JP3194915B2 - ターレットコンデンサ - Google Patents

ターレットコンデンサ

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JP3194915B2 JP11629599A JP11629599A JP3194915B2 JP 3194915 B2 JP3194915 B2 JP 3194915B2 JP 11629599 A JP11629599 A JP 11629599A JP 11629599 A JP11629599 A JP 11629599A JP 3194915 B2 JP3194915 B2 JP 3194915B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顕微鏡のターレッ
トコンデンサに係わり、特にターレット以外に光学素子
を光軸に挿脱する技術を付加し、操作性を向上し得るタ
ーレットコンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、顕微鏡観察の分野では、明視野、
暗視野、位相差及び微分干渉観察などの複数の検鏡法並
びにその各倍率の迅速な切換が求められており、各種の
光学素子を迅速に切換し得るターレットコンデンサが広
く用いられている。
【0003】この種のターレットコンデンサは、例えば
特開平3−157609号公報に開示されている。この
ターレットコンデンサは、各種光学素子を選択的に光軸
内に挿入可能なターレットを有し、かつ、開口数及び照
野の変更のために選択的に前玉レンズを光軸に対してス
ウィングアウトし得るアームを備えている。
【0004】図10はこの種のターレットコンデンサの
外観を示す模式図である。このターレットコンデンサ1
は、ステージ2の下に設けられ、ターレット3を手前側
で回転操作可能なように光軸4がターレット3の奥側に
配置されている。よって、前玉レンズのアームの回動軸
がターレット3の奥側に配置され、これに伴い、アーム
の操作部5がステージ2の奥側になることから、アーム
の操作性が悪いという問題がある。
【0005】このため、特公昭61−34126号公報
に開示されているような構成のものが考えられている。
図11は係るターレットコンデンサの構成を示す縦断面
図である。このターレットコンデンサは、ターレット1
1が回転可能に本体12に収容されている。本体12は
光軸13側の上部に摺動自在に第1のレンズ部材14を
保持している。また、本体12は手前側の下部に水平方
向に旋回可能に旋回アーム15を保持している。旋回ア
ーム15は手前側の端部にツマミ部16が取付けられ、
光軸13側の端部に第2のレンズ部材17を有し、か
つ、第2のレンズ部材17と旋回軸18との間に連結ピ
ン19を備えている。
【0006】一方、ターレット11の下方にはレバー部
材20がターレットの回転中心を中心として回動自在に
設けられている。このレバー部材は、一端部が長孔21
により旋回アーム15の連結ピン19に係合され、他端
部22が第1のレンズ部材14に係合されている。
【0007】すなわち、旋回アーム15のツマミ部16
の操作に連動して第2のレンズ部材17を旋回させ、該
旋回動作を連結ピン19、長孔21及びレバー部材20
を介して第1のレンズ部材14に伝達することにより、
第1及び第2のレンズ部材14,15を連動させて互い
に光軸13から挿脱可能な構成となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公昭
61−34126号公報に示されるようなターレットコ
ンデンサでは、第1のレンズ部材14を本体12上で摺
動させることにより、第1のレンズ部材14の上方に配
置されるステージの肉厚を該摺動方向に沿って薄くする
必要があるので、光軸周囲のステージの強度及び表面精
度を低下させる問題がある。
【0009】また、このターレットコンデンサは、配置
スペースが狭い上、第1のレンズ部材14及びレバー部
材20が光軸13に垂直に摺動することから、光軸方向
に広範囲にスペースをとられてシステムの構築が制限さ
れるという問題がある。
【0010】さらに、第1のレンズ部材14を挿脱させ
るための構成が複雑であり、部品数が多いため、費用が
高騰する問題がある。
【0011】本発明は上記実情を考慮してなされたもの
で、簡易な構成により光学素子を切換える際の操作性を
向上させ、かつ、省スペース化と低廉化を図ることが可
能なターレットコンデンサを提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のターレットコンデンサは、光学素子が載置さ
れるターレットと、前記光学素子を顕微鏡の光軸に挿
るために前記ターレットを回転可能に収容する本体
と、前記ターレットより標本側に配置され、前記光軸に
対して挿脱可能に保持される前玉レンズとを有するター
レットコンデンサにおいて、前記光軸に対して交差する
向き回動可能なように前記本体に支持されるとともに
自由端部に前記前玉レンズを保持するアーム部材と、
記光軸を挟んで前記アーム部材と反対側に配置されたつ
まみ部材と、前記アーム部材と前記つまみ部材との間に
介在して設けられ、前記つまみ部材の操作力を伝達して
前記アーム部材を回動させる伝達機構とを設けたもの
ある。
【0013】また、本発明のターレットコンデンサは、
前記つまみ部材が、前記ターレットの回転軸を挟んで
記光軸と反対側に配置されているものとしてもよい。
【0014】さらに、前記伝達機構は、前記アーム部材
の回動軸とほぼ平行な軸回りに回動可能なように前記本
体に支持された操作力伝達部材を備えるものとしてもよ
い。
【0015】また、口径が可変な絞りとこの絞りの口径
を可変させる絞り開閉つまみとを具備し、前記絞り開閉
つまみは、前記つまみ部材の近傍に配置されてもよい。
また、本発明のターレットコンデンサは、前記本体の下
部に設けられ、他の光学素子を前記光軸に対して進退自
在に保持する光学素子ホルダを付加してもよい。詳しく
は、偏光部材を前記光軸に対して挿脱自在かつ前記光軸
まわりに回転自在にする光学素子ホルダを前記本体の下
部に設け、前記光学素子ホルダに設けられて前記偏光部
材の挿脱又は回転操作を行なう操作部材が前記つまみ部
材の近傍に配置されたものとしてもよい。また、前記つ
まみ部材は、前記ターレットより前記標本と反対側に配
置されていてもよい。また、前記伝達機構は、複数のリ
ンク部材からなるリンク機構を備えてもよい。また、
記伝達機構は、複数のギア部材からなるギア機構を備え
てもよい。
【0016】(作用) 従って、本発明のターレットコンデンサにおいては、
まみ部材が回転操作されると、伝達機構がつまみ部材の
操作力(回動力)をアーム部材に伝達し、アーム部材が
伝達機構から受けた操作力に対応して回動するので、簡
易な構成により光学素子を切換える際の操作性を向上さ
せ、かつ、省スペース化と低廉化を図ることができる。
【0017】また、本発明は、つまみ部材が、ターレッ
トの回転軸を挟んで光軸と反対側に配置されていること
により、手前側から当該光学素子を切換操作可能なの
で、前述した作用に加え、一層操作性を向上させること
ができる。
【0018】また、本発明は、伝達機構が、アーム部材
の回動軸とほぼ平行な軸回りに回動可能なように本体に
支持された操作力伝達部材を備えるので、簡易な構成で
実現できる。
【0019】また、本発明は、光学素子ホルダが、本体
下部で光学素子を光軸に対して進退自在に保持している
ことにより、手前側から当該光学素子を切換操作可能な
ので、前述した作用に加え、一層操作性を向上させるこ
とができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を用いて説明する。
【0021】図1乃至図5は本発明の第1の実施形態に
係るターレットコンデンサの構成を示す背面図、その一
部を拡大して示す展開断面図、左断面図、下面図、及び
上面図である。このターレットコンデンサは、軸本体3
1a及びその周囲リング31bからなる回転軸31を有
する本体32が該回転軸31を回転中心として複数の光
学素子33を保持するターレット34を回転可能に保持
し、かつ、防塵ガラス35aを有する蓋35が回転軸3
1にボルト36で接続されている。なお、光学素子35
は光軸37側の本体側面に互いに約120度の角度差を
付けて配設された2つの心出しツマミ38により心出し
可能であり、心出しツマミ38は内蔵するバネにより付
勢されて心出し時以外には先端部がターレットの外部に
位置している。
【0022】また、本体31は、口径を可変させる絞り
39aを光軸37上に有する絞り開閉ドラム39bがタ
ーレット34の下方に回動可能に配置され、かつ、回転
軸31を介して光軸37に対向する側(以下、正面側と
いう)の絞り開閉ドラム39bの下部に絞り開閉ツマミ
39cが固定され、該絞り開閉ツマミ39cにより絞り
開閉ドラム39bを回動させて絞り39aの口径を可変
させる機能をもっている。
【0023】さらに、本体32は、固定レンズ40を有
する丸あり部41が下部に設けられ、該丸あり部41に
よって図示しない顕微鏡本体に取付けられている。
【0024】次に、このような構成に適用される前玉レ
ンズのスイング機構について説明する。このスイング機
構は、前玉レンズ42を有するレンズ枠43が自由端部
44aに設けられ、かつ基端部44bにクリック45を
内蔵するアーム44が、光軸37に垂直に且つ本体32
の法線方向に沿うように本体背面側に設けられた回動軸
46に回動自在に取付けられている。なお、アーム44
は回動軸46の両側に設けられた規制ビス47a,47
bにより回動範囲が規制されている。例えばアーム44
が規制ビス47aに当接したとき、前玉レンズ42が光
軸37上に挿入され、アームが規制ビス47bに当接し
たとき、前玉レンズ42が光軸37上から離脱されてい
る。また、アーム44はクリック45により、規制ビス
47a,47bのいずれかに当接する位置で係止され、
該当接位置は規制ビス47a,47bのねじ込み量によ
り微調整可能である。
【0025】一方、操作レバー48は、本体正面側の一
端部にツマミ部48aを有し、軸方向がアーム44の回
動軸46に平行になるように本体32の下部を貫通して
回動自在に設けられている。なお、操作レバー48は、
請求項中の「操作力伝達部材」に対応している。ツマミ
部48aは、請求項中の「つまみ部材」に対応してい
る。
【0026】ここで、伝達機構としてのリンク機構は、
各々板状のガイド部材49及び連結部材50を有し、ガ
イド部材49の一端部49aが操作レバー48の他端部
48bに固定され、連結部材50がガイド部材49の他
端部49b及びアーム44の基端部44bに夫々ピン5
1a,51bで接続されている。なお、連結部材50は
図4に示すように本体32に摺動しているが、適宜、本
体32との間に間隙を有するように設けてもよい。
【0027】次に、このように構成されたターレットコ
ンデンサの動作を説明する。
【0028】いま、操作者により、図1の破線に示すよ
うに、ツマミ部48aを介して操作レバー48が回動さ
れると、操作レバー48の他端部48bに固定されたガ
イド部材49が変位して連結部材50を移動させ、連結
部材50に固定されたアーム44が回動軸46を中心に
回動して規制ビス47bに当接し、前玉レンズ42を光
軸37上から離脱させる。
【0029】一方、操作者により、図1の実線に示すよ
うに、ツマミ部48aを介して操作レバー48が回動さ
れると、操作レバー48の他端部48bに固定されたガ
イド部材49が変位して連結部材50を移動させ、連結
部材50に固定されたアーム44が回動軸46を中心に
回動して規制ビス47aに当接し、前玉レンズ42を光
軸37上に挿入する。
【0030】続いて、操作者により、ターレット34が
正面側から回転されて所定の光学素子33が光軸37上
に挿入され、当該光学素子33が心出しツマミ38の調
整により心出しされる。
【0031】また、絞り開閉ツマミ39cが例えば左か
ら右に操作されると、該ツマミ39cに連動し、絞り開
閉ドラム39bが回動して絞り39aの口径を小にす
る。
【0032】以下、操作者によって、対象の顕微鏡観察
が行われる。
【0033】上述したように、第1の実施形態によれ
ば、操作レバー48の回動操作により、リンク機構のガ
イド部材49及び連結部材50が操作レバー48の回転
力をアーム44に伝達し、アーム44がリンク機構から
受けた回転力に対応して回動する簡易な構成としたこと
により、部品数を減少して省スペース化と低廉化を図る
ことができ、かつ、光学素子を切換える際の操作性を向
上させることができる。
【0034】また、前玉レンズ42の挿脱にアーム44
のスイング機構を用いているので、従来とは異なり、顕
微鏡本体のステージ肉厚を広範囲で薄くする必要がない
ことから、ステージの表面精度の向上を図ることがで
き、かつ、操作レバー48を光軸37の外に配置したの
で、光軸方向にコンパクトな構成にすることができる。
【0035】さらに、前玉レンズ42に対する操作レバ
ー48のツマミ部48aを本体32の正面側に配置した
ので、前玉レンズ42の操作に干渉することなく、光学
素子33の心出しツマミ38を本体32の光軸37側に
固定的に設けることができる。なお、心出しツマミ38
は初期設定又は光学素子33の交換時に使用されるが、
使用頻度が低いために光軸38側に設けても操作性に影
響しない。
【0036】一方、使用頻度の高いターレット34の回
転操作部、絞り開閉ツマミ39c、前玉レンズ42を挿
脱させるツマミ部48aを互いに干渉しないように本体
32の正面側に集中させて設けたため、これらを一箇所
で操作でき、もって操作性を一層向上させることができ
る。
【0037】次に、本発明の第2の実施形態に係るター
レットコンデンサについて説明する。図6はこのターレ
ットコンデンサの構成を示す背面図であり、図1乃至図
5と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省
略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0038】すなわち、本実施形態装置は、図1乃至図
5に示す装置に対し、リンク機構に代えて伝達機構とし
てのギア機構を設けた構成であり、具体的には、操作レ
バー48の他端部48bに第1のギア部材52を固定
し、アーム44の基端部44bに第2のギア部材53を
固定し、かつ、これら第1及び第2のギア部材52,5
3を互いに噛合させるように配設することにより、操作
レバー48の回動にアーム44を連動させている。
【0039】ここで、操作者により、操作レバー48が
回動されると、第1のギア部材52が回動して第2のギ
ア部材53を変位させ、この第2のギア部材53に固定
されたアーム44が回動軸46を中心に回動して前玉レ
ンズ42を光軸37に挿脱する。
【0040】以下、第1の実施形態と同様に顕微鏡観察
が行われる。
【0041】上述したように、第2の実施形態によれ
ば、リンク機構に代えて設けた第1及び第2のギア部材
52,53により、操作レバー48の回動にアーム44
を連動させるようにしたので、第1の実施形態の効果に
加え、一層簡易な構成とすることができる。
【0042】次に、本発明に係る第3の実施形態のター
レットコンデンサについて説明する。図7乃至図9はこ
のターレットコンデンサの構成を示す側面図、下面図及
び背面図であり、図1乃至図5と同一部分には同一符号
を付してその詳しい説明は省略し、ここでは異なる部分
についてのみ述べる。
【0043】すなわち、本実施形態装置は、図1乃至図
5に示す装置に比べ、光学素子33を光軸37上に挿脱
可能に、かつ回転可能に保持する光学素子ホルダを本体
32の丸あり部41に付加した構成となっている。
【0044】具体的には、この光学素子ホルダは、長方
形に形成されたユニット本体54に光線の透過孔54a
が穿設され、該ユニット本体54が該透過孔54aを光
軸37上に位置するように、且つ、長手方向を操作レバ
ー48の軸方向に平行にして丸あり部41の下部に固設
されている。
【0045】また、ユニット本体54は、偏光子55a
とその周囲に取付けられたギア部55bからなる偏光部
材55及びそれに噛合されるように周囲にギア部56a
が形成された操作ギア部材56を水平方向に回転可能に
保持し、かつ偏光部材55及び操作ギア部材56が外れ
ないように蓋部材57aが固着されたスライダ本体57
を長手方向に摺動可能に保持している。なお、スライダ
本体57は、長手方向の光軸側及び正面側のうち、光軸
37側に偏光部材が配置され、且つ、正面側に操作ギア
部材56がその一部を該スライダ本体57から外部へは
み出すようにして配置されている。蓋部材57aは偏光
子55aとの対向面に光線の透過孔57bが穿設されて
いる。また、スライダ本体57は摺動操作のためのスラ
イダツマミ部57cが正面側の側面部に固定されてい
る。さらに、ユニット本体54は、スライダツマミ57
cに対向する側面部に長手方向に直交する方向に溝58
aが形成され、当該溝58aにバネ58bにより付勢さ
れてスライダ本体57を押し返すクリックボール58c
を有し、該クリックボール58cが偏光子57aの光軸
への挿脱に対応してスライダ本体58cの側部に設けら
れた正面側呼込孔59a及び奥側呼込孔59bのいずれ
かに位置することにより、当該スライダ本体57を実線
で示す偏光子57aの挿入位置又は破線で示す離脱位置
に安定させている。
【0046】なお、スライダツマミ部57cと操作ギア
部材56は、請求項中の「操作部材」に対応している。
ここで、操作者により、スライダツマミ部57cが押し
込まれると、スライダツマミ部57cに固定されている
スライダ本体57がクリックボール58cに押されなが
らユニット本体54内を摺動し、該クリックボール58
cが正面側呼込穴59aに位置することにより、偏光子
55aが光軸37上に配置される。逆にスライダツマミ
部57cが引き出されると、スライダ本体57がユニッ
ト本体54内を摺動して偏光子55aが光軸37上から
離脱され、該クリックボール58cが奥側呼込穴59b
に位置することによりスライダ本体57が離脱位置に位
置決めされる。
【0047】また、偏光子55aを光軸37上に配置し
たとき、操作者により、操作ギア部材56のスライダ本
体57からのはみ出し部分が擦られると、該はみ出し部
分に応動して操作ギア部材56が回転し、操作ギア部5
6に噛合している偏光部材55が回転して偏光子55a
の角度が調整され、照明光の振動方向が調節される。
【0048】上述したように、第3の実施形態によれ
ば、ユニット本体54及びスライダ本体57が、丸あり
部41の下部に偏光子55aを光軸37に対して進退自
在、かつ回転自在に保持していることにより、正面側か
ら当該偏光子55aを操作可能としている。
【0049】従って、前玉レンズ42の挿脱、ターレッ
ト34の回転、絞り39aの開閉、スライダ本体57に
よる偏光子55aの挿脱及び回転を本体32の正面側の
みで操作できるようにしたので、第1の実施形態の効果
に加え、各種検鏡法の変換及び調整を更に速やかに行う
ことができ、より一層操作性を向上させることができ
る。
【0050】以上説明したように本発明によれば、レン
ズ部材を保持する回動可能なアーム部材、回動操作可能
つまみ部材及び両部材間の回動力の伝達機構を設け、
つまみ部材の回動に対応してアーム部材が回動するよう
にしたので、簡易な構成により光学素子を切換える際の
操作性を向上させ、かつ、省スペース化と低廉化を図る
ことが可能なターレットコンデンサを提供できる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、レ
ンズ部材を保持する回動可能なアーム部材、回動可能な
レバー部材及び両部材間の回動力の伝達機構を設け、レ
バー部材の回動に対応してアーム部材が回動するように
したので、簡易な構成により光学素子を切換える際の操
作性を向上させ、かつ、省スペース化と低廉化を図るこ
とが可能なターレットコンデンサを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るターレットコン
デンサの構成を示す背面図。
【図2】同実施形態におけるターレットコンデンサの一
部を拡大して示す展開断面図。
【図3】同実施形態におけるターレットコンデンサの構
成を示す左断面図。
【図4】同実施形態におけるターレットコンデンサの構
成を示す下面図。
【図5】同実施形態におけるターレットコンデンサの構
成を示す上面図。
【図6】本発明の第2の実施形態に係るターレットコン
デンサの構成を示す背面図。
【図7】本発明の第3の実施形態に係るターレットコン
デンサを一部断面して示す側面図。
【図8】同実施形態におけるターレットコンデンサの構
成を示す下面図。
【図9】同実施形態におけるターレットコンデンサの構
成を示す背面図。
【図10】従来のターレットコンデンサの外観を示す模
式図。
【図11】従来のターレットコンデンサの構成を示す縦
断面図。
【符号の説明】 31…回転軸、32…本体、33…光学素子、34…タ
ーレット、37…光軸、39a…絞り、39c…絞り開
閉ツマミ、41…丸あり部、42…前玉レンズ、44…
アーム、45…クリック、46…回動軸、48…操作レ
バー、48a…ツマミ部、49…ガイド部材、50…連
結部材、51a,51b…ピン、52…第1のギア部
材、53…第2のギア部材、54…ユニット本体、55
a…偏光子、55…偏光部材、56…操作ギア部材、5
7…スライダ本体、57c…スライダツマミ部、58c
…クリックボール、59a…正面側呼込孔、59b…奥
側呼込孔。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学素子が載置されるターレットと、 前記光学素子を顕微鏡の光軸に挿脱するために前記ター
    レットを回転可能に収容する本体と、 前記ターレットより標本側に配置され、前記光軸に対し
    て挿脱可能に保持される前玉レンズとを有するターレッ
    トコンデンサにおいて、前記 光軸に対して交差する向き回動可能なように前記
    本体に支持されるとともに自由端部に前記前玉レンズを
    保持するアーム部材と、前記光軸を挟んで前記 アーム部材と反対側に配置され
    つまみ部材と、 前記アーム部材と前記つまみ部材との間に介在して設け
    られ、前記つまみ部材の操作力を伝達して前記アーム部
    材を回動させる伝達機構とを設けたことを特徴とするタ
    ーレットコンデンサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のターレットコンデンサに
    おいて、 前記つまみ部材は、前記ターレットの回転軸を挟んで
    記光軸と反対側に配置されていることを特徴とするター
    レットコンデンサ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のターレッ
    トコンデンサにおいて、 前記伝達機構は、前記アーム部材の回動軸とほぼ平行な
    軸回りに回動可能なように前記本体に支持された操作力
    伝達部材を備えることを特徴とするターレットコンデン
    サ。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
    記載のターレットコンデンサにおいて、 口径が可変な絞りとこの絞りの口径を可変させる絞り開
    閉つまみとを具備し、 前記絞り開閉つまみは、前記つまみ部材の近傍に配置さ
    れていることを特徴とするターレットコンデンサ。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に
    記載のターレットコンデンサにおいて、 偏光部材を前記光軸に対して挿脱自在かつ前記光軸まわ
    りに回転自在にする光学素子ホルダを前記本体の下部に
    設け、 前記光学素子ホルダに設けられて前記偏光部材の挿脱又
    は回転操作を行なう操作部材が前記つまみ部材の近傍に
    配置されることを特徴とするターレットコンデンサ。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に
    記載のターレットコンデンサにおいて、前記つまみ部材
    は、前記ターレットより前記標本と反対側に配置されて
    いることを特徴とするターレットコンデンサ。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に
    記載のターレットコンデンサにおいて、前記伝達機構
    は、複数のリンク部材からなるリンク機構を備えること
    を特徴とするターレットコンデンサ。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に
    記載のターレットコンデンサにおいて、前記伝達機構
    は、複数のギア部材からなるギア機構を備えることを特
    徴とするターレットコンデンサ。
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