JP3198452U - 空気圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気圧縮効果及び安全性が高い空気圧縮機を提供する。【解決手段】空気圧縮機は、メインハウジング10と、メインハウジング10に接続されてピストン本体15が作動するシリンダー2と、メインハウジング10により固定されるとともにモータ11を含む動力機構と、小ギア12と噛合される大ギア13とを備える。大ギア13には、重量回転盤が接続される。重量回転盤上には、クランクピン14が設けられる。クランクピン14は、ピストン本体15に枢着され、モータ11が作動するとクランクピン14が円周運動を行い、ピストン本体15のピストンヘッド16がシリンダー2内で往復運動を行い、シリンダー2内の圧縮空気が押し出されて空気貯蔵ユニット4内に進入される。サブ圧力貯蔵チャンバ24とメイン圧力貯蔵チャンバ44との間には弁体31が設けられている。【選択図】図3

Description

本考案は、空気圧縮機に関し、特に、ピストンヘッドがシリンダー内で往復して上下直線運動を行う際、ピストンヘッド全体とシリンダー内の円柱状内周壁面との気密性を良好に維持し、空気圧縮効果及び安全性が高い空気圧縮機に関する。
本考案者は、長年にわたり空気圧縮機の研究開発に力を注いでおり、初期には手間と時間がかかって構造が複雑だった空気圧縮機を簡素な構造にして短時間に組立てることができる製品に改良したり、空気圧縮機の構造を改良して空気圧縮機の使用機能を高めていた。従来の空気圧縮機の構造は、主にモータによりシリンダー内でピストンを往復させて圧縮動作を行い、圧縮された空気がシリンダーの頂壁に形成された通気孔を介して空気貯蔵ユニット内へ送られてから、空気貯蔵ユニットに設けられたマニホールドが中間の伝送部材を介し、異なる性質を有する部品(例えば、インフレータブルノズル又はその他の機能を有する安全バルブ、ガス抜き弁などの部品)へ接続される。従来の空気圧縮機のシリンダー頂壁の厚さは、空気貯蔵ユニットの周壁の厚さに略等しいため、空気圧縮機のピストンがシリンダー内で直線運動を行って上死点に達すると、ピストンのピストンヘッドの頂平面は、シリンダーの圧縮チャンバ―の頂壁面に完全に当接され、ピストンの上動行程の動作により圧縮空気がシリンダー頂壁の通気孔を介し、シリンダーの圧縮チャンバと連通して排気用途の空気貯蔵ユニットとして用い、測定するタイヤの設定タイヤ圧より高い圧力が空気圧縮機に発生し易い上、圧縮機のピストンがシリンダー内で往復運動する速度に直接悪影響を及ぼし、空気圧縮機の空気圧縮効果を高めることは容易でなかった。この問題点に鑑み、本考案者は、シリンダーの頂壁及び円環柱内部の通気孔をサブ圧力貯蔵チャンバとして用い、ピストンの頂端面がシリンダーの圧縮チャンバの頂壁に完全に当接されると、圧縮空気の一部がサブ圧力貯蔵チャンバ内へ進入し、ピストンの下動行程の動作がスムーズとなり、シリンダーの中心垂直軸線により分けられた水平方向の開口縁は下方へ延びて斜面筒壁を形成し、ピストンヘッドが下死点に達しても、摺動して外れずにシリンダー内に完全に収容され、ピストンヘッドがシリンダー内で往復して上下直線運動を行うと、ピストンヘッド全体とシリンダー内の円柱状内周壁面との気密性を良好に保ち、圧縮空気効果及び安全性を向上させることができる。シリンダーの圧縮チャンバが連通したサブ圧力貯蔵チャンバは、空気圧縮機のピストンヘッドの頂平面がシリンダーの圧縮チャンバの頂壁面に完全に当接されると、圧縮空気の一部がサブ圧力貯蔵チャンバ内に進入してピストンの下動行程がスムーズに行われる。
本考案の第1の目的は、ピストン本体が往復運動するシリンダーを有し、シリンダーは、モータを固定するメインハウジングと一体成形され、シリンダーの頂壁には、上方へ延びた円環柱が形成され、円環柱内部には、シリンダーの圧縮チャンバと連通した通気孔が形成され、通気孔はサブ圧力貯蔵チャンバとして用いる空気圧縮機を提供することにある。
本考案の第2の目的は、空気圧縮機に設けたシリンダーは、下方に開口端が設けられた円形開口縁を有し、円形開口縁は、シリンダーの中心垂直軸線により分けられ、シリンダーの開口縁は、シリンダーの中心垂直軸線により分けられた一方の側辺が水平面に対して平行であり、シリンダーの中心垂直軸線により分けられた他方の側辺の開口縁が下方へ延びて形成された斜面筒壁を有し、斜面筒壁の末端面が傾斜面に形成される空気圧縮機を提供することにある。
本考案の第3の目的は、空気圧縮機に設置する空気貯蔵ユニットがシリンダーと一体成形される空気圧縮機を提供することにある。
本考案の第4の目的は、空気圧縮機に設置する空気貯蔵ユニットが、独立式であるとともに、シリンダーと着脱自在に結合される空気圧縮機を提供することにある。
上記課題を解決するために、本考案の第1の形態によれば、メインハウジングと、前記メインハウジングに接続されてピストン本体が作動するシリンダーと、前記メインハウジングにより固定されるとともにモータを含む動力機構と、小ギアと噛合される大ギアとを備える空気圧縮機であって、前記大ギアには、重量回転盤が接続され、前記重量回転盤上には、クランクピンが設けられ、前記クランクピンは、前記ピストン本体に枢着され、前記モータが作動すると前記クランクピンが円周運動を行い、前記ピストン本体のピストンヘッドが前記シリンダー内で往復運動を行い、前記シリンダー内の圧縮空気が押し出されて空気貯蔵ユニット内に進入され、前記シリンダーは、頂壁と、下部に開口端を有する円形開口縁とを有し、前記頂壁には、上方へ延びた円環柱が形成され、前記円環柱の内部には、圧縮チャンバと連通した通気孔が形成されていることを特徴とする空気圧縮機が提供される。
前記円環柱上には、複数の凸柱が間隔をおいて環状に配列され、前記凸柱の内周壁上には、複数のリブが間隔をおいて配列され、前記凸柱間には間隙が形成され、前記弁体は、同一軸心で異なる寸法を有する円形状に順次形成された下部段差、中部段差及び上部段差を有し、前記弁体は、間隔をおいて環状に配列された前記複数の凸柱により形成された内周室に設置されるとともに、間隔をおいて配列された前記複数のリブ中に位置拘束されるため、前記弁体が押し動かされてもずれることはなく、前記弁体上には、スプリングが嵌合され、前記弁体の前記下部段差の直径は、前記内周室の直径より小さいが前記通気孔の直径より大きく、前記通気孔の圧縮空気が前記凸柱間の間隙を介して前記空気貯蔵ユニット内に流入し、前記円環柱の内部に形成された通気孔は、縦向き深さが前記弁体の縦向き厚さより大きく、前記サブ圧力貯蔵チャンバとして用いられ、前記ピストン本体が上動行程により上死点に達すると、前記ピストンヘッドの頂端面が前記シリンダーの前記圧縮チャンバの頂端の頂壁に当接されるが、前記サブ圧力貯蔵チャンバの容積に等しい圧縮空気を前記シリンダーの前記圧縮チャンバ内に等しくし、前記ピストン本体の抵抗力を減らして動作をスムーズにすることができる上、気体注入過程において気体被注入物の圧力値を安全な範囲に維持して安全性を確保することが好ましい。
前記シリンダーは、下方に開口端が設けられた円形開口縁を有し、前記円形開口縁は、前記シリンダーの中心垂直軸線により分けられ、前記シリンダーの開口縁は、前記シリンダーの前記中心垂直軸線により分けられた一方の側辺が水平面に対して平行であり、前記シリンダーの前記中心垂直軸線により分けられた他方の側辺の開口縁が下方へ延びて斜面筒壁が形成され、前記斜面筒壁の末端面は、前記水平面に対して平行に形成されずに傾斜面に形成され、前記シリンダーの前記開口縁の前記傾斜面の最端部の端点と、前記シリンダーの前記開口縁の水平面とにより長さ距離が形成され、前記ピストン本体の下動行程では、前記ピストンヘッドの頂端面と前記シリンダーの前記斜面筒壁の前記傾斜面とが平行に形成され、前記ピストンヘッドが下死点に達しても、摺動して外れることなく前記シリンダー内に完全に収容され続けるため、前記ピストンヘッドが前記シリンダー内で往復して上下直線運動を行う際、前記ピストンヘッド全体と前記シリンダー内の円柱状の内周壁面との気密性が良好に保たれ、空気圧縮効果及び安全性が高いことが好ましい。
前記シリンダーの頂壁は、上方へ延びて形成され、上端に開口部を有する円筒状の空気貯蔵ユニットであり、前記空気貯蔵ユニットと前記シリンダーとの間には、圧縮空気を貯蔵する内空部が形成され、前記空気貯蔵ユニットの前記開口部には、周囲に向かって拡大した前部フランジが形成され、前記前部フランジは、互いに対応した2つのドッキングプレートをその上に有し、逆に反り返った2つの嵌合クランプが互いに対応して末端に設けられ、前記嵌合クランプの内側面には、前記ドッキングプレートとの間に収容槽が形成され、前記空気貯蔵ユニットは、前記シリンダーと一体成形され、前記蓋体は、平面基板であり、前記基板には、互いに対応して外方へ直線状に延びた2つの前部フランジが設けられ、前記前部フランジの末端には、互いに対応した2つのL字状嵌合クランプが設けられ、前記嵌合クランプの内側面には、前記前部フランジとの間に収容槽が形成され、前記平面基板は、上方へ延びて突設されて放射状に形成されたプレート部を有し、前記プレート部はユーザが力を加えると回転し、互いに対応した前記基板の下端には、下方へ延びた環状接続部が形成され、その外周縁には環状凹溝が形成され、前記環状凹溝には、シールリングが嵌合され、前記接続部内には、圧縮空気を貯蔵するために用いる内空部が形成され、前記接続部内の前記基板の中心部には、下方へ延びた円筒柱が形成され、前記円筒柱の外周には環状ショルダが形成され、前記環状ショルダと前記円筒柱との間には凹状環状溝が形成され、前記環状ショルダと前記接続部との間には、凹状環状溝が形成され、前記円筒柱は、前記弁体上に嵌合された前記スプリングの他端に嵌入されて前記環状溝内に着座し、前記蓋体の前記接続部は、前記空気貯蔵ユニットの前記開口部に設置され、前記蓋体上の前記プレート部を回転させて前記蓋体の前記前部フランジを速やかに進入させ、前記空気貯蔵ユニットの前記前部フランジ上に設けられた前記嵌合クランプ中に結合され、前記前部フランジを前記収容槽中に収容するとともに、前記蓋体の前記前部フランジ上に設けた前記嵌合クランプ中の前記収容槽も前記空気貯蔵ユニットの前記前部フランジに収容することにより、前記蓋体が前記空気貯蔵ユニット上に堅牢に結合され、前記蓋体と前記空気貯蔵ユニットとが着脱自在に結合され、前記メイン圧力貯蔵チャンバは、前記空気貯蔵ユニットの前記内空部と前記蓋体の前記接続部の前記内空部とを含み、前記空気貯蔵ユニットの前記内空部と前記蓋体の前記接続部の前記内空部とは完全に連通することが好ましい。
前記シリンダーの頂壁には、外方へ水平に延びた前部フランジが設けられ、前記前部フランジは、互いに対応した2つのドッキングプレートをその上に有し、互いに対応した逆に反り返った2つの嵌合クランプが末端に設けられ、前記嵌合クランプの内側面には、前記ドッキングプレートとの間に収容槽が形成され、開口部及び内空部を一端に有する筒柱状の空気貯蔵ユニット上には、前記空気貯蔵ユニットと連通した複数のマニホールドが一体成形され、前記空気貯蔵ユニットの前記開口部には、周囲に向かって拡大した拡張フランジが形成され、前記拡張フランジ上には、互いに対応した前記2つのドッキングプレートが設けられ、前記ドッキングプレート上には、垂直に延びたストッパ側板が設けられ、前記ストッパ側板の末端には、反対方向へ垂直に延びた短翼板が設けられ、前記短翼板、前記ストッパ側板及び前記ドッキングプレートにより収容槽が画成され、前記空気貯蔵ユニットが回転されると、前記空気貯蔵ユニットの前記拡張フランジの前記ドッキングプレートが速やかに進入して前記シリンダーの前記前部フランジに形成した前記嵌合クランプ中に結合されると、前記ドッキングプレートが前記収容槽中に収容され、前記ドッキングプレートが前記収容槽内に収容され、前記ストッパ側板により阻まれて回転繰出動作が停まり、前記空気貯蔵ユニットが前記シリンダー上に堅牢に結合され、前記シリンダーと前記空気貯蔵ユニットとが着脱自在に結合され、前記シリンダーの頂壁には、円環柱が形成され、前記円環柱の外周側部には、前記シールリングが嵌合される環状槽が形成され、前記空気貯蔵ユニットの内面中心部には、下方へ延びた円筒柱が設けられ、前記円筒柱の外周には、複数の環状ショルダが設けられ、前記環状ショルダと前記円筒柱との間には、凹状環状溝が形成され、前記環状ショルダ間には凹状環状溝が形成され、異なる円直径を有する前記環状溝には、異なる円直径を有する前記スプリングがそれぞれ対応して収容され、前記メイン圧力貯蔵チャンバは、前記空気貯蔵ユニットの内空部であることが好ましい。
本考案の一実施形態に係る空気圧縮機を示す斜視図である。 本考案の一実施形態に係る空気圧縮機を示す分解斜視図である。 本考案の一実施形態に係る空気圧縮機を示す断面図である。 本考案の一実施形態に係る空気圧縮機を示す正面図である。 本考案の一実施形態に係る空気圧縮機を示す断面図である。 本考案の一実施形態に係る空気圧縮機内にスプリングを取り付けたときの状態を示す部分拡大図である。 本考案の他の実施形態に係る空気圧縮機を示す斜視図である。 図7の分解斜視図である。 図7の断面図である。 図7の正面図である。 図7の空気圧縮機内にスプリングを取り付けたときの状態を示す部分拡大図である。
以下、本考案の実施形態について図に基づいて説明する。なお、これによって本考案が限定されるものではない。
図1及び図2を参照する。図1及び図2に示すように、本考案の一実施形態に係る空気圧縮機は、ピストン本体15が動作するシリンダー2と、モータ11を固定するメインハウジング10とが一体成形されて構成される。メインハウジング10には、空気圧縮機の動力機構が固定されている。動力機構は、モータ11と、伝動用途の小ギア12と、小ギア12と噛合される大ギア13と、クランクピン14を有する重量回転盤18と、放熱用途の放熱ファン17とを含む。モータ11により空気圧縮機の動力機構を駆動し、ピストン本体15のピストンヘッド16がシリンダー2の圧縮チャンバ23内で往復して圧縮動作を行うと、圧縮された空気が通気孔250を介して弁体31を押し動かしてスプリング32,33を圧縮し、空気貯蔵ユニット4内に圧縮された空気が進入する。空気貯蔵ユニット4上には、空気貯蔵ユニット4と連通した複数のマニホールド42,43が一体成形され、マニホールド42には、ホース(図示せず)が接続される。マニホールド43は、安全バルブ7を設置するために応用する。
空気圧縮機のシリンダー2は、頂壁21と、下部に開口端を有する円形開口縁22とを有する。頂壁21には、上方へ延びた円環柱25が形成され、円環柱25の内部には、圧縮チャンバ23と連通した通気孔250が形成されている。前述した通気孔250の周囲の円環柱25上には、間隔をおいて複数の凸柱26が環状に配列され、凸柱26の内周壁上には、複数のリブ261が間隔をおいて配列され、凸柱26間には間隙262(図6を参照する)が形成されている。弁体31は、同一軸心で異なる寸法を有する円形状の下部段差311、中部段差312及び上部段差313が順次形成されている。弁体31は、間隔をおいて環状に配列された複数の凸柱26により形成された内周室260が、間隔をおいて配列された複数のリブ261中に配設されているため、弁体31が押し動かされてもずれることはない。前述のスプリングには、必要な弾性係数に応じて単数又は複数のスプリング32,33が用いられる。図3及び図6を参照する。図3及び図6に示すように、スプリングには口径が小さめのスプリング32が用いられ、その一端は、弁体31の上部段差313の外周に嵌合されて中部段差312上に設置されるか、口径が大きめのスプリング33の一端が前述の弁体31の中部段差312の外周に嵌合されて下部段差311上に着座し、弁体31の下部段差311の直径は、内周室260の直径より小さいが通気孔250の直径より大きく、通気孔250の圧縮空気が凸柱26間の間隙262を介して空気貯蔵ユニット4の内空部41内に流入する。前述の頂壁21及び円環柱25内部に形成された通気孔250は、縦向き深さが前述の弁体31の縦向き厚さより大きく、サブ圧力貯蔵チャンバ24として用いる。図4に示す方向で、3次元空間の座標により以下説明する。前述したシリンダー2の底部に形成した開口端の円形開口縁22は、シリンダー2の中心垂直軸線Yにより+X軸方向及び−X軸方向の水平軸線に分けられる。シリンダー2の開口縁22は、シリンダー2の中心垂直軸線Yにより分けられた+X軸方向がXZ水平面に対して平行であり、シリンダー2の中心垂直軸線Yにより分けられた−X軸方向の開口縁22は、下方へ延びて形成された斜面筒壁221を有する。斜面筒壁321の末端面は、XZ水平面に対して平行な状態ではなく、傾斜面222に形成されている。長さ距離Lは、シリンダー2の開口縁22の傾斜面222の最端部の端点と、シリンダー2の開口縁22の水平面とにより形成される(図5参照)。
前述のシリンダー2の頂壁21は、上方へ延びて形成され、開口部45を有する円筒状の空気貯蔵ユニット4が上端に形成され、空気貯蔵ユニット4とシリンダー2との間には、圧縮空気を貯蔵する内空部41が形成されている。空気貯蔵ユニット4の開口部45には、周囲に向かって拡大した前部フランジ46が形成されている。前部フランジ46は、互いに対応した2つのドッキングプレート460を有し、逆に反り返った2つの嵌合クランプ461がその末端に設けられている。嵌合クランプ461の内側面には、ドッキングプレート460との間に収容槽462が形成されている。空気貯蔵ユニット4は、シリンダー2と一体成形されている。
蓋体は、平面基板5である。基板5には、互いに対応して外方へ直線状に延びた2つの前部フランジ51が設けられ、互いに対応した2つのL字状嵌合クランプ511が末端に設けられている。嵌合クランプ511の内側面には、前部フランジ51との間に収容槽512が形成されている。基板5は、上方へ延びて突設され放射状に形成されたプレート部50を有し、プレート部50はユーザが力を加えると回転させることができ、図2に示すように、互いに対応した基板5は、下方へ延びた環状接続部52が下端に形成され(図6を参照する)、環状凹溝520が外周縁に形成されている。環状凹溝520には、シールリング56が嵌合され、接続部52内には、圧縮空気を貯蔵するために用いる内空部521が形成され、接続部52内の基板5の中心部には、下方へ延びた円筒柱53が形成され、円筒柱53の外周には環状ショルダ54が形成されている。環状ショルダ54と円筒柱53との間には凹状環状溝530が形成され、環状ショルダ54と接続部52との間には、凹状環状溝55が形成されている。それぞれ異なる円直径を有する環状溝530,55には、異なる円直径を有するスプリング32,33がそれぞれ対応して収容される。前述の円筒柱53は、前述の弁体31上に嵌合されたスプリング32の他端に嵌入されて環状溝530内に着座する。前述した口径が大きめのスプリング33は、円筒柱53の外周に取り付けられて環状溝55内に着座する。
図1、図2及び図4を参照する。図1、図2及び図4に示すように、蓋体の接続部52は、前述した空気貯蔵ユニット4の開口部45に設置され、蓋体上のプレート部50を回転させると蓋体の前部フランジ51が速やかに進入して前述の空気貯蔵ユニット4の前部フランジ46上に設けられた嵌合クランプ461中に結合され、前部フランジ51を収容槽462中に収容するとともに、蓋体の前部フランジ51上に設けた嵌合クランプ511中の収容槽512も前述した空気貯蔵ユニット4の前部フランジ46に収容することにより、蓋体が空気貯蔵ユニット4上に堅牢に結合され、蓋体と空気貯蔵ユニット4とが着脱自在に結合される。
メイン圧力貯蔵チャンバ44は、空気貯蔵ユニット4の内空部41と蓋体の接続部52の内空部521とを含み、空気貯蔵ユニット4の内空部41と蓋体の接続部52の内空部521とは完全に連通する。
空気圧縮機のピストン本体15は、シリンダー2(図5を参照する)内で往復運動する。ピストン本体15の上動行程において、シリンダー2の圧縮チャンバ23で発生した圧縮空気が通気孔250を介して弁体31を押し動かすとスプリング32,33が圧縮され、圧縮された空気が前述した複数の凸柱26間の間隙262を介して空気貯蔵ユニット4のメイン圧力貯蔵チャンバ44内に流入し(図6を参照する)、マニホールド42のホースを介して気体被注入物に供給される。ピストン本体15の下動行程は、図5に示すように、ピストンヘッド16の頂端面とシリンダー2の斜面筒壁221の傾斜面222とが平行であるため、ピストンヘッド16が下死点に達した際に摺動して外れずにシリンダー2内に完全に収容されているため、ピストンヘッド16がシリンダー2内で往復し上下直線運動を行う際、ピストンヘッド16全体とシリンダー2内の円柱状内周壁面20との気密性を良好に維持し、高い空気圧縮効果及び安全性を得ることができる。
本考案の頂壁21と、円環柱25内部の通気孔250とをサブ圧力貯蔵チャンバ24として用い、ピストン本体15が上動行程により上死点に達すると、ピストンヘッド16の頂端面がシリンダー2の圧縮チャンバ23の頂端の頂壁21に当接されるが(図3を参照する)、サブ圧力貯蔵チャンバ24の容積が圧縮空気がシリンダー2の圧縮チャンバ23の容積に等しいため、ピストン本体15の抵抗力が減って動作がスムーズとなる上、気体注入過程においても気体被注入物の圧力値を安全な範囲に維持し、安全性を確保することができる。
図7〜図11を参照する。図7〜図11に示すように、本考案の他の実施形態に係る空気圧縮機のシリンダー2の頂壁21には、外方へ水平に延びた前部フランジ28が設けられている。前部フランジ28は、互いに対応した2つのドッキングプレート280をその上に有し、互いに対応して逆に反り返った2つの嵌合クランプ281が末端に設けられている。嵌合クランプ281の内側面には、ドッキングプレート280との間に収容槽282が形成されている。前述のシリンダー2の頂壁21には、円環柱25が形成され、その外周側部には、シールリング27が嵌合される環状槽251が形成され、一端には、開口部61及び内空部62の筒柱状の空気貯蔵ユニット6を有する。空気貯蔵ユニット6上には、空気貯蔵ユニット6と連通した複数のマニホールド63,64が一体成形されている。空気貯蔵ユニット6の開口部61には、周囲に向かって拡大した拡張フランジ65が形成されている。拡張フランジ65上には、互いに対応した2つのドッキングプレート651が設けられ、ドッキングプレート651上には、垂直に延びたストッパ側板652が設けられている。ストッパ側板652の末端には、反対方向へ垂直に延びた短翼板653が設けられている(図8を併せて参照する)。短翼板653、ストッパ側板652及びドッキングプレート651は、収容槽650を画成する。空気貯蔵ユニット6の内面中心部には、下方へ延びた円筒柱66が設けられている。円筒柱66の外周には、複数の環状ショルダ671,672が設けられている。環状ショルダ671と円筒柱66との間には、凹状環状溝60が形成されている。環状ショルダ671と環状ショルダ672との間には凹状環状溝68が形成され、異なる円直径を有する環状溝60,68には、異なる円直径を有するスプリング32,33が対応して収容される。例えば、図9のスプリング32,33において、前述の円筒柱66は、弁体31上に嵌合されたスプリング32の他端に嵌入されて環状溝60内に着座される。口径が大きめのスプリング33は、スプリング32が取り付けられた円筒柱66の外周に取り付けられ、環状溝68内に着座する。メイン圧力貯蔵チャンバ69は、円筒柱66の内空部62である。
図7、図8及び図10を参照する。図7、図8及び図10に示すように、空気貯蔵ユニット6が回転されると、前述したシリンダー2の前部フランジ28上に形成された嵌合クランプ281中に空気貯蔵ユニット6の拡張フランジ65のドッキングプレート651が速やかに進入し、ドッキングプレート651が収容槽282中に収容され、ドッキングプレート280が収容槽650内に収容され、ストッパ側板652により阻まれて回転繰出動作が停まり、空気貯蔵ユニット6がシリンダー2上に堅牢に結合され、シリンダー2には空気貯蔵ユニット6が着脱自在に結合される。
上述したことから分かるように、本考案の空気圧縮機の技術的特徴は、シリンダー2の頂壁21と、円環柱25内部の通気孔250とをサブ圧力貯蔵チャンバ24として用いることにある。ピストン本体15が上動行程で上死点に達すると、ピストンヘッド16の頂端面がシリンダー2の圧縮チャンバ23の頂端の頂壁21に当接されるが(図3を参照する)、サブ圧力貯蔵チャンバ24の容積に等しい圧縮空気がシリンダー2の圧縮チャンバ23内に存在するため、ピストン本体15の動作が抵抗力の減少によりスムーズになる上、気体注入過程で気体被注入物の圧力値を安全な範囲に維持することができ、シリンダー2の中心垂直軸線Yにより分けられた水平方向の開口縁22を下方へ延ばして斜面筒壁221が形成される。斜面筒壁221の末端面は、XZ水平面に対して非平行状態に傾斜面222が形成される。凸柱26は、下死点に達したときでも摺動して外れずに、シリンダー2内に完全に収容されているため、ピストンヘッド16がシリンダー2内で往復して上下直線運動を行っても、ピストンヘッド16全体とシリンダー2内の円柱状内周壁面20との気密性が良好に維持され、高い空気圧縮効果及び安全性を得ることができる。
当該分野の技術を熟知するものが理解できるように、本考案の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本考案を限定するものではない。本考案の主旨と領域を逸脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本考案の実用新案登録請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。
2 シリンダー
4 空気貯蔵ユニット
5 基板
6 空気貯蔵ユニット
7 安全バルブ
10 メインハウジング
11 モータ
12 小ギア
13 大ギア
14 クランクピン
15 ピストン本体
16 ピストンヘッド
17 放熱ファン
18 重量回転盤
20 内周壁面
21 頂壁
22 開口縁
23 圧縮チャンバ
24 サブ圧力貯蔵チャンバ
25 円環柱
26 凸柱
27 シールリング
28 前部フランジ
31 弁体
32 スプリング
33 スプリング
41 内空部
42 マニホールド
43 マニホールド
44 メイン圧力貯蔵チャンバ
45 開口部
46 前部フランジ
50 プレート部
51 前部フランジ
52 接続部
53 円筒柱
54 環状ショルダ
55 環状溝
56 シールリング
60 環状溝
61 開口部
62 内空部
63 マニホールド
64 マニホールド
65 拡張フランジ
66 円筒柱
68 環状溝
69 メイン圧力貯蔵チャンバ
221 斜面筒壁
222 傾斜面
250 通気孔
251 環状槽
260 内周室
261 リブ
262 間隙
280 ドッキングプレート
281 嵌合クランプ
282 収容槽
311 下部段差
312 中部段差
313 上部段差
460 ドッキングプレート
461 嵌合クランプ
462 収容槽
511 嵌合クランプ
512 収容槽
520 環状凹溝
521 内空部
530 環状溝
650 収容槽
651 ドッキングプレート
652 ストッパ側板
653 短翼板
671 環状ショルダ
672 環状ショルダ

Claims (5)

  1. メインハウジングと、前記メインハウジングに接続されてピストン本体が作動するシリンダーと、前記メインハウジングにより固定されるとともにモータを含む動力機構と、小ギアと噛合される大ギアとを備える空気圧縮機であって、
    前記大ギアには、重量回転盤が接続され、
    前記重量回転盤上には、クランクピンが設けられ、
    前記クランクピンは、前記ピストン本体に枢着され、前記モータが作動すると前記クランクピンが円周運動を行い、前記ピストン本体のピストンヘッドが前記シリンダー内で往復運動を行い、前記シリンダー内の圧縮空気が押し出されて空気貯蔵ユニット内に進入され、
    前記シリンダーは、頂壁と、下部に開口端を有する円形開口縁とを有し、
    前記頂壁には、上方へ延びた円環柱が形成され、
    前記円環柱の内部には、圧縮チャンバと連通した通気孔が形成されていることを特徴とする空気圧縮機。
  2. 前記円環柱上には、複数の凸柱が間隔をおいて環状に配列され、前記凸柱の内周壁上には、複数のリブが間隔をおいて配列され、前記凸柱間には間隙が形成され、前記弁体は、同一軸心で異なる寸法を有する円形状に順次形成された下部段差、中部段差及び上部段差を有し、前記弁体は、間隔をおいて環状に配列された前記複数の凸柱により形成された内周室に設置されるとともに、間隔をおいて配列された前記複数のリブ中に位置拘束されるため、前記弁体が押し動かされてもずれることはなく、
    前記弁体上には、スプリングが嵌合され、
    前記弁体の前記下部段差の直径は、前記内周室の直径より小さいが前記通気孔の直径より大きく、前記通気孔の圧縮空気が前記凸柱間の間隙を介して前記空気貯蔵ユニット内に流入し、
    前記円環柱の内部に形成された通気孔は、縦向き深さが前記弁体の縦向き厚さより大きく、前記サブ圧力貯蔵チャンバとして用いられ、
    前記ピストン本体が上動行程により上死点に達すると、前記ピストンヘッドの頂端面が前記シリンダーの前記圧縮チャンバの頂端の頂壁に当接されるが、前記サブ圧力貯蔵チャンバの容積に等しい圧縮空気を前記シリンダーの前記圧縮チャンバ内に等しくし、前記ピストン本体の抵抗力を減らして動作をスムーズにすることができる上、気体注入過程において気体被注入物の圧力値を安全な範囲に維持して安全性を確保することを特徴とする請求項1に記載の空気圧縮機。
  3. 前記シリンダーは、下方に開口端が設けられた円形開口縁を有し、
    前記円形開口縁は、前記シリンダーの中心垂直軸線により分けられ、
    前記シリンダーの開口縁は、前記シリンダーの前記中心垂直軸線により分けられた一方の側辺が水平面に対して平行であり、前記シリンダーの前記中心垂直軸線により分けられた他方の側辺の開口縁が下方へ延びて斜面筒壁が形成され、前記斜面筒壁の末端面は、前記水平面に対して平行に形成されずに傾斜面に形成され、前記シリンダーの前記開口縁の前記傾斜面の最端部の端点と、前記シリンダーの前記開口縁の水平面とにより長さ距離が形成され、前記ピストン本体の下動行程では、前記ピストンヘッドの頂端面と前記シリンダーの前記斜面筒壁の前記傾斜面とが平行に形成され、前記ピストンヘッドが下死点に達しても、摺動して外れることなく前記シリンダー内に完全に収容され続けるため、前記ピストンヘッドが前記シリンダー内で往復して上下直線運動を行う際、前記ピストンヘッド全体と前記シリンダー内の円柱状の内周壁面との気密性が良好に保たれ、空気圧縮効果及び安全性が高いことを特徴とする請求項1に記載の空気圧縮機。
  4. 前記シリンダーの頂壁は、上方へ延びて形成され、上端に開口部を有する円筒状の空気貯蔵ユニットであり、前記空気貯蔵ユニットと前記シリンダーとの間には、圧縮空気を貯蔵する内空部が形成され、前記空気貯蔵ユニットの前記開口部には、周囲に向かって拡大した前部フランジが形成され、前記前部フランジは、互いに対応した2つのドッキングプレートをその上に有し、逆に反り返った2つの嵌合クランプが互いに対応して末端に設けられ、前記嵌合クランプの内側面には、前記ドッキングプレートとの間に収容槽が形成され、
    前記空気貯蔵ユニットは、前記シリンダーと一体成形され、
    前記蓋体は、平面基板であり、
    前記基板には、互いに対応して外方へ直線状に延びた2つの前部フランジが設けられ、前記前部フランジの末端には、互いに対応した2つのL字状嵌合クランプが設けられ、
    前記嵌合クランプの内側面には、前記前部フランジとの間に収容槽が形成され、
    前記平面基板は、上方へ延びて突設されて放射状に形成されたプレート部を有し、前記プレート部はユーザが力を加えると回転し、互いに対応した前記基板の下端には、下方へ延びた環状接続部が形成され、その外周縁には環状凹溝が形成され、前記環状凹溝には、シールリングが嵌合され、前記接続部内には、圧縮空気を貯蔵するために用いる内空部が形成され、前記接続部内の前記基板の中心部には、下方へ延びた円筒柱が形成され、前記円筒柱の外周には環状ショルダが形成され、前記環状ショルダと前記円筒柱との間には凹状環状溝が形成され、前記環状ショルダと前記接続部との間には、凹状環状溝が形成され、
    前記円筒柱は、前記弁体上に嵌合された前記スプリングの他端に嵌入されて前記環状溝内に着座し、
    前記蓋体の前記接続部は、前記空気貯蔵ユニットの前記開口部に設置され、前記蓋体上の前記プレート部を回転させて前記蓋体の前記前部フランジを速やかに進入させ、前記空気貯蔵ユニットの前記前部フランジ上に設けられた前記嵌合クランプ中に結合され、前記前部フランジを前記収容槽中に収容するとともに、前記蓋体の前記前部フランジ上に設けた前記嵌合クランプ中の前記収容槽も前記空気貯蔵ユニットの前記前部フランジに収容することにより、前記蓋体が前記空気貯蔵ユニット上に堅牢に結合され、前記蓋体と前記空気貯蔵ユニットとが着脱自在に結合され、
    前記メイン圧力貯蔵チャンバは、前記空気貯蔵ユニットの前記内空部と前記蓋体の前記接続部の前記内空部とを含み、
    前記空気貯蔵ユニットの前記内空部と前記蓋体の前記接続部の前記内空部とは完全に連通することを特徴とする請求項3に記載の空気圧縮機。
  5. 前記シリンダーの頂壁には、外方へ水平に延びた前部フランジが設けられ、前記前部フランジは、互いに対応した2つのドッキングプレートをその上に有し、互いに対応した逆に反り返った2つの嵌合クランプが末端に設けられ、前記嵌合クランプの内側面には、前記ドッキングプレートとの間に収容槽が形成され、
    開口部及び内空部を一端に有する筒柱状の空気貯蔵ユニット上には、前記空気貯蔵ユニットと連通した複数のマニホールドが一体成形され、前記空気貯蔵ユニットの前記開口部には、周囲に向かって拡大した拡張フランジが形成され、前記拡張フランジ上には、互いに対応した前記2つのドッキングプレートが設けられ、前記ドッキングプレート上には、垂直に延びたストッパ側板が設けられ、前記ストッパ側板の末端には、反対方向へ垂直に延びた短翼板が設けられ、前記短翼板、前記ストッパ側板及び前記ドッキングプレートにより収容槽が画成され、
    前記空気貯蔵ユニットが回転されると、前記空気貯蔵ユニットの前記拡張フランジの前記ドッキングプレートが速やかに進入して前記シリンダーの前記前部フランジに形成した前記嵌合クランプ中に結合されると、前記ドッキングプレートが前記収容槽中に収容され、前記ドッキングプレートが前記収容槽内に収容され、前記ストッパ側板により阻まれて回転繰出動作が停まり、前記空気貯蔵ユニットが前記シリンダー上に堅牢に結合され、前記シリンダーと前記空気貯蔵ユニットとが着脱自在に結合され、
    前記シリンダーの頂壁には、円環柱が形成され、
    前記円環柱の外周側部には、前記シールリングが嵌合される環状槽が形成され、
    前記空気貯蔵ユニットの内面中心部には、下方へ延びた円筒柱が設けられ、前記円筒柱の外周には、複数の環状ショルダが設けられ、前記環状ショルダと前記円筒柱との間には、凹状環状溝が形成され、前記環状ショルダ間には凹状環状溝が形成され、異なる円直径を有する前記環状溝には、異なる円直径を有する前記スプリングがそれぞれ対応して収容され、
    前記メイン圧力貯蔵チャンバは、前記空気貯蔵ユニットの内空部であることを特徴とする請求項3に記載の空気圧縮機。
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