JP2672737B2 - マルチフレーム同期回路の制御方法 - Google Patents
マルチフレーム同期回路の制御方法Info
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Description
用いられるマルチフレーム同期回路に係わり、特にその
制御方法に関するものである。
図5,図6を参照して説明する。図4は同期単位となる
マルチフレームを構成する一つの伝送フレームの構成例
を示す図、図5は従来のマルチフレーム同期回路の構成
を示すブロック図、図6は図5のFIFOメモリの構成
を示す概念図である。
12とデータビット13からなる。同期ビット12とし
ては、予め設定された同期ビットパターンがマルチフレ
ームを構成する複数の伝送フレームにわたり与えられ
る。
回路は、データの速度変換のためのFIFO(First In
First Out;先入れ先出し)メモリ1と、データの記憶
のためのRAM(Random AccessMemory;ランダムアク
セスメモリ)2と、上記FIFOメモリ1及びRAM2
のデータ書き込み/読み出し制御と同期検出/保護を行
なう同期制御回路3より構成されている。なお、4はデ
ータ入力端子、5はデータ出力端子、6〜10,14,
15はデータパス、11は制御信号パスを示している。
回路におけるFIFOメモリ1は、通信路を介して伝送
されてきたデータを書き込むためのデータメモリ領域2
0と、同期確立後にFIFOメモリ1のデータ読み出し
側でフレームの先頭を認識するためのマーカービットを
書き込むためのマーカービットメモリ領域21を有す
る。なお、16はマーカービット入力端子、17はマー
カービット出力端子、18はライトポインタ位置、19
はリードポインタ位置を示している。
図5において、データ入力端子4から入力された受信デ
ータは、データパス6を通してFIFOメモリ1に次々
と書き込まれる。また、同期制御回路3は、データパス
7を通して受信データを読み込むと共に、既にRAM2
に書き込まれているフレーム長単位のデータをデータパ
ス8を通してフレーム長間隔で読み出し、これらから比
較データを生成して所定の同期ビットパターンと比較す
ることにより同期検出/保護を行なう。また、比較デー
タはデータパス9を通してRAM2に書き込まれる。
ム単位でフレームの先頭に対応する受信ビットがデータ
パス6を通してFIFOメモリ1に書き込まれるとき、
同時にフレームの先頭を示すマーカービットを生成し、
データパス14を通してFIFOメモリ1に同時に書き
込む。これを図6においてみると、データ入力端子4か
ら入力されたデータがFIFIOメモリ1のデータメモ
リ領域20に書き込まれるとき、そのビットがフレーム
の先頭である場合、そのときのFIFOメモリ1のライ
トポインタ位置18にマーカービット入力端子16から
入力されたマーカービットを書き込む。
ス15を通してFIFOメモリ1よりデータを読み出
す。これを図6においてみると、FIFOメモリ1のデ
ータメモリ領域20からデータがデータ出力端子5に出
力されるとき、そのデータがフレームの先頭である場
合、そのときのFIFOメモリ1のリードポインタ位置
19からマーカービット出力端子17にマーカービット
が読み出されることになる。同期制御回路3は、このマ
ーカービットによりフレームの先頭位置を認識し、FI
FOメモリ1のデータ読み出し制御を行なう。これによ
り、データパス10を通してデータ出力端子5からは常
に同期のとれたフレーム単位のデータが読み出される。
同期回路は上記のように構成されていたため、マーカー
ビットの生成及びそのFIFOメモリへの書き込み/読
み出し制御を行なう必要があった。また、FIFOメモ
リにマーカービットを書き込むエリアを持たせる必要か
ら、本来受信データを保持するために必要な容量よりも
FIFOメモリの容量が増大するなどという問題があっ
た。
ためになされたもので、フレームの先頭を認識するため
のマーカー信号を不要とすることで、FIFOメモリの
書き込み/読み出し制御を簡易化し、FIFOメモリの
容量を削減することを目的とする。
レーム同期回路の制御方式は、FIFOメモリからのデ
ータの読み出し制御を、フレーム長単位の読み出し制御
と、差分データの読み出し制御とに分離して行なう。通
信路を介して受信された受信データはまずFIFOメモ
リにのみ書き込まれる。同期制御回路は、FIFOメモ
リに1フレーム以上のデータが書き込まれると、FIF
Oメモリから所定のフレーム長単位でデータを読み出
す。同期制御回路では、従来のマルチフレーム同期回路
の同期制御回路と同様にRAMから読み出したデータと
FIFOメモリから読み出したデータから比較データを
生成し、所定の同期ビットパターンと比較することによ
り同期検出/保護を行なう。同期制御回路は同期確立直
後にのみ、FIFOメモリから読み出す先頭のデータが
伝送フレームの先頭となるように、FIFOメモリ内に
残っている差分データを読み出す。その後は、再びフレ
ーム長単位でFIFOメモリよりデータを読み出す。
御方法では、通常、フレーム長単位でFIFOメモリよ
りデータを読み出す制御を行なう。同期確立直後のみ、
FIFOメモリのリードポインタ位置からフレーム先頭
位置までの差分データを読み出し、その後再びフレーム
長単位でデータを読み出すことで、読み出したデータが
図4に示す伝送フレームとなる。これにより、マーカー
ビットなしにフレームの先頭位置がわかり、マーカービ
ットの生成及び書き込み/読み出し制御が不要となり、
制御が簡易化される。また、マーカービットの書き込み
が不要なためFIFOメモリの容量を削減することがで
きる。
マルチフレーム同期回路の構成図、図2は図1における
同期制御回路のブロック図、図3は図1におけるFIF
Oメモリの同期確立直後の状態を表わす一例である。以
下、この図1〜図3を参照して説明する。
は、データの速度変換のためのFIFOメモリ1と、デ
ータの一時記憶のためのRAM2と、上記FIFOメモ
リ1からのデータ読み出し制御及びRAM2のデータ書
き込み/読み出し制御及び同期検出/保護を行なう同期
制御回路3から構成されている。ここで、FIFOメモ
リ1は、図6に示した従来のものからマーカービットメ
モリ領域21を除いたデータメモリ領域20のみで構成
されており、これに伴ってマーカービットに関する従来
のデータパス14,15は不要となっている。また、デ
ータ入力端子4から同期制御回路3にデータを読み込む
従来のデータパス7の代わりに、FIFOメモリ1から
同期制御回路3にデータを読み込むデータパス7aが設
けられ、さらに、FIFOメモリ1からデータ出力端子
5にデータを送る従来のデータパス10の代わりに、同
期制御回路3からデータ出力端子5にデータを送るデー
タパス10aが設けられている。
に、比較データ生成部22、パターン一致検出部23、
同期状態監視部24、通常のフレーム長単位データ読み
出し制御部25、差分データ読み出し制御部26、制御
信号選択部27から構成されている。なお、実線はデー
タパス、点線は制御信号パスを表わしている。
FOメモリ内には、FIFOメモリから読み出す先頭デ
ータを示すリードポインタ位置19と伝送フレームの先
頭位置30との間に差分データ31が残っている。
て、データ入力端子4から入力された受信データは、デ
ータパス6を通してFIFOメモリ1に次々と書き込ま
れる。FIFOメモリ1に1フレーム以上のデータが書
き込まれると、同期制御回路3はFIFOメモリ1より
所定のフレーム長単位でデータをデータパス7aを通し
て読み出す。
タ生成部22において、データパス7aを通してFIF
Oメモリ1から読み出したデータと、データパス8を通
してRAM2から読み出したフレーム長間隔のデータを
合わせて比較データを生成する。この比較データをパタ
ーン一致検出部23において所定の同期ビットパターン
と比較する。同期状態監視部24では、パターン一致検
出部23における比較結果をもとに同期検出/保護を行
なう。また、比較データはデータパス9を通してRAM
2に書き込まれる。制御信号選択部27は同期状態監視
部24により制御される。制御信号選択部27は、通
常、フレーム長単位のデータ読み出し制御部25による
読み出し制御を行なうため選択端子A28側を選択す
る。
は、図3に示したように、FIFOメモリ1のリードポ
インタ位置19と伝送フレームの先頭位置30との間に
差分データ31が残っている。図2の制御信号選択部2
7では、同期状態監視部24の制御下、同期確立直後の
み上記差分データ31を読み出す制御を行なうため選択
端子B29側を選択する。これにより、同期確立直後の
み差分データを読み出す制御が行なわれ、FIFOメモ
リ1内に残っている差分データ31が読み出されて、F
IFOメモリ1のリードポインタ位置19と伝送フレー
ムの先頭位置30が一致する。その後、制御信号選択部
27は再び選択端子A28側を選択し、フレーム長単位
の読み出し制御を行なう。読み出されたデータはデータ
パス10aを通してデータ出力端子5に送られ、データ
出力端子5からは同期のとれたフレーム単位のデータが
出力される。
フレームの先頭を認識するためのマーカービットが不要
となり、FIFOメモリのデータ書き込み/読み出し制
御を簡易化でき、かつFIFOメモリの容量を削減する
ことができる。
ーム同期回路の構成を示すブロック図である。
る。
状態の一例を示す図である。
ロック図である。
Oメモリの構成を示す概念図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 データの速度変換のためのFIFOメモ
リと、データの一時記憶のためのRAMと、上記FIF
Oメモリからのデータ読み出し制御及びRAMのデータ
書き込み/読み出し制御及び同期検出/保護を行なう同
期制御回路とを有するマルチフレーム同期回路におい
て、上記同期制御回路は、FIFOメモリに1フレーム
以上のデータが書き込まれると、FIFOメモリから所
定のフレーム長単位でデータを読み出し、FIFOメモ
リから読み出したデータとRAMから読み出したフレー
ム長単位のデータから比較データを生成し、所定の同期
ビットパターンと比較することにより同期検出/保護を
行なうとともに、通常時はFIFOメモリから所定のフ
レーム長単位でデータを読み出し、同期確立直後にの
み、FIFOメモリ内の読み出し位置とフレーム先頭位
置間の差分データを読み出すことにより、FIFOメモ
リからフレーム長単位で読み出されるデータの先頭がフ
レームの先頭となるようにFIFOメモリからのデータ
の読み出しを制御することを特徴とするマルチフレーム
同期回路の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3253091A JP2672737B2 (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | マルチフレーム同期回路の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3253091A JP2672737B2 (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | マルチフレーム同期回路の制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0563691A JPH0563691A (ja) | 1993-03-12 |
JP2672737B2 true JP2672737B2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=17246369
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3253091A Expired - Lifetime JP2672737B2 (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | マルチフレーム同期回路の制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2672737B2 (ja) |
-
1991
- 1991-09-04 JP JP3253091A patent/JP2672737B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0563691A (ja) | 1993-03-12 |
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