JP3195065B2 - 船外機のブローバイガス還流装置 - Google Patents
船外機のブローバイガス還流装置Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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Description
ンジンと、このエンジンの上方を覆うエンジンカバー
と、エンジンの吸気系の入口端に固定手段を介して固定
されたエアインテークと、このエアインテークに設けた
接続手段とエンジンとを接続してブローバイガスを前記
吸気系に還流させるブローバイガス通路とを備えた船外
機のブローバイガス還流装置に関する。
おいて、ブリーザケース内部は船外機本体の外部と連通
している(例えば、実開昭53−15593号公報参
照)。
の燃焼室からクランクケースの内部に漏れたブローバイ
ガスを吸気系のキャブレタ上流に還流させるブローバイ
ガス還流装置が知られている(例えば、実開昭55−6
0438号公報参照)。
も、本体外部と直接連通しないブローバイガスの処理が
望まれるようになった。しかしながら、船外機はエンジ
ンの周囲の大半を着脱可能なエンジンカバーによって覆
われているので、狭隘なエンジンルーム内にブローバイ
ガス通路及びエアインテークを合理的に収納しないと、
それらの組付けやメンテナンスが困難になる問題があ
る。
で、ブローバイガス通路及びエアインテークを容易に着
脱できるようにして組付けとメンテナンスの容易化を図
ることを目的とする。
に、本発明は、エンジンと、このエンジンの上方を覆う
エンジンカバーと、エンジンの吸気系の入口端に固定手
段を介して固定されたエアインテークと、このエアイン
テークに設けた接続手段とエンジンとを接続してブロー
バイガスを前記吸気系に還流させるブローバイガス通路
とを備えた船外機のブローバイガス還流装置であって、
前記エアインテークに設けられる接続手段と、該エアイ
ンテークを固定する固定手段とを、相互に干渉しない位
置に配設したことを第1の特徴とする。
前記接続手段を前記エアインテークの上面に設けたこと
を第2の特徴とする。
前記接続手段を前記エンジンカバーの内面から離反する
方向に突設したことを第3の特徴とする。
前記エアインテークの吸気口を下向きに開口させたこと
を第4の特徴とする。
する。
で、図1は船外機の全体側面図、図2は図1の要部拡大
断面図、図3は図2の3−3線矢視図、図4は図2の4
−4線矢視図、図5は図4の5−5線断面図、図6は図
2の6−6線矢視図である。
エンジンルームRを画成する相互に分離可能な上側のカ
バーと下側のケースとによって覆われた2気筒バーチカ
ル型エンジンEが搭載される。具体的には、前記カバー
はエンジンEの上半部を覆うエンジンカバー1であり、
前記ケースはエンジンEに下半部を覆うケース部21と
オイルパン部22 とを一体に備えたオイルケース2であ
る。エンジンEのクランクシャフト3の下端に直列に連
結された駆動軸4は、前記オイルケース2の下部に結合
されたエクステンションケース5の内部を下方に延び、
その下端はギヤケース6の内部に設けたベベルギヤ機構
7を介して後端にプロペラ8を有するプロペラ軸9に接
続される。
でギヤケース6の後部に設けたフィルタ11を介して汲
み上げられた冷却水は、エンジンEを冷却すべく冷却水
パイプ12を介して上方に供給される。また、エンジン
Eには下方に延びる排気管13がボルト46によって固
定されており、排気管13を取り付けたエンジンEをオ
イルケース2に結合する際に、前記排気管13の下端が
オイルケース2の下壁にボルト18によって固定され
る。そして排気管13の下端開口はエクステンションケ
ース5の内部に開口する。エクステンションケース5内
部の排気ガスは、ギヤケース6の後部に開口する排気ガ
ス出口61 から水中に排出される。
舵可能に支持するスターンブラケット15は、下端が開
放する溝部151 を船尾Sに係合させた状態でレバー1
6で操作される押しねじ17により固定される。
Eとオイルケース2とは複数本のボルト19…によって
結合されており、エクステンションケース5とオイルケ
ース2とは複数本のボルト20…によって結合されてい
る。またオイルケース2とエンジンカバー1とは、船外
機Oの前側においてフック71と被フック72とによっ
て係止されており、また船外機Oの後側において軸73
を中心に回動するフックレバー74と、それと一体に回
動するフック75と、被フック部材76とによって係止
されている。
ト3の軸線を含む面で前後に2分割されて、クランク室
の一部を画成するスカート部を含む前部クランクケース
211 と、クランク室の残りの部分を閉成する後部シリ
ンダブロック212 から成るシリンダブロック21と、
後部シリンダブロック212 のデッキ面に結合されるシ
リンダヘッド22とを備える。シリンダブロック21に
摺動自在に嵌合する一対のピストン23,23とクラン
クシャフト3とは、それぞれコネクティングロッド2
4,24を介して連結される。シリンダヘッド22には
各一対の吸気口25,25及び排気口26,26が形成
されており、吸気口25,25はシリンダヘッド22に
形成した2本の吸気ポート27,27、二股の吸気マニ
ホールド28、スロットルバルブを内蔵したキャブレタ
29及びエンジンカバー1の内部に開口するエアインテ
ーク30を介してエンジンカバー1の上部に開口する吸
気口11 に連通するとともに、排気口26,26はシリ
ンダヘッド22に形成した二股の排気ポート31を介し
て前記排気管13の上端に連通する。
排気管13の外周は2分割された排気管カバー32,3
3によって覆われており、その内周と排気管13の外周
との間に導入された冷却水は、切欠き131 から排気管
13に流入して排気ガスと共にエクステンションケース
5内に流出する。排気管カバー32,33はそれらのフ
ランジ321 ,331 に沿って一体に溶接されており、
先端が排気管13に内部に挿入された排気ガス採取管3
4の外周が前記フランジ321 ,331 に挟まれて溶接
される。排気管13から後方に延びる排気ガス採取管3
4は左上方に略90°屈曲し、その先端はオイルケース
2とエンジンカバー1との接合部の近傍に延出する。排
気ガス採取管34に冷却水が流入して排気ガスの成分測
定器に悪影響を及ぼさないように、排気ガス採取管34
の取付け部は冷却水を排気管13に導入する切欠き13
1 よりも上方に設けられる。
351 を有するネジ部材35が溶接されており、このネ
ジ部材35にプラグ36が螺着される。即ち、プラグ3
6の基端に刻設したマイナス溝361 にドライバーの先
端を係合させて回転させると、そのプラグ36の先端と
前記ネジ部材35のフランジ351 との間にシール部材
37が挟圧されることにより、排気ガス採取管34の先
端が閉塞される。
入すべく、クランク室の内部と連通したシリンダブロッ
ク壁部開口にオイルフィラー38が取り付けられる。ク
ランク室内とエンジンEの前部に設けられたオイル分離
器39とは、オイルフィラー38に形成された小孔38
1 及び第1ブローバイガス通路40を介して接続され
る。分離器39はブローバイガスに含まれるオイルとミ
ストとを分離するもので、分離されたミストを吸気系に
戻すべく、オイル分離器39とエアインテーク30とが
第2ブローバイガス通路41を介して接続される。
よって前記第1ブローバイガス通路40に連なる前室3
92 と、前記第2ブローバイガス通路41に連なる後室
39 3 とに区画される。前室392 の底部と前記オイル
フィラー38とは、オイル分離器39からシリンダブロ
ック21の内部にオイルを戻すためのオイル戻し通路4
2によって接続される。そしてオイル分離器39の隔壁
391 には後室393から前室392 へのミストの逆流
を規制する一方向弁43が装着される。
エアインテーク30はその後端面をキャブレタ29の前
端面に突き合わせて前後方向に延びる2本のボルト4
4,44で固定される。エアインテーク30の前端に形
成された吸気口301 は、エンジンカバー1の内部に浸
入した水飛沫が吸気系に吸入されないように、下方に向
けて僅かに湾曲するように形成される。エアインテーク
30の上面には、その軸線と直交してエンジンE側に延
びる継手部302 が一体に形成され、この継手部302
に前記第2ブローバイガス通路41が接続される。継手
部302 はエアインテーク30を固定する2本のボルト
44,44の軸線から上方にずれた位置に配置されてい
るため、そのボルト44,44の着脱作業や第2ブロー
バイガス通路41の着脱作業が支承無く行われる。しか
も前記継手部302 がエンジンE側に、即ちエンジンカ
バー1から遠ざかる方向に延びているため、エンジンカ
バー1の着脱時に第2ブローバイガス通路41を傷付け
る虞が無い。
フト3の回転を動弁機構に伝達する無端ベルトである。
の作用について説明する。
ジンカバー1の内部に吸入された外気は、エアインテー
ク30を介してキャブレタ29に吸入され、そこで燃料
と混合した混合気はシリンダヘッド22に形成した吸気
ポート27,27を介して燃焼室に供給される。燃焼室
で発生した排気ガスはシリンダヘッド22に形成した排
気ポート31を介して排気管13に導かれ、そこからエ
クステンションケース5の内部を通ってギヤケース6の
排気ガス出口61 から水中に排出される。このとき、駆
動軸4に設けた冷却水ポンプ10で汲み上げられた冷却
水は、エンジンEの図示せぬウオータジャケットの内部
を通過し、その一部は排気管13と排気管カバー32,
33との間に供給されて排気管13を冷却する。排気管
13を冷却した冷却水は、切欠き131 ら排気管13の
内部に流入し、排気ガスと共にエクステンションケース
5の内部に排出される。
21の内部に漏れたブローバイガスは、第1ブローバイ
ガス通路40を介してオイル分離器39に供給される。
オイル分離器39でオイルを分離されたミストは、第2
ブローバイガス通路41を介してエアインテーク30の
内部に戻され、そこを流れるエアと共にキャブレタ29
に供給される。そしてオイル分離器39で分離されたオ
イルは、オイル戻し通路42及びオイルフィラー38を
介してシリンダブロック21の内部に戻される。
するには、先ずフックレバー74を回してフック75と
被フック部材76とを外し、更にフック71と被フック
72とを外してエンジンカバー1をオイルケース2から
取り外した後、排気ガス採取管34の先端に螺入された
プラグ36を取り外し、そこに図示せぬ排気ガスの成分
測定器を接続すれば良い。
ケース2に取り付けられるが、成分測定器に接続される
チューブ等の配管は、エンジンカバー1の吸気口11 又
はグロメット類で塞がれているオイルケース2の開口等
から船外機Oの外部に導かれる。
と一体の排気管13に支持されており、しかも排気ガス
採取管34の先端部がエンジンカバー1やオイルケース
2を貫通することなくその内部に開口しているので上方
から排気ガス採取管34を視認しやすく、排気ガス採取
管34を含むエンジンEの組付けを容易に行うことがで
きるばかりか、排気ガス採取管34の先端を閉塞するプ
ラグ36をエンジンカバー1やオイルケース2で覆っ
て、錆や損傷から保護することができる。
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の設計変
更を行うことが可能である。
は、エアインテークに設けられる接続手段と該エアイン
テークを固定する固定手段とを相互に干渉しない位置に
配設したので、エアインテークの接続手段にブローバイ
ガス通路を着脱する作業及び吸気系にエアインテークを
着脱する作業を、何れも容易に行うことができる。
段を前記エアインテークの上面に設けたので、エンジン
カバーを取り外すことにより接続手段にブローバイガス
通路を着脱する作業を容易に行うことができる。
段をエンジンカバーの内面から離反する方向に突設した
ので、その接続手段から延びるブローバイガス通路とエ
ンジンカバーとの距離を充分に確保し、エンジンカバー
の着脱時にブローバイガス通路が傷付くことを防止でき
る。
ンテークの吸気口を下向きに開口させたので、エンジン
カバーの内部に浸入した水飛沫が吸気系に吸い込まれる
ことがない。
通路) 41 第2ブローバイガス通路(ブローバイガス
通路) 44 ボルト(固定手段) E エンジン
Claims (4)
- 【請求項1】 エンジン(E)と、このエンジン(E)
の上方を覆うエンジンカバー(1)と、エンジン(E)
の吸気系(29)の入口端に固定手段(44)を介して
固定されたエアインテーク(30)と、このエアインテ
ーク(30)に設けた接続手段(302 )とエンジン
(E)とを接続してブローバイガスを前記吸気系(2
9)に還流させるブローバイガス通路(40,41)と
を備えた船外機のブローバイガス還流装置であって、 前記エアインテーク(30)に設けられる接続手段(3
02 )と、該エアインテーク(30)を固定する固定手
段(44)とを、相互に干渉しない位置に配設したこと
を特徴とする、船外機のブローバイガス還流装置。 - 【請求項2】 前記接続手段(302 )を前記エアイン
テーク(30)の上面に設けたことを特徴とする、請求
項1記載の船外機のブローバイガス還流装置。 - 【請求項3】 前記接続手段(302 )を前記エンジン
カバー(1)の内面から離反する方向に突設したことを
特徴とする、請求項1記載の船外機のブローバイガス還
流装置。 - 【請求項4】 前記エアインテーク(30)の吸気口
(301 )を下向きに開口させたことを特徴とする、請
求項1記載の船外機のブローバイガス還流装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP24691292A JP3195065B2 (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 船外機のブローバイガス還流装置 |
US08/120,961 US5383440A (en) | 1992-09-16 | 1993-09-15 | Blow-by gas circulating system for 4-cycle engine |
DE4331571A DE4331571C2 (de) | 1992-09-16 | 1993-09-16 | Einrichtung zum Rückführen von Kurbelgehäuse-Entlüftungsgasen für eine Viertakt-Maschine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP24691292A JP3195065B2 (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 船外機のブローバイガス還流装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH06101443A JPH06101443A (ja) | 1994-04-12 |
JP3195065B2 true JP3195065B2 (ja) | 2001-08-06 |
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ID=17155601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP24691292A Expired - Lifetime JP3195065B2 (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 船外機のブローバイガス還流装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3195065B2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-16 JP JP24691292A patent/JP3195065B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06101443A (ja) | 1994-04-12 |
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