JP3200863B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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  • Recrystallisation Techniques (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に係わり、特に、絶縁性非晶質材料上に半導体素子を形
成する製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体素子の高集積化が進み、4
MDRAM、1MSRAM等の量産や16M、64MD
RAM、4MSRAM等の開発・試作が進められてい
る。今後、これらの半導体素子の高密度化が更に進むに
つれて、三次元構造の半導体素子実現に対する期待が更
に高まるものと予想される。SRAMを例にとると、4
M以上のSRAMでは、メモリーセルに高抵抗poly
−Siを用いた4−T型のSRAMやシリコン基板上に
nチャンネルとpチャンネルのMOSFETを形成した
6−T型のSRAMに代わり、積層CMOS構造のSR
AMが検討、試作されている。積層CMOS構造では、
シリコン基板上にnチャンネルMOSFETが形成さ
れ、絶縁材料を挟んでpチャンネルpoly−SiTF
Tが積層された構造になっており、4−T型と6−T型
の長所を持ち合わせている。即ち、pチャンネルをpo
ly−SiTFTで形成し、積層構造とすることで4−
T型とほぼ同じセルサイズでCMOS構造を実現でき、
高集積性、ソフトエラー耐性、低消費電力性等に優れた
SRAMが実現できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のpo
ly−SiTFTを積層した半導体素子では、以下に述
べる問題点があった。(1)poly−Si膜をLPC
VD法で590℃〜630℃程度で成膜するか、固相成
長法poly−Si膜を結晶成長させる方法がおもに用
いられていたが、この様な方法で形成したpoly−S
i膜の結晶性は必ずしも良好では無く、結晶化率が95
%を越える膜や結晶粒内にtwin等の欠陥が少ない高
品質のpoly−Si膜を低温で形成することが困難で
あった。そのため、TFTのオフ電流の低減、オン電流
の増大が困難となっていた。(2)シリコンウェーハー
を用いたMOSFETと異なり、poly−Si膜を成
膜し、チャンネル領域を形成するため、シリコン中に不
純物等が混入し易く、TFTのオフ電流増大等の特性劣
化の原因となっていた。
【0004】そこで、本発明はより簡便かつ実用的な方
法で、結晶性の高い多結晶シリコンを低温で再現性良く
形成し、高性能なpoly−SiTFTを低温形成する
方法を提供するものであり、更に、TFTのオフ電流を
低減する方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、多結晶シリコン層によりなるチャンネル領域
を備えた半導体装置の製造方法において、モノシラン、
ジシラン、トリシランの内の少なくとも1種以上を含む
ガスと水素ガスとを1:30〜1:200の混合比で含
む混合ガスを用いて、基板上に50〜300Åの膜厚を
有し、<220>配向した多結晶シリコン層を形成する
工程と、前記多結晶シリコン層に不純物を注入し、前記
不純物を活性化させることによりソース・ドレイン領域
を形成する工程とを有し、前記活性化された多結晶シリ
コン層中の弗素量が1×1018/cm3以下であること
を特徴とする。
【0006】また、本発明の半導体装置の製造方法は、
上記多結晶シリコン層の活性化が、第1の温度によるア
ニール工程と、前記第1の温度よりも高い第2の温度に
よるアニール工程とを少なくとも含むことを特徴とす
る。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【実施例】図1は、本発明の半導体装置の断面図の一例
である。尚、図1では半導体素子としてスタックト型C
MOSを例としている。図1において、101はシリコン
基板、102はp−well領域、103はLOCOS酸化法
で形成した素子分離領域、104はゲート絶縁膜、105
oly−Si等を素子材としたゲート電極、106はn+
領域、107はゲート絶縁膜を成す絶縁層、108はコンタク
トホール、109はチャンネル領域を成す多結晶シリコン
層、110はソース・ドレイン領域を成すp+領域であ
り、イオンインプラ法で形成される。
【0014】図2は、本発明の実施例における半導体装
置の製造工程図の一例である。尚、図2では3次元トラ
ンジスタへの簡単な応用例(スタックト型CMOS)を
示す。
【0015】図2において、(a)は、シリコン基板20
1にp−well領域202を形成し、LOCOS酸化法で
素子分離領域203を形成する工程である。
【0016】(b)は、ゲート絶縁膜204を形成後、ゲ
ート電極205をpoly−Si等を素子材とし形成後、
所定の形状にパターン形成し、ソース・ドレイン領域を
成すn+領域206を形成する工程である。
【0017】(c)は、ゲート絶縁膜を成す絶縁層207
を形成し、コンタクトホール208を開けた後、チャンネ
ル領域及びソース・ドレイン領域となる多結晶シリコン
層209を 50Å〜1500Å程度形成し、所定の形状
にパターン形成する工程である。多結晶シリコン層の形
成方法としては、プラズマCVD法(PCVD法)で基
板温度150℃〜350℃程度の低温で多結晶シリコン
を膜厚50Å〜1500Å程度成膜する方法がある。P
CVD法でa−Si膜を成膜する場合、反応ガスとし
て、モノシラン(SiH4)やジシラン(Si26)等
を水素ガス等で10%前後に希釈して用いる。この場
合、150℃〜350℃程度の基板温度では、非晶質シ
リコンかせいぜい微結晶シリコンが成膜されるだけで、
高品質な多結晶シリコンを成膜することは困難であっ
た。しかし、反応ガスとして、上述のSiH4、Si2
6等を大量の水素ガスで希釈することで、高品質な多結
晶シリコン膜を低温形成できる様になった。
【0018】従来は、反応ガスとして、上述のSi
4、Si26等に加えて、弗素(F)、塩素(Cl)
等の元素を含む反応ガスを適量混合することで、多結晶
シリコン膜を低温成膜する方法が知られていたが、この
様な方法では成膜したpoly−Si膜中に弗素、塩素
等の不純物が混入するために、オフ電流の増加等の特性
劣化の原因となっていた。
【0019】本発明では、反応ガスとして水素ガスを用
いるために、上述のような特性劣化がなくなり、良好な
特性を有するpoly−SiTFTを作製できるように
なった。以下に、成膜条件の一例を示す。反応ガスとし
て、SiH4、H2を用い、混合比を例えば、SiH4
2=1:20〜1:200程度に設定し、内圧を0.
3Torr〜1Torr程度、基板温度を150℃〜3
50℃程度に保持し、rfパワーを例えば直径20cm
の電極を有す平行平板型PCVDの場合、5W〜30W
程度印加し、反応ガスを分解し多結晶シリコンを成膜す
る。膜厚に関しては、多結晶シリコン層を薄膜化する
と、オフ電流が減少し、Vth(しきい値電圧)が減少
する現象が知られている。
【0020】従って、多結晶シリコン層の膜厚は500
Å以下が望ましく、50Å〜300Å程度が特に望まし
い。従って、この様な薄膜でかつ高品質な多結晶シリコ
ンを形成することが特に重要となる。膜厚50Å〜30
0Åのpoly−Siを成膜する場合を例とすると、混
合比をSiH4:H2=1:10〜1:20程度に設定し
た場合は、結晶化率が低く、<220>配向も見られな
いが、混合比をSiH4:H2=1:30〜1:200程
度に設定した場合は、50Å〜300Å程度の薄膜で
も、結晶化率98%以上で<220>に配向した高品質
な多結晶シリコンを成膜することができる。
【0021】又、結晶化率を上げるという点では、基板
温度は350℃〜500℃程度で成膜した膜のほうがさ
らに良好で、99.5%以上の結晶化率を達成でき、T
FTのオン電流の増大及びオフ電流の低減に有効であ
る。又、チャンネル領域に不純物をドーピングして、V
th(しきい値電圧)を制御する手段も極めて有効であ
る。固相成長法で形成した多結晶シリコンTFTでは、
Nチャンネルトランジスタがデプレッション方向にVt
hがシフトし、Pチャンネルトランジスタがエンハンス
メント方向にシフトする傾向がある。又、上記TFTを
水素化した場合、その傾向がより顕著になる。そこで、
チャンネル領域に1015〜1019/cm3程度の不純物
をドープすると、Vthのシフトを抑えることができ
る。例えば、イオン注入法等でB(ボロン)等の不純物
を1011〜1013/cm2程度のドーズ量で打ち込むの
方法の他に、チャンネル領域を成すpoly−Si膜の
成膜時にジボランガス(B26)等を混合することで不
純物をドープしたpoly−Si膜を形成することもで
きる。
【0022】(d)は、ソース・ドレイン領域210をイ
オンインプラ法で形成し、不純物の活性化アニールを行
なう工程である。活性化アニールによって、不純物を活
性化させ、同時に、イオンインプラによって非晶質化さ
れたソース・ドレイン領域の結晶性を回復させる。この
結晶性の回復が不十分な場合は、ソース・ドレイン領域
に多数の欠陥が存在し、ドレイン端での欠陥を介した電
子・正孔対の生成電流やField-Enhanced-Emission電流
等によるオフ電流の増加が問題となる。poly−Si
膜を成膜する際に、弗素や塩素等を含むガスを用いた場
合は、poly−Si膜209中に、これらの元素が不純
物として混入し、活性化アニールの際に結晶性の回復が
十分に成されないことが、我々の検討の結果明らかとな
った。一方、本実施例に示したように反応ガスとして水
素ガスを用いることで、弗素等の不純物の混入が無くな
り、オフ電流の低いpoly−SiTFTを再現良く作
製できるようになった。
【0023】続いて、a−Siに混入した弗素等の不純
物がTFT特性(特に、オフ電流特性)に与える影響に
関して述べる。以下、プラズマCVD法でa−Siを成
膜する場合を例とするが、成膜方法はこれに限定される
ものではない。プラズマCVD法で、反応ガスとして、
上述のSiH4、Si26等に加えて、弗素(F)、塩
素(Cl)等の元素を含む反応ガスを適量混合して、多
結晶シリコン膜を低温成膜する場合、poly−Si膜
中に弗素、塩素等の不純物が混入するため、オフ電流の
増加等の特性劣化の原因となっていた。
【0024】そこで、本発明の一実施例として、以下の
4水準の試料を作製し、TFT特性を評価した結果を説
明する。試料の作製方法は、(1)反応ガスとして、上
述のSiH4に加えて、SiF4を適量混合して、多結晶
シリコン膜を成膜した場合(成膜条件を変え、膜中に5
×1018/cm3、2×1018/cm3程度の多量の弗素
が含まれている)、(2)本発明に基づき、SiH4
多量の水素で希釈して、多結晶シリコン膜を成膜した場
合(膜中の弗素は5×1017/cm3程度に抑えられて
いる)、(3)本発明に基づき、SiH4を多量の水素
で希釈し、更に、後述の残留弗素低減対策を施し、多結
晶シリコン膜を成膜した場合(膜中の弗素は1×1017
/cm3程度以下に抑えられている)の4水準である。
その結果、表1に示すように、膜中の弗素量とオフ電流
の間に大きな相違があることを見いだした。又、オフ電
流はソース・ドレイン領域のドーパントの活性化アニー
ル条件等にも依存して大きく変わることを見いだした。
以下、実施例に基づいて、その詳細を説明する。
【0025】
【表1】
*1
【0026】*1 600C5hrs. + 1000C120sec *2 600C16hrs. + 1000C120sec*3 900C30min. + 1000C120sec *4 900C1hr. + 1000C120sec*5 600C5hrs. + 900C5min. *6 600C5hrs. + 900C30min. 表1はチャンネル領域及びソース・ドレイン領域を成す
poly−Si膜中の弗素量とPチャンネルTFTのオ
フ電流との関係を示した表である。測定条件は、Pチャ
ンネルTFT(ゲート長1.5μm、ゲート幅0.5μ
m)を用い、ゲート電圧 0V、ドレイン電圧 −3Vで
ある。ソース・ドレイン領域のドーパントの活性化アニ
ール条件を12水準(1000℃ 2分、900℃ 5
分、30分、5時間、600℃ 5時間、16時間、6
00℃5時間+1000℃2分、600℃16時間+1
000℃2分、900℃30分+1000℃2分、90
0℃1時間+1000℃2分、600℃5時間+900
℃5分、600℃5時間+900℃30分)振った場合
のオフ電流値の変化も併せて示す。
【0027】表1から明らかなように、poly−Si
膜中の弗素量を1×1018/cm3程度以下に抑えるこ
とで、オフ電流を1×10-14A以下に抑えることがで
きる。 又、活性化アニールを異なった複数の温度で行
なう(以下、マルチステップアニールと記す)方法が、
オフ電流の低減に特に有効であることが分かる。尚、表
1では2ステップアニールの例のみを示してあるが、3
段階以上の異なる温度でアニールするマルチステップア
ニールを採用することで、更にオフ電流を低減すること
もできる。
【0028】続いて、プラズマCVD法を例にとり、膜
中の弗素量を低減する方法に関して述べる。前述の通
り、反応室のクリーニングをCF4+O2ガスを用いて行
ない、残留弗素除去のための対策を施さない場合は、成
膜後のa−Si膜中に多量の弗素が混入し、TFT完成
後のpoly−Si中に2×1018/cm3程度以上の
多量の弗素が含まれる。一方、以下に述べる残留弗素除
去対策を実行することで、膜中に混入する弗素量を大幅
に低減することができる。(1)反応室のクリーニング
をCF4+O2ガスを用いずに、電極板・防着板等を分解
して取り外し、ガラスビーズ処理等の機械的な処理によ
り、表面に付着したシリコン膜を除去する。(2)基板
ホルダー等の治具も上述の機械的な処理により、シリコ
ン膜を除去する。又は、HF(弗酸)等で洗浄した場合
は、250℃〜300℃程度以上の温度で30分から2
時間程度ベークし、残留HFを除去する。(3)反応室
のクリーニング終了後、反応室を成膜時の基板温度若し
くはそれより少し高い温度に数時間保持し、同時に高真
空排気し、残留弗素をより完全に除去する。(4)クリ
ーニング後、基板を取り付けない状態でSi膜を成膜す
る。弗素が残留している場合でも、この様な処理を行な
うと、残留弗素がSi膜中に取り込まれ基板ホルダー等
に膜として付着するため、残留弗素量低減の効果があ
る。成膜時間は10分から1時間程度が望ましく。30
分以上が特に有効である。(5)基板に付着している弗
素(HF等)を除去するために、成膜の前処理として、
250℃〜350℃程度以上の温度で30分〜2時間程
度アニールする。(6)原料ガスの不純物を低減する。
以上述べた対策を1つ若しくは複数実行することで、膜
中の弗素量を1×1017/cm3程度以下まで低減する
ことができる。
【0029】以上述べたように、poly−Si中の弗
素量を低減することで、poly−SiTFTのオフ電
流を大幅に低減することができる。又、活性化アニール
を低温化する方法もオフ電流の低減に有効であることも
明らかとなった。この様な弗素量とオフ電流、活性化ア
ニール方法とオフ電流の因果関係は現在のところ明確に
解明されてはいないが、以下に述べるようなメカニズム
が推測される。まず、poly−SiTFTのオフ電流
はドレイン端の欠陥準位を介した生成電流やField-Enha
nced-Emission電流が支配的と考えられている。従っ
て、ドレイン端の欠陥準位密度の低減がオフ電流の低減
に対して有効であることが容易に推測される。ドレイン
端の欠陥準位を低減するには、ドレイン端近傍のpol
y−Si膜の結晶性を向上させることが必須となる。そ
こで、我々は、膜中の弗素量とイオンインプラ後の活性
化アニールがドレイン端近傍のpoly−Si膜の結晶
性と強い相関があると推察している。イオン注入を行な
った後、活性化アニールを行ない、不純物イオンが注入
された領域の結晶性の回復(ソース・ドレイン領域のp
oly−Si膜の少なくとも一部は、イオン注入により
非晶質化され、活性化アニールにより、結晶成長し再び
poly−Si化する。)及び不純物の活性化を行な
う。その際、poly−Si膜中に弗素が存在すると、
活性化アニールによる結晶性の回復が十分に成されず、
ドレイン端近傍のpoly−Si膜の結晶性が低下し、
多数の欠陥準位が存在する膜になる。その結果、前述の
機構によりオフ電流が増加すると推察される。そこで、
poly−Si中の弗素量が2×1018/cm3、5×
1017/cm3、1×1017/cm3の膜を用いて活性化
アニール後の不純物注入領域の欠陥密度をESR(電子
スピン共鳴)によって評価した。その結果、弗素量が2
×1018/cm3、5×1017/cm3、1×1017/c
3の膜に対して、スピン密度が、それぞれ1.5×1
19/cm3、3.9×1017/cm3、8.7×1016
/cm3という値が得られた。尚、このサンプルの活性
化アニール条件は1000℃20分である。この結果か
ら、弗素量の多い膜は、欠陥密度の高い膜になっている
ことが分かる。この結果は、前述の弗素量とオフ電流の
相関に対する推察を裏付けるものであり、ソース・ドレ
イン領域のスピン密度は1×1018/cm3以下である
ことが望ましく、1×1017/cm3以下であることが
特に望ましいことが分かる。
【0030】以上述べたように、本発明によれば、オフ
電流の低いpoly−SiTFTを再現良く形成でき
る。本発明は、実施例に示したスタックト型CMOSに
限定されるものではなく、絶縁ゲート型電界効果トラン
ジスタの少なくともチャンネル領域が多結晶シリコン
構成される素子全般に応用できる。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によればオフ
電流が低く、移動度の大きいpoly−SiTFTをは
じめとする絶縁ゲート型電界効果トランジスタを簡便な
製造方法で作製することができる。その結果、絶縁性非
晶質材料上に高性能な半導体素子を形成することが可能
となり、大型で高解像度の液晶表示パネルや高速で高解
像度の密着型イメージセンサやTFTを負荷部に用いた
SRAM等の三次元ICなどを容易に作製できるように
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における半導体装置の断面図で
ある。
【図2】本発明の実施例における半導体装置の製造工程
図である。
【符号の説明】
101,201 ・・・ シリコン基板 102,202 ・・・ p−well領域 103,203 ・・・ 素子分離領域 104,204 ・・・ ゲート絶縁膜 105,205 ・・・ ゲート電極 106,206 ・・・ n+領域 107,207 ・・・ ゲート絶縁膜 108,209 ・・・ 多結晶シリコン層 109,210 ・・・ ソース・ドレイン領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/786 H01L 21/205 H01L 21/336

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多結晶シリコン層によりなるチャンネル
    領域を備えた半導体装置の製造方法において、モノシラ
    ン、ジシラン、トリシランの内の少なくとも1種以上を
    含むガスと水素ガスとを1:30〜1:200の混合比
    で含む混合ガスを用いて、基板上に50〜300Åの膜
    厚を有し、<220>配向した多結晶シリコン層を形成
    する工程と、前記多結晶シリコン層に不純物を注入し、
    前記不純物を活性化させることによりソース・ドレイン
    領域を形成する工程とを有し、前記活性化された多結晶
    シリコン層中の弗素量が1×1018/cm3以下である
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記多結晶シリコン層の活性化は、第1
    の温度によるアニール工程と、前記第1の温度よりも高
    い第2の温度によるアニール工程とを少なくとも含むこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
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