JP3200162B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JP3200162B2 JP3200162B2 JP14459292A JP14459292A JP3200162B2 JP 3200162 B2 JP3200162 B2 JP 3200162B2 JP 14459292 A JP14459292 A JP 14459292A JP 14459292 A JP14459292 A JP 14459292A JP 3200162 B2 JP3200162 B2 JP 3200162B2
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
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- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/13—Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/032—Patterns comprising isolated recesses
- B60C11/0323—Patterns comprising isolated recesses tread comprising channels under the tread surface, e.g. for draining water
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Description
荷重用車両に好適な偏摩耗特性に優れた空気入りタイヤ
に関する。
られ、タイヤ周方向に延びる周方向主溝を有するトレッ
ドを備える空気入りタイヤでは、走行しているうちに周
方向主溝側のリブ端またはブロック端から所謂リバーウ
エアと称する偏摩耗を生ずる問題がある。一般に、空気
入りタイヤでは、リブまたはブロックの接地面の接地圧
Pは、横力(所謂サイドフォース)が作用しない場合に
はタイヤ幅方向において略等しくなっている。しかしな
がら、コーナリングをしてリブまたはブロックに横力が
入力した場合には、各リブまたはブロックの横力入力側
の端部の接地圧が上昇し、これが原因となって局部的な
摩耗段差、すなわち偏摩耗の核が発生する。この核がタ
イヤ転動に際して大きく拡がりリバーウェアーとなる。
イヤ幅方向側のリブ端またはブロック端に加わる力を低
減させることが有効であり、図14に示すように、周方
向主溝100によって区画されたリブ102を有する空
気入りタイヤ104においては、リブ端に周方向主溝1
00側に開口端を有するサイプ106を周方向に沿って
多数設け、リブ端の剛性を低減させ、リブ端に加わる接
地力を低減させる方法、図15(A)に示すように、リ
ブまたはブロック110のタイヤ幅方向側(矢印W方向
側)のリブ端またはブロック端の下にトレッド外輪郭1
12と平行とされた細溝114によって空隙領域を設
け、タイヤ幅方向側のリブ端またはブロック端の接地圧
を低下させる方法が知られている。
いる方法ではサイプの多用により、サイプの開口端から
亀裂が発生したり、サイプ長が長い場合には、サイプ間
の領域が周方向に鋸の刃状になる所謂ヒール・アンド・
トウ摩耗が発生し、これが核となってさらに大きな偏摩
耗に進展する場合がある。また、亀裂の発生及びヒール
・アンド・トウ摩耗を避けるためサイプ長を短くする
と、剛性低下効果が十分でなく、リバーウエアを防止す
る効果が劣り、リバーウエアを発生する場合がある。
た細溝114により空隙領域を設ける方法では、空隙部
まで摩耗すると効果が無くなり、リバーウェアーした状
態となる不具合がある(図15(B)参照)。このリバ
ーウェアーは、トレッド表面に対してタイヤ回転軸から
の距離が小さいことから、タイヤ転動に際して引きずら
れることとなり、偏摩耗が走行するにつれて大きく拡が
ってしまう。
代わりに大きなえぐり部116を設ける方法も考えられ
るが、図16(B)に示すように、走行中に小石118
を噛み込んだ場合に外れず、トレッドの損傷の原因とな
る場合がある。
亀裂発生等を生じさせることなく、摩耗末期に至るまで
確実にリバーウエアを防止することのできる空気入りタ
イヤを提供することが目的である。
タイヤ周方向に延びる周方向主溝を有するトレッドを備
える空気入りタイヤにおいて、前記周方向主溝の溝壁に
細溝を設け、前記細溝は前記周方向主溝に開口しトレッ
ド輪郭線に沿ってほぼ平行に延びる水平部と、前記水平
部に連続しタイヤ半径方向内側に延びる傾斜部と、を有
することを特徴としている。
気入りタイヤにおいて、前記水平部の幅aはトレッド幅
Tに対して0.01T≦a≦0.05Tであり、前記水
平部のタイヤ半径方向外側部分の厚みtは周方向主溝深
さDに対して0.2D≦t≦0.45Dであり、細溝底
のトレッド表面からの距離dは周方向主溝深さDに対し
て0.8≦d≦1.2であり、細溝幅δは1mm≦δ≦4
mmであり、トレッド垂線に対する前記傾斜部の角度θは
0°≦θ≦8°であることを特徴としている。なお、こ
の細溝は、溝幅δが1mm≦δ≦4mmであれば、水平部と
傾斜部とで溝幅δが異なっていてもよく、溝幅δが変化
していてもよい。
求項2記載の空気入りタイヤにおいて、前記水平部のタ
イヤ半径方向外側面の周方向主溝側端部と、前記水平部
のタイヤ半径方向内側面の周方向主溝側端部とのタイヤ
軸方向ずれ量bをb≦0.8aとすることを特徴として
いる。
2または請求項3記載の空気入りタイヤにおいて、前記
傾斜部に連続して前記周方向主溝から離れる方向に延び
る延長部を設け、前記延長部のタイヤ軸方向長さcを1
mm≦c≦3mmとすることを特徴としている。
2または請求項3記載の空気入りタイヤにおいて、前記
細溝底に拡大部を設け、前記拡大部の曲率半径Rを1.
5δ/2≦R≦2.5δ/2とすることを特徴としてい
る。
ブまたはブロックには、周方向主溝の溝壁に細溝を設
け、前記細溝は前記周方向主溝に開口しトレッド輪郭線
に沿ってほぼ平行に延びる水平部と、前記水平部に連続
しタイヤ半径方向内側に延びる傾斜部と、を有してい
る。
溝の水平部に至るまでは、すなわち摩耗初期〜摩耗中期
においては、水平部によってタイヤ幅方向側のリブ端ま
たはブロック端の剛性が低下され、このため、リブまた
はブロックに横力が入力しても、横力入力側の端部の接
地圧上昇が抑制される。これによってリブまたはブロッ
クの端部の接地圧上昇が原因とされるリバーウエアの発
生が防止される。
に転動すると、トレッド部の接地領域が路面との相対運
動に起因してタイヤ接線方向に剪断変形する。摩耗が進
行して摩耗表面が細溝の水平部に至ると、リブまたはブ
ロックにおいては、水平部のタイヤ半径方向内側面が現
れることとなり、この水平部のタイヤ半径方向内側の壁
面は、摩耗表面に対してタイヤ半径方向内側へ水平部の
溝幅寸法分下がり、細溝の傾斜部分と周方向主溝との間
に小陸部状の段差領域が形成される。この段差領域の頂
部(水平部のタイヤ半径方向内側の壁面)は、摩耗表面
に対してタイヤ回転軸からの距離が小さいことから、タ
イヤ転動に際して引きずられることとなり、制動方向を
指向する剪断力はこの段差領域において大きいものとな
る。
及び制動方向の剪断力の和は、ほぼ一定と考えられるこ
とから、段差領域に作用する制動方向に剪断力が大きく
なれば、段差領域に隣接する陸部に作用する制動方向の
剪断力が小さくなったことと実質的に等価となり、段差
領域に隣接するリブまたはブロックのタイヤ周方向に作
用する剪断力に起因するリブ端またはブロック端の偏摩
耗が抑制される。
径方向外側部分が摩滅した後においては、段差領域が横
力の緩衝領域となり、直接リブのリブ端に横力が集中す
ることを防止し、リブ本体のリバーウェアーの発生が防
止されるとともに、横力が入力して、偏摩耗の核が発生
したとしても、タイヤ転動に際しては段差領域が主とし
て摩耗することとなり、リブ又はブロックが引きずられ
ることがないため、リバーウェアーに発展することが防
げる。
接するリブまたはブロック本体部分と隔離されるため、
段差領域の摩耗が隣接するリブまたはブロックに影響を
与えることはない。
方向外側部分が摩滅した後に、細溝の傾斜部がトレッド
表面にあらわれるため、摩耗中期以降のウエット性能も
向上される。
載の空気入りタイヤにおいて、水平部の幅aをトレッド
幅Tに対して0.01T≦a≦0.05Tとしたので、
リブ端またはブロック端の接地圧を最適に低減させるこ
とができる。
ると、摩耗が水平部に至った後において、段差領域のタ
イヤ周方向における剛性が小さくなり過ぎる結果、制動
方向に作用する剪断力を段差領域に作用させることがで
きず、リブまたはブロックに作用する制動方向に作用す
る剪断力が相対的に増大することとなり、隣接するリブ
端またはブロック端の接地圧の低下効果が少なく、隣接
するリブ端またはブロック端の偏摩耗を有効に防止する
ことができなくなる。
と、水平部のタイヤ半径方向外側部分の接地圧が必要以
上に低下し、その接地圧低下分が、半径方向内側に細溝
がない部分に集中して負担が大きくなり、トレッドの耐
摩耗性が低下する。また、摩耗が水平部に至る以前にお
いて水平部のタイヤ半径方向外側部分の剛性低下が大き
く、横力が入力した際にもげが発生する恐れがある。
厚みtを周方向主溝深さDに対して0.2D≦t≦0.
45Dとしたので、リブまたはブロックの水平部のタイ
ヤ半径方向外側部分の剛性を最適に保つことができると
共に、リブ端またはブロック端の接地圧を最適に低減さ
せることができる。なお、水平部のタイヤ半径方向外側
部分の厚みtをリバーウェアー発生時期が通常摩耗率
(摩耗量/溝深さ)20%程度の時であるため0.2以
上とし、また、0.2D未満では、水平部のタイヤ半径
方向外側部分の剛性が不足して、横力が入力した際にも
げが発生する恐れがあり、0.45Dを超えると、接地
圧低下効果が少なく、摩耗が水平部に至る前において、
リバウエアーを有効に防止することができなくなる。
dを周方向主溝深さDに対して0.8D≦d≦1.2D
としたので、摩耗末期に至るまで偏摩耗を効果的に防止
することができる。
たので、リブまたはブロックの変形が許容されリブ端ま
たはブロック端の剛性を最適に低減させることができる
と共に水平部のタイヤ半径方向外側部分の変形量を最適
に保つことができ、さらに、摩耗が進行して水平部のタ
イヤ半径方向外側部分が摩滅した後に、細溝の傾斜部が
小石等を噛み込むことが防止される。
摩耗が進行して水平部のタイヤ半径方向外側部分が摩滅
した後に、正規荷重に対して比較的小さな荷重が作用し
た状態にあっても段差領域が十分接地圧を負担すること
になり、この段差領域に制動方向の剪断力を実質的に集
中させることができず、リブまたはブロックの接地圧低
減効果が十分でなくなる。また、細溝を成形するブレー
ドに強度的な問題を生じる。
ブまたはブロックの剛性低下が著しく、さらに、摩耗が
進行して水平部のタイヤ半径方向外側部分が摩滅した後
においては、正規荷重以上の荷重が作用しても段差領域
が路面に接することがなく、段差領域による効果を期待
することができなくなると共に傾斜部に小石等を噛み込
みタイヤ故障の原因となる。
度θを0°≦θ≦8°としたので、摩耗が進行して水平
部のタイヤ半径方向外側部分が摩滅した後においても傾
斜部分と周方向主溝との間の段差領域の剛性が十分確保
され、強度不足となることがない。なお、トレッド垂線
に対する傾斜部の角度θが8°を超えると、この細溝を
形成するブレードの抜けが悪化する問題が生じる。
たは請求項2記載の空気入りタイヤにおいて、水平部の
タイヤ半径方向外側面の周方向主溝側端部と、水平部の
タイヤ半径方向内側面の周方向主溝側端部とのタイヤ軸
方向ずれ量bをb≦0.8aとしたことによって、細溝
を形成するブレードの抜けを良くしてゴム欠けまたはブ
レード欠けを防止しつつリブ端またはブロック端の接地
圧低減効果を良好に保つとができる。
方向主溝側端部と、水平部のタイヤ半径方向内側面の周
方向主溝側端部とのタイヤ軸方向ずれ量bが0.8aを
超えると、リブ端またはブロック端の接地圧低減効果が
期待できなくなる。ここで、水平部の幅aが大きい場
合、細溝を形成するブレードの抜けを考慮すると、ずれ
量bを前期範囲内で大きくすることが好ましい。
請求項2または請求項3記載の空気入りタイヤにおい
て、傾斜部に連続して周方向主溝から離れる方向に延び
る延長部を設け、この延長部のタイヤ軸方向長さcを1
mm≦c≦3mmとしたので、細溝底部の応力を分散するこ
とができ、これによって細溝底部からのクラック発生が
防止される。なお、延長部のタイヤ軸方向長さcが1mm
未満では、応力分散に効果がなく、3mmを超えるとリブ
またはブロックの剛性を著しく低下させる。
請求項2または請求項3記載の空気入りタイヤにおい
て、傾斜部の底部に拡大部を設け、この拡大部の曲率半
径Rを1.5δ/2≦R≦2.5δ/2としたため、細
溝底部の応力を分散することができ、これによって細溝
底部からのクラック発生が防止される。なお、拡大部の
曲率半径Rが1.5δ/2未満では応力分散に効果がな
く、2.5δ/2を超えるとリブまたはブロックの剛性
を著しく低下させる。この、拡大部のアールは細溝の片
側に偏って設けてもよく、両側に連続して設けてもよ
い。
たがって説明する。
1R22.5 14PRであり、内部構造は通常のラジ
アル構造であるので、内部構造に関しての説明及び図示
は省略する。
気入りタイヤ10のトレッド12には、タイヤ周方向
(矢印S方向)に延在する4本の周方向主溝14によっ
てタイヤ幅方向(矢印W方向)に区画された5個のリブ
16A、16B及び16Cを備えている。
においての溝幅GWが全て10mmであり、溝深さDが1
3mmである。
に配設されるリブ16Aの幅R1は28mm、リブ16A
の両側に隣接するリブ16Bの幅R2は28.5mm、さ
らに、トレッド両端側のリブ16Cの幅R3は37.5
mmとされ、トレッド12の有効接地幅Tは200mmであ
る。
は、タイヤ幅方向(矢印W方向)外側の周方向主溝14
の溝壁に開口し、タイヤ周方向(矢印S方向)に実質的
に連続して形成される細溝18を有している。
は、トレッド輪郭線12Aに沿ってほぼ平行に延びる水
平部18Aと、この水平部18Aに連続しタイヤ半径方
向内側(図1矢印R方向側)に延びる傾斜部18Bとを
有している。この細溝18と周方向主溝14との間に
は、小リブ状の段差領域20が形成されている。
内とされ、本実施例では水平部18A及び傾斜部18B
共に2mmである。なお、細溝18の溝幅δは水平部18
Aと傾斜部18Bとで異なっていてもよい。また、細溝
18をテーパー状とすることにより、細溝18を形成す
るモールドの抜け性を向上させることもできる。また、
本実施例では細溝18の細溝底18Cが円弧状とされ、
その曲率半径Rが1mmとされている。
2Aから垂直に下ろされたトレッド垂線22とのなす角
度θは、0°≦θ≦8°とされ、本実施例ではθが4°
である。
ド表面からの距離dは周方向主溝深さDに対して0.8
D≦d≦1.2Dであり、本実施例ではdが13mm(D
=d)である。
側面18Dのタイヤ幅方向の幅aがトレッド有効接地幅
T(図2参照)に対して0.01T≦a≦0.05Tの
範囲内とされ、本実施例ではタイヤ半径方向内側面18
Dのタイヤ幅方向の幅aが2mmである。
mmである(図1では、説明をわかりやすくするため周方
向主溝側端部18Fと周方向主溝側端部18Gとがタイ
ヤ幅方向にずらされて図示されているが、本実施例にお
いては一致されている。)。
側部分の厚みtは周方向主溝深さDに対して0.2D≦
t≦0.45Dであり、本実施例では、tが4mm(t/
D=0.13)である。
より、トレッド12の摩耗が細溝18の水平部18Aに
至るまで、すなわち摩耗初期〜摩耗中期においては、水
平部18Aによってリブ16Bのタイヤ幅方向外側端部
の剛性が低下されているので、横力が入力された際に、
横力が入力される側のリブ16Bでは、タイヤ幅方向外
側端部の接地圧の上昇が抑えられ、リバーウエアの発生
が防止される。
ド12の摩耗面12Bが細溝18の水平部18Aに至っ
た場合は、段差領域20が横力の緩衝領域となり、直接
リブ06Bのリブ端12Cに横力が集中することを防止
し、リブ16B本体のリバーウェアーの発生が防止され
る。しかも、リブ16B本体は、細溝18の傾斜部18
Bによって段差領域20と隔離されているため、段差領
域20の摩耗が隣接するリブ16Bに影響を与えること
はない。
耗面12Bが細溝18の水平部18Aに至った場合は、
段差領域20の頂部(水平部18Aのタイヤ半径方向内
側面18D)がリブ16Bの摩耗面12Bに対してタイ
ヤ半径方向内側へ下がった状態となる。すなわち、段差
領域20の頂部は、トレッド12の摩耗面12Bに対し
てタイヤ回転軸(図示せず)からの距離(半径)が小さ
いことから、タイヤの転動に際して引きずられることと
なり、制動方向を指向する剪断力はこの段差領域20に
おいて大きいものとなる。このため、段差領域20を構
成するリブ16Bに作用する制動方向の剪断力が相対的
に小さくなったこととなり、段差領域20を構成するリ
ブ16Bのタイヤ周方向に作用する剪断力に起因する偏
摩耗が抑制される。すなわち、摩耗が進行して細溝18
の水平部18Aが消滅した後も、サイドフォースにより
偏摩耗の核が発生した場合でも、タイヤ転動の際の段差
領域20に加わる引きずりによりリブ16Bのリバーウ
ェアーの発生が抑制される。
面からの距離dを周方向主溝深さDと同一(13mm)と
したので、摩耗末期に至るまで段差領域20による偏摩
耗抑制効果が持続され、摩耗末期に至るまでタイヤ周方
向に作用する剪断力に起因する偏摩耗を抑制することが
できる。
ッド幅Tとの関係をa=0.01T(a:2mm、T:2
00mm)としたので、リブ16Bのタイヤ幅方向外側端
部の接地圧を最適に低減させることができる。
8Aのタイヤ半径方向外側部分が摩滅して細溝18の傾
斜部18Bがトレッド表面に開口されるため、周方向主
溝14の排水性が補われる。ここで、本実施例では傾斜
部18Bの溝幅δが2mmとされているので、傾斜部18
Bの小石等の噛み込みが防止される。
トレッド輪郭線12Aから垂直に下ろされたトレッド垂
線22とのなす角度θを4°とθが過大に大きくないの
で、本実施例の空気入りタイヤ10をモールド(図示せ
ず)から離型する際に支障をきたすことがない。
部分の厚みtが周方向主溝深さDに対してt=0.31
Dとされているので、水平部18Aのタイヤ半径方向外
側部分の剛性を最適に保つことができると共にリブ16
Bのタイヤ幅方向外側端部の接地圧を最適に低減させる
ことができる。
れているので、リブ16Bの変形が許容されリブ16B
のタイヤ幅方向外側端部の剛性を最適に低減させること
ができると共に水平部18Aのタイヤ半径方向外側部分
の変形量を最適に保つことができ、さらに、トレッド垂
線22に対する傾斜部18Bの角度θがθ=4°とされ
ているので、摩耗が進行して水平部18Aのタイヤ半径
方向外側部分が摩滅した後においても段差領域20の剛
性が十分確保され、強度不足となることがない。
らかとなった、横力の入力される側のリブ端の接地圧
(指数)とt/T(t:水平部18Aのタイヤ半径方向
外側部分の厚み、T:トレッド有効接地幅)との関係、
図6には、発明者の実験により明らかとなった、リブ端
の接地圧(指数)とa/T(a:水平部のタイヤ半径方
向内側面18Dのタイヤ幅方向の幅、T:トレッド有効
接地幅)との関係、図7には、発明者の実験により明ら
かとなった、横力が入力した際のリブ16の各部位にお
ける横力負担率が示されている。
同構成の空気入りタイヤにおいて、トレッド12の有効
接地幅T(200mm)、周方向主溝14の溝深さD(1
3mm)、周方向主溝14の溝幅GW(10mm)トレッド
センターCLに配設されるリブ16Aの幅R1(28m
m)、リブ16Bの幅R2(28.5mm)、リブ16C
の幅R3(37.5mm)、細溝18の溝幅δ(2mm)、
傾斜部18Bとトレッド垂線22とのなす角度θ(4
°)、細溝18の細溝底18Cのトレッド表面からの距
離d(13mm)、水平部18Aのタイヤ半径方向外側面
18Eの周方向主溝側端部18Fと、水平部18Aのタ
イヤ半径方向内側面18Dの周方向主溝側端部18Gと
のタイヤ幅方向ずれ量b(0mm)及び水平部18Aのタ
イヤ半径方向内側面18Dのタイヤ幅方向の幅aの各寸
法を固定し、水平部18Aのタイヤ半径方向外側部分の
厚みtを変化させていった場合の、t/Dと接地圧(t
が零、即ち細溝18が無い時を100としている)との
関係を示している。
施例と同構成の空気入りタイヤにおいて、トレッド12
の有効接地幅T(200mm)、周方向主溝14の溝深さ
D(13mm)、周方向主溝14の溝幅GW(10mm)ト
レッドセンターCLに配設されるリブ16Aの幅R1
(28mm)、リブ16Bの幅R2(28.5mm)、リブ
16Cの幅R3(37.5mm)、細溝18の溝幅δ(2
mm)、傾斜部18Bとトレッド垂線22とのなす角度θ
(4°)、細溝18の細溝底18Cのトレッド表面から
の距離d(13mm)、水平部18Aのタイヤ半径方向外
側面18Eの周方向主溝側端部18Fと、水平部18A
のタイヤ半径方向内側面18Dの周方向主溝側端部18
Gとのタイヤ幅方向ずれ量b(0mm)及び水平部18A
のタイヤ半径方向外側部分の厚みt(4mm)の各寸法を
固定し、タイヤ半径方向内側面18Dのタイヤ幅方向の
幅aを変化させていった場合の、a/Tとリブ16Bの
タイヤ幅方向外側端部の接地圧(aが零、即ち細溝18
が無い時を100としている)との関係を示している。
実施例の空気入りタイヤから細溝18を取り除いた空気
入りタイヤを試作し、この試作タイヤに横力を作用させ
た際の、リブ16Bの各部位における横力負担率が示さ
れている。
担率は横力の入力する側の端部が最も負担率が大きく、
ここを100とすると、反対側の端部付近は略50程度
の負担率となる。ここで、横力の負担率を一定とするに
は、横力の入力する側の端部近傍の横力負担率を70程
度、すなわち、横力負担の均一化という意味ではリブ端
の横力負担の低減率は、30%は必要であることがわか
る。また、横力負担率を70以下にすべき領域は、横力
の入力する側の端部から30%の位置までであることが
わかる。
リブ16Bの横力の入力する側の端部の接地圧を30%
程度低下させるためには、t/Dの値が0.45以下で
あることがわかる。
横力の入力する側の端部近傍の横力負担率を30%低減
させるためには、a/Tの値が0.01以上であること
がわかる。
を図8にしたがって説明する。なお、第1実施例と同一
構成に関しては同一符号を付し、その説明は省略する。
斜部18Bの先端に、周方向主溝14から離れる方向に
連続して延びる延長部30が設けられている。
応力が広く分散されため、細溝底18Cからのクラック
の発生が防止される。なお、本実施例では延長部30の
タイヤ軸方向長さcは2mmとされている。ここで、延長
部30のタイヤ軸方向長さcは1mm≦c≦3mmとするこ
とが好ましく、cが1mm未満では応力の分散効果が出
ず、cが3mmを超えるとリブ16Bの剛性が低下するた
め好ましくない。その他の構成及び作用は第1実施例と
同様である。
ブ16Bのタイヤ幅方向外側に設ける構成としたが、本
発明はこれに限らず、図9に示すように、さらにリブ1
6Cのタイヤ幅方向内側に設けてもよく、図10に示す
ように、さらに、リブ16Bのタイヤ幅方向内側及びリ
ブ16Aの両端部に設ける構成としてもよい。何れの場
合であっても、細溝18を設けたところのリブ端部は剛
性が低減され、接地圧の上昇が抑制されるので、偏摩耗
を防止するこができる。
側面18Eの周方向主溝側端部18Fと、水平部18A
のタイヤ半径方向内側面18Dの周方向主溝側端部18
Gとのタイヤ幅方向ずれ量bはb≦0.8a(b=2m
m、b=0.4a、a=5mm)の範囲とされ、水平部1
8Aのタイヤ半径方向外側面18Eの周方向主溝側端部
18Fと、水平部18Aのタイヤ半径方向内側面18D
の周方向主溝側端部18Gとのタイヤ軸方向ずれ量bが
b≦0.8aとされているので、リブ16Bのタイヤ幅
方向外側端部の接地圧低減効果を良好に保つとができ
る。
18Cの形状を円弧状としたが、本発明はこれに限ら
ず、図11に示すように、細溝底18Cに断面円弧状の
拡大部28を設けてもよい。
力が広く分散されため、細溝底18Cからのクラックの
発生が防止される。なお、拡大部28の曲率半径Rは
1.5δ/2≦R≦2.5δ/2とすることが好まし
く、Rが1.5δ/2未満では応力の分散効果が出ず、
Rが2.5δ/2を超えるとリブ16Bの剛性が低下す
るため好ましくない。
する空気入りタイヤのリブに細溝18を設ける構成とし
たが、本発明はこれに限らず、図12(A)、(B)に
示すように、複数の周方向主溝14と複数の横溝34と
に区画されたブロック36を複数個有する、所謂ブロッ
クパターンの空気入りタイヤ38のブロック36に細溝
18を設けてもよく、図13に示すように、複数の周方
向主溝14に区画されたリブ16とラグ溝40とを有す
る所謂リブ・ラグパターンの空気入りタイヤ42のリブ
16に細溝18を設けてもよいのは、勿論である。これ
らの場合であっても、リブ16又はブロック36の横力
の入力する側の端部に発生するリバウエアーを細溝18
によって防止することができる。
イヤ8種、比較例の空気入りタイヤ7種を、そ1ぞれ2
2.5*7.50のリムに嵌め、内圧を8.0kg/cm2と
し、これらを2D−4車のフロント軸に装着して7万km
を走行後、リブ端に発生する偏摩耗の発生と、耐摩耗性
とを測定した。
耐摩耗性は比較タイヤ1の空気入りタイヤの7万km走行
後の摩耗率を100とした指数表示であり、数値の大き
い方が良好なことを示す。また、このときの比較タイヤ
1の空気入りタイヤの摩耗率は46%であった。
1実施例の空気入りタイヤ10であり、発明タイヤ4と
は本発明の第2実施例の空気入りタイヤ10である。発
明タイヤ2、3、5〜8とは第1実施例の空気入りタイ
ヤ10と同一構成であるが、表1に示すように各寸法が
異なる空気入りタイヤである。また、比較タイヤ1とは
第1実施例の空気入りタイヤ10から細溝18を取り除
いたものであり、比較タイヤ4とは第1実施例の空気入
りタイヤ10から細溝18を取り除きリブ端にサイプを
多数設けた従来の空気入りタイヤ(図14で示す空気入
りタイヤ)であり、比較タイヤ2、3、5〜7とは第1
実施例の空気入りタイヤ10と同一構成であるが、各寸
法が異なるものである。
例に係る空気入りタイヤ10は、従来の空気入りタイヤ
に比較して偏摩耗防止効果が高く、耐摩耗性についても
良好な特性を有することが明らかとなった。
タイヤは上記構成としたので、他の偏摩耗や亀裂発生等
を生じさせることなく、摩耗末期に至るまで確実にリバ
ーウエアを防止することができるという優れた効果を有
する。
ブを示すタイヤ幅方向断面図である。
レッドを示す平面図である。
線に沿った断面図である。
耗中期のリブを示すタイヤ幅方向断面図である。
半径方向外側部分の厚み)/T(トレッド有効接地幅)
トレッドの関係を示すグラフである。
内側面のタイヤ幅方向の幅)/T(トレッド有効接地
幅)との関係を示すグラフである。
ブを示すタイヤ幅方向断面図である。
レッドを示すタイヤ幅方向断面図である。
ヤのトレッドを示すタイヤ幅方向断面図である。
ヤのリブを示すタイヤ幅方向断面図である。
気入りタイヤのトレッドを示す平面図であり、(B)は
図12(A)の12(B)−12(B)線断面図であ
る。
気入りタイヤのトレッドを示す平面図であり、(B)は
図13(A)の13(B)−13(B)線断面図であ
る。
す平面図である。
の新品時のリブを示すタイヤ幅方向断面図であり、
(B)は、図15(A)に示す空気入りタイヤの摩耗中
期のリブを示すタイヤ幅方向断面図である。
ヤのリブを示すタイヤ幅方向断面図であり、(B)は小
石を噛み込んだ状態を示すリブのタイヤ幅方向断面図で
ある。
Claims (5)
- 【請求項1】 タイヤ周方向に延びる周方向主溝を有す
るトレッドを備える空気入りタイヤにおいて、 前記周方向主溝の溝壁に細溝を設け、前記細溝は前記周
方向主溝に開口しトレッド輪郭線に沿ってほぼ平行に延
びる水平部と、前記水平部に連続しタイヤ半径方向内側
に延びる傾斜部と、を有することを特徴とする空気入り
タイヤ。 - 【請求項2】 前記水平部の幅aはトレッド幅Tに対し
て0.01T≦a≦0.05Tであり、前記水平部のタ
イヤ半径方向外側部分の厚みtは周方向主溝深さDに対
して0.2D≦t≦0.45Dであり、細溝底のトレッ
ド表面からの距離dは周方向主溝深さDに対して0.8
≦d≦1.2であり、細溝幅δは1mm≦δ≦4mmであ
り、トレッド垂線に対する前記傾斜部の角度θは0°≦
θ≦8°であることを特徴とする請求項1記載の空気入
りタイヤ。 - 【請求項3】 前記水平部のタイヤ半径方向外側面の周
方向主溝側端部と、前記水平部のタイヤ半径方向内側面
の周方向主溝側端部とのタイヤ軸方向ずれ量bをb≦
0.8aとすることを特徴とする請求項1または請求項
2記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項4】 前記傾斜部に連続して前記周方向主溝か
ら離れる方向に延びる延長部を設け、前記延長部のタイ
ヤ軸方向長さcを1mm≦c≦3mmとすることを特徴とす
る請求項1、請求項2または請求項3記載の空気入りタ
イヤ。 - 【請求項5】 前記細溝底に拡大部を設け、前記拡大部
の曲率半径Rを1.5δ/2≦R≦2.5δ/2とする
ことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記
載の空気入りタイヤ。
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JP14459292A JP3200162B2 (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP14459292A JP3200162B2 (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | 空気入りタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH05330315A JPH05330315A (ja) | 1993-12-14 |
JP3200162B2 true JP3200162B2 (ja) | 2001-08-20 |
Family
ID=15365657
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14459292A Expired - Lifetime JP3200162B2 (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3200162B2 (ja) |
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US8776847B2 (en) * | 2007-12-21 | 2014-07-15 | Michelin Recherche Et Technique S.A. | Mechanisms for ejecting objects from a tire tread |
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-
1992
- 1992-06-04 JP JP14459292A patent/JP3200162B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH05330315A (ja) | 1993-12-14 |
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