方法の
場合には、通信優先順位を高くしたい端末装置に通信優
先順位の高い個別アドレスを配布しておけば他の通信制
御装置よりも優先度の高い通信が行えるが、個別アドレ
スとして固定的に配布してしまうため、通信制御装置相
互間での通信優先順位が一義的に決定されてしまう。
【0018】家庭内において制御される機器、すなわち
端末装置としては、AV機器,照明機器,冷暖房機器,
調理機器,防犯機器,…等様々であり、接続される機器
の種類の増加に伴い相互の通信頻度が増加するため、使
用状況により特定の端末装置の通信優先度を高くしたい
場合、上述の従来の方法では、通信優先順位の高い個別
アドレス配布により、固定的に設定するしかなく、状況
に応じて、任意の端末装置の通信優先順位を適宜高める
事は不可能であった。
【0019】本発明の目的は、このような問題点を解決
し、任意の端末装置の通信優先順位を高めることができ
るようにした通信制御方式を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は、n台
(nは2以上の整数)の通信制御装置と、センターコン
トローラとが伝送路上に電気的に接続され、前記各通信
制御装置にそれぞれ端末装置が接続されたシステムの通
信制御方式において、前記センターコントローラには、
操作部,アドレス設定記憶部及びアドレスプライオリテ
ィコード設定記憶部を有し、前記センターコントローラ
のアドレスプライオリティコード設定記憶部は予め相互
に優先順位が決められた前記各通信制御装置間の相互通
信に優先順位を与えるm個(mはn以内の整数)のプラ
イオリティコード群を有し、前記操作部は所望の通信優
先順位を与えたい任意の端末装置に対して前記プライオ
リティコード群より所望のプライオリティコードを選択
して前記各通信制御装置に配布し、これら通信制御装置
は配布されたプライオリティコードを前記アドレスプラ
イオリティコード記憶部に記憶し、その通信制御装置が
他の任意の端末装置及び通信制御装置に対して通信フレ
ームを送出する場合に前記プライオリティコードを付加
して送信し、前記各通信制御装置相互間の通信優先順位
が送信側通信制御装置から送信される前記プライオリテ
ィコードの優先順位に従い制御される事を特徴とする。
【0021】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すブロック図で
ある。本実施例も、端末装置10a〜10cはそれぞれ
通信制御装置9a〜9cに接続され、各通信制御装置9
a〜9cとセンターコントローラ1とは、共通の伝送路
18上に電気的に接続されている。センターコントロー
ラ1は、従来例(図5)に対してアドレスプライオリテ
ィコード設定記憶部8が付加されている。
【0022】受信部7は伝送路18より通信信号を取込
み、マイクロコンピュータ5へ出力し、送信部6はマイ
クロコンピュータ5からの出力を伝送路18上へ出力
し、操作部2は外部より操作入力を得てマイクロコンピ
ュータ5の動作を制御し、アドレス設定記憶部3は各端
末装置10a〜10cのアドレス記憶をおこなう。ま
た、表示部4はマイクロコンピュータ5に接続され通信
状態、各端末装置状態等を表示する。
【0023】通信制御装置9aも、従来例(図5)に対
してアドレスプライオリティコード記憶部19が付加さ
れ、受信部12は伝送路18より通信信号を取込みマイ
クロコンピュータ13へ出力し、送信部11はマイクロ
コンピュータ13からの出力を伝送路18上へ出力す
る。アドレス登録操作部16からの出力はマイクロコン
ピュータ13に入力され、個別アドレス記憶部15,及
び一斉アドレス記憶部17はマイクロコンピュータ13
に接続され、これらは端末装置インターフェース部14
を介して接続される端末装置10aのアドレス設定に関
する動作を行う。通信制御装置9b,9cは通信制御装
置9aと同様な構成となっている。
【0024】ここで、センターコントローラ1内のアド
レスプライオリティコード設定記憶部8は、予め相互に
優先順位が決められ、端末装置が接続された通信制御装
置間の相互通信に優先順位を与えるプライオリティコー
ド群を有している。このプライオリティコードは、操作
部2からの操作によって、所望の通信優先順位を与えた
い任意の端末装置に対して配布する事によりその端末装
置が、接続された通信制御装置を介して他の通信制御装
置へ送信する通信フレームに優先度(プライオリティ)
を与える事ができる。
【0025】操作部2からの操作によりプライオリティ
コードが端末装置、例えば端末装置10aに配布される
と、端末装置10aが接続された通信制御装置9a内の
アドレスプライオリティコード記憶部19に、送られて
きたプライオリティコードを記憶させ、これ以後、他の
端末装置、及び通信制御装置に対する個別アドレス宛通
信フレームを送信する際に、通信フレーム内にこの与え
られたプライオリティコードを付加して送信させる。次
の表1はアドレスプライオリティコード、個別アドレ
ス、及び一斉アドレス値、及びこれら相互の通信に関す
る優先順位の設定についての一例を示す。
【0026】
【表1】
【0027】この表1の例では、アドレス値,及びアド
レスプライオリティコードを1バイトデータで定義し、
各値を16進表現で設定している。1バイトデータによ
るアドレスは256通りの設定が可能であるがここで
は、 “00(H)”,“FF(H)”…一斉アドレス “01(H)”〜“EF(H)”…個別アドレス “F0(H)”〜“FE(H)”…アドレスプライオリ
ティコード と定義している。
【0028】ここで、これら相互のアドレス、プライオ
リティコードの通信に関する優先順位を、一斉アドレス
>アドレスプライオリティコード>個別アドレスとし、
さらに“00(H)”,“FF(H)”>“FE
(H)”>“FD(H)”>…>“F1(H)”>“F
0(H)”>“EF(H)”,“EE(H)”…“02
(H)”,“01(H)”なる優先順位をつける。これ
によりアドレスプライオリティコードを与えた端末装
置、及び通信制御装置からの通信フレームの通信優先順
位を個別アドレスのみを与えられた端末装置、及び通信
制御装置からの通信フレームよりも高くする事が可能と
なる。
【0029】図2は図1の実施例の各端末装置が接続さ
れた通信制御装置及びセンターコントローラ相互の通信
手段、すなわち、各端末装置に対するプライオリティコ
ード配布、解除、個別アドレス宛通信のシーケンスを示
している。ここで、各端末装置10a〜10cに対する
個別アドレスの登録に関しては、従来例の図6(a)で
説明した方法の個別アドレス配布と同様にして行われて
いるものとして省略している。
【0030】図において、センターコントローラ1の操
作部2に対して外部操作により端末装置10a,端末装
置10cに個別通信に関するプライオリティを与える
と、センターコントローラ1はアドレスプライオリティ
コード記憶部8内に設定されているプライオリティコー
ド群よりプライオリティ要求に応じたプライオリティコ
ードを選択し、端末装置10a,10cが接続されたそ
れぞれ通信制御装置9a,9cに対してプライオリティ
コード配布通信フレームを送信する。
【0031】ここで、プライオリティコードは、端末装
置10aに“FE(H)”、端末装置10cに“FD
(H)”が配布されたものとし、またこの2つのプライ
オリティコード間には、通信優先順位に関し、“FE
(H)”>“FD(H)”なる関係がある。それぞれの
プライオリティコード配布通信フレームを正常に受信し
た通信制御装置9a,9cはセンターコントローラ1に
対して、ACK信号を返すと共に、それぞれのアドレス
プライオリティコード記憶部19に、配布されたプライ
オリティコードを記憶させる(図2(a))。
【0032】図2(b)には、プライオリティコード配
布後の各通信制御装置間の個別アドレス宛通信、及びそ
の受信側応答について示してある。図に示す様に、通信
制御装置9bに対して、これに接続された端末装置10
bの個別アドレス“02”宛通信フレームが通信制御装
置9aより送信された場合、また通信制御装置9cに対
して、これに接続される端末装置10cの個別アドレス
“03”宛通信フレームが通信制御装置9bより送信さ
れた場合等、それぞれの通信フレームを受信時にこれ以
外に他からの通信フレームを受信していなければこれら
通信フレームを受信し、通信終了後送信側通信制御装置
にACK信号を返す。
【0033】一方、通信制御装置9cが通信制御装置9
bからの個別アドレス“03”宛通信フレームを受信中
に、通信制御装置9aより個別アドレス“03”宛通信
フレームが送信された場合、通信制御装置9aにプライ
オリティコード“FE”が配布されており、通信優先順
位が通信制御装置9bよりも高いため、受信側の通信制
御装置9cは通信制御装置9aからの通信フレームを選
択し、通信制御装置9bに対して通信中止通知フレーム
を送信し、通信制御装置9bとの送信を中止する。
【0034】これとは逆に通信制御装置9bが通信制御
装置9aからの個別アドレス“02”宛通信フレームを
受信中に、通信制御装置9cより個別アドレス“02”
宛通信フレームが送信された場合、通信制御装置9aに
配布されたプライオリティコード“FE”の方が通信制
御装置9cに配布されたプライオリティコード“FD”
よりも通信優先順位が高いため、通信制御装置9aから
の通信フレームを継続的に受信し、通信制御装置9cか
らの通信フレームに対しては、否定応答(NAK)す
る。
【0035】図2(c)は配布されたプライオリティコ
ードを解除するための通信について示している。センタ
ーコントローラ1の操作部2に外部からの操作により端
末装置10aに対する通信プライオリティを解除した場
合、センターコントローラ1は、通信制御装置9aに対
してプライオリティコード“FE”解除通信フレームを
送信し、通信制御装置9aはこれを正常に受信した後、
アドレスプライオリティコード記憶部19に記憶してい
たプライオリティコード“FE”をクリアすると共に、
センターコントローラ1にACKを返す。
【0036】この後に例えば通信制御装置9bが通信制
御装置9cからの個別アドレス“02”宛通信フレーム
を受信中に、通信制御装置9aから個別アドレス“0
2”宛通信フレームが送信された場合、この時点では通
信制御装置9cからの通信フレームの方が通信制御装置
9aからの通信フレームよりも優先順位が高いため通信
制御装置9bは通信制御装置9cからの通信フレームを
継続的に受信し、通信制御装置9aからの通信フレーム
に対してはNAKを返す(図2(d))。
【0037】図3は本発明の第2の実施例のブロック図
である。図において、通信制御装置9aは、図1の通信
制御装置9aに示した構成に加えて、マイクロコンピュ
ータ13に状態記憶部20が接続されている。ここで、
通信制御装置9aが他の第1の通信制御値からの通信フ
レームを受信中にこの第1の通信制御装置よりも通信優
先順位の高いプライオリティコードを配布されている第
2の通信制御装置から通信フレームが送信された場合、
通信制御装置9aは、前述の説明の様に、第2の通信制
御装置からの通信フレームを選択し、第1の通信制御装
置に対して通信中止通知を送信する。
【0038】この時、第1の通信制御装置に通信中止通
知を行う直前の、第1の通信制御装置との通信状態を状
態記憶部20に記憶させておき、第2の通信制御装置と
の通信が終了した後にこの状態記憶部20に記憶した内
容を基に、第1の通信制御装置との通信を再開させる様
にする。この様にする事により、第2の通信制御装置か
らの通信完了後、迅速に第1の通信制御装置との通信に
戻すことができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明した様に本発明は、センターコ
ントローラとn台の通信制御装置が伝送路上に電気的に
接続され、前記n台の通信制御装置の各々に端末装置が
接続された通信システムにおいて、各通信制御装置相互
の個別アドレス宛通信に関して通信優先順位を与えるた
めのプライオリティコード群を設け、必要によりセンタ
ーコントローラから適宜優先度を高めたい端末装置、及
び通信制御装置に対してプライオリティコードを配布,
解除する事により、伝送路上に接続された各端末装置の
使用条件、通信頻度等により任意に特定の端末装置から
の通信を優先させることができ、例えば家庭内電気機器
の様に様々な用途の機器が接続されている様な場合にお
いて、特に効果的な通信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図。
【図2】図1の実施例の通信シーケンス図。
【図3】本発明の第2の実施例を示すブロック図。
【図4】一般の通信システムの一例を示す構成図。
【図5】従来例の通信システムを示すブロック図。
【図6】図5の従来例の通信シーケンス図。
【図7】従来例の他の通信シーケンス図。
【符号の説明】
1,1a センターコントローラ 2,2a 操作部 3,3a アドレス設定記憶部 4 表示部 5,13,5a,13a マイクロコンピュータ 6,11 送信部 7,12 受信部 8 アドレスプライオリティコード設定記憶部 9a〜9c 通信制御装置 10a,10c 端末装置 14 端末装置インターフェース部 15 個別アドレス記憶部 16 アドレス登録操作部 17 一斉アドレス記憶部 18,18a 伝送路 19 アドレスプライオリティコード記憶部 20 状態記憶部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−128542(JP,A) 特開 平3−16343(JP,A) 特開 平4−98931(JP,A) 特開 昭59−211353(JP,A) 特開 昭56−8950(JP,A) 特開 昭62−247647(JP,A) 特開 平3−222541(JP,A) 特開 平2−159157(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n台(nは2以上の整数)の通信制御装
    置と、センターコントローラとが伝送路上に電気的に接
    続され、前記各通信制御装置にそれぞれ端末装置が接続
    されたシステムの通信制御方式において、前記センター
    コントローラには、操作部,アドレス設定記憶部及びア
    ドレスプライオリティコード設定記憶部を有し、前記
    ンターコントローラのアドレスプライオリティコード設
    定記憶部は予め相互に優先順位が決められた前記各通信
    制御装置間の相互通信に優先順位を与えるm個(mはn
    以内の整数)のプライオリティコード群を有し、前記操
    作部は所望の通信優先順位を与えたい任意の端末装置に
    対して前記プライオリティコード群より所望のプライオ
    リティコードを選択して前記各通信制御装置に配布し、
    これら通信制御装置は配布されたプライオリティコード
    を前記アドレスプライオリティコード記憶部に記憶し、
    その通信制御装置が他の任意の端末装置及び通信制御装
    置に対して通信フレームを送出する場合に前記プライオ
    リティコードを付加して送信し、前記各通信制御装置相
    互間の通信優先順位が送信側通信制御装置から送信され
    る前記プライオリティコードの優先順位に従い制御され
    る事を特徴とする通信制御方式。
  2. 【請求項2】 センターコントローラは、各通信制御装
    置からのこれら通信制御装置に接続された各端末装置に
    対する個別アドレス設定のための個別アドレス配布要求
    通信フレームに基づき前記各端末装置で互いに等しくな
    らない個別アドレスを選定し、前記各通信制御装置に対
    して順次個別アドレス配布通信フレームを送出し、前記
    センターコントローラが前記各端末装置に対して前記個
    別アドレスと等しくない一斉アドレスを設定して同報通
    信により一斉通信フレームを送出し、前記センターコン
    トローラが前記各通信制御装置に対して適宜前記個別ア
    ドレス及び前記い一斉アドレスと等しくならないアドレ
    スプライオリティコードを選定し、前記各通信制御装置
    に対して適宜プライオリティコード配布通信フレームを
    送出する請求項1記載の通信制御方式。
  3. 【請求項3】 通信制御装置に既に配布されたプライオ
    リティコードを解除する場合、操作部からの操作により
    そのプライオリティコードが配布された端末装置及び通
    信制御装置に対してプライオリティコード解除を通知
    し、このプライオリティコード解除を通知された端末装
    置が接続された通信制御装置は、アドレスプライオリテ
    ィコード記憶部に記憶していたプライオリティコードを
    クリアする請求項1記載の通信制御方式。
  4. 【請求項4】 m個のプライオリティコード中の任意の
    プライオリティコードが配布された通信制御装置から送
    信される通信フレームは、前記プライオリティコードが
    配布されていない通信制御装置から送信される通信フレ
    ームより通信優先順位が高く、かつセンターコントロー
    ラから伝送路上に接続された全ての端末装置に対して送
    信される一斉通信フレームよりも通信優先順位が低いよ
    うに制御される請求項1記載の通信制御方式。
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