JP3204124U - 食品容器 - Google Patents
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Abstract
Description
そして、喫食に際しては、即席食品の容器本体の蓋を開封して、フォークを容器の外に取り出した後、乾燥麺または乾燥米やかやく類やスープ等の袋を開封して容器本体内に投入して湯を注いで蓋をする。所定時間経過後に蓋を開封してフォークで湯戻しされた麺や米等をほぐして喫食するようにしている。ここで、湯戻しとは、乾燥麺又は乾燥米に水や熱湯を吸収させて喫食可能な状態にすることを言う。
また、乾燥麺または乾燥米やかやく類やスープ等の薬味類が予め袋に区分けされていない場合には、フォークやスプーン等の喫食用具は容器本体には含まれていないものが多かった。このような場合には、別にフォークや箸等を用意する必要があり、これも面倒であった。
また、容器本体に湯を投入して蓋を閉めた後、麺類がほぐれるまで数分待つ間、蓋が湯の熱で一部剥がれて熱が逃げることがあり、保温性が十分でなかった。
本考案による食品容器は、食品を収容した容器本体の開口部に中蓋を支持させ、この中蓋内に喫食用具や調味類を載置させて蓋で封止するようにしたから、食品と喫食用具や調味類とが別個に収容されていて衛生的である。更に、調理に際して中蓋を取り外し、湯を容器本体内の食品に注入した後、開口部に中蓋を設置することで容器本体を封止させて食品の加温(湯戻し)や蒸らし等の調理を行うことができる。更に容器本体に蓋をして封止させてもよい。なお、調味類とは袋入りスープや薬味類や加薬類等であり、麺類やごはん等以外の食品を含んでいる。
中蓋の底面に調味類やフォークなどの喫食用具を載置すると、1または複数の凸部に喫食用具や調味類が当接するため、食品容器の運搬時や保管時等に喫食用具や調味類が動きにくく雑音が生じたり破損したりすることを抑制できる。
中蓋の底面に設けた凸部にフォークなどの喫食用具や調味類が当接することで、喫食用具や調味類が動きにくくなり、しかも、複数の中蓋をまとめてスタッキング(重ねる)する際、凸部に上側の中蓋の底面が載置されて重ね合わせた中蓋同士がはまり込まないように規則正しく積層させることができる。
調理に際し、蓋を開封して中蓋の中央の突起部をつまんで持ち上げれば、喫食用具や調味類を持ち上げなくても容器本体内に湯を注入することができ、さらに、注湯後に中蓋を容器本体に戻す場合にも突起部をつまんで持ち上げることで、同様に、喫食用具や調味類を持ち上げる必要がなくなる。
ここで、第一テーパ面より小さい角度で傾斜する第二テーパ面とは、中蓋の側面図において、中蓋の鉛直方向に対する第一テーパ面の傾斜角度よりも、中蓋の鉛直方向に対する第二テーパ面の傾斜角度が小さいことを意味する。
中蓋を容器本体に挿入すると、容器本体の内側面に中蓋の段差部が当接して保持され、その下側に食品を収納した空間を形成する。また、中蓋のスタッキングに際して底面の凸部だけでなく、周面部の上端開口に上の中蓋の段差部が載置されて積層させることで、中蓋の集積と取り外しが容易になる。
中蓋の周面部の上端開口にフランジ部を設けたことで、容器本体に中蓋を着座させる際、容器本体の開口部にフランジ部が当接して係止され、安定して保持できる。
本実施形態による食品容器は、例えば、乾燥麺や乾燥米等の即席麺が収納された即席食品容器1である。
本考案の実施形態による即席食品容器1は、図1に示すように、即席麺等の食品2を収容する紙製の容器本体3と、容器本体3の開口部3aに収容された中蓋4と、容器本体3の開口部3aを加熱シールする蓋5とを備えている。また、中蓋4内には喫食用具として、例えば、2つに折り畳んだフォーク6が載置されている。
容器本体3は、合成樹脂で形成されてもよく、例えば、ポリプロピレンPPやポリエチレンPE等からなり、圧空成形、真空成形、または射出成形等によって製造されてもよい。
図3に示す例では、第二テーパ面14は内側に傾斜するテーパ面であるが、第一テーパ面12よりも傾斜角が小さければ外側に傾斜する構成であってもよい。
なお、段差部13は中蓋4の上端開口4a近傍に形成されている。中蓋4において、上端開口4a近傍に段差部13を形成して拡径することで成形時の型抜きを安定して行える。
また、底面10の中央には中央突起17が突出して形成され、この中央突起17を喫食者が把持することで容器本体3から中蓋4を取り外し及び取り付けすることができる。中央突起17は中蓋4の上端開口4aと同程度の高さまで延ばすことが可能であり、上端開口4aより低くてもよい。中蓋4は、例えば、耐熱性の高いポリプロピレンPPのシートからなり、真空圧空成型、真空成型、圧空成型等によって製造可能であり、熱による変形を防止している。
そして、フォーク6を適宜角度、例えば、鋭角に折り曲げた状態で、中蓋4の底面10に載置することで中央突起17と凸部16との間に収まり、運搬時等に食品容器1を動かす際に、中蓋4内でフォーク6が移動すると凸部16と中央突起17との少なくともいずれかに当接することで移動が阻止される。そのため、フォーク6が移動する際の雑音が抑えられ、フォーク6の損傷も防止できる。
また、フォーク6は、例えば、耐熱性の高いポリプロピレンPPを用いてインジェクション成型によって製造することが好ましい。
また、中蓋4を容器本体3から取り外す際、底面10に設けた中央突起17を持ち上げることで容易に容器本体3から離脱でき、中蓋4の装着も容易である。
しかも、スタッキングに際して、中蓋4の底面10に設けた3個の凸部16はそれぞれ間隔が相違することで互いに嵌合することがなく、互いの取り外しが容易である。
なお、容器本体3に中蓋4を設けたことで、蓋5の材質としてその強度や遮光性についてより弱い材質(スペックダウン)を採用することができ、しかも容器本体3に湯を投入した後、中蓋4で密封できるので再閉時に蓋5は再閉しなくてもよく、或いは封止性の弱い材質を採用することができる。
変形例による中蓋22は周面部23に段差部13が設けられておらず、実施形態による周面部11の第一テーパ面12と同様に、底面10から上端開口22aに向かって外側に傾斜する一様なテーパ面によって形成されている。しかも、周面部23の上端開口22aには小幅なフランジ部23aが全周に形成されている。
この場合、容器本体3の開口部3a近くの内面に中蓋22が嵌装されてフランジ部23aと周面部23の下部が当接して支持される。中蓋22のフランジ部23aが容器本体3の側面8の内面の開口部3a近傍に当接し、側面8の内面に周面部23の下部が当接する。
そのため、この変形例でも、中蓋22は周面部23が容器本体3の内面に面接触しないから、容易に取り付けと取り外しができる。
また、喫食用具はフォーク6に限定されず、スプーンや箸等、適宜の道具を載置することができる。その際、スープの袋やかやくの袋等、喫食用具以外の物品を調味類と定義して、調味類を中蓋4内に載置することもできる。また、調味類は喫食用具に代えて中蓋4、22に載置させてもよい。
また、上述した実施形態等では、中蓋4、22をスタッキングする部材として、底面10の凸部16と周面部11の段差部13とを設けたが、いずれか一方だけ設けてもよい。
また、上述した実施形態や変形例では、食品容器1を逆円錐台形状の容器本体3や中蓋4、22を有するものとして説明したが、本考案はこのような構成に限定されるものではなく、例えば、断面逆四角錐台形状や逆六角錐台形状等の多角形錐台形状の容器本体3や中蓋4、22を用いてもよい。
2 食品
3 容器本体
4、22 中蓋
5 蓋
6 フォーク
7 底部
8 側面
10 底面
11、23 周面部
13 段差部
16 凸部
17 中央突起
19 先割れ部
20 柄
中蓋の底面に設けた凸部にフォークなどの喫食用具や調味類が当接することで、喫食用具や調味類が動きにくくなり、しかも、複数の中蓋をまとめてスタッキング(重ねる)する際、凸部に上側の中蓋の底面が載置されて重ね合わせた中蓋同士がはまり込まないように規則正しく積層させることができる。
ここで、第一テーパ面より小さい角度で傾斜する第二テーパ面とは、中蓋の側面図において、中蓋の鉛直方向に対する第一テーパ面の傾斜角度よりも、中蓋の鉛直方向に対する第二テーパ面の傾斜角度が小さいことを意味する。
中蓋を容器本体に挿入すると、容器本体の内側面に中蓋の段差部が当接して保持され、その下側に食品を収納した空間を形成する。また、中蓋のスタッキングに際して底面の凸部だけでなく、周面部の上端開口に上の中蓋の段差部が載置されて積層させることで、中蓋の集積と取り外しが容易になる。
Claims (6)
- 食品容器であって、
開口部を有し、食品を収容する容器本体と、
前記容器本体の前記開口部を開封可能に封止する蓋と、
前記容器本体の前記開口部内に着脱可能に支持された中蓋とを備え、
前記中蓋には喫食用具及び調味類のうち少なくとも一方が載置されている
ことを特徴とする食品容器。 - 請求項1に記載された食品容器であって、
前記中蓋は底面と、外側に傾斜するテーパ状の周面部とで形成されており、
前記底面には前記喫食用具及び前記調味類のうち少なくとも一方の動きを規制するための1または複数の凸部が形成されている
ことを特徴とする食品容器。 - 請求項2に記載された食品容器であって、
前記凸部は前記中蓋の前記周面部に間隔を開けて少なくとも3個設けられ、他の前記中蓋は前記凸部に載置されてスタッキング可能である
ことを特徴とする食品容器。 - 請求項2または3に記載された食品容器であって、
前記中蓋の底面には、前記中蓋を前記容器本体から取り出す時に把持可能な中央突起が設けられている
ことを特徴とする食品容器。 - 請求項2から請求項4のいずれか一項に記載された食品容器であって、
前記中蓋の前記周面部は、
前記底面から上端開口に向けて外側に傾斜する第一テーパ面と、
前記第一テーパ面の上端から拡径する段差部と、
前記段差部から前記上端開口に向けて前記第一テーパ面より小さい角度で傾斜する第二テーパ面とを有しており、
前記中蓋は前記段差部でスタッキング可能である
ことを特徴とする食品容器。 - 請求項2から請求項4のいずれか一項に記載された食品容器であって、
前記中蓋の前記周面部の前記上端開口にはフランジ部が形成され、
前記フランジ部は、前記容器本体の前記開口部の内側に位置する
ことを特徴とする食品容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015006511U JP3204124U (ja) | 2015-12-22 | 2015-12-22 | 食品容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015006511U JP3204124U (ja) | 2015-12-22 | 2015-12-22 | 食品容器 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013073550A Continuation JP2014196138A (ja) | 2013-03-29 | 2013-03-29 | 食品容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3204124U true JP3204124U (ja) | 2016-05-19 |
Family
ID=55975057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015006511U Expired - Lifetime JP3204124U (ja) | 2015-12-22 | 2015-12-22 | 食品容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3204124U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021017277A (ja) * | 2019-07-23 | 2021-02-15 | リスパック株式会社 | 容器 |
-
2015
- 2015-12-22 JP JP2015006511U patent/JP3204124U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021017277A (ja) * | 2019-07-23 | 2021-02-15 | リスパック株式会社 | 容器 |
JP7308684B2 (ja) | 2019-07-23 | 2023-07-14 | リスパック株式会社 | 容器 |
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