JP3196672B2 - A/d変換器 - Google Patents

A/d変換器

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JP3196672B2 JP32933096A JP32933096A JP3196672B2 JP 3196672 B2 JP3196672 B2 JP 3196672B2 JP 32933096 A JP32933096 A JP 32933096A JP 32933096 A JP32933096 A JP 32933096A JP 3196672 B2 JP3196672 B2 JP 3196672B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はA/D変換器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】情報通信分野においての信号処理のデジ
タル化、および情報通信機器の小型、軽量化に伴い、デ
ジタル信号処理のキーデバイスとなるA/D変換器にお
いても、低消費電力化が要求されている。A/D変換器
の基本的な構成法して、並列型A/D変換器、直並列型
A/D変換器が挙げられるが、まず最初に従来の並列型
A/D変換器の構成、および動作について説明する。
【0003】図9は4ビットの並列型A/D変換器の構
成を示を示している。基準電圧2、3の間に基準抵抗列
5が接続されている。前記基準抵抗列5は基準抵抗4に
よって前記基準電圧2、3の電位差を等電位に分割して
いる。前記基準抵抗4の各々の接続点は電圧比較器列7
を構成する各々の電圧比較器6の一方の入力端子に接続
されている。各々の前記電圧比較器の他方の入力端子は
全てアナログ入力信号1に接続され、出力端子は符号選
択回路8に接続されている。前記符号選択回路8の出力
端子は符号化回路9の入力端子に接続され、前記符号化
回路9の出力端子は符号変換回路10の入力端子に接続
されている。前記符号変換回路10の出力端子より4ビ
ットのデジタル出力11が出力される。以上が並列型A
/D変換器の構成である。
【0004】次に並列型A/D変換器がアナログ値をデ
ジタル値に変換する動作について説明する。電圧比較器
列7を構成する各々の電圧比較器6は、アナログ入力信
号1より入力されるアナログ入力電圧値Vinと基準抵抗
列5により生成される各々の基準電圧値VRi(i=1、
2、3、・・・、15)の比較を行い、電圧比較結果C
1〜C15を出力する。符号選択回路8は前記電圧比較器
列7より出力される前記電圧比較結果C1〜C15に従
い、符号選択信号P0〜P15を出力する。符号化回路9
は前記符号選択回路8が出力する前記符号選択信号P0
〜P15に従い、グレイコード等で表される4ビットの2
進コードを出力する。符号変換回路10は符号化回路9
より出力される4ビットの2進コードに従い、バイナリ
コードへのコード変換を行いA/D変換結果としてデジ
タル出力11を出力する。以上が並列型A/D変換器の
動作である。
【0005】以上に述べた並列型A/D変換器では、2
N−1(N:ビット数)の電圧比較器が必要であるた
め、高分解能のA/D変換器を並列型で実現しようとす
ると、電圧比較器の数が多くなり、消費電力も大きくな
ってしまう。この問題を解決し、高分解能・低消費電力
のA/D変換器を実現するための代表的な構成として、
直並列型A/D変換器がある。次に直並列型A/D変換
器の構成、及び動作について述べる。
【0006】図10は5ビットの直並列型A/D変換器
の構成を示している。基準電圧2、3の間に基準抵抗列
及びスイッチ列12が接続されている。上位2ビットを
決定する上位電圧比較器列13を構成する各々の電圧比
較器6の一方の入力端子は前記基準抵抗列及びスイッチ
列12の、前記基準電圧2、3の電位差を等電位に分割
した接続点に接続されており、他方の入力端子はアナロ
グ入力信号1に接続されている。前記上位電圧比較器列
13の出力端子は上位符号選択回路14に接続されてお
り、前記上位符号選択回路14の出力端子は上位符号化
回路15の入力端子に接続されている。下位3ビットを
決定する下位電圧比較器列16を構成する各々の電圧比
較器6の一方の入力端子は、前記基準抵抗列及びスイッ
チ列12において前記上位電圧比較器列13の各々の電
圧比較器6が接続されている接続点間を基準抵抗4によ
り等電位に分割した点にスイッチを介して接続されてお
り、他方の入力端子は前記アナログ入力信号1に接続さ
れている。前記下位電圧比較器列16の出力端子は下位
符号選択回路17に接続されており、前記下位符号選択
回路17の出力端子は下位符号化回路18に接続されて
いる。前記上位符号化回路15、および前記下位符号化
回路18の出力端子はそれぞれ符号合成回路53に接続
されており、前記符号合成回路53の出力端子より5ビ
ットのデジタル出力11が出力される。以上が直並列型
A/D変換器の構成である。
【0007】次に直並列型A/D変換器の動作について
説明する。まず、上位電圧比較器列13と、下位電圧比
較器列16がアナログ入力信号1に同時に接続され、等
しいアナログ入力電圧値を保持する。上位電圧比較器列
13は前記アナログ入力電圧値と上位参照電圧値を比較
し、上位電圧比較結果を出力する。前記上位電圧比較結
果は上位符号選択回路14によって上位符号選択信号に
変換される。上位符号化回路15は前記上位符号選択信
号に従い、2ビットの上位2進コードを出力する。基準
抵抗列及びスイッチ列12は前記上位符号選択回路14
から出力される前記上位符号選択信号により各々のスイ
ッチのオン状態、オフ状態を決定し、前記下位電圧比較
器列16に入力する下位参照電圧値を選択する。前記下
位電圧比較器列16は、保持していたアナログ入力電圧
値と前記基準抵抗及びスイッチ列12より入力された前
記下位参照電圧値を比較し、下位電圧比較結果を出力す
る。前記下位電圧比較結果は下位符号選択回路17によ
って下位符号選択信号に変換される。下位符号化回路1
8は前記下位符号選択信号に従い、3ビットの下位2進
コードを出力する。符号合成回路53は、前記上位符号
化回路15より出力される2ビットの前記上位2進コー
ドと前記下位符号化回路18より出力される3ビットの
前記下位2進コードを論理合成して、5ビットのデジタ
ル出力11を出力する。以上が直並列型A/D変換器の
動作である。
【0008】5ビットのA/D変換器を構成する場合、
並列型A/D変換器は31個の電圧比較器が必要である
が、直並列型A/D変換器は10個の電圧比較器で構成
できるため、低消費電力動作が可能である。一方、直並
列型A/D変換器は、上位A/D変換結果に従い下位A
/D変換のための比較参照電圧を決定し下位A/D変換
を行うので、上位電圧比較器列が電圧比較を行っている
間、下位電圧比較器は上位電圧比較器が比較を終了する
までアナログ入力電圧値を保持している必要がある。ま
た、下位電圧比較器列が電圧比較を行っている間、上位
電圧比較器列は下位電圧比較が終了するまで電圧比較を
行うことができない。以上の理由により、直並列型A/
D変換器は並列型A/D変換器よりも変換速度が低速に
なる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】例えば携帯電話等の移
動体通信に用いられるA/D変換器は、電池等で駆動さ
れるため、移動体通信機器の小型軽量化、および電池の
寿命延長のためにも低消費電力動作が要求される。ま
た、情報を受信する際、例えば建築物等の障害物によ
り、使用する場所によって受信する電波の強度が異な
り、電波の強度に応じてA/D変換器に要求される分解
能も異なる。
【0010】以上に示した従来のA/D変換器は、移動
体通信システムが要求する分解能が変化する場合にも、
デジタル出力のビット数が変化することなく、全ての電
圧比較器が動作しており、これが低消費電力化の妨げと
なっていた。
【0011】本発明は上記の問題に鑑み、システムの要
求するA/D変換器のビット数が変化した場合に、必要
な電圧比較器のみを動作させ、不要な電圧比較器の動作
を停止させることにより、低消費電力動作が可能なA/
D変換器を実現することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明の請求項1に係るA/D変換器では、並列
型A/D変換器において、出力すべきデジタル値のビッ
ト数を選択するためのビット数制御信号に従い、ビット
数選択信号を出力するビット数制御回路を有する構成と
し、前記ビット数選択信号により電圧比較器列を構成す
る少なくとも1以上の電圧比較器が動作して、残りの前
記電圧比較器の動作が停止する構成としたものである。
また、前記電圧比較器列を、複数の電圧比較器列と複数
のスイッチで構成される複数の動作制御回路を有する構
成とし、ビット数制御回路が出力するビット数選択信号
により前記動作制御回路のいずれか1つが選択されるこ
とにより、少なくとも1つの前記電圧比較器の動作を停
止させる構成としたものである。
【0013】
【0014】請求項2の発明は、並列型A/D変換器の
符号選択回路を、複数のスイッチと複数の論理回路で構
成される複数の符号選択回路で構成し、ビット数制御回
路が出力するビット数選択信号により、前記符号選択回
路のいずれか1つが選択されることにより、出力すべき
デジタル値のビット数に応じた符号選択信号を出力する
構成としたものである。
【0015】請求項3〜4の発明は、直並列型A/D変
換器において、出力すべきデジタル値のビット数を選択
するためのビット数制御信号に従い、ビット数選択信号
を出力するビット数制御回路を有する構成とし、前記ビ
ット数選択信号により下位電圧比較器列を構成する少な
くとも1つ、もしくは全ての電圧比較器の動作を停止さ
せる構成としたものである。
【0016】本発明のA/D変換器によれば、システム
の要求するA/D変換器のビット数が変化した場合に
も、必要な電圧比較器のみを動作させ、不要な電圧比較
器の動作を停止させることにより、低消費電力動作のA
/D変換器を実現することが可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明のA/D変換器の具
体的な実施の形態について述べる。
【0018】(実施の形態1)図1は、デジタル出力を2〜4ビットに変化させること
が可能な並列型A/D変換器の構成を示している。 基準
電圧2、3の間に基準抵抗列5が接続されている。前記
基準抵抗列5は基準抵抗4によって前記基準電圧2、3
の電位差を等電位に分割している。前記基準抵抗4の各
々の接続点は電圧比較器列20を構成する各々の電圧比
較器19の一方の入力端子に接続されている。各々の前
記電圧比較器19の他方の入力端子は全てアナログ入力
信号1に接続され、出力端子は符号選択回路22に接続
されている。前記符号選択回路22の出力端子は符号化
回路9の入力端子に接続され、前記符号化回路9の出力
端子は符号変換回路10の入力端子に接続されている。
前記符号変換回路10の出力端子よりデジタル出力11
が出力される。ビット数制御信号23がビット数制御回
路24に入力され、前記ビット数制御回路24の出力す
るビット数選択信号25は前記電圧比較器列20を構成
する動作制御回路21、および前記符号選択回路22に
入力される。前記動作制御回路21の各々の出力は、前
記電圧比較器列20を構成する各々の前記電圧比較器1
9に入力される。以上が本発明の実施の形態1である並
列型A/D変換器の構成である。
【0019】次に本発明の実施の形態1である並列型A
/D変換器が、4ビットのデジタル出力を行う場合の動
作について説明する。4ビットのデジタル出力を行うた
めのビット数制御信号23がビット数制御回路24に入
力されると、前記ビット数制御回路24より出力される
ビット数選択信号25により、電圧比較器列20を構成
する動作制御回路21は、全ての電圧比較器19が電圧
比較動作を行うよう各々の前記電圧比較器19に動作制
御信号26を入力する。各々の前記電圧比較器19は、
アナログ入力信号1より入力されるアナログ入力電圧値
Vinと基準抵抗列5より入力される各々の基準電圧値V
Ri(i=1、2、3、・・・、15)の比較を行う。例
えば、アナログ入力電圧値VinがVR9>Vin>VR8の条
件を満たす場合は、VR1〜VR8に接続された電圧比較器
19は基準電圧値よりもアナログ入力電圧値が高いと判
断し1レベル(論理レベルのハイレベル)を出力する。
VR9〜VR15に接続された電圧比較器19は基準電圧値
よりもアナログ入力電圧値が低いと判断して0レベル
(論理レベルのローレベル)を出力する。このように基
準電圧値VR8とVR9の間にアナログ入力電圧値Vinがあ
る場合は、電圧比較器列20はVR8とVR9の間に接続さ
れている電圧比較器19の出力が1レベルから0レベル
に変化するビット列である電圧比較結果C1〜C15(1
11111110000000)を出力する。符号選択
回路22は電圧比較器列20から出力された電圧比較結
果C1〜C15の1レベルと0レベルの変化点のみが1レ
ベル、その他は0レベルである符号選択信号P0〜P15
(0000000010000000)を出力する。符
号化回路9は前記符号選択回路22が出力する符号選択
信号P0〜P15に従い、例えばグレイコード等で表され
る4ビットの2進コードを出力する。符号変換回路10
は符号化回路9より出力される4ビットの2進コードに
従い、バイナリコードへのコード変換を行い4ビットの
デジタル出力11として(1000)を出力する。以上
が本発明の実施の形態1である並列型A/D変換器が4
ビットのデジタル出力を行う場合の動作である。
【0020】次に本発明の実施の形態1である並列型A
/D変換器が、3ビットのデジタル出力を行う場合の動
作について説明する。3ビットのデジタル出力を行うた
めのビット数制御信号23がビット数制御回路24に入
力されると、前記ビット数制御回路24より出力される
ビット数選択信号25により、電圧比較器列20を構成
する動作制御回路21は、VR2j(j=1、2、3、・
・・、7)に接続された電圧比較器19が電圧比較動作
を行い、その他の電圧比較器19が電圧比較動作を停止
するように各々の前記電圧比較器19に動作制御信号2
6を入力する。電圧比較動作を行うよう選択された前記
電圧比較器19は、アナログ入力信号1より入力される
アナログ入力電圧値Vinと基準抵抗列5より入力される
基準電圧値VR2jの比較を行う。例えば、アナログ入力
電圧値VinがVR10>Vin>VR8の条件を満たす場合
は、VR2、VR4、VR6、VR8に接続された電圧比較器1
9は基準電圧値よりもアナログ入力電圧値が高いと判断
し1レベルを出力する。VR10、VR12、VR14に接続さ
れた電圧比較器19は基準電圧値よりもアナログ入力電
圧値が低いと判断して0レベルを出力する。このように
基準電圧値VR8とVR10の間にアナログ入力電圧値Vin
がある場合は、電圧比較器列20はVR8とVR10の間に
接続されている電圧比較動作を行うよう選択された電圧
比較器19の出力が1レベルから0レベルに変化するビ
ット列である電圧比較結果C2j(1111000)を出
力する。符号選択回路22は、前記ビット数選択信号2
5に従い3ビットのデジタル信号を出力するために、電
圧比較器列20から出力された電圧比較結果C2jの1レ
ベルと0レベルの変化点のみが1レベル、その他は0レ
ベルである符号選択信号P2k(k=0、1、2、・・
・、7)(00001000)を出力する。その他の符
号選択信号P(2k+1)は全て0レベルに固定される。符号
化回路9は符号選択回路22が出力する符号選択信号P
2kに従い、例えばグレイコード等で表される3ビットの
2進コードを出力する。符号変換回路10は前記符号化
回路9より出力される3ビットの2進コードに従い、バ
イナリコードへのコード変換を行い3ビットのデジタル
出力11として(100)を出力する。以上が本発明の
実施の形態1である並列型A/D変換器が3ビットのデ
ジタル出力を行う場合の動作である。
【0021】次に本発明の実施の形態1である並列型A
/D変換器が、2ビットのデジタル出力を行う場合の動
作について説明する。2ビットのデジタル出力を行うた
めのビット数制御信号23がビット数制御回路24に入
力されると、前記ビット数制御回路24より出力される
ビット数選択信号25により、電圧比較器列20を構成
する動作制御回路21は、VR4l(l=1、2、3)に
接続された電圧比較器19が電圧比較動作を行い、その
他の電圧比較器19が電圧比較動作を停止するように各
々の前記電圧比較器19に動作制御信号26を入力す
る。電圧比較動作を行うよう選択された電圧比較器19
は、アナログ入力信号1より入力されるアナログ入力電
圧値Vinと基準抵抗列5より入力される基準電圧値VR4
lの比較を行う。例えば、アナログ入力電圧値VinがVR
12>Vin>VR8の条件を満たす場合は、VR4、VR8に接
続された電圧比較器19は基準電圧値よりもアナログ入
力電圧値が高いと判断し1レベルを出力する。VR12に
接続された電圧比較器19は基準電圧値よりもアナログ
入力電圧値が低いと判断して0レベルを出力する。この
ように基準電圧値VR8とVR12の間にアナログ入力電圧
値Vinがある場合は、電圧比較器列20はVR8とVR12
の間に接続されている電圧比較動作を行うよう選択され
た電圧比較器19の出力が1レベルから0レベルに変化
するビット列である電圧比較結果C4l(110)を出力
する。符号選択回路22は、前記ビット数選択信号25
に従い2ビットのデジタル信号を出力するために、電圧
比較器列20から出力された電圧比較結果C4lの1レベ
ルと0レベルの変化点のみが1レベル、その他は0レベ
ルである符号選択信号P2m(m=0、1、2、3)(0
0010)を出力する。その他の符号選択信号は全て0
レベルに固定される。符号化回路9は符号選択回路22
が出力する符号選択信号P2mに従い、例えばグレイコー
ド等で表される2ビットの2進コードを出力する。符号
変換回路10は符号化回路9より出力される2ビットの
2進コードに従い、バイナリコードへのコード変換を行
いA/D変換器のデジタル出力11として(10)を出
力する。以上が本発明の実施の形態1である並列型A/
D変換器が2ビットのデジタル出力を行う場合の動作で
ある。
【0022】以上に述べたように、本発明の実施の形態
1に示したA/D変換器によれば、システムが要求する
デジタル出力のビット数が変化する場合に、不要な電圧
比較器の動作を停止させることができるので、低消費電
力のA/D変換器の実現が可能である。
【0023】なお、本実施の形態ではデジタル出力のビ
ット数2〜4ビットに変化するA/D変換器を示した
が、デジタル出力のビット数は任意の設定が可能であ
る。
【0024】(実施の形態2)図2は実施の形態1に示した並列型A/D変換器に用い
られる電圧比較器列の構成を示している。 アナログ入力
電圧27が各々の電圧比較器19の一方の入力端子に入
力され、基準電圧28が各々の前記電圧比較器19の他
方の入力端子にそれぞれ入力される。各々の前記電圧比
較器19の出力端子より電圧比較結果29がそれぞれ出
力される。ビット数選択信号25が動作制御回路21を
構成する4ビット動作制御回路30、3ビット動作制御
回路31、および2ビット動作制御回路32にそれぞれ
入力される。前記4ビット動作制御回路30、3ビット
制御回路31、2ビット制御回路32はいずれも複数の
スイッチで構成されており、論理レベルのローレベル
(0レベル)、もしくは論理レベルのハイレベルが前記
スイッチを介して動作制御信号26として各々の前記電
圧比較器19にそれぞれ入力される。以上が図2に示す
本発明の実施の形態2である電圧比較器列の構成であ
る。
【0025】次に本発明の実施の形態2である電圧比較
器列が4ビットの電圧比較を行う場合の動作について説
明する。4ビット動作制御回路30、3ビット動作制御
回路31、および2ビット動作制御回路32を構成する
スイッチは、例えばビット数選択信号25が1レベルの
時にはオン状態に、0レベルの時にはオフ状態になる。
電圧比較器19は例えば動作制御信号26が0レベルの
時には電圧比較動作を行い、前記動作制御信号26が1
レベルの時には電圧比較動作を停止する。電圧比較器列
が4ビットの電圧比較を行うよう、動作制御回路21に
ビット数選択信号B0〜B2(100)が入力されると、
4ビット動作制御回路30を構成するスイッチは全てオ
ン状態に、3ビット動作制御回路31、2ビット動作制
御回路32を構成するスイッチは全てオフ状態になる。
全ての電圧比較器19には0レベルの動作制御信号が入
力され、各々の前記電圧比較器列19はアナログ入力電
圧値Vinと基準電圧値VRi(i=1、2、3、・・・、
15)との比較を行い、電圧比較結果Ciを出力する。
電圧比較器列が3ビットの電圧比較を行うよう、動作制
御回路21にビット数選択信号B0〜B2(010)が入
力されると、3ビット動作制御回路31を構成するスイ
ッチは全てオン状態に、4ビット動作制御回路30、2
ビット動作制御回路32を構成するスイッチは全てオフ
状態になる。基準電圧VR2j(j=1、2、3、・・
・、7)に接続された電圧比較器19は0レベルの動作
制御信号が入力され電圧比較を行い、電圧比較結果C2j
を出力する。基準電圧VR(2j-1)に接続された電圧比較
器19には1レベルの動作制御信号26が入力され、電
圧比較動作を停止する。電圧比較器列が2ビットの電圧
比較を行うよう、動作制御回路21にビット数選択信号
B0〜B2(001)が入力されると、2ビット動作制御
回路32を構成するスイッチは全てオン状態に、4ビッ
ト動作制御回路30、3ビット動作制御回路31を構成
するスイッチは全てオフ状態になる。基準電圧VR4l
(l=1、2、3)に接続された電圧比較器19は0レ
ベルの動作制御信号が入力され電圧比較を行い、電圧比
較結果Clを出力する。その他の基準電圧に接続された
電圧比較器19には1レベルの動作制御信号26が入力
され、電圧比較動作を停止する。以上が本発明の実施の
形態2である電圧比較器列の動作である。
【0026】以上に述べたように、本発明の実施の形態
2に示した電圧比較器列によれば、システムが要求する
デジタル出力のビット数が変化する場合に、不要な電圧
比較器の動作を停止させることができるので、低消費電
力の電圧比較器列の実現が可能である。
【0027】なお、本実施の形態では動作制御回路を構
成するスイッチが1レベルでオン状態に、0レベルでオ
フ状態になる場合について述べたが、スイッチのオン、
オフ制御の論理レベルは任意である。
【0028】なお、本実施の形態では電圧比較器に入力
される動作制御信号が0レベルの時に前記電圧比較器が
動作を行い、1レベルの時に動作を停止する場合につい
て述べたが、前記電圧比較器の動作制御の論理レベルは
任意である。
【0029】(実施の形態3)図3は本発明の実施の形
態3であり、(実施の形態2)に示した電圧比較器列に
用いられる電圧比較器の構成を示している。アナログ入
力電圧27がスイッチSW1を介して容量54の一方の
端子に接続されている。基準電圧28がスイッチSW4
を介して前記容量54の一方の端子と前記スイッチSW
1の一方の端子の接続点に接続されている。前記スイッ
チSW1、4の接続されていない前記容量54の他方の
端子は反転増幅器56の入力端子に接続されている。ス
イッチSW2の一方の端子は前記容量54と前記反転増
幅器56の入力端子の接続点に接続されており、他方の
端子はスイッチSW7の一方の端子に接続されている。
前記スイッチSW7の他方の端子は前記反転増幅器56
の出力端子に接続されている。容量55の一方の端子は
前記反転増幅器56の出力端子と前記スイッチSW7の
接続点に接続され、他方の端子は反転増幅器57の入力
端子に接続されている。スイッチSW3の一方の端子は
前記反転増幅器57の入力端子と前記容量55の接続点
に接続され、他方の端子はスイッチ8の一方の端子に接
続されている。前記スイッチSW8の他方の端子は前記
反転増幅器57の出力端子に接続されており、前記反転
増幅器57の出力端子より電圧比較結果29が出力され
る。スイッチSW5の一方の端子は前記反転増幅器56
の入力端子に接続され、他方の端子は論理レベルのロー
レベルに固定されている。スイッチSW6の一方の端子
は前記反転増幅器57の入力端子に接続され、他方の端
子は論理レベルのローレベルに固定されている。動作制
御信号26が前記スイッチSW5、6に入力され、前記
動作制御信号26の反転信号が前記スイッチSW7、8
に入力される。以上が本発明の実施の形態3である電圧
比較器の構成である。
【0030】次に本発明の実施の形態3である電圧比較
器の動作について説明する。電圧比較器が比較動作を行
う場合、動作制御信号26には論理レベルのローレベル
が入力され、スイッチSW5、6はオフ状態に、スイッ
チSW7、8はオン状態に固定される。はじめにスイッ
チSW1〜3はオン状態、SW4はオフ状態であり、ア
ナログ入力電圧27が容量54に接続されて、前記容量
54の一方の端子はアナログ入力電圧値Vinになる。前
記容量54の他方の端子は、反転増幅器56の入力端子
と出力端子が短絡され、前記反転増幅器56の入力電圧
対出力電圧の静特性において、入力電圧と出力電圧が等
しくなる電圧値Va(以下オートゼロ電圧値と呼ぶ)に
なる。同様に反転増幅器57の入力端子と出力端子の電
圧値はオートゼロ電圧Vaになる。次にスイッチSW1
〜3はオフ状態になり、前記容量54はアナログ入力電
圧値Vinとオートゼロ電圧値Vaの電圧差に応じた電荷
を保持する。次にスイッチSW4がオン状態になると、
前記容量54の一方の端子は基準電圧値VRiに変化す
る。このとき前記容量54の蓄積電荷は保持された状態
であるので、反転増幅器56の入力端子はオートゼロ電
圧値VaからVRi−Vin(基準電圧値と保持されたアナ
ログ入力電圧値の差電圧)の電圧だけ変動する。反転増
幅器56はオートゼロ電圧値Vaを中心に、VRi−Vin
の差電圧を増幅して出力する。反転増幅器57も同様の
動作でオートゼロ電圧値Vaを中心に、前記反転増幅器
56の出力電圧を増幅して出力する。以上のようにして
電圧比較動作が行われる。
【0031】電圧比較器が比較動作を停止する場合は、
動作制御信号26は論理レベルのハイレベルが入力さ
れ、スイッチSW5、6はオン状態に、スイッチSW
7、8はオフ状態に固定される。このとき反転増幅器5
6、57の入力端子は論理レベルのローレベルに固定さ
れ、前記反転増幅器56、57の出力は論理レベルのハ
イレベルに固定される。以上が本発明の実施の形態3で
ある電圧比較器の動作である。
【0032】なお、本実施の形態では反転増幅器が2段
である電圧比較器の構成を示したが、反転増幅器の段数
は任意の構成が可能である。
【0033】(実施の形態4)図4は、実施の形態1に示す並列型A/D変換器に用い
られる符号選択回路の構成を示している。 電圧比較結果
29が4ビット符号選択回路33、3ビット符号選択回
路34、2ビット符号選択回路35にそれぞれ入力され
る。4ビット符号選択回路33は16個の排他的論理和
回路と16個のスイッチで構成され、各々の前記電圧比
較結果C1〜C15が各々の前記排他的論理和回路の入力
端子より入力される。各々の前記排他的論理和回路の出
力端子は各々の前記スイッチの一方の端子に接続されて
おり、各々の前記スイッチの他方の端子は符号選択信号
P0〜P15に接続されている。前記3ビット符号選択回
路34は8個の排他的論理和回路と16個のスイッチで
構成され、電圧比較結果C2(j=1、2、3、・・
・、7)が各々の前記排他的論理和回路の各々の入力端
子に入力される。各々の前記排他的論理和回路の出力端
子は8個の前記スイッチの一方の端子にそれぞれ接続さ
れており、8個の前記スイッチの他方の端子は符号選択
信号P2k(k=0、1、2、・・・、7)にそれぞれ接
続されている。残りの8個のスイッチの一方の端子は全
て論理レベルのローレベルに接続されており、他方の端
子は符号選択信号P(2k+1)にそれぞれ接続されている。
前記2ビット符号選択回路35は4個の排他的論理和回
路と16個のスイッチで構成され、電圧比較結果C4l
(l=1、2、3)が各々の前記排他的論理和回路に入
力される。各々の前記排他的論理和回路の出力端子は4
個の前記スイッチの一方の端子にそれぞれ接続されてお
り、4個の前記スイッチの他方の端子は符号選択信号P
4m(m=0、1、2、3)にそれぞれ接続されている。
残りの12個のスイッチの一方の端子は全て論理レベル
のローレベルに接続されており、他方の端子は残りの符
号選択信号にそれぞれ接続されている。ビット数選択信
号B0、B1、B2はそれぞれ前記4ビット符号選択回路
33を構成するスイッチ、3ビット符号選択回路34を
構成するスイッチ、2ビット符号選択回路34を構成す
るスイッチに入力される。以上が図4に示す本発明の実
施の形態4である符号選択回路の構成である。
【0034】次に本発明の実施の形態4である符号選択
回路の動作について説明する。4ビット符号選択回路3
3、3ビット符号選択回路34、および2ビット符号選
択回路35を構成するスイッチは、例えばビット数選択
信号25が1レベルの時にはオン状態に、0レベルの時
にはオフ状態になる。符号選択回路が4ビットの符号選
択動作を行うよう、前記ビット数選択信号B0〜B2(1
00)が入力されると、4ビット符号選択回路33を構
成するスイッチは全てオン状態に、3ビット符号選択回
路34、2ビット符号選択回路35を構成するスイッチ
は全てオフ状態になる。前記4ビット符号選択回路33
を構成する排他的論理和回路は電圧比較結果C1〜C15
の1レベルと0レベルの変化点のみが1レベル、その他
は0レベルである符号選択信号P0〜P15を出力する。
符号選択回路が3ビットの符号選択動作を行うよう、前
記ビット数選択信号B0〜B2(010)が入力される
と、3ビット符号選択回路34を構成するスイッチは全
てオン状態に、4ビット符号選択回路33、2ビット符
号選択回路35を構成するスイッチは全てオフ状態にな
る。前記3ビット符号選択回路34を構成する排他的論
理和回路は電圧比較結果C2iの1レベルと0レベルの変
化点のみが1レベル、その他は0レベルである符号選択
信号P2kを出力する。その他の符号選択信号P(2k+1)は
論理レベルのローレベル(0レベル)に固定される。符
号選択回路が2ビットの符号選択動作を行うよう、前記
ビット数選択信号B0〜B2(001)が入力されると、
2ビット符号選択回路35を構成するスイッチは全てオ
ン状態に、4ビット符号選択回路33、3ビット符号選
択回路34を構成するスイッチは全てオフ状態になる。
前記2ビット符号選択回路35を構成する排他的論理和
回路は電圧比較結果C2lの1レベルと0レベルの変化点
のみが1レベル、その他は0レベルである符号選択信号
P2lを出力する。その他の符号選択信号は論理レベルの
ローレベル(0レベル)に固定される。以上が本発明の
実施の形態4である符号選択回路の動作である。
【0035】なお、本実施の形態では符号選択回路が排
他的論理和回路で構成される場合を示したが、他の論理
回路でも構成が可能である。
【0036】(実施の形態5)図5は、デジタル出力を2〜5ビットに変化させること
が可能な直並列型A/D変換器の構成を示している。
準電圧2と基準電圧3の間に基準抵抗列及びスイッチ列
12が接続されている。前記基準抵抗列及びスイッチ列
12は前記基準電圧2〜3間の電位を抵抗値の等しい基
準抵抗R1〜32によって32等分している。前記抵抗
列及びスイッチ列12におけるS1〜28はスイッチで
あり、上位符号選択信号36によりオン状態、オフ状態
を決定する。上位2ビットを決定する上位電圧比較器列
13を構成する各々の電圧比較器6の一方の入力端子は
前記基準抵抗列及びスイッチ列12の前記基準電圧2〜
3間の電位差を等電位に4分割した分割点に接続されて
おり、他方の入力端子はアナログ入力信号1に接続され
ている。前記上位電圧比較器列13の出力端子は上位符
号選択回路14に接続されており、前記上位符号選択回
路14の出力端子は上位符号化回路15に接続されてい
る。下位0〜3ビットを決定する下位電圧比較器列37
を構成する各々の電圧比較器19の一方の入力端子は、
前記基準抵抗列及びスイッチ列12において前記基準電
圧2〜3、前記上位電圧比較器列13の各々の電圧比較
器6が接続されている接続点間の電位差を前記基準抵抗
R1〜8、R9〜16、R17〜24、R25〜32に
より等電位に8分割した各々の点に前記スイッチS1〜
7、S8〜14、S15〜21、S22〜28を介して
接続されており、他方の入力端子は前記アナログ入力信
号1に接続されている。前記下位電圧比較器列37の出
力端子は下位符号選択回路39に接続されており、前記
下位符号選択回路39の出力端子は下位符号化回路18
に接続されている。前記上位符号化回路15、前記下位
符号化回路18の出力端子は符号合成回路53の入力端
子に接続され、前記符号合成回路53の出力端子よりデ
ジタル出力11が出力される。ビット数制御信号23が
ビット数制御回路24に入力され、前記ビット数制御回
路24の出力するビット数選択信号25は前記下位電圧
比較器列37を構成する下位動作制御回路38、および
前記下位符号選択回路39に入力される。前記下位動作
制御回路38が出力する各々の動作制御信号26は、前
記下位電圧比較器列37を構成する各々の前記電圧比較
器19に入力される。以上が本発明の実施の形態5であ
る直並列型A/D変換器の構成である。
【0037】次に、本発明の実施の形態5である直並列
型A/D変換器の動作について説明する。まず第1の期
間で、上位電圧比較器列13を構成する各々の電圧比較
器6、および下位電圧比較器列37を構成する各々の電
圧比較器19はアナログ入力信号1より入力されるアナ
ログ入力電圧値Vinを保持する。第2の期間で前記上位
電圧比較器列13は前記アナログ入力信号電圧値Vinと
上位基準電圧値VC1〜VC3を比較し、上位電圧比較結果
CC1〜CC3を出力する。前記上位電圧比較結果CC1〜C
C3は上位符号選択回路14に入力され、前記上位符号選
択回路14は上位符号選択信号PC0〜PC3を出力する。
この期間で前記下位電圧比較器列37は前記アナログ入
力電圧値Vinを保持している。前記上位符号選択回路1
4から出力される上位符号選択信号36は上位符号化回
路15に入力されると共に、基準抵抗列及びスイッチ列
12におけるスイッチS1〜7、S8〜14、S15〜
21、S22〜28のオン状態、オフ状態を決定し、前
記下位電圧比較器列37に入力する下位基準電圧値VF1
〜VF7を切り替える。例えば、アナログ入力電圧値Vin
が上位基準電圧のVC1とVC2の間にある時(VC2>Vin
>VC1の時)、前記上位電圧比較器列13より出力され
る上位電圧比較結果CC1〜CC3(100)、前記上位符
号選択回路14より出力される上位符号選択信号PC0〜
PC3(0100)により、前記基準抵抗列及びスイッチ
列12を構成する前記スイッチS8〜14はオン状態
に、前記スイッチS1〜7、S15〜21、S22〜2
8はオフ状態になる。その結果、下位基準電圧値VF1〜
VF7としてVC1〜VC2間の電圧を基準抵抗R9〜16に
より等電位に8分割した各々の電圧値が下位電圧比較器
列37に入力される。第3の期間で下位電圧比較器列3
7は、保持していたアナログ入力電圧値Vinと前記基準
抵抗及びスイッチ列12より入力された前記下位基準電
圧電圧VF1〜VF7を比較し、下位電圧比較結果CF1〜C
F7を出力する。前記下位電圧比較結果CF1〜CF7は下位
符号選択回路39に入力され、前記下位符号選択回路3
9より出力される下位符号選択信号PF0〜PF7は下位符
号化回路18に入力される。上位符号化回路15が出力
する2ビットの上位2進コード、および下位符号化回路
18が出力する0〜3ビットの下位2進コードは符号合
成回路53により論理合成され、前記符号合成回路53
より2〜5ビットのデジタル出力11が出力される。ビ
ット数制御回路24は入力されるビット数制御信号23
に従い、下位電圧比較器列37を構成する下位動作制御
回路38、および下位符号選択回路39にビット数選択
信号25を入力する。前記下位動作制御回路38は前記
ビット数選択信号25に従い、動作制御信号26を下位
電圧比較器列37を構成する各々の電圧比較器19に入
力する。各々の前記電圧比較器19は各々の前記動作制
御信号26に従い、0〜3ビットの電圧比較結果を出力
するように電圧比較動作を行うか、もしくは電圧比較動
作を停止する。前記下位符号選択回路39は入力される
前記ビット数選択信号に従い、0〜3ビットに相当する
符号選択信号を出力する。以上が図5に示す本発明の実
施の形態5である直並列型A/D変換器の動作である。
【0038】なお、本実施の形態では、上位2ビット、
下位0〜3ビットの直並列型A/D変換器の構成につい
て述べたが、上位のビット数、下位のビット数、および
デジタル出力のビット数は任意の設定が可能である。
【0039】(実施の形態6)図6は、実施の形態5に示す直並列型A/D変換器に用
いられる下位電圧比較器列の構成を示している。 アナロ
グ入力電圧27が各々の電圧比較器19の一方の入力端
子に入力され、下位基準電圧40が各々の前記電圧比較
器19の他方の入力端子にそれぞれ入力される。各々の
前記電圧比較器19の出力端子より下位電圧比較結果4
1がそれぞれ出力される。ビット数選択信号25が下位
動作制御回路38を構成する下位3ビット動作制御回路
43、下位2ビット動作制御回路44、下位1ビット動
作制御回路45、および下位0ビット動作制御回路46
にそれぞれ入力される。前記下位3ビット動作制御回路
43、下位2ビット動作制御回路44、下位1ビット動
作制御回路45、下位0ビット動作制御回路はそれぞれ
7個のスイッチで構成されており、論理レベルのローレ
ベル(0レベル)、もしくは論理レベルのハイレベル
(1レベル)が前記スイッチを介して動作制御信号26
として各々の前記電圧比較器19に入力される。以上が
図6に示す本発明の第6の実施の形態である下位電圧比
較器列の構成である。
【0040】次に本発明の第6の実施の形態である下位
電圧比較器列が下位電圧比較を行う場合の動作について
説明する。下位3ビット動作制御回路43、下位2ビッ
ト動作制御回路44、下位1ビット動作制御回路45、
および下位0ビット動作制御回路46を構成するスイッ
チは、例えばビット数選択信号25が1レベルの時には
オン状態に、0レベルの時にはオフ状態になる。電圧比
較器19は動作制御信号26が0レベルの時には電圧比
較動作を行い、前記動作制御信号26が1レベルの時に
は電圧比較動作を停止する。下位電圧比較器列が3ビッ
トの電圧比較を行うよう、下位動作制御回路38に前記
ビット数選択信号B0〜B3(1000)が入力される
と、下位3ビット動作制御回路43を構成するスイッチ
は全てオン状態に、下位2ビット動作制御回路44、下
位1ビット動作制御回路45、下位0ビット動作制御回
路46を構成するスイッチは全てオフ状態になる。全て
の電圧比較器19には0レベルの動作制御信号26が入
力され、各々の前記電圧比較器列19はアナログ入力電
圧値Vinと基準電圧値VF1〜VF7との比較を行い、電圧
比較結果CF1〜CF7を出力する。下位電圧比較器列が2
ビットの電圧比較を行うよう、下位動作制御回路38に
ビット数選択信号B0〜B3(0100)が入力される
と、下位2ビット動作制御回路44を構成するスイッチ
は全てオン状態に、下位3ビット動作制御回路43、下
位1ビット動作制御回路45、下位0ビット動作制御回
路46を構成するスイッチは全てオフ状態になる。基準
電圧VF2、VF4、VF6に接続された電圧比較器19は0
レベルの動作制御信号26が入力され電圧比較を行い、
電圧比較結果CF2、CF4、CF6を出力する。基準電圧V
F1、VF3、VF5、VF7に接続された電圧比較器19は1
レベルの動作制御信号26が入力され電圧比較動作を停
止する。下位電圧比較器列が1ビットの電圧比較を行う
よう、下位動作制御回路38にビット数選択信号B0〜
B3(0010)が入力されると、下位1ビット動作制
御回路45を構成するスイッチは全てオン状態に、下位
3ビット動作制御回路43、下位2ビット動作制御回路
44、下位0ビット動作制御回路46を構成するスイッ
チは全てオフ状態になる。基準電圧VF4に接続された電
圧比較器19は0レベルの動作制御信号26が入力され
電圧比較を行い、電圧比較結果CF4を出力する。その他
の基準電圧に接続された電圧比較器19は1レベルの動
作制御信号26が入力され電圧比較動作を停止する。下
位電圧比較器列が動作を行わないよう、下位動作制御回
路42にビット数選択信号B0〜B3(0001)が入力
されると、下位0ビット動作制御回路46を構成するス
イッチは全てオン状態に、下位3ビット動作制御回路4
3、下位2ビット動作制御回路44、下位1ビット動作
制御回路45を構成するスイッチは全てオフ状態にな
る。全ての電圧比較器19は1レベルの動作制御信号2
6が入力され、電圧比較動作を停止する。以上が本発明
の第6の実施の形態である下位電圧比較器列の動作であ
る。
【0041】以上に述べたように、本発明の実施の形態
2に示した電圧比較器によれば、システムが要求するデ
ジタル出力のビット数が変化する場合に、不要な電圧比
較器の動作を停止させることができるので、低消費電力
の電圧比較器の実現が可能である。
【0042】なお、本実施の形態では動作制御回路を構
成するスイッチが1レベルでオン状態に、0レベルでオ
フ状態になる場合について述べたが、スイッチのオン、
オフ制御の論理レベルは任意である。
【0043】なお、本実施の形態では電圧比較器に入力
される動作制御信号が0レベルの時に前記電圧比較器が
動作を行い、1レベルの時に動作を停止する場合につい
て述べたが、前記電圧比較器の動作制御の論理レベルは
任意である。
【0044】(実施の形態7)図7は、実施の形態5に示す直並列型A/D変換器に用
いられる下位符号選択回路の構成を示している。 下位電
圧比較結果41が下位3ビット符号選択回路48、下位
2ビット符号選択回路49、下位1ビット符号選択回路
50にそれぞれ入力される。前記下位3ビット符号選択
回路47は8個の排他的論理和回路と8個のスイッチで
構成され、各々の前記下位電圧比較結果CF1〜CF7が各
々の前記排他的論理和回路の入力端子より入力される。
各々の前記排他的論理和回路の出力端子は各々の前記ス
イッチの一方の端子に接続されており、各々の前記スイ
ッチの他方の端子は下位符号選択信号PF0〜PF8に接続
されている。前記下位2ビット符号選択回路49は4個
の排他的論理和回路と8個のスイッチで構成され、下位
電圧比較結果CF2、CF4、CF6が各々の前記排他的論理
和回路の各々の入力端子に入力される。各々の前記排他
的論理和回路の出力端子は4個の前記スイッチの一方の
端子にそれぞれ接続されており、4個の前記スイッチの
他方の端子は符号選択信号PF0、PF2、PF4、PF6にそ
れぞれ接続されている。残りの4個のスイッチの一方の
端子は全て論理レベルのローレベルに接続されており、
他方の端子は下位符号選択信号PF1、PF3、PF5、PF7
にそれぞれ接続されている。前記下位1ビット符号選択
回路50は2個の排他的論理和回路と8個のスイッチで
構成され、下位電圧比較結果CF4が各々の前記排他的論
理和回路に入力される。各々の前記排他的論理和回路の
出力端子は2個の前記スイッチの一方の端子にそれぞれ
接続されており、2個の前記スイッチの他方の端子は符
号選択信号PF0、PF4にそれぞれ接続されている。残り
の6個のスイッチの一方の端子はすべて論理レベルのロ
ーレベルに接続されており、他方の端子は残りの符号選
択信号にそれぞれ接続されている。下位0ビット符号選
択回路51は8個のスイッチで構成されている。1個の
前記スイッチの一方の端子は論理レベルのハイレベルに
接続されており、他方の端子は下位符号選択信号PF0に
接続されている。残りの7個のスイッチの一方の端子は
全て論理レベルのローレベルに接続されており、他方の
端子は下位符号選択信号PF1〜PF7にそれぞれ接続され
ている。ビット数選択信号B0、B1、B2、B3はそれぞ
れ前記下位3ビット符号選択回路48を構成するスイッ
チ、前記下位2ビット符号選択回路49を構成するスイ
ッチ、前記下位1ビット符号選択回路50を構成するス
イッチ、および前記下位0ビット符号選択回路51を構
成するスイッチにそれぞれ入力される。以上が図7に示
す本発明の実施の形態7である下位符号選択回路の構成
である。
【0045】次に本発明の実施の形態7である下位符号
選択回路の動作について説明する。下位3ビット符号選
択回路48、下位2ビット符号選択回路49、下位1ビ
ット符号選択回路50、および下位0ビット符号選択回
路51を構成するスイッチは、例えばビット数選択信号
25が1レベルの時にはオン状態に、0レベルの時には
オフ状態になる。符号選択回路が3ビットの符号選択動
作を行うよう、前記ビット数選択信号B0〜B3(100
0)が入力されると、前記下位3ビット符号選択回路4
8を構成するスイッチは全てオン状態に、その他のスイ
ッチは全てオフ状態になる。前記下位3ビット符号選択
回路48を構成する排他的論理和回路は電圧比較結果C
F1〜CF7の1レベルと0レベルの変化点のみが1レベ
ル、その他は0レベルである符号選択信号PF0〜PF8を
出力する。符号選択回路が2ビットの符号選択動作を行
うよう、前記ビット数選択信号B0〜B3(0100)が
入力されると、前記下位2ビット符号選択回路49を構
成するスイッチは全てオン状態に、その他のスイッチは
全てオフ状態になる。前記下位2ビット符号選択回路4
9を構成する排他的論理和回路は電圧比較結果CF2、C
F4、CF6の1レベルと0レベルの変化点のみが1レベ
ル、その他は0レベルである符号選択信号PF0、PF2、
PF4、PF6を出力する。その他の符号選択信号PF1、P
F3、PF5、PF7は論理レベルのローレベル(0レベル)
に固定される。符号選択回路が1ビットの符号選択動作
を行うよう、前記ビット数選択信号B0〜B3(001
0)が入力されると、前記下位1ビット符号選択回路5
0を構成するスイッチは全てオン状態に、その他のスイ
ッチは全てオフ状態になる。前記下位1ビット符号選択
回路50を構成する排他的論理和回路は電圧比較結果C
F4が0レベルのときは符号選択信号PF0、PF4(10)
を出力し、前記電圧比較結果CF4が1レベルのときは前
記符号選択信号PF0、PF4(01)を出力する。その他
の符号選択信号は論理レベルのローレベル(0レベル)
に固定される。符号選択回路が符号選択動作を行わない
よう、前記ビット数選択信号B0〜B3(0001)が入
力されると、前記下位0ビット符号選択回路51を構成
するスイッチは全てオン状態に、その他のスイッチは全
てオフ状態になる。前記下位0ビット符号選択回路51
により符号選択信号PF0は1レベルに、符号選択信号P
F1〜PF7は0レベルに固定される。以上が本発明の実施
の形態7である下位符号選択回路の動作である。
【0046】なお、本実施の形態では符号選択回路が排
他的論理和回路およびスイッチで構成される場合を示し
たが、他の論理回路でも構成が可能である。
【0047】(実施の形態8)図8は本発明の実施の形
態8であり、本発明のA/D変換器に用いられるビット
数制御回路の構成を示している。ビット数制御信号A0
が第1、3番目の反転論理和回路の一方の入力端子に入
力される。前記ビット数制御信号A0の反転信号が第
2、4番目の反転論理和回路の一方の入力端子に入力さ
れる。ビット数制御信号A1が第1、2番目の反転論理
和回路の他方の入力端子に入力される。前記ビット数制
御信号A1の反転信号が第3、4番目の反転論理和回路
の他方の入力端子に入力される。第1〜4番目の前記反
転論理和回路の出力端子より、ビット数選択信号B0〜
B3がそれぞれ出力される。以上が本発明の実施の形態
8であるビット数制御回路の構成である。
【0048】次に本発明の実施の形態8であるビット数
制御回路の動作について説明する。ビット数制御信号A
0、A1に(00)が入力されると、第1番目の反転論理
和回路の出力のみが1レベル、その他の反転論理和回路
の出力が全て0レベルであるビット数選択信号B0〜B3
(1000)が出力される。ビット数制御信号A0、A1
に(10)が入力されると、第2番目の反転論理和回路
の出力のみが1レベル、その他の反転論理和回路の出力
が全て0レベルであるビット数選択信号B0〜B3(01
00)が出力される。ビット数制御信号A0、A1に(0
1)が入力されると、第3番目の反転論理和回路の出力
のみが1レベル、その他の反転論理和回路の出力が全て
0レベルであるビット数選択信号B0〜B3(0010)
が出力される。ビット数制御信号A0、A1に(11)が
入力されると、第4番目の反転論理和回路の出力のみが
1レベル、その他の反転論理和回路の出力が全て0レベ
ルであるビット数選択信号B0〜B3(0001)が出力
される。以上が本発明の実施の形態8であるビット数選
択回路の動作である。
【0049】なお、本実施の形態では反転論理和回路を
用いた場合のビット数制御回路について述べたが、他の
論理回路を用いた構成も可能である。
【0050】
【発明の効果】本発明のA/D変換器によれば、システ
ムの要求するA/D変換器のビット数が変化した場合に
も、必要な電圧比較器のみを動作させ、不必要な電圧比
較器の動作を停止させることにより、低消費電力動作の
A/D変換器を実現することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1である並列型A/D変換
器の構成図
【図2】本発明の実施の形態2である電圧比較器列の構
成図
【図3】本発明の実施の形態3である電圧比較器の構成
【図4】本発明の実施の形態4である符号選択回路の構
成図
【図5】本発明の実施の形態5である直並列型A/D変
換器の構成図
【図6】本発明の実施の形態6である下位電圧比較器列
の構成図
【図7】本発明の実施の形態7である下位符号選択回路
の構成図
【図8】本発明の実施の形態8であるビット数制御回路
の構成図
【図9】従来の並列型A/D変換器の構成図
【図10】従来の直並列型A/D変換器の構成図
【符号の説明】
1 アナログ入力信号 2,3 基準電圧 4 基準抵抗 5 基準抵抗列 6,19 電圧比較器 7,20 電圧比較器列 8,22 符号選択回路 9 符号化回路 10 符号変換回路 11 デジタル出力 12 基準抵抗列及びスイッチ列 13 上位電圧比較器列 14 上位符号選択回路 15 上位符号化回路 16,37 下位電圧比較器列 17,39 下位符号選択回路 18 下位符号化回路 21 動作制御回路 23 ビット数制御信号 24 ビット数制御回路 25 ビット数選択信号 26 動作制御信号 27 アナログ入力電圧 28 基準電圧 29 電圧比較結果 30 4ビット動作制御回路 31 3ビット動作制御回路 32 2ビット動作制御回路 33 4ビット符号選択回路 34 3ビット符号選択回路 35 2ビット符号選択回路 36 上位符号選択信号 38 下位動作制御回路 40 下位基準電圧 41 下位電圧比較結果 42 符号選択信号 43 下位3ビット動作制御回路 44 下位2ビット動作制御回路 45 下位1ビット動作制御回路 46 下位0ビット動作制御回路 48 下位3ビット符号選択回路 49 下位2ビット符号選択回路 50 下位1ビット符号選択回路 51 下位0ビット符号選択回路 52 下位符号選択信号 53 符号合成回路 54,55 容量 56,57 反転増幅器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新出 弘紀 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−85672(JP,A) 特開 平1−176119(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 1/00 - 1/88

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時間の経過とともに任意に変動するアナ
    ログ電圧値を入力してデジタル値に変換するために、前
    記アナログ電圧値と複数の比較参照電圧値を比較して比
    較結果を出力する複数の電圧比較器で構成される電圧比
    較器列と、 前記電圧比較器列の前記比較結果を入力として符号選択
    信号を出力する符号選択回路と、 前記符号選択回路の符号選択信号により選択された2進
    コードを出力する符号化回路と、 前記符号化回路より出力される前記2進コードを変換し
    て前記デジタル値を出力する符号変換回路とを有するA
    /D変換器において、 出力すべきデジタル値のビット数を選択するためのビッ
    ト数制御信号に従い、ビット数選択信号を出力するビッ
    ト数制御回路と、前記電圧比較器列は、 複数の電圧比較器と、 前記複数の電圧比較器に比較動作させるか動作停止させ
    かを示す動作制御信号を伝送し電圧比較器の動作
    制御を行う 動作制御回路が選択可能数分 備えられ、 一の動作制御回路は、選択可能なビット数のうちの一の
    ビット数での比較に際して必要な比較器か否かを、前記
    比較動作させるか動作停止させるかを示す動作制御信号
    として伝送するものであり、 前記ビット数制御回路が出力するビット数選択回路によ
    り前記動作制御回路のいずれか一つが選択されることを
    特徴とするA/D変換器。
  2. 【請求項2】 前記符号選択回路は、 入力する電圧比較結果から境界位置を検出し該位置を符
    号選択信号として出力する符号選択回路が選択可能数分
    備えられ、一の符号選択回路に入力される電圧比較結果
    は、選択可能なビット数のうちの一のビット数での出力
    に際して比較動作している電圧比較器の出力よりなるも
    のであり、前記ビット数制御回路が出力 するビット数選
    択信号により、前記符号選択回路のいずれか1つが選択
    されることにより、出力すべきデジタル値のビット数に
    応じた符号選択信号を出力することを特徴とする請求項
    1記載のA/D変換器。
  3. 【請求項3】 時間の経過とともに任意に変動するアナ
    ログ電圧値を入力してデジタル値に変換するために、前
    記アナログ電圧値と第1の参照電圧を比較し、第1の比
    較結果を出力するための第1の電圧比較器列と、 前記第1の電圧比較器列の前記第1の比較結果を入力と
    して第1の符号選択信号を出力する第1の符号選択回路
    と、 前記第1の符号選択回路の出力する前記第1の符号選択
    信号により選択された第1の2進コードを出力する第1
    の符号化回路と、 前記アナログ電圧値と第2の参照電圧を比較し、第2の
    比較結果を出力するための第2の電圧比較器列と、 前記第2の電圧比較器の前記第2の比較結果を入力とし
    て第2の符号選択信号を出力する第2の符号選択回路
    と、 前記第2の符号選択回路の出力する前記第2の符号選択
    信号により選択された第2の2進コードを出力する第2
    の符号化回路を有し、 前記第1の2進コードと前記第2の2進コードを演算
    し、A/D変換器のデジタル値とする符号合成回路で構
    成されるA/D変換器において、 出力すべきデジタル値のビット数を選択するためのビッ
    ト数制御信号に従い、ビット数選択信号を出力するビッ
    ト数制御回路を有し、前記第2の電圧比較器列は、 複数の電圧比較器と、 前記複数の電圧比較器に比較動作させるか動作停止させ
    かを示す動作制御信号を伝送し電圧比較器の動作
    制御を行う 動作制御回路が選択可能数分 備えられ、 一の動作制御回路は、選択可能なビット数のうちの一の
    ビット数での比較に際して必要な比較器か否かを、前記
    比較動作させるか動作停止させるかを示す動作制御信号
    として伝送するものであり、 前記ビット数制御回路が出力するビット数選択回路によ
    り前記動作制御回路のいずれか一つが選択されることを
    特徴とするA/D変換器。
  4. 【請求項4】 前記第2の符号選択回路は、 入力する電圧比較結果から境界位置を検出し該位置を符
    号選択信号として出力する符号選択回路が選択可能数分
    備えられ、一の符号選択回路に入力される電圧比較結果
    は、選択可能なビット数のうちの一のビット数での出力
    に際して比較動作している電圧比較器の出力よりなるも
    のであり、前記ビット数制御回路が出力するビット数選
    択信号により、前記符号選択回路のいずれか1つが選択
    されることにより、出力すべきデジタル値のビット数に
    応じた符号選択信号を出力することを特徴とする請求項
    3記載のA/D変換器。
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