JP6634212B2 - 容器 - Google Patents

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Description

本発明は、容器に関する。
食材や食品などの各種の物品を収容する容器として、一端に本体開口を有する容器本体と、本体開口を塞ぐように容器本体に対して着脱可能に装着される蓋体と、を備えるものがある。
特許文献1には、保存する食品量に応じて容器の内容積を可変とするために、蓋体を表と裏のどちらに向けた場合でも、蓋体を容器本体に嵌合させることができる容器について記載されている。すなわち、蓋体を裏側にして容器本体に嵌合させることにより、蓋体を表側にして容器本体に嵌合させたときと比べて、容器の内容積を小さくすることができるようになっている。
より具体的には、特許文献1には、ごはんを冷凍保存するに際し、内容積が小さい状態となるように蓋体を容器本体に嵌合させることにより、ごはんを蓋体により圧縮するとともに空気を排出し、冷凍保存に適した状態とすることが記載されている。
更に、特許文献1には、内容積が大きい状態となるように蓋体を容器本体に嵌合させることにより、比較的かさが大きい野菜類などを圧迫することなく収容でき、野菜類などを冷蔵保存するのに適した状態とすることが記載されている。
特開2001−114317号公報
ところで、本願発明者等は、容積をより大きく変化させることが可能な容器に対して、ニーズがあると考えた。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、収容する物品の量や大きさに応じて、容器の容積をより大きく変更することが可能な容器と、容器の使用方法を提供することを目的とする。
発明は、
第1底面部、第1側周面部、前記第1側周面部の上端で開口している第1本体開口及び前記第1側周面部の上端で前記第1側周面部から前記第1側周面部の外方に向けて張り出している第1鍔状部有し、前記第1側周面部には前記第1底面部との境界と前記第1側周面部の上端との間であって前記第1鍔状部から離れた位置で周方向全周に亘って前記第1側周面部の外方に凸状かつ前記第1側周面部の内方に向けて凹状となる第1嵌合凹部が形成されている第1容器本体と、
第2底面部、第2側周面部、前記第2側周面部の上端で開口している第2本体開口及び前記第2側周面部の上端で前記第2側周面部から前記第2側周面部の外方に向けて張り出している第2鍔状部有し、前記第2側周面部には前記第2底面部との境界と前記第2側周面部の上端との間であって前記第2鍔状部から離れた位置で周方向全周に亘って前記第2側周面部の外方に凸状かつ前記第2側周面部の内方に向けて凹状となる第2嵌合凹部が形成されている第2容器本体と、
天面部及び周側面部を有し、前記周側面部における前記天面部と繋がっている側には周方向全周に亘って前記周側面部の外方に張り出している嵌合突起が形成されかつ前記周側面部における前記天面部に繋がっている側と反対側の内周には周方向全周に亘って嵌入凹部が形成され、前記第1容器本体及び前記第2容器本体に着脱可能である蓋体と、
を備え、
前記蓋体は、前記第1容器本体に対し第1の向き及び前記第1の向きとは前記蓋体の表裏が反転した第2の向きの各々の向きで前記第1本体開口を塞ぐように前記第1容器本体に対し装着可能であるとともに、前記第2容器本体に対し前記第1の向き及び前記第2の向きの各々の向きで前記第2本体開口を塞ぐように前記第2容器本体に対し装着可能であり、
前記蓋体は、前記第1容器本体に対し前記第1の向きで前記第1嵌合凹部に前記嵌合突起を嵌入させて装着した状態において、前記第2容器本体に対し前記第2の向きで前記嵌入凹部に前記第2鍔状部を嵌入させて装着可能であるとともに、前記第1容器本体に対し前記第2の向きで前記嵌入凹部に前記第1鍔状部を嵌入させて装着した状態において、前記第2容器本体に対し前記第1の向きで前記第2嵌合凹部に前記嵌合突起を嵌入させて装着可能である容器を提供する。
本発明によれば、収容する物品の量や大きさに応じて、容器の容積をより大きく変更することが可能な容器を提供することができる。
第1の実施形態に係る容器の容器本体と蓋体とを分離させた状態の正面図である。 第1の実施形態に係る容器の蓋体の平面図である。 第1の実施形態に係る容器の容器本体の平面図である。 第1の実施形態に係る容器の第2状態を示す正面図である。 第1の実施形態に係る容器の第1状態を示す正面図である。 第1の実施形態に係る容器の第1状態を示す要部拡大の正面断面図である。 第2の実施形態に係る容器の側面を下向きにして起立させた状態を示す正面図である。 第2の実施形態に係る容器を示す図であり、このうち(a)は底面図、(b)は側面図である。 第3の実施形態に係る容器の容器本体と蓋体とを分離させた状態の正面図である。 第3の実施形態に係る容器を示す正面図であり、このうち(a)は第2状態を、(b)は第1状態を、それぞれ示す。 第4の実施形態に係る容器の蓋体の平面図である。 第5の実施形態に係る容器の正面断面図であり、このうち(a)は第1蓋体を用いたときの第1状態を示し、(b)は第2蓋体を用いたときの第1状態を示す。 第5の実施形態に係る容器の正面断面図であり、このうち(a)は第1蓋体を用いたときの第2状態を示し、(b)は第2蓋体を用いたときの第2状態を示す。 第6の実施形態に係る容器の正面図であり、2つの容器本体と蓋体とを分離させた状態を示す。 第6の実施形態に係る容器の正面図であり、2つの容器本体と蓋体とを組み付けた状態を示す。 図15に示した容器の使用方法の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。
〔第1の実施形態〕
図1は第1の実施形態に係る容器100の容器本体10と蓋体20とを分離させた状態の正面図である。なお、図1において、蓋体20の向きは第2の向き(裏側)となっている。
図2は第1の実施形態に係る容器100の蓋体20の平面図である。なお、図2は蓋体20を図1に示す向きにしたときの平面図である。
図3は第1の実施形態に係る容器100の容器本体10の平面図である。
図4は第1の実施形態に係る容器100の第2状態を示す正面図である。
図5は第1の実施形態に係る容器100の第1状態を示す正面図である。
図6は第1の実施形態に係る容器100の第1状態を示す要部拡大の正面断面図である。
本実施形態に係る容器100は、容器本体10と、容器本体10に着脱可能に装着される蓋体20と、を備えている。
容器本体10は、底面部18と、側周面部(例えば複数の側面部19からなる)と、本体開口14と、を有する。
容器本体10に蓋体20が装着されることによって、蓋体20と容器本体10との間に、物品(図示略)を収容する収容空間101(図4、図5)が形成される。
蓋体20は、第1の向きと、第1の向きとは蓋体20の表裏が反転した第2の向き(図1の向き)と、の各々の向きで、本体開口14を塞ぐように容器本体10に対して装着可能に構成されている。
蓋体20が第1の向きで容器本体10に装着された第1状態(図5の状態)での収容空間101の容積V1は、蓋体20が第2の向きで容器本体10に装着された第2状態(図4の状態)での収容空間101の容積V2の1.3倍以上である。
なお、容器100に収容される物品としては、青果物などの食材や、食品が挙げられる。青果物は、ミニトマト或いはその他のフルーツであっても良いし、野菜(いちご、カット野菜など)であっても良い。食品としては、例えば、サンドイッチ、惣菜、お弁当(の中身)、寿司、デザート等が挙げられる。また、容器100に収容される物品は、食品以外のものであっても良い。
以下、詳細に説明する。
先ず、容器本体10の構成を説明する。
容器本体10は、本体部11と鍔状部15とを有する。
容器本体10の平面形状は、矩形状であっても良いし、円形状であっても良いし、その他の形状であっても良い。本実施形態では、一例として、容器本体10及び本体部11の平面形状が矩形状である例を示している。
なお、本明細書における矩形状の形状には、直角の角部を有する形状だけでなく、図3等に示すような角丸の形状も含まれるものとする。
本体部11は、底面部18と、側周面部(例えば複数(本実施形態では4つ)の側面部19からなる)と、本体開口14と、を有する箱形に形成されている。
本体部11は、例えば、本体部11の下部を構成しているとともに底面部18を含んでいる第1部分11aと、本体部11の上部を構成する第2部分11bと、を有している。
第1部分11aよりも第2部分11bの方が平面積が大きく形成されており、平面視において、第2部分11bは第1部分11aの内側に収まっている。
第1部分11aと第2部分11bとの境界には、段部12(段差部)が形成されている。
第2部分11bの内部空間は、容器100を第2状態としたときに蓋体20の本体部21の第2部分21b(後述)が嵌入する凹部13を構成している。
凹部13の下部には、蓋体20の本体部21の第2部分21bに形成された嵌合突起27(後述)と嵌合する嵌合凹部17が形成されている。
例えば、第1部分11a及び第2部分11bは、それぞれ平面視矩形状に形成され、互いに同じ向きに配置されている。
鍔状部15は、本体部11の上縁、すなわち第2部分11bの上縁より外方(周囲)に向けて張り出している。すなわち、容器本体10は、その周縁部に形成された鍔状部15を有している。鍔状部15は、例えば、本体開口14の周囲に環状に形成されている。
容器100を第1状態としたときに、鍔状部15は、後述する嵌入凹部23aに嵌入するようになっている。
鍔状部15の縁は、被係止片15aを構成している。容器100を第1状態としたときに、被係止片15aと、後述する係合リブ25と、が相互に係合するようになっている。
なお、本実施形態の場合、容器本体10の上縁には、後述する開口50を形成するための切欠形状部16(図1、図3)が形成されている。
次に、蓋体20の構成を説明する。
蓋体20は、本体部21と、鍔状部210とを有する。
蓋体20の平面形状は、容器本体10の平面形状と対応する形状となっている。すなわち、蓋体20の平面形状は、矩形状であっても良いし、円形状であっても良いし、その他の形状であっても良い。本実施形態では、一例として、蓋体20及び本体部21の平面形状が矩形状である例を示している。
本体部21は、天面部28と、側周面部(例えば複数の側面部からなる)と、蓋体開口24と、を有する箱形に形成されている。
本体部21は、例えば、図5の状態において(つまり蓋体20を第1の向きとしたときに)本体部21の下部を構成する第1部分21aと、図5の状態において本体部21の上部を構成する第2部分21bと、を有している。
例えば、第1部分21a及び第2部分21bは、それぞれ平面視矩形状に形成され、互いに同じ向きに配置されている。
なお、図1の状態においては、つまり蓋体20を第2の向きとしたときには、第1部分21aは本体部21の上部を構成し、第2部分21bは本体部21の下部を構成する。
第2部分21bよりも第1部分21aの方が平面積が大きく形成されており、平面視において、第2部分21bは第1部分21aの内側に収まっている。なお、第2部分21bの平面積は、第1部分21aの平面積の70%以上であることが好ましく、これにより、後述する容積変化率を十分大きくすることができる。
第1部分21aと第2部分21bとの境界には、段部22(段差部)が形成されている。
第1部分21aの内部空間は、容器100を第1状態としたときに容器本体10の鍔状部15が嵌入される嵌入凹部23aを構成している。
ここで、図5に示すように、第1状態では、第1部分21aは、容器本体10の鍔状部15に対して嵌合する。そして、第1状態では、第2部分21bは、第1部分21aよりも上方に突出する。
このように、蓋体20は、第1状態において容器本体10に対して嵌合して装着される嵌合部(第1部分21a)と、第1状態において嵌合部より突出する突出部(第2部分21b)と、を有する。
そして、突出部(第2部分21b)の高さ寸法H11は、嵌合部(第1部分21a)の高さ寸法H12よりも大きいことが好ましい。これにより、後述する容積変化率を大きくすることができる。
特に、突出部(第2部分21b)の高さ寸法H11は、嵌合部(第1部分21a)の高さ寸法H12の1.2倍以上であることが好ましく、これにより、容積変化率をより大きくすることができる。
容積変化率をより大きくする観点で、突出部(第2部分21b)の高さ寸法H11は、嵌合部(第1部分21a)の高さ寸法H12の1.5倍以上とすることがより好ましく、2倍以上とすることが更に好ましく、3倍以上とすることが一層好ましい。
図1及び図2に示すように、嵌入凹部23aの内面には、内方に向けて突出した係合リブ25が形成されている。例えば、複数の係合リブ25が、嵌入凹部23aの内面に形成されている。
より具体的には、例えば、図2に示すように、係合リブ25は、平面視における蓋体20の四隅(平面視における嵌入凹部23aの四隅)にそれぞれ形成されている。更に具体的な一例としては、例えば図2に示すように、係合リブ25は、平面視において、嵌入凹部23aの四隅に加えて、嵌入凹部23aの互いに対向する一対の辺の中間部にそれぞれ形成されており、合計6つの係合リブ25が蓋体20に形成されている。
各係合リブ25は、水平方向に延在している。
また、四隅の係合リブ25の各々は、平面視L字状に形成されており、平面視における蓋体20の角部(嵌入凹部23aの角部)を境界とし互いに隣接する一対の辺にまたがって延在している。例えば図2における左上の係合リブ25は、平面視における嵌入凹部23aの左辺から上辺にまたがって平面視L字状に延在している。
容器100を第1状態としたときに、各係合リブ25に対して、容器本体10の鍔状部15の縁の被係止片15aが係合するようになっている(図6参照)。
第2部分21bは、容器本体10の第2部分11bの凹部13内に嵌入可能な形状となっている。より具体的には、例えば、第2部分21bが凹部13に嵌入したときに、第2部分21b及び凹部13の全周に亘って第2部分21bの外面が凹部13の内面に密着するように、第2部分21bの外面の形状は、凹部13の内面の形状とほぼ一致する形状に形成されている。
図1の状態での第2部分21bの下部には、容器本体10の第2部分11bに形成された嵌合凹部17と嵌合する嵌合突起27が形成されている。
すなわち、第2部分21bが凹部13に嵌入したときに、嵌合突起27が嵌合凹部17と嵌合するようになっている。
ここで、嵌合凹部17は、底面部18に対して傾斜して形成された傾斜部17aと、傾斜部17aの下側に連接されてほぼ鉛直に(底面部18に対してほぼ垂直に)起立して形成された起立部17bと、を含んでいる。傾斜部17aの平断面積は、下部に向けて徐々に拡大している。
同様に、嵌合突起27は、天面部28に対して傾斜して形成された傾斜部27aと、傾斜部27aに連接されてほぼ鉛直に(天面部28に対してほぼ垂直に)起立して形成された起立部27bと、を含んでいる。
そして、嵌合突起27が嵌合凹部17と嵌合した状態では、傾斜部27aが傾斜部17aに密着するとともに、起立部27bが起立部17bに密着するようになっている。
嵌合凹部17が傾斜部17aと起立部17bとを有しているとともに、嵌合突起27が傾斜部27aと起立部27bとを有していることにより、嵌合突起27が嵌合凹部17に嵌合することによって、より確実に蓋体20を容器本体10に固定できると同時に、嵌合凹部17と嵌合突起27との係合及び脱離を容易に行うことができる構造となっている。
鍔状部210は、図1における本体部21の上縁、すなわち図1における第1部分21aの上縁より外方(周囲)に向けて張り出している。すなわち、蓋体20は、その周縁部に形成された鍔状部210を有している。鍔状部210は、例えば、蓋体開口24の周囲に環状に形成されている。
なお、本実施形態の場合、図1の状態における蓋体20の上縁には、切欠形状部26が形成されている(図1、図2)。切欠形状部26は、切欠形状部16と対応する位置に形成されている。
図2に示すように、容器本体10と蓋体20とのうちの少なくとも何れか一方には、容器100を吊り下げるための吊り下げ穴29aが形成されている。よって、収容空間101に物品を収容して容器本体10に蓋体20を装着した状態で、容器100を吊り下げて陳列等を行うことができる。
本実施形態の場合、蓋体20に吊り下げ穴29aが形成されている。より具体的には、例えば、蓋体20の鍔状部210には、平面視において当該鍔状部210が部分的に外方に張り出した張り出し片29が形成されている。そして、この張り出し片29には、当該張り出し片29の表裏を貫通する吊り下げ穴29aが形成されている。
ただし、吊り下げ穴29aは、容器本体10に形成されていても良いし、容器本体10と蓋体20の双方に形成されていても良い。
吊り下げ穴29aが容器本体10と蓋体20の双方に形成されている場合、蓋体20を容器本体10に装着したときに、蓋体20の吊り下げ穴29aと容器本体10の吊り下げ穴29aとが重なるようになっていても良い。このようにすることにより、容器100において吊り下げ穴29aが形成された部分の強度を向上することができる。
図4に示すように、蓋体20を第2の向きにして本体部21の第2部分21bを本体部11の第2部分11bに嵌入させることにより、蓋体20を第2の向きで容器本体10に装着し(固定し)、容器100を第2状態とすることができる。
第2状態では、例えば、鍔状部15の上面に対して段部22が当接し、段部12に対して天面部28が突き当たって当接する。
第2状態では、第2部分21bが全周に亘って凹部13に対して密着し、且つ、第2部分21bと凹部13とが面接触する。このため、収容空間101を外部空間から良好に密閉(外気から遮断)することができる。具体的には、例えば、収容空間101を外部空間から気密に密閉することができる。
また、嵌合突起27が嵌合凹部17に嵌入することにより、凹部13からの第2部分21bの脱落が抑制される。すなわち、容器本体10からの蓋体20の脱落が良好に抑制される。
一方、図5に示すように、蓋体20を第1の向きにして本体部21を容器本体10に被せて、鍔状部15を嵌入凹部23aに嵌入させることにより、蓋体20を第1の向きで容器本体10に装着し(固定し)、容器100を第1状態とすることができる。
第1状態では、例えば、鍔状部15の上面に対して段部22が当接する。なお、第1状態で鍔状部15の上面に対して当接する段部22の面は、第2状態で鍔状部15の上面に対して当接する段部22の面の裏側の面である。
第1状態では、例えば、被係止片15aの周縁が嵌入凹部23aの内面に対して緩く接触した状態となるが、鍔状部15の被係止片15aが係合リブ25に対して係合するため、容器本体10からの蓋体20の脱落が良好に抑制される。
例えば、第1状態では、第2状態ほどの密閉性は無く、例えば、後述する開口50以外の部位においても、収容空間101と外部空間との間で僅かに空気が流通可能となるようになっている。
ここで、図4に示すように、第2状態では、第2部分21bが第2部分11bに嵌入する。すなわち、第2部分21bが容器本体10内に入り込んだ状態となる。この状態では、天面部28が第1部分11aの上端位置に配置されるので、収容空間101は、実質的に第1部分11aの内部空間により構成される。
一方、図5に示すように、第1状態では、第2部分21bは、容器本体10の上側に突出した状態となる。この状態では、天面部28は、容器本体10よりも上方に位置し、収容空間101は、第1部分11aの内部空間と、第2部分11bの内部空間と、第2部分21bの内部空間と、を合わせた空間となる。
よって、第1状態での収容空間101の容積V1を、第2状態での収容空間101の容積V2と比べて大きくすることができる。
ここで、容積V1は、上述のように、容積V2の1.3倍以上に設定されている。これにより、第1状態での容積V1を十分に確保することができる。
ただし、容積V1は、容積V2の1.5倍以上に設定されていることが好ましい。これにより、例えば、第2状態では、体積が一定の物品を2つ収容するのに適した状態となり得る一方で、第1状態では、体積が一定の物品を3つ収容するのに適した状態となり得る。
より具体的には、例えば、第1状態での収容空間101の高さ(例えば、第1状態での底面部18と天面部28との距離)は、第2状態での収容空間101の高さ(例えば、第2状態での底面部18と天面部28との距離)の1.5倍以上に設定されていることが好ましい。この場合、例えば、第2状態では、所定の厚さの物品(例えば、サンドイッチ、こんにゃく、はんぺんなど)を2枚重ねにして収容するのに適した状態となる一方で、第1状態では、所定の厚さの物品を3枚重ねにして収容するのに適した状態となる。
また、容積V1は、容積V2の2倍以上に設定されていることも好ましい。これにより、例えば、第2状態では、体積が一定の物品を1つ収容するのに適した状態となり得る一方で、第1状態では、体積が一定の物品を2つ収容するのに適した状態となり得る。
より具体的には、例えば、第1状態での収容空間101の高さは、第2状態での収容空間101の高さの2倍以上に設定されていることが好ましい。この場合、例えば、第2状態では、所定の厚さの物品を1枚だけ収容するのに適した状態となる一方で、第1状態では、所定の厚さの物品をその2枚重ねにして収容するのに適した状態となる。
また、容積V1は、容積V2の3倍以上に設定されていることが好ましい。これにより、例えば、第2状態では、体積が一定の物品を1つ収容するのに適した状態となり得る一方で、第1状態では、体積が一定の物品を3つ収容するのに適した状態となり得る。
より具体的には、例えば、第1状態での収容空間101の高さは、第2状態での収容空間101の高さの3倍以上に設定されていることも好ましい。この場合、例えば、第2状態では、所定の厚さの物品を1枚だけ収容するのに適した状態となる一方で、第1状態では、所定の厚さの物品をその3枚重ねにして収容するのに適した状態となる。
なお、容器100の容積変化率(V1/V2)の上限は、特に限定されないが、例えば、10以下、或いは、5以下とすることができる。
すなわち、容積V1は、容積V2の10倍以下、或いは、5倍以下などに設定することができる。
また、第1状態での容器100の高さ寸法H1(図5)は、第2状態での容器100の高さ寸法H2(図4)の1.2倍以上であることが好ましい。
これにより、第2状態での容器100の高さ寸法H2を小さくすることができるため、冷蔵庫等の保管庫の、高さが限られたスペースにも、容器100を配置することが可能となる。冷蔵庫等の収容スペースに物を収容する場合には、当該物の僅かな高さの差で、当該収容スペースに物を収容できるか否かの違いが生じることも多いため、第2状態での高さ寸法H2をより小さくできることは、極めて大きな意義を持つ。
ここで、本実施形態に係る容器の使用方法を説明する。
容器100を使用する場合、例えば、第1状態で収容空間101に物品を収容した後、第2状態で収容空間101に物品を収容することができる。或いは、逆に、第2状態で収容空間101に物品を収容した後、第1状態で収容空間101に物品を収容することができる。
すなわち、容器の使用方法は、第1状態で収容空間101に物品を収容する第1工程と、第2状態で収容空間101に物品を収容する第2工程と、を備える。
より具体的には、例えば、第1工程の後、物品の量を減らして、第2工程を行うことができる。例えば、収容空間101内の物品を消費することにより物品の容積が減ったときに、蓋体20を裏返して第2状態とすることにより、容器100の省スペース化が可能である。また、第1状態から第2状態に切り換えることにより、収容空間101の密閉性の向上も図ることができる。
特に、物品が食品や食材である場合に、物品の容積が減ったときに第2状態に切り換えることによって、収容空間101内の空気の量を減らすことができるため、食品や食材の腐敗を抑制することができる。特に、突出部(第2部分21b)の高さ寸法H11が、嵌合部(第1部分21a)の高さ寸法H12の1.5倍以上である構造の容器100が、このような使用法に好適に用いられる。
なお、本実施形態の場合、第1状態では、容器100の側面には、収容空間101と容器100の外部空間とを相互に連通させる開口50が形成される。すなわち、切欠形状部16と切欠形状部26とが対向することにより、切欠形状部16と切欠形状部26との間に開口50が形成される。一例として、容器100の複数(例えば2つ)の側面にそれぞれ開口50が形成される。
開口50は、収容空間101と容器100の外部空間とを相互に連通させる。
このため、容器100を用いて青果物等を収容および保存する場合、容器100を第1状態とすることにより、開口50を通して、収容空間101と容器100の外部空間との間で空気が相互に流通可能とさせることができる。よって、青果物等の鮮度を良好に維持することができる。
更に、容器100は、例えば、青果物等の物品の洗浄容器として用いることができる。すなわち、本実施形態に係る容器100は、物品の洗浄機能付きの容器である。
以下、容器100を用いて、青果物等の物品を洗浄する方法の例を説明する。
先ず、容器本体10内に物品を収容した状態で、容器本体10から蓋体20を取り外し、容器本体10内に水を投入する。
次に、蓋体20を第2状態で容器本体10に装着する。この状態では、容器100は開口50を有さない。
この状態で、容器100を振動させて水40により物品を洗浄する。具体的には、例えば、容器100を手で持って上下左右等に振り動かすことにより、水を容器100内でシェイクして物品を洗浄する。なお、右手で蓋体20と容器本体10とを掴むとともに、左手でも蓋体20と容器本体10とを掴んだ状態で容器100を振り動かすことにより、容器本体10からの蓋体20の脱落を抑制することができる。
これにより、ザルなどの洗浄用器具を用いなくても、手軽に青果物等の物品を洗浄することができる。このとき、容器100は開口50を有さないので、水40が開口50から周囲に飛び散ってしまうことを抑制しつつ、物品を洗浄することができる。
次に、水切りを行う。このためには、先ず、蓋体20を容器本体10から取り外す。そして、今度は、蓋体20を第1状態で容器本体10に装着する。次に、開口50が下側を向くように容器100を傾けることにより、開口50を通して水を容器100外に排出する。このとき、開口50を通して物品が落下しないように、開口50はある程度以下の寸法に設定されていることが好ましく、そのようにすることにより、物品を落下させずに、容易に、洗浄後の水切りを行うことができる。
洗浄および水切りを行った後は、再度、蓋体20を容器本体10から取り外す。そして、洗浄後の物品を、容器本体10から取り出すことができる。
このように、開口50は、容器100によって青果物等を保存する際には通気口として機能し、容器100を用いた青果物等の洗浄後には、水切り用の穴として機能する。
なお、第2部分21bの内部空間は、第2状態の複数の容器100を積み重ねる際に、上段の容器100の第1部分11aを収容可能な収容凹部23bとなっている。すなわち、収容凹部23bの平断面積は、第1部分11aの平断面積よりも大きく、収容凹部23b内に第1部分11aを収容可能となっている。
よって、第2状態の複数の容器100を積み重ねる際に、上段の容器100の第1部分11aの下部を、下段の容器100の嵌入凹部23aを介して、収容凹部23bに挿入することができる。
このため、第2状態の複数の容器100を積み重ねたときの高さは、個々の容器100の高さ(図4に示す高さH2)を単純に合計した高さよりも低くなる。よって、第2状態の容器を積み重ねたときの高さを抑制することができる。
容器本体10と蓋体20は、例えば、それぞれ樹脂薄板を真空成型法により成型加工することによって製造された真空成型品である。この場合、容器本体10は、その全体に亘って肉厚がほぼ一定であるとともに、その表裏の面は、互いに同様の形状で且つ互いに凸と凹とが反転した形状となっている。同様に、蓋体20も、その全体に亘って肉厚がほぼ一定であるとともに、その表裏の面は、互いに同様の形状で且つ互いに凸と凹とが反転した形状となっている。
容器本体10及び蓋体20の材料は、容器本体10及び蓋体20をそれぞれ所望の形状に加工可能な樹脂材料であれば、特に限定されない。容器本体10及び蓋体20の材料としては、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PLA(ポリ乳酸)、PP(ポリプロピレン)、PS(ポリスチレン)、低発泡PSP(低発泡ポリスチレン)などが挙げられる。
以上のような第1の実施形態によれば、蓋体20が第1の向きで容器本体10に装着された第1状態での収容空間101の容積V1は、蓋体20が第2の向きで容器本体10に装着された第2状態での収容空間101の容積V2の1.3倍以上である。
よって、収容する物品の量や大きさに応じて、容器100の容積をより大きく変更することが可能となる。
また、第1状態での容器100の高さ寸法H1が、第2状態での容器100の高さ寸法H2の1.2倍以上である場合、第2状態での容器100の高さ寸法H2を抑制することができる。よって、冷蔵庫等の保管庫の、高さが限られたスペースにも、容器100を配置することが可能となる。
また、容器本体10は、その周縁部に形成された鍔状部15を有し、蓋体20は、第1状態において鍔状部15が嵌入する嵌入凹部23aを有している。そして、嵌入凹部23aの内面には、内方に向けて突出した係合リブ25が形成され、嵌入凹部23aに鍔状部15が嵌入することにより、鍔状部15の縁の被係止片15aに係合リブ25が係合する。よって、第1状態において、容器本体10に対して蓋体20が安定的に装着(固定)された状態を維持することができる。
特に、本実施形態のように、第1状態では第2状態ほどの密閉性が無く、収容空間101と外部空間との間で僅かに空気が流通可能となる場合においても、容器本体10に対して蓋体20を安定的に装着することが可能となる。
なお、鍔状部15に相当する構成は、容器本体10又は蓋体20の何れが有していても良く、同様に、嵌入凹部23aに相当する構成は、容器本体10又は蓋体20の何れが有していても良い。
すなわち、容器本体10又は蓋体20の何れか一方が、その周縁部に形成された鍔状部を有し、容器本体10又は蓋体20の何れか他方が、第1状態において当該鍔状部が嵌入する嵌入凹部を有していれば良い。
また、容器本体10及び蓋体20の平面形状は、四角形状(例えば矩形状)に形成され、係合リブ25は、容器本体10又は蓋体20の何れか他方の四隅にそれぞれ形成されている構成とすることによって、容器本体10に対して蓋体20をより安定的に装着することが可能となる。
特に、四隅の係合リブ25が、容器本体10又は蓋体20の何れか他方の4つの角部を境界とし互いに隣接する一対の辺にまたがって平面視L字状に延在していることによって、容器本体10に対して蓋体20をより安定的に装着することが可能となる。
〔第2の実施形態〕
図7は第2の実施形態に係る容器100の側面を下向きにして起立させた状態を示す正面図である。
図8は第2の実施形態に係る容器100を示す図であり、このうち(a)は底面図、(b)は側面図である。
本実施形態に係る容器100は、以下に説明する点で、上記の第1の実施形態に係る容器100と相違し、その他の点では、上記の第1の実施形態に係る容器100と同様に構成されている。
本実施形態の場合、容器本体10の一の側面の外面には、容器本体10の深さ方向に延在する複数のリブ30が形成されている。すなわち、例えば、容器本体10が4つの側面部19を有している場合に、その1つの側面部19に複数のリブ30が形成されている。これら複数の30は、互いに並列に形成されている。より具体的には、例えば、側面部19の第1部分19aに複数のリブ30が形成されている。
図8に示すように、複数のリブ30は、例えば、互いの間に形成された溝31によって相互に仕切られている。
そして、第1状態と第2状態との少なくとも何れか一方の状態において、容器本体10の一の側面を下向きにして複数のリブ30を水平面Gに接地させた姿勢で、容器100が水平面G上に自立可能となっている。
例えば、図7に示すように、第2状態において、容器本体10の一の側面を下向きにして複数のリブ30を水平面Gに接地させた姿勢で、容器100が水平面G上に自立可能となっている。
なお、図示は省略するが、第1状態においても、容器本体10の一の側面を下向きにして複数のリブ30を水平面Gに接地させた姿勢で、容器100が水平面G上に自立可能となっていることが好ましい。
ここで、側面部19からのリブ30の突出量は、容器本体10の底面部18側に向けて徐々に増大していることが好ましい。このようにすることにより、容器本体10の一の側面を下向きにして複数のリブ30を水平面Gに接地させた姿勢において、より安定的に、容器100を水平面G上に自立させることができる。
本実施形態の場合、第1状態と第2状態との少なくとも何れか一方の状態において、容器本体10の一の側面を下向きにして複数のリブ30を水平面Gに接地させた姿勢で、容器100が水平面G上に自立可能となっているので、底面部18を接地させて容器100を水平面G上に載置するときと比べて、容器100が占有する平面積を低減することができる。よって、限られた陳列スペースにより多くの容器100を陳列することなどが可能となる。
〔第3の実施形態〕
図9は第3の実施形態に係る容器100の容器本体10と蓋体20とを分離させた状態の正面図である。
図10は第3の実施形態に係る容器100を示す正面図であり、このうち(a)は第2状態を、(b)は第1状態を、それぞれ示す。
本実施形態に係る容器100は、以下に説明する点で、上記の第1又は第2の実施形態に係る容器100と相違し、その他の点では、上記の第1又は第2の実施形態に係る容器100と同様に構成されている。
本実施形態の場合、図9に示すように、容器本体10には切欠形状部16が形成されていないとともに、蓋体20には切欠形状部26が形成されていない。このため、図10(b)に示すように、第1状態において、容器100の側面に開口50が形成されない。
このため、第1状態においても、収容空間101を外部空間から密閉することができる。
ただし、上述のように、第1状態では、第2状態ほどの密閉性は無く、例えば、収容空間101と外部空間との間で僅かに空気が流通可能な、緩い密閉状態(気密までには至らない密閉状態)を実現することができる。
このため、例えば、第1状態の容器100内に食品を収容した状態で、食品を電子レンジにより加熱(レンジ加熱)する際に、容器本体10と蓋体20との隙間から蒸気を逃がすことができる。
なお、後述するように、例えば、天面部28に開口28a(図11)を形成することもでき、この場合、本実施形態のように開口50が形成されない構造であっても、第1状態と第2状態との何れの場合にも、収容空間101を外部空間と連通させることができる。
〔第4の実施形態〕
図11は第4の実施形態に係る容器100の蓋体20の平面図である。
本実施形態に係る容器100は、以下に説明する点で、上記の第1乃至第3の実施形態に係る容器100と相違し、その他の点では、上記の第1乃至第3の実施形態に係る容器100と同様に構成されている。
本実施形態の場合、蓋体20において、蓋体20が容器本体10に装着された状態で本体開口14を塞ぐ面(天面部28)には、当該面を貫通する1つ又は複数の開口28aが形成されている。
本実施形態の場合、蓋体20を表裏の何れの向きにして容器本体10に装着したときにも、収容空間101と容器100の外部空間とを相互に連通させる開口28aが容器100の天面に形成されることになる。
開口28aは、例えば、容器100に収容された青果物等の内容物の鮮度保持用の空気穴として機能させることができる。
或いは、開口28aは、例えば、容器100に収容された内容物をレンジ加熱する際の蒸気穴として機能させることもできる。
ここで、天面部28には、剥離可能な粘着シート(図示略)が貼り付けられていても良い。この粘着シートは、剥離可能な低粘着シートとすることができる。粘着シートは、例えば、天面部28のほぼ全面を覆うような寸法及び形状に設定されている。
この場合、低粘着シートを剥がすことにより、開口28aにおいて天面部28が開口した状態とすることができ、低粘着シートを貼り付ける(或いは剥がさないでそのままにする)ことにより、天面部28が密閉された状態とすることができる。
この場合、例えば、物品の洗浄時には、粘着シートにより天面部28の開口28aを塞いでおき、洗浄後に粘着シートを剥がすことにより、天面部28の開口28aを排水穴として機能させることができる。
なお、天面部28には、開口28aの代わりに、U字形の切り込み(スリット)が形成されていても良い。
〔第5の実施形態〕
図12及び図13は第5の実施形態に係る容器100の正面断面図である。このうち図12(a)は第1蓋体20aを用いたときの第1状態を示し、図12(b)は第2蓋体20bを用いたときの第1状態を示し、図13(a)は第1蓋体20aを用いたときの第2状態を示し、図13(b)は第2蓋体20bを用いたときの第2状態を示す。
本実施形態に係る容器100は、以下に説明する点で、上記の第1乃至第4の実施形態に係る容器100と相違し、その他の点では、上記の第1乃至第4の実施形態に係る容器100と同様に構成されている。
本実施形態の場合、容器100は、複数の蓋体20を備えており、これら蓋体20のうち選択された1つの蓋体20を容器本体10に装着可能である。
そして、複数の蓋体20毎に、収容空間101の容積変化率V1/V2が異なる。
一例として、容器100は、第1蓋体20aと第2蓋体20bとの2種類の蓋体20を有しており、何れか一方の蓋体20を選択的に容器本体10に装着可能となっている。
第2蓋体20bの第2部分21bの上下寸法は、第1蓋体20aの第2部分21bの上下寸法よりも大きい。
なお、図13(b)に示すように、第2蓋体20bを用いて容器100を第2状態としたときには、段部22と鍔状部15とが上下に離間するようになっている。
本実施形態の場合、第2状態での容積V2は、第1蓋体20aを用いたとき(図13(a))と第2蓋体20bを用いたとき(図13(b))とで同等となる。
一方、第1状態での容積V1は、第1蓋体20aを用いたとき(図12(a))よりも、第2蓋体20bを用いたとき(図12(b))の方が、大きくなる。
よって、第1蓋体20aを用いたときの収容空間101の容積変化率V1/V2と、第2蓋体20bを用いたときの収容空間101の容積変化率V1/V2と、を互いに異ならせることができる。
よって、収容する物品の量や大きさに応じて、蓋体20を選択して用いることにより、適切な大きさの収容空間101を実現することが可能となる。
〔第6の実施形態〕
本願発明者等は、各種の収容する容器として、互いに仕切られた2つの収容空間を有するものや、必要に応じて収容空間の数を変更できるようにすることに対し、ニーズがあると考え、以下に説明する第6の実施形態に係る容器100に想到した。
図14は第6の実施形態に係る容器100の2つの容器本体10と蓋体20とを分離させた状態の容器の全体構成を示す正面図である。図15は蓋体20と2つの容器本体10とを組み付けた状態を示す正面図である。
本実施形態に係る容器100は、容器本体10を2つ備えている点で、上記の第3の実施形態に係る容器100と相違し、その他の点では、上記の第3の実施形態と同様に構成されている。
すなわち、本実施形態の場合、容器100は、第1容器本体10aと、第2容器本体10bと、の2つの容器本体10を備えている。
そして、蓋体20を第1容器本体10aに対して第1の向き又は第2の向きのうちの一方の向きで装着した状態において、蓋体20を第2容器本体10bに対して第1の向き又は第2の向きのうちの他方の向きで装着可能である。
図15には、蓋体20を第1容器本体10aに対して第1の向きで装着し、且つ、蓋体20を第2容器本体10bに対して第2の向きで装着した状態を示している。
本実施形態に係る容器100によれば、2つの容器本体10と蓋体20とを用いることにより、図15に示すように、蓋体20を間に挟んで2つの収容空間101を有する状態とすることができる。
また、本実施形態に係る容器100によれば、1つの容器本体10と1つの蓋体20とを用いることにより、図10(a)に示すように蓋体20の一方の側にのみ収容空間101を有する状態としたり、図10(b)に示すように蓋体20の他方の側にのみ収容空間101を有する状態としたりすることができる。
すなわち、本実施形態に係る容器100は、3つの状態で使用できる3Way容器である。
なお、図10(a)に示される状態のときと、図10(b)に示される状態のときとでは、収容空間101の容積が互いに異なる。
このように、本実施形態に係る容器100によれば、互いに仕切られた2つの収容空間101を有する状態(図15)とすることができるとともに、必要に応じて収容空間101の数を1つ減らすことができる(図10(a)又は図10(b)と同じ状態にすることができる)。また、収容空間101の内容積を変更することもできる。
なお、本実施形態の場合、蓋体20が第1の向きで容器本体10に装着された第1状態での収容空間101の容積V1と、蓋体20が第2の向きで容器本体10に装着された第2状態での収容空間101の容積V2との比(容積変化率V1/V2)は、特に限定されず、例えば、1.3倍未満であっても良い。
なお、図14及び図15に示す例において、蓋体20(第1収容部材)は、第1開口を囲む第1側壁を有している。蓋体20は、第1側壁の内面に第1凹部(図14中、嵌入凹部23a)を有している。さらに、蓋体20は、第1開口から第1凹部(図14中、嵌入凹部23a)よりも深い位置で第1側壁の外面に第1凸部(図14中、嵌合突起27)を有している。第1容器本体10a(第2収容部材)は、第2開口を囲む第2側壁を有している。第1容器本体10aは、蓋体20の底部が第2開口に入り込む向きに蓋体20に搭載されている。第1容器本体10aは、蓋体20の第1凸部(図14中、嵌合突起27)がはめ込まれる第2凹部(図14中、嵌合凹部17)を有している。第2容器本体10b(第3収容部材)は、第3開口を囲む第3側壁を有している。第2容器本体10bは、第3開口が蓋体20の第1開口と繋がる向きに蓋体20に搭載されている。第2容器本体10bは、蓋体20の第1凹部(図14中、嵌入凹部23a)にはめ込まれる第2凸部(図14中、被係止片15a)を第3側壁の外面に有している。
さらに、図14及び図15に示す例では、第1容器本体10a(第2収容部材)は、第2側壁の外面に第3凸部(図14中、被係止片15a)を有している。第1容器本体10aの第3凸部(図14中、被係止片15a)の形状は、第2容器本体10b(第3収容部材)の第2凸部(図14中、被係止片15a)の形状と同一である。このため、第1容器本体10aの第3凸部(図14中、被係止片15a)は、蓋体20の第1凹部(図14中、嵌入凹部23a)にはめ込むことができる。さらに、第2容器本体10b(第3収容部材)は、第3側壁の内面に第3凹部(図14中、嵌合凹部17)を有している。第2容器本体10b(第3収容部材)の第3凹部(図14中、嵌合凹部17)の形状は、第1容器本体10a(第2収容部材)の第2凹部(図14中、嵌合凹部17)の形状と同一である。このため、第2容器本体10b(第3収容部材)の第3凹部(図14中、嵌合凹部17)には、蓋体20の第1凸部(図14中、嵌合突起27)をはめ込むことができる。
本実施形態に係る容器100によれば、図15の状態では互いに仕切られた2つの収容空間101を有することとなるため、弁当、サンドイッチ、寿司などの二段容器として用いることができる。
図16は、図15に示した容器100の使用方法の一例を示す図である。本図に示す例では、容器100を用いて、物品60a,60bを展示している。具体的には、本図に示す例では、第1容器本体10a、蓋体20、及び第2容器本体10bを用いて、2つの収容空間101a,101bが形成されている。これら2つの収容空間101a,101bは、蓋体20の天面部28を介して仕切られている。そして収容空間101aには、物品60aが収容されている。一方、収容空間101bには、物品60bが収容されている。
これら2つの物品62,64は、例えば、食品(例えば、野菜、果物、魚、又は肉)である。2つの物品62,64は、同一の種類の食品であってもよいし、又は異なる種類の食品であってもよい。さらに、物品62と物品64は、色が互いに異なる同一の種類の食品であってもよい。例えば、物品62及び物品64は、それぞれ、赤いトマト及び黄色いトマトにすることができる。本図に示す例において、第1容器本体10a、蓋体20、及び第2容器本体10bは、透光性を有している。この場合、物品62の色と物品64の色が互いに異なっていると、物品62の色と物品64の色が互いに際立ったものとなる。
さらに、本図に示す例では、蓋体20の吊り下げ穴29aを用いて蓋体20を取手70に引っかけている。これにより、容器100を吊るすことができる。そしてこの場合、第1容器本体10aの上記した第2開口及び第2容器本体10bの上記した第3開口は、重力方向とは異なる方向(具体的には、水平方向)を向くようになる。この場合、本図に示すように容器100を容器100の側面から見たとき、2つの物品62,64の双方を容易に視認することができる。
なお、本実施形態に係る容器100は、以下のように規定することもできる。
すなわち、本実施形態に係る容器100は、
第1底面部(底面部18)と、第1側周面部(例えば複数の側面部19からなる)と、第1本体開口(本体開口14)と、を有する第1容器本体10aと、
第2底面部(底面部18)と、第2側周面部(例えば複数の側面部19からなる)と、第2本体開口(本体開口14)と、を有する第2容器本体10bと、
第1容器本体10a及び第2容器本体10bに着脱可能に装着される蓋体20と、
を備え、
蓋体20は、第1容器本体10aに対する向きを、第1の向きと、第1の向きとは蓋体20の表裏が反転した第2の向きと、の各々の向きにして、第1本体開口を塞ぐように第1容器本体10aに対して装着可能であるとともに、
蓋体20は、第2容器本体10bに対する向きを、第1の向きと、第2の向きと、の各々の向きにして、第2本体開口10bを塞ぐように第2容器本体に対して装着可能であり、
蓋体20を第1容器本体10aに対して第1の向き又は第2の向きのうちの一方の向きで装着した状態において、蓋体20を第2容器本体10bに対して第1の向き又は第2の向きのうちの他方の向きで装着可能である。
なお、本実施形態では、容器本体10及び蓋体20の形状が第3の実施形態と同様であるため、図12、図10(a)、図10(b)の何れの状態においても、容器100の側面に開口50が形成されない。
ただし、第1の実施形態と同様の形状の容器本体10及び蓋体20を用いて3Way容器を構成することもできる。この場合、図12と同様に2つの容器本体10と蓋体20とを組み付けたときに、容器100の側面には、蓋体20と第1容器本体10aとの間において開口50が形成される。また、1つの容器本体10と蓋体20とを用いて図5と同じ状態にしたときにも、容器100の側面には、蓋体20と容器本体10(第1容器本体10a又は第2容器本体10b)との間において開口50が形成される。
このように、本実施形態の場合、容器100の側面に開口50が形成されなくても良し、形成されても良い。
また、本実施形態の場合に、第4の実施形態のように、蓋体20の天面部28に1つ又は複数の開口28aが形成されていても良いし、天面部28には開口28aが形成されていなくても良い。
なお、上記の各形態においては、第1状態では収容空間101が気密には密閉されない例を説明したが、第1状態と第2状態との両方の状態において、収容空間101が気密に密閉されるように、容器100が構成されていても良い。
また、上記の第1の実施形態では、容器本体10に形成された切欠形状部16と、蓋体20に形成された切欠形状部26とが合わさることにより開口50が形成される例を説明したが、開口50を形成するための切欠形状部は、容器本体10と蓋体20とのうちの何れか一方にのみ形成されていても良い。つまり、容器本体10には切欠形状部16が形成されていなくても良いし、蓋体20には切欠形状部26が形成されていなくても良い。
すなわち、開口50は、例えば、容器本体10における本体開口14の縁部に形成された切欠形状部16と、蓋体20と、の間に形成される。この場合、蓋体20側にも切欠形状部26を形成し、切欠形状部16と切欠形状部26とが合わさることにより開口50が形成されるようにしても良いし、容器本体10の切欠形状部16と、(切欠形状部26が形成されていない)蓋体20と、の間に形成されても良い。
或いは、開口50は、(切欠形状部16が形成されていない)容器本体10と、蓋体20に形成された切欠形状部26と、の間に形成されても良い。
また、上記の各形態において、蓋体20の一方の面(例えば、天面部28において、蓋体20を第1状態で装着したときに外面側となる面)には、必要に応じて、印刷が施されていても良い。
同様に、容器本体10の側面部19には、必要に応じて、印刷が施されていても良い。
10 容器本体
10a 第1容器本体(容器本体)
10b 第2容器本体(容器本体)
11 本体部
11a 第1部分
11b 第2部分
12 段部
13 凹部
14 本体開口
15 鍔状部
15a 被係止片(鍔状部の縁)
16 切欠形状部
17 嵌合凹部
17a 傾斜部
17b 起立部
18 底面部
19 側面部
19a 第1部分
19b 第2部分
20 蓋体
20a 第1蓋体
20b 第2蓋体
21 本体部
21a 第1部分(嵌合部)
21b 第2部分(突出部)
22 段部
23a 嵌入凹部
23b 収容凹部
24 蓋体開口
25 係合リブ
26 切欠形状部
27 嵌合突起
27a 傾斜部
27b 起立部
28 天面部
28a 開口
29 張り出し片
29a 吊り下げ穴
30 リブ
31 溝
50 開口
100 容器
101 収容空間
210 鍔状部
G 水平面

Claims (1)

  1. 第1底面部、第1側周面部、前記第1側周面部の上端で開口している第1本体開口及び前記第1側周面部の上端で前記第1側周面部から前記第1側周面部の外方に向けて張り出している第1鍔状部を有し、前記第1側周面部には前記第1底面部との境界と前記第1側周面部の上端との間であって前記第1鍔状部から離れた位置で周方向全周に亘って前記第1側周面部の外方に凸状かつ前記第1側周面部の内方に向けて凹状となる第1嵌合凹部が形成されている第1容器本体と、
    第2底面部、第2側周面部、前記第2側周面部の上端で開口している第2本体開口及び前記第2側周面部の上端で前記第2側周面部から前記第2側周面部の外方に向けて張り出している第2鍔状部を有し、前記第2側周面部には前記第2底面部との境界と前記第2側周面部の上端との間であって前記第2鍔状部から離れた位置で周方向全周に亘って前記第2側周面部の外方に凸状かつ前記第2側周面部の内方に向けて凹状となる第2嵌合凹部が形成されている第2容器本体と、
    天面部及び周側面部を有し、前記周側面部における前記天面部と繋がっている側には周方向全周に亘って前記周側面部の外方に張り出している嵌合突起が形成されかつ前記周側面部における前記天面部に繋がっている側と反対側の内周には周方向全周に亘って嵌入凹部が形成され、前記第1容器本体及び前記第2容器本体に着脱可能である蓋体と、
    を備え、
    前記蓋体は、前記第1容器本体に対し第1の向き及び前記第1の向きとは前記蓋体の表裏が反転した第2の向きの各々の向きで前記第1本体開口を塞ぐように前記第1容器本体に対し装着可能であるとともに、前記第2容器本体に対し前記第1の向き及び前記第2の向きの各々の向きで前記第2本体開口を塞ぐように前記第2容器本体に対し装着可能であり、
    前記蓋体は、前記第1容器本体に対し前記第1の向きで前記第1嵌合凹部に前記嵌合突起を嵌入させて装着した状態において、前記第2容器本体に対し前記第2の向きで前記嵌入凹部に前記第2鍔状部を嵌入させて装着可能であるとともに、前記第1容器本体に対し前記第2の向き前記嵌入凹部に前記第1鍔状部を嵌入させて装着した状態において、前記第2容器本体に対し前記第1の向きで前記第2嵌合凹部に前記嵌合突起を嵌入させて装着可能である、
    容器。
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