JPH1041824A - D/a変換器及びa/d変換器 - Google Patents

D/a変換器及びa/d変換器

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JPH1041824A
JPH1041824A JP8198167A JP19816796A JPH1041824A JP H1041824 A JPH1041824 A JP H1041824A JP 8198167 A JP8198167 A JP 8198167A JP 19816796 A JP19816796 A JP 19816796A JP H1041824 A JPH1041824 A JP H1041824A
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resistor
resistance value
ladder
bits
resistors
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JP8198167A
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Nobuya Uta
暢也 宇多
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Renesas Design Corp
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Semiconductor Systems Corp
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Renesas Design Corp
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Semiconductor Systems Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/66Digital/analogue converters
    • H03M1/68Digital/analogue converters with conversions of different sensitivity, i.e. one conversion relating to the more significant digital bits and another conversion to the less significant bits
    • H03M1/682Digital/analogue converters with conversions of different sensitivity, i.e. one conversion relating to the more significant digital bits and another conversion to the less significant bits both converters being of the unary decoded type
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/66Digital/analogue converters
    • H03M1/74Simultaneous conversion
    • H03M1/76Simultaneous conversion using switching tree
    • H03M1/765Simultaneous conversion using switching tree using a single level of switches which are controlled by unary decoded digital signals

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変換結果の誤差が少ないD/A 変換器及びA/D
変換器を提供すること。 【解決手段】 抵抗値(R)である複数の抵抗4,4…
及びラダータップ11, 12…15からなる第1の抵抗群117
と、抵抗値 (1/4)・Rである3個の抵抗53、抵抗値 (3/
8)・Rである1個の抵抗56及び接続手段21〜24からなる
第2の抵抗群118と、抵抗値 (1/4)・Rである2個の抵
抗43と抵抗値 (1/8)・Rである1個の抵抗55と抵抗値
(7/8)・Rである1個の抵抗57と、接続手段31〜34とか
らなる第3の抵抗群119 と、ラダータップ11〜15の1つ
を選択するスイッチングツリー78と、スイッチングツリ
ー78のスイッチを選択的に制御するnビット制御回路80
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、D/A (ディジタル
/アナログ)変換器、及びこのD/A 変換器を用いたA/D
(アナログ/ディジタル)変換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アナログ電圧をディジタル値に変換する
A/D 変換器は、変換対象のアナログ電圧と比較する基準
電圧を必要とする。このようなA/D 変換器としては、複
数の抵抗を直列接続した抵抗ラダーを用いたD/A 変換器
によって比較用のアナログ基準電圧を発生させている。
【0003】図8は従来の抵抗ラダーを用いたnビット
分解能のD/A 変換器の要部構成を示す回路図であり、4
ビット分解能のD/A 変換器である。電圧がVREFである正
アナログ電圧源1と、電圧がAVSSである負アナログ電圧
源2との間には、夫々抵抗値がRの抵抗4を (2n
2) [=14]個直列接続した抵抗列4, 4, 4…と、抵
抗列4, 4, 4…の一端と正アナログ電圧源1との間に
介装する抵抗値が (3/2)・Rの抵抗6と、抵抗列4,
4, 4…の他端と負アナログ電圧源2との間に介装する
抵抗値が (1/2)・Rの抵抗5とからなる抵抗ラダー3が
接続されている。これらの抵抗5と抵抗6とによって1/
2 LSB (LSB:D/A 変換器、A/D 変換器における1ビット
分のディジタル値に相当する単位) の補正を行ってい
て、抵抗ラダー3の抵抗値の総和は(16)・Rとなってい
る。そして正アナログ電圧源1と負アナログ電圧源2と
の電位差の24 [=16]段階の分圧電圧を得るようにな
っている。抵抗ラダー3の抵抗5と負アナログ電圧源2
との接続中間点、及び各抵抗の接続中間点には、24
階の分圧電圧を夫々取り出すラダータップT1 〜T16が
接続されている。
【0004】スイッチングツリー7は抵抗ラダー3のラ
ダータップT1 〜T16の1本を選択してアナログ出力8
を得べく制御されるスイッチ群70〜77を備え、スイッチ
群70〜77は、ワード線を介して図示しない外部の制御回
路から与えられる4ビットのディジタル値“abcd”
を正論理及び負論理で表すディジタル信号a, バーa,
b, バーb, c, バーc, d, バーdそれぞれのレベル
によってオン・オフが制御される。スイッチ70〜77は、
それぞれに付記した符号に一致するディジタル値が
“1”のときにオンするようになっている。したがっ
て、図8はディジタル値“abcd”が、“101
2 ”であってディジタル値a, バーb, c, バーdが
“1”、他のディジタル値が“0”の状態を示してい
る。
【0005】表1はディジタル値“abcd”と、正ア
ナログ電圧源1の電圧VREFを4V、負アナログ電圧源2
の電圧AVSSを0Vとした場合のアナログ出力8の電圧値
と、このアナログ電圧が得られるラダータップT1 〜T
16との関係を示すものである。表1から明らかなように
ラダータップの電圧は、負アナログ電圧源2の電圧AVSS
を得る抵抗ラダー最下位のラダータップT1 とラダータ
ップT2 との間の電位差は 0.125V、正アナログ電圧源
1の電圧VREFとラダータップT16との間の電位差は 0.3
75V、他のラダータップT2 〜T15における相隣のラダ
ータップ間の電位差はそれぞれ0.25Vであり、ラダータ
ップT1 〜T16によって、正アナログ電圧源1の電圧VR
EFと負アナログ電圧源2の電圧AVSSとの電位差を2
4 [=16]分解した分圧電圧が取り出されている。
【0006】
【表1】
【0007】図9は、例えば特開昭54−151368号公報
(USP.879646) に開示されている、図8のD/A 変換器を
用いた4ビット分解能の逐次近似方式のA/D 変換器であ
る。4ビットの分解能を有するD/A 変換器9は、4ビッ
トのディジタル値に該当する表1に示すようなラダータ
ップT1 〜T16のいずれかのアナログ電圧が、外部から
のアナログ入力AIN が比較器16の正入力端子+へ入力さ
れるアナログ入力25と比較するための基準電圧として比
較器16の負入力端子−へ入力される。4ビット制御回路
1 は4ビットのディジタル値に応じたディジタル値a,
バーa, b, バーb, c, バーc, d, バーdを生成し
てワード線を介してD/A 変換器9へ与える一方、アナロ
グ入力AIN とD/A 変換器9のアナログ出力8とを比較す
る比較器16からの比較結果信号20に基づいて4ビットの
ディジタル値を確定するようになっている。
【0008】次にこのA/D 変換器によるA/D 変換の動作
を負アナログ電圧源の電圧AVSSが0V、正アナログ電圧
源の電圧VREFが4V、アナログ入力AIN が 1.3Vの場合
を例に説明する。まず、比較用の基準電圧をD/A 変換器
9から出力するために、ディジタル値“abcd”の最
上位ビット“a”を“1”に設定したディジタル値“1
0002”に相当するディジタル値をD/A 変換器9に与
えると、D/A 変換器9は、 (VREF/2) − (VREF/32) [V] (= 1.875V) なる電圧を比較器16へ供給する。そして比較器16はD/A
変換器9からのアナログ出力8とアナログ入力AIN とを
比較する。 [ (VREF/2) − (VREF/32) ]:AIN つまり、 1.875V:1.3 V その結果、アナログ入力AIN が低いので、比較結果信号
20により、4ビット制御回路1 はビット“a”のディジ
タル値を“0”に確定する。
【0009】次にビット“b”を“1”に設定したディ
ジタル値“01002 ”に相当するディジタル信号をD/
A 変換器9に与えると、D/A 変換器9は、 (VREF/4) − (VREF/32) [V] (= 0.875V) なる電圧を比較器16へ入力する。そして比較器16はD/A
変換器9からのアナログ出力8とアナログ入力AIN とを
比較する。 [ (VREF/4) − (VREF/32) ]:AIN つまり、 0.875V:1.3 V その結果、アナログ入力AIN の方が高いので、比較結果
信号20によって4ビット制御回路10はビット“b”のデ
ィジタル値を“1”に確定する。
【0010】次にビット“c”を“1”に設定したディ
ジタル値“01102 ”に相当するディジタル値をD/A
変換器9に与えると、D/A 変換器9は、 (3・VREF/8) − (VREF/32) [V] (= 1.375V) なる電圧を比較器16へ入力する。そして比較器16はD/A
変換器9からのアナログ出力8とアナログ入力AIN とを
比較する。 [ (3・VREF/8) − (VREF/32) ]:AIN つまり、 1.375V:1.3 V その結果、アナログ入力AIN の方が低いので、比較結果
信号20によって4ビット制御回路10はビット“c”のデ
ィジタル値を“0”に確定する。
【0011】次にビット“d”を“1”に設定したディ
ジタル値“01012 ”に相当するディジタル信号をD/
A 変換器9に与えると、D/A 変換器9は、 (5・VREF/16) − (VREF/32) [V] (= 1.125V) なる電圧を比較器16へ入力する。そして比較器16はD/A
変換器9からのアナログ出力8とアナログ入力AIN とを
比較する。 [ (5・VREF/16) − (VREF/32) ]:AIN つまり、 1.125V:1.3 V その結果、アナログ入力AIN の方が高いので、比較結果
信号20によって4ビット制御回路10はビット“d”のデ
ィジタル値を“1”に確定する。
【0012】このような逐次比較により、 1.3Vのアナ
ログ入力AIN は、“01012 ”のディジタル値に変換
される。A/D 変換器は当然乍ら、分解能が高次になれ
ば、そのディジタル値の示す数値は、きめ細かくなり、
アナログ入力により近似させることができ、その精度は
ディジタル値が1ビット増加する毎に倍の精度でアナロ
グ電圧をディジタル値に変換することが可能になる。
【0013】そして、抵抗ラダーを用いているD/A 変換
器を備えるA/D 変換器の長所は、D/A 変換器がアナログ
基準電圧の全てを、正アナログ電圧源と負アナログ電圧
源との電位差をラダー抵抗による分圧によって発生させ
るため、それぞれの抵抗の抵抗値の比率が正確であれ
ば、極めて正確な電圧を発生できる点にあり、このD/A
変換器を用いたA/D 変換器は直線性及び微分非直線性に
おいて優れた特性が得られる。
【0014】一方、このA/D 変換器の短所は、その構造
上、発生すべきアナログ基準電圧のそれぞれについて抵
抗が必要であり、例えば4ビット分解能であれば24
(=16) 、6ビット分解能ならば26 (=64) 個の抵抗
が必要となり、分解能を1ビット増すごとに抵抗の数が
倍増するため、抵抗の面積及び抵抗製造上の歩留り等、
特にLSI の製造コストの観点からは不利であり、より高
次の分解能を実現する場合には問題がある。
【0015】このような短所を改善すべく、本願出願人
は図10に示すA/D 変換器を特願平6・209919号 (平成6
年9月2日出願) により提案している。図10に示すよう
に正及び負のアナログ電圧源1, 2間の電位差を2m
階に分圧する直列抵抗4, 4…、51,52 及び分圧電圧を
取り出す2m 個のラダータップ11…15からなる第1の抵
抗群17と、第1の抵抗群17から正及び負のアナログ電圧
源1, 2への接続経路に挿入される、それぞれが抵抗値
(1/2n-m ) ・R (ただしn>m、n,mは整数) で
ある複数の抵抗53を有する第2の抵抗群18及び第3の抵
抗群19を備えて、抵抗53の数を変更してラダータップ11
…15からのアナログ出力を2n-m 段階に変化させるよう
にしている。
【0016】そして結果的に2m 段階の分圧電圧を得る
ようになっている。この例では分解能が6ビットで上位
4ビットは抵抗ラダーと正アナログ電圧源1との接続経
路、及び抵抗ラダーと負アナログ電圧源2との接続経路
を変更して、ラダータップの電圧を変更することで所望
の分解能が得られる。そして、抵抗の素子数を大幅に削
減でき、またスイッチングツリー78のスイッチ数も削減
できるので、A/D 変換器の大半の面積を占めるD/A 変換
器を小面積にしてD/A 変換器を小型化している。そし
て、ディジタル値をアナログ電圧に変換する変換特性は
図11に示す如くになり、理想変換特性直線Wに沿って2
n 、即ち64階調の変換特性を描く。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、A/D 変換器
は、一段に理論的にA/D 変換が可能なアナログ入力電圧
の最大値と最小値とを結ぶ直線と、図11に示すようにA/
D 変換したディジタル値に対応するアナログ入力電圧範
囲の中心とが交差することが望ましい。しかし、特願平
6-209919号によるA/D 変換器では、高次の分解能を、少
ない素子数で実現するが、理論的に1/2LSBのオフセット
が生じるという問題がある。本発明は斯かる問題に鑑
み、ラダー抵抗の抵抗素子数を削減でき、しかも変換結
果に生じるオフセット誤差を解消するD/A 変換器、及び
そのD/A 変換器を用いたA/D 変換器を提供することを目
的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】第1発明に係るA/D 変換
器は、複数個の抵抗が直列接続され、抵抗値の総和が
(2m −1)・Rである抵抗列、及び各抵抗間の接続点
と該抵抗列の端部とに発生する第1及び第2の基準電圧
源間の分圧電圧を取り出す2m 個のラダータップを有す
る第1の抵抗群と、それぞれが抵抗値(1/2n-m )・
Rである(2n-m−1)個(ただしn>m、n,mは整
数)の抵抗と、抵抗値(2/2n-m −1/2n-m+1 )・
Rである抵抗とが直列接続された抵抗列、及び該抵抗列
の一端と各抵抗間の接続点とを第1の基準電圧源に選択
的に接続する接続手段を有し、該抵抗列の他端が第1の
抵抗群の一端に接続されている第2の抵抗群と、それぞ
れが抵抗値(1/2n-m )・Rである(2n-m −2)個
の抵抗と、前記第1の抵抗群の他端に接続しており抵抗
値(1/2n-m+1 )・Rである抵抗とが直列接続された
抵抗列と、抵抗値(1−1/2n-m+1 )・Rである抵抗
と、該抵抗列の抵抗間の接続点及び該抵抗列の他端、及
び抵抗値(1−1/2n-m+1 )・Rである抵抗の他端と
を第2の基準電圧源に選択的に接続する接続手段とを有
し、抵抗値(1−1/2n-m+1 )・Rである抵抗の他端
が該抵抗列を接続した第1の抵抗群のラダータップに隣
接するラダータップに接続されている第3の抵抗群とを
備える抵抗ラダーと、前記第1の抵抗群が有する2m
のラダータップの中から、nビットのうちの上位mビッ
トのディジタル値に相当するアナログ電圧を取り出すべ
き1個のラダータップを選択する手段と、上位mビット
を変換する場合、又は下位(n−m)ビットを変換する
場合に応じて第2及び第3の抵抗群の接続手段を選択的
に組み合わせ、第1及び第2の基準電圧源間に(2m
・Rの抵抗値が発生する第1及び第2の基準電圧源への
接続経路を形成し、さらに下位(n−m)ビットを変換
する場合は、mビットのアナログ電圧を取り出す前記ラ
ダータップを選択したまま前記接続経路を形成する第1
の制御手段とを備える。
【0019】第2発明に係るD/A 変換器は、抵抗値Rで
ある複数の抵抗と抵抗値(1−1/2n-m+1 )・R(た
だしn>m、n,mは整数)である抵抗と抵抗値(1/
n-m+1 )・Rである抵抗とが直列接続され、抵抗値の
総和が(2m −1)・Rである抵抗列、及び各抵抗間の
接続点と該抵抗列の端部とに発生する第1及び第2の基
準電圧源間の分圧電圧を取り出す2m 個のラダータップ
を有する第1の抵抗群と、それぞれが抵抗値(1/2
n-m )・Rである(2n-m −1)個の抵抗と抵抗値(2
/2n-m −1/2n-m+1 )・Rである抵抗とが直列接続
された抵抗列、及び該抵抗列の一端と各抵抗間の接続点
とを第1の基準電圧源に選択的に接続する接続手段を有
し、該抵抗列の他端が第1の抵抗群の一端に接続されて
いる第2の抵抗群と、それぞれが抵抗値(1/2n-m
・Rである(2n-m −2)個の抵抗と、前記第1の抵抗
群の他端に一端を接続しており、抵抗値(1/
n-m+1 )・Rである抵抗とが直列接続された抵抗列
と、各抵抗間の接続点及び該抵抗列の他端並びに第1の
抵抗群の抵抗値(1−1/2n-m+1 )・Rの前記抵抗と
第1の抵抗群の抵抗値(1/2n-m+1 )・Rの前記抵抗
との接続点のそれぞれを第2の基準電圧源に選択的に接
続する接続手段とからなる第3の抵抗群とを有する抵抗
ラダーと、前記第1の抵抗群が有する2m 個のラダータ
ップの中から、nビットのうちの上位mビットのディジ
タル値に相当するアナログ電圧を取り出すべき1個のラ
ダータップを選択する手段と、上位mビットを変換する
場合、又は下位(n−m)ビットを変換する場合に応じ
て第2及び第3の抵抗群の接続手段を選択的に組み合わ
せ、第1及び第2の基準電圧源間に(2m )・Rの抵抗
値が発生する第1及び第2の基準電圧源への接続経路を
形成し、さらに下位(n−m)ビットを変換する場合
は、mビットのアナログ電圧を取り出す前記ラダータッ
プを選択したまま前記接続経路を形成する第1の制御手
段とを備える。
【0020】第3発明に係るD/A 変換器は、抵抗値Rで
ある複数個の抵抗が直列接続され、抵抗値の総和が(2
m −1)・Rである抵抗列、及び各抵抗間の接続点と該
抵抗列の端部とに発生する第1及び第2の基準電圧源間
の分圧電圧を取り出す2m 個のラダータップを有する第
1の抵抗群と、それぞれが抵抗値(1/2n-m )・R
(ただしn>m、n,mは整数)である抵抗を(2n-m
−1)個から1個ずつ減じて1個までの(2n-m −1)
列の抵抗列と、抵抗値(2/2n-m −1/2n-m+1 )・
Rの抵抗を有し、抵抗列の一端は第1の基準電圧源に選
択的に接続する接続手段を有し、抵抗列の他端は共通し
て抵抗値(2/2n-m −1/2n-m+1 )・Rの抵抗の一
端に接続し、かつ第1の基準電圧源に選択的に接続する
共通の接続手段を有し、抵抗値(2/2n-m −1/2
n-m+1 )・Rの抵抗の他端は第1の抵抗群の一端に接続
されている第2の抵抗群と、それぞれが抵抗値(1/2
n-m )・Rである抵抗を(2n-m −2)個から1個づつ
減じて1個までの(2n-m −2)列の抵抗列と、抵抗値
(1/2n-m+1 )・Rの抵抗及び(1−1/2n-m+1
・Rを有し、抵抗列の一端は第2の基準電圧源に選択的
に接続する接続手段を有し、抵抗列の他端は共通して抵
抗値(1/2n-m+1 )・Rの抵抗の一端に接続し、かつ
第2の基準電圧源に選択的に接続する共通の接続手段を
有し、抵抗値(1/2n-m+1 )・Rの抵抗の他端は第1
の抵抗群の他端に接続し、抵抗値(1−1/2n-m+1
・Rである抵抗の他端が抵抗値(1/2n-m+1 )・Rの
抵抗を接続した第1の抵抗群のラダータップに隣接する
ラダータップに接続されている第3の抵抗群とを有する
抵抗ラダーと、前記第1の抵抗群が有する2m 個のラダ
ータップの中から、nビットのうちの上位mビットのデ
ィジタル値に相当するアナログ電圧を取り出すべき1個
のラダータップを選択する手段と、上位mビットを変換
する場合、又は下位(n−m)ビットを変換する場合に
応じて第2及び第3の抵抗群の接続手段を選択的に組み
合わせ、第1及び第2の基準電圧源間に(2m)・Rの
抵抗値が発生する第1及び第2の基準電圧源への接続経
路を形成し、さらに下位(n−m)ビットを変換する場
合は、mビットのアナログ電圧を取り出す前記ラダータ
ップを選択したまま前記接続経路を形成する第1の制御
手段とを備える。
【0021】第4発明に係るD/A 変換器は、抵抗値Rで
ある複数の抵抗と抵抗値(1−1/2n-m+1 )・R(た
だしn>m、n,mは整数)である抵抗と抵抗値(1/
n-m+1 )・Rである抵抗とが直列接続され、抵抗値の
総和が(2m −1)・Rである抵抗列、及び各抵抗間の
接続点と該抵抗列の端部とに発生する第1及び第2の基
準電圧源間の分圧電圧を取り出す2m 個のラダータップ
を有する第1の抵抗群と、それぞれが抵抗値(1/2
n-m )・Rである抵抗を(2n-m −1)個から1個ずつ
減じて1個までの(2n-m −1)列の抵抗列と、抵抗値
(2/2n-m −1/2n-m+1 )・Rの抵抗を有し、抵抗
列の一端は第1の基準電圧源に選択的に接続する接続手
段を有し、抵抗列の他端は共通して抵抗値(2/2n-m
−1/2n-m+1 )・Rの抵抗の一端に接続し、かつ第1
の基準電圧源に選択的に接続する共通の接続手段を有
し、抵抗値(2/2n-m −1/2n-m+1 )・Rの抵抗の
他端は第1の抵抗群の一端に接続されている第2の抵抗
群と、それぞれが抵抗値(1/2n-m )・Rである抵抗
を(2n-m −2)個から1個ずつ減じて1個までの(2
n-m −2)列の抵抗列と、抵抗値(1/2n-m+1 )・R
の抵抗を有し、抵抗列の一端は共通して抵抗値(1/2
n-m+1 )・Rの抵抗の一端に接続し、かつ第2の基準電
圧源に選択的に接続する共通の接続手段を有し、抵抗値
(1/2n-m+1 )・Rの抵抗の他端は第1の抵抗群の他
端に接続し、抵抗列の他端及び第1の抵抗群の抵抗値
(1/2n-m+1 )・Rの前記抵抗と第1の抵抗群の抵抗
値(1/2n-m+1 )・Rの前記抵抗との接続点のそれぞ
れを第2基準電圧源に選択的に接続する接続手段とから
なる第3の抵抗群とを有する抵抗ラダーと、前記第1の
抵抗群が有する2m 個のラダータップの中から、nビッ
トのうちの上位mビットのディジタル値に相当するアナ
ログ電圧を取り出すべき1個のラダータップを選択する
手段と、上位mビットを変換する場合、又は下位(n−
m)ビットを変換する場合に応じて第2及び第3の抵抗
群の接続手段を選択的に組み合わせ、第1及び第2の基
準電圧源間に(2m )・Rの抵抗値が発生する第1及び
第2の基準電圧源への接続経路を形成し、さらに下位
(n−m)ビットを変換する場合は、mビットのアナロ
グ電圧を取り出す前記ラダータップを選択したまま前記
接続経路を形成する第1の制御手段とを備える。
【0022】第5発明に係るA/D 変換器は、請求項1乃
至請求項4のいずれかに記載のD/A変換器と、該D/A 変
換器からのアナログ出力を変換対象のアナログ入力と比
較する比較器と、前記アナログ入力をディジタル変換す
る比較用の基準アナログ電圧を得るために仮の値を設定
した仮のディジタル値を前記D/A 変換器に与え、上位m
ビット変換時には第1及び第2の基準電圧源間の電位差
の2m 段階の分圧電圧が得られる接続経路を前記D/A 変
換器に形成させ、さらに下位(n−m)ビット(ただし
n>m、n,mは整数)の変換時には、mビット変換時
に選択されたラダータップを選択した状態のまま、前記
比較器の比較結果に基づいて接続経路を変更させてmビ
ット変換時に選択されたラダータップからのアナログ出
力を少なくとも(n−m)回変化させる第2の制御手段
とを備える。
【0023】本発明の作用を図7により説明する。6ビ
ットのディジタル値をアナログ電圧に変換する場合、正
アナログ電圧源1と負アナログ電圧源2との間の抵抗の
総和が、スイッチSW0 〜SW7 の選択的切換によって常に
16Rになるよう各抵抗の抵抗値を下位2ビットにより選
定するとともに、上位4ビットのディジタル値に応じた
ラダータップを選択し、所望のアナログ電圧を得る。下
位2ビットのディジタル値によりスイッチSW0,SW1 をオ
ンにすると、ラダータップTAP15 と負アナログ電圧源2
との間に発生する電圧は、 (7/8)・Rに応じた電圧が発
生し、正アナログ電圧源1と負アナログ電圧源2との電
位差を16等分した電圧より (1/8)・Rに相当する電圧だ
け低い電圧が発生する。ラダータップ TAP1乃至TAP15
間には抵抗Rが複数接続されており、正アナログ電圧源
1と負アナログ電圧源2の間の抵抗の総和は16Rである
ため、ラダータップTAP16 を除いたその他のラダータッ
プには、一様に正アナログ電圧源1と負アナログ電圧源
2の電位差を16等分した電圧の整数倍より(1/8)・Rに
相当する電圧、即ち6ビット分解能時の1/2 LSB だけ低
い電圧が発生する。
【0024】また、下位2ビットによりスイッチSW2,SW
3 をオンにすると、ラダータップTAP16 と負アナログ電
圧源2との間に(1/8)・Rと (1/4)・Rとが介装され、
同時にラダータップTAP1と正アナログ電圧源1との間に
は (3/8)・Rと (1/4)・Rとが介装される。正アナログ
電圧源1と負アナログ電圧源2の間の抵抗の総和は16R
であるため、全てのラダータップには、一様に正アナロ
グ電圧源1と負アナログ電圧源2の電位差を16等分した
電圧の整数倍より (5/8)・Rに相当する電圧だけ低い電
圧が発生する。同様にスイッチSW4,SW5 をオンすると、
ラダータップTAP16 と負アナログ電圧源2との間に (1/
8)・Rが介装され、同時にラダータップTAP1と正アナロ
グ電圧源1との間には (3/8)・Rと (1/4)・R、 (1/4)
・Rとが介装される。正アナログ電圧源1と負アナログ
電圧源2の間の抵抗の総和は16Rであるため、全てのラ
ダータップには、一様に正アナログ電圧源1と負アナロ
グ電圧源2の電位差を16等分した電圧の整数倍より (7/
8)・Rに相当する電圧だけ低い電圧が発生する。更にス
イッチSW6,SW7 をオンにすると、ラダータップTAP16 と
負アナログ電圧源2との間に (1/8)・Rと (1/4)・R、
(1/4)・Rとが介装され、同時にラダータッTAP1と正ア
ナログ電圧源1との間には(3/8) ・Rが介装される。正
アナログ電圧源1と負アナログ電圧源2の間の抵抗の総
和は16Rであるため、全てのラダータップには、一応に
正アナログ電圧源1と負アナログ電圧源2の電位差を16
等分した電圧の整数倍より (3/8)・Rに相当する電圧だ
け低い電圧が発生する。以上のように、ラダータップTA
P1乃至TAP15 からは各々4段階の電圧、ラダータップTA
P16 からは3段階の電圧、即ち63階調の電圧を発生し、
その電圧は正アナログ電圧源1と負アナログ電圧源2の
電位差を64等分した電圧より128 分の1、つまり6ビッ
ト分解能に於ける1/2 LSB だけ低い電圧が発生する。こ
れにより、D/A 変換したアナログ電圧全域に1/2 LSB の
補正が行われ、理想的な変換特性が得られる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下本発明を、発明の実施の形態
を示す図面により詳述する。 〔実施の形態1〕図1は本発明に係るD/A 変換器の実施
の形態1の構成を示す回路図である。なお、本実施の形
態ではn=6、m=4とする。正アナログ電圧源1と負
アナログ電圧源2との間に、介装される抵抗ラダーは3
つの抵抗群117,118,119 から構成される。抵抗ラダーの
中央に位置する第1の抵抗群117 でnビットのうちの上
位mビットによりラダータップを選択し、下位(n−m)
ビット[=下位2ビット]の値に応じて正, 負のアナ
ログ電圧源1,2への接続経路を変更し、mビットまで
で決定されたラダータップの電圧を2n-m 段階に変化さ
せてnビットのディジタル値に相当するアナログ出力8
の電圧を出力するようになっている。
【0026】第1の抵抗群117 は抵抗値Rの抵抗4が
(2m −1) [=15]個直列接続され、抵抗値の総和は
(2m −1) ・Rとなっている。抵抗4, 4…4の抵抗
列の一端部にはラダータップ11が、他端部にはラダータ
ップ15が接続され、抵抗4を互いに接続している各接続
中間点には、抵抗列の一端部側からラダータップ12, 13
…が接続されており、ラダータップの総数は2m [=1
6]個である。なお、図には一部のラダータップ11, 12,
13, 14,15のみを示している。
【0027】第2の抵抗群118 は抵抗値 (1/2n-m )
・R[= (1/4)・R]の抵抗53が2n-m −1 (=3個)
直列接続され、直列接続された抵抗53,53,53の抵抗列の
一端は、抵抗値 (2/2n-m ) − (1/2n-m+1 ) ・R
[= (3/8)・R]の抵抗56を介して第1の抵抗群117 の
ラダータップ11に接続され、他端は接続手段24を介して
正アナログ電圧源1と接続される。更に、各抵抗53と抵
抗56との接続中間点、相隣の抵抗53との各接続中間点
は、接続手段21,22,23を各別に介して正アナログ電圧源
1と接続される。
【0028】第3の抵抗群119 は抵抗値 (1/2n-m )
・R[= (1/4)・R]の抵抗53が(2n-m −2)[=2
個]直列接続され、直列接続された抵抗53,53 の抵抗列
の一端は、抵抗値(1/2n-m+1 )・R[=(1/8)・
R]の抵抗55を介して第1の抵抗群117 のラダータップ
15と接続される。抵抗値1− (1/2n-m+1 ) ・R[=
(7/8)・R]の抵抗57の一端は、第1の抵抗群117 のラ
ダータップ14と接続される。直列接続された抵抗53,53
の抵抗列の他端は接続手段31を介して負アナログ電圧源
2と接続される。抵抗53と53、抵抗53と55との接続中間
点は接続手段32,33 を各別に介して負アナログ電圧源2
と接続され、前記抵抗57の他端は接続手段34を介して負
アナログ電圧源2と接続される。
【0029】第1の抵抗群117 のラダータップ11…15に
は、(2m )[=16]個のラダータップ11…14のうちの
1個のラダータップのアナログ電圧をアナログ出力8へ
選択的に接続するスイッチングツリー78が接続される。
このスイッチングツリー78は、図8に示すスイッチング
ツリー7と同様に動作する構成にしてある。
【0030】第2の抵抗群118 の接続手段21〜24、及び
第3の抵抗群119 の接続手段31〜34は、第1の制御手段
たるnビット制御回路80から与えられる制御信号e〜l
によって、第2の抵抗群118 と第3の抵抗群119 とのそ
れぞれで、いずれか1つの接続手段が接続状態になるよ
うに接続、非接続される。また、nビット制御回路80
は、スイッチングツリー78へ2・m本の制御信号線を介
して上位mビットのディジタル値を確定すべくmビット
分の制御信号を発生し、また接続手段21〜24及び接続手
段31〜34をオン・オフ制御する制御信号e〜lを発生す
るようになっている。
【0031】次にこのように構成したD/A 変換器のアナ
ログ変換の動作をラダータップ14、15のそれぞれが選択
される場合の動作について、このD/A 変換器を用いたA/
D 変換器の動作を例に説明する。6ビットのディジタル
値をアナログ変換する場合、まず6ビットのうちの上位
4ビットをアナログ変換するために、nビット制御回路
80は、制御信号h, lを有意にして接続手段23,34 を接
続状態にする一方、2・m本の制御信号線を介して上位
4ビットのディジタル値に応じた制御信号をスイッチン
グツリー78に与えて、スイッチングツリー78の該当する
スイッチをオンにし、スイッチングツリー78は上位4ビ
ットのディジタル値に相当するアナログ出力を取り出す
ラダータップを第1の抵抗群117 のラダータップ11…15
の中から選択する。
【0032】上位4ビットまでの変換では、下位2ビッ
トは“002 ”であるためスイッチ24、34がオン
し、正アナログ電圧源1と負アナログ電圧源2との間
に、第1, 第2, 第3の抵抗群117,118,119 の抵抗53,5
3,53、56、4, 4…、57の直列回路が介装され、このと
きの正アナログ電圧源1と負アナログ電圧源2との間の
抵抗の総和が (2m ) ・Rとなる。そして従来の逐次近
似方式と同様に、最上位ビットからアナログ入力電圧
(AIN)以下で最も近似するアナログ出力電圧を発生して
いるラダータップを探査し、上位4ビットのA/D 変換結
果を得る。上位4ビットのA/D 変換の結果、仮に上位4
ビットの変換結果が" 00012”である場合、ラダー
タップ14がスイッチングツリー78により選択され、アナ
ログ出力8に接続される。ここで、抵抗56の抵抗値を
(3/8)・Rとし、抵抗57の抵抗値を(7/8)・Rとして
いるので、ラダータップ14には正アナログ電圧源1(VRE
F)と負アナログ電圧源2(AVSS)の電位差の7/128 に相当
する電圧が発生する。
【0033】つまり、図11に示した特願平6-209919号の
回路により得られる変換特性によると、例えば上位4ビ
ットが“00012 ”下位2ビットが“002 ”である
場合、ラダータップ14の電圧はVREFとAVSSの電位差の1/
16であったのに対し、本発明のD/A 変換器の変換特性は
図2に示す如くになり、6ビットの分解能[=64分解
能]時の1LSB の半分、即ち1/2 LSB だけ低くなり、LS
B に換算すると、アナログ出力8の電圧はディジタル値
“000100”のデシマル値“4”に対して“0.
5”低い“3.5”LSB に等しい電圧となり、ディジタ
ル値に対応するアナログ電圧は1/2LSB補正される。な
お、ラダータップ11…15間の抵抗がRであるため、上位
4ビットのディジタル値に対応するラダータップ11…15
間のアナログ電圧は均等な電位差を有し、ラダータップ
11…15の電圧は1/2LSBの補正が一様に行われることは、
図2の変換特性からも明らかである。
【0034】そして、ディジタル値の上位ビットまでの
アナログ変換が終了すると、nビット制御回路80は、ス
イッチングツリー78がラダータップ14を選択したまま
で、下位2ビットのディジタル値に応じて制御信号e〜
gのいずれかと、制御信号i〜kのいずれかとを有意に
して第2, 第3の抵抗群118,119 の接続手段21〜23及び
31〜33の組み合わせで正, 負アナログ電圧源1, 2への
接続経路を形成する。例えば、下位2ビットのディジタ
ル値が“102 ”とすると、制御信号f, jを有意にし
て接続手段22,32 を接続状態にして、正アナログ電圧源
1と負アナログ電圧源2との間に、第1, 第2, 第3の
抵抗群による直列抵抗を介装する。この場合も、正, 負
アナログ電圧源1, 2間の抵抗の総和は (2m ) ・Rと
なるが、ラダータップ14と負アナログ電圧源2間の抵抗
は (11/8) ・Rとなり、下位2ビットが“002 ”であ
った前述の状態に対して (1/2)・Rに相当する抵抗が付
加され、同時にラダータップ14と正アナログ電圧源1間
との抵抗は、(1/2) ・Rに相当する抵抗を減じることに
なる。したがって、このときラダータップ14の電圧変化
量はVREFとAVSSの電位差の1/32であり、アナログ出力8
の電圧は{11・ (VREF−AVSS) }/128 となってA/D 変
換器はアナログ入力電圧(AIN) と当該D/A 変換器の出力
電圧を比較し、1/2LSB補正されたD/A 変換器の出力電圧
によってディジタル値の上位から5ビット目のA/D 変換
結果を得る。
【0035】また、ディジタル値が“0001112
の場合は、制御信号e, iを有意にし、接続手段21,31
を接続状態にする。そうすると、前記同様にラダータッ
プ14の分圧電圧は負アナログ電圧源2の電圧AVSS側へシ
フトする。そして第3の抵抗群119 における合成抵抗値
は(13/8)・Rとなり、アナログ出力8の電圧は{13・(V
REF−AVSS) }/128 となる。更にディジタル値が“0
001012 ”の場合は、制御信号g, kを有意にして
接続手段23,33 を接続状態にすると、前記同様にしてア
ナログ出力8は、{9・ (VREF−AVSS) }/128 とな
り、いずれにおいても図2に示すように変換特性と一致
する。
【0036】ここで上位4ビットまでの比較結果が“0
0002 ”である場合はラダータップ15が選択される。
このとき、下位2ビットは“002 ”であるため、前述
したと同様に接続手段24,34 により、正アナログ電圧源
1と負アナログ電圧源2との間に第1, 第2, 第3の抵
抗群117,118,119 の抵抗53,53,53、56、4、4…、57の
直列回路が介装される。このときラダータップ15はラダ
ータップ14に抵抗4を介して接続されており、ディジタ
ル値が“0000002 ”である場合は、ラダータップ
14と同電位であるが、逐次近似方式のA/D 変換器では
“0000002”に対する比較動作を行わないので、
本質的に問題ではない。
【0037】そして、ディジタル値の上位4ビットまで
の変換が終了し、下位2ビットの比較動作をする場合、
ディジタル値を“0000102 ”とすると、制御信号
f,jを有意にして接続手段22,32 を接続状態にする。
これにより、正アナログ電圧源1と負アナログ電圧源2
との間に、第1, 第2, 第3の抵抗群117,118,119 の抵
抗を介して直列抵抗が介装される。このとき、第3の抵
抗群119 における合成抵抗値は (3/8)・Rとなり、アナ
ログ出力8の電圧は{3・ (VREF−AVSS) }/128 とな
り、図2に示す変換特性と一致する。同様にして、ディ
ジタル値“0000112 ”の場合は、接続手段21,31
を接続状態にして、アナログ出力8の電圧は{5・ (VR
EF−AVSS) }/128 になり、ディジタル値“00000
2 ”の場合は接続手段23,33 を接続状態にして、アナ
ログ出力8の電圧は{ (VREF−AVSS) }/128 になり、
いずれも図2に示す変換特性と一致する。このように構
成したD/A 変換器を用いたA/D 変換器によれば、少数の
抵抗及びスイッチ等の素子を用いて小型化が図れると同
時に、D/A 変換器得られるアナログ電圧に1/2 LSB の補
正がなされているため、そのA/D 変換特性は理想的なも
のとなる。
【0038】〔実施の形態2〕図3は本発明に係るD/A
変換器の実施の形態2の構成を示す回路図である。ラダ
ータップ14とラダータップ15との間に、抵抗値 (1−1
/2n-m+1 ) ・R[=(7/8)・R]である (2n-m −3)
個の抵抗57と、抵抗値 (1/2n-m+1 ) ・R[= (1/
8)・R]である (2n-m −3) の抵抗55との直列回路が
介装される。抵抗57と55との接続中間点は接続手段34を
介して負アナログ電圧源2と接続される。それ以外の構
成は、図1においてラダータップ14, 15間に介装してい
る抵抗4、及びラダータップ14と負アナログ電圧源2と
の間に介装している抵抗57と接続手段34との直列回路を
除いた他の構成と同様であり、同一構成部分には同一符
号を付している。
【0039】この実施の形態では抵抗値Rである (2m
−2) 個の抵抗4、抵抗値 (1−1/2n-m+1 ) ・Rで
ある抵抗57、及び抵抗値 (1/2n-m+1 ) ・Rである抵
抗55と、抵抗4, 4…の抵抗列の各端部に接続されたラ
ダータップ11, 14、抵抗4の接続中間点に接続されたラ
ダータップ12, 13…及び抵抗55の一端に接続されたラダ
ータップ15とにより第1の抵抗群127 を構成している。
また抵抗55,53,53及び抵抗55と53との接続中間点、抵抗
53と53との接続中間点、第1の抵抗群127 の抵抗57と抵
抗55との接続中間点と、負アナログ電圧源2との間に各
別に介装された接続手段31,32,33,34 とにより第3の抵
抗群129 を構成している。なお実施の形態1と同様、n
=6、m=4である。
【0040】このように構成したD/A 変換器は、図1に
示したD/A 変換器の場合と同様、まず6ビットのうちの
上位4ビットをアナログ変換するために、nビット制御
回路80は制御信号h, lを有意にして接続手段24,34 を
接続状態にする一方、上位4ビットのディジタル値に応
じた制御信号をスイッチングツリー78に与えて、スイッ
チングツリー78は上位4ビットのディジタル値に相当す
るアナログ出力を取り出すラダータップを第1の抵抗群
127 のラダータップ11…15の中から選択する。
【0041】ここで上位ビットまでの比較結果が“00
012 ”である場合、ラダータップ14が選択される。そ
して正, 負アナログ電圧源1, 2間の抵抗の総和は( 2
m )・Rとなり、抵抗56の抵抗値が(3/8) ・Rであり、
抵抗57の抵抗値が (7/8)・Rであって、抵抗4の抵抗値
Rより (1/8)・R低くしているので、ラダータップ14
の分圧電圧は抵抗値 (1/8)・Rに応じて負アナロ
グ電圧源2の電圧AVSS側へシフトし、図1におけるD/A
変換器による場合と同様に変換されたアナログ電圧は1/
2 LSB 補正される。
【0042】そして、ディジタル値の上位ビットまでの
アナログ変換が終了すると、前述の如くスイッチングツ
リー78がラダータップ14を選択したままで、下位2ビッ
トのディジタル値に応じて制御信号e〜gのいずれか
と、制御信号i〜kのいずれかとを有意にして接続手段
21〜23及び31〜33の組み合わせで正, 負アナログ電圧源
1, 2間の接続経路を形成する。ここで下位2ビットの
ディジタル値が“0001102 ”とすると、制御信号
f, jを有意にして接続手段22,32 を接続状態にして、
正, 負アナログ電圧源1, 2間に、第1, 第2, 第3の
抵抗群127,128,129 による直列抵抗を介装する。そし
て、正, 負アナログ電圧源1, 2間の抵抗値の総和は
(2m ) ・Rとなり、この場合はラダータップ14, 15間
には抵抗57と55との直列抵抗が介装され、その合成抵抗
値はRである。またラダータップ15と抵抗53の間の抵抗
55は (1/8)・Rであって抵抗53の半分である。そして上
位4ビットのD/A 変換の結果、仮に上位4 ビットの変換
結果が“00012 ”である場合、ラダータップ14がス
イッチングツリー78により選択され、アナログ出力8に
接続される。ここで、抵抗56の抵抗値を(3/8)・Rと
し、抵抗55の抵抗値を (1/8)・Rとしているので、ラダ
ータップ14には正アナログ電圧源1(VREF) と負アナロ
グ電圧源2(AVSS)との電位差の7/128 に相当する電圧が
発生し、ラダータップ11…14間の抵抗4は一様にRであ
るため、上位4ビットが示す全てのディジタル値におい
て6ビット分解能時の1/2LSB補正が行われる。また、下
位2ビットのD/A 変換に於いても図1に於ける場合と同
様にアナログ変換される。
【0043】なお、抵抗57と55との接続中間点の電圧は
接続手段34が接続状態のとき、つまりディジタル値“0
000002 ”のときは、負アナログ電圧源2が0Vで
あればラダータップ15の電圧は、抵抗57と55との接続中
間点の電圧と同電圧になって0Vになる。そしてこのよ
うに構成したD/A 変換器によれば、少数の抵抗及びスイ
ッチ等の素子を用いて小型化が図れるとともに、ディジ
タル値に対応するアナログ電圧の1/2 LSB 補正ができ
る。また当該D/A 変換器はディジタル値の全ビット値が
“0”である場合、アナログ出力8から0Vを発生する
ことができる。
【0044】〔実施の形態3〕図4は本発明に係るD/A
変換器の実施の形態3の構成を示す回路図である。接続
手段24と、抵抗値 (1/2n-m ) ・R[= (1/4)・R]
である (2n-m −1)[=3]個の抵抗53,53,53との直
列回路に、接続手段23と、抵抗値 (1/2n-m) ・R
[= (1/4)・R]である (2n-m −2) [=2]個の抵
抗53,53 との直列回路が並列接続され、また接続手段22
と抵抗値 (1/2n-m ) ・R[= (1/4)・R]である
(2n-m −3) [=1]個の抵抗53との直列回路が並列
接続され、更に接続手段21が並列接続される。このよう
にして抵抗53を3個直列接続した第1抵抗列、抵抗53を
2個直列接続した第2抵抗列、抵抗53の1個からなる第
3抵抗列及び接続手段21を共通接続した接続中間点は、
抵抗値 (2/2n-m −1/2n-m+1 ) ・R[= (3/8)・
R]である抵抗56の一端と接続され、これらにより第2
の抵抗群128 が構成される。
【0045】接続手段31と抵抗値 (1/2n-m ) ・R
[=(1/4) ・R]である (2n-m −2) [=2]個の抵
抗53,53 との直列回路に、接続手段32と抵抗値( 1/2
n-m )・R[=(1/4) ・R]である (2n-m −3) [=
1]個の抵抗53との直列回路が並列接続され、更に接続
手段33が並列接続される。このようにして抵抗53を2個
直列に接続した第4抵抗列、抵抗53が1個のみからなる
第5抵抗列及び接続手段33を共通接続した接続中間点
は、抵抗値 (1/2n-m+1 ) ・R[= (1/8)・R]であ
る抵抗55の一端と接続され、抵抗55の他端はラダータッ
プ15と接続される。接続手段31,32,33,34 を共通に接続
した接続中間点は負アナログ電圧源2と接続される。接
続手段34とラダータップ14との間には抵抗値 (1−1/
n-m+1 ) ・R[= (7/8)・R]である抵抗57からなる
第6抵抗列が介装され、これらにより第3抵抗群139 が
構成される。それ以外の構成は図1に示した第1, 第3
の抵抗群118,119 を除いたD/A 変換器と同様に構成され
ており、同一構成部分には同一符号を付している。
【0046】このように構成したD/A 変換器は、図1に
示したD/A 変換器と同様の動作をする。即ち、接続手段
24,34 は接続状態にした場合、接続手段23,33 を接続状
態にした場合、接続手段22,32 を接続状態にした場合、
接続手段21,31 を接続状態にした場合は、図1に示した
D/A 変換器において、接続手段24,34 を接続状態にした
場合、接続手段23,33 を接続状態にした場合、接続手段
22,32 を接続状態にした場合、接続手段21,31 を接続状
態にした場合の、正, 負アナログ電圧源1, 2間の合成
抵抗値と同様になり、正, 負アナログ電圧源1, 2間の
抵抗の総和は (2m ) ・Rとなり、前述したと同様にデ
ィジタル値に対応するアナログ電圧を1/2 LSB 補正する
ことができる。そのためこのD/A 変換器も、抵抗スイッ
チ等の素子数を従来のD/A 変換器より減少させ得て、小
型化が図れるとともに、変換結果の誤差を少なくでき
る。
【0047】〔実施の形態4〕図5は本発明に係るD/A
変換器の実施の形態4の構成を示す回路図である。接続
手段24と、抵抗値 (1/2n-m ) ・R[= (1/4)・R]
である (2n-m −1) [=3]個の抵抗53,53,53との直
列回路に、接続手段23と抵抗値 (1/2n-m ) ・R[=
(1/4)・R]である (2n-m −2) [=2]個の抵抗5
3,53 との直列回路が並列接続され、また接続手段22
と、抵抗値 (1/2n-m ) ・R[= (1/4)・R]である
(2n-m −3) [=1]個の抵抗53との直列回路が並列
接続され、更に接続手段21が並列接続される。このよう
にして抵抗53を3個直列接続した第1抵抗列、抵抗53を
2個直列接続した第2抵抗列、抵抗53の1個からなる第
3抵抗列及び接続手段21を共通接続した接続中間点は、
抵抗値 (2/2n-m −1/2n-m+1 ) ・R[= (3/8)・
R]である抵抗56の一端と接続され、これらにより第2
の抵抗群128 が構成される。
【0048】接続手段31と抵抗値 (1/2n-m ) ・R
[ (1/4)・R]である (2n-m −2)[=2]個の抵抗5
3,53 との直列回路に、接続手段32と抵抗値( 1/2
n-m ) ・R[= (1/4)・R]である (2n-m −3) [=
1]個の抵抗53との直列回路が並列接続され、更に接続
手段33が並列接続される。このようにして抵抗53を2個
直列に接続した第4抵抗列、抵抗53が1個のみからなる
第5抵抗列及び接続手段33を共通接続した接続中間点
は、抵抗値 (1/2n-m+1 ) ・R[ (1/8)・R]である
抵抗55の一端と接続され、抵抗55の他端はラダータップ
15と接続される。接続手段31,32,33,34 を共通に接続し
た接続中間点は、負アナログ電圧源2と接続される。接
続手段34は第1の抵抗群127 の抵抗57と抵抗55との接続
中間点と接続され、これらにより第3の抵抗群149 が構
成される。それ以外の構成は図2に示した第2, 第3の
抵抗群118,129 を除いたD/A 変換器と同様に構成されて
おり、同一構成部分には同一符号を付している。
【0049】このように構成したD/A 変換器は、図3に
示したD/A 変換器と同様の動作をする。即ち、接続手段
24,34 を接続状態した場合、接続手段23,33 を接続状態
にした場合、接続手段22,32 を接続状態にした場合、接
続手段21,31 を接続状態にした場合は、図2に示したD/
A 変換器において接続手段24,34 を接続状態にした場
合、接続手段23,33 を接続状態にした場合、接続手段2
2,32 を接続状態にした場合、接続手段21,31 を接続状
態にした場合の、正, 負アナログ電圧源1, 2間の合成
抵抗値と同様になり、正, 負アナログ電圧源1, 2間の
抵抗の総和は (2m) ・Rとなり、前述したと同様にデ
ィジタル値に対応するアナログ電圧を1/2 LSB 補正する
ことができる。そのため、このD/A 変換器も、抵抗、ス
イッチ等の素子数を従来のD/A 変換器より減少させ得
て、小型化が図れるとともに、理想的な変換特性が得ら
れる。
【0050】図6は実施の形態1〜4のいずれかのD/A
変換器を用いた逐次近似方式のA/D変換器の構成を示す
ブロック図である。なお、実施の形態1と同様、n=
6、m=4であって、1/2 LSB 補正を行うものとし実施
の形態1と同一構成部分には同一符号を付してその説明
を省略する。D/A 変換器90は実施の形態1〜4のいずれ
かのA/D 変換器であるが、便宜上実施の形態1に示すD/
A 変換器を用いている。前述した第1の制御手段たる第
2のの制御手段であるnビット制御回路100 は、第2及
び第3の抵抗群118,119 の接続手段と接続状態又は非接
続状態にする制御信号201,202 をそれぞれの2n-m 本の
信号線201,202 を介してD/A 変換器90に与え、第2の抵
抗群118 、第3の抵抗群119 の接続手段24,34 を選択的
に接続状態にして、正, 負アナログ電圧源1,2間に
(2m ) ・Rの抵抗値が形成されるような正, 負アナロ
グ電圧源1, 2への接続経路を形成し、nビットのうち
上位mビットのディジタル値を、mビットの上位から仮
のディジタル値を順次設定して得られるD/A 変換器90か
らのアナログ出力8と、外部から入力端子AIN へ入力さ
れるアナログ入力25とを比較器16で比較した比較結果信
号20に基づいて逐次近似方式により順次確定するように
なっている。
【0051】更にnビット制御回路100 は、mビット変
換時に選択した状態のまま、nビットのうちの下位 (n
−m) ビットに仮の値を設定したディジタル値に応じた
制御信号201,202 をD/A 変換器90に与え、第2の抵抗群
118 及び第3の抵抗群119 のそれぞれの接続手段を選択
的に接続状態にして正アナログ電圧源1及び負アナログ
電圧源2への接続経路を変更することで第1の抵抗群11
7 のラダータップから出力されるアナログ電圧を少なく
とも (n−m) 回変化させ、引き続いてD/A 変換器90か
らのアナログ出力8とアナログ入力25とを大小比較して
逐次近似方式で下位 (n−m) ビットのディジタル値を
確定するように構成してある。
【0052】そのため、このA/D 変換器は、従来のA/D
変換器と同様、逐次近似方式によりアナログ入力をディ
ジタル値に変換するが、このA/D 変換器に用いているD/
A 変換器90のアナログ出力8の電圧は1/2 LSB 補正さ
れ、理想的な変換結果が得られる。なお、発明の実施の
形態ではn=6、m=4としたが、これは例示であり、
これに限定されるものではない。また、n, mの重み付
けに応じて、第1の抵抗群、または第2,第3の抵抗群
の抵抗素子数をより減少させることができる。
【0053】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、従
来のA/D 変換器及びD/A 変換器に比べて少数の抵抗、ス
イッチ等の素子を用いて従来と同等の分解能が得られ、
高精度で小型化が図れるとともに、D/A 変換器のアナロ
グ出力の電圧を1/2 LSB 補正するので変換結果のアナロ
グ電圧又はディジタル値の誤差が極めて少ないD/A 変換
器及びA/D 変換器を提供できる優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るD/A 変換器の実施の形態1の構
成を示す回路図である。
【図2】 D/A 変換器の変換特性を示す図である。
【図3】 本発明に係るD/A 変換器の実施の形態2の構
成を示す回路図である。
【図4】 本発明に係るD/A 変換器の実施の形態3の構
成を示す回路図である。
【図5】 本発明に係るD/A 変換器の実施の形態4の構
成を示す回路図である。
【図6】 本発明に係るA/D 変換器の構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】 作用の説明図である。
【図8】 従来のD/A 変換器の構成を示す回路図であ
る。
【図9】 従来のA/D 変換器の構成を示す回路図であ
る。
【図10】 D/A 変換器の他の構成を示す回路図であ
る。
【図11】 D/A 変換器の変換特性を示す図である。
【符号の説明】
1 正アナログ電圧源、2 負アナログ電圧源、11〜15
ラダータップ、TAP1,TAP15,TAP16 ラダータップ、16
比較器、53,55,56,57 抵抗、21〜24, 32〜34 接続
手段、78 スイッチングツリー、80 nビット制御回
路、90 D/A 変換器、100 nビット制御回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抵抗値Rである複数個の抵抗が直列接続
    され、抵抗値の総和が(2m −1)・Rである抵抗列、
    及び各抵抗間の接続点と該抵抗列の端部とに発生する第
    1及び第2の基準電圧源間の分圧電圧を取り出す2m
    のラダータップを有する第1の抵抗群と、 それぞれが抵抗値(1/2n-m )・R(ただしn>m、
    n,mは整数)である(2n-m −1)個の抵抗と、抵抗
    値(2/2n-m −1/2n-m+1 )・Rである抵抗とが直
    列接続された抵抗列、及び該抵抗列の一端と各抵抗間の
    接続点とを第1の基準電圧源に選択的に接続する接続手
    段を有し、該抵抗列の他端が第1の抵抗群の一端に接続
    されている第2の抵抗群と、 それぞれが抵抗値(1/2n-m )・Rである(2n-m
    2)個の抵抗と前記第1の抵抗群の他端に接続しており
    抵抗値(1/2n-m+1 )・Rである1個の抵抗とが直列
    接続された抵抗列と、抵抗値(1−1/2n-m+1 )・R
    である抵抗と、該抵抗列の抵抗間の接続点及び該抵抗列
    の他端、及び抵抗値(1−1/2n-m+1)・Rである抵
    抗の他端とを第2の基準電圧源に選択的に接続する手段
    とを有し、抵抗値(1−1/2n-m+1 )・Rである抵抗
    の他端が該抵抗列を接続した第1の抵抗群のラダータッ
    プに隣接するラダータップに接続されている第3の抵抗
    群とを備える抵抗ラダーと、 前記第1の抵抗群が有する2m 個のラダータップの中か
    ら、nビットのうちの上位mビットのディジタル値に相
    当するアナログ電圧を取り出すべき1個のラダータップ
    を選択する手段と、 上位mビットを変換する場合、又は下位(n−m)ビッ
    トを変換する場合に応じて第2及び第3の抵抗群の接続
    手段を選択的に組み合わせ、第1及び第2の基準電圧源
    間に(2m )・Rの抵抗値が発生する第1及び第2の基
    準電圧源への接続経路を形成し、さらに下位(n−m)
    ビットを変換する場合は、mビットのアナログ電圧を取
    り出す前記ラダータップを選択したまま前記接続経路を
    形成する第1の制御手段とを備えたことを特徴とするD
    /A変換器。
  2. 【請求項2】 抵抗値Rである複数の抵抗と抵抗値(1
    −1/2n-m+1 )・R(ただしn>m、n,mは整数)
    である抵抗と抵抗値(1/2n-m+1 )・Rである抵抗と
    が直列接続され、抵抗値の総和が(2m −1)・Rであ
    る抵抗列、及び各抵抗間の接続点と該抵抗列の端部とに
    発生する第1及び第2の基準電圧源間の分圧電圧を取り
    出す2m 個のラダータップを有する第1の抵抗群と、 それぞれが抵抗値(1/2n-m )・Rである(2n-m
    1)個の抵抗と抵抗値(2/2n-m −1/2n-m+1 )・
    Rである抵抗とが直列接続された抵抗列、及び該抵抗列
    の一端と各抵抗間の接続点とを第1の基準電圧源に選択
    的に接続する接続手段を有し、該抵抗列の他端が第1の
    抵抗群の一端に接続されている第2の抵抗群と、 それぞれが抵抗値(1/2n-m )・Rである(2n-m
    2)個の抵抗と、前記第1の抵抗群に一端を接続してお
    り、抵抗値(1/2n-m+1 )・Rである1個の抵抗とが
    直列接続された抵抗列と、各抵抗間の接続点及び該抵抗
    列の他端並びに第1の抵抗群の抵抗値(1−1/2
    n-m+1 )・Rの前記抵抗と第1の抵抗群の抵抗値(1/
    n-m+1 )・Rである前記抵抗との接続点のそれぞれを
    第2の基準電圧源に選択的に接続する接続手段とからな
    る第3の抵抗群とを有する抵抗ラダーと、 前記第1の抵抗群が有する2m 個のラダータップの中か
    ら、nビットのうちの上位mビットのディジタル値に相
    当するアナログ電圧を取り出すべき1個のラダータップ
    を選択する手段と、 上位mビットを変換する場合、又は下位(n−m)ビッ
    トを変換する場合に応じて第2及び第3の抵抗群の接続
    手段を選択的に組み合わせ、第1及び第2の基準電圧源
    間に(2m )・Rの抵抗値が発生する第1及び第2の基
    準電圧源への接続経路を形成し、さらに下位(n−m)
    ビットを変換する場合は、mビットのアナログ電圧を取
    り出す前記ラダータップを選択したまま前記接続経路を
    形成する第1の制御手段とを備えたことを特徴とするD
    /A変換器。
  3. 【請求項3】 抵抗値Rである複数個の抵抗が直列接続
    され、抵抗値の総和が(2m −1)・Rである抵抗列、
    及び各抵抗間の接続点と該抵抗列の端部とに発生する第
    1及び第2の基準電圧源間の分圧電圧を取り出す2m
    のラダータップを有する第1の抵抗群と、 それぞれが抵抗値(1/2n-m )・R(ただしn>m、
    n,mは整数)である抵抗を(2n-m −1)個から1個
    ずつ減じて1個までの(2n-m −1)列の抵抗列と、抵
    抗値(2/2n-m −1/2n-m+1 )・Rの抵抗を有し、
    抵抗列の一端は第1の基準電圧源に選択的に接続する接
    続手段を有し、抵抗列の他端は共通して抵抗値(2/2
    n-m −1/2n-m+1 )・Rの抵抗の一端に接続し、かつ
    第1の基準電圧源に選択的に接続する共通の接続手段を
    有し、抵抗値(2/2n-m −1/2n-m+1 )・Rの抵抗
    の他端は第1の抵抗群の一端に接続されている第2の抵
    抗群と、 それぞれが抵抗値(1/2n-m )・Rである抵抗を(2
    n-m −2)個から1個づつ減じて1個までの(2n-m
    2)列の抵抗列と、抵抗値(1/2n-m+1 )・Rの抵抗
    及び(1−1/2n-m+1 )・Rを有し、抵抗列の一端は
    第2の基準電圧源に選択的に接続する接続手段を有し、
    抵抗列の他端は共通して抵抗値(1/2n-m+1 )・Rの
    抵抗の一端に接続し、かつ第2の基準電圧源に選択的に
    接続する共通の接続手段を有し、抵抗値(1/
    n-m+1 )・Rの抵抗の他端は第1の抵抗群の他端に接
    続し、抵抗値(1−1/2n-m+1 )・Rである抵抗の他
    端が抵抗値(1/2n-m+1 )・Rの抵抗を接続した第1
    の抵抗群のラダータップに隣接するラダータップに接続
    されている第3の抵抗群とを有する抵抗ラダーと、 前記第1の抵抗群が有する2m 個のラダータップの中か
    ら、nビットのうちの上位mビットのディジタル値に相
    当するアナログ電圧を取り出すべき1個のラダータップ
    を選択する手段と、 上位mビットを変換する場合、又は下位(n−m)ビッ
    トを変換する場合に応じて第2及び第3の抵抗群の接続
    手段を選択的に組み合わせ、第1及び第2の基準電圧源
    間に(2m )・Rの抵抗値が発生する第1及び第2の基
    準電圧源への接続経路を形成し、さらに下位(n−m)
    ビットを変換する場合は、mビットのアナログ電圧を取
    り出す前記ラダータップを選択したまま前記接続経路を
    形成する第1の制御手段とを備えたことを特徴とするD
    /A変換器。
  4. 【請求項4】 抵抗値Rである複数の抵抗と抵抗値(1
    −1/2n-m+1 )・R(ただしn>m、n,mは整数)
    である(2n-m −3)個の抵抗と抵抗値(1/
    n-m+1 )・Rである(2n-m −3)個の抵抗とが直列
    接続され、抵抗値の総和が(2m −1)・Rである抵抗
    列、及び各抵抗間の接続点と該抵抗列の端部とに発生す
    る第1及び第2の基準電圧源間の分圧電圧を取り出す2
    m 個のラダータップを有する第1の抵抗群と、 それぞれが抵抗値(1/2n-m )・Rである抵抗を(2
    n-m −1)個から1個ずつ減じて1個までの(2n-m
    1)列の抵抗列と、抵抗値(2/2n-m −1/
    n-m+1 )・Rの抵抗を有し、抵抗列の一端は第1の基
    準電圧源に選択的に接続する接続手段を有し、抵抗列の
    他端は共通して抵抗値(2/2n-m+1 −1/2n-m+1
    ・Rの抵抗の一端に接続し、かつ第1の基準電圧源に選
    択的に接続する共通の接続手段を有し、抵抗値(2/2
    n-m −1/2n-m+1 )・Rの抵抗の他端は第1の抵抗群
    の一端に接続されている第2の抵抗群と、 それぞれが抵抗値(1/2n-m )・Rである抵抗を(2
    n-m −2)個から1個ずつ減じて1個までの(2n-m
    2)列の抵抗列と、抵抗値(1/2n-m+1 )・Rの抵抗
    を有し、抵抗列の一端は共通して抵抗値(1/
    n-m+1 )・Rの抵抗の一端に接続し、かつ第2の基準
    電圧源に選択的に接続する共通の接続手段を有し、抵抗
    値(1/2n-m+1 )・Rの抵抗の他端は第1の抵抗群の
    他端に接続し、抵抗列の他端及び第1の抵抗群の抵抗値
    (1−1/2n-m+1 )・Rの前記抵抗と第1の抵抗群の
    抵抗値(1/2n-m+1 )・Rの前記抵抗との接続点のそ
    れぞれを第2基準電圧源に選択的に接続する接続手段と
    からなる第3の抵抗群とを有する抵抗ラダーと、 前記第1の抵抗群が有する2m 個のラダータップの中か
    ら、nビットのうちの上位mビットのディジタル値に相
    当するアナログ電圧を取り出すべき1個のラダータップ
    を選択する手段と、 上位mビットを変換する場合、又は下位(n−m)ビッ
    トを変換する場合に応じて第2及び第3の抵抗群の接続
    手段を選択的に組み合わせ、第1及び第2の基準電圧源
    間に(2m )・Rの抵抗値が発生する第1及び第2の基
    準電圧源への接続経路を形成し、さらに下位(n−m)
    ビットを変換する場合は、mビットのアナログ電圧を取
    り出す前記ラダータップを選択したまま前記接続経路を
    形成する第1の制御手段とを備えたことを特徴とするD
    /A変換器。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項2又は請求項3又は
    請求項4に記載のD/A変換器と、該D/A変換器から
    のアナログ出力を変換対象のアナログ入力と比較する比
    較器と、前記アナログ入力をディジタル変換する比較用
    の基準アナログ電圧を得るために仮の値を設定した仮の
    ディジタル値を前記D/A変換器に与え、上位mビット
    変換時には第1及び第2の基準電圧源間の電位差の2m
    段階の分圧電圧が得られる接続経路を前記D/A変換器
    に形成させ、さらに下位(n−m)ビット(ただしn>
    m、n,mは整数)の変換時には、mビット変換時に選
    択されたラダータップを選択した状態のまま、前記比較
    器の比較結果に基づいて接続経路を変更させてmビット
    変換時に選択されたラダータップからのアナログ出力を
    少なくとも(n−m)回変化させる第2の制御手段とを
    備えることを特徴とするA/D変換器。
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US5739782A (en) 1998-04-14

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