JP2002031763A - 光学要素切換ターレット - Google Patents

光学要素切換ターレット

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JP2002031763A
JP2002031763A JP2000216191A JP2000216191A JP2002031763A JP 2002031763 A JP2002031763 A JP 2002031763A JP 2000216191 A JP2000216191 A JP 2000216191A JP 2000216191 A JP2000216191 A JP 2000216191A JP 2002031763 A JP2002031763 A JP 2002031763A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】コンデンサレンズに拘わらずに、顕微鏡本体に
対して簡単な操作で着脱できる光学要素切換ターレット
を提供することを目的とする。 【解決手段】バンドパスフィルタや偏光フィルタなどの
光学要素のうちいずれかの光学要素を照明光の通る光路
上に切換挿入する光学要素切換ターレットを着脱自在に
取り付け、各環状歯車50、51を互い連動させる。
又、前記ターレット本体の回転角度を所定の角度で位置
決めする位置決め手段を有し、前記ターレット本体に対
する前記環状歯車50,51の回転を任意の角度で固定
する固定部を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顕微鏡本体に設け
られ、例えばバンドパスフィルタや偏光フィルタなどの
各種の光学要素を光路上に切り換えて挿入するための光
学要素切換ターレットに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は光学要素切換ターレットの構成図
である。この光学要素切換ターレットは、実用新案登録
第2513327号公報に記載された技術である。本体
ケース(以下、スライダと称する)1に、2つの開口
2、3が形成されている。このスライダ1の各開口2、
3には、それぞれ環状歯車4、5が回転可能に支持さ
れ、2つの開口6、7が形成された蓋8により閉じられ
ている。各環状歯車4、5には、それぞれ偏光フィルタ
などの光学要素9が取り付けられ、かつ互いに歯合して
連動するようになっている。そして、これら環状歯車
4、5のうち例えば環状歯車4の一部分がスライダ1の
切欠き10から当該スライダ1の外に突出している。
【0003】図7は他の光学要素切換ターレットの構成
図である。この光学要素切換ターレットは、特許第29
18938号公報に記載された技術である。コンデンサ
本体11には、コンデンサレンズ12が設けられてい
る。このコンデンサ本体11には、第1のターレット1
3と第2のターレット14とがコンデンサレンズ12の
光軸とは異なる軸上に回転自在に設けられている。これ
ら第1のターレット13、第2のターレット14には、
それぞれ第1の光学要素15、第2の光学要素16が取
り付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者
(実用新案登録第2513327号公報)では、光路上
に挿脱できる光学要素9の枚数を増加する場合、環状歯
車4、5の個数を増加しなければならず、これに伴って
スライダ1の全長を長くしなければならない。
【0005】スライダ1の全長を長くすると、このスラ
イダ1を例えば顕微鏡本体に対して前後方向にスライド
させる場合、顕微鏡本体の奥行き側のスペースに限界が
あり、光学要素の枚数を増加するにも限界がある。又、
スライダ1を例えば顕微鏡本体に対して前後以外の方向
にスライドさせる場合でも、スライダ1の全長が長くな
ると、顕微鏡本体の左右から突出する。
【0006】このため、例えば顕微鏡で標本にピントを
合わせる照準操作などの操作に支障をきたすといった問
題が生じたり、細胞標本にパッチクランプを行って細胞
標本を操作する場合などでは、顕微鏡本体の周辺に配置
されたマニュプレータの支柱などに干渉するおそれがあ
る。
【0007】又、環状歯車4、5を任意の角度にするた
めに、スライダ1から突出する環状歯車4の環状部分に
は目盛り17が刻設されているが、これら環状歯車4、
5を任意の角度で固定する手段が設けられていないため
に、当該スライダ1から突出する環状歯車4の環状部分
に不用意に接触した場合、環状歯車4、5が回転し、光
学要素として例えば偏光フィルタが取り付けられていれ
ば、クロスニコル調整が狂うという問題が生じる。
【0008】後者(特許第2918938号公報)で
は、コンデンサレンズ12と一体的に構成されているた
めに、ターレットとコンデンサレンズ12との組み合わ
せでしか使用できない。このため、あらゆる検鏡方法に
対応するためには、高い性能を有するコンデンサレンズ
12が必要となり、検鏡方法や観察者によっては無駄に
高価なコンデンサレンズ12を使用しなければならな
い。
【0009】又、一般的にコンデンサは、標本を載置す
るステージの直下に配置されており、コンデンサの各操
作は、ステージの直下の空中に手を浮かせた状態でかつ
狭い空間内で行わなければならない。例えば、細胞標本
にパッチクランプを行っている状態では、マニュプレー
タの支柱に接触しないように細心の注意を払いながらコ
ンデンサを操作しなければならず、その操作が非常にや
りずらいという問題がある。
【0010】さらに、光学要素として偏光フィルタの回
転方向の位置決めは、所定の基準角度又は当該基準角度
から90°回転した角度しか調整できず、この偏光フィ
ルタと対をなす偏光フィルタとのクロスニコル調整での
微調整ができない。
【0011】そこで本発明は、コンデンサレンズに拘わ
らずに、顕微鏡本体に対して簡単な操作で着脱できる光
学要素切換ターレットを提供することを目的とする。
【0012】又、本発明は、光学要素の切り換えの操作
性を向上できる光学要素切換ターレットを提供すること
を目的とする。
【0013】又、本発明は、振動や不用意な接触があっ
ても光学要素に位置ずれが生じない光学要素切換ターレ
ットを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載による本発
明は、顕微鏡の光源とコンデンサレンズとの間に着脱自
在に配置され、複数の光学要素のうちいずれかの光学要
素を前記顕微鏡の光路上に切換挿入することを特徴とす
る光学要素切換ターレットである。
【0015】請求項2記載による本発明は、請求項1記
載の光学要素切換ターレットにおいて、複数の開口部が
形成されたターレット本体と、複数の前記開口部のうち
少なくとも2つの開口部にそれぞれ一部分が前記ターレ
ット本体の外に突出した状態で回転自在に設けられ、か
つ互いに歯合して連動する前記光学要素取付用の少なく
とも2つの環状歯車とからなることを特徴とする。
【0016】請求項3記載による本発明は、請求項1記
載の光学要素切換ターレットにおいて、前記開口部に取
り付けられた前記光学要素を固定する押え環を有するこ
とを特徴とする。
【0017】請求項4記載による本発明は、請求項1記
載の光学要素切換ターレットにおいて、前記ターレット
本体に対する前記環状歯車の回転を任意の角度で固定す
る固定部を有することを特徴とする。
【0018】請求項5記載による本発明は、請求項1記
載の光学要素切換ターレットにおいて、前記ターレット
本体の回転角度を所定の角度で位置決めする位置決め手
段を有することを特徴とする。
【0019】請求項6記載による本発明は、請求項5記
載の光学要素切換ターレットにおいて、前記位置決め手
段は、磁石を用いることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0021】図1は本発明の光学要素切換ターレットを
用いた顕微鏡の全体構成図である。顕微鏡フレーム20
は、Y字形状に形成され、ベース部21と垂直部22と
水平アーム部23とからなっている。ベース部21には
光源24、ミラー25が設けられ、水平アーム部23に
は、対物レンズ26を取り付けたレボルバ27、観察鏡
筒27A、接眼レンズ28が設けられている。このうち
ベース部21の上面には、光源24から出力されてミラ
ー25で反射した照明光を出射するための光通過口(以
下、窓レンズ部と称する)29が設けられている。この
窓レンズ部29には、照明光をコンデンサレンズ33に
導くためのレンズ系が取り付けられるもので、ベース部
21の上面から円筒状に突出している。
【0022】顕微鏡フレーム20の垂直部22には、ス
テージアーム30が上下方向に移動自在に設けられてい
る。このステージアーム30の上部には標本31を載置
するためのステージ32が設けられ、下部にはコンデン
サレンズ33が設けられている。なお、ステージ32の
奥方のベース部21には操作ハンドル34が設けられ、
この操作ハンドル34の回転操作によりステージアーム
30が上下動するものとなっている。
【0023】上記窓レンズ部29には、光学要素切換タ
ーレット35が着脱自在に取り付けられている。この光
学要素切換ターレット35は、複数の光学要素、例えば
バンドパスフィルタや偏光フィルタなどの光学要素のう
ちいずれかの光学要素を照明光の通る光路上に切換挿入
するためのもので、図2に具体的な構成を示す。
【0024】ターレットベース36の下部には、取付環
37がねじ38により回転自在に取り付けられている。
この場合、取付環37の円周上にねじ穴39が形成さ
れ、このねじ穴39にターレットベース36が取り付け
られている。又、取付環37は、窓レンズ部29の外径
よりも若干大きな環状に形成され、2つのねじ40、4
1により窓レンズ部29に対してねじ止めされる。
【0025】図3はターレットベース36を上方から見
た図である。ターレットベース36には、等間隔で4つ
の開口部42〜45が形成されている。このうち隣り合
う2つの開口部42、43には、これら開口部42、4
3の径よりも大きい円形状の凹部46、47が形成され
ている。又、凹部46に繋がるターレットベース36の
上面には、切欠き部48が形成され、この切欠き部48
内にねじ穴49が形成されている。
【0026】ターレットベース36の各凹部46、47
内には、それぞれ光学要素取付用の各環状歯車50、5
1が収納される。これら環状歯車50、51は、図4に
示すようにそれぞれ外周上に歯部52、53が形成さ
れ、かつ環内にバンドパスフィルタや偏光フィルタなど
の光学要素が同時に2枚まで収納可能なものとなってい
る。これら環状歯車50、51の環内には、ねじ54が
切ってあり、環内に光学要素を収納した場合に押え環5
5により締め付けて光学要素を固定するようになってい
る。なお、押え環55の外周面には、ねじ56が切って
ある。
【0027】これら環状歯車50、51がターレットベ
ース36の各凹部46、47内に収納されることによ
り、これら環状歯車50、51は互いに歯部52、53
が歯合して連動するものとなる。すなわち、一方の環状
歯車50を左向きに回転させれば、他方の環状歯車51
は右向きに回転し、かつ一方の環状歯車50を右向きに
回転させれば、他方の環状歯車51は左向きに回転す
る。
【0028】又、これら環状歯車50、51がターレッ
トベース36の各凹部46、47内に収納されることに
より、これら環状歯車50、51の外周の一部分がター
レットベース36の外周よりも外側に突出する。この突
出する環状歯車50、51の一部分が観察者によって回
転操作される部分となる。
【0029】これら環状歯車50、51が収納されたタ
ーレットベース36の上面には、カバー57が各ねじ5
8a〜60aによってターレットベース36上の各ねじ
穴58b〜60bにねじ止めされている。なお、ターレ
ットベース36とこのカバー57とによりターレット本
体が形成される。このカバー57には、ターレットベー
ス36に形成された各開口部42〜45に対応する部分
にそれぞれ開口部58〜61が形成されている。
【0030】又、カバー57における開口部58に繋が
って長方形状の切欠き片62が形成されている。この切
欠き片62は、環状歯車50、51の回転を任意の角度
で固定する固定部として作用するもので、カバー57が
ターレットベース36に取り付けられたときに、ターレ
ットベース36上の切欠き部48上に配置される。そし
て、押えねじ63がねじ穴64を通してねじ穴49に螺
合し、切欠き片62を環状歯車50に押さえ付けるもの
となっている。
【0031】又、ターレットベース36には、図3に示
すようにその内部の4箇所にそれぞれ磁石65〜68が
設けられている。これら磁石65〜68は、ターレット
本体が回転したときに各開口部42〜45のうち所望の
開口部42〜45を窓レンズ部29に位置決めするため
のもので、位置決め基準用の磁石69が取付環37上に
設けられている。
【0032】次に、上記の如く構成された顕微鏡の光学
要素切換ターレットの作用について説明する。
【0033】光学要素切換ターレット35は、取付環3
7を窓レンズ部29にはめ込み、2つのねじ40、41
により顕微鏡のベース部21上の窓レンズ部29に対し
てねじ止めされる。光学要素切換ターレット35を取り
外すときは、2つのねじ40、41を緩めればよい。
【0034】光学要素切換ターレット35は、ねじ38
により取り付けた部分を中心として回転する。この回転
により光学要素切換ターレット35上の各開口部42〜
45のうち所望の1つの開口部42〜45を窓レンズ部
29上に位置決めできる。
【0035】この位置決めのとき、1つの開口部42〜
45に該当する磁石65〜68と取付環37上の磁石6
9との間の磁力により吸引し合って非接触の状態で位置
決めされる。従って、位置決め時に、振動や衝撃が生じ
ることはない。
【0036】又、標本31の偏光観察を行う場合、例え
ば環状歯車50又は51に偏光フィルタを収納し、この
偏光フィルタの回転角度を、この偏光フィルタと対をな
す水平アーム部23などの観察光路上に配置された偏光
フィルタの偏光方向に応じて調整(クロスニコル調整)
する必要がある。
【0037】この場合、図5(a)に示すように一方の環
状歯車51が窓レンズ部29上に位置決めされていれ
ば、顕微鏡のフロント側から観察者は、光学要素切換タ
ーレット35の図中右側に配置されている他方の環状歯
車50を回転操作することにより、この環状歯車51の
回転が環状歯車51に伝達され、当該環状歯車51が回
転する。これにより、環状歯車51に取り付けられてい
る偏光フィルタの回転角度を変化でき、クロスニコル調
整を行うことができる。
【0038】又、図5(b)に示すように他方の環状歯車
50が窓レンズ部29上に位置決めされていれば、顕微
鏡のフロント側から観察者は、光学要素切換ターレット
35の図中左側に配置されている一方の環状歯車51を
回転操作することにより、この環状歯車51の回転が環
状歯車50に伝達され、当該環状歯車50が回転する。
これにより、環状歯車50に取り付けられている偏光フ
ィルタの回転角度を変化でき、クロスニコル調整を行う
ことができる。
【0039】例えば、標本31を中心波長775nmと
中心波長900nmの2種類のバンドパスフィルタを用
いてDIC観察することがある。この観察では、中心波
長775nmのバンドパスフィルタ及び波長775nm
用の偏光フィルタを一方の環状歯車51に重ねて取り付
け、中心波長900nmのバンドパスフィルタ及び波長
900nm用の偏光フィルタを他方の環状歯車50に重
ねて取り付ける。
【0040】従って、DIC観察する場合には、観察者
が光学要素切換ターレット35を回転させて中心波長7
75nmと中心波長900nmとの2種類のバンドパス
フィルタのいずれかのバンドパスフィルタに切り換え、
かつ切り換えたときに偏光フィルタの回転角度を調整す
るために観察者は、一方の環状歯車51に取り付けられ
た中心波長775nmに対応した偏光フィルタを回転調
整するときに一方の環状歯車50を回転操作し、他方の
環状歯車50に取り付けられた中心波長900nmに対
応した偏光フィルタを回転調整するときに他方の環状歯
車51を回転操作する。
【0041】偏光フィルタの回転角度を調整した後、こ
の回転角度を固定する場合には、押えねじ63を操作す
ることにより、切欠き片62が環状歯車50を押さえ付
けて固定する。
【0042】又、標本31にパッチクランプを行って標
本31を操作しているときに、光学要素切換ターレット
35を回転させて中心波長775nmと中心波長900
nmとの2種類のバンドパスフィルタのいずれかのバン
ドパスフィルタに切り換え動作しても、これらバンドパ
スフィルタの開口部42、43に該当する磁石66、6
7と取付環37上の磁石69との間の磁力により吸引し
合って非接触の状態で位置決めされるので、振動や衝撃
が生ぜず、パッチクランプが標本31から外れることは
ない。
【0043】このように上記一実施の形態においては、
例えばバンドパスフィルタや偏光フィルタなどの光学要
素を照明光の通る光路上に切換挿入する光学要素切換タ
ーレット35を着脱自在に取り付けるようにしたので、
コンデンサレンズ33とは別体にでき、コンデンサレン
ズ33に拘わらず既存の各種顕微鏡に着脱でき、かつ簡
単に操作できる。これにより、高価なコンデンサレンズ
を使用することなく、検鏡方法や観察者に応じたコンデ
ンサレンズ33を有効に使用できる。
【0044】又、光学要素切換ターレット35とコンデ
ンサレンズ33とを別体な構成とするので、コンデンサ
レンズ33の周囲の空間を広くでき、コンデンサレンズ
33の操作性がよくなる。又、環状歯車50、51は、
互いに隣同士に設けられ、一方の環状歯車51に取り付
けられている偏光フィルタを回転させるときにはフロン
ト側から見て右側に突出する他方の環状歯車50を回転
させ、他方の環状歯車50に取り付けられている偏光フ
ィルタを回転させるときにはフロント側から見て左側に
突出する一方の環状歯車51を回転させるので、左右側
の操作位置で光路上に挿入されている偏光フィルタの種
類を判別できる。これにより、例えば暗室で蛍光観察を
行う場合などで、目視による偏光フィルタ等の光学要素
の確認を必要としない。
【0045】又、光学要素切換ターレット35の切り換
え時に各環状歯車50、51などの位置決めを各磁石6
6、67と取付環37上の磁石69との間の磁力により
非接触で行うので、位置決めのときに振動や衝撃が生ぜ
ず、例えばパッチクランプが生細胞標本31から外れる
ことはない。
【0046】又、各環状歯車50、51内の偏光フィル
タ等の光学要素は、押え環55により固定されているの
で、外部からの振動を受けても位置ずれすることはな
い。
【0047】さらに、環状歯車50は、切欠き片62を
押えねじ63により押さえるので、偏光フィルタ等の光
学要素の回転角度を固定でき、かつ外部からの振動を受
けても位置ずれすることはない。
【0048】なお、本発明は、上記一実施の形態に限定
されるものでなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない
範囲で種々に変形することが可能である。
【0049】さらに、上記実施形態には、種々の段階の
発明が含まれており、開示されている複数の構成要件に
おける適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出でき
る。例えば、実施形態に示されている全構成要件から幾
つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとす
る課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で
述べられている効果が得られる場合には、この構成要件
が削除された構成が発明として抽出できる。
【0050】例えば、上記一実施の形態は、次の通り変
形してもよい。
【0051】本発明の光学要素切換ターレット35は、
各種顕微鏡、例えば実体顕微鏡、倒立型生物顕微鏡、位
相差顕微鏡、微分干渉顕微鏡、落射蛍光顕微鏡、偏光顕
微鏡などにも適用できる。
【0052】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、コ
ンデンサレンズに拘わらずに、顕微鏡本体に対して簡単
な操作で着脱できる光学要素切換ターレットを提供でき
る。
【0053】又、本発明によれば、光学要素の切り換え
の操作性を向上できる光学要素切換ターレットを提供で
きる。
【0054】又、本発明によれば、振動や不用意な接触
があっても光学要素に位置ずれが生じない光学要素切換
ターレットを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる光学要素切換ターレットを用い
た顕微鏡の一実施の形態を示す全体構成図。
【図2】本発明に係わる光学要素切換ターレットの一実
施の形態を示す分解構成図。
【図3】本発明に係わる光学要素切換ターレットの一実
施の形態におけるターレットベースを上方から見た図。
【図4】本発明に係わる光学要素切換ターレットの一実
施の形態における環状歯車の外観図。
【図5】本発明に係わる光学要素切換ターレットの一実
施の形態における操作性を説明するための図。
【図6】従来の光学要素切換ターレットの構成図。
【図7】従来の他の光学要素切換ターレットの構成図。
【符号の説明】
20:顕微鏡フレーム 21:ベース部 22:垂直部 23:水平アーム部 24:光源 25:ミラー 26:接眼レンズ 27:レボルバ 28:接眼レンズ 29:窓レンズ部 30:ステージアーム 31:標本 32:ステージ 33:コンデンサレンズ 34:操作ハンドル 35:光学要素切換ターレット 36:ターレットベース 37:取付環 42〜45:開口部 46,47:凹部 48:切欠き部 50,51:環状歯車 52,53:歯部 55:押え環 57:カバー 58〜61:開口部 62:切欠き片 63:押えねじ 65〜68,69:磁石

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顕微鏡の光源とコンデンサレンズとの間
    に着脱自在に配置され、複数の光学要素のうちいずれか
    の光学要素を前記顕微鏡の光路上に切換挿入することを
    特徴とする光学要素切換ターレット。
  2. 【請求項2】 複数の開口部が形成されたターレット本
    体と、 複数の前記開口部のうち少なくとも2つの開口部にそれ
    ぞれ一部分が前記ターレット本体の外に突出した状態で
    回転自在に設けられ、かつ互いに歯合して連動する前記
    光学要素取付用の少なくとも2つの環状歯車と、からな
    ることを特徴とする請求項1記載の光学要素切換ターレ
    ット。
  3. 【請求項3】 前記開口部に取り付けられた前記光学要
    素を固定する押え環を有することを特徴とする請求項1
    記載の光学要素切換ターレット。
  4. 【請求項4】 前記ターレット本体に対する前記環状歯
    車の回転を任意の角度で固定する固定部を有することを
    特徴とする請求項1記載の光学要素切換ターレット。
  5. 【請求項5】 前記ターレット本体の回転角度を所定の
    角度で位置決めする位置決め手段を有することを特徴と
    する請求項1記載の光学要素切換ターレット。
  6. 【請求項6】 前記位置決め手段は、磁石を用いること
    を特徴とする請求項5記載の光学要素切換ターレット。
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