JP3201122B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JP3201122B2
JP3201122B2 JP1388394A JP1388394A JP3201122B2 JP 3201122 B2 JP3201122 B2 JP 3201122B2 JP 1388394 A JP1388394 A JP 1388394A JP 1388394 A JP1388394 A JP 1388394A JP 3201122 B2 JP3201122 B2 JP 3201122B2
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suction pump
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茂夫 野々山
良樹 長崎
千佳子 坂本
匠 川村
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Fujitsu Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットプリン
タの印字ヘッドのノズルを清掃するインク吸引制御に係
り、特に装着されていない印字ヘッドがある時にインク
吸引流路を遮断或いは流路抵抗を増加させるインクジェ
ットプリンタ、及び装着されていないインクタンクがあ
る時或いはインクタンクのインク残量が少ない時にイン
ク吸引流路を遮断或いは流路抵抗を増加させることがで
きるインクジェットプリンタに関するものである。
【0002】近来、印字媒体にインクの微小粒子を直接
吹きつけて記録するインクジェットプリンタが、印字媒
体に対する制限がなく、且つ高速印字、低騒音であり、
カラー化が容易であることから急速に普及しつつある。
【0003】このインクジェットプリンタの印字ヘッド
は、細いノズルからインクを噴射しながら印字を行うた
め、印字休止中にインクが乾燥して粘りが増して印字を
開始した時にインクが出にくくなったり、印字中でもノ
ズル面が濡れているために紙粉等が付着してノズルを塞
いだり、振動等の外乱によってノズルから気泡が入った
りして印字にドット抜けが生じるという現象が起きる。
【0004】このためインク粒子の安定噴射が妨げられ
るので、電源投入時或いは必要時に、ノズルにキャップ
を被せて、吸引ポンプで粘りが増したインクや気泡が混
入したインクを除去する目詰まり復旧動作(パージとい
う)が行われる。
【0005】しかしながら、複数の印字ヘッド及びイン
クタンクを持つ装置の場合には、印字ヘッド或いはイン
クタンクの1つでも装着されていないと、パージのため
に吸引ポンプで吸引しても効果が得られないために、装
置の使用を禁止している。
【0006】従って、必ずしもすべての印字ヘッド及び
インクタンクを必要としない印字の場合でも、装置の使
用ができないので、これを解決する方法が望まれてい
る。
【0007】
【従来の技術】図14(a) にインクジェットプリンタの概
要を示す。図に示すように、印字ヘッド1a,1b 及びイン
クタンク2a〜2dが着脱自在にキャリア3に搭載され、イ
ンクタンク2aは印字ヘッド1aに対応し、インクタンク2b
〜2dは印字ヘッド1bに対応している。キャリア3にガイ
ドシャフト4が嵌合している。また、キャリア3にはタ
イミングベルトB1が接続し、タイミングベルトB1は装置
左右端のプーリP1,P2 に掛けられ、プーリP1はモータM1
に連結されている。
【0008】キャリア3はプラテン5の上方に配置さ
れ、モータM1の正逆回転によりタイミングベルトB1によ
ってプラテン5に平行に矢印A、B方向に移動する。印
字ヘッド1a,1b はプラテン5に所定の間隙を介して対向
し、図14(b) に2点鎖線で囲んで示すように、夫々先端
にインクタンク2a〜2dに対応したノズルブロック毎に配
列した複数のノズル101,102,─を備えている。
【0009】印字ヘッド1aにはインクタンク2aが連結
し、インクタンク2aに例えば、黒インクが充填される。
また印字ヘッド1bにはインクタンク2b〜2dが連結し、イ
ンクタンク2b〜2dには例えば、異なる色のインク (イエ
ロー、マゼンタ、シアン) が充填される。
【0010】プラテン5の前段に紙送り軸6が配置さ
れ、紙送り軸6は図示していない回転伝動機構を介して
モータM2に連結されている。印字用紙7はモータM2の駆
動で紙送り軸6の回転によって矢印C方向に行送りされ
る。
【0011】また、図においてモータM1の下方位置がキ
ャリア3のホームポジションで、キャリア3に搭載され
た印字ヘッド1a,1b の右下方にヘッド復旧ユニット8が
設けられている。ヘッド復旧ユニット8は装置に電源が
投入された時、或いはオペレータが必要により図示省略
した操作釦で指示した時に、印字ヘッド1a,1b の後述す
るノズル101,102,─内のインク9aを吸引して清掃する。
【0012】図15及び図16により印字ヘッド1a (1bも同
様である) の内部を説明する。図15に示すように、印字
ヘッド1aは圧電アクチュエータ111,112,─、ノズル101,
102,─が設けられたノズル板12、ノズル板12と共にノズ
ル101,102,─に夫々対応する圧力室131,132,─を形成す
る振動板141,142,─で構成されている。
【0013】圧力室131,132,─に対してノズル板12及び
振動板141,142,─の周辺は接着剤で接着され、圧電アク
チュエータ111,112,─が振動板141,142,─の振動方向に
伸縮するように配置されている。振動板141,142,─は、
例えばチタンを圧延した薄板で形成され、中央部に圧電
アクチュエータ111,112,─の先端に接触する突起部15 1,
152,─が形成されている。
【0014】図16に示すように、圧電アクチュエータ11
1,112,─は、セラミック板で形成された圧電素子16a,16
b,─を積層して、正負の極を夫々連結してリード線 (図
示していない) を引き出して分極処理を施したものであ
る。圧電素子16a,16b,─に電圧を加えると、夫々の電歪
による変位が積層枚数だけ累積されて先端部の変位とな
る。
【0015】従って、圧電アクチュエータ111,112,─に
電圧を印加すると、その先端の変位量により突起部151,
152,─を押圧力して振動板141,142,─を振動させて、イ
ンク9aが供給された圧力室131,132,─に圧力を加えてノ
ズル101,102,─からインク9aの粒子を噴射する。
【0016】このような構成を有するので、キャリア3
が移動しながら、印字データに基づいて圧電アクチュエ
ータ111,112,─に選択的に電圧を印加して、印字ヘッド
1a,1bのノズル101,102,─からインク9aを噴射すること
により、印字用紙7にマトリックスドットによってカラ
ー印字が形成される。
【0017】ここにおいて、ヘッド復旧ユニット8を図
17(一部を省略して示す)及び図18により詳細に説明す
る。図17に示すように、開口部81a〜81d、吸引口82a
〜82dを有するキャップ80a〜80d、キャップ80a〜80
bの開口部81a〜81dをノズル101,102,─の面に密着/
退避させる揺動機構83及び分岐部86aでホース841 〜84
4 に分岐したホース84aにより吸引口82a〜82dに連結
された吸引ポンプ85aで構成されている。キャップ80a
〜80dは可撓性及び弾性を有する材料、例えば、ゴムで
形成されている。
【0018】揺動機構83は、一端が支軸87で回動自在に
支持され、他端にキャップ80a〜80bを保持するレバー
部88及びプランジャーマグネット (以下PMという)89
で構成され、PM89の励磁及び励磁解除により揺動して
ノズル面に開口部81a〜81dを密着及び退避させる。
【0019】従って、常態、即ち、印字ヘッド1a,1b が
印字を行う時は、キャップ80a〜80dは図18(a) の位置
に退避しており、パージを行う時は、図18(b) に示すよ
うに、キャップ80a〜80dを揺動機構83により前進させ
て開口部81a〜81dをノズル面に密着させる。そして吸
引ポンプ85aによって吸引するとノズル101,102,─内の
インク9aがキャップ80a〜80d内に吸引され、更に吸引
口82a〜82dからホース841 〜844 内に吸引されて排出
される。インク9aを全部吸い取った後、図18(a) に示す
ように、キャップ80a〜80dを退避させる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方法によれ
ば、複数の印字ヘッドを持つ装置の場合には、通常吸引
ポンプまわりは簡素化したいため、1個の吸引ポンプに
複数の印字ヘッドが対応する構成になっている。そのた
め一箇所でも印字ヘッドが装着されていない場合には、
吸引ポンプを駆動しても空気のみを吸引することになり
吸引の効果が出ず、パージの目的が達せられない。
【0021】そこで従来は、1箇所でも印字ヘッドが装
着されていない場合は、装置の動作を禁じることで対処
している。従って、一部の印字ヘッドだけ使用すれば得
られる印字結果 (例えば、黒印字だけ) を求める場合に
も、すべての印字ヘッドの装着が必要という不具合があ
った。
【0022】また1つの印字ヘッドに対して複数のイン
クタンクが接続されている装置の場合には、その内1箇
所でもインクタンクが装着されていない状態で吸引ポン
プを駆動してしまうと、インクタンクが装着されていな
い箇所に対応するノズルからインクタンクまでの間に空
気を吸い込んでしまい、その後インクタンクを装着した
としてもそのノズルが容易に復旧できなくなる。この現
象は、いずれかのインクタンクのインク残量がパージに
必要なインク量よりも少ない場合にも同様に起こり得
る。
【0023】そこで従来は、1個でも装着されていない
インクタンクがあったり、いずれかのインクタンクのイ
ンク残量が所定量より少ない場合には、装置の動作を禁
じることで対処している。従って、一部のインクタンク
だけ使用すれば得られる印字結果 (例えば、黒印字だ
け) を求める場合にも、すべてのインクタンクの装着が
必要という不具合があった。という問題点がある。
【0024】本発明は、複数の印字ヘッドのいずれかが
装着されていない場合、或いは複数のインクタンクのい
ずれかが装着されていない場合でも、印字ヘッドのノズ
ル内のインクを正常に吸引することができ、吸引ポンプ
等の数を増やす必要がなく、小型化及びコストの改善を
図ることができるインクジェットプリンタを提供するこ
とを目的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】図1及び図2は本発明の
原理図で、図1は請求項1に対応する原理構成図、図2
は請求項2に対応する原理構成図である。
【0026】1)請求項1に対応する手段 図1において、9はインク、10はノズル、81は開口部、
82は吸引口、86は分岐部、1は少なくとも1個のノズル
10を有し、着脱自在に装着される複数の印字ヘッド、80
は開口部81及び吸引口82を有し、開口部81を印字ヘッド
1のノズル10の面に密着させて密閉空間を形成する複数
のキャップ、85はキャップ80の吸引口82を通して印字ヘ
ッド1からインク9を吸引する少なくとも1個の吸引ポ
ンプ、84は分岐部86を有し、複数のキャップ80の吸引口
82及び吸引ポンプ85を接続するインク流路、17は複数の
印字ヘッド1が夫々装着されているか否かを検出するヘ
ッド装着検出手段、20はヘッド装着検出手段17の検出出
力に基づいて、装着されていない印字ヘッド1に対応す
る吸引口82に接続されているインク流路84を遮断或いは
インク流路84の流路抵抗を増加させるインク流路制御手
段である。
【0027】従って、印字ヘッド1のノズル10よりイン
ク9を噴射して媒体にドット印字を行い、電源投入時或
いは必要時にノズル10にキャップ80の開口部81を密着さ
せて吸引ポンプ85によって吸引するように構成されてい
る。
【0028】2)請求項2に対応する手段 図2において、9はインク、10はノズル、81は開口部、
82は吸引口、86は分岐部、2は着脱自在に装着される複
数のインクタンク、1は複数のノズル10がインクタンク
2と同数のノズルブロックに分割されて形成された少な
くとも1個の印字ヘッド、80は開口部81及び吸引口82を
有し、開口部81を印字ヘッド1のノズルブロック単位の
ノズル10の面に夫々密着させて密閉空間を形成する複数
のキャップ、85はキャップ80の吸引口82を通して印字ヘ
ッド1からインク9を吸引する少なくとも1個の吸引ポ
ンプ、84は分岐部86を有し、複数のキャップ80の吸引口
82及び吸引ポンプ85を接続するインク流路、18はインク
タンク2が夫々装着されているか否かを検出するインク
タンク装着検出手段、20はインクタンク装着検出手段20
によって、装着されていないインクタンク2が検出され
た時に、インクタンク2に対応するノズルブロックのキ
ャップ80の吸引口82に接続されているインク流路84を遮
断或いはインク流路84の流路抵抗を増加させるインク流
路制御手段である。
【0029】従って、印字ヘッド1のノズル10よりイン
ク9を噴射して媒体にドット印字を行い、電源投入時或
いは必要時にノズル10にキャップ80の開口部81を密着さ
せて吸引ポンプ85によって吸引するように構成されてい
る。
【0030】
【作用】
1)請求項1に対応する作用 電源投入時或いは必要時に、ノズル10にキャップ80の開
口部81を密着させた時に、ヘッド装着検出手段17が複数
の印字ヘッド1が夫々装着されているか否かを検出し
て、装着されていない印字ヘッド1があった時は、イン
ク流路制御手段20により該当印字ヘッド1に対応するキ
ャップ80の吸引口82に接続されているインク流路84を遮
断或いはインク流路84の流路抵抗を増加することによ
り、一部の印字ヘッド1が装着されていないために対応
するキャップ80から空気が吸引されて、他の印字ヘッド
1のノズル10からのインク9の吸引ができなくなること
が防止でき、吸引ポンプ85によるインク9の吸引を正常
に行うことができる。
【0031】2)請求項2に対応する作用 電源投入時或いは必要時に、ノズル10にキャップ80の開
口部81を密着させた時に、インクタンク装着検出手段18
がインクタンク2が夫々装着されているか否かを検出し
て、装着されていないインクタンク2があった時は、イ
ンク流路制御手段20により該当インクタンク2に対応す
るノズルブロックのキャップ80の吸引口82に接続されて
いるインク流路84を遮断或いはインク流路84の流路抵抗
を増加することにより、一部のインクタンク2が装着さ
れていないために対応するキャップ80から空気が吸引さ
れて、他のキャップ80からのインク9の吸引ができなく
なることが防止でき、吸引ポンプ85によるインク9の吸
引を正常に行うことができる。
【0032】
【実施例】図3〜図10により本発明の一実施例(請求項
1、請求項2及び請求項3に対応している)を説明す
る。全図を通じて同一符号は同一対象物を示す。
【0033】図3のヘッド装着検出部17a,17b 及びイン
クタンク装着検出部18a〜18dは、図1のヘッド装着検
出手段17及び図2のインクタンク装着検出手段18に夫々
対応し、図4のホース84A 〜84D は、図1及び図2のイ
ンク流路84に対応し、また図4の流路遮断部20a〜20
d、弁駆動回路44及び図9の遮断制御部285 は、図1及
び図2のインク流路制御手段20に対応している。
【0034】図3の斜視図に示すように、キャリア3aに
印字ヘッド1a,1b 及びインクタンク2a〜2dが装着されて
いるか否かを夫々検出するヘッド装着検出部17a,17b 及
びインクタンク装着検出部18a〜18dがキャリア3aの装
着面に設けられている。また各インクタンク2a〜2dにイ
ンク9aの残量が所定量以上残っているか否かを夫々検出
するインク残量検出部19a〜19aが設けられている。
【0035】また、インクタンク2aに例えば、黒インク
が充填され、インクタンク2b〜2dには例えば、異なる色
のインク (イエロー、マゼンタ、シアン) が充填されて
カラー印字が行われるので、印字ヘッド1bのノズルは各
色に対応するようにブロック(ここでは3ブロック)に
分割されて、バージ時には印字ヘッド1a及び各ブロック
に対応した4個のキャップ80a〜80d(図示していない)
によって夫々密閉空間が形成される。
【0036】図4のヘッド復旧ユニットの一部省略した
斜視図に示すように、吸引口82a〜82dと吸引ポンプ85
aが分岐部86aでホース84A 〜84D に分かれたホース84
bによって連結されている。ホース84A 〜84D 上には流
路遮断部20a〜20dが設けられている。
【0037】図5に示すように、ヘッド装着検出部17a
(17b)はキャリア3aの面に接点30,31が設けられ、他端は
ヘッド装着認識部282(後出の図7で説明する) に接続さ
れている。また、印字ヘッド1a(1b)側には装着時の対応
位置に、短絡した端子32,33が設けられている。従っ
て、印字ヘッド1a(1b)を装着すると端子32,33 が接点3
0,31 に圧接して、接点30, 31が電気的に導通してヘッ
ド装着認識部282 によって検出される。
【0038】また、インクタンク装着検出部18a (〜18
d)は、接点30,31 の上方に接点34,35 が設けられ、他
端はインクタンク装着認識部283(後出の図7で説明す
る) に接続されている。また、インクタンク2a (〜2d)
側には装着時に対応位置に、短絡した端子36,37 が設け
られている。従って、印字ヘッド1a(1b)と同様に、イン
クタンク2a (〜2d) を装着すると端子34,35 が接点36,3
7 に圧接して、接点36,37が電気的に導通してインクタ
ンク装着認識部283 によって検出される。
【0039】図6(a) の断面図に示すように、流路遮断
部20a(〜20d) は、ホース84A (〜84D)内にインク流
路の孔が形成された弁座38、弁39を先端に設けた鉄心4
0、及び弁39を開く方向に鉄心40を付勢する復旧ばね41
を有し、外側にコイル42が巻着されている。吸引ポンプ
85aに吸引されたインク9aは図において右から左方向に
流れる。
【0040】図6(b) に示すように、コイル42に通電す
ると、鉄心40が矢印方向に移動して弁39が弁座38の孔を
閉じて、インク流路を遮断する。従って、印字ヘッド1
a,1b (或いはインクタンク2a〜2d)のいずれかが実装
されていない場合でもパージが可能となり、1個の吸引
ポンプ85aで複数の印字ヘッド1a,1b のパージを行うこ
とができる。
【0041】また、図7(a) の斜視図及び(b) の側断面
図に示すように、インク残量検出部19a(〜19d)は、イン
クタンク2a (〜2d) の筺体21内がインク吸収体22で満た
され、インク吸収体22はスポンジ状の多孔質体でインク
9aを保持すると共に、印字ヘッド1a(1b)に対してインク
タンク2a (〜2d) 側が適性な負圧を維持するようにす
る。
【0042】インク吸収体22には筺体21の下面を貫通し
て高さ方向に電極23,24 が挿入されている。また25はイ
ンクタンク2a (〜2d) 内部のインク9aを印字ヘッド1a(1
b)側へ供給するインク供給口、26はインク9aの減少に伴
って空気を導入する空気孔である。
【0043】図8に、インクタンク2a (〜2d) がほぼ満
杯の状態から空になるまでの間の電極23,24 間の電気抵
抗の変化を例示している。従って、インク残量が所定量
に達したか否かを電極23,24 間の電気抵抗によって検出
することができる。
【0044】また、図9はパージ処理に関する制御ブロ
ック図で、図において、27はMPU、28はROM、29は
キャリア駆動回路、43はPM駆動回路、44は弁駆動回
路、850 はポンプ駆動回路を示す。
【0045】MPU27は、ROM28の制御プログラムに
従って各部を制御する。ROM28は、キャリア移動制御
部280 、キャップ動作制御部281 、ヘッド装着認識部28
2 、インクタンク装着認識部283 、インク残量認識部28
4 、遮断制御部285 、吸引ポンプ制御部286 等の制御プ
ログラムを備えている。
【0046】キャリア移動制御部280 は、電源投入、或
いは図示省略した操作パネルの操作によるパージ指令信
号により、キャリア駆動回路29を制御してキャリア3aを
ホームポジションから移動させて、印字ヘッド1a,1b を
ヘッド復旧ユニット8aのキャップ位置に対応させる。ま
た、パージ完了後にキャリア3aをホームポジションに復
帰させる。
【0047】キャップ動作制御部281 は、PM駆動回路
43を制御してPM89を励磁してキャップ80a〜80dをノ
ズル101,102,─の前面に密着させ、パージ終了により励
磁を解除する。
【0048】ヘッド装着認識部282 は、ヘッド装着検出
部17a,17b からの検出信号により、キャリア3aに印字ヘ
ッド1a,1b のいずれが装着されていないかを認識して、
遮断制御部285 に通知する。
【0049】インクタンク装着認識部283 は、インクタ
ンク装着検出部18a〜18dからの検出信号により、イン
クタンク2a〜2dのいずれが装着されていないかを認識し
て、遮断制御部285 に通知する。
【0050】インク残量認識部284 は、インク残量検出
部19a〜19dからの検出信号により、該当するインクタ
ンク2a〜2dのいずれかを認識して、遮断制御部285 に通
知する。
【0051】遮断制御部285 は、ヘッド装着認識部282
、インクタンク装着認識部283 或いはインク残量認識
部284 からの通知に基づいて、弁駆動回路44を制御し
て、該当する印字ヘッド、或いは該当するインクタンク
に対応するノズルに密着されたキャップに接続されたホ
ースの遮断部20a〜20dのいずれかのコイル42に通電さ
せて弁39を閉鎖し、パージ終了により通電を解除して弁
39を開放する。
【0052】吸引ポンプ制御部286 は、遮断制御部285
によってインク流路の遮断が完了した時点で、ポンプ駆
動回路850 を制御して吸引ポンプ85aを所定時間駆動し
てノズル101,102,─のインク9aを吸引させ、所定時間経
過後に吸引を停止させる。
【0053】このような構成及び機能を有しており、次
に図10のフローチャートにより作用を説明する。 まず、電源投入、或いは操作パネルからのパージ指令
信号により、キャリア移動制御部280 が起動し、キャリ
ア3aが移動してヘッド復旧ユニット8aの上方に位置す
る。
【0054】すると、キャップ動作制御部281 はPM
駆動回路43に指令してPM89を励磁して、キャップ80a
〜80dが揺動して印字ヘッド1a,1b のノズル面に夫々密
着する。
【0055】次いで、ヘッド装着検出部17a,17b によ
って印字ヘッド1a,1b の装着の有無、インクタンク装着
検出部18a〜18dによりインクタンク2a〜2dの装着の有
無、及びインク残量検出部19a〜19dによりインク残量
が所定量以上であるか否かを検出し、検出結果を夫々ヘ
ッド装着認識部282 、インクタンク装着認識部283 及び
インク残量認識部284 に通知する。
【0056】ヘッド装着認識部282 、インクタンク装
着認識部283 及びインク残量認識部284 は検出の結果を
認識し、すべての印字ヘッド1a,1b 及びインクタンク2a
〜2dが装着されていて、しかもインク残量が所定量以上
である時は、吸引ポンプ制御部286 に通知する。
【0057】すると、吸引ポンプ制御部286 は吸引ポ
ンプ85aを駆動してノズル101,102,─のインク9aを吸引
し、所定時間経過 (パージ完了) 後、吸引を停止する。 もし、の認識の結果、装着されていない印字ヘッド
或いはインクタンクがある場合、或いはインク残量が所
定量未満のインクタンクがある場合は、遮断制御部285
に通知し、遮断制御部285 は該当する印字ヘッド或いは
インクタンクが対応するキャップの吸引口に連結したホ
ースのインク流路遮断部20a〜20dのいずれか(複数の
場合もある)の弁駆動回路44を制御してコイル42に通電
させて弁39を閉鎖する。閉鎖が完了すると吸引ポンプ制
御部286 に通知する。
【0058】すると、吸引ポンプ制御部286 は吸引ポ
ンプ85aを駆動してノズル101,102,─のインク9aを吸引
し、所定時間経過後に吸引を停止し、遮断制御部285 は
コイル42の通電を解除して弁39を開放する。
【0059】そこで、キャップ動作制御部281 はPM
89の励磁を解除して、キャップ80a〜80dはノズル101,
102,─の面から退避して元の位置に復帰する。 キャリア3aがホームポジションに復帰する。
【0060】このようにして、印字ヘッドの装着の有
無、インクタンクの装着の有無、及び装着されているイ
ンクタンクのインク残量を検出して、装着が無い時、或
いはインク残量がパージで吸引するインク量に不足する
時に、インク流路を遮断して吸引することができるの
で、すべての印字ヘッド及びインクタンクを装着しなく
ても、またインクタンクのインク残量が少ない時でも、
パージを正常に行うことができると共に、装着されてい
る印字ヘッドやインクタンク、或いはインク残量が所定
量以上のインクタンクを使用して印字を行うことができ
る。
【0061】また、図11に異なる実施例(1)(請求項4に
対応している)を示す。図11が図3で説明した実施例と
異なるのは、図6の流路遮断部に代えて、流路抵抗増加
部としたことである。
【0062】即ち、図11に示すように、流路抵抗増加部
20A(〜20D)の弁39aの面に螺旋状で迷路状の溝45が形成
され、図6の場合と同様に弁39aを閉じた状態では、こ
の溝45を通して空気を吸引する場合の抵抗が、印字ヘッ
ド1a,1b からインク9aを吸引する場合の抵抗とほぼ等し
くなるように設定されている。
【0063】従って、コイル40に通電して鉄心40を移動
させて、弁39aを閉鎖した時に、溝45により流路抵抗を
増加させて空気を吸引することになり、吸引ポンプ85a
側からは印字ヘッド1a,1b がすべて実装されているのと
同じことになり、吸引ポンプ85aの吸引負荷が常に一定
となり、安定したパージが可能となる。
【0064】また、図12に印字ヘッド装着検出部及び遮
断部の異なる実施例(2) を示す。図12の異なる実施例が
図3の実施例或いは図11で説明した異なる実施例(1) と
異なるのは、電気的検出及び弁駆動の方法に代えて、検
出及び遮断を機械的に行う方法としたことである。
【0065】即ち、図12(a) 及び(b) に示すように、キ
ャリア3bの印字ヘッド1a,1b が装着される位置に対応し
て、溝46a,46b が設けられ、溝46a,46b の中にレバー47
a,47b が回動自在に支持され、レバー47a,47b の下端に
はアーム部48a,48b が形成されている。レバー47a,47b
はスプリング49a,49b によって上端が矢印方向に付勢さ
れ、常態では装着面から上端が突出している。
【0066】従って、キャリア3b上に印字ヘッド1a,1b
が装着されると、レバー47a,47b の先端が押圧されて矢
印方向に回動し、アーム部48a,48b がキャリア3bの下方
の外に突き出る。
【0067】アーム部48a(48b)がキャリア3bの外に突き
出た状態の時に、図12(c) に示すように、キャリア3bが
ヘッド復旧ユニット8bの上方に移動することによって押
される押圧レバー50a(50b)がヘッド復旧ユニット8b側に
設けられている。
【0068】押圧レバー50a(50b)は一端で支持され、ス
プリング51a(51b)により矢印方向に付勢されている。押
圧レバー50a(50b)にはクリップ溝52a(52b)が設けられ、
クリップ溝52a(52b)に、例えばホース84A(84B)が嵌まる
状態で配置されている。
【0069】従って、図12(d) に示すように、押圧レバ
ー50a(50b)がアーム部48a(48b)に押されていない時に
は、スプリング51a(51b)の弾力により押圧レバー50a(50
b)が引っ張られてホース84A(84B)がクリップ溝52a(52b)
で押されて、図中破線で示す受板に押圧されて潰れてイ
ンク流路が遮断されている。
【0070】また、押圧レバー50a(50b)がアーム部48a
(48b)によって押されると、図12(e)に示すように、スプ
リング51a(51b)の弾力に抗して押圧レバー50a(50b)が回
動してクリップ溝52a(52b)がホース84A(84B)から外れて
遮断が解除される。
【0071】なお、図示していないが、インクタンク2a
〜2dの装着の有無の検出及びホース841,842 の遮断も同
様に行うことができる。また、インクタンク2a〜2dのイ
ンク残量を機械的に検出する周知技術、即ち、インク袋
内のインク量に応じて回動するレバーで検出して、上記
の方法でホース84A〜84Dを遮断することができる。
【0072】また、図13に異なる実施例(3) としてキャ
ップの異なる形状を示す。上記実施例では、図4に示し
たキャップ80a〜80dはノズル面に密着する部分、即
ち、キャップ80a,80b の開口部81a,81b が夫々分離して
いるが、図13(a)(イ)及び(ロ)の例1では、キャップ8
01,802 の開口部811,812 が共通の仕切りゴムで2個に
仕切られている。
【0073】また、図13(b)(イ)及び(ロ)の例2では、
2個の独立したキャップ80a,80bが共通の基台90上に設
けられている。(a) 及び(b) のいずれの場合も、キャッ
プ毎に吸引口82a,82b が設けられることは勿論である。
【0074】いずれの場合でも、開口部811,812 、81a,
80b がノズル面に密着して密閉空間を形成することがで
きる。このようにして、印字ヘッド1a,1b 或いはインク
タンク2a〜2dの装着の有無、或いはインク残量が不足し
たインクタンク2a〜2dのいずれかを検出して、装着が無
い時、或いはインク残量が不足した時に、該当するホー
スのインク流路を遮断、或いは流路抵抗を増加させるこ
とにより、正常にパージを行うことができ、印字ヘッド
やインクタンクが多い場合でも吸引ポンプを増加させる
必要がないので、部品の増加、装置の大型化、ヘッド復
旧ユニットの駆動トルクの増大、及びこれらに伴うコス
ト等が不要となり、装置の小型化、及びコストの改善を
図ることができる。
【0075】上記異なる実施例(1) では、流路抵抗増加
部20A 〜20D により増加させる流路抵抗を、印字ヘッド
1a,1b からインク9aを吸引する時の吸引抵抗とほぼ等し
くした場合を説明したが、それ以上に流路抵抗を増加さ
せても良いことは勿論である。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項1では、パージを行う時に、複数の印字ヘッド中に
装着されていない印字ヘッドがあった時は、該当印字ヘ
ッドに対応するキャップの吸引口に接続されているイン
ク流路を遮断或いはインク流路の流路抵抗を増加するこ
とにより、印字ヘッドが装着されていないために空気が
吸引されて、他の印字ヘッドのノズルからのインクの吸
引ができなくなることが防止でき、吸引ポンプによるイ
ンクの吸引を正常に行うことができる。従って一部の印
字ヘッドの欠落状態での印字も問題なく行うことがで
き、しかも、吸引ポンプを増加させる必要がないので、
装置の小型化、及びコストの改善を図ることができる。
【0077】請求項2では、パージを行う時に、複数の
インクタンク中に装着されていないインクタンクがあっ
た時は、該当インクタンクに対応するノズルブロックの
キャップの吸引口に接続されているインク流路を遮断或
いはインク流路の流路抵抗を増加することにより、イン
クタンクが装着されていないために、対応するキャップ
から空気が吸引されて他のキャップからのインクの吸引
ができなくなることが防止でき、吸引ポンプによるイン
クの吸引を正常に行うことができる。従って、一部のイ
ンクタンクの欠落状態での印字も問題なく行うことがで
き、しかも、吸引ポンプを増加させる必要がないので、
装置の小型化、及びコストの改善を図ることができる。
【0078】請求項3では、複数のインクタンク中にイ
ンク残量が所定量未満のものがあった時は、インク流路
を遮断或いはインク流路の流路抵抗を増加させることに
より、一部のインクタンクのインク残量が少量のため
に、対応するキャップから空気が吸引されて他のキャッ
プからのインクの吸引ができなくなることが防止でき、
請求項2の効果を一層高めることができる。請求項4で
は、インク流路制御手段によって増加させた後のインク
流路の流路抵抗を、吸引ポンプにより他のキャップから
インクを吸引する夫々の抵抗以上とすることにより、イ
ンクの吸引を正常に行うことができる。また、その流路
抵抗を他のキャップのインクの夫々の吸引抵抗とほぼ等
しい抵抗に設定した場合には、吸引ポンプ側からは印字
ヘッド、或いはインクタンクがすべて装着されているの
と同じことになり、吸引ポンプの吸引負荷が常に一定と
なって、安定した吸引ができる。という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の請求項1に対応する原理構成図
【図2】 本発明の請求項2に対応する原理構成図
【図3】 本発明の実施例を示す構成図
【図4】 実施例のヘッド復旧ユニットを示す斜視図
【図5】 実施例の装着検出部を示す説明図
【図6】 実施例の遮断部を示す説明図
【図7】 実施例のインク残量検出部を示す説明図
【図8】 インク残量と電気抵抗の関係を示す図
【図9】 実施例の制御ブロック図
【図10】 実施例のフローチャート
【図11】 異なる実施例(1) を示す説明図
【図12】 異なる実施例(2) を示す説明図
【図13】 異なる実施例(3) を示す説明図
【図14】 インクジェットプリンタの従来例を示す構
成図
【図15】 印字ヘッドの内部を示す断面図
【図16】 圧電アクチュエータを説明する斜視図
【図17】 ヘッド復旧ユニットの従来例を示す斜視図
【図18】 揺動機構の動作説明図
【符号の説明】
1,1a,1bは印字ヘッド、 2,2a 〜2dはインクタンク、
9,9a はインク、 10,101,102はノズル、 17は
ヘッド装着検出手段、17a,17b はヘッド装着検出部、18
はインクタンク装着検出手段、18a〜18dはインクタン
ク装着検出部、 19はインク残量検出手段、19
a〜19dはインク残量検出部、 20はイ
ンク流路制御手段、20a〜20dは流路遮断部、20A 〜20
D は流路抵抗増加部、44は弁駆動回路、 80,80a
〜80d,801,802,80A 〜80D はキャップ、81,81a〜81d,81
1,812 は開口部、 82,82a〜82d は吸引
口、84はインク流路、 84a〜84d,841〜844,84
A 〜84D はホース、85,85a,85bは吸引ポンプ、282 はヘ
ッド装着認識部、283 はインクタンク装着認識部、
284はインク残量認識部、285 は遮断制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川村 匠 東京都稲城市大字大丸1405番地 富士通 アイソテック株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−224957(JP,A) 特開 平2−1325(JP,A) 特開 平5−318771(JP,A) 実開 平1−116638(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/165 - 2/185

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1個のノズル(10)を有し、着
    脱自在に装着される複数の印字ヘッド(1) と、 開口部(81)及び吸引口(82)を有し、該開口部(81)を該印
    字ヘッド(1) の該ノズル(10)の面に密着させて密閉空間
    を形成する複数のキャップ(80)と、 該キャップ(80)の該吸引口(82)を通して該印字ヘッド
    (1) からインク(9) を吸引する少なくとも1個の吸引ポ
    ンプ(85)と、 分岐部(86)を有し、該複数のキャップ(80)の該吸引口(8
    2)及び該吸引ポンプ(85)を接続するインク流路(84)と、 該複数の印字ヘッド(1) が夫々装着されているか否かを
    検出するヘッド装着検出手段(17)と、 該ヘッド装着検出手段(17)の検出出力に基づいて、装着
    されていない該印字ヘッド(1) に対応する該吸引口(82)
    に接続されている該インク流路(84)を遮断或いは該イン
    ク流路(84)の流路抵抗を増加させるインク流路制御手段
    (20)とを備え、 該印字ヘッド(1) の該ノズル(10)よりインク(9) を噴射
    して媒体にドット印字を行い、電源投入時或いは必要時
    に該ノズル(10)に該キャップ(80)の開口部(81)を密着さ
    せて該吸引ポンプ(85)によって吸引することを特徴とす
    るインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 着脱自在に装着される複数のインクタン
    ク(2) と、 複数のノズル(10)が該インクタンク(2) と同数のノズル
    ブロックに分割されて形成された少なくとも1個の印字
    ヘッド(1) と、 開口部(81)及び吸引口(82)を有し、該開口部(81)を該印
    字ヘッド(1) の該ノズルブロック単位の該ノズル(10)の
    面に夫々密着させて密閉空間を形成する複数のキャップ
    (80)と、 該キャップ(80)の該吸引口(82)を通して該印字ヘッド
    (1) からインク(9) を吸引する少なくとも1個の吸引ポ
    ンプ(85)と、 分岐部(86)を有し、複数の該キャップ(80)の該吸引口(8
    2)及び該吸引ポンプ(85)を接続するインク流路(84)と、 該インクタンク(2) が夫々装着されているか否かを検出
    するインクタンク装着検出手段(18)と、 該インクタンク装着検出手段(18)によって、装着されて
    いない該インクタンク(2) が検出された時に、該インク
    タンク(2) に対応するノズルブロックの該キャップ(80)
    の該吸引口(82)に接続されている該インク流路(84)を遮
    断或いは該インク流路(84)の流路抵抗を増加させる流路
    制御手段(20)とを備え、 該印字ヘッド(1) の該ノズル(10)よりインク(9) を噴射
    して媒体にドット印字を行い、電源投入時或いは必要時
    に該ノズル(10)に該キャップ(80)の開口部(81)を密着さ
    せて該吸引ポンプ(85)によって吸引することを特徴とす
    るインクジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記インクタンク(2) 内のインク(9) が
    所定量以上残っているか否かを検出するインク残量検出
    手段(19)を備え、 前記インク流路制御手段(20)は、該インク残量検出手段
    (19)によって、該インクタンク(2) 内のインク(9) の残
    量が所定量未満のものが検出された時に、前記インク流
    路(84)を遮断或いは該インク流路(84)の流路抵抗を増加
    させることを特徴とする請求項2のインクジェットプリ
    ンタ。
  4. 【請求項4】 前記インク流路制御手段(20)によって増
    加させた後の前記インク流路(84)の流路抵抗が、前記吸
    引ポンプ(85)により前記印字ヘッド(1) から前記インク
    (9) を吸引する抵抗以上であることを特徴とする請求項
    1、請求項2或いは請求項3のインクジェットプリン
    タ。
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