JP2020054724A - ランチボックス - Google Patents

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Tsutomu Imai
勤 今井
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Abstract

【課題】箸およびスプーンまたはフォークの動きを規制することが可能なランチボックスを提供する。【解決手段】ランチボックス1は、上部に開口10を有する中空の本体2と、本体2の開口10を閉じる第1蓋3と、第1蓋3の上面3bを覆う第2蓋4とを備える。第1蓋3は、上面3bに形成され、箸と、スプーンおよびフォークのどちらか1つとをそれぞれあらかじめ設定された載置位置に位置決めすることが可能な位置決め部11を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、箸およびスプーンまたはフォークなどの食事用道具を収納可能なランチボックスに関する。
従来、ランチボックスの蓋の上面に箸を保持することが可能なランチボックスが種々提案されている。
例えば、特許文献1のランチボックスは、本体と、本体の開口を覆う合成樹脂製の中蓋と、本体及び中蓋の上部を覆う蓋体とを備えている。中蓋の上面には、箸を保持する立壁の形態をした保持片が立設されている。
特開平9−154617号公報
ランチボックスの分野では、近年、食事の際に箸とともにスプーンまたはフォークなどの食事用道具が併用されることを考慮して、箸とともにスプーンまたはフォークを収納可能なランチボックスが要望されている。
しかし、上記の特許文献1のランチボックスでは、中蓋は、箸を保持する保持片しか備えていないため、スプーンまたはフォークを中蓋の上面で保持することができない。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、箸およびスプーンまたはフォークの動きを規制することが可能なランチボックスを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明のランチボックスは、上部に開口を有する中空の本体と、下面および上面を有し、前記下面が前記本体に対向した状態で前記開口を閉じる第1蓋と、前記第1蓋の前記上面を覆う第2蓋とを備え、前記第1蓋は、前記上面に形成され、箸と、スプーンおよびフォークのどちらか1つとをそれぞれ載置するためにあらかじめ設定された載置位置に位置決めすることが可能な位置決め部を有することを特徴とする。
かかる構成では、箸と、スプーンおよびフォークのどちらか1つとを第1蓋の上面の位置決め部によってそれぞれ載置するためにあらかじめ設定された2つの載置位置に位置決めすることが可能である。これにより、第1蓋の上面において箸とスプーンまたはフォークとの動きをそれぞれ規制することが可能である。
前記第1蓋は、前記本体よりも弾性変形しやすい軟質の材料で製造されているのが好ましい。
かかる構成では、箸と、スプーンおよびフォークのどちらか1つとを、軟らかい第1蓋に接触した状態で位置決め部によって載置位置に位置決めすることが可能であり、箸とスプーンまたはフォークとのそれぞれの動きをより確実に規制することが可能である。
前記第1蓋は、前記下面の一部を構成し、前記第1蓋が前記開口を閉じた状態で前記本体の開口縁に密着して前記開口を封止する第1密着面と、前記上面の一部を構成し、前記第2蓋が前記第1蓋の上面の両載置位置を覆った状態で前記第2蓋に密着して前記両載置位置を封止する第2密着面とを有するのが好ましい。
かかる構成では、第1蓋が開口を閉じた状態で第1蓋の下面の一部を構成する第1密着面が本体の開口縁に密着して開口を封止するので、本体に収納された物に含まれる液体が本体外部に漏れることを防止することが可能である。さらに、第2蓋が第1蓋の上面の両載置位置を覆った状態で第1蓋の上面の一部を構成する第2密着面が第2蓋に密着して両載置位置を封止するので、位置決め部に位置決めされた箸およびスプーンまたはフォークなどに付着した液体が第2蓋の外部に漏れることを防止することが可能である。その結果、使用後の箸およびスプーンまたはフォークを収納したランチボックスからの液体の漏れを防止することが可能である。
前記位置決め部は、前記箸と、前記スプーンおよび前記フォークのどちらか1つとをそれぞれ個別に収納することが可能な大きさを有する凹部と、当該凹部に収納された前記箸と、前記スプーンまたは前記フォークとに当接して前記凹部の内部における動きを規制する規制部とを有するのが好ましい。
かかる構成により、箸およびスプーンまたはフォークが位置決め部の凹部に個別に収納された状態では、規制部が箸およびスプーンまたはフォークに当接して凹部の内部における動きを確実に規制することが可能である。
前記位置決め部は、前記凹部に連通するように形成され、指を挿入することが可能な挿入空間をさらに有するのが好ましい。
かかる構成により、凹部に連通するように形成された挿入空間に指を挿入することにより、凹部に収納された箸およびスプーンまたはフォークを凹部から容易に取り出すことが可能である。
前記凹部は、平坦な底面を有し、前記スプーンまたは前記フォークを湾曲部の凸面を上側に向けた状態で収納可能な形状を有するのが好ましい。
かかる構成により、スプーンやフォークを凹部に湾曲部の凸面を上側に向けた状態で収納することが可能であり、スプーンやフォークのぐらつきを小さくすることが可能である。その結果、凹部の内部におけるスプーンやフォークの動きをより確実に規制することが可能である。また、第1壁の下面を平たく形成することが可能であり、第1壁の製造や洗浄が容易である。
前記位置決め部は、前記第1壁の前記上面から突出した複数の立壁を有しており、前記立壁は、前記箸の両側面と、前記スプーンまたは前記フォークの両側縁とにそれぞれ当接する位置に配置されていてもよい。
かかる構成では、複数の立壁が、箸の両側面と、前記スプーンまたは前記フォークの両側縁とにそれぞれ当接することにより、箸とスプーンまたはフォークとの動きをそれぞれ規制することが可能である。また、この構成では、凹部を有する位置決め部の構成に比べて第1壁の上面に立壁を形成するだけでよいので、設計および製造が容易である。
前記本体は、上下方向に重ねることが可能な上側容器と下側容器とを有し、前記開口は、前記上側容器に形成されているのが好ましい。
この構成では、ごはんとおかずなど本体に収容される複数種類の食物を上側容器と下側容器に分けて個別位置決めすることが可能である。
ランチボックスは、前記本体と前記第1蓋と前記第2蓋とを順に重ねた状態で着脱自在に固定する固定部をさらに備えているのが好ましい。
この構成では、固定部によって、本体と第1蓋と第2蓋とを順に重ねた状態で着脱自在に固定することが可能であり、ランチボックスを運搬するときに本体と第1蓋と第2蓋とが互いにずれたり分離したりして本体または位置決め部からの液体の漏れをより確実に防止することが可能である。
本発明のランチボックスによれば、箸およびスプーンまたはフォークの動きを規制することができる。
本発明の実施形態に係るランチボックスの分解斜視図である。 図1のランチボックスの正面図である。 図1のランチボックスの右側面図である。 図2のランチボックスの断面説明図である。 図1の第1蓋の上面に箸およびスプーンが位置決めされた状態を示す平面説明図である。 図5の第1蓋のVI−VI線断面図である。 図5の第1蓋のVII−VII線断面図である。 図5の第1蓋のVIII−VIII線断面図である。 図5の第1蓋のIX−IX線断面図である。 図4のロック機構の拡大断面図である。 図10の止め具の断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施の一形態について詳述する。
図1〜4に示されるように、本実施形態のランチボックス1は、食物を収納可能な中空の本体2と、本体2の開口10を閉じる第1蓋3と、第1蓋3の上側に位置する第2蓋4と、これら本体2、第1蓋3、および第2蓋4を互いに重ねた状態で連結するロック機構8(固定部)とを備える。
ランチボックス1の全体形状は、水平方向に延びる細長い略直方体形状である。この全体形状に対応して、本体2も細長い直方体形状をしており、第1蓋3および第2蓋4も細長い矩形の板状をしている。
本体2は、上部に開口10を有する中空の容器である。本実施形態の本体2は、具体的には、上下方向に重ねることが可能な下側容器5と、中蓋6と、上側容器7とを有する。前記開口10は、上側容器7に形成されている。これら下側容器5および上側容器7には、種々の食物を収納することが可能であり、例えば、下側容器5にはごはんが収納され、上側容器7にはおかずが収納されればよい。
本実施形態の本体2では、下側容器5と上側容器7との間に中蓋6が配置されているので、下側容器5のごはんから出る水分によって上側容器7の底面を濡らすことを防止することが可能である。
また、上側容器7に複数種類のおかずが収納される場合には、仕切り板9を用いて上側容器7の内部空間を2つまたはそれ以上の領域に仕切ることが可能である。
第1蓋3は、下面3aおよび上面3bを有し、下面3aが本体2に対向した状態で本体2の上部の開口10(具体的には、上側容器7の開口10)を閉じることが可能な形状、例えば、平板の周囲に下方に延びる周壁3c(図6および図10参照)が形成された形状の部材である。
一方、第2蓋4は、第1蓋3の上面3bを覆うことが可能な形状、例えば、平板の周囲に下方に延びる周壁4a(図10参照)が形成された形状の部材である。
第1蓋3は、本体2よりも弾性変形しやすい軟質の材料で一体成形によって製造されている。例えば、本体2がポリプロピレンなどの硬質の合成樹脂で製造されているのに対し、第1蓋3は、ポリプロピレンなどの硬質の樹脂材料よりも弾性変形しやすいシリコーンゴムなどの軟質の材料で製造されている。
第2蓋4は、第1蓋3よりも硬質の材料、例えば、ポリプロピレンやAS樹脂などの硬質の合成樹脂で製造される。
第1蓋3は、具体的には、図1および図5〜9に示されるように、位置決め部11と、第1密着面12と、第2密着面13とを有する。
位置決め部11は、第1蓋3の上面3bに形成されている。位置決め部11は、箸51と、スプーン52およびフォーク(図示せず)のどちらか1つとをそれぞれ載置するためにあらかじめ設定された2つの載置位置に位置決めすることが可能な構成を有する。
位置決め部11は、具体的には、箸51と、スプーン52およびフォークのどちらか1つとをそれぞれ個別に収納することが可能な大きさを有する凹部14、15と、当該凹部14、15に収納された箸51と、スプーン52またはフォークとに当接して凹部15の内部における動きを規制する規制部16、17とを有する。
具体的には、凹部14は、第1蓋3の長手方向に沿って箸51を収納できるように、箸51の外形形状に対応した細長い略三角形形状を有している。凹部14の長手方向に沿って延びる対向する両側の側壁にはそれぞれ、凹部14の内側に突出するように規制部16が形成されている。規制部16は、箸51の持ち手部分および先端部分をそれぞれ箸51の両側から挟むことが可能な位置に配置されている。
上記凹部14と同様に、凹部15は、第1蓋3の長手方向に沿ってスプーン52を収納できるように、スプーン52の外形形状に対応した細長く帯状に伸びる部分と楕円形の部分とを組み合わせた形状を有している。凹部15の長手方向に沿って延びる対向する両側の側壁にはそれぞれ、凹部15の内側に突出するように規制部17が形成されている。規制部17は、スプーン52の持ち手部分および楕円形のカップ部分をそれぞれスプーン52の両側から挟むことが可能な位置に配置されている。
なお、凹部15にスプーン52の代わりにフォークを収納する場合には、凹部15をフォークの形状に対応する形状になるように形成すればよい。
本実施形態の凹部15は、平坦な底面15aを有し、スプーン52またはフォークを湾曲部の凸面を上側に向けた状態で収納可能な形状を有する。
規制部16、17は、シリコーンゴムなどの軟質の材料によって第1蓋3の他の部分とともに一体形成されている。
上記の規制部16、17は、図8に示されるように、凹部14、15の底面よりも上方の位置で凹部14、15の内方に突出しているのが好ましい。これにより、規制部16、17が凹部14、15に収納された箸51およびスプーン52を動きを規制しながら凹部14、15の内部に保持する効果を確実に発揮でき、箸51およびスプーン52が凹部14、15から抜け出したりする不具合をより確実に防止することが可能になる。
本実施形態の位置決め部11は、凹部14、15に連通するように形成され、指を挿入することが可能な挿入空間18をさらに有する。図1および図5に示される挿入空間18は、第1蓋3の長手方向に直交する方向(すなわち、第1蓋3の幅方向)に延び、より具体的には、凹部14、15を横断するように延びている。この挿入空間18に指を入れることにより、凹部14、15に収納された箸51およびスプーン52を容易に取り出すことが可能である。
言い換えれば、第1蓋3の上面3bには、凹部14、凹部15および挿入空間18によって1つの大きな凹部が形成されている。この大きな凹部のうち、凹部14は、箸51の側面に沿って延びる第1内側面14aによって形成された部分であり、凹部15は、スプーン52またはフォークの側面に沿って延びる第2内側面15aによって形成された部分である。また、指を挿入することが可能な挿入空間18は、第1内側面14aおよび第2内側面15aの外側に延びる第3内側面18aによって形成された部分である。
第1密着面12は、第1蓋3の下面3aの一部を構成する面である。第1密着面12は、第1蓋3が開口10を閉じた状態で本体2の開口縁10a(具体的には、上側容器7の開口縁10a)に密着して開口10を封止する。
本実施形態の第1密着面12は、図6〜10に示される環状の取り囲み部19の内面によって形成されている。環状の取り囲み部19は、第1蓋3の下面3aの周縁から下方に延びる周壁3cの下端に配置されている(なお、周壁3cは省略してもよい)。環状の取り囲み部19は、下向きに開いた略C字状断面を有する。環状の取り囲み部19が本体2(上側容器7)の開口縁10aに嵌合した状態では、取り囲み部19の内面に形成された第1密着面12は、開口縁10aに密着し、これにより、開口10を封止することが可能である。
なお、本発明の第1密着面12は、環状の取り囲み部19の内面によって形成されることに限定されるものではない。取り囲み部19が無い場合には、第1密着面12は、第1蓋3の下面3aの平坦な周縁部分によって形成されてもよい。
第2密着面13は、第1蓋3の上面3bの一部を構成する平面である。本実施形態の第2密着面13は、取り囲み部19の上面によって形成されている。なお、取り囲み部19が無い場合には、第2密着面13は、第1蓋3の上面3bの平坦な周縁部分によって形成されてもよい。
第2密着面13は、第2蓋4が第1蓋3の上面3bの箸51と、スプーン52およびフォーク(図示せず)のどちらか1つとをそれぞれ載置するためにあらかじめ設定された2つの載置位置を覆った状態では、第2蓋4(具体的には第2蓋4の周壁4aの下端)に密着する。これにより、第2密着面13は両載置位置である2つの凹部14、15を封止することが可能である。
図1および図10〜11に示されるように、ロック機構8は、本体2と第1蓋3と第2蓋4とを順に重ねた状態で着脱自在に固定する固定部として機能することが可能な構成を有する。
ロック機構8は、具体的には、一対の止め具20と、本体2(具体的には下側容器5)の長手方向両端において互いに反対方向に突出する一対の係合片21と、当該一対の止め具20が揺動自在に取り付けられる第2蓋4の一対の被取付部22とによって構成されている。一対の被取付部22は、第2蓋4の周壁4aから第2蓋4の外方に突出するように設けられたループ状の部分であり、第2蓋4の長手方向両端において互いに反対方向に突出する。
止め具20は、図11に示されるように、止め具本体20aと、差し込み部20bと、かぎ状部分20cと、止め具本体20aと差し込み部20bとを連結する連結板20dとを有する。これら止め具本体20a、差し込み部20b、かぎ状部分20c、および連結板20dが合成樹脂によって一体形成されることにより、止め具20が構成されている。
止め具本体20aは、厚い板状の部分である。止め具本体20aの下端部には、上記の本体2側の係合片21と係合可能なかぎ状部分20cが設けられている。かぎ状部分20cは、止め具本体20aの下端から本体2へ向かう方向に突出している。
差し込み部20bは、くし歯状をしており、第2蓋4の周壁4aに設けられたループ状の被取付部22(図1および図10参照)に上方から差し込むことにより、第2蓋4に固定することが可能である。
連結板20dは、曲げ変形可能な薄板状の部分である。連結板20dは、差し込み部20bが第2蓋4のループ状の被取付部22に差し込まれて固定された状態で、連結板20dを揺動中心として、止め具本体20aを上下方向に揺動させることが可能である。これにより、止め具本体20aを、当該止め具本体20aのかぎ状部分20cが本体2の係合片21に係合した係合状態と、上方に揺動してその係合が解除した状態とを切り換えることが可能である。
このような構成により、ロック機構8は、本体2(具体的には、下側容器5、中蓋6、上側容器7が重ねた状態の本体2)と第1蓋3と第2蓋4とを順に重ねた状態で着脱自在に固定する固定部として機能することが可能になる。
(本実施形態の特徴)
(1)
本実施形態のランチボックス1では、第1蓋3は、位置決め部11を有している。位置決め部11は、上面3bに形成され、箸51と、スプーン52およびフォークのどちらか1つとをそれぞれ載置するためにあらかじめ設定された2つの載置位置に位置決めすることが可能である。
この構成では、箸51と、スプーン52およびフォークのどちらか1つとを第1蓋3の上面3bの位置決め部11(具体的には、凹部14、15および規制部16、17)によってそれぞれ載置するためにあらかじめ設定された2つの載置位置に位置決めすることが可能である。これにより、第1蓋3の上面3bにおいて箸51とスプーン52またはフォークとの動きをそれぞれ規制することが可能である。
(2)
本実施形態のランチボックス1では、第1蓋3が本体2よりも弾性変形しやすい軟質の材料で製造されている。この構成では、箸51と、スプーン52およびフォークのどちらか1つとを、軟らかい第1蓋3に接触した状態で位置決め部11によって載置位置に位置決めすることが可能であり、箸51とスプーン52またはフォークとのそれぞれの動きをより確実に規制することが可能である。
(3)
本実施形態のランチボックス1では、第1蓋3は、第1密着面12と、第2密着面13とをさらに有する。第1密着面12は、第1蓋3の下面3aの一部を構成し、第1蓋3が開口10を閉じた状態で本体2の開口縁10aに密着して開口10を封止する。第2密着面13は、上面3bの一部を構成し、第2蓋4が第1蓋3の上面3bの両載置位置を覆った状態で第2蓋4に密着して両載置位置(具体的には、凹部14、15)を封止する。
かかる構成では、第1蓋3が本体2の開口10を閉じた状態で第1蓋3の下面3a側の第1密着面12が本体2の開口縁10aに密着して開口10を封止するので、本体2に収納された物に含まれる液体が本体2の外部に漏れることを防止することが可能である。さらに、第2蓋4が第1蓋3の上面3bの箸51とスプーン52またはフォークとの両載置位置を覆った状態で第1蓋3の上面3b側の第2密着面13が第2蓋4(具体的には、周壁4aの下端)に密着して両載置位置を封止するので、位置決め部11に位置決めされた箸51およびスプーン52またはフォークなどに付着した液体が第2蓋4の外部に漏れることを防止することが可能である。その結果、使用後の箸51およびスプーン52またはフォークを収納したランチボックス1からの液体の漏れを防止することが可能である。
上記のスプーン52またはフォークは、箸51と比較して表面積が大きいので、これらの表面に付着する液体も多く、液漏れの問題もより深刻であるが、本実施形態では、第2密着面13によってスプーン52またはフォークの載置位置を封止するので、使用後のスプーン52またはフォークに付着する液体がランチボックス1外部に漏れることを防止することが可能である。
しかも、本実施形態では、第1蓋3はシリコーンゴムなどの本体2よりも弾性変形しやすい材料で製造されているので、第1密着面12および第2密着において別途シールパッキンを設ける必要がない。したがって、第1蓋3を容易に製造することが可能である。
また、本実施形態では、図6〜7に示されるように、第1蓋3の第2密着面13は、上面3bよりも周壁3cの高さの分だけ下方に位置している。第2密着面13と上面3bとによって形成された段部では、第1蓋3の周壁3cと第2蓋4の周壁4aとが近接または当接して配置されている。したがって、周壁3cおよび周壁4aによって、液体の上面3bから第2密着面13へ流れを抑制することが可能である。
(4)
本実施形態のランチボックス1では、位置決め部11は、箸51と、スプーン52およびフォークのどちらか1つとをそれぞれ個別に収納することが可能な大きさを有する凹部14、15と、当該凹部14に収納された箸51と、スプーン52またはフォークとに当接して凹部15の内部における動きを規制する規制部16、17とを有する。
かかる構成により、箸51およびスプーン52またはフォークが位置決め部11の凹部14、15に個別に収納された状態では、規制部16、17が箸51およびスプーン52またはフォークに当接して凹部14、15の内部における動きを確実に規制することが可能である。
(5)
本実施形態のランチボックス1では、位置決め部11は、凹部14、15に連通するように形成され、指を挿入することが可能な挿入空間18をさらに有する。かかる構成により、凹部14、15に連通するように形成された挿入空間18に指を挿入することにより、凹部14、15に収納された箸51およびスプーン52またはフォークを凹部15から容易に取り出すことが可能である。
(6)
本実施形態のランチボックス1では、凹部15は、平坦な底面15aを有し、スプーン52またはフォークを湾曲部の凸面を上側に向けた状態で収納可能な形状を有する。かかる構成により、スプーン52やフォークを凹部15に湾曲部の凸面を上側に向けた状態で収納することが可能であり、スプーン52やフォークのぐらつきを小さくすることが可能である。その結果、凹部15の内部におけるスプーン52やフォークの動きをより確実に規制することが可能である。また、第1壁の下面3aを平たく形成することが可能であり、第1壁の製造や洗浄が容易である。
しかも、凹部15を浅くしても(すなわち、図6および図8に示されるようにスプーン52のすくう部分の一部が凹部15からはみだす程度の凹部15の深さであっても)、スプーン52やフォークの縁を凹部15の内壁との接触によりスプーン52やフォークの動きを規制することが可能である。
(7)
本実施形態のランチボックス1では、本体2は、上下方向に重ねることが可能な上側容器7と下側容器5とを有する。このような構成では、ごはんとおかずなど本体2に収容される複数種類の食物を上側容器7と下側容器5に分けて個別位置決めすることが可能である。
(8)
本実施形態のランチボックス1では、本体2と第1蓋3と第2蓋4とを順に重ねた状態で着脱自在に固定する固定部としてロック機構8を備えている。このロック機構8によって、本体2と第1蓋3と第2蓋4とを順に重ねた状態で着脱自在に固定することが可能であり、ランチボックス1を運搬するときに本体2と第1蓋3と第2蓋4とが互いにずれたり分離したりして本体2または位置決め部11からの液体の漏れをより確実に防止することが可能である。
(変形例)
(A)
なお、規制部16、17は、上記の実施形態のように凹部15の内壁から内側へ突出する突起でもよいし、凹部15の一部または全体を狭くして箸51などを圧入することを可能にした凹部15の内壁であってもよい。
すなわち、凹部14、15を箸51およびスプーン52の外形形状よりも若干小さくなるように形成しておき、箸51およびスプーン52が軟質材料からなる第1壁3の弾性力に抗しながら凹部14、15に圧入するようにしてもよい。これにより、凹部14、15の内壁の一部または全部が箸51およびスプーン52の動きを規制する規制部として機能することが可能である。
(B)
上記の実施形態のランチボックス1では、位置決め部11の一例として、凹部15と規制部16、17とを有する位置決め部11を例に挙げて説明しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明では、箸51と、スプーン52およびフォークのどちらか1つとをそれぞれ載置するためにあらかじめ設定された載置位置に位置決めすることが可能な構成であれば、他の位置決め部を採用してもよい。本発明の変形例として、例えば、位置決め部11は、第1壁の上面3bから突出した複数の立壁を有している構成であってもよい。この場合、立壁は、箸51の両側面と、スプーン52またはフォークの両側縁とにそれぞれ当接する位置(例えば、図5に示される規制部16、17の位置)に配置されているようにすればよい。
このような構成をすることにより、複数の立壁が、箸51の両側面と、スプーン52またはフォークの両側縁とにそれぞれ当接することにより、箸51とスプーン52またはフォークとの動きをそれぞれ規制することが可能である。また、この構成では、凹部15を有する位置決め部11の構成に比べて第1壁の上面3bに立壁を形成するだけでよいので、設計および製造が容易である。
(C)
上記実施形態では、ランチボックスの本体の一例として、下側容器5および上側容器7が上下方向に重ねられた本体2を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明では、ランチボックスの本体は、ごはんやおかずなどの食物が収納される容器が1段で構成されてもよいし、または3段以上の多段の容器で構成されてもよい。
1 ランチボックス
2 本体
3 第1蓋
3a 下面
3b 上面
4 第2蓋
5 下側容器
7 上側容器
8 ロック機構(固定部)
10 開口
10a 開口縁
11 位置決め部
12 第1密着面
13 第2密着面
14 凹部(箸用)
15 凹部(スプーン用)
16 規制部(箸用)
17 規制部(スプーン用)
18 挿入空間
51 箸
52 スプーン

Claims (9)

  1. 上部に開口を有する中空の本体と、
    下面および上面を有し、前記下面が前記本体に対向した状態で前記開口を閉じる第1蓋と、
    前記第1蓋の前記上面を覆う第2蓋と
    を備え、
    前記第1蓋は、前記上面に形成され、箸と、スプーンおよびフォークのどちらか1つとをそれぞれ載置するためにあらかじめ設定された載置位置に位置決めすることが可能な位置決め部を有する
    ことを特徴とするランチボックス。
  2. 前記第1蓋は、前記本体よりも弾性変形しやすい軟質の材料で製造されている、
    請求項1に記載のランチボックス。
  3. 前記第1蓋は、
    前記下面の一部を構成し、前記第1蓋が前記開口を閉じた状態で前記本体の開口縁に密着して前記開口を封止する第1密着面と、
    前記上面の一部を構成し、前記第2蓋が前記第1蓋の上面の両載置位置を覆った状態で前記第2蓋に密着して前記両載置位置を封止する第2密着面と
    をさらに有する、
    請求項1または2に記載のランチボックス。
  4. 前記位置決め部は、前記箸と、前記スプーンおよび前記フォークのどちらか1つとをそれぞれ個別に収納することが可能な大きさを有する凹部と、当該凹部に収納された前記箸と、前記スプーンまたは前記フォークとに当接して前記凹部の内部における動きを規制する規制部とを有する、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のランチボックス。
  5. 前記位置決め部は、前記凹部に連通するように形成され、指を挿入することが可能な挿入空間をさらに有する、
    請求項4に記載のランチボックス。
  6. 前記凹部は、平坦な底面を有し、前記スプーンまたは前記フォークを湾曲部の凸面を上側に向けた状態で収納可能な形状を有する、
    請求項4または5に記載のランチボックス。
  7. 前記位置決め部は、前記第1壁の前記上面から突出した複数の立壁を有しており、
    前記立壁は、前記箸の両側面と、前記スプーンまたは前記フォークの両側縁とにそれぞれ当接する位置に配置されている、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のランチボックス。
  8. 前記本体は、上下方向に重ねることが可能な上側容器と下側容器とを有し、
    前記開口は、前記上側容器に形成されている
    請求項1〜7のいずれか1項に記載のランチボックス。
  9. 前記本体と前記第1蓋と前記第2蓋とを順に重ねた状態で着脱自在に固定する固定部をさらに備えている、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載のランチボックス。
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