JP2022191571A - 通気性に優れたベルト - Google Patents

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【課題】 優れた製造容易性、通気性及び作業性を全て満たすベルトを提供すること。【解決手段】 本発明の通気性に優れたベルトは、ベルト本体と、上記ベルト本体の表面に離間して複数設けられた通気性を有する収容袋と、上記収容袋にそれぞれ収納された可撓性の棒状スペーサーと、を有し、上記棒状スペーサーは、長手方向に垂直な断面がコの字型であって、かつ当該断面コの字の開口が上記ベルト本体とは反対側を向くように配置され、上記棒状スペーサーの上部に長手方向に離間して複数の切欠きが設けられていることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、通気性に優れたベルトに関し、より詳細には、棒状スペーサーを内部に取り付けることにより当該棒状スペーサーを通じて優れた通気性を確保できるベルトに関する。
特許文献1には、ベルトと、ベルトに設けられた通気性を有する袋と、袋に収納された加撓性の板状のスペーサーと、を具備する腰ベルトが開示されている。特許文献1に開示の上記腰ベルトは、製造に容易であり、スペーサーが加撓性を有するため、作業者が腰ベルトを装着した状態でも腰を曲げて捻ったりし易く作業性に優れることが開示されている。
特許第6294525号公報 登録実用新案第3197472号公報
しかしながら、特許文献1に記載された腰ベルトについて、製造容易性と作業性の観点からさらなる改善の余地が必要である。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、優れた製造容易性及び作業性を満たす通気性に優れたベルトを提供することである。
本発明のベルトは、ベルト本体と、上記ベルト本体の表面に離間して複数設けられた通気性を有する収容袋と、上記収容袋にそれぞれ収納された可撓性の複数個の棒状スペーサーと、を有し、上記棒状スペーサーは、長手方向に垂直な断面がコの字型であって、かつ当該断面コの字の開口が上記ベルト本体とは反対側を向くように配置され、上記棒状スペーサーの上部の両端が面取り加工されており、上記収容袋内の長手方向に沿って複数個の上記棒状スペーサーが収納されていることを特徴とする。
特許文献1に記載の腰ベルトでは、通気性に優れるものの、スペーサーが上下方向及び左右方向にそれぞれ柱体を複数配置させ、かつ柱体を連結部材で連結させるため製造が複雑であり、改善の余地があった。また、スペーサーを上下方向及び左右方向に配置していることからスペーサー部分で折り曲げることができず、特許文献1に記載の腰ベルトは上下左右に折り曲げてコンパクトに収容することができなかった。
これに対し、本発明の通気性に優れたベルトは、上記スペーサーを連結部材で連結させているわけではなく、複数本の棒状スペーサーが連続して配置されており、各棒状スペーサーの上部の両端が面取り加工されており、収容袋内の長手方向に沿って複数の棒状スペーサーが収容されているので、より簡単に製造できるとともに、前後方向に折り曲げることもできるため作業者がベルトを装着して作業を行ったときに作業者の動きに追随し易く、作業に支障を生じにくい。このように棒状スペーサーの長手方向に垂直な面で棒状スペーサーが切断されていることにより作業者の動きの追随しやすさを高めている。このため、本発明のベルトは特許文献1に比べて、優れた製造容易性、通気性及び作業性を全て満たすことができる。
上記棒状スペーサーは、圧縮力により弾性変形することが好ましい。この構成によれば、腰ベルトに前後方向の荷重がかかった状態でも、スペーサー内の気体の流路が確保される。また、荷重が無くなれば、柱体が弾性復帰する。
好ましくは、上記収容袋は、前後方向を向く面にメッシュ状のシートを有する。
上記構成によれば、上記棒状スペーサーを収納可能な袋の通気量を確保できる。
好ましくは、上記収容袋は、開閉可能な開口を有する。
上記構成によれば、開口を通じて収容袋の内部空間から棒状スペーサーが取り出し可能なので、棒状スペーサーの交換作業が容易である。また、収容袋やベルトを棒状スペーサーと分けてユーザが洗濯など行うことができる。
好ましくは、上記収容袋に収容されており、上記棒状スペーサーより円環形状に巻かれた上記ベルトの内面側に位置する合成樹脂シートを有する。
上記構成によれば、棒状スペーサー内を流通する気体が腰に当たることが防止できる。また腰ベルトの型崩れが防止できる。
好ましくは、上記ベルトは、円環形状に巻かれた状態の両端部を連結する留め具を有する。
上記構成によれば、ベルトを容易に着脱することができる。
好ましくは、上記ベルトは、腰用、肩用又は太もも用である。
本発明に係る通気性に優れたベルトは、優れた製造容易性、通気性及び作業性を全て満たす。
実施形態に係るベルトの斜視図である。 実施形態に係るベルトの分解図である。 実施形態に係るベルトの上面図である。 実施形態に係るベルトのA-A断面図である。 実施形態に係るベルトの変形例の上面図である。 実施形態に係るベルトの使用状態を示す模式図である。
以下に、適宜図面が参照されて、本発明の好ましい実施形態が説明される。なお、以下に説明される実施形態は、本発明の一例に過ぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態が適宜変更できることは言うまでもない。
[ベルト100の概略構成]
図1~図4はそれぞれ、実施形態に係るベルトの斜視図、分解図、上面図及びA-A断面図である。実施形態に係るベルト100は、図1乃至図4に示されるように、ベルト本体10と、収容袋20と、棒状スペーサー30と、シート40と、合成樹脂シート50と、を備えている。ベルト100は腰用のベルトとして用いられる。以下、ベルト100を「腰ベルト」ともいう。
ベルト100において、左右方向9、上下方向7、及び前後方向8は、以下のように規定されている。平置きの状態において、腰ベルトの長尺方向(図1における左右方向)が左右方向9であり、水平面内で左右方向9に直交する方向(図1における上下方向)が上下方向7である。前後方向8は、左右方向9と上下方向7のいずれにも直交する方向である。
[ベルト本体10]
図1に示されるように、ベルト本体10は、左右方向9に長い枠11を有する。枠11は、収容袋20の上下の縁であり、収容袋20の上下の縁に布などがそれぞれ縫い付けられて構成されている。上下方向7に隔てられた一対の枠11の間の上下方向7に沿った寸法は、左右方向9の各端部において短く、左右方向9の中央において長い。すなわち、収容袋20は、左右方向9の中央において上下方向7に沿った寸法が長く、左右方向9の両端へ向かって当該寸法が徐々に短くなる形状である。一対の枠11の左右方向9の両側部は、上下方向7に沿って延びており、上下の枠11が連結している。
ベルト本体10は、円環形状に巻かれた状態の両端部を連結するための留め具12A及び12B(以下において、両者をまとめて留め具12と表記する場合がある。)を有する。留め具12には面ファスナーが用いられている。留め具12Aは枠11の後側に縫い付けられている。留め具12Bは枠11の前側に縫い付けられている。腰ベルト100が円環形状に巻かれた状態において、留め具12Aと留め具12Bの接着面が互いに重なり結びつくことにより、ベルト100の両端部は連結される。
[収容袋20]
収容袋20は、ベルト本体10に棒状スペーサー30を固定するために設けられるものであり、図2に示すように、ベルト本体10に棒状スペーサー30を等間隔に配置した状態でその棒状スペーサー30を覆うようにベルト本体10に縫い付けられる。
[棒状スペーサー30]
棒状スペーサー30は、長手方向に延びる棒状の合成樹脂の成形品であり、収容袋20に収納されることでベルト100の通気性を確保することができる。図1に示されるように、棒状スペーサー30は、左右方向9にそれぞれ間隔を空けて並び、長手方向(前後方向8)に伸びている。棒状スペーサー30は、内部空間を有し、長手方向に垂直な断面がコの字(U字)状であって、かつ断面コの字の開口がベルト本体10とは反対側を向くように配置されている。そして、棒状スペーサー30の上部の両端が面取り加工されている。図1の拡大図では、棒状スペーサー30の上部の両端が斜めに面取り加工されている。
なお、図1においては、切欠き32の形状が矩形になっているが、このような形状に限られず、丸みを帯びるように面取り加工が施されていてもよい。このように面取り加工されていることで、棒状スペーサー30を前後方向に動かしやすくなり、棒状スペーサー30が人体の動きに追随しやすくなるという利点がある。
棒状スペーサー30は、図1に示すように面取り加工された部分を起点としてその長手方向に垂直な面で切断され、切断面35を有している。つまり、1つの収容袋20に複数の棒状スペーサー30が収納されている。1つの収容袋20に収容される複数の棒状スペーサー30は、互いに同一の方向、(長手方向)を向いて配置されており、一見すると、収容袋20内には1本の棒状スペーサー30が収容されているように見えるが、この棒状スペーサー30は長手方向に垂直な面で完全に分断されている。このように棒状スペーサー30が切断面35を有し、複数の棒状スペーサー30が収容されることで、切断面35を起点として棒状スペーサー30を前後方向に動かしやすくなる。
図1に示されるように、棒状スペーサー30は、左右方向の両端に側壁33,34を有する。側壁33,34は弾性を有し、前後方向8の圧縮力により変形し、弾性復帰する。これにより棒状スペーサー30は前後方向8の圧縮力により弾性変形する。
棒状スペーサー30は、その上面、すなわちベルト本体10と反対側の面に開口して開口を連通し、上下方向7に沿って延びる気体流路を有する。この気体流路を通じて棒状スペーサー30内に気体が流れることで、ベルト100を装着した人が快適な通気性を感じることができる。
[シート40]
シート40は、前後方向8の後側に位置するメッシュ状のシート41Aと、前側に位置するメッシュ状のシート41B(以下において、両者をまとめてシート41と表記する場合がある。)と、を有する。図1及び図2に示されるように、シート41A及びシート41Bは、上下端において枠11によってそれぞれ連結されている。
シート40は、メッシュの隙間を空気が通過することによって通気性を有する。シート40が面全体に用いられることによって、収容袋20は前後方向8に通気性を有する。
[合成樹脂シート50]
図1に示されるように、合成樹脂シート50は、シート40内に収容されており、棒状スペーサー30より円環形状に巻かれたベルト本体10の内面側、すなわち前後方向8の前側に位置している。合成樹脂シート50は、左右方向9の中央の上下端部が、U字状に折り曲げられた各枠11により挟み込まれ、シート40に共に縫い付けられることによって、収容袋20に固定されている。
合成樹脂シート50の左右方向9の寸法は、棒状スペーサー30の左右方向9の寸法より若干長い。合成樹脂シート50は、左右方向9において、ベルト本体10の左右方向9の中央と各端部との間まで広がっている。合成樹脂シート50は、ベルト100を装着した使用者(作業者)が体感する程度に気体を透過させない。
上記実施形態では腰に装着する用のベルト100を説明したが、本発明のベルト100は腰に装着するもののみに限られず、肩に装着することもできるし、背中に装着することもできるし、太ももの裏側に装着することもできる。
図5は、太ももに適用したベルトの上面図である。図1乃至図4に示すベルトは腰に適用するものであるが、図5に示すベルトは太ももに適用するものである。このように部位によって最適な形状にすることで、体のあらゆる部位に追随し得るベルトを作成することができる。
[ベルト100の使用方法]
図6は、本発明の通気性に優れたベルト100を両肩・背中・腰・太ももに装着した場合の使用形態を示す参考図である。図6において、肩用ベルト200は両肩から掛けて作業者の前でチャック止めできるようになっている。また腰ベルト100は腰に巻き付けて固定できるようになっている。さらに太もも用ベルト300は、太ももに巻き付けて固定できるようになっている。腰ベルト100と太もも用ベルト300は相互にゴム39で固定されている。このため、作業者が腰を下ろしたときにはゴム39が伸縮して腰ベルト100及び太もも用ベルト300がそれぞれ作業者に追随できるようになっている。
図6に示されるように、ベルト100は、前側となる。つまりベルト100の合成樹脂シート50が使用者側(作業者側)となり、棒状スペーサー30が外側に位置するように、使用者の腰に巻かれる。使用者は、腰ベルト100の外側にズボンなどを着る。つまり、使用者の腰とズボンなどの間に腰ベルト100が介在する。また、使用者は、腰ベルト100の外側に、例えば空調服などの上着を着る。つまり、使用者の腰と上着の間に腰ベルト100が介在する。
仮に上着が空調服であれば、空調服が備えるファンが作動されることによって、空調服と使用者の上半身との間に大気の気流が生じる。この気流は、腰ベルト100の袋20を通過して、スペーサー30の開口43へ流入する。スペーサー30においては、棒状スペーサー30の気体流路に沿って大気が流れる。これにより、空調服と使用者の上半身との間に生じた気流が、腰ベルト100を介して、ズボンなどと使用者の下半身との間へ流れる。また、スペーサー30の内側には合成樹脂シート50が存在するので、スペーサー30の気体流路37を流れる大気が、使用者の腰に吹き付けることがない。なお、ファンの動力源は、肩用ベルト200のポケット210に入れることができるようになっている。
[実施形態の作用効果]
実施形態に係るベルト100によれば、棒状スペーサー30がベルト本体10に直接取り付けられるわけではなく、収容袋20に収納するだけでよいので、腰ベルト100の製造が容易である。また、特許文献1に記載の腰ベルトでは、通気性に優れるものの、板状スペーサーが上下方向及び左右方向にそれぞれ柱体を複数配置させ、かつ柱体を連結部材で連結させるため製造が複雑であった。これに対し、本発明の腰ベルト100は、上記柱体を連結部材で連結させることなく、複数の棒状スペーサー30を所定間隔にて配置することで折り曲げ部位38を形成させることができるので簡単に製造することができる。
また、棒状スペーサー30の長尺柱体の面取り加工した部分を起点として、前後方向8で折り曲げ可能であるため、使用者が、腰ベルト100を装着した状態でも、腰を曲げたり捻ったりし易い。また、棒状スペーサー30内を流れる気体は、気体流路37に流れることとなり、通気性が優れる。
また、側壁35は弾性を有するので、腰ベルト100に前後方向8の荷重がかかった状態でも、棒状スペーサー30内の気体の流路、すなわち気体流路を気体が流れる状態に保持される。また、荷重が無くなれば、側壁33,34が弾性復帰する。
収容袋20の第1寸法22及び第2寸法23とスペーサー30の第3寸法39との関係から、棒状スペーサー30の左右方向9の各端部が、収容袋20内部の左右方向9の中央と各端部との間に留まるため、収容袋20内における棒状スペーサー30の左右方向9の位置決めができる。
収容袋20が前後方向8を向く面にシート21を有するので、棒状スペーサー30を収納可能な収容袋20の通気量を確保できる。気体の流路より体側に合成樹脂シート50を有するので、棒状スペーサー30内を流通する気体が腰に直接当たることを防止できる。また腰ベルト100の収容袋20内に棒状スペーサー30が複数収納されることで、腰ベルト100の型崩れを防止できる。また、合成樹脂シート50は、保温効果があり、防寒機能を有するため、装着者の腰は冬でも暖かい。
[変形例]
以上、本発明の実施の形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。実施形態に係る腰ベルト100の各構成要素に関して、実施の形態に応じて、適宜、構成要素の省略、置換、及び追加が行われてもよい。また、腰ベルト100の各構成要素の形状及び大きさも、実施の形態に応じて、適宜、設定されてよい。例えば、以下の変更が可能である。
また、実施形態に係る腰ベルト100は、枠11を有するベルト本体10を備えているが、枠11に代えて、平板を備えるベルトであってもよい。
また、実施形態に係るベルト本体10の留め具12は面ファスナーであるが、その他の通常ベルトに用いられているバックルであってもよい。
また、収容袋20はベルト本体10に直接取り付けられていなくてもよい。例えば収容袋20とベルト本体10との間に他の部品が介在し、収容袋20がベルト本体10と連結した部品に取り付けられることにより、間接的に袋20とベルト本体10とが連結されていてもよい。
収容袋20の内部空間の寸法は、左右方向9の中央と各端部との間の上下方向7に沿った寸法が第1寸法22より短くてもよい。このような構成であっても、棒状スペーサー30の左右方向9の位置決めができる。
また、収容袋20は、前後方向8を向く面全体にシート21を有するが、シート21は袋20の一部のみに設けられていてもよい。
また、シート21のメッシュは、六角形の開口領域がハニカム状に配置されたものであってもよい。
また、図3に示されるように、収容袋20に代えて、開閉可能な開口224を有する袋220を有していてもよい。開口224は、例えば、線ファスナー225により開閉される。この構成によれば、開口224を通じて袋220の内部空間からスペーサー30が取り出し可能なので、スペーサー30の交換作業が容易である。また、袋220やベルト210をスペーサー30と分けてユーザが洗濯など行うことができる。
また、実施形態に係る棒状スペーサー30は、前後方向8から見た平面視が長方形であるが、四隅が丸められた長方形や楕円などの他の形状であってもよい。棒状スペーサー30の四隅が丸まっていたり、楕円形状であったり、することにより、シート41の穴に棒状スペーサー30の角が引っ掛かることが防がれる。
また、棒状スペーサー30の厚みは特に限定されないが、5mm~10mmが好ましい。この厚みの棒状スペーサー30が用いられた腰ベルト100は、使用者が巻いた際に、違和感が少ない薄さでありながら気体流路を確保できる。
また、実施形態に係る棒状スペーサー30は、上下方向にそれぞれ間隔を空けて並んでいるが、上下方向に代えて左右方向9に間隔を空けて並んでいてもよい。
また、実施形態に係る棒状スペーサー30は、四角柱であるが、各頂点はさらに丸みを帯びていてもよい。このような構造であれば、シート21の穴に長尺柱体の角が引っ掛かることが防がれる。また、棒状スペーサー30の形状は、四角柱でなくともよく、円柱、三角柱、その他の多角柱、円錐台、多角錐台であってもよい。
また、棒状スペーサー30の開口は、U字又は逆U字状であってもよい。開口がロ字状である場合と比べ、長尺柱体は、前側又は後側の一方の部材が肉厚となることにより、棒状スペーサー30の耐圧性が増す。一方、開口が真円や楕円状である場合と比べ、棒状スペーサー30は、後側又は前側の一方の部材の表面積が狭くなることにより通気性に優れる。
また、棒状スペーサー30は、側壁33,34を有するが、側壁33,34は、直径約1.5mmの円柱状であってもよい。
また、長尺柱体の上底部材33、下底部材34は開口を有していてもよい。また、上底部材33、下底部材34は弾性を有していてもよい。
折り曲げ部位38は、長尺柱体の左右方向の一端から他端にかけて切りかかれていてもよく一端から多端の間に部分的に切りかかれていてもよい。
また、実施形態に係るスペーサー30の気体流路37は、上下方向7に延びるが、斜め方向に延びてもよい。
図4に示されるように、合成樹脂シート50には、少なくとも1つ以上の開口51が形成されてもよい。合成樹脂シート50に開口が適宜形成されることによって、使用者の腰の周囲が蒸れることを防ぐことができる。
図4は、腰ベルト300の分解図である。腰ベルト300は、腰ベルト100の合成樹脂シート50に複数の開口51を設けたものである。
本実施形態のベルトは、腰用のベルトに限られず、例えば、肩用のベルトにも好適に使用できる。例えば、図6の正面図及び背面図に示す肩ベルト200は、作業者の両肩及びうなじに沿って、図1に示すスペーサー30がそれぞれ2つ又は3つ配置されていることが好ましい。
10・・・ベルト本体
20・・・収容袋
22・・・第1寸法
23・・・第2寸法
30・・・棒状スペーサー
32・・・開口
37・・・気体流路
38・・・長尺柱体
39・・・第3寸法
40・・・シート
41A・・・シート
41B・・・シート
41・・・上面
42・・・下面
50・・・合成樹脂シート
100、200・・・腰ベルト

Claims (4)

  1. ベルト本体と、
    上記ベルト本体の表面に離間して複数設けられた通気性を有する収容袋と、
    上記収容袋にそれぞれ収納された可撓性の複数個の棒状スペーサーと、を有し、
    上記棒状スペーサーは、長手方向に垂直な断面がコの字型であって、かつ当該断面コの字の開口が上記ベルト本体とは反対側を向くように配置され、
    上記棒状スペーサーの上部の両端が面取り加工されており、上記収容袋内の長手方向に沿って複数個の上記棒状スペーサーが収納されていることを特徴とする通気性に優れたベルト。
  2. 上記棒状スペーサーより円環形状に巻かれた上記ベルト本体の内面側に位置し、上記スペーサーより空気の透過性が低い合成樹脂シートを具備する請求項1に記載の通気性に優れたベルト。
  3. 上記棒状スペーサーは、前後方向の圧縮力により弾性変形する請求項1又は2に記載の通気性に優れたベルト。
  4. 腰用、肩用又は太もも用に用いられる請求項1~3のいずれか一項に記載の通気性に優れたベルト。
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