JP3200095U - 接合部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】木造建築物の構造材を補強するための簡単な構成で高強度の接合部材を提供する。【解決手段】接合部材1は、ボルト孔2dが穿設された基板部2aと、基板部の相対向する両側面から、基板部に対して垂直に同方向に延びる2枚の側板部2b、2cとを有する本体2と、本体の2枚の側板部の各々に相対向するように穿設されたボルト孔2e、2fと、本体の基板部の側板部が延在する面に対して反対側の面に位置する第1部材13から突出し、基板部のボルト孔を挿通するボルト15に螺合するナット7と、基板部を挟んで第1部材に対向すると共に、2枚の側板部に挟まれた第2部材14を貫通し、2枚の側板部の相対向するボルト孔を挿通するボルト3と、ボルトに螺合するナット6とを備える。【選択図】図1
Description
本考案は、木造建築物の構造材を補強するために用いられる接合部材に関する。
従来、木造建築物の構造材を補強するため、太ボルトや縫いボルトを用いた引き寄せ金物が用いられているが、縫いボルトによる引き寄せ金物の取り付け作業に手間が掛かったり、柱から縫いボルトへの力の伝達の面で改善する余地があった。そこで、特許文献1には、従来の引き寄せ金物では2〜5本必要とされている縫いボルトを使用しないで、ビス止めなどの簡単な止め付け方法で、従来の引き寄せ金物と同等の強度を確保する引き寄せ金物が提案されている。
上記特許文献1に記載の引き寄せ金物は、木造建築物の構造材を補強するにあたり有効に機能するが、さらに簡単な構成で高強度を発揮することのできる接合部材が求められていた。
上記課題を解決するため、本考案に係る接合部材は、ボルト孔が穿設された基板部と、該基板部の相対向する両側面から、該基板部に対して垂直に同方向に延びる2枚の側板部とを有する本体と、該本体の2枚の側板部の各々に相対向するように穿設されたボルト孔と、前記本体の基板部の前記側板部が延在する面に対して反対側の面に位置する第1部材から突出し、該基板部の前記ボルト孔を挿通するボルトに螺合するナットと、前記基板部を挟んで前記第1部材に対向すると共に、前記2枚の側板部に挟まれた第2部材を貫通し、前記2枚の側板部の相対向するボルト孔を挿通するボルトと、該ボルトに螺合するナットとを備えることを特徴とする。
本考案によれば、基板部と、該基板部の相対向する両側面から、該基板部に対して垂直に同方向に延びる2枚の側板部とを有する本体によって2つの部材を接合したため、簡単な構成で2つの部材を高強度に接合することができる。
また、本考案に係る接合部材は、ボルト孔が穿設された基板部と、該基板部の一側面から、該基板部に対して垂直に延びる側板部とを有する本体と、該本体の側板部に穿設されたボルト孔と、前記本体の基板部の前記側板部が延在する面に対して反対側の面に位置する第1部材から突出し、該基板部の前記ボルト孔を挿通するボルトに螺合するナットと、前記基板部を挟んで前記第1部材に対向すると共に、前記側板部に当接する第2部材を貫通し、前記側板部のボルト孔及び該第2部材の貫通穴を挿通するボルトと、該ボルトに螺合するナットとを備えることを特徴とする。
本考案によれば、基板部と、該基板部の相対向する両側面から、該基板部に対して垂直に同方向に延びる側板部とを有する本体によって2つの部材を接合したため、簡単な構成で2つの部材を高強度に接合することができる。
以上のように、本考案によれば、木造建築物の構造材を補強するにあたり簡単な構成で高強度に部材を接合することができる。
次に、本考案にかかる接合部材の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1及び図2に示すように、この接合部材1は、鋼板等によってコの字状に形成された本体2と、2つの部材13、14を本体2に取り付けるための緊結部材3〜9とで構成される。
本体2は、中央部にボルト孔2dが穿設された基板部2aと、基板部2aの相対向する両側面から垂直に上方向に延びる2枚の側板部2b、2cとで構成される。側板部2b、2cの各々には、相対向する位置に3つのボルト孔2e、2fが穿設される。
第1部材13は例えば土台であって、第2部材14を柱とすることができる。また、第1部材13を柱、第2部材14を横架材としてもよい。
第1部材13には、ボルト15が埋め込まれている。一方、第2部材14には、側板部2b、2cのボルト孔2e、2fに対応する位置に3つの貫通孔14aが形成される。
緊結部材として、本体2の基板部2aを第1部材13に緊結するためのナット7、平座金8及び角座金9と、本体2の側板部2b、2cを第2部材14に緊結するためのボルト3、丸座金4、5及びナット6が設けられる。
図3は、上記本体2等を用いて土台としての第1部材13に柱である第2部材14を接合した状態を示す。尚、第2部材14の底面には、図示を省略するが、ナット7及び平座金8(図1参照)と干渉しないように凹部が形成されている。
図3に示すように、第1部材13の表面にボルト15等によって本体2の基板部2aが固定され、本体2の側板部2b、2cの間に第2部材14が装着され、3本のボルト3が第2部材14を貫通して第2部材14と側板部2b、2cとを強固に接合しているため、地震等が発生した場合の第1部材13、第2部材14間の引抜力に耐えることができる。
尚、上記実施の形態においては、本体2の側板部2b、2cの各々に3つのボルト孔2e、2fを穿設し、第2部材14に3つの貫通孔14aを形成したが、これらボルト孔2e、2f及び貫通孔14aの数は3つに限定されない。また、ボルト孔2e、2f及び貫通孔14aを一直線上に形成するのではなく、千鳥に形成することもできる。
さらに、本体2に2枚の側板部2b、2cを設けたが、いずれか1枚とし、第2部材14の一面だけに当接させ、第2部材14にボルト3を貫通させ、ボルト3にナット6を螺合させるように構成することもできる。
1 接合部材
2 本体
2a 基板部
2b、2c 側板部
2d〜2f ボルト孔
3 ボルト
4、5 丸座金
6、7 ナット
8 平座金
9 角座金
13 第1部材
14 第2部材
14a 貫通孔
15 ボルト
2 本体
2a 基板部
2b、2c 側板部
2d〜2f ボルト孔
3 ボルト
4、5 丸座金
6、7 ナット
8 平座金
9 角座金
13 第1部材
14 第2部材
14a 貫通孔
15 ボルト
Claims (2)
- ボルト孔が穿設された基板部と、該基板部の相対向する両側面から、該基板部に対して垂直に同方向に延びる2枚の側板部とを有する本体と、
該本体の2枚の側板部の各々に相対向するように穿設されたボルト孔と、
前記本体の基板部の前記側板部が延在する面に対して反対側の面に位置する第1部材から突出し、該基板部の前記ボルト孔を挿通するボルトに螺合するナットと、
前記基板部を挟んで前記第1部材に対向すると共に、前記2枚の側板部に挟まれた第2部材を貫通し、前記2枚の側板部の相対向するボルト孔を挿通するボルトと、該ボルトに螺合するナットとを備えることを特徴とする接合部材。 - ボルト孔が穿設された基板部と、該基板部の一側面から、該基板部に対して垂直に延びる側板部とを有する本体と、
該本体の側板部に穿設されたボルト孔と、
前記本体の基板部の前記側板部が延在する面に対して反対側の面に位置する第1部材から突出し、該基板部の前記ボルト孔を挿通するボルトに螺合するナットと、
前記基板部を挟んで前記第1部材に対向すると共に、前記側板部に当接する第2部材を貫通し、前記側板部のボルト孔及び該第2部材の貫通穴を挿通するボルトと、該ボルトに螺合するナットとを備えることを特徴とする接合部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015003579U JP3200095U (ja) | 2015-07-15 | 2015-07-15 | 接合部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015003579U JP3200095U (ja) | 2015-07-15 | 2015-07-15 | 接合部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3200095U true JP3200095U (ja) | 2015-10-01 |
Family
ID=54241605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015003579U Expired - Fee Related JP3200095U (ja) | 2015-07-15 | 2015-07-15 | 接合部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3200095U (ja) |
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2015
- 2015-07-15 JP JP2015003579U patent/JP3200095U/ja not_active Expired - Fee Related
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