JP3197470B2 - 大型バスの構体側面構造 - Google Patents
大型バスの構体側面構造Info
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- JP3197470B2 JP3197470B2 JP26202295A JP26202295A JP3197470B2 JP 3197470 B2 JP3197470 B2 JP 3197470B2 JP 26202295 A JP26202295 A JP 26202295A JP 26202295 A JP26202295 A JP 26202295A JP 3197470 B2 JP3197470 B2 JP 3197470B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、縦、横骨格部材で
構成されたスケルトン構造による大型バスの構体側面構
造に関するものである。
構成されたスケルトン構造による大型バスの構体側面構
造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】縦、横骨格部材で構成されたスケルトン
構造による大型バスの構体は周知である。また、スケル
トン構造による大型バスの構体において側面窓下の強度
を向上するため、交差する縦、横骨格部材間に斜め骨格
部材を結合した構成も例えば、実開昭５８−７１２７０
号、実開昭５９−５７０７２号，実開昭５９−１１７５
８２号で公知である。
構造による大型バスの構体は周知である。また、スケル
トン構造による大型バスの構体において側面窓下の強度
を向上するため、交差する縦、横骨格部材間に斜め骨格
部材を結合した構成も例えば、実開昭５８−７１２７０
号、実開昭５９−５７０７２号，実開昭５９−１１７５
８２号で公知である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記実開昭５８−７１
２７０号、実開昭５９−５７０７２号，実開昭５９−１
１７５８２号の何れも図７で示すように、斜め骨格部材
２０は縦骨格部材２１，横骨格部材２３，２４あるいは
その両方の隅角部に直接または補強部材を介してアーク
溶接で結合した構造である。従って、斜め骨格部材２０
の結合のために、アーク溶接による多数箇所の溶接作業
と、多数の部品点数を要し、殊に溶接時の熱歪みで精度
の確保に困難性を有し、また、溶接時のヒュームガス等
で作業環境を悪くしている問題がある。
２７０号、実開昭５９−５７０７２号，実開昭５９−１
１７５８２号の何れも図７で示すように、斜め骨格部材
２０は縦骨格部材２１，横骨格部材２３，２４あるいは
その両方の隅角部に直接または補強部材を介してアーク
溶接で結合した構造である。従って、斜め骨格部材２０
の結合のために、アーク溶接による多数箇所の溶接作業
と、多数の部品点数を要し、殊に溶接時の熱歪みで精度
の確保に困難性を有し、また、溶接時のヒュームガス等
で作業環境を悪くしている問題がある。
【０００４】本発明の目的は、大型バス窓下側面の構体
の主要強度部材を各窓スパンの大きさで金属パネルによ
り断面コ字形でプレス一体化し、溶接箇所及び部品点数
の低減とスポット溶接を可能にしたことである。
の主要強度部材を各窓スパンの大きさで金属パネルによ
り断面コ字形でプレス一体化し、溶接箇所及び部品点数
の低減とスポット溶接を可能にしたことである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成要旨は、大型バス側面窓下の構体であ
って、上下平行する横骨格部材と、この上下横骨格部材
の左右両端間及び中央部位間の縦骨格部材と、前記中央
部位間の縦骨格部材と左右両端間の縦骨格部材とによっ
て形成された四角形の２つのそれぞれの開口部の対角を
結ぶ斜め骨格部材とを各窓スパンの大きさで金属パネル
により断面コ字形にプレス一体成形し、これを窓下の上
下横骨格部材と縦骨格部材に結合したものである。
めの本発明の構成要旨は、大型バス側面窓下の構体であ
って、上下平行する横骨格部材と、この上下横骨格部材
の左右両端間及び中央部位間の縦骨格部材と、前記中央
部位間の縦骨格部材と左右両端間の縦骨格部材とによっ
て形成された四角形の２つのそれぞれの開口部の対角を
結ぶ斜め骨格部材とを各窓スパンの大きさで金属パネル
により断面コ字形にプレス一体成形し、これを窓下の上
下横骨格部材と縦骨格部材に結合したものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図１において、１はスケルトン構造
による大型バスの構体であり、図２で示すように、縦骨
格構体部材２と、窓下側面では上，下横骨格構体部材
３，４とによって構成されている。
基づいて説明する。図１において、１はスケルトン構造
による大型バスの構体であり、図２で示すように、縦骨
格構体部材２と、窓下側面では上，下横骨格構体部材
３，４とによって構成されている。
【０００７】５は本発明による大型バス側面窓下の構体
であるトラス状の強度メンバであり、上下平行する上下
横骨格部材６ａ，６ｂと、この上下横骨格部材６ａ，６
ｂの左右両端間及び中央部位間の縦骨格部材７ａ，７
ｂ，７ｃと、前記中央部位間の縦骨格部材７ｃと左右両
端間の縦骨格部材７ａ，７ｂとによって形成された四角
形の２つのそれぞれの開口部の対角を結ぶ斜め骨格部材
８とを各窓スパンＳの大きさで金属パネルにより断面コ
字形にプレス一体成形したものである。
であるトラス状の強度メンバであり、上下平行する上下
横骨格部材６ａ，６ｂと、この上下横骨格部材６ａ，６
ｂの左右両端間及び中央部位間の縦骨格部材７ａ，７
ｂ，７ｃと、前記中央部位間の縦骨格部材７ｃと左右両
端間の縦骨格部材７ａ，７ｂとによって形成された四角
形の２つのそれぞれの開口部の対角を結ぶ斜め骨格部材
８とを各窓スパンＳの大きさで金属パネルにより断面コ
字形にプレス一体成形したものである。
【０００８】上記の構成によるトラス状の強度メンバ５
は図１で示すように、大型バスの各側面窓下における縦
骨格構体部材２と上，下横骨格構体部材３，４とに、中
央部位間の縦骨格部材７ｃを縦骨格構体部材２とラップ
させて配置し、スポット溶接によって結合される。
は図１で示すように、大型バスの各側面窓下における縦
骨格構体部材２と上，下横骨格構体部材３，４とに、中
央部位間の縦骨格部材７ｃを縦骨格構体部材２とラップ
させて配置し、スポット溶接によって結合される。
【０００９】前記中央部位間の縦骨格部材７ｃを縦骨格
構体部材２とラップさせて配置した隣接する強度メンバ
５の左右両端は各窓下中央に位置されることになり、こ
の部位に図２で示す覆板９を結合して隠蔽する。
構体部材２とラップさせて配置した隣接する強度メンバ
５の左右両端は各窓下中央に位置されることになり、こ
の部位に図２で示す覆板９を結合して隠蔽する。
【００１０】上記プレス一体成形されたトラス状の強度
メンバ５は大型バス側面窓下において、斜め骨格部材８
によって従来の斜め骨格部材２０と同様に大型バス側面
窓下の構体の強度向上の作用を有するが、斜め骨格部材
８は上下横骨格部材６ａ，６ｂと左右両端間及び中央部
位間の縦骨格部材７ａ，７ｂ，７ｃとプレス一体成形さ
れたものであるため、従来の斜め骨格部材２０のように
アーク溶接で縦，横骨格部材に結合したものに比べて、
溶接結合部の疲労、溶接不良等で溶接結合部に亀裂ある
いは剥離の恐れのある構造ではなく、大型バス側面窓下
の強度メンバとしての目的を十分に達成する作用を有し
ている。
メンバ５は大型バス側面窓下において、斜め骨格部材８
によって従来の斜め骨格部材２０と同様に大型バス側面
窓下の構体の強度向上の作用を有するが、斜め骨格部材
８は上下横骨格部材６ａ，６ｂと左右両端間及び中央部
位間の縦骨格部材７ａ，７ｂ，７ｃとプレス一体成形さ
れたものであるため、従来の斜め骨格部材２０のように
アーク溶接で縦，横骨格部材に結合したものに比べて、
溶接結合部の疲労、溶接不良等で溶接結合部に亀裂ある
いは剥離の恐れのある構造ではなく、大型バス側面窓下
の強度メンバとしての目的を十分に達成する作用を有し
ている。
【００１１】
【発明の効果】以上のように本発明によると、大型バス
側面窓下の構体を金属プレートによるプレス一体成形さ
れたトラス状の強度メンバとした構成により、部品点数
を低減し作業性を向上すると共に、スポット溶接結合を
可能とするものであるため、溶接ロボットによる自動化
が図られ、作業環境の改善は勿論のこと、組付け精度を
向上させ品質を改善する利点を有している。
側面窓下の構体を金属プレートによるプレス一体成形さ
れたトラス状の強度メンバとした構成により、部品点数
を低減し作業性を向上すると共に、スポット溶接結合を
可能とするものであるため、溶接ロボットによる自動化
が図られ、作業環境の改善は勿論のこと、組付け精度を
向上させ品質を改善する利点を有している。
【図１】本発明による大型バスの構体の側面図
【図２】図１のＣ矢視部の分解的斜視図
【図３】本発明のトラス状の強度メンバの左半分正面図
【図４】図３のＡ−Ａ線断面図
【図５】図３のＢ−Ｂ線断面図
【図６】図３のＣ−Ｃ線断面図
【図７】従来の大型バスの構体の側面図
１ 大型バスの構体 ２ 縦骨格構体部材 ３ 上横骨格構体部材 ４ 下横骨格構体部材 ５ トラス状の強度メンバ ６ａ 上横骨格部材 ６ｂ 下横骨格部材 ７ａ 左端の縦骨格部材 ７ｂ 右端の縦骨格部材 ７ｃ 中央部位の縦骨格部材 ８ 斜め骨格部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B62D 31/02 B62D 25/08 B62D 25/02
Claims (1)
- 【請求項１】 大型バス側面窓下の構体であって、上下
平行する横骨格部材と、この上下横骨格部材の左右両端
間及び中央部位間の縦骨格部材と、前記中央部位間の縦
骨格部材と左右両端間の縦骨格部材とによって形成され
た四角形の２つのそれぞれの開口部の対角を結ぶ斜め骨
格部材とを各窓スパンの大きさで金属パネルにより断面
コ字形にプレス一体成形し、これを窓下の上下横骨格部
材と縦骨格部材に結合したことを特徴とする大型バスの
構体側面構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26202295A JP3197470B2 (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 大型バスの構体側面構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26202295A JP3197470B2 (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 大型バスの構体側面構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0976949A JPH0976949A (ja) | 1997-03-25 |
| JP3197470B2 true JP3197470B2 (ja) | 2001-08-13 |
Family
ID=17369940
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26202295A Expired - Fee Related JP3197470B2 (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 大型バスの構体側面構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3197470B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109466633A (zh) * | 2018-12-20 | 2019-03-15 | 安徽安凯汽车股份有限公司 | 一种客车侧翻安全的三腰梁式侧围骨架中段结构 |
-
1995
- 1995-09-18 JP JP26202295A patent/JP3197470B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0976949A (ja) | 1997-03-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |