JP2000219148A - 車両用荷台のフレーム構造 - Google Patents

車両用荷台のフレーム構造

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JP2000219148A
JP2000219148A JP11020889A JP2088999A JP2000219148A JP 2000219148 A JP2000219148 A JP 2000219148A JP 11020889 A JP11020889 A JP 11020889A JP 2088999 A JP2088999 A JP 2088999A JP 2000219148 A JP2000219148 A JP 2000219148A
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JP
Japan
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frame
parts
frame structure
frame parts
present
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JP11020889A
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English (en)
Inventor
Kenichi Onoda
謙一 小野田
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、フレームを構成する複数のフレー
ム部品を1つのプレス金型で成形加工でき、設備投資額
を大幅に低減させ、ひずみの発生を抑えるとともに、作
業性および加工性の向上を図ることが可能な車両用荷台
のフレーム構造を提供することにある。 【解決手段】 本発明は、荷台フロアパネル2aの下面
に配設され、かつほぼ同一形状に形成された複数のフレ
ーム部品3を備え、隣接するフレーム部品3を縦横フレ
ーム部4,5の接合部6,7で互いに接合して一体化さ
せることにより、フレーム1の全体を構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用荷台のフレ
ーム構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、トラックなどの貨物自動車の
内、特にダンプカーのような特装車は、比較的少量にて
生産されるため、大量生産と同様の設備費を投入するこ
とはできず、設備投資を抑える必要がある。例えば、図
6および図7に示すトラック(ダンプカー)51の荷台
52の場合は、フロアパネル53の下面に配設されるフ
レーム54を一体プレス加工により製作していない。こ
れはプレス設備投資が大きく、少量生産向きではないか
らである。このため、従来では大型のプレス設備を用い
ることはせず、少量生産の常とう手段であるタレットパ
ンチ、ブレーキプレス等が使用されている。
【0003】したがって、上記フレーム54は、小型化
されかつ必要に応じて強度を変えるべく断面形状および
長さが異なる多数のフレーム部品55,56を縦横に配
設し、これらフレーム部品55,56を互いに突き合わ
せて溶接で接合することにより組付けられている。すな
わち、長いフレーム部品55は、車両前方側で車幅方向
に沿って配設されているとともに、左右両側に間隔を置
き車両前後方向に沿って配設されている。また、短いフ
レーム部品56は、長いフレーム部品55の左右間およ
び外側に間隔を置き車幅方向に沿って配設されている。
なお、トラック51がダンプカーの場合は、図示しない
シリンダがサブフレーム57と支持部材58との間に取
付けられており、当該シリンダの力(一般的には油圧)
が支持部材58に加わると、この力はフレーム54の全
体に伝わり、後端部を中心に荷台52の前部側が上昇す
るように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のフレーム構造にあっては、図6および図7に示
す如く、フレーム54を構成するフレーム部品55,5
6の種類および部品点数が多いので、図7で示すように
溶接W1の箇所が多くなるとともに、使用するプレス金
型および加工工数も増加し、作業性と加工性に問題を有
していた。また、従来のフレーム構造では、フレーム部
品55,56の加工上、溶接の方法が比較的長い時間の
掛かるアーク溶接(CO2溶接)W1に限定されるの
で、スポット溶接(抵抗溶接)と比べて溶接の熱による
ひずみが大きく、フレーム54の変形を発生させるおそ
れがあった。さらに、従来のフレーム構造は、部品点数
が多いことから、これに伴い部品継手部が多くなる。こ
れを補うためには、部品を大型化したり、あるいはその
板厚を厚くする必要があり、これによって重量およびコ
スト高を招くという不具合があった。
【0005】本発明はこのような実状に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、フレームを構成する複数の
フレーム部品を1つのプレス金型で成形加工でき、設備
投資額を大幅に低減させ、ひずみの発生を抑えるととも
に、作業性および加工性の向上を図ることが可能な車両
用荷台のフレーム構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の有する課
題を解決するために、本発明においては、荷台フロアパ
ネルの下面に配設され、かつほぼ同一形状に形成された
複数のフレーム部品を備え、隣接する前記フレーム部品
を互いに接合して一体化させることにより、フレームの
全体を構成している。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0008】図1〜図5は、本発明に係る車両用荷台の
フレーム構造の実施形態を示している。図において、1
は本実施形態の構造が適用されたトラック等(特にダン
プカー)の荷台2のフレームであり、このフレーム1
は、荷台2のフロアパネル2aの下面に配設され、少量
生産向きに分割されている。すなわち、本実施形態のフ
レーム1では、プレス設備投資、歩留まりその他を総合
的に考慮して、最も効率の良い前後左右の4分割で構成
されている。しかも、本実施形態のフレーム1は、1つ
のプレス金型を用いて同一形状(同一種類)に加工成形
された複数個(本実施形態では4個)のフレーム部品3
を備えており、これらフレーム部品3を車両前後方向お
よび左右方向に配置した状態で、隣接するフレーム部品
3を互いに接合して一体化させることによって、フレー
ム全体が構成されている。
【0009】上記フレーム部品3は、図5(a)に示す
ように1種類のプレス金型で絞り加工した後、図5
(b)および(c)で示す2種類の形状にトリミング加
工して外縁部の不要部分を切り落とし、上端両側に接合
フランジ3aを有する上向き配置の断面ハット状に一体
成形されている。また、フレーム部品3は、車両前後方
向へ沿って延びる縦フレーム部4と、該縦フレーム部4
の左右両側にそれぞれ連続して一体的に形成される前後
一対の横フレーム部5とから構成されており、これを正
逆に配置して前後方向又は左右方向に組み合わせること
により、後述の接合部が交互に位置するように設定され
ている。
【0010】このため、フレーム部品3のうち、一の縦
フレーム部4の一端には、隣接するフレーム部品3と重
ね合わせてスポット溶接する接合部6が設けられてい
る。また、車両内側に配置される一つの横フレーム部5
の先端には、隣接するフレーム部品3と重ね合わせてス
ポット溶接W2を行う接合部7が設けられている。これ
ら接合部6,7は、2枚の縦横フレーム部4,5を突き
合わせて重ねるとき、段が付かないように一方の縦横フ
レーム部4,5に板厚分の段差を設けた重ね合わせ用の
ジョグルによって形成されている。したがって、図1に
おいて、前方右側のフレーム部品3と後方左側のフレー
ム部品3とは180度反転した位置関係、前方左側のフ
レーム部品3と後方右側のフレーム部品3とは180度
反転した位置関係にある。ここで、接合部6,7は、ジ
ョグルの代わりに一方の縦横フレーム部4,5の先端が
幅狭で、接合する他方の縦横フレーム部4,5の端部に
挿入して重ね合わせ可能となるような先細りのテーパ形
状に形成しても良い。
【0011】また、上記フレーム部品3の縦フレーム部
4および横フレーム部5の各交差角部8は、内側へ向か
って十分大きく湾曲した円弧状に形成されており、これ
によってフレーム部品3の強度剛性を向上させている。
このような形状は、特に、荷台の上昇時にフレーム1の
全体に大きな力が働くダンプカーなどにおいて有利であ
る。なお、トラックがダンプカーの場合は、前方側に位
置する左右フレーム部品3の内側横フレーム部5の接合
部7における支持部材9の前後端部が取付けられ、該支
持部材9の前部側に荷台2を昇降させるシリンダ10の
一端が支持されるようになっている。
【0012】本発明の実施形態に係る車両用荷台のフレ
ーム構造を得るには、まず、1つのプレス金型で同一形
状に加工成形され、2種類のトリミング加工により外縁
部の不要部分を切り落とし、縦フレーム部4および横フ
レーム部5の必要箇所に接合部6,7が設けられた2種
類のフレーム部品3を各2個づつ、前後又は左右方向に
組み合わせて配置する(図1参照)。次いで、各フレー
ム部品3の縦フレーム部4および横フレーム部5の端部
を接合部6,7において互いに重ね合わせ、この状態で
重ね合わせた部分をスポット溶接W2によって接合す
る。そして、このスポット溶接W2で接合された2個の
フレーム部品3と、別個に接合した2個のフレーム部品
3とを前後又は左右方向に組み合わせて配置し、接合部
6,7においてスポット溶接W2することにより結合さ
せる。しかる後、ダンプカーの場合は、前方側のフレー
ム部品3に支持部材9を溶接にて取付けるとともに、後
方側のフレーム部品3の後端部にダンプカー用荷台の支
持ピン取付部材11を溶接にて取付ければ、フレーム1
の全体が完成されることになる(図2参照)。なお、完
成したフレーム1の各フレーム部品3は、接合フランジ
3aにおいて荷台2のフロアパネル2aにスポット溶接
され、該フロアパネル2aの下面に配設される(図3お
よび図4参照)。
【0013】本発明の実施形態のフレーム構造において
は、フレーム1の全体を2種類4個のフレーム部品3で
構成し、これら各フレーム部品3を1つのプレス金型を
用いて同一形状に成形加工しているため、プレス設備投
資額を約1/4に低減させることができる。また、本実
施形態のフレーム構造では、フレーム部品3の縦横フレ
ーム部4,5に前後および左右方向で隣接するフレーム
部品3と重ね合わせてスポット溶接W2する接合部6,
7を設けているため、アーク溶接でなくスポット溶接W
2により一体化させることが可能になるとともに、溶接
箇所の数を半減させ、ひずみの発生を抑えることができ
る。さらに、本実施形態のフレーム構造では、各フレー
ム部品3の縦横フレーム部4,5の交差角部8を内側へ
大きく湾曲させた円弧状に形成しているため、各フレー
ム部品3のみならず、フレーム1の全体の強度剛性を向
上させることができる上、フレーム断面の小型化および
フレーム部品3の板厚を低減でき、トラック荷台の軽量
化とコストの削減を図ることができる。この効果は、特
に、荷台2の上昇時にフレーム1の全体に大きな力が作
用するダンプカーにおいて顕著である。
【0014】以上、本発明の実施の形態につき述べた
が、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではな
く、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形および変
更が可能である。
【0015】例えば、既述した本発明の実施形態のフレ
ーム構造では、フレーム1を4分割して、前後および左
右方向に配置した4個のフレーム部品3を互いに接合す
ることにより構成されているが、分割の数は荷台2の大
きさやフレーム部品3の形状などに応じて6分割等に変
更しても良い。また、フレーム部品3を車両に対して前
後対称形状とし、後方側のフレーム部品3の後端部に取
付ける支持ピン取付部材11を左右それぞれ専用とすれ
ば、トリミング加工をも1種類とすることができる。
【0016】
【発明の効果】上述の如く、本発明に係る車両用荷台の
フレーム構造は、荷台フロアパネルの下面に配設され、
かつ同一形状に形成された複数のフレーム部品を備え、
隣接する前記フレーム部品を互いに接合して一体化させ
ることにより、フレームの全体を構成しているので、フ
レームを構成するフレーム部品を1つのプレス金型によ
って成形加工できることになる。したがって、本発明に
係る車両用荷台のフレーム構造によれば、溶接接合箇所
の数および設備投資額を大幅に低減させ、ひずみの発生
を抑えることができ、組付作業性および加工性の向上を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る車両用荷台のフレーム
構造を説明するものであって、フレーム部品を接合する
前の状態を示す斜視図である。
【図2】図1におけるフレーム部品を接合して車両用荷
台のフレームを組付けた状態を示す斜視図である。
【図3】図2におけるフレームを荷台のフロアパネルの
下面に取付けた状態を示す斜視図である。
【図4】図2におけるフレームを荷台のフロアパネルの
下面に取付けた状態を示す平面図である。
【図5】(a)は図1におけるフレーム部品の素材を1
種類のプレス金型で絞り加工した状態を示す斜視図、
(b)および(c)は絞り加工後の素材を2種類の形状
にトリミング加工して外縁部の不要部分を切り落とした
状態を示す斜視図である。
【図6】従来のトラックの荷台におけるフレーム構造を
示す斜視図である。
【図7】図6のフレームを構成するフレーム部品を接合
して組付けた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 荷台 2a フロアパネル 3 フレーム部品 4 縦フレーム部 5 横フレーム部 6,7 接合部 8 交差角部 W2 スポット溶接

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷台フロアパネルの下面に配設され、か
    つほぼ同一形状に形成された複数のフレーム部品を備
    え、隣接する前記フレーム部品を互いに接合して一体化
    させることにより、フレームの全体を構成したことを特
    徴とする車両用荷台のフレーム構造。
  2. 【請求項2】 前記フレーム部品には、隣接するフレー
    ム部品と重ね合わせてスポット溶接する接合部が設けら
    れていることを特徴とする請求項1に記載の車両用荷台
    のフレーム構造。
  3. 【請求項3】 前記フレーム部品は、車両前後方向へ沿
    って延びる縦フレーム部と、該縦フレーム部の左右両側
    に一体的に形成される横フレーム部とを有し、前記縦フ
    レーム部および横フレーム部の交差角部が大きく湾曲し
    た円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1に
    記載の車両用荷台のフレーム構造。
JP11020889A 1999-01-29 1999-01-29 車両用荷台のフレーム構造 Pending JP2000219148A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006062499A (ja) * 2004-08-26 2006-03-09 Hino Motors Ltd 荷台床モジュール構造
KR101616810B1 (ko) * 2015-07-08 2016-04-29 주식회사 투데이모터스 화물 차량용 차체프레임
US11267387B2 (en) 2018-05-28 2022-03-08 Kubota Corporation Work vehicle

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JP2006062499A (ja) * 2004-08-26 2006-03-09 Hino Motors Ltd 荷台床モジュール構造
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