JP3240239U - ハーネス用インナーパッド及びスペーサ - Google Patents

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Abstract

【課題】空調衣服の上からのフルハーネス型の墜落制止用器具を装着したときに空調衣服内での空気の循環を確保する。【解決手段】着用者の背中に装着されて通気性を有する本体2と、前記本体内に収容されて、前記本体の形態を保持する形態保持材3と、前記本体の内面と前記着用者の前記背中とを離間させて、前記内面と前記背中との間における空気の流れを許容するスペーサ11、12と、を具備することを特徴とするハーネス用インナーパッド1。【選択図】図1

Description

本考案は、作業服(例えば空調衣服)の上からフルハーネス型の墜落制止用器具を装着する作業者に対して好適に利用できるインナーパッド、及び当該インナーパッド用のスペーサに関する。
近年、高気温下での作業や運動から引き起こされる熱中症が問題視されている。熱中症が引き起こされると適切な処置を早急に行うことが重要であり、処置が遅れると死に至るケースもある。
上記のような熱中症対策及び快適な作業環境を提供するために、身体を冷却しつつ作業を可能とする空調衣服が知られている(例えば、特許文献1参照)。この空調衣服は、左右の腰部に開口を有する上衣と、それら開口に装着された電動ファンと、を含んでいる。
国際公開第02/067708号
ところで、高所での作業の場面では、作業者に対してフルハーネス型の墜落制止用器具(以下、フルハーネス又は単にハーネスという。)の装着が義務付けられる。高気温下で高所作業を行う者は、空調衣服を着用し、その上からハーネスを着用することになるところ、ハーネスの重みにより、電動ファンによる空調衣服内の空気の循環が阻害される。
そこで、本考案の目的は、空調衣服の上からフルハーネスを装着したときに作業服(例えば空調衣服)内での空気の流路を確保することができるハーネス用インナーパッド及びスペーサを提供することにある。
上記の課題を解決すべく、本考案は、
着用者の背中に装着される通気性を有する本体と、
前記本体内に収容されて、前記本体の形態を保持する形態保持材と、
前記本体の内面と前記背中とを離間させて、前記内面と前記背中との間に空気の流れを許容するスペーサと、
を具備することを特徴とするハーネス用インナーパッド、を提供する。
本考案のハーネス用インナーパッドにおいては、前記スペーサが、ファスナを介して前記本体の内面に着脱自在に装着されること、が好ましい。
また、本考案は、
着用者の背中に装着されて通気性を有する本体と、前記本体内に収容されて前記本体の形態を保持する形態保持材と、を具備するハーネス用インナーパッドの内表面に着脱自在に取り付けられるスペーサであって、
所定の厚みを有し、前記本体の内面と前記背中とを離間させて、前記内面と前記背中との間に空気の流れを許容すること、
を特徴とするスペーサ、をも提供する。
本考案によれば、空調衣服の上からフルハーネスを装着したときに、スペーサにより、作業服内での空気の流路を確保することができる。したがって、フルハーネスの荷重により衣服内の空気の流れが遮られず、着用された空調衣服の電動ファンにより衣服内を空気が流れて、作業者を冷却することができる。
本実施形態に係るハーネス用インナーパッド1の前面図及び後面図である。 スペーサ12を取り外した状態のハーネス用インナーパッド1の前面図である。 スペーサ11,12の斜視図である。 着用されたハーネス用インナーパッド1の前面図及び後面図である。 着用されたハーネス用インナーパッド1の右側面図である。 ハーネス用インナーパッド1内の空気の流れの概略を示す図である。 ハーネス13の装着時の空調衣服11内の空気の流れを示す概略図である。
以下、本考案に係るハーネス用インナーパッド及びスペーサの代表的な実施形態について、図を参照しながら詳細に説明するが、本考案は図示されるものに限られない。また、各図面は本考案を概念的に説明するためのものであるから、理解容易のために、必要に応じて寸法、比又は数を誇張又は簡略化して表している場合もある。更に、以下の説明では、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略することもある。
ハーネス用インナーパッド1(以下、インナーパッド1という。)は、典型的には、空調衣服11及びフルハーネス型の墜落制止用器具(以下、フルハーネス13又は単にハーネス13という。)を着用する着用者Hが空調衣服11内に着用するものである(図7参照)。ただし、インナーパッド1は、空調衣服11の着用を前提とするものではないし、フルハーネス13の装着を前提とするものでもない。
図1(A),(B)に示すように、インナーパッド1は、通気性の本体2、形態保持材3、一対の肩部4,5、連結部6,7、紐部8,9及びスペーサ11,12を具備する。
インナーパッド1は、本体2の主面が着用者の背中に面するように装着される(図4(B)参照)。この本体2は、通気性を有するものであり、好適にはメッシュ生地から構成される。本体2内には形態保持材が収容されており(図1(B)参照)、したがって本体2は所定の厚み(例えば0.5cm~3cm、好ましくは1cm~3cmほど)を有する。
形態保持材3は、本体2の形態を保持しながら、本体2内における空気の流れを許容する(図6参照)。形態保持材3は、クッション性及び通気性を有する素材から構成される。形態保持材3の素材としては、例えば、立体的なメッシュ状ないし網目状の構造をなす樹脂(例えばポリエチレン樹脂)素材で構成された構造体(3Dメッシュ)が挙げられるが、これに限られない。形態保持材3は、例えば例えば0.5cm~3cm、好ましくは1cm~3cmほどの厚みを有する。
例えば図1(B)に示すように、本体2の上端から一対の肩部4,5が延びている。肩部4,5は、着用者Hの肩に掛けられる部分であり、ここでは肩を超えて下方(脇)に延びている(図4(A)参照)。肩部4,5もまた、メッシュ生地等の、通気性を有する生地から構成されている。
肩部4,5のうち着用者Hの肩の後ろ側(背側)に当たる部分4A,5Aには、形態保持材3が収容されている。これは、ハーネス13の肩紐部による荷重に抗して空気の流路を確保するためである。
図4(A)に示すように、肩部4,5同士は、連結部6,7によって着脱自在に連結される。連結部6,7は、肩部4,5に取り付けられたベルト及びバックルを含む。バックルの係合及び解除することで、インナーパッド1を着用者Hに装着したり、インナーパッド1の装着を解除したりすることができる。また、連結部6,7は、ベルトの長さの調節機構(図示せず)を有することで、インナーパッド1を着用者Hの身体にフィットさせることができる。本実施形態では、連結部6,7は肩部4,5の上方及び下方の2箇所に設けられているが、連結部6,7の個数は、1つでもよいし3つ以上でもよい。
図1(A),(B)に示すように、肩部4,5の下部(先端部)と本体2の下部とは紐部8,9により接続されている。つまり紐部8,9は着用者Hの脇下に亘って配置される(図4(A),(B)参照)。紐部8,9の長さは調節機構(図示せず)によって適宜調節可能であり、したがって、連結部6,7の長さ調節機構とも相俟って、インナーパッド1を体にフィットさせることができる。
例えば図1(A)に示すように、本体2の内面には、スペーサ11,12が取り付けられている。ここではスペーサ11,12は、面ファスナ等のファスナ13,14を介して本体2の内面に着脱自在に装着されている。
スペーサ11,12は、本体2の内面と着用者Hの背中とを離間させて(図5参照)、本体2の内面と着用者Hの背中との間における空気の流れを許容する。スペーサ11,12は所定の厚み(例えば0.5cm~3cm、好ましくは1.0cm~3cmほど)を有する。
スペーサ11,12は、本体2の内面と着用者Hの背中とを充分に離間させるものであればどのようなものでもよいが、例えば、クッション性及び通気性を有する素材から構成されてよい。かかる素材としては、例えば、立体的なメッシュ状ないし網目状の構造をなす樹脂(例えばポリエチレン樹脂)素材で構成された構造体(3Dメッシュ)が挙げられるが、これに限られない。
本実施形態では、スペーサ11,12は2つ設けられているが、スペーサは少なくとも1つあればよい。
また、スペーサ11,12は、丸みを帯びた矩形状ないしは楕円形状をなしているが、これに限られない(図3参照)。
スペーサ11,12は、空調衣服11内の空気の流れを妨げないように、下方(腰部側)から上方(首側)に向かう方向(空気の流れの方向)に概ね沿って配置されるとよい。スペーサ11,12は、正面視において幅(左右)方向に間隔を空けて並んでいる(図1(A)参照)。
次いで、インナーパッド1の使用方法を説明する。
図5及び図6に示すように、着用者Hはインナーパッド1を装着する。次いで、図7に示すように、着用者Hは、インナーパッド1の上から空調衣服11を着用し、更にハーネス13を装着する。
このとき、スペーサ11,12が着用者Hの背中を向くようにする(図5参照)ことで、着用者Hの背中と本体2との間に空気の流れる空間(流路)を形成する。
また、ハーネス13の肩ベルトは、インナーパッド1の肩部4,5(部分4A,5A)の外側に位置する。更に、ハーネス13の環止めは、インナーパッド1の本体2の外側に位置する。つまり、ハーネス13において何らかの荷重の掛かる部位の内側にはインナーパッド1のクッション性の部位が配置されることとなる。
この状態で、着用者Hは空調衣服11の電動ファン12を作動させる。このとき、着用者Hの背中と本体2との間に空気の流路が確保されているだけでなく(図5参照)、インナーパッド1内にも空気の流路が確保されている(図6参照)。つまり、インナーパッド1は、フルハーネス13の重みで空調衣服11と着用者Hの身体とが密着して空気の通りが悪くなるのを充分に防ぐことができる。
したがって、インナーパッド1の着用時にはハーネス13により空調衣服11の機能が損なわれず、作業者Hは涼しく快適に作業を行うことができる(図7参照)。しかも、インナーパット1のクッション性により、ハーネス13から着用者Hの肩に掛かる負担をも軽減することができる。更に、インナーパッド1は、軽量で作業の邪魔にならない。
以上、本考案の一実施形態について図面を参照しつつ説明してきたが、本考案は、これらの実施形態に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲の記載の精神及び教示を逸脱しない範囲でその他の改良例や変形例が存在する。そして、かかる改良例や変形例は全て本考案の技術的範囲に含まれることは、当業者にとっては容易に理解されるところである。例えば、連結部6,7が上下方向にスライド可能な構造を採用してもよい。
1 ハーネス用インナーパッド
2 本体
3 形態保持材
4,5 肩部
6,7 連結部
8,9 紐部
11,12 スペーサ

Claims (3)

  1. 着用者の背中に装着される通気性を有する本体と、
    前記本体内に収容されて、前記本体の形態を保持する形態保持材と、
    前記本体の内面と前記背中とを離間させて、前記内面と前記背中との間に空気の流れを許容するスペーサと、
    を具備することを特徴とするハーネス用インナーパッド。
  2. 前記スペーサが、ファスナを介して前記本体の内面に着脱自在に装着されること、
    を特徴とする請求項1に記載のハーネス用インナーパッド。
  3. 着用者の背中に装着される通気性を有する本体と、前記本体内に収容されて前記本体の形態を保持する形態保持材と、を具備するハーネス用インナーパッドの内表面に着脱自在に取り付けられるスペーサであって、
    所定の厚みを有し、前記本体の内面と前記背中とを離間させて、前記内面と前記背中との間に空気の流れを許容すること、
    を特徴とするスペーサ。

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