JP3197472U - 放熱機能付き衣服 - Google Patents

放熱機能付き衣服 Download PDF

Info

Publication number
JP3197472U
JP3197472U JP2015000907U JP2015000907U JP3197472U JP 3197472 U JP3197472 U JP 3197472U JP 2015000907 U JP2015000907 U JP 2015000907U JP 2015000907 U JP2015000907 U JP 2015000907U JP 3197472 U JP3197472 U JP 3197472U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
garment
cloth
ventilation duct
heat radiation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015000907U
Other languages
English (en)
Inventor
孟華 喩
孟華 喩
Original Assignee
孟華 喩
孟華 喩
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from TW103214874U external-priority patent/TWM499080U/zh
Application filed by 孟華 喩, 孟華 喩 filed Critical 孟華 喩
Application granted granted Critical
Publication of JP3197472U publication Critical patent/JP3197472U/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)

Abstract

【課題】通気ダクトの通気可能状態を維持することができる放熱機能付き衣服を提供する。【解決手段】外部と連通する吹出口211及び吸込口241をそれぞれ少なくとも1つずつ有している通気ダクト2が表布と裏布との間に画成されている衣服本体1と、表布と裏布との間の通気ダクト2に該当する箇所に介在して通気ダクト2の通気可能状態を維持するスペーサ手段3と、通気ダクト2と連通するように配置されていると共に、外部の空気を吸込口241を経由して通気ダクト2内に吸い込んでから吹出口211を経由して吹出す空気の流れを駆動する空気駆動手段4と、空気駆動手段4を制御することができるように、空気駆動手段4と電気的に接続されている制御手段5とを具えている。【選択図】図1

Description

本考案は、放熱機能付き衣服に関し、特に、通気ダクトを有する放熱機能付き衣服に関する。
エア・コンディショナーなど、室内の空気の温度や湿度などを調整する空調設備は、長年使われてきたが、消費電力が大きく、そして温室効果ガスであるHCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)やHFC(ハイドロフルオロカーボン)の漏洩問題など、エコロジーの視点からその利用は好ましくない。
従って、例えば特許文献1に記載の放熱機能付き衣服が開発された。このような放熱機能付き衣服は、重なる表布と裏布からなったものであって、表布と裏布との間に通気ダクトが画成され、且つ前面側と背面側にそれぞれ配置されている上向きの吹出口と、その下側に配置されている吸込口と、を有する上、通気ダクト内の空気の流れを駆動ファンユニットを使用して着用者の体を冷却する効果を発揮するように構成されている。
国際公開第2004/006699号パンフレット
しかし、このように構成された放熱機能付き衣服は、例えば着用者が椅子の背もたれにもたれ掛かるなどの姿勢をとって吸込口や吹出口が塞がれると、冷却効果を十分に発揮できなくなる欠点がある。
上記問題点に鑑みて、本考案は、通気ダクトの通気可能状態を維持することができる放熱機能付き衣服の提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、本考案は、重なる表布と裏布からなったものであって、人体の背中を覆うことができる背中部と、人体の前面の右側を覆うことができる右前部と、人体の前面の左側を覆うことができる左前部と、前記背中部と前記右前部とを繋ぐ右側部と、前記背中部と前記左前部とを繋ぐ左側部と、を有すると共に、前記背中部と前記右前部と前記左前部と前記右側部と前記左側部とを全て通過し、且つ外部と連通する吹出口及び吸込口をそれぞれ少なくとも1つずつ有している通気ダクトが前記表布と前記裏布との間に画成されている衣服本体と、前記表布と前記裏布との間の前記通気ダクトに該当する箇所に介在して前記通気ダクトの通気可能状態を維持するスペーサ手段と、前記通気ダクトと連通するように前記衣服本体の前記右側部と前記左側部とのうちの少なくとも1つに対応して配置されていると共に、外部の空気を前記吸込口を経由して前記通気ダクト内に吸い込んでから前記吹出口を経由して吹出す空気の流れを駆動することによって、人体を冷却する効果を発揮する空気駆動手段と、前記空気駆動手段を制御することができるように、該空気駆動手段と電気的に接続されている制御手段と、を具えていることを特徴とする放熱機能付き衣服を提供する。
また、本考案は、重なる表布と裏布からなったものであって、人体の背中を覆うことができる背中部と、人体の前面を覆うことができる前面部と、前記背中部と前記前面部とをそれぞれ繋ぐ右側部及び左側部と、を有すると共に、前記背中部と前記前面部と前記右側部と前記左側部とを全て通過し、且つ外部と連通する吹出口及び吸込口をそれぞれ少なくとも1つずつ有している通気ダクトが前記表布と前記裏布との間に画成されている衣服本体と、前記表布と前記裏布との間の前記通気ダクトに該当する箇所に介在して前記通気ダクトの通気可能状態を維持するスペーサ手段と、前記通気ダクトと連通するように前記衣服本体の前記右側部と前記左側部とのうちの少なくとも1つに対応して配置されていると共に、外部の空気を前記吸込口を経由して前記通気ダクト内に吸い込んでから前記吹出口を経由して吹出す空気の流れを駆動することによって、人体を冷却する効果を発揮する空気駆動手段と、前記空気駆動手段を制御することができるように、該空気駆動手段と電気的に接続されている制御手段と、を具え、前記通気ダクトは、前記背中部において上下に延伸し、下端に外部と連通する第1の吹出口を有する背中通気路と、前記前面部において上下に延伸し、下端に外部と連通する前面吹出口を有する前面通気路と、前記右側部において上下に延伸し、下端に外部と連通する第1の吸込口を有する右側通気路と、前記左側部において上下に延伸し、下端に外部と連通する第2の吸込口を有する左側通気路と、前記背中通気路と前記前面通気路と前記右側通気路と前記左側通気路とのそれぞれの上端を互いに連通させる連通路と、を有するように構成されており、前記スペーサ手段は、前記背中通気路と前記前面通気路と前記右側通気路と前記左側通気路とに沿って延伸するようにこれら通気路内にそれぞれ収容されるサポータを具えており、前記空気駆動手段は、前記右側通気路が有する前記第1の吸込口の近辺と、前記左側通気路が有する前記第2の吸込口の近辺と、にそれぞれ配置され、外部の空気を前記第1の吸込口と前記第2の吸込口を経由して前記通気ダクト内に吸い込んでから前記第1の吹出口と前記前面吹出口を経由して吹出す空気の流れを駆動する2つのファンユニットを有するように構成されていることを特徴とする放熱機能付き衣服をも提供する。
上記構成によれば、本考案の放熱機能付き衣服は、衣服本体を構成する表布と裏布との間において通気ダクトに該当する箇所に介在するスペーサ手段を具えているので、通気ダクトが着用者の姿勢によって塞がれることを防いで空気が通気ダクトを通過することによる冷却効果を確実に発揮することができる。
本考案の放熱機能付き衣服の第1の実施形態の構成が示される平面透視図である。 本考案の放熱機能付き衣服の第1の実施形態におけるスペーサブロックが示される一部断面図である。 本考案の放熱機能付き衣服の第1の実施形態におけるサポータの構成が示される斜視図である。 本考案の放熱機能付き衣服の第1の実施形態における制御手段の大まかな構成が示されるブロック図である。 本考案の放熱機能付き衣服の第1の実施形態が着用されている様子が示される説明図である。 本考案の放熱機能付き衣服の第1の実施形態が着用されている様子が示される説明図である。 本考案の放熱機能付き衣服の第1の実施形態が着用されている様子が示される説明図である。 本考案の放熱機能付き衣服の第1の実施形態における冷気パイプとファンユニットの構成が示される分解斜視図である。 本考案の放熱機能付き衣服の第1の実施形態における冷気パイプがファンユニットに取り付けられている様子が示される斜視図である。 本考案の放熱機能付き衣服の第1の実施形態における冷気パイプがファンユニットから取り外される様子が示される斜視図である。 本考案の放熱機能付き衣服の第2の実施形態の構成が示される平面透視図である。 本考案の放熱機能付き衣服の第2の実施形態におけるサポータの構成が示される斜視図である。 本考案の放熱機能付き衣服の第2の実施形態におけるスペーサブロック及びサポータが示される一部断面図である。 本考案の放熱機能付き衣服の第3の実施形態の構成が示される平面透視図である。 本考案の放熱機能付き衣服の第4の実施形態が着用されている様子が示される説明図である。
以下では各図面を参照しながら、本考案の各好ましい実施形態について詳しく説明する。
図1は、本考案の放熱機能付き衣服の第1の実施形態の構成が示される平面透視図であり、図2は、その一部断面図である。図示のように、本考案の放熱機能付き衣服は、中に通気ダクト2が画成されている衣服本体1と、衣服本体1の通気ダクト2に該当する箇所に介在して通気ダクト2の通気可能状態を維持するスペーサ手段3と、通気ダクト2と連通し、通気ダクト2内の空気の流れを駆動することによって、人体を冷却する効果を発揮する空気駆動手段4と、空気駆動手段4を制御する制御手段5と、を具えている。
また、図示のように、本考案の放熱機能付き衣服の第1の実施形態において、衣服本体1は、人体の背中を覆うことができる背中部11と、人体の前面の右側を覆うことができる右前部12と、人体の前面の左側を覆うことができる左前部13と、背中部11と右前部12とを繋ぐ右側部14と、背中部11と左前部13とを繋ぐ左側部15と、を有すると共に、図2に示されているように、人体または下着に接触する裏布102と、裏布102に重なる表布101と、により上記背中部11と右前部12と左前部13と右側部14と左側部15とが構成されている。また、裏布102として通気性と吸湿性に優れた生地を採用することが好ましい。更に、この実施形態の放熱機能付き衣服は、水平方向において右前部12の下側から左前部13の下側まで延伸するように衣服本体1の下端に接続される裾ピース6を有している。
通気ダクト2は、図1に示されているように、衣服本体1の背中部11において上下に延伸し、下端に外部と連通する第1の吹出口211を有する背中通気路21と、右前部12において上下に延伸し、下端に外部と連通する第2の吹出口221を有する右前通気路22と、左前部13において上下に延伸し、下端に外部と連通する第3の吹出口231を有する左前通気路23と、右側部14において上下に延伸し、下端に外部と連通する第1の吸込口241を有する右側通気路24と、左側部15において上下に延伸し、下端に外部と連通する第2の吸込口251を有する左側通気路25と、背中通気路21と右前通気路22と左前通気路23と右側通気路24と左側通気路25とのそれぞれの上端を互いに連通させる連通路26と、を有するように、衣服本体1を構成する表布101と裏布102との間に画成されている。
図1及び図2に示されているように、この実施形態において、スペーサ手段3は、通気ダクト2の背中通気路21と右前通気路22と左前通気路23と右側通気路24と左側通気路25と連通路26とに沿って延伸するように、これら通気路21〜25及び連通路26内にそれぞれ収容されるサポータ31と、表布101及び裏布102の通気ダクト2に対応する箇所に、表布101から裏布102に向かって突出する第1のスペーサブロック32と、裏布102から表布101に向かって突出する第2のスペーサブロック33と、を有している。
また、図3は、この実施形態におけるサポータ31を構成する可撓性中空枠ユニット310の斜視図である。図示のように、可撓性中空枠ユニット310は、可撓性を有するゴムまたはプラスチック材料により作成されたもので、空気が通過できる通路315を囲む枠体311と、枠体311から通路315の延伸方向と直交する横方向の両側へそれぞれ突出する2つの延伸板312と、2つの延伸板312の通路315の延伸方向における一端部に凹設される2つの係止孔313と、2つの延伸板312の通路315の延伸方向における他端部から突出する2つの係止突起314と、を有するように構成されている。
この実施形態におけるサポータ31は、複数の可撓性中空枠ユニット310が、1つの可撓性中空枠ユニット310の有する2つの係止突起314がそれぞれ他の1つの可撓性中空枠ユニット310の有する2つの係止孔313に嵌め込まれるように一列に繋がってなったもので、空気が各可撓性中空枠ユニット310の互いに連通する通路315を通過することができると共に、該サポータ31が収容される通気路21〜25または連通路26の通気可能状態を維持することができる。
また、図2に示されているように、スペーサ手段3は、表布101から裏布102に向かって突出する第1のスペーサブロック32と、裏布102から表布101に向かって突出する第2のスペーサブロック33と、を、互いに間を空けて配置されるように形成することにより、例え表布101が裏布102に押されて第1のスペーサブロック32が裏布102に当接し、第2のスペーサブロック33が表布101に当接するようになっても、間隔によって生じる各第1のスペーサブロック32と第2のスペーサブロック33との間の隙間で表布101と裏布102との間の通気可能状態を維持することができる。
空気駆動手段4は、通気ダクト2と連通し、通気ダクト2内の空気の流れを駆動することによって、人体を冷却する効果を発揮するものであり、この実施形態において、空気駆動手段4は、裾ピース6において、右側通気路24が有する第1の吸込口241の近辺且つ衣服本体1の右側部14に臨む箇所と、左側通気路25が有する第2の吸込口251の近辺且つ衣服本体1の左側部15に臨む箇所と、にそれぞれ配置され、外部の空気を第1の吸込口241と第2の吸込口251を経由して通気ダクト2内に吸い込んでから第1の吹出口211と第2の吹出口221と第3の吹出口231を経由して吹出す空気の流れを駆動する2つのファンユニット41と、吸熱側端面421及び放熱側端面422を有し、前記吸熱側端面421が通気ダクト2に向かうようにファンユニット41に取り付けられているサーモモジュール42と、を具えている。
ファンユニット41には、外部と連通する空気入り口411と、対応する第1の吸込口241または第2の吸込口251と連通する空気出口412と、が形成され、且つファンユニット41は、裾ピース6に固定されているハウジング410と、ハウジング410内に収容されると共に、回転して空気入り口411から空気を吸い込んで空気出口412へ排出することができるように構成されているファン本体413と、を具えている。
サーモモジュール42は、ファンユニット41のハウジング410に取り付けられていると共に、吸熱側端面421で通気ダクト2に向かいながら、放熱側端面422にハウジング410を挿通する複数の放熱フィン423が形成されている。
図4は、制御手段5の大まかな構成が示されるブロック図である。図1及び図4に示されているように、制御手段5は、空気駆動手段4を制御するものであり、空気駆動手段4と電気的に接続してファン本体413の回転速度やサーモモジュール42の温度を制御することができるように裾ピース6に取り付けられている制御部51と、同じく裾ピース6に取り付けられ、制御部51に電気的に接続し、制御部51を介して空気駆動手段4及びサーモモジュール42に作動に必要な電力を提供する電源部52と、使用者が直接的に操作して制御部51に制御信号を出力することができるリモートコントローラ53と、同じく裾ピース6に取り付けられ、制御部51に電気的に有線接続し、制御部51を操作することができる操作パネル54と、を具えるように構成されている。
更にまた、この実施形態の放熱機能付き衣服では、衣服本体1と裾ピース6とは、線ファスナーで互いに接続できるように構成されている。このように、電気部品や配線を裾ピース6に集中して配置することによって、衣服本体1を洗濯機などに入れて洗濯することが可能になると共に、裾ピース6の形状を単純にでき、裾ピース6を清潔に保つことにも便利である。
なお、衣服本体1における右前部12の右側部14と繋がる一側の反対側の端縁には、第1の接続部16が取り付けられ、左前部13の左側部15と繋がる一側の反対側の端縁には、第2の接続部17が取り付けられており、更に、第1の接続部16と第2の接続部17とは線ファスナーで互いに接続できるよう構成され、普通のコートなどと変わらない感覚で着用することができる。
ちなみに、この実施形態では、線ファスナーで衣服本体1と裾ピース6、そして右側部14と左前部13を接続するが、線ファスナー以外に例えば面ファスナーや紐、ボタンなど一般に衣服に使用される接続方法を適用することもできる。
図5〜図7は、本考案の放熱機能付き衣服の第1の実施形態が着用されている様子が示される説明図であり、それぞれ正面、背面、側面の着用状態に対応している。図示のように、上記構成を有する本実施形態の放熱機能付き衣服は、制御手段5で空気駆動手段4を起動すると、空気駆動手段4のファンユニット41が外部の空気を衣服本体1の右側部14と左側部15にそれぞれ配置されている第1の吸込口241と第2の吸込口251を経由して通気ダクト2内に吸い込んでから、背中部11と右前部12と左前部13とにそれぞれ配置されている第1の吹出口211と第2の吹出口221と第3の吹出口231を経由して吹出す空気の流れを駆動するので、通気ダクト2内に流れる空気が着用者の背中、脇下、胸元など汗がもっとも出やすい箇所を通過してそれらから分泌される汗を蒸発させて排出するので、着用者の身体を効果的に冷やして清涼感をもたらすことができる。
更に、図8は、本考案の放熱機能付き衣服の第1の実施形態において冷気パイプ200とファンユニット41の構成が示される分解斜視図であり、図9は、冷気パイプ200がファンユニット41に取り付けられている様子が示される分解斜視図であり、図10は、冷気パイプ200がファンユニット41から取り外される様子が示される分解斜視図である。
図8〜図10に示されるように、本考案の放熱機能付き衣服の第1の実施形態において、空気駆動手段4のファンユニット41は、ハウジング410の空気入り口411の周縁に冷気パイプ200と接続できる接続リング43を更に設けることによって、外部から冷却された冷たい空気を出力する冷気パイプ200と接続して、着用者に提供する清涼感を更に強化することができる。図示のように、接続リング43は、略円環状に形成されたリング体430の内周面に可撓性を有するように該内周面から突出する弾性タブ431を複数有するように構成され、冷気パイプ200の先端にはリング体430に内挿することができる接続ヘッド201が取り付けられ、該接続ヘッド201には各弾性タブ431にそれぞれ対応して各弾性タブ431を受け入れて係止できる係止溝202が形成されている。
この構成により外部から冷却された冷たい空気を出力する冷気パイプ200は、接続リング43を介して空気駆動手段4のファンユニット41に取り付けられることが出来、且つ簡単に取り外すこともできる。
図11は、本考案の放熱機能付き衣服の第2の実施形態の構成が示される平面透視図であり、図12は、この第2の実施形態におけるサポータの構成が示される斜視図であり、図13は、この第2の実施形態におけるスペーサブロック及びサポータが示される一部断面図である。
図11〜図13に示されているように、本考案の放熱機能付き衣服の第2の実施形態は第1の実施形態と類似する構成になっているが、スペーサ手段3が有するサポータの構成が第1の実施形態と異なっている。この第2の実施形態におけるスペーサ手段3が有するサポータ34は、第1の実施形態と同じく、通気ダクト2の背中通気路21と右前通気路22と左前通気路23と右側通気路24と左側通気路25と連通路26とに沿って延伸するように、これら通気路21〜25及び連通路26内にそれぞれ収容されているが、中空の枠状ではなく、図12に示されているように可撓性材料により形成されて板状部341と板状部341の一面から突出し、且つ互いに平行に一列に並ぶ複数対のサポート突起342とを有するように構成されており、且つ、板状部341が表布101と裏布102とにおける一方に当接し、一対のサポート突起342が表布101と裏布102とにおける他方に当接するように各通気路21〜25及び連通路26内にそれぞれ配置されている。
この構成により、本考案の放熱機能付き衣服の第2の実施形態は、一列に並ぶ複数対のサポート突起342の間を空気が通過することができるようになり、該サポータ34が収容される通気路21〜25または連通路26の通気可能状態を、各第1のスペーサブロック32及び第2のスペーサブロック33と共に維持することができ、即ち、第1の実施形態と同じ効果を発揮することができる。
また、図14は、本考案の放熱機能付き衣服の第3の実施形態の構成が示される平面透視図である。
図示されているように、本考案の放熱機能付き衣服の第3の実施形態は、第1の実施形態に空気浄化手段を更に加えたものであり、この実施形態における空気浄化手段は、第1の吹出口211と第2の吹出口221と第3の吹出口231とにそれぞれ接続されている接続管701と、第1の吹出口211と第2の吹出口221と第3の吹出口231とにより吹き出された気体を接続管701を経由して受け入れて例えば冷却処理を含む浄化処理を行ってから排出することができるように構成された空気浄化ユニット702と、を有している。
なお、この図14に示される第3の実施形態において、スペーサ手段3には図3に示された枠体311により構成される可撓性中空枠ユニット310を使用するサポータ31が用いられているが、図12に示されているように、可撓性材料により形成されて板状部341とサポート突起342とを有するように構成されたサポータ34を用いることもできる。
また、図8〜図9に示されるように外部から冷却された冷たい空気を出力する冷気パイプ200を接続リング43を介して空気駆動手段4のファンユニット41に取り付けることもできる。
更に、図13に示されているように、スペーサ手段3として第1のスペーサブロック32と第2のスペーサブロック33とサポータ34とを同時に用いることも可能である。
この構成により、本考案の放熱機能付き衣服の第3の実施形態を着た使用者が作業している環境における気温は、放熱機能付き衣服により吹き出された気体に影響されなくなると共に、その空気の品質を保つこともできる。
更にまた、図15は、本考案の放熱機能付き衣服の第4の実施形態が着用されている様子が示される説明図である。
図示されているように、本考案の放熱機能付き衣服の第4の実施形態は、第1の実施形態と類似する構成になっているが、人体の前面を覆う部分が右前部と左前部に分けられておらず、一枚の前面部18として構成されていると共に、前記通気ダクトは、この一枚構成の前面部18に対応し、右前通気路と左前通気路の代わりに、前面部18において上下に延伸し、下端に外部と連通する前面吹出口271を有する前面通気路27を有しており、そしてこの実施形態における連通路26は、背中通気路21と前面通気路27と右側通気路24と左側通気路25とのそれぞれの上端を互いに連通させるように形成され、そしてスペーサ手段3は、背中通気路21と前面通気路27と右側通気路24と左側通気路25とに沿って延伸するようにこれら通気路内にそれぞれ収容されるサポータ31を具えており、空気駆動手段4は、右側通気路24が有する第1の吸込口241の近辺と、左側通気路25が有する第2の吸込口251の近辺と、にそれぞれ配置され、外部の空気を第1の吸込口241と第2の吸込口251を経由して通気ダクト内に吸い込んでから第1の吹出口211と前面吹出口271を経由して吹出す空気の流れを駆動する2つのファンユニット41を有するように構成されている。
なお、この図15に示される第3の実施形態において、スペーサ手段3には図3に示された枠体311により構成される可撓性中空枠ユニット310を使用するサポータ31が用いられているが、図12に示されているように、可撓性材料により形成されて板状部341とサポート突起342とを有するように構成されたサポータ34を用いることもできる。
また、図8〜図9に示されるように外部から冷却された冷たい空気を出力する冷気パイプ200を接続リング43を介して空気駆動手段4のファンユニット41に取り付けることもできる。
更に、図13に示されているように、スペーサ手段3として第1のスペーサブロック32と第2のスペーサブロック33とサポータ34とを同時に用いることも可能である。
この構成により、本考案の放熱機能付き衣服の第3の実施形態を着た使用者が作業している環境における気温は、放熱機能付き衣服により吹き出された気体に影響されなくなると共に、その空気の品質を保つこともできる。
即ち、本考案の放熱機能付き衣服の第4の実施形態は、第1の実施形態より簡略化された構成であるが、第1の実施形態と同等の機能を発揮することができる。
上記構成によれば、本考案の放熱機能付き衣服は、衣服本体を構成する表布と裏布との間において通気ダクトに該当する箇所に介在するスペーサ手段を具えているので、通気ダクトが着用者の姿勢によって塞がれることを防いで空気が通気ダクトを通過することによる冷却効果を確実に発揮することができ、人間と環境に優しい放熱機能付き衣服を提供することができる。
1 衣服本体
101 表布
102 裏布
11 背中部
12 右前部
13 左前部
14 右側部
15 左側部
16 第1の接続部
17 第2の接続部
18 前面部
2 通気ダクト
200 冷気パイプ
201 接続ヘッド
202 係止溝
21 背中通気路
211 第1の吹出口
22 右前通気路
221 第2の吹出口
23 左前通気路
231 第3の吹出口
24 右側通気路
241 第1の吸込口
25 左側通気路
251 第2の吸込口
26 連通路
27 前面通気路
271 前面吹出口
3 スペーサ手段
31 サポータ
310 可撓性中空枠ユニット
311 枠体
312 延伸板
313 係止孔
314 係止突起
315 通路
32 第1のスペーサブロック
33 第2のスペーサブロック
34 サポータ
341 板状部
342 サポート突起
4 空気駆動手段
41 ファンユニット
410 ハウジング
411 空気入り口
412 空気出口
413 ファン本体
42 サーモモジュール
421 吸熱側端面
422 放熱側端面
423 放熱フィン
43 接続リング
430 リング体
431 弾性タブ
5 制御手段
51 制御部
52 電源部
53 リモートコントローラ
54 操作パネル
6 裾ピース
701 接続管
702 空気浄化ユニット

Claims (10)

  1. 重なる表布と裏布からなったものであって、人体の背中を覆うことができる背中部と、人体の前面を覆うことができる前面部と、前記背中部と前記前面部とをそれぞれ繋ぐ右側部及び左側部と、を有すると共に、前記背中部と前記前面部と前記右側部と前記左側部とを全て通過し、且つ外部と連通する吹出口及び吸込口をそれぞれ少なくとも1つずつ有している通気ダクトが前記表布と前記裏布との間に画成されている衣服本体と、
    前記表布と前記裏布との間の前記通気ダクトに該当する箇所に介在して前記通気ダクトの通気可能状態を維持するスペーサ手段と、
    前記通気ダクトと連通するように前記衣服本体の前記右側部と前記左側部とのうちの少なくとも1つに対応して配置されていると共に、外部の空気を前記吸込口を経由して前記通気ダクト内に吸い込んでから前記吹出口を経由して吹出す空気の流れを駆動することによって、人体を冷却する効果を発揮する空気駆動手段と、
    前記空気駆動手段を制御することができるように、該空気駆動手段と電気的に接続されている制御手段と、
    を具え、
    前記通気ダクトは、
    前記背中部において上下に延伸し、下端に外部と連通する第1の吹出口を有する背中通気路と、
    前記前面部において上下に延伸し、下端に外部と連通する前面吹出口を有する前面通気路と、
    前記右側部において上下に延伸し、下端に外部と連通する第1の吸込口を有する右側通気路と、
    前記左側部において上下に延伸し、下端に外部と連通する第2の吸込口を有する左側通気路と、
    前記背中通気路と前記前面通気路と前記右側通気路と前記左側通気路とのそれぞれの上端を互いに連通させる連通路と、
    を有するように構成されており、
    前記スペーサ手段は、前記背中通気路と前記前面通気路と前記右側通気路と前記左側通気路とに沿って延伸するようにこれら通気路内にそれぞれ収容されるサポータを具えており、
    前記空気駆動手段は、前記右側通気路が有する前記第1の吸込口の近辺と、前記左側通気路が有する前記第2の吸込口の近辺と、にそれぞれ配置され、外部の空気を前記第1の吸込口と前記第2の吸込口を経由して前記通気ダクト内に吸い込んでから前記第1の吹出口と前記前面吹出口を経由して吹出す空気の流れを駆動する2つのファンユニットを有するように構成されている、
    ことを特徴とする放熱機能付き衣服。
  2. 前記ファンユニットには、吸熱側端面及び放熱側端面を有するサーモモジュールが、前記吸熱側端面が前記通気ダクトに向かうように取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の放熱機能付き衣服。
  3. 前記サーモモジュールの前記放熱側端面には、複数の放熱フィンが形成されていることを特徴とする請求項2に記載の放熱機能付き衣服。
  4. 前記衣服本体の下端に接続される裾ピースを更に有し、
    前記空気駆動手段が有する前記2つのファンユニットは、
    前記裾ピースにおいて前記衣服本体の前記左側部及び前記右側部にそれぞれ臨む箇所に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の放熱機能付き衣服。
  5. 前記衣服本体と前記裾ピースとは、線ファスナーと面ファスナーとのいずれか1つで互いに接続できるように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の放熱機能付き衣服。
  6. 前記制御手段は、前記ファンユニット及び前記サーモモジュールに電力を提供する電源部と、前記ファンユニット及び前記サーモモジュールの作動を制御する制御部と、を有するように構成されていると共に、前記裾ピースにおいて前記衣服本体の前記背中部に臨む箇所に配置されていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の放熱機能付き衣服。
  7. 前記スペーサ手段は、前記表布及び前記裏布の前記通気ダクトに対応する箇所に、互いに間を空けて配置されるように、前記表布から前記裏布に向かって突出する第1のスペーサブロックと、前記裏布から前記表布に向かって突出する第2のスペーサブロックと、を有していることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の放熱機能付き衣服。
  8. 前記サポータは、一列に繋がる複数の可撓性中空枠ユニットによって管状に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の放熱機能付き衣服。
  9. 前記サポータは、可撓性材料により形成されて板状部と前記板状部の一面から突出する少なくとも一対のサポート突起とを有し、
    前記板状部が前記表布と前記裏布とにおける一方に当接し、前記一対のサポート突起が前記表布と前記裏布とにおける他方に当接するように各前記通気路内にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項1に記載の放熱機能付き衣服。
  10. 前記ファンユニットに係止接続されて外部からの冷気を前記ファンユニットを経由して前記通気ダクト内に送り込む冷気パイプを更に具えていることを特徴とする請求項1に記載の放熱機能付き衣服。
JP2015000907U 2014-08-20 2015-02-27 放熱機能付き衣服 Expired - Fee Related JP3197472U (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
TW103214874 2014-08-20
TW103214874U TWM499080U (zh) 2014-05-02 2014-08-20 散熱衣

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3197472U true JP3197472U (ja) 2015-05-21

Family

ID=53277723

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015000907U Expired - Fee Related JP3197472U (ja) 2014-08-20 2015-02-27 放熱機能付き衣服

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3197472U (ja)
CN (1) CN204930447U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110384278A (zh) * 2018-11-30 2019-10-29 国网河南省电力公司伊川县供电公司 一种电线杆户外作业背部通风散热装置
CN110574979A (zh) * 2019-10-15 2019-12-17 云南兆讯科技有限责任公司 一种适用于野外作业的工作服
JP6952924B1 (ja) * 2021-06-16 2021-10-27 政彦 渡部 通気性に優れたベルト

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10980292B2 (en) 2016-01-28 2021-04-20 Cornell University Branched tube network and temperature regulating garment with branched tube network
CN109171074A (zh) * 2018-09-28 2019-01-11 新乡医学院第附属医院 一种可防止交叉感染的医疗手术衣
CN111007928A (zh) * 2019-11-29 2020-04-14 联想(北京)有限公司 电子设备及穿戴设备

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110384278A (zh) * 2018-11-30 2019-10-29 国网河南省电力公司伊川县供电公司 一种电线杆户外作业背部通风散热装置
CN110384278B (zh) * 2018-11-30 2024-03-22 国网河南省电力公司伊川县供电公司 一种电线杆户外作业背部通风散热装置
CN110574979A (zh) * 2019-10-15 2019-12-17 云南兆讯科技有限责任公司 一种适用于野外作业的工作服
JP6952924B1 (ja) * 2021-06-16 2021-10-27 政彦 渡部 通気性に優れたベルト
JP2022191571A (ja) * 2021-06-16 2022-12-28 政彦 渡部 通気性に優れたベルト

Also Published As

Publication number Publication date
CN204930447U (zh) 2016-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3197472U (ja) 放熱機能付き衣服
JP2015212447A (ja) 放熱機能付き衣服
US7120938B2 (en) Cooling cloths
US10857062B2 (en) Spring bed device with heating function
KR100519343B1 (ko) 기능성 의복
JP3213394U (ja) 空調被服及び保水シート装着装置
WO2004006699A1 (ja) 冷却衣服
WO2003103424A1 (ja) 冷却衣服
JP4273358B2 (ja) 褥瘡予防マットレス
CN111213923A (zh) 一种透气与保暖可相互切换式衣服
JP2006349271A (ja) 空調システム
JP2010240258A (ja) 身体冷却用のスペーサ及びそれを用いた空調マット
KR101872117B1 (ko) 침대용 깔판
JP7377519B2 (ja) 送風機付き衣服
JP2018135614A (ja) 人体用送風装置
KR101941913B1 (ko) 송풍 매트
US20110089159A1 (en) Heat pad assembly with positioning members
WO2004017773A1 (ja) 空調服ユニット
JP2012246591A (ja) 送風機能を備えた装着体
KR20220007943A (ko) 송풍유닛을 포함하는 방호복
JP2017145542A (ja) 断熱、保温、放熱、通気、換気機能のある衣服用素材及びそれを用いた衣服
JP7462366B1 (ja) 送風機能付き衣服
TWM451006U (zh) 織物氣流通道系統
JP7290237B1 (ja) 被服用冷却装置
CN216651382U (zh) 充气式正压微生物防护服

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3197472

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees