JP2002225798A - 船外機の排気ガス採取装置 - Google Patents

船外機の排気ガス採取装置

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JP2002225798A
JP2002225798A JP2002008019A JP2002008019A JP2002225798A JP 2002225798 A JP2002225798 A JP 2002225798A JP 2002008019 A JP2002008019 A JP 2002008019A JP 2002008019 A JP2002008019 A JP 2002008019A JP 2002225798 A JP2002225798 A JP 2002225798A
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exhaust
engine
pipe
gas sampling
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Koji Koishikawa
幸次 小石川
Motoyoshi Shishido
元良 宍戸
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 船外機のエンジンの排気通路から排気ガスを
採取するための排気ガス採取管の保護を図る。 【解決手段】 船外機OのエンジンEから下方に延びる
排気管13は、その外周に冷却水の通路を画成すべく排
気管カバー32,33によって覆われる。排気ガス採取
管34の基端は排気管カバー32,33を貫通して排気
管13の内部に挿入されており、その先端は着脱自在な
プラグ36で閉塞される。排気ガス採取管34は、アン
ダーケース2の上部に着脱自在に支持されたエンジンカ
バー1の内部に収納され、他の物品との衝突による損傷
から保護される。排気ガス採取管34からの排気ガスの
採取は、エンジンカバー1を取り外した状態で行われ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,エンジンの排気ガ
スを排気ガス採取管を介して採取するようにした船外機
の排気ガス採取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】船外機のエンジンから排出される排気ガ
スに含まれる有害成分を分析するため,その排気通路に
設けた排気ガス採取管からサンプル用の排気ガスを採取
して成分測定器で分析することが行われている。かかる
船外機の排気ガス採取装置として,特開平4−1664
95公報に記載されたものが従来公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで,上記従来の
排気ガス採取装置の排気ガス採取管は,排気管に螺入さ
れてロックナットで固定されており,船外機の外壁面を
貫通して外部に露出する開口部はプラグで閉塞されてい
る。そして排気ガスの採取時には,前記プラグを取り外
して排気ガスの成分測定器を接続するようになってい
る。
【0004】しかしながら,上記従来の船外機の排気ガ
ス採取装置は,その排気ガス採取管の先端が船外機の外
壁から外部に露出しているため,海水がかかった場合に
塩分が付着したり,錆付きによってプラグを外す作業に
支障が生じたり,運搬時等に他の物品に引っ掛けたりす
る可能性がある。しかも,前記プラグは単に排気ガス採
取管の先端に嵌合しているだけなのでシールが不完全に
なり,そこから排気ガスが漏れたり海水が浸入する等の
虞がある。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で,海水の付着による錆等に対する耐久性に優れ,かつ
シール性に優れた船外機の排気ガス採取装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に,本発明は,エンジンと,このエンジンにより駆動さ
れるプロペラと,このプロペラを回転可能に支持するケ
ース手段と,このケース手段に着脱自在に設けられたカ
バー手段と,前記エンジンから前記ケース手段の下部に
排気ガスを導く排気通路と,この排気通路に接続される
排気ガス採取管とを備えた船外機の排気ガス採取装置に
おいて,前記排気ガス採取管の開口端を前記ケース手段
と前記カバー手段とによって画成される空間内に配設し
たことを第1の特徴とする。
【0007】また本発明は前述の第1の特徴に加えて,
前記排気通路がエンジンから延びる排気管であることを
第2の特徴とする。
【0008】また本発明は前述の第1の特徴に加えて,
前記排気通路がエンジンとエクステンションケースとの
間に挟まれた取付部材に形成されたことを第3の特徴と
する。
【0009】また本発明は前述の第1の特徴に加えて,
前記カバー手段がエンジンを覆うエンジンカバーである
ことを第4の特徴とする。
【0010】また本発明は前述の第1の特徴に加えて,
前記カバー手段がエンジンを覆うアンダーケースの下部
に接続されるアンダーカバーであることを第5の特徴と
する。
【0011】また本発明は前述の第2の特徴に加えて,
2分割した排気管カバーで前記排気管の外周を覆って冷
却水の通路を形成するとともに,この排気管カバーの合
わせ面で前記排気ガス採取管を挟持したことを第6の特
徴とする。
【0012】また本発明は前述の第3の特徴に加えて,
前記取付部材にオイルパンに連なるオイル通路を前記排
気通路と略平行に形成し,この排気通路に設けた排気ガ
ス採取管を前記オイル通路と干渉しない方向に配設した
ことを第7の特徴とする。
【0013】また本発明は,エンジンと,このエンジン
により駆動されるプロペラと,このプロペラを回転可能
に支持するケース手段と,前記エンジンの排気ガスを前
記ケース手段の下部に導くべく,前記エンジンの排気孔
と前記ケース手段内に設けた排気室とを接続する排気導
出路と,この排気導出路を内側に画成する外壁部材に設
けられて該排気導出路に接続される排気ガス採取管とを
備えた船外機の排気ガス採取装置において,前記排気ガ
ス採取管を前記外壁部材に植え込まれるスタッド管から
構成するとともに,前記排気ガス採取管を閉塞するプラ
グのシール面を前記外壁部材に形成したことを第8の特
徴とする。
【0014】また本発明は前述の第8の特徴に加えて,
前記排気ガス採取管に,該排気ガス採取管を前記外壁部
材に螺入する治具を受ける当接部を形成したことを第9
の特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を,添付図面
に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説
明する。
【0016】図1〜図6は本発明の第1実施例を示すも
ので,図1は船外機の全体側面図,図2は図1の要部拡
大断面図,図3は図2の3−3線矢視図,図4は図2の
4−4線矢視図,図5は図4の5−5線断面図,図6は
図2の6−6線矢視図である。
【0017】図1に示すように,船外機Oの上部には,
エンジンルームRを画成する相互に分離可能な上側のカ
バーと下側のケースとによって覆われた2気筒バーチカ
ル型エンジンEが搭載される。具体的には,前記カバー
はエンジンEの上半部を覆うエンジンカバー1であり,
前記ケースはエンジンEに下半部を覆うケース部21
オイルパン部22 とを一体に備えたオイルケース2であ
る。エンジンEのクランクシャフト3の下端に直列に連
結された駆動軸4は,前記オイルケース2の下部に結合
されたエクステンションケース5の内部を下方に延び,
その下端はギヤケース6の内部に設けたベベルギヤ機構
7を介して後端にプロペラ8を有するプロペラ軸9に接
続される。
【0018】駆動軸4の下部に設けた冷却水ポンプ10
でギヤケース6の後部に設けたフィルタ11を介して汲
み上げられた冷却水は,エンジンEを冷却すべく冷却水
パイプ12を介して上方に供給される。また,エンジン
Eには下方に延びる排気管13がボルト46によって固
定されており,排気管13を取り付けたエンジンEをオ
イルケース2に結合する際に,前記排気管13の下端が
オイルケース2の下壁にボルト18によって固定され
る。そして排気管13の下端開口はエクステンションケ
ース5の内部に開口する。エクステンションケース5内
部の排気ガスは,ギヤケース6の後部に開口する排気ガ
ス出口61 から水中に排出される。
【0019】スイベルケース14を介して船外機Oを操
舵可能に支持するスターンブラケット15は,下端が開
放する溝部151 を船尾Sに係合させた状態でレバー1
6で操作される押しねじ17により固定される。
【0020】図2〜図4から明らかなように,エンジン
Eとオイルケース2とは複数本のボルト19…によって
結合されており,エクステンションケース5とオイルケ
ース2とは複数本のボルト20…によって結合されてい
る。またオイルケース2とエンジンカバー1とは,船外
機Oの前側においてフック71と被フック72とによっ
て係止されており,また船外機Oの後側において軸73
を中心に回動するフックレバー74と,それと一体に回
動するフック75と,被フック部材76とによって係止
されている。
【0021】船外機OのエンジンEは,クランクシャフ
ト3の軸線を含む面で前後に2分割されて,クランク室
の一部を画成する前部クランクケース211 と,クラン
ク室の残りの部分を閉成するスカート部を含む後部シリ
ンダブロック212 とから成るシリンダブロック21
と,後部シリンダブロック212 のデッキ面に結合され
るシリンダヘッド22とを備える。シリンダブロック2
1に摺動自在に嵌合する一対のピストン23,23とク
ランクシャフト3とは,それぞれコネクティングロッド
24,24を介して連結される。シリンダヘッド22に
は各一対の吸気口25,25及び排気口26,26が形
成されており,吸気口25,25はシリンダヘッド22
に形成した2本の吸気ポート27,27,二股の吸気マ
ニホールド28,スロットルバルブを内蔵したキャブレ
タ29及びエンジンカバー1の内部に開口するエアイン
テーク30を介してエンジンカバー1の上部に開口する
吸気口11 に連通するとともに,排気口26,26はシ
リンダヘッド22に形成した二股の排気ポート31を介
して前記排気管13の上端に連通する。
【0022】図5を併せて参照すると明らかなように,
排気管13の外周は2分割された排気管カバー32,3
3によって覆われており,その内周と排気管13の外周
との間に導入された冷却水は,切欠き131 から排気管
13に流入して排気ガスと共にエクステンションケース
5内に流出する。排気管カバー32,33はそれらのフ
ランジ321 ,331 に沿って一体に溶接されており,
先端が排気管13に内部に挿入された排気ガス採取管3
4の外周が前記フランジ321 ,331 に挟まれて溶接
される。排気管13から後方に延びる排気ガス採取管3
4は左上方に略90°屈曲し,その先端はオイルケース
2とエンジンカバー1との接合部に近傍に延出する。排
気ガス採取管34に冷却水が流入して排気ガスの成分測
定器に悪影響を及ぼさないように,排気ガス採取管34
の取付け部は冷却水を排気管13に導入する切欠き13
1 よりも上方に設けられる。
【0023】排気ガス採取管34の先端部にはフランジ
351 を有するネジ部材35が溶接されており,このネ
ジ部材35にプラグ36が螺着される。即ち,プラグ3
6の基端に刻設したマイナス溝361 にドライバーの先
端を係合させて回転させると,そのプラグ36の先端と
前記ネジ部材35のフランジ351 との間にシール部材
37(ワッシャ)が挟圧されることにより,排気ガス採
取管34の先端が閉塞される。
【0024】シリンダブロック21の内部にオイルを注
入すべく,クランク室の内部と連通したシリンダブロッ
ク壁部開口にオイルフィラー38が取り付けられる。ク
ランク室内とエンジンEの前部に設けられたオイル分離
器39とは,オイルフィラー38に形成された小孔38
1 及び第1ブローバイガス通路40を介して接続され
る。分離器39はブローバイガスに含まれるオイルとミ
ストとを分離するもので,分離されたミストを吸気系に
戻すべく,オイル分離器39とエアインテーク30とが
第2ブローバイガス通路41を介して接続される。
【0025】オイル分離器39の内部は,隔壁391
よって前記第1ブローバイガス通路40に連なる前室3
2 と,前記第2ブローバイガス通路41に連なる後室
39 3 とに区画される。前室392 の底部と前記オイル
フィラー38とは,オイル分離器39からシリンダブロ
ック21の内部にオイルを戻すためのオイル戻し通路4
2によって接続される。そしてオイル分離器39の隔壁
391 には後室393から前室392 へのミストの逆流
を規制する一方向弁43が装着される。
【0026】図2,図3及び図6から明らかなように,
エアインテーク30はその後端面をキャブレタ29の前
端面に突き合わせて前後方向に延びる2本のボルト4
4,44で固定される。エアインテーク30の前端に形
成された吸気口301 は,エンジンカバー1の内部に浸
入した水飛沫が吸気系に吸入されないように,下方に向
けて僅かに湾曲するように形成される。エアインテーク
30の上面には,その軸線と直交してエンジンE側に延
びる継手部302 が一体に形成され,この継手部302
に前記第2ブローバイガス通路41が接続される。継手
部302 はエアインテーク30を固定する2本のボルト
44,44の軸線から上方にずれた位置に配置されてい
るため,そのボルト44,44の着脱作業や第2ブロー
バイガス通路41の着脱作業が支承無く行われる。しか
も前記継手部302 がエンジンE側に,即ちエンジンカ
バー1から遠ざかる方向に延びているため,エンジンカ
バー1の着脱時に第2ブローバイガス通路41を傷付け
る虞が無い。
【0027】尚,図2における符号45はクランクシャ
フト3の回転を動弁機構に伝達する無端ベルトである。
【0028】次に,前述の構成を備えた本発明の第1実
施例の作用について説明する。
【0029】エンジンEの運転中に吸気口11 からエン
ジンカバー1の内部に吸入された外気は,エアインテー
ク30を介してキャブレタ29に吸入され,そこで燃料
と混合した混合気はシリンダヘッド22に形成した吸気
ポート27,27を介して燃焼室に供給される。燃焼室
で発生した排気ガスはシリンダヘッド22に形成した排
気ポート31を介して排気管13に導かれ,そこからエ
クステンションケース5の内部を通ってギヤケース6の
排気ガス出口61 から水中に排出される。このとき,駆
動軸4に設けた冷却水ポンプ10で汲み上げられた冷却
水は,エンジンEの図示せぬウオータジャケットの内部
を通過し,その一部は排気管13と排気管カバー32,
33との間に供給されて排気管13を冷却する。排気管
13を冷却した冷却水は,切欠き131 ら排気管13の
内部に流入し,排気ガスと共にエクステンションケース
5の内部に排出される。
【0030】エンジンEの燃焼室からシリンダブロック
21の内部に漏れたブローバイガスは,第1ブローバイ
ガス通路40を介してオイル分離器39に供給される。
オイル分離器39でオイルを分離されたミストは,第2
ブローバイガス通路41を介してエアインテーク30の
内部に戻され,そこを流れるエアと共にキャブレタ29
に供給される。そしてオイル分離器39で分離されたオ
イルは,オイル戻し通路42及びオイルフィラー38を
介してシリンダブロック21の内部に戻される。
【0031】さて,エンジンEの排気ガスの成分を検査
するには,先ずレバー付きナット20を緩めてエンジン
カバー1をオイルケース2から取り外した後,排気ガス
採取管34の先端に螺入されたプラグ36を取り外し,
そこに図示せぬ排気ガスの成分測定器を接続すれば良
い。
【0032】測定時には再度エンジンカバー1がオイル
ケース2に取り付けられるが,成分測定器に接続される
チューブ等の配管は,エンジンカバー1の吸気口11
はグロメット類で塞がれているオイルケース2の開口等
から船外機Oの外部に導かれる。
【0033】而して,排気ガス採取管34がエンジンE
と一体の排気管13に支持されており,しかも排気ガス
採取管34の先端部がエンジンカバー1やオイルケース
2を貫通することなくその内部に開口しているので,排
気ガス採取管34を含むエンジンEの組付けを容易に行
うことができる。しかも,排気ガス採取管34の先端を
閉塞するプラグ36をエンジンカバー1やオイルケース
2で覆って海水の付着による錆や損傷から保護すること
ができるばかりか,プラグ36を目立たなくして外観を
向上させることができる。
【0034】図7〜図11は本発明の第2実施例を示す
もので,図7は船外機の要部拡大断面図,図8は図7の
8−8線矢視図,図9は図7の9−9線矢視図,図10
は図8の10−10線断面図,図11はアンダーカバー
の分解斜視図である。
【0035】図7に示すように,船外機Oはプライマリ
ギヤケース又はエンジンEをエクステンションケース5
に取付け支持するための取付部材51を備える。取付部
材51はエクステンションケース5の上部に重ね合わさ
れて複数本のボルト49…で結合されており,その上部
に3気筒バーチカル型エンジンEが複数本のボルト50
…で結合される。エンジンEのクランクシャフト3の下
端と駆動軸4の上端との間には,一対のヘリカルギヤよ
りなる一次減速機構52が介装される。
【0036】図8,図9及び図11を併せて参照すると
明らかなように,取付部材51には上端が開放したアン
ダーケース2′が複数本のボルト53…によって固着さ
れており,このアンダーケース2′の上部にシール部材
54を介してエンジンカバー1が着脱自在に支持され
る。アンダーケース2′とエンジンカバー1とは,前後
一対のバックル型のクリップ66,66によって着脱自
在に結合される。アンダーケース2′の下部に着脱自在
に装着されるアンダーカバー55は,左右に2分割され
て複数本のボルト56…で一体に結合された左カバー半
体551 と右カバー半体552 とを備えており,両カバ
ー半体551 ,552 は複数本のボルト57…によって
アンダーケース2′の下面に着脱自在に支持される。
【0037】アンダーカバー55の前面には,上端が開
口するU字状の切欠き553 が形成される。取付部材5
1の前面に設けられてスイベルケース14を支持する左
右一対のアッパマウント58,58は,前記アンダーカ
バー55の切欠き553 を通して前方に延出する。アン
ダーカバー55の下端は,エクステンションケース5の
上下方向中間に形成された段部にシール部材59を介し
て嵌合する。
【0038】後部クランクケース212 に形成された排
気ポート31は,取付部材51に形成された排気通路6
0に連通しており,更にこの排気通路60はエクステン
ションケース5の内部に形成された排気室80の開口す
る排気管61に連通する。取付部材51の排気通路60
の周囲にはウオータジャケット62が形成されており,
このウオータジャケット62は後部クランクケース21
2 に形成された図示せぬウオータジャケットに連通す
る。取付部材51には前記排気通路60と平行にオイル
通路63が形成されており,このオイル通路63を介し
てエンジンEとオイルパン64とが連通する。
【0039】図10に最も良く示されるように,排気ガ
ス採取管34はその外周にネジ部材35を一体に溶接し
たスタッド管より構成される。排気ガス採取管34はネ
ジ部材35を介して取付部材51の左側面に螺入され,
その基端は排気ポート31及び排気通路60よりなる排
気導出路内(実施例では排気通路60内)に開口すると
ともに,その先端は取付部材51及びアンダーカバー5
5間の空間にその中央付近まで延出する。ネジ部材35
の外端には,排気ガス採取管34を取付部材51に螺入
するための治具が当接する当接部341 が形成される。
【0040】上述のように排気ガス採取管34をスタッ
ド管で構成したことにより,それを固定するためのロッ
クナットが不要になって部品点数が減少するだけでな
く,取付部材51との間のシール性が向上して排気ガス
の漏れが確実に防止され,しかも排気導出路内における
排気ガス採取管34の開口部の位置決めを容易に行うこ
とができる。また,排気ガス採取管34に治具用の当接
部341 を形成したことにより,排気ガス採取管34に
六角形の治具受け(ナット部)を形成するものに比べ
て,排気ガス採取管34の外径を小さくして切削加工に
よる無駄な切削部分を減少させることができ,しかも狭
隘な部分への取付けを容易に行うことができる。
【0041】排気ガス採取管34の先端は,第1実施例
のものと同一のプラグ36とシール部材37(ワッシ
ャ)とによって閉塞される。このとき,プラグ36の開
口端がシール部材37を介して当接するシール面511
が,取付部材51の外側面を利用して形成される。この
ように,取付部材51の外側面を利用してシール面51
1 を形成したのでプラグ36によるシールが確実且つ容
易に行われ,プラグ36からの排気ガスの漏れが防止さ
れるだけでなく,排気ガス採取管34に海水が付着して
錆が発生する不具合を未然に回避することができる。
尚,図10の符号65は肉抜き孔である。
【0042】エンジンEの排気ガスを採取するには,ボ
ルト56…,57…を緩めてアンダーカバー55をアン
ダーケース2′から取り外した後,排気ガス採取管34
からプラグ36を取り外し,そこに排気ガスの成分測定
器を接続すれば良い。而して,船外機Oの通常の使用状
態では,排気ガス採取管34の先端がアンダーカバー5
5によって覆われるため,その排気ガス採取管34に塩
分が付着して錆付いたり,運搬時等に他の物品に引っ掛
けたりする虞が無い。尚,実施例ではアンダーカバー5
5が左右に2分割されているので,その一方のみを取り
外せば良く,作業性に優れている。
【0043】図12及び図13は第2実施例のアンダー
カバー55の変形例を示すものである。
【0044】この変形例では,アンダーカバー55の左
右のカバー半体551 ,552 が後部で連続するように
一体に形成される。アンダーカバー55の排気ガス採取
管34が臨む位置には円形の開口554 が孔明け加工等
によって形成されており,この開口554 は被測定時に
はラバー製のキャップ77によって閉塞される。
【0045】図14及び図15は第2実施例のアンダー
カバー55の他の変形例を示すものである。
【0046】この変形例では,一体に形成されたアンダ
ーカバー55の排気ガス採取管34が臨む位置に,U字
形の開口555 が上方からの型抜き時に同時に形成され
ており,被測定時に前記開口555 はアンダーカバー5
5の上縁と一致した縁を有するラバー製のキャップ78
によって閉塞される。
【0047】而して,図12〜図15の変形例によれ
ば,エンジンカバー1及びアンダーカバー55を取り外
すことなく排気ガスの成分測定を行うことができるの
で,作業性が大幅に向上する。
【0048】図16及び図17は第2実施例の排気ガス
採取管34の変形例を示すものである。
【0049】この変形例の排気ガス採取管34は,その
外周にネジ部材35を溶接で固着する代わりに,ネジ部
342 が一体に成形されている。そしてネジ部342
端部には治具が当接する当接部341 が一体に形成され
る。而して,この変形例によれば部品点数の一層の削減
が可能となる。
【0050】図18は本発明の第3実施例を示すもので
ある。
【0051】この実施例は排気ガス採取管34の取付け
位置に特徴を有している。即ち,第2実施例の排気ガス
採取管34はシリンダブロック21とエクステンション
ケース5との間に挟んだ取付部材51に螺入されている
が,本実施例の排気ガス採取管34はシリンダブロック
21に螺入されている。
【0052】これを更に詳しく説明すると,エンジンE
のシリンダブロック21のデッキ面にはシリンダヘッド
22及びヘッドカバー81が重合されており,シリンダ
ヘッド22に形成した燃焼室82に開口する排気孔26
は,シリンダヘッド22に形成した排気ポート31及び
シリンダブロック21に形成した排気通路60に連通す
る。前記排気ポート31及び排気通路60は,第1実施
例と同様に本発明における排気導出路を構成する。排気
導出路の周囲はウオータジャケット62によって囲繞さ
れており,それらウオータジャケット62の一部はシリ
ンダブロック21の外壁にシール部材83を介して結合
したカバー84によって画成される。
【0053】シリンダヘッド21の外壁には,図16及
び図17に示した排気ガス採取管34と同一構造の排気
ガス採取管34が螺入される。排気ガス採取管34は前
記カバー84の開口部841 を介してシリンダヘッド2
1に螺入されており,その基端は排気導出路の下部(即
ちシリンダヘッド21に形成された排気通路60)に開
口するとともに,その先端は図16及び図17に示した
プラグ36と同一構造のプラグ36によって閉塞され,
エンジンルーム内に収納される。そして前記プラグ36
がシール部材37を介して着座するシール面213 がシ
リンダブロック21の外側面に形成される。
【0054】而して,この第3実施例によっても前記第
2実施例と同様の作用効果を得ることができる。
【0055】以上,本発明の実施例を詳述したが,本発
明は前記実施例に限定されるものでなく,種々の設計変
更を行うことが可能である。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば,排気ガス採取管の開口端をケース手段とカバー手段
とによって画成される空間内に配設したことにより,排
気ガス採取管の開口端をケース手段又はカバー手段で覆
うことができる。これにより,排気ガス採取管に海水が
かかって錆が発生したり,運搬時等に他の物品に引っ掛
けたりする不都合を回避することが可能となる。
【0057】また本発明の第2又は第3の特徴によれ
ば,エンジンから延びる排気管,又はエンジンの下部に
結合された取付部材の排気通路に排気ガス採取管を接続
したので,排気ガス採取管を含むエンジンの着脱を容易
に行うことができる。
【0058】また本発明の第4又は第5の特徴によれ
ば,ケース手段とエンジンカバーとによって画成される
空間内,又はケース手段とアンダーカバーとによって画
成される空間内に排気ガス採取管の開口端を配設したの
で,前記エンジンカバー又はアンダーカバーをケース手
段から取り外すだけで,排気ガス採取管に成分測定器に
接続することができる。
【0059】また本発明の第6の特徴によれば,2分割
した排気管カバーで前記排気管の外周を覆って冷却水の
通路を形成するとともに,この排気管カバーの合わせ面
で前記排気ガス採取管を挟持したので,排気管を効果的
に冷却することができるばかりか,排気管カバーを利用
して排気ガス採取管を強固に固定することが可能とな
る。
【0060】また本発明の第7の特徴によれば,排気ガ
ス採取管がオイル通路を貫通する必要が無いため,オイ
ル通路内のオイルの流れが排気ガス採取管によって阻害
されることが無い。
【0061】また本発明の第8の特徴によれば,排気ガ
ス採取管を外壁部材に植え込まれるスタッド管から構成
したことにより,排気ガス採取管の固定を容易に行うこ
とができるばかりか,外壁部材と排気ガス採取管との間
からの排気ガスの漏れを確実に防止することができる。
また排気ガス採取管を閉塞するプラグのシール面を前記
外壁部材に形成したことにより,プラグによるシールを
確実なものにし,排気ガスの漏れ及び海水の付着による
排気ガス採取管の錆を防止することが可能となる。
【0062】また本発明の第9の特徴によれば,排気ガ
ス採取管に治具を受ける当接部を形成したことにより,
排気ガス採取管の大型化を防止して狭隘な部分に取付け
る場合の作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例による船外機の全体側面図
【図2】図1の要部拡大断面図
【図3】図2の3−3線矢視図
【図4】図2の4−4線矢視図
【図5】図4の5−5線断面図
【図6】図2の6−6線矢視図
【図7】第2実施例による船外機の要部拡大断面図
【図8】図7の8−8線矢視図
【図9】図7の9−9線矢視図
【図10】図8の10−10線断面図
【図11】アンダーカバーの分解斜視図
【図12】アンダーカバーの変形例を示す斜視図
【図13】排気ガス採取管の近傍を示すアンダーカバー
の断面図
【図14】アンダーカバーの他の変形例を示す斜視図
【図15】排気ガス採取管の近傍を示すアンダーカバー
の断面図
【図16】排気ガス採取管の変形例を示す前記図10に
対応する図
【図17】排気ガス採取管の変形例を示す前記図13に
対応する図
【図18】第3実施例による船外機の要部拡大断面図
【符号の説明】
1 エンジンカバー(カバー手段) 2 オイルケース(ケース手段) 2′ アンダーケース(ケース手段) 5 エクステンションケース(ケース手段) 6 ギヤケース(ケース手段) 8 プロペラ 13 排気管(排気通路) 21 シリンダブロック(外壁部材) 213 シール面 26 排気孔 31 排気ポート(排気導出路) 32 排気管カバー 33 排気管カバー 34 排気ガス採取管 341 当接部 51 取付部材(ケース手段,外壁部材) 511 シール面 55 アンダーカバー(カバー手段) 60 排気通路(排気導出路) 63 オイル通路 64 オイルパン 80 排気室 E エンジン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年2月15日(2002.2.1
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 船外機の排気ガス採取装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,エンジンの排気ガ
スを排気ガス採取管を介して採取するようにした船外機
の排気ガス採取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】船外機のエンジンから排出される排気ガ
スに含まれる有害成分を分析するため,その排気通路に
設けた排気ガス採取管からサンプル用の排気ガスを採取
して成分測定器で分析することが行われている。かかる
船外機の排気ガス採取装置として,特開平4−1664
95公報に記載されたものが従来公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで,上記従来の
排気ガス採取装置の排気ガス採取管は,排気管に螺入さ
れてロックナットで固定されており,船外機の外壁面を
貫通して外部に露出する開口部はプラグで閉塞されてい
る。そして排気ガスの採取時には,前記プラグを取り外
して排気ガスの成分測定器を接続するようになってい
る。
【0004】しかしながら,上記従来の船外機の排気ガ
ス採取装置は,その排気ガス採取管の先端が船外機の外
壁から外部に露出しているため,海水がかかった場合に
塩分が付着したり,錆付きによってプラグを外す作業に
支障が生じたり,運搬時等に他の物品に引っ掛けたりす
る可能性がある。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で,海水の付着による錆等に対する耐久性に優れ,測定
作業を容易に行い得る船外機の排気ガス採取装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に,本発明は,エンジンと,このエンジンの下方に延び
て該エンジンの動力をプロペラに伝達する駆動軸と,こ
の駆動軸が内部を縦通すると共に前記プロペラを回転可
能に支持するケース手段と,このケース手段よりも上方
に位置してエンジンを覆うエンジンカバーと,エンジン
の排気ポートから前記ケース手段の下部に排気ガスを
導く排気通路と,この排気通路に接続される排気ガス採
取管とを備えた船外機の排気ガス採取装置において,
記ケース手段の上部とエンジンの下部との間に,そのエ
ンジンを該ケース手段に取付け支持するための取付部材
を介装すると共に,この取付部材に支持させたアンダー
ケースの上側に前記エンジンカバーを,またその下側
に,前記ケース手段の上部と該取付部材とを覆うアンダ
ーカバーをそれぞれ着脱可能に取付け,更に前記取付部
材には,前記排気通路と,該取付部材の下部に配置され
るオイルパンをエンジンに連通させるオイル通路とを形
成し,前記排気ガス採取管を,これが前記オイル通路を
通らないように前記取付部材に配設すると共に,該排気
ガス採取管の開口端を,前記取付部材と前記アンダーカ
バーとの間に画成される空間内に配設したことを第1の
特徴とする。
【0007】また本発明は前述の第1の特徴に加えて,
前記アンダーカバーが左右に分割されて,相互間が着脱
可能に結合された複数のカバー要素より構成されること
を第2の特徴とする。
【0008】また本発明は前述の第1又は第2の特徴に
加えて,前記アンダーカバーの,前記排気ガス採取管が
臨む位置には開口が形成され,該開口は,開閉可能なキ
ャップにより閉塞されることを第3の特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を,添付図面
に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説
明する。
【0010】図1〜図6は参考例を示すもので,図1は
船外機の全体側面図,図2は図1の要部拡大断面図,図
3は図2の3−3線矢視図,図4は図2の4−4線矢視
図,図5は図4の5−5線断面図,図6は図2の6−6
線矢視図である。
【0011】図1に示すように,船外機Oの上部には,
エンジンルームRを画成する相互に分離可能な上側のカ
バーと下側のケースとによって覆われた2気筒バーチカ
ル型エンジンEが搭載される。具体的には,前記カバー
はエンジンEの上半部を覆うエンジンカバー1であり,
前記ケースはエンジンEに下半部を覆うケース部21
オイルパン部22 とを一体に備えたオイルケース2であ
る。エンジンEのクランクシャフト3の下端に直列に連
結された駆動軸4は,前記オイルケース2の下部に結合
されたエクステンションケース5の内部を下方に延び,
その下端はギヤケース6の内部に設けたベベルギヤ機構
7を介して後端にプロペラ8を有するプロペラ軸9に接
続される。
【0012】駆動軸4の下部に設けた冷却水ポンプ10
でギヤケース6の後部に設けたフィルタ11を介して汲
み上げられた冷却水は,エンジンEを冷却すべく冷却水
パイプ12を介して上方に供給される。また,エンジン
Eには下方に延びる排気管13がボルト46によって固
定されており,排気管13を取り付けたエンジンEをオ
イルケース2に結合する際に,前記排気管13の下端が
オイルケース2の下壁にボルト18によって固定され
る。そして排気管13の下端開口はエクステンションケ
ース5の内部に開口する。エクステンションケース5内
部の排気ガスは,ギヤケース6の後部に開口する排気ガ
ス出口61 から水中に排出される。
【0013】スイベルケース14を介して船外機Oを操
舵可能に支持するスターンブラケット15は,下端が開
放する溝部151 を船尾Sに係合させた状態でレバー1
6で操作される押しねじ17により固定される。
【0014】図2〜図4から明らかなように,エンジン
Eとオイルケース2とは複数本のボルト19…によって
結合されており,エクステンションケース5とオイルケ
ース2とは複数本のボルト20…によって結合されてい
る。またオイルケース2とエンジンカバー1とは,船外
機Oの前側においてフック71と被フック72とによっ
て係止されており,また船外機Oの後側において軸73
を中心に回動するフックレバー74と,それと一体に回
動するフック75と,被フック部材76とによって係止
されている。
【0015】船外機OのエンジンEは,クランクシャフ
ト3の軸線を含む面で前後に2分割されて,クランク室
の一部を画成する前部クランクケース211 と,クラン
ク室の残りの部分を閉成するスカート部を含む後部シリ
ンダブロック212 とから成るシリンダブロック21
と,後部シリンダブロック212 のデッキ面に結合され
るシリンダヘッド22とを備える。シリンダブロック2
1に摺動自在に嵌合する一対のピストン23,23とク
ランクシャフト3とは,それぞれコネクティングロッド
24,24を介して連結される。シリンダヘッド22に
は各一対の吸気口25,25及び排気口26,26が形
成されており,吸気口25,25はシリンダヘッド22
に形成した2本の吸気ポート27,27,二股の吸気マ
ニホールド28,スロットルバルブを内蔵したキャブレ
タ29及びエンジンカバー1の内部に開口するエアイン
テーク30を介してエンジンカバー1の上部に開口する
吸気口11 に連通するとともに,排気口26,26はシ
リンダヘッド22に形成した二股の排気ポート31を介
して前記排気管13の上端に連通する。
【0016】図5を併せて参照すると明らかなように,
排気管13の外周は2分割された排気管カバー32,3
3によって覆われており,その内周と排気管13の外周
との間に導入された冷却水は,切欠き131 から排気管
13に流入して排気ガスと共にエクステンションケース
5内に流出する。排気管カバー32,33はそれらのフ
ランジ321 ,331 に沿って一体に溶接されており,
先端が排気管13に内部に挿入された排気ガス採取管3
4の外周が前記フランジ321 ,331 に挟まれて溶接
される。排気管13から後方に延びる排気ガス採取管3
4は左上方に略90°屈曲し,その先端はオイルケース
2とエンジンカバー1との接合部に近傍に延出する。排
気ガス採取管34に冷却水が流入して排気ガスの成分測
定器に悪影響を及ぼさないように,排気ガス採取管34
の取付け部は冷却水を排気管13に導入する切欠き13
1 よりも上方に設けられる。
【0017】排気ガス採取管34の先端部にはフランジ
351 を有するネジ部材35が溶接されており,このネ
ジ部材35にプラグ36が螺着される。即ち,プラグ3
6の基端に刻設したマイナス溝361 にドライバーの先
端を係合させて回転させると,そのプラグ36の先端と
前記ネジ部材35のフランジ351 との間にシール部材
37(ワッシャ)が挟圧されることにより,排気ガス採
取管34の先端が閉塞される。
【0018】シリンダブロック21の内部にオイルを注
入すべく,クランク室の内部と連通したシリンダブロッ
ク壁部開口にオイルフィラー38が取り付けられる。ク
ランク室内とエンジンEの前部に設けられたオイル分離
器39とは,オイルフィラー38に形成された小孔38
1 及び第1ブローバイガス通路40を介して接続され
る。分離器39はブローバイガスに含まれるオイルとミ
ストとを分離するもので,分離されたミストを吸気系に
戻すべく,オイル分離器39とエアインテーク30とが
第2ブローバイガス通路41を介して接続される。
【0019】オイル分離器39の内部は,隔壁391
よって前記第1ブローバイガス通路40に連なる前室3
2 と,前記第2ブローバイガス通路41に連なる後室
39 3 とに区画される。前室392 の底部と前記オイル
フィラー38とは,オイル分離器39からシリンダブロ
ック21の内部にオイルを戻すためのオイル戻し通路4
2によって接続される。そしてオイル分離器39の隔壁
391 には後室393から前室392 へのミストの逆流
を規制する一方向弁43が装着される。
【0020】図2,図3及び図6から明らかなように,
エアインテーク30はその後端面をキャブレタ29の前
端面に突き合わせて前後方向に延びる2本のボルト4
4,44で固定される。エアインテーク30の前端に形
成された吸気口301 は,エンジンカバー1の内部に浸
入した水飛沫が吸気系に吸入されないように,下方に向
けて僅かに湾曲するように形成される。エアインテーク
30の上面には,その軸線と直交してエンジンE側に延
びる継手部302 が一体に形成され,この継手部302
に前記第2ブローバイガス通路41が接続される。継手
部302 はエアインテーク30を固定する2本のボルト
44,44の軸線から上方にずれた位置に配置されてい
るため,そのボルト44,44の着脱作業や第2ブロー
バイガス通路41の着脱作業が支承無く行われる。しか
も前記継手部302 がエンジンE側に,即ちエンジンカ
バー1から遠ざかる方向に延びているため,エンジンカ
バー1の着脱時に第2ブローバイガス通路41を傷付け
る虞が無い。
【0021】尚,図2における符号45はクランクシャ
フト3の回転を動弁機構に伝達する無端ベルトである。
【0022】次に,前参考例の作用について説明す
る。
【0023】エンジンEの運転中に吸気口11 からエン
ジンカバー1の内部に吸入された外気は,エアインテー
ク30を介してキャブレタ29に吸入され,そこで燃料
と混合した混合気はシリンダヘッド22に形成した吸気
ポート27,27を介して燃焼室に供給される。燃焼室
で発生した排気ガスはシリンダヘッド22に形成した排
気ポート31を介して排気管13に導かれ,そこからエ
クステンションケース5の内部を通ってギヤケース6の
排気ガス出口61 から水中に排出される。このとき,駆
動軸4に設けた冷却水ポンプ10で汲み上げられた冷却
水は,エンジンEの図示せぬウオータジャケットの内部
を通過し,その一部は排気管13と排気管カバー32,
33との間に供給されて排気管13を冷却する。排気管
13を冷却した冷却水は,切欠き131 ら排気管13の
内部に流入し,排気ガスと共にエクステンションケース
5の内部に排出される。
【0024】エンジンEの燃焼室からシリンダブロック
21の内部に漏れたブローバイガスは,第1ブローバイ
ガス通路40を介してオイル分離器39に供給される。
オイル分離器39でオイルを分離されたミストは,第2
ブローバイガス通路41を介してエアインテーク30の
内部に戻され,そこを流れるエアと共にキャブレタ29
に供給される。そしてオイル分離器39で分離されたオ
イルは,オイル戻し通路42及びオイルフィラー38を
介してシリンダブロック21の内部に戻される。
【0025】さて,エンジンEの排気ガスの成分を検査
するには,先ずレバー付きナット20を緩めてエンジン
カバー1をオイルケース2から取り外した後,排気ガス
採取管34の先端に螺入されたプラグ36を取り外し,
そこに図示せぬ排気ガスの成分測定器を接続すれば良
い。
【0026】測定時には再度エンジンカバー1がオイル
ケース2に取り付けられるが,成分測定器に接続される
チューブ等の配管は,エンジンカバー1の吸気口11
はグロメット類で塞がれているオイルケース2の開口等
から船外機Oの外部に導かれる。
【0027】而して,排気ガス採取管34がエンジンE
と一体の排気管13に支持されており,しかも排気ガス
採取管34の先端部がエンジンカバー1やオイルケース
2を貫通することなくその内部に開口しているので,排
気ガス採取管34を含むエンジンEの組付けを容易に行
うことができる。しかも,排気ガス採取管34の先端を
閉塞するプラグ36をエンジンカバー1やオイルケース
2で覆って海水の付着による錆や損傷から保護すること
ができるばかりか,プラグ36を目立たなくして外観を
向上させることができる。
【0028】図7〜図11は本発明の施例を示すもの
で,図7は船外機の要部拡大断面図,図8は図7の8−
8線矢視図,図9は図7の9−9線矢視図,図10は図
8の10−10線断面図,図11はアンダーカバーの分
解斜視図である。
【0029】図7に示すように,船外機Oはプライマリ
ギヤケース又はエンジンEをエクステンションケース5
に取付け支持するための取付部材51を備える。取付部
材51は,ギヤケース6と協働してケース手段を構成す
エクステンションケース5の上部に重ね合わされて複
数本のボルト49…で結合されており,その上部に3気
筒バーチカル型エンジンEが複数本のボルト50…で結
合される。エンジンEのクランクシャフト3の下端と駆
動軸4の上端との間には,一対のヘリカルギヤよりなる
一次減速機構52が介装される。
【0030】図8,図9及び図11を併せて参照すると
明らかなように,取付部材51には上端が開放したアン
ダーケース2′が複数本のボルト53…によって固着さ
れており,このアンダーケース2′の上部にシール部材
54を介してエンジンカバー1が着脱自在に支持され
る。アンダーケース2′とエンジンカバー1とは,前後
一対のバックル型のクリップ66,66によって着脱自
在に結合される。アンダーケース2′の下部に着脱自在
に装着されるアンダーカバー55は,左右に2分割され
て複数本のボルト56…で一体に結合されたカバー要素
としての左カバー半体551 と右カバー半体552 とを
備えており,両カバー半体551 ,552は複数本のボ
ルト57…によってアンダーケース2′の下面に着脱自
在に支持される。
【0031】アンダーカバー55の前面には,上端が開
口するU字状の切欠き553 が形成される。取付部材5
1の前面に設けられてスイベルケース14を支持する左
右一対のアッパマウント58,58は,前記アンダーカ
バー55の切欠き553 を通して前方に延出する。アン
ダーカバー55の下端は,エクステンションケース5の
上下方向中間に形成された段部にシール部材59を介し
て嵌合する。
【0032】後部クランクケース212 に形成された排
気ポート31は,取付部材51に形成された排気通路6
0に連通しており,更にこの排気通路60はエクステン
ションケース5の内部に形成された排気室80の開口す
る排気管61に連通する。取付部材51の排気通路60
の周囲にはウオータジャケット62が形成されており,
このウオータジャケット62は後部クランクケース21
2 に形成された図示せぬウオータジャケットに連通す
る。取付部材51には前記排気通路60と平行にオイル
通路63が形成されており,このオイル通路63を介し
てエンジンEとオイルパン64とが連通する。
【0033】図10に最も良く示されるように,排気ガ
ス採取管34はその外周にネジ部材35を一体に溶接し
たスタッド管より構成される。排気ガス採取管34はネ
ジ部材35を介して取付部材51の左側面に螺入され,
その基端は排気ポート31及び排気通路60よりなる排
気導出路内(実施例では排気通路60内)に開口すると
ともに,その先端は取付部材51及びアンダーカバー5
5間の空間にその中央付近まで延出する。ネジ部材35
の外端には,排気ガス採取管34を取付部材51に螺入
するための治具が当接する当接部341 が形成される。
【0034】上述のように排気ガス採取管34をスタッ
ド管で構成したことにより,それを固定するためのロッ
クナットが不要になって部品点数が減少するだけでな
く,取付部材51との間のシール性が向上して排気ガス
の漏れが確実に防止され,しかも排気導出路内における
排気ガス採取管34の開口部の位置決めを容易に行うこ
とができる。また,排気ガス採取管34に治具用の当接
部341 を形成したことにより,排気ガス採取管34に
六角形の治具受け(ナット部)を形成するものに比べ
て,排気ガス採取管34の外径を小さくして切削加工に
よる無駄な切削部分を減少させることができ,しかも狭
隘な部分への取付けを容易に行うことができる。
【0035】排気ガス採取管34の先端は,前記参考
のものと同一のプラグ36とシール部材37(ワッシ
ャ)とによって閉塞される。このとき,プラグ36の開
口端がシール部材37を介して当接するシール面511
が,取付部材51の外側面を利用して形成される。この
ように,取付部材51の外側面を利用してシール面51
1 を形成したのでプラグ36によるシールが確実且つ容
易に行われ,プラグ36からの排気ガスの漏れが防止さ
れるだけでなく,排気ガス採取管34に海水が付着して
錆が発生する不具合を未然に回避することができる。
尚,図10の符号65は肉抜き孔である。
【0036】エンジンEの排気ガスを採取するには,ボ
ルト56…,57…を緩めてアンダーカバー55をアン
ダーケース2′から取り外した後,排気ガス採取管34
からプラグ36を取り外し,そこに排気ガスの成分測定
器を接続すれば良い。而して,船外機Oの通常の使用状
態では,排気ガス採取管34の先端がアンダーカバー5
5によって覆われるため,その排気ガス採取管34に塩
分が付着して錆付いたり,運搬時等に他の物品に引っ掛
けたりする虞が無い。尚,実施例ではアンダーカバー5
5が左右に2分割されているので,その一方のみを取り
外せば良く,作業性に優れている。
【0037】図12及び図13は前記実施例のアンダー
カバー55の変形例を示すものである。
【0038】この変形例では,アンダーカバー55の左
右のカバー半体551 ,552 が後部で連続するように
一体に形成される。アンダーカバー55の排気ガス採取
管34が臨む位置には円形の開口554 が孔明け加工等
によって形成されており,この開口554 は被測定時に
はラバー製のキャップ77によって閉塞される。
【0039】図14及び図15は前記実施例のアンダー
カバー55の他の変形例を示すものである。
【0040】この変形例では,一体に形成されたアンダ
ーカバー55の排気ガス採取管34が臨む位置に,U字
形の開口555 が上方からの型抜き時に同時に形成され
ており,被測定時に前記開口555 はアンダーカバー5
5の上縁と一致した縁を有するラバー製のキャップ78
によって閉塞される。
【0041】而して,図12〜図15の変形例によれ
ば,エンジンカバー1及びアンダーカバー55を取り外
すことなく排気ガスの成分測定を行うことができるの
で,作業性が大幅に向上する。
【0042】図16及び図17は前記実施例の排気ガス
採取管34の変形例を示すものである。
【0043】この変形例の排気ガス採取管34は,その
外周にネジ部材35を溶接で固着する代わりに,ネジ部
342 が一体に成形されている。そしてネジ部342
端部には治具が当接する当接部341 が一体に形成され
る。而して,この変形例によれば部品点数の一層の削減
が可能となる。
【0044】以上,本発明の実施例を詳述したが,本発
明は前記実施例に限定されるものでなく,種々の設計変
更を行うことが可能である。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば,エンジンの動力をプロペラに伝達する駆動軸が内部
を縦通すると共にプロペラを回転可能に支持するケース
手段の上部と,エンジンの下部との間に,そのエンジン
を該ケース手段に取付け支持するための取付部材を介装
すると共に,この取付部材に支持させたアンダーケース
の上側にエンジンカバーを,またその下側に,ケース手
段上部と取付部材とを覆うアンダーカバーをそれぞれ着
脱可能に取付け,更に取付部材には,エンジンの排ガス
をケース手段内下部に導く排気通路と,取付部材下部の
オイルパンをエンジンに連通させるオイル通路とを形成
し,排気ガス採取管を,これが前記オイル通路を通らな
いように取付部材に配設すると共に,該排気ガス採取管
の開口端を,取付部材とアンダーカバーとの間に画成さ
れる空間内に配設したので,排気ガス採取管の開口端を
アンダーカバーで覆うことができこれにより,排気ガ
ス採取管に海水がかかって塩分が固化したり錆が発生し
たり,運搬時等に他の物品に引っ掛けたりする不都合を
回避することが可能となる。またアンダーカバーをアン
ダーケースから単に取り外すだけで,排気ガス採取管に
成分測定器に容易に接続可能となる。更に排気ガス採取
管が取付部材に,該取付部材内のオイル通路を避けて配
設されるから,そのオイル通路内のオイルの流れが排気
ガス採取管によって阻害されることが無い。
【0046】また本発明の第2の特徴によれば,アンダ
ーカバーが左右に分割されて,相互間が着脱可能に結合
された複数のカバー要素より構成されるので,排気ガス
の成分測定に際しては,一部のカバー要素だけを取り外
せばよく,作業性が良好である。
【0047】また本発明の第3の特徴によれば,アンダ
ーカバーの,排気ガス採取管が臨む位置には開口が形成
され,該開口は,開閉可能なキャップにより閉塞される
ので,アンダーカバーを取り外すことなく上記開口を通
して排気ガスの成分測定を行うことができ,作業性が大
幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例による船外機の全体側面図
【図2】図1の要部拡大断面図
【図3】図2の3−3線矢視図
【図4】図2の4−4線矢視図
【図5】図4の5−5線断面図
【図6】図2の6−6線矢視図
【図7】本発明の実施例による船外機の要部拡大断面図
【図8】図7の8−8線矢視図
【図9】図7の9−9線矢視図
【図10】図8の10−10線断面図
【図11】アンダーカバーの分解斜視図
【図12】アンダーカバーの変形例を示す斜視図
【図13】排気ガス採取管の近傍を示すアンダーカバー
の断面図
【図14】アンダーカバーの他の変形例を示す斜視図
【図15】排気ガス採取管の近傍を示すアンダーカバー
の断面図
【図16】排気ガス採取管の変形例を示す前記図10に
対応する図
【図17】排気ガス採取管の変形例を示す前記図13に
対応する
【符号の説明】 1 エンジンカバー 2′ アンダーケー 駆動軸 5 エクステンションケース(ケース手段) 6 ギヤケース(ケース手段) 8 プロペ 26 排気孔 31 排気ポー 34 排気ガス採取 51 取付部 55 アンダーカバー 551 ,552 左,右カバー半体(カバー要素) 554 ,555 開口 60 排気通 63 オイル通路 64 オイルパン77,78 キャップ E エンジン
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図18
【補正方法】削除

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(E)と,このエンジン(E)
    により駆動されるプロペラ(8)と,このプロペラ
    (8)を回転可能に支持するケース手段(2,2′,
    5,6,51)と,このケース手段(2,2′,5,
    6,51)に着脱自在に設けられたカバー手段(1,5
    5)と,前記エンジン(E)から前記ケース手段(2,
    2′,5,6,51)の下部に排気ガスを導く排気通路
    (13,60)と,この排気通路(13,60)に接続
    される排気ガス採取管(34)とを備えた船外機の排気
    ガス採取装置において,前記排気ガス採取管(34)の
    開口端を前記ケース手段(2,2′,5,6,51)と
    前記カバー手段(1,55)とによって画成される空間
    内に配設したことを特徴とする,船外機の排気ガス採取
    装置。
  2. 【請求項2】 前記排気通路(13)がエンジン(E)
    から延びる排気管であることを特徴とする,請求項1記
    載の船外機の排気ガス採取装置。
  3. 【請求項3】 前記排気通路(60)がエンジン(E)
    とエクステンションケース(5)との間に挟まれた取付
    部材(51)に形成されたことを特徴とする,請求項1
    記載の船外機の排気ガス採取装置。
  4. 【請求項4】 前記カバー手段(1)がエンジン(E)
    を覆うエンジンカバーであることを特徴とする,請求項
    1記載の船外機の排気ガス採取装置。
  5. 【請求項5】 前記カバー手段(55)がエンジン
    (E)を覆うアンダーケース(2′)の下部に接続され
    るアンダーカバーであることを特徴とする,請求項1記
    載の船外機の排気ガス採取装置。
  6. 【請求項6】 2分割した排気管カバー(32,33)
    で前記排気管(13)の外周を覆って冷却水の通路を形
    成するとともに,この排気管カバー(32,33)の合
    わせ面で前記排気ガス採取管(34)を挟持したことを
    特徴とする,請求項2記載の船外機の排気ガス採取装
    置。
  7. 【請求項7】 前記取付部材(51)にオイルパン(6
    4)に連なるオイル通路(63)を前記排気通路(6
    0)と略平行に形成し,この排気通路(60)に設けた
    排気ガス採取管(34)を前記オイル通路(63)と干
    渉しない方向に配設したことを特徴とする,請求項3記
    載の船外機の排気ガス採取装置。
  8. 【請求項8】 エンジン(E)と,このエンジン(E)
    により駆動されるプロペラ(8)と,このプロペラ
    (8)を回転可能に支持するケース手段(5,6,5
    1)と,前記エンジン(E)の排気ガスを前記ケース手
    段(5,6,51)の下部に導くべく,前記エンジン
    (E)の排気孔(26)と前記ケース手段(5,6,5
    1)内に設けた排気室(80)とを接続する排気導出路
    (31,60)と,この排気導出路(31,60)を内
    側に画成する外壁部材(21,51)に設けられて該排
    気導出路(31,60)に接続される排気ガス採取管
    (34)とを備えた船外機の排気ガス採取装置におい
    て,前記排気ガス採取管(34)を前記外壁部材(2
    1,51)に植え込まれるスタッド管から構成するとと
    もに,前記排気ガス採取管(34)を閉塞するプラグの
    シール面(213 ,511 )を前記外壁部材(21,5
    1)に形成したことを特徴とする,船外機の排気ガス採
    取装置。
  9. 【請求項9】 前記排気ガス採取管(34)に,該排気
    ガス採取管(34)を前記外壁部材(21,51)に螺
    入する治具を受ける当接部(341 )を形成したことを
    特徴とする,請求項8記載の船外機の排気ガス採取装
    置。
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