JP3200868B2 - Fifoメモリ回路 - Google Patents

Fifoメモリ回路

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JP3200868B2
JP3200868B2 JP12572391A JP12572391A JP3200868B2 JP 3200868 B2 JP3200868 B2 JP 3200868B2 JP 12572391 A JP12572391 A JP 12572391A JP 12572391 A JP12572391 A JP 12572391A JP 3200868 B2 JP3200868 B2 JP 3200868B2
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清 北村
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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、FIFOメモリのデー
タ入力とデータ出力の位相合わせ回路に関する。
【0002】近年、通信網の発達により、伝送路を使用
した装置が多数に開発されている。それに伴って、伝送
路で扱うクロックに同期されたデータを伝送するため、
FIFOメモリを使用したデータ変換回路が多数使用さ
れている。
【0003】特に、画像データや音声データを伝送する
場合にはフレームを構成したデータを取り扱うことが多
いため、データの位相はフレームに対して1ビットのず
れも許されないことになる。
【0004】従って、FIFOメモリのデータ入力とデ
ータ出力の位相合わせ回路が必要になる。
【0005】
【従来の技術】図4は従来のFIFOメモリの書き込み
と読みだしを示す図である。従来のFIFOメモリ1aで
は、書き込み信号(以下、WCKと称す)により書き込
まれるデータ入力と読みだし信号(RCK)により読み
だされるデータ出力の位相合わせは、該FIFOメモリ
1aのリードリセット(WRST)とライトリセット(R
RST)の位相のそれぞれを監視をすることにより行っ
ている。この位相監視の方法を使用する場合、リードリ
セットとライトリセットの2つを有するFIFOメモリ
1aを使用する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、FIFOメモ
リの種類によってはリードリセットやライトリセットが
1つのリセットしか持っていないものもあるため、従来
の方法が出来ない場合があるという課題がある。
【0007】本発明は、リセットが1つだけのFIFO
メモリ及びリードリセット、ライトリセットの両方を持
つFIFOメモリのどちらにおいても、簡単な回路を付
加する事によりFIFOメモリのデータ出力の位相合わ
せを行うことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明では、データ入力と該データ入力の先頭位置を
示す第1信号およびデータ出力と該データ出力の先頭位
置を示す第2信号を有し、先入れ先だしのデータ制御が
行われるFIFOメモリ1と、前記FIFOメモリ1の
読みだしクロックを生成する出力クロック発生回路4
と、前記データ出力の先頭位置を指定する第3信号と
記第2信号との位相比較結果が不一致の場合、前記FI
FOメモリ1をリセットする比較回路3と、前記リセッ
トの信号に応答して、所定間隔幅のミュート信号を発生
して前記出力クロック発生回路4の動作を停止させるミ
ュート回路2とからなるように構成する。
【0009】
【作用】本発明は図1に示すごとく、データ入力の先頭
を示す第1信号をFIFOメモリ1に入力し、それに対
応したFIFOメモリ1のデータ出力の先頭を示す第2
信号とデータ出力の先頭位置を指定する第3信号とを比
較回路3で比較し、もし一致していなければ比較回路3
の出力によりFIFOメモリ1をリセットする。これに
より、FIFOメモリ1のデータ出力と第3信号の位相
が異なる場合は、データはFIFOメモリ1から出力さ
れないことになる。
【0010】尚、リセット直後に再びリセットがかかる
ことを防ぐため、第3信号と比較回路3との間にミュー
ト回路2を介在させ、リセット後の一定期間の間におい
てミュート信号を発生させて出力クロック発生回路4か
らの出力クロックの送出を停止するようにする。
【0011】従って、一定時間を経過した後にミュート
回路2が解除されると、出力クロックがFIFOメモリ
1に入力されるためデータ出力が送出され、同時に比較
回路3も働き始めてリセットを解除し正常動作に入る。
【0012】
【実施例】以下、図2と図3により本発明の実施例を説
明する。図2において、1はFIFOメモリである。
尚、2はミュート信号発生回路2aとANDゲート2bを具
えたミュート回路、3はEORゲート3aとFF回路3bを
具えた比較回路である。又、4は出力クロック発生回
路、5は入力クロック発生回路である。
【0013】図3において、(a)は連続した例えば64
KHz の入力クロック、(b)は例えば8KHz ごとに
6MHz のクロックが8個あるバースト状の出力クロッ
ク、(c)は書き込みデータD1〜D8 からなるデータ
入力(DATA1 あるいはDI1)、(d)は読みだしされたデ
ータ出力(DATAO,或いはD01)である。
【0014】なお、(e)はデータ入力(c)の先頭ビ
ットを示し且つ8KHz 周期で64KHz の入力クロック
(a)に同期した第1信号(SYNC1) 、なお(f)はデー
タ出力(d)の先頭ビットを示し且つ8KHz 周期で64
KHz の入力クロック(a)に同期した第2信号(SYNC
2) 、(g)はデータ出力(d)の先頭指定位置を示し
且つ8KHz 周期で6MHz のクロックに同期した第3
信号(SYNC3) である。また、(h)はリセット信号、
(i)はミュート信号である。
【0015】データ入力(c)は64KHz の入力クロッ
ク(a)に叩かれ連続的にFIFOメモリ1に入力さ
れ、同時に第3信号(g)も入力される。読みだしの出
力クロック(b)がFIFOメモリ1に加わると、デー
タ入力(c)と第1信号(e)は6MHz のクロックに
同期したデータ出力(d)および第2信号(f)に変換
されて出力される。ここで、第2信号(f)とANDゲ
ート2bを通過した第3信号(g)はEORゲート3aで比
較され、もし一致していなかった場合には、EORゲー
ト3aの論理値は‘H’になり、FF回路3bの出力(h)
の論理値は‘L’になり、従ってFIFOメモリ1はリ
セットされる。リセットがかかると、ミュート信号発生
回路2aが働いて一定期間の間において論理値を‘L’に
するミュート信号(i)が発生して第3信号(g)のA
NDゲート2bの通過を停止させ、また出力クロック発生
回路4の動作も停止し読みだしの出力クロック(b)も
ミュートされることになる。
【0016】ミュート信号発生回路2aの出力が‘L’に
なるとANDゲート2bの論理値も同様に‘L’となり、
EORゲート3aはFIFOメモリ1からの第2信号
(f)をそのまま通して論理値‘L’を出力し、FIF
Oメモリ1の出力は‘H’となりリセットは解除され
る。
【0017】一定時間後にミュートが解除されると、ミ
ュート信号発生回路2aの出力の論理値は‘H’となり、
再び出力クロック発生回路4が動作して読みだしの出力
クロック(b)がFIFOメモリ1に入力される。同時
に第3信号(g)がEORゲート3aに入力され、EOR
ゲート13において正しいデータが出力されているか否か
が比較される。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、リセットが1つだけのFIFOメモリ及びリー
ドリセット、ライトリセットの両方を持つFIFOメモ
リのどちらにおいても、簡単な回路を付加することによ
りFIFOメモリのデータ出力の位相合わせを行うこと
ができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理構成を示す図である。
【図2】 本発明の一実施例の回路を示す図である。
【図3】 本発明の一実施例回路のタイムチャートを示
す図である。
【図4】 従来のFIFOメモリの動作の一例を示す図
である。
【符号の説明】
1はFIFOメモリ、 2はミュート回路 3は比較回路 4は出力クロック発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 7/00 G06F 5/06 H04L 7/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ入力と該データ入力の先頭位置を
    示す第1信号およびデータ出力と該データ出力の先頭位
    置を示す第2信号を有し、先入れ先だしのデータ制御が
    行われるFIFOメモリと、 前記FIFOメモリの読みだしクロックを生成する出力
    クロック発生回路と、 前記データ出力の先頭位置を指定する第3信号と前記第
    2信号との位相比較結果が不一致の場合、前記FIFO
    メモリをリセットする比較回路と、 前記リセットの信号に応答して、所定間隔幅のミュート
    信号を発生して前記出力クロック発生回路の動作を停止
    させるミュート回路と からなることを特徴としたFIF
    Oメモリ回路。
JP12572391A 1991-05-29 1991-05-29 Fifoメモリ回路 Expired - Fee Related JP3200868B2 (ja)

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