JP3202018U - 食品収容容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ラーメン等のスープの多いテイクアウト食品を収容して持ち運んでいるときでも中容器(中皿)外へのスープの飛び出しを防止することができ、かつ、茹麺等が収容された容器本体内に中容器内のスープを注ぐ際にスープが外部に飛び散って食卓等を汚してしまうことを防止することができる食品収容容器を提供する。【解決手段】食品収容容器は、上端開口の容器本体2と、容器本体2に組み合わされる上端開口の中容器3と、容器本体2の上端開口部に着脱自在に取り付けられる外蓋と、を備えている。中容器3は、中容器3の上端開口部に着脱自在に取り付けられる中蓋5を備えている。そして、中蓋5の上面周縁部には排出口5aが設けられており、中容器3に中蓋5を取り付けた状態で、中容器3の内容物の少なくとも一部(例えば、スープのみ)を排出することができるようになっている。【選択図】図7

Description

本考案は、食品収容容器に関する。さらに詳細には、本考案は、主として、例えばラーメン、チャンポン、うどん、餡かけ固焼きそば、牛丼等のテイクアウト食品を収容して持ち帰るために使用される食品収容容器に関する。
従来、この種の食品収容容器としては、例えば、特許文献1等に開示されたものが知られている。 特許文献1に開示された食品収容容器は、ご飯等が収容される上端開口の容器本体と、当該容器本体に組み合わされ、具やつゆ等が収容される上端開口の中皿(中容器)と、前記容器本体の上端開口部に着脱自在に取り付けられる蓋と、を備え、前記中皿の底面が、中央部に凹部を有し、前記底面の縁から当該凹部に向けて低くなるように傾斜し、前記底面の一方の縁端から対向する他方の縁端に向かう線上に、対向する各縁端から前記凹部に向けて傾斜に沿って対向溝が形成されていることを特徴としている(特許文献1の図1参照)。 そして、特許文献1に開示された食品収容容器の構成によれば、ご飯等が収容された容器本体に、具やつゆ等が収容された中皿を組み合わせ、当該中皿を組み合わせた前記容器本体の上端開口部に蓋を取り付けた状態で持ち帰ることができる。この場合、前記中皿に具やつゆ等が収容された状態では、傾斜によって具やつゆ等が前記中皿の中央部に集まるが、その際、つゆは凹部に溜まり、具はつゆが溜まった前記凹部を覆うことになる。その結果、具が前記凹部に溜まったつゆの蓋の役割を果たすこととなるので、テイクアウト食品を収容して持ち帰っているときの前記中皿外へのつゆの飛び出しを防止することができる(効果1)。また、具やつゆ等をご飯等にかける際に、前記中皿に力を加えて折り曲げると、当該中皿が対向溝を境にV字状になる。その結果、つゆが前記対向溝を伝わってご飯等の上にかけられることとなるので、ご飯等に具やつゆ等をかけ易くなる(効果2)。
特開平07−315447号公報
しかし、特許文献1に開示された食品収容容器は、テイクアウト食品が牛丼等の丼物であれば、上記の効果1を効果的に発揮することができるが、テイクアウト食品がつゆ(スープ)の多いラーメンやうどん等である場合には、上記の効果1を効果的に発揮することができない。
また、特許文献1に開示された食品収容容器は、上記の効果2を発揮することはできるが、テイクアウト食品がつゆ(スープ)の多いラーメンやうどん等である場合には、茹麺等が収容された容器本体内に中皿(中容器)内のつゆ(スープ)を注ぐ際に当該つゆ(スープ)が外部に飛び散って食卓等を汚してしまう虞がある。
本考案は、従来技術における前記課題を解決するためになされたものであり、テイクアウト食品等を収容して持ち運ぶために使用される食品収容容器であって、ラーメンやうどん等のつゆ(スープ)の多いテイクアウト食品等を収容して持ち運んでいるときでも中容器(中皿)外へのつゆ(スープ)の飛び出しを防止することができ、かつ、茹麺等が収容された容器本体内に中容器内のつゆ(スープ)を注ぐ際に当該つゆ(スープ)が外部に飛び散って食卓等を汚してしまうことを防止することができる食品収容容器を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本考案に係る食品収容容器の構成は、
(1)上端開口の容器本体と、当該容器本体に組み合わされる上端開口の中容器と、前記容器本体の上端開口部に着脱自在に取り付けられる外蓋と、を備えた食品収容容器であって、
前記中容器は、当該中容器の上端開口部に着脱自在に取り付けられる中蓋を備え、
前記中蓋の上面周縁部には、前記中容器の内容物の少なくとも一部を排出する排出口が設けられていることを特徴とする。
本考案の食品収容容器は、主として、例えばラーメン、チャンポン、うどん、餡かけ固焼きそば、牛丼等のテイクアウト食品を収容して持ち帰るために使用されるが、かかる用途に限定されるものではない。本考案の食品収容容器は、例えば、上記の食品を出前するときに使用することもできる。その際、容器本体には、ご飯類、茹麺、固麺などが収容され、中容器には、具やつゆ、スープ、野菜餡などが収容される。
本考案の食品収容容器の上記(1)の構成によれば、中容器が、当該中容器の上端開口部に着脱自在に取り付けられる中蓋を備えていることにより、ラーメンやうどん等のつゆ(スープ)の多いテイクアウト食品等を収容して持ち運んでいるときでも中容器外へのつゆ(スープ)の飛び出しを防止することができる。また、前記中蓋の上面周縁部に前記中容器の内容物の少なくとも一部を排出する排出口が設けられていることにより、前記中容器に前記中蓋を取り付けた状態で、茹麺等が収容された容器本体内に前記中容器内のつゆ(スープ)を注ぐことができるので、前記容器本体内につゆ(スープ)を注ぐ際に当該つゆ(スープ)が外部に飛び散って食卓等を汚してしまうことを防止することができる。
本考案の食品収容容器の上記(1)の構成においては、以下の(2),(3)のような構成にすることが好ましい。
(2)前記外蓋及び中蓋は、前記外蓋が前記容器本体の上端開口部に取り付けられたときに、前記中蓋の前記排出口が前記外蓋の裏面によって閉塞された状態となるように構成されている。
上記(2)の好ましい構成によれば、外蓋を容器本体の上端開口部に取り付けることにより、中容器を密閉状態にすることができるので、ラーメンやうどん等のつゆ(スープ)の多いテイクアウト食品等を収容して持ち運んでいるときの、前記中容器外へのつゆ(スープ)の飛び出しを完全に防止することができる。
(3)前記排出口には、当該排出口を開閉する開閉部材が設けられている。
当該開閉部材は、例えば、中蓋の上面周縁部にU字状やV字状等の切込みを入れることにより、排出口と一緒に形成することができる。
上記(3)の好ましい構成によれば、開閉部材によって中蓋の排出口を閉じておくことにより、中容器をほぼ密閉状態にすることができるので、ラーメンやうどん等のつゆ(スープ)の多いテイクアウト食品等を収容して持ち運んでいるときの、前記中容器外へのつゆ(スープ)の飛び出しをほぼ完全に防止することができる。その結果、外蓋が容器本体の上端開口部に取り付けられたときに、前記中蓋の前記排出口が前記外蓋の裏面によって閉塞された状態となるようにする必要はないので、前記中蓋と前記外蓋の設計の自由度を大きくすることができる。
本考案によれば、テイクアウト食品等を収容して持ち運ぶために使用される食品収容容器であって、ラーメンやうどん等のつゆ(スープ)の多いテイクアウト食品等を収容して持ち運んでいるときでも中容器(中皿)外へのつゆ(スープ)の飛び出しを防止することができ、かつ、茹麺等が収容された容器本体内に中容器内のつゆ(スープ)を注ぐ際に当該つゆ(スープ)が外部に飛び散って食卓等を汚してしまうことを防止することができる食品収容容器を提供することができる。
図1は本考案の一実施の形態における食品収容容器の構成を示す分解斜視図である。 図2は本考案の一実施の形態における食品収容容器の構成を示す分解縦断面図である。 図3は本考案の一実施の形態における食品収容容器の使用状態を示す縦断面図である。 図4は本考案の一実施の形態における食品収容容器を積み重ねた状態を示す縦断面図である。 図5は本考案の一実施の形態における食品収容容器の中容器の他の構成を示す斜視図である。 図6は図5に示す中容器を備えた食品収容容器における、容器本体からの中容器の取外し方法を示す縦断面図である。 図7は本考案の一実施の形態における食品収容容器の使用方法を示す斜視図である。 図8は本考案の一実施の形態における食品収容容器の中蓋の他の構成を示す斜視図である。
以下、好適な実施の形態を用いて本考案をさらに具体的に説明する。但し、下記の実施の形態は本考案を具現化した例に過ぎず、本考案はこれに限定されるものではない。
[食品収容容器の構成]
まず、本考案の一実施の形態における食品収容容器の構成について、図1〜図3を参照しながら説明する。
図1は本考案の一実施の形態における食品収容容器の構成を示す分解斜視図、図2は当該食品収容容器の構成を示す分解縦断面図、図3は当該食品収容容器の使用状態を示す縦断面図である。
図1〜図3に示すように、本実施の形態における食品収容容器1は、上端開口の容器本体2と、当該容器本体2に組み合わされる上端開口の中容器3と、容器本体2の上端開口部に着脱自在に取り付けられる外蓋4と、を備えている。ここで、容器本体2には、ご飯類、茹麺、固麺などが収容され、中容器3には、具やつゆ、スープ、野菜餡などが収容される。
容器本体2は、発泡ポリスチレン(PSP)等の樹脂材料からなるプラスチックシートを真空成型することによってカップ状に形成されており、その上端開口部の周縁には円環状のフランジ2aが一体的に形成されている。また、容器本体2は、下方に行くほど漸次径小となるテーパ状に形成されており、当該容器本体2の底面の中央部には、内側に凸の円筒状の凹部2bが設けられている。容器本体2の上端面の直径は約205mm、高さは約97.5mmである。
中容器3は、ポリプロピレン(PP)等の樹脂材料からなるプラスチックシートを真空成型することによって円形の皿状に形成されており、その上端開口部の周縁には円環状のフランジ3aが一体的に形成されている。中容器3の上端面の直径は約200mm、高さは約41mmである。そして、中容器3は、容器本体2の上端開口部に挿入して、フランジ3aを容器本体2のフランジ2aに係止保持させることにより、容器本体2に組み合わされる。
外蓋4は、二軸延伸ポリスチレン(OPS)等の樹脂材料からなるプラスチックシートを圧空成型することによって形成されており、その外周縁には蓋嵌合部4aが設けられている。外蓋4の上端面の直径は約208mm、高さは約20mmである。そして、外蓋4を容器本体2の上端開口部に取り付けたときに、外蓋4の蓋嵌合部4aと容器本体2のフランジ2aとが互いにやや強制的に密接して嵌り合うようになっている。
本実施の形態の食品収容容器1において、中容器3は、当該中容器3の上端開口部に着脱自在に取り付けられる中蓋5を備えている。そして、中蓋5には、上面周縁部に3つ一組の三角形状の排出口5aが設けられており、これにより、中容器3に中蓋5を取り付けた状態で、中容器3の内容物の少なくとも一部を排出口5aから排出することができるようになっている(図4参照)。また、中蓋5には、上面周縁部の、排出口5aとの対向位置に3つ一組の小円形の吸気口5bが設けられている。
中蓋5は、二軸延伸ポリスチレン(OPS)等の樹脂材料からなるプラスチックシートを圧空成型することによって形成されており、その外周縁には円環状のフランジ5cが一体的に形成されている。また、中蓋5の裏面側には、フランジ5cよりも内側に位置して円環状の凸条5dが設けられている。そして、中蓋5は、円環状の凸条5dを中容器3の上端開口内周縁部に挿入して、フランジ5cを中容器3のフランジ3aに係止保持させることにより、中容器3の上端開口部に着脱自在に取り付けられる。この場合、中蓋5の円環状の凸条5dと中容器3の上端開口内周縁部とは互いにやや強制的に密接して嵌り合うようになっている。
本実施の形態の食品収容容器1の構成によれば、上記のように、中容器3が、当該中容器3の上端開口部に着脱自在に取り付けられる中蓋5を備えていることにより、ラーメンやうどん等のつゆ(スープ)の多いテイクアウト食品を収容して持ち帰る途中で食品収容容器1を傾けたり振動を与えたりしても、中容器3外へつゆ(スープ)が飛び出すことはない。すなわち、ラーメンやうどん等のつゆ(スープ)の多いテイクアウト食品を収容して持ち運んでいるときでも中容器外へのつゆ(スープ)の飛び出しを防止することができる。また、中蓋5の上面周縁部に中容器3の内容物の少なくとも一部を排出する排出口5aが設けられていることにより、中容器3に中蓋5を取り付けた状態で、茹麺等が収容された容器本体2内に中容器3内のつゆ(スープ)を注ぐことができるので、容器本体2内につゆ(スープ)を注ぐ際に当該つゆ(スープ)が外部に飛び散って食卓等を汚してしまうことを防止することができる。
中蓋5の上面の、排出口5aが設けられている部分と吸気口5bが設けられている部分は、他の部分よりも一段高い平面状に形成されている。一方、外蓋4の周縁部には、裏面側に凸の円環状の凹条4cが設けられている。ここで、凹条4cの裏面は平面状に形成されている。そして、これにより、外蓋4が容器本体2の上端開口部に取り付けられたときに、中蓋5の排出口5aと吸気口5bが外蓋4の裏面によって閉塞された状態となるようにされている。
かかる構成によれば、外蓋4を容器本体2の上端開口部に取り付けることにより、中容器3を密閉状態にすることができるので、ラーメンやうどん等のつゆ(スープ)の多いテイクアウト食品を収容して持ち運んでいるときの、中容器3外へのつゆ(スープ)の飛び出しを完全に防止することができる。
以上のことから、本実施の形態の食品収容容器1は、つゆ(スープ)の多いラーメンやうどん等のテイクアウト食品を収容して持ち帰るために使用される食品収容容器として好適であることが分かる。
尚、外蓋4の上面の中央部分には、円環状の凹条4cに囲まれた状態で低背円筒状の凸部4dが設けられており、当該凸部4dの上面中央には、U字状の切込みを入れることによって蒸気抜き孔4bが形成されている。ここで、凸部4dは、容器本体2の底面の凹部2bにちょうど嵌り込む大きさとなっている。
[食品収容容器の使用方法]
次に、本考案の一実施の形態における食品収容容器の使用方法について、図4〜図7をも参照しながら説明する。尚、ここでは、テイクアウト食品がラーメンである場合を例に挙げて説明する。
図4は本考案の一実施の形態における食品収容容器を積み重ねた状態を示す縦断面図、図5は当該食品収容容器の中容器の他の構成を示す斜視図、図6は図5に示す中容器を備えた食品収容容器における、容器本体からの中容器の取外し方法を示す縦断面図、図7は本考案の一実施の形態における食品収容容器の使用方法を示す斜視図である。
まず、容器本体2に、茹麺6、及び、チャーシュー、味付け玉子、メンマ、刻み葱等の具7を収容する。また、中容器3にラーメンスープ8を収容する。次いで、中蓋5の裏面側の円環状の凸条5dを中容器3の上端開口内周縁部に挿入して、中蓋5のフランジ5cを中容器3のフランジ3aに係止保持させることにより、中容器3の上端開口部に中蓋5を取り付ける。次いで、中容器3を容器本体2の上端開口部に挿入して、中容器3のフランジ3aを容器本体2のフランジ2aに係止保持させることにより、中蓋5が取り付けられた状態の中容器3を容器本体2に組み合わせる。最後に、外蓋4を容器本体2の上端開口部に取り付けて、中蓋5の排出口5aと吸気口5bを外蓋4の裏面によって閉塞する。これにより、テイクアウト可能な状態となる(以上、図3参照)。
この状態で食品収容容器1を持ち帰れば、途中で当該食品収容容器1を傾けたり当該食品収容容器1に振動を与えたりしても、中容器3外へラーメンスープ8が飛び出すことはない。
尚、図4に示すように、容器本体2の底面の凹部2bに外蓋4の上面の凸部4dを入れ込んだ状態で、複数の食品収容容器1を積み重ねれば、複数の食品収容容器1を安定した状態でまとめて持ち帰ることができる。
食品収容容器1を持ち帰った後は、当該食品収容容器1を食卓等の上に載せて、まず、容器本体2の上端開口部から外蓋4を取り外す。次いで、中蓋5を取り付けたままの状態で、中容器3を容器本体2から取り外す。
この場合、図5に示すように、中容器3のフランジ3aの相対向する2箇所に、親指と人差し指で掴める程度の大きさを有する可撓性のベロ部10a,10bを設けておけば、図6に示すように、ベロ部10a,10bを掴んで持ち上げることにより(矢印A,B参照)、中蓋5を取り付けたままの状態中容器3を容器本体2から容易に取り外すことができる。また、ベロ部10a,10bに可撓性を持たせておけば、容器本体2の上端開口部に外蓋4を取り付けるときに当該ベロ部10a,10bが邪魔になることはない。
次いで、図7に示すように、茹麺6、及び、チャーシュー、味付け玉子、メンマ、刻み葱等の具7が収容された容器本体2の上方で、中容器3に中蓋5を取り付けた状態で、当該中容器3を排出口5aが下となるように傾ける。これにより、中容器3に収容されたラーメンスープ8が排出口5aから排出されて、容器本体2内に注がれる。そして、このように、中容器3に中蓋5を取り付けた状態で、茹麺6等が収容された容器本体2内に中容器3内のラーメンスープ8を注ぐことができるので、容器本体2内にラーメンスープ8を注ぐ際に当該ラーメンスープ8が外部に飛び散って食卓等を汚してしまうことはない。
尚、上記実施の形態においては、外蓋4及び中蓋5が、外蓋4を容器本体2の上端開口部に取り付けたときに、中蓋5の排出口5aと吸気口5bが外蓋4の裏面によって閉塞された状態となるように構成されている場合を例に挙げて説明したが、本考案の食品収容容器は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。中蓋5の排出口5aだけが外蓋4の裏面によって閉塞される構成であってもよい。また、少なくとも中蓋5の排出口5aを外蓋4の裏面によって閉塞するようにすることも任意である。さらに、吸気口5bも必須の構成要素ではない。すなわち、本考案の食品収容容器は、中容器が、当該中容器の上端開口部に着脱自在に取り付けられる中蓋を備え、当該中蓋の上面周縁部に前記中容器の内容物の少なくとも一部を排出する排出口が設けられていれば十分である。
また、上記実施の形態においては、中蓋5の上面周縁部に3つ一組の三角形状の排出口5aが設けられている場合を例に挙げて説明したが、本考案の食品収容容器は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。排出口は少なくとも1つ設けられていれば十分であり、排出口の形状と大きさも任意に設定することができる。
また、上記実施の形態においては、容器本体2がカップ状に形成されている場合を例に挙げて説明したが、本考案の食品収容容器は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。容器本体は、例えば直方体状、逆四角錐台状等の他の形状であってもよい。そして、中容器、外蓋、中蓋の形状も、容器本体の形状に応じて変更され得る。
また、上記実施の形態においては、外蓋4の上面に蒸気抜き孔4bが形成されている場合を例に挙げて説明したが、本考案の食品収容容器は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。例えば冷麺などのテイクアウト食品等を収容する場合には、外蓋に蒸気抜き孔を設ける必要はない。
また、上記実施の形態においては、外蓋4を容器本体2の上端開口部に取り付けたときに、外蓋4の蓋嵌合部4aと容器本体2のフランジ2aとが互いにやや強制的に密接して嵌り合うようになっている場合を例に挙げて説明したが、本考案の食品収容容器は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。外蓋は容器本体の上端開口部に着脱自在に取り付けることができればよく、必ずしも嵌合状態で取り付けられる必要はない。
また、上記実施の形態においては、外蓋4が容器本体2の上端開口部に取り付けられたときに、中蓋5の排出口5aが外蓋4の裏面によって閉塞された状態となるように構成されている場合を例に挙げて説明したが、本考案の食品収容容器は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。例えば、排出口に、当該排出口を開閉する開閉部材が設けられた構成であってもよい。開閉部材(爪片)9は、例えば図8に示すように、中蓋5の上面周縁部にU字状やV字状等の切込み10を入れることにより、排出口と一緒に形成することができる。そして、この場合、開閉部材(爪片)9を上方へ立てて起こすことによって形成される開口を排出口として用いることができる。
かかる構成によれば、開閉部材(爪片)9によって中蓋5の排出口を閉じておくことにより、中容器3をほぼ密閉状態にすることができるので、ラーメンやうどん等のつゆ(スープ)の多いテイクアウト食品等を収容して持ち運んでいるときの、中容器3外へのつゆ(スープ)の飛び出しをほぼ完全に防止することができる。その結果、外蓋4が容器本体2の上端開口部に取り付けられたときに、中蓋5の前記排出口が外蓋4の裏面によって閉塞された状態となるようにする必要はないので、中蓋と外蓋の設計の自由度を大きくすることができる。
1 食品収容容器
2 容器本体
2a,3a,5c フランジ
3 中容器
4 外蓋
4a 蓋嵌合部
4c 円環状の凹条
5 中蓋
5a 排出口
5d 円環状の凸条
9 開閉部材(爪片)
10 切込み

Claims (3)

  1. 上端開口の容器本体と、当該容器本体に組み合わされる上端開口の中容器と、前記容器本体の上端開口部に着脱自在に取り付けられる外蓋と、を備えた食品収容容器であって、
    前記中容器は、当該中容器の上端開口部に着脱自在に取り付けられる中蓋を備え、
    前記中蓋の上面周縁部には、前記中容器の内容物の少なくとも一部を排出する排出口が設けられていることを特徴とする食品収容容器。
  2. 前記外蓋及び中蓋は、前記外蓋が前記容器本体の上端開口部に取り付けられたときに、前記中蓋の前記排出口が前記外蓋の裏面によって閉塞された状態となるように構成されている、請求項1に記載の食品収容容器。
  3. 前記排出口には、当該排出口を開閉する開閉部材が設けられている、請求項1に記載の食品収容容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210018138A (ko) * 2019-08-05 2021-02-17 씨제이제일제당 (주) 이너 캡 및 이를 포함하는 용기

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