JP5230995B2 - 改良されたシールリングを有する空気圧縮機 - Google Patents

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本発明は、空気圧縮機、特に、ピストン及びシリンダ間のシールを改善する改良されたシールリングを有する空気圧縮機に関する。
一般的な小型の空気圧縮機は、ベースに取り付けられるか、又はベースと一体的に構成されたシリンダでと、そのシリンダ内で摺動可能に配置されたピストンと、ベースに固定されて、シリンダ内でピストンを往復運動させるようにピストンに結合されたモータとを有する。
これらの一般的な空気圧縮機では、ピストンがピストンロッドと一体的に構成されるか、又はそれに取り付けられており、ピストンはピストンロッドと一緒に運動するので、ピストンロッドをモータによって偏心部材を介して駆動するときピストンはシリンダ中心軸に対して傾斜することになる。然しながら、ピストンがシリンダの底部又は開口端部へ移動するとき、ピストンロッドがシリンダ中心軸に対して傾斜した状態のため、シールリングはシリンダ内面から離れることがあり、それにより、シリンダ及びピストン間を適切に気密シールすることができなくなるという問題が生じる。
米国特許第2,792,790号明細書 米国特許第5,655,887号明細書 米国特許第6,059,542号明細書 米国特許第6,200,110号明細書
本発明は、空気圧縮機用の従来のピストンの上記欠点を軽減又は回避するために行われた。
本発明の主たる目的は、ピストンとシリンダ間の摺動運動を容易にするとともに、その間のシールをより完全になし得る改良されたシールリングを有する空気圧縮機を提供することである。
本発明の更なる目的及び利点は、添付の図面を適切に参照しながら以下に与えられた詳細な説明を注意深く読むことから明らかになるであろう。
最初に図1〜図3を参照すると、本発明による空気圧縮機は、プレート11を有する支持ベース10と、プレート11上に設けられるか、好ましくはプレート11と一体成形されたシリンダ12とを備える。
シリンダ12は、その内部に形成されたチャンバ13であって、その内部にピストン30を摺動可能に収容するチャンバ13(図2、図3)を有し、又、熱放散の目的などのために、それから側方又は半径方向外向きに延びる1つ又は複数のフィン14(図1)を有する。
ピストン30は、それと一体的に形成されたピストンロッド31を有し、加圧空気を発生するためにシリンダ12のチャンバ13内を往復摺動可能である。
シリンダ12は、その上部から上向き又は外向きに突出した出口管15であって、シリンダ12のチャンバ13から加圧空気を受け入れるために、シリンダ12のチャンバ13と連通している区画室16を内部に形成した出口管15を有する。ばね式逆止弁17(図2、図3)を出口管15内に配置して、出口管15とシリンダ12の間に設けられた弁座18の開口を開閉制御させる
シリンダ12及び出口管15内の空気圧力が過大となったときに加圧空気を逃がすために、逃がし弁又は安全弁(図示せず)出口管15に取り付けても良い
従って、ばね式逆止弁17を使用して、加圧空気がシリンダ12のチャンバ13から出口管15の区画室16内へ一方向のみに流れるだけであるように制限し、加圧空気が出口管15の区画室16からシリンダ12のチャンバ13内へ逆流しないようにする。出口管15の区画室16を閉塞又は密閉するため、又、出口管15の区画室16内にばね式逆止弁17を安定的に保持するために、キャップ19出口管15の外端部即ち自由端部に取り付けても良い
シリンダ12には、出口管15の区画室16から外部へ加圧空気を供給するために出口管15の区画室16と連通している1つ又は複数のダクト20、21、22、23が設けられている。ダクト20、21、22、23は、加圧空気の供給を必要とするさまざまな種類の設備に接続される。出口管15内の空気圧力が所定圧力を超えたときに加圧空気を逃がし、それにより、出口管15の過剰加圧及び破損を防止するために、例えば、安全弁24をダクト20に取り付けても良い
シリンダ12及び/又は出口管15内の空気圧力を測定するために、他のダクトに圧力計25を取り付けても良い。ノズル26を別のダクトに取り付けて、加圧空気をシリンダ12の出口管15の区画室16から、加圧空気の供給を必要とするさまざまな設備へ加圧空気を供給できるようにする
出口管15にダクト20、21、22、23を設けることにより、追加的又は特殊な結合部材又は工具を用いないで、安全弁24、圧力計25及びノズル26を出口管15に簡単且つ容易に取り付けることができることに注目されたい。ダクト20、21、22、23を使用する必要がない時、ダクト20、21、22、23を選択的に密閉又は閉塞するために、1つ又は複数の蓋(図示せず)を設けることができる
歯車40が、1つ又は複数の軸受け(図示せず)及びシャフト41によりプレート11の下部分に回転可能に取り付けられており、又、周縁ケーシング44によって画定された空間43の内部に偏心部材45(図1、図2)が設けられる。偏心部材45は、締結具(図示せず)などで歯車40に固定して、歯車40と一緒に回転させても良い。又、ピストン30をシリンダ12内で往復運動させるために、ピストン30のピストンロッド31に結合されたクランク又は偏心ピン47が設けられる
モータ50を締結具(図示せず)などでプレート11の上部に取り付ける。モータ50は、プレート11を貫通して延びるスピンドル52(図2)を有し、また、そのスピンドル52には歯車40と噛み合うピニオン53が取り付けられておりそれにより、モータ50によってピニオン53を介して歯車40を回転駆動し偏心部材45及び偏心ピン47を介してピストン30をシリンダ12内で往復駆動することができる空冷用空気流を発生するために、ファン装置54を設けてモータ50によって回転させるようにしても良い
次いで、作用を説明する。図2及び図3に示すように、ピストン30は、モータ50によってピニオン53、歯車40、偏心部材45及び偏心ピン47を介して作動されられ、シリンダ12内で往復運動せしめられ、それにより、加圧空気を発生し、その加圧空気は出口管15内へ送られ、次いでダクト20、21、22、23の何れか又は総てを通して外部に供給される。出口管15内の空気圧力は圧力計25によって表示され、ノズル26を介して加圧空気の供給を必要とする設備へ供給することができ、且つ出口管15内の圧力が限界値以上に高まったときは、安全弁24を介して過剰な加圧空気を逃がすことができる。
図4〜図8に示すように、ピストン30は、その内部に空気通路32が形成されており、空気がピストン30の空気通路32を通ってシリンダ12内に流れ込むことができるようになっている。ばねブレード又は弁装置60が、その一方側又は第1側61で、1つ又は複数の締結具62により、ピストン30の一方側又は第1側34に取り付けられており、これによりピストンの吸気工程及び圧縮工程で空気通路32の開口が自動的に開閉制御されるようになっている。この構造は一般的シリンダ・ピストン式空気圧縮機と変るところはないので、そのこれ以上の説明は省略する。
弁装置60は、その一方側又は第1側61に形成された小孔63(図4)を有し、それにより、ピストン30から上方へ突出したペグ33を貫通させ、弁装置60をピストン30に正しく位置決めし取り付けられるようにしている。又弁装置60は、上記第1側とは反対側、即ち第2側65に開口64を有する。弁装置60は、弾性金属又は鋼材料で形成されており、ピストン30がシリンダヘッドに向かって移動するとき、即ち圧縮工程にあるときは,シリンダ内圧が高まるので、空気通路32を閉塞するが、反対方向に移動するとき、即ち吸入工程にあるときは、シリンダ内圧が負圧になるので、ピストン30の空気通路32が弁装置60によって部分的に開放され、空気がピストン30の空気通路32を通ってシリンダ12内に吸入されるものである
ピストン30は、弁装置60に係合してそれの位置決め及び/又は留め付けを行うために、ピストン30の第1側34から上方へ延出したバー35を有し、また、ピストン30の第2側38から上方へ延出してバー35と反対の位置にある制限手段又は装置37を有し、又、好ましくは、ピストン30の空気通路32がバー35と制限手段又は装置37との間に形成されて位置付けられるように構成される。制限装置37は、弁装置60の開口64を貫通して延びる(図5〜図7)。
制限装置37は、それから横方向に突出する耳若しくは係止爪39を有し、係止爪39は、バー35から離れる向きに突出し、好ましくはピストン30の上面に平行であり、また弁装置60の第2側65の上方に延びて位置し、それにより、弁装置60の第2側65に係合し、したがって、弁装置60の第2側65がピストン30に対して屈曲又は移動するのを制限して、弁装置60の第2側65が、弁装置60の第1側61に対して過剰に屈曲又は変形することを防止できるようにする。
別法では、制限装置37が、弁装置60の開口64に嵌ることなく、弁装置60の外側に位置しても良く係止爪39も、弁装置60の内方へ突出して弁装置60の第2側65の上方に位置し、それにより、弁装置60の第2側65に係合して、弁装置60の第2側65がピストン30に対して屈曲又は移動するのを制限し、従って、弁装置60の第2側65が弁装置60の第1側61に対して過剰に屈曲又は変形することを防止できるようにする。
弁装置60は、その内部に形成された内側弧状スロット若しくはU字状スロット66を有し、それにより、弁装置内に外周ブレード構成部分又は第1ブレード構成部分67、及び内側ばねブレード又は第2ブレード構成部分68を形成し、また、そのU字状スロット66を第1ブレード構成部分67及び第2ブレード構成部分68間に位置付けることができるようにしている。ピストン30の空気通路32の付勢及び閉塞を行うとともに、空気がピストン30の空気通路32を通って流れるのを制御するために、内側又は第2ブレード構成部分68は、ピストン30の空気通路32より大きい面積を有する。
弁装置60は、その他方側又は第2側65内に設けられる1つ又は複数の、例えば2つの結合構成部分69を有し、これらは第1ブレード構成部分67及び第2ブレード構成部分68を連結すると共に、第2ブレード構成部分68の弾性又は移動範囲を増加させるようにする。別法として、図11に示すように、弁装置60は、その内部に形成される内側弧状スロット、及びその内部に形成される外周ブレード構成部分又は第1ブレード構成部分及び内側ばねブレード又は第2ブレード構成部分を全く有しない弁装置を使用することもある。
削除。
図4〜図8に示すように、ピストン30は好ましくは、中心部に空気通路32の開口を設けた円盤状のベース部材70と、一体的に構成されたピストンロッド31とから成る。ベース部材70の上面には周囲壁71が設けられ周囲壁71の外周には外周肩部72が形成され、下面には、空気通路32と連通している内側区画室73が形成されている。
又、ピストン30のベース部材70の上方には上側カバー部材75が取り付けられる。上部カバー部材75の下面には,円筒状のボス76が下方に突出して設けられ、ボス76はベース部材70の内側区画室73内に嵌め込まれ、接着剤、圧力嵌合、締結具又はラッチ(図示せず)などで、又は溶接処理によってベース部材70に固定されるようになっている。別法として、上側カバー部材75及びベース部材70を互いに一体的に形成しても良い
上側カバー部材75には、ペグ33、バー35及び制限装置37が設けられ、ピストン30の空気通路32は上側カバー部材75及びベース部材70の両方に設けた開口に通じ、それにより、空気が空気通路32と、ピストン30の上側カバー部材75及びベース部材70の両方の開口を通ってシリンダ内に流れ込むようにする。上側カバー部材75には、ボス76の周囲に設けられて、ベース部材70に向かって下方へ突出し、それにより、後述するシールリング80の位置決め及び留め付けを行う円筒状突条77(図6〜図10)が設けられる。
シールリング80は、ピストン30のベース部材70の周囲壁71を囲み、外周肩部72の上に取り付けられ、上側カバー部材75を取り付けることにより、上側カバー部材75とベース部材70との間に安定的に保持される。シールリング80は、円環状の底部から同心円筒状に起立する内側環状リブ83、中間環状リブ84及び外側環状リブ85を有し、内側環状リブ83と中間環状リブ84の間、及び中間環状リブ84と外側環状リブ85の間に夫々内側環状溝81及び外側環状溝82が形成され、断面E字状のシールリングが形成される。上側カバー部材75の円筒状突条77がシールリング80の内側環状溝81内に嵌って、シールリング80をピストン30に固定的に保持する。
従って、外側環状リブ85は、シールリング80の外周部分から上方及び外方へ自由に延び、それにより、ピストン30の外周部分から外へ僅かに張り出してシリンダ12の内周面90に弾性的且つ効果的に接触し、空気をシールするようになっている(図2、図3、図9、図10)。シールリング80の外側環状リブ85は、その上部分内に形成された、また好ましくはシールリング80の底面87に平行である平坦面86を有し(図8)、更に、その上部外側部分、その平坦面86に隣接して形成された傾斜面88を有する。
別法として、図12に示すように、上記上側カバー部材75には、前記上側カバー部材75の一方側又は第1側から上方へ突出した1つ又は複数のキャッチ331を設けても良く、又上記弁装置60には、上記上側カバー部材75のキャッチ331を貫通させるために、1つ又は複数の穴631を設けても良い
作用を説明すると、図9及び図10に示すように、モータ50、ピニオン53、歯車40及び偏心ピン47によってピストン30をシリンダ12内で強制的に往復運動させるとき、ピストン30はシリンダ12に対して僅かに傾斜することがある。ピストン30の外周面から外方へ僅かに張り出している外側環状リブ85は、シリンダハウジング12の内周面90に摺動可能に接触し空気をシールすることができ、それにより、ピストン30がシリンダ12に対してわずかに傾斜するときでも、ピストン30及びシリンダ12間を適切に気密シールすることができる。
従って、本発明による空気圧縮機は、空気がシリンダ12の内壁面とピストン側面の間を気密にシールすることができる改良されたシールリングを有する。
本発明による空気圧縮機の斜視図である。 空気圧縮機の、図1の2−2線に沿った部分断面図である。 空気圧縮機の動作を示す、図2と同様な別の部分断面図である。 空気圧縮機のピストン及び弁部材を示す部分分解図である。 空気圧縮機のピストン及び弁部材を示す斜視図である。 空気圧縮機の、図5の6−6線に沿った断面図である。 空気圧縮機の動作を示す、図6と同様な部分断面図である。 空気圧縮機用の改良シールリングを示す拡大部分断面図である。 空気圧縮機用の改良シールリングの動作を示す概略的な拡大平面図である。 空気圧縮機用の改良シールリングの更なる動作を示す、図9と同様であるが別の概略的な拡大平面図である。 空気圧縮機のピストン及び弁部材の別の構造を示す、図4と同様な部分拡大図である。 空気圧縮機のピストン及び弁部材を示す別の実施形態の斜視図である。
10 支持ベース
11 プレート
12 シリンダ
13 チャンバ
14 フィン
15 出口管
16 区画室
17 ばね式逆止弁
18 キャップ
19〜23 ダクト
24 安全弁
25 圧力計
26 ノズル
30 ピストン
31 ピストンロッド
32 空気通路
33 安全弁
34 ピストン30の一方側又は第1側
35 バー
37 制限手段又は装置
38 ピストンの第2側
39 係止爪
40 歯車
41 シャフト
42 ペグ
43 空間
44 周縁ケーシング
45 偏心部材
47 偏心ピン
50 モータ
52 スピンドル
53 ピニオン
54 ファン装置
60 ばねブレード又は弁装置
61 弁装置の一方側又は第1側
62 締結具
63 小孔 開口
64 開口
65 弁装置の第2側
66 内側弧状スロット又はU字状スロット
67 第1ブレード構成部分
68 第2ブレード構成部分
69 結合構成部分
70 ベース部材
71 周囲壁
72 外周肩部
73 内側区画室
75 上側カバー部材
76 ボス
77 円筒状突条
80 シールリング
81 内側環状溝
82 外側環状溝
83 内側環状リブ
84 中間環状リブ
85 外側環状リブ
86 平坦面
87 内周面
90 シリンダの内周面

Claims (3)

  1. 支持プレート(11)と、
    前記支持プレート(11)上に設けられて、内周面によって画定されたチャンバを内部に形成しているシリンダ(12)と、
    中心部に空気通路32の開口を設けた円盤状のベース部材(70)と、そのベース部材(70)と一体的に構成されたピストンロッド(31)とから成り前記シリンダ(12)の前記チャンバ内に摺動可能に設けられたピストン(30)と、
    前記ピストン(30)に取り付けられて、前記ピストン(30)を前記シリンダ(12)に対して圧縮工程で移動させる時、前記ピストン(30)の空気通路を選択的に閉塞し、前記ピストン(30)を前記シリンダ(12)に対して吸気工程で移動させる時、前記ピストン(30)の空気通路を開放するようにする弁装置(60)と、
    前記支持プレート(11)に取り付けられて、圧縮空気を発生するために、前記ピストン(30)を前記シリンダハウジング(12)に対して往復運動させるモータ(50)と、
    前記ピストン(30)に取り付けられるシールリング(80)であって、円環状の底部から同心円筒状に起立する内側環状リブ(83)、中間環状リブ(84)及び外側環状リブ(85)を有し、内側環状リブ(83)と中間環状リブ(84)の間、及び中間環状リブ(84)と外側環状リブ(85)の間に夫々内側環状溝(81)及び外側環状溝(82)が形成された、断面E字状のシールリング(80)と、
    ピストン(30)のベース部材(70)の上方に取り付けられる上側カバー部材(75)であって、ピストン(30)の空気通路開口に通じる開口を有し、その下面には、ベース部材(70)の内側区画室(73)内に固着される円筒状のボス(76)と、ピストン(30)に取り付けられた断面E字型シールリング(80)の内側環状溝(81)に嵌入し得る円筒状突条(77)とが下方に突出して設けられ、その上面には上記空気通路開口を開閉制御し得る弁装置(60)を備えた上部カバー部材(75)と、
    を具備し、
    前記シールリング(80)の前記外側環状リブ(85)は、前記ピストン(30)から僅かに外方へ張り出しており、それにより、前記シリンダ(12)の前記内周面に摺動可能に接触して、前記ピストン(30)が前記シリンダ(12)に対して傾斜する時でも、前記シリンダ(12)と前記ピストン(30)の間を気密にシールできるようにする、改良されたシールリング(80)を備えた空気圧縮機。
  2. 前記ピストン(30)の前記ベース部材(70)は、それから上方へ突出する周囲壁(71)であって、外周肩部(72)及びその内部の内側区画室(73)を形成する周囲壁(71)を有し、前記ピストン(30)の前記上側カバー部材(75)は、それから下方に突出して前記ベース部材(70)の前記内側区画室内(73)に嵌合するボス(76)を有し、前記上側カバー部材(75)は、前記ベース部材(70)に向かって突出する円筒状突条(77)を有し、前記シールリング(80)は、同心円筒状に形成された内側環状溝(81)及び外側環状溝(82)を有し、それにより、内側環状リブ(83)、中間環状リブ(84)、及び傾斜面を有する外側環状リブ(85)を形成しており、前記上側カバー部材(75)の前記円筒状突条(77)は、前記シールリング(80)の前記内側環状溝(81)内に嵌り、それにより、前記シールリング(80)を前記ピストン(30)に固定できるようにしており、前記シールリング(80)の前記外側環状リブ(85)の前記傾斜面は、前記シリンダ(12)の前記内周面に当接し気密なシールを構成する、請求項1に記載の空気圧縮機。
  3. 前記シールリング(80)の前記外側環状リブ(85)は、その上部分に形成されて前記傾斜面に隣接して形成された上側平坦面(86)を有する、請求項2に記載の空気圧縮機。
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