JP3193682B2 - 窓用サッシュ - Google Patents

窓用サッシュ

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JP3193682B2
JP3193682B2 JP35102997A JP35102997A JP3193682B2 JP 3193682 B2 JP3193682 B2 JP 3193682B2 JP 35102997 A JP35102997 A JP 35102997A JP 35102997 A JP35102997 A JP 35102997A JP 3193682 B2 JP3193682 B2 JP 3193682B2
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達哉 宮田
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株式会社レニアステクノ
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J1/00Windows; Windscreens; Accessories therefor
    • B60J1/004Mounting of windows
    • B60J1/007Mounting of windows received in frames to be attached to vehicle
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B3/00Window sashes, door leaves, or like elements for closing wall or like openings; Layout of fixed or moving closures, e.g. windows in wall or like openings; Features of rigidly-mounted outer frames relating to the mounting of wing frames
    • E06B3/32Arrangements of wings characterised by the manner of movement; Arrangements of movable wings in openings; Features of wings or frames relating solely to the manner of movement of the wing
    • E06B3/34Arrangements of wings characterised by the manner of movement; Arrangements of movable wings in openings; Features of wings or frames relating solely to the manner of movement of the wing with only one kind of movement
    • E06B3/42Sliding wings; Details of frames with respect to guiding
    • E06B3/46Horizontally-sliding wings
    • E06B3/4681Horizontally-sliding wings made of glass panes without frames

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Wing Frames And Configurations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、家屋の壁面や車両の
車体面に取り付けられ、ガラス面に平行に移動する窓ガ
ラスが装着される窓用サッシュに関する。
【0002】
【従来の技術】家屋の壁面や車両の車体面に取り付けら
れる窓として、窓用サッシュ内で窓ガラスをガラス面に
平行に移動できるようにした窓がある。このような窓に
適用される窓用サッシュは、少なくとも窓ガラスの開閉
方向に平行な2辺に、窓ガラスの表裏面及び端面のそれ
ぞれに対向する3面によって構成されたレールを備えて
いる。例えば、窓ガラスが窓用サッシュ内を水平方向に
移動する場合、窓ガラスの上下の端部が窓用サッシュの
上下のフレームのレール内に嵌入し、窓ガラスは上下の
フレームのレールを構成する3面のうち窓ガラスの表裏
面に対向する2面によって規定される方向に移動する。
【0003】このような窓用サッシュでは、窓ガラスを
着脱する際の作業性を容易にすべく、窓ガラスの開閉方
向に平行な2本のレールにおいて窓ガラスの端面に対向
する面の距離を移動方向に直交する方向の窓ガラスの長
さに比較して広くしたものがある。例えば、窓ガラスが
窓用サッシュ内を水平方向に移動する場合、上側レール
の上面と下側レールの底面との距離を、窓ガラスの上下
長に下側レールの深さを加算した長さに略一致させる。
これにより、窓用サッシュ内に装着されている窓ガラス
の上側端面が上側レールの上面に当接すると、窓ガラス
の下側端部が下側レールに係合しなくなり、窓ガラスの
下側端部をガラス面に直交する方向に移動させて窓ガラ
スを窓用サッシュから取り外すことができる。また、窓
用サッシュに窓ガラスを取り付ける際には、窓ガラスの
上側端面を上側レールの上面に当接させた後に、窓ガラ
スの下側端部を下側レールに嵌入する。
【0004】ところが、窓ガラスの開閉方向に平行な2
本のレールにおいて窓ガラスの端面に対向する面の距離
が移動方向に直交する方向の窓ガラスの長さに比較して
広くされていると、窓ガラスの開閉時に窓ガラスをレー
ルに沿って移動させる際に、窓ガラスの一方の端面とレ
ールの内面との摩擦抵抗により窓ガラスにガラス面内に
おける回転方向の力が作用する場合があり、窓用サッシ
ュ内で窓ガラスが傾き、窓ガラスの一方の端部が窓用サ
ッシュのレールに係合しなくなり、窓ガラスが窓用サッ
シュから外れ易くなる。特に、車両用の窓用サッシュは
車体の移動時に振動等の外力の作用を受けるため、窓ガ
ラスの開閉時以外においても窓ガラスの端部が開閉方向
に平行なレールと係合しなくなる場合があり、移動中の
車両から窓ガラスが脱落して重大な事故を引き起こす危
険性が高い。
【0005】そこで、従来の窓用サッシュでは、開閉方
向に平行な2本のフレームのそれぞれに形成されたレー
ルの距離を窓ガラスの上下方向の長さに略一致させるこ
とにより、窓ガラスの開閉時に回転方向の力が窓ガラス
に作用した場合や窓用サッシュに振動等が作用した場合
にも窓用サッシュから窓ガラスが外れ落ちることを防止
するようにしたものがある。このような窓用サッシュで
は、窓ガラスの開閉方向に平行な窓用サッシュの2本の
フレームの一方又は両方を弾性変形させ、両者の間隔を
拡げた状態で窓ガラスを窓用サッシュに対して着脱す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、開閉方
向に平行な2本のフレームのそれぞれに形成されたレー
ルの距離を窓ガラスの上下方向の長さに略一致させた窓
用サッシュでは、窓ガラスの着脱時にフレームを弾性変
形させる必要があるため、窓ガラスの着脱に際して窓用
サッシュを家屋の壁面や車体から一旦取り外さなければ
ならず、窓ガラスの交換等の作業が煩雑になる問題があ
った。
【0007】特に、車両用の窓用サッシュでは、車体の
フラッシュサーフェース化の要請にしたがい、従来の装
着用ゴムを用いて車体の窓用開口部に着脱自在に装着す
る方法に代えて、車体の窓用開口部に接着剤を介して接
着する方法が採用される傾向にあるが、この場合には窓
用サッシュを車体から取り外すために接着剤を除去する
必要が生じ、窓ガラスの交換等の作業がさらに煩雑化す
る問題がある。この問題は、窓ガラスの破損を生じ易く
窓ガラスの交換頻度が高い作業用車両に用いられる窓用
サッシュにおいて極めて大きな問題となる。
【0008】この発明の目的は、家屋の壁面や車体から
窓用サッシュを取り外すことなく窓用サッシュに対して
窓ガラスを着脱することができるようにし、窓ガラスの
着脱作業を簡略化することができる窓用サッシュを提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
は、窓ガラスの互いに平行な2端面のそれぞれが嵌入す
る2本のレールを備えた窓用サッシュにおいて、前記窓
ガラスの互いに平行な2端面のうちの少なくとも一方の
端面とこの端面に対向するレールの内面との間に着脱自
在に嵌入し、かつ、前記レールの長手方向について複数
に分割したスペーサを設けたことを特徴とする。
【0010】請求項1に記載した発明においては、窓ガ
ラスの少なくとも一方の端面とこの端面に対向するレー
ルの内面との間にスペーサが着脱自在に位置する。した
がって、窓ガラスの端面とレールの内面との間からスペ
ーサを取り外すと、移動方向に直交する方向についての
窓用サッシュ内における窓ガラスの可動量が増加し、窓
用サッシュに対して窓ガラスを着脱する際の作業性が向
上する。一方、窓ガラスの端面とレールの内面との間に
スペーサを挿入すると、移動方向に直交する方向につい
ての窓用サッシュ内における窓ガラスの可動量が減少
し、窓ガラスを開閉する際や振動等の外力が作用した際
に窓用サッシュから窓ガラスが脱落し難くなる。さら
に、窓ガラスの端面とこの端面に対向するレールの内面
との間に、レールの長手方向について複数に分割された
スペーサが着脱自在に位置する。したがって、スペーサ
を着脱する際に各スペーサにおいて窓ガラスの端面に対
向する部分の占める割合が減少し、スペーサの着脱が容
易になる。
【0011】請求項2に記載した発明は、前記2本のレ
ールにおいて窓ガラスの2端面のそれぞれに対向する面
の距離を、前記移動方向に直交する方向の窓ガラスの長
さとスペーサの高さとの和に略等しくしたことを特徴と
する。
【0012】請求項2に記載した発明においては、移動
方向に直交する方向についての2本のレールのそれぞれ
における窓ガラスの端面に対向する面の距離が窓ガラス
の長さとスペーサの高さとの和に略一致する。したがっ
て、窓ガラスの端面とレールの内面との間にスペーサを
挿入した状態では、移動方向に直交する方向についての
窓用サッシュ内における窓ガラスの移動が確実に規制さ
れ、窓ガラスを開閉する際や振動等の外力が作用した際
に窓用サッシュから窓ガラスが脱落することがない。一
方、窓ガラスの端面とレールの内面との間からスペーサ
を取り外した状態では、移動方向に直交する方向につい
て窓用サッシュ内において窓ガラスが移動可能になり、
窓用サッシュに対して窓ガラスを着脱する際の作業性が
向上する。
【0013】
【0014】
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施形態に係
る窓用サッシュの正面図である。窓用サッシュ1は、略
コ字型の上側フレーム2と直線状の下側フレーム3とに
よって構成される。上側フレーム2及び下側フレーム3
は、例えばアルミニウム合金を素材として引き抜き加工
により略一様の断面形状に成形されており、上側フレー
ム2の開放端2a及び2bのそれぞれと下側フレーム3
の両端3a及び3bのそれぞれとをロウ付け等により固
定して所定範囲の窓面を構成する。即ち、中間の2ヶ所
において屈曲することにより略コ字型形状にされた上側
フレーム2は略矩形の窓面の左辺、上辺及び右辺を構成
し、直線状の下側フレーム3は略矩形の窓面の下辺を構
成する。窓用サッシュ1は、上側フレーム2及び下側フ
レーム3によって構成される窓面内において、2枚の窓
ガラス4及び5を窓面に平行に移動自在に保持する。
【0016】なお、窓ガラス4及び5のそれぞれの内側
面には、ロック機構を備えた図外の把手が取り付けられ
ており、この把手を把持して窓ガラス4及び5を窓用サ
ッシュ1内において移動することにより、窓面を開閉す
ることができる。把手に備えられるロック機構は、上側
フレーム2の一部に設けられた図外の受け具に弾性的に
係合し、受け具に対するロック機構の係合状態を解除す
ることにより、窓ガラスを移動させることができる。
【0017】また、窓用サッシュ1は、単一又は複数の
接合部を有する任意の構成によって窓面を構成するもの
とすることができる。例えば、4本の直線状のフレーム
を4箇所において接合してものや、4ヶ所において屈曲
した1本のフレームの両端を1箇所において接合したも
のを用いることができる。
【0018】図2は、上記窓用サッシュを構成する上側
フレーム及び下側フレームの断面形状を示す図である。
上側フレーム2の内周面には、全周にわたって外側レー
ル21及び内側レール22が形成されている。外側レー
ル21は、互いに対向する2つの垂直面21a,21b
と1つの水平面21cとによって構成される略コ字型断
面を呈している。内側レール22は、互いに対向する2
つの垂直面22a,22bと1つの水平面22cとによ
って構成される略コ字型断面を呈している。外側レール
21を構成する一方の垂直面21aは上側フレーム2の
外壁2cの内面であり、外側レール21を構成する他方
の垂直面21b及び内側レール22を構成する一方の垂
直面22aは上側フレーム2の中間壁2eの表裏面であ
る。また、内側レール22を構成する他方の垂直面22
bは、上側フレーム2の内壁2dの内面である。
【0019】なお、上側フレーム22の内壁2dは、窓
用サッシュ1の外部からの水密性を考慮して、外壁2c
及び中間壁2eよりも上側フレーム2の内周側に突出し
ている。また、上側フレーム2の外周面には、全周にわ
たって取付部2fが延出している。この取付部2fの内
面に塗布される接着剤、又は、取付部2fの全体が嵌入
する装着用ゴムを介して上側フレーム2が車体の窓用開
口部の周縁部に接着、又は、装着される。さらに、上側
フレーム2の外側レール21及び内側レール22におけ
る垂直面21a,21b,22a,22bのそれぞれの
端部には、段部23が形成されている。この段部23に
は、後述するグラスランチャンネル8が係合する。
【0020】下側フレーム3の上側面には、全長にわた
って外側レール31及び内側レール32が形成されてい
る。外側レール31は、互いに対向する2つの垂直面3
1a、31bと1つの水平面31cとによって構成され
る略コ字型断面を呈している。内側レール32は、互い
に対向する2つの垂直面32a,32bと1つの水平面
31cとによって構成される略コ字型断面を呈してい
る。
【0021】内側レール32を構成する一方の垂直面3
1aは下側フレーム3の外壁3cの内面であり、外側レ
ール31を構成する他方の垂直面31b及び内側レール
32を構成する一方の垂直面32aは下側フレーム3の
中間壁3eの表裏面である。また、内側レール32を構
成する他方の垂直面32bは、下側フレーム3の内壁3
dの内面である。さらに、外側レール31及び内側レー
ル32のそれぞれは、垂直面31a,31b,32a,
32bのそれぞれの上下方向の中間部に形成された段部
33によって上下2段に構成されている。加えて、下側
フレーム3の外側レール31及び内側レール32におけ
る垂直面31a,31b,32a,32bのそれぞれの
端部には、段部34が形成されている。この段部34に
は、後述するグラスランチャンネル8が係合する。
【0022】なお、下側フレーム3の内壁3dは、外側
レール31及び内側レール32に浸入した水が下側フレ
ーム3の外側にオーバーフローするように、外壁3c及
び中間壁3eよりも下側フレーム3の上面側に突出して
いる。また、下側フレーム3の下面には、全長にわたっ
て取付部3fが延出している。この取付部3fの内面に
塗布される接着剤、又は、取付部3fの全体が嵌入する
装着用ゴムを介して下側フレーム3が車体の窓用開口部
の周縁部に接着、又は、装着される。さらに、下側フレ
ーム3の外壁3cには、図1に示すように、複数の水抜
き孔35及び水抜き用切欠36が形成されている。
【0023】上記の断面形状を呈する上側フレーム2及
び下側フレーム3によって構成された窓用サッシュ1に
窓ガラス4,5を装着すると、外側窓ガラス4の右辺及
び上辺の端部近傍が上側フレーム2の外側レール21内
に嵌入し、外側窓ガラス4の下辺の端部近傍が下側フレ
ーム3の外側レール31内に嵌入する。また、内側窓ガ
ラス5の左辺及び上辺の端部近傍が上側フレーム2の内
側レール22に嵌入し、内側窓ガラス5の下辺の端部近
傍が下側フレーム3の内側レール32に嵌入する。
【0024】図3は、上記窓用サッシュの使用時におけ
る下側フレーム近傍の断面を示す図である。下側フレー
ム3の外側レール31の下段及び内側レール32の下段
には、スペーサ6が着脱自在に挿入されている。スペー
サ6は、例えば、弾性変形可能な硬質樹脂を素材とし
て、上面6aの幅が下面6bの幅より長い略台形の一様
な断面形状を呈している。このスペーサ6において、高
さは下側フレーム3の外側レール31及び内側レール3
2における水平面31c及び32cから段部33の上縁
までの長さに略等しく、上面6aの幅は下側フレーム3
の外側レール31及び内側レール32の幅に略等しく、
下面6bの幅は外側レール31及び内側レール32のそ
れぞれにおける段部33の間隔よりも短い。また、上辺
6aの角部には段部33に係合する凹部6cが形成され
ている。
【0025】したがって、スペーサ6を外側レール31
及び内側レール32の下段に挿入すると、スペーサ6の
下面6bが外側レール31及び内側レール32の水平面
31c及び32cに当接するとともに、凹部6cに段部
33が係合した状態でスペーサ6の上面6aが外側レー
ル31及び内側レール32の上段の底面を構成する。な
お、上述のように、スペーサ6の下面6bの幅が外側レ
ール31及び内側レール32における段部33の間隔よ
りも短くされており、かつ、スペーサ6の上面6aの幅
が外側レール31及び内側レール32の幅に略等しくさ
れているため、スペーサ6を外側レール31及び内側レ
ール32の下段に挿入する際にはスペーサ6の傾斜面の
中間部が段部33に当接する。この状態からスペーサ6
を下方に押圧すると、スペーサ6が弾性変形を生じ、外
側レール31及び内側レール32の下段内に位置する状
態まで移動する。
【0026】また、スペーサ6の高さは、上側フレーム
2の外側レール21及び内側レール22の深さ、並び
に、下側フレーム3の外側レール31及び内側レール3
2の段部33までの深さに略等しくされている。さら
に、スペーサ6は、窓ガラス4,5が下側フレーム3に
沿って移動することを考慮すれば、下側フレーム3の略
全長にわたって外側レール31及び内側レール32の下
段に位置することが必要であるが、必ずしも、1本のス
ペーサ6の長さを下側フレーム3の全長に略一致させる
必要はない。即ち、一例として図4(A)又は(B)に
示すように、下側フレーム3の長手方向について複数に
分割した2本又は3本のスペーサ6を下側フレーム3の
全長にわたって挿入するようにしてもよい。なお、スペ
ーサ6の分割数は2又は3に限るものではない。
【0027】このように、スペーサ6を下側フレーム3
の長手方向について複数に分割して構成することによ
り、各スペーサ6において窓ガラス4,5の下面に対向
する部分の占める割合が減少し、下側フレーム3に対す
るスペーサ6の着脱作業を容易にすることができる。
【0028】一方、窓用サッシュ1を構成する上側フレ
ーム2及び下側フレーム3内の外側レール21,31及
び内側レール22,32のそれぞれには略全周にわたっ
て、グラスランチャンネル8が着脱自在に嵌入してい
る。このグラスランチャンネル8は、例えばゴム等の弾
性変形可能な軟性樹脂を素材として、窓ガラス4,5の
表裏面及び端面に当接する部分に起毛処理を施したもの
である。したがって、2枚の窓ガラス4及び5は、グラ
スランチャンネル8内を移動する。このグラスランチャ
ンネル8は、窓ガラス4,5の移動時における摩擦抵抗
を軽減して移動を円滑にするとともに、窓用サッシュ1
が構成する窓面の外側と内側との間の気密性及び水密性
を確保し、さらに、窓用サッシュ1からの窓ガラス4,
5に対する振動の伝播を緩和する。
【0029】窓用サッシュ1において、上側フレーム2
の外側レール21及び内側レール22の水平面21c及
び22cと下側フレーム3の外側レール31及び内側レ
ール32の水平面31c及び32cとの距離は、窓ガラ
ス4,5の上下方向の長さ、上下のグラスランチャンネ
ル8の厚み、及び、スペーサ6の高さの和に略等しくさ
れている。したがって、下側フレーム3にスペーサ6を
挿入した状態では、窓用サッシュ1において窓ガラス
4,5が上下方向に移動する間隙は殆どなく、上側フレ
ーム2の上辺に形成されたレール21,22、及び、下
側フレーム3に形成されたレール31,32に対する窓
ガラス4,5の上辺及び下辺の嵌入状態が確実に維持さ
れる結果、窓用サッシュ1からの窓ガラス4,5の脱落
を確実に防止することができる。
【0030】図5は、上記窓用サッシュにおける窓ガラ
スの交換作業を説明する図である。窓用サッシュ1にお
いて窓面の閉成時に右側に位置する外側窓ガラス4が破
損し、新たな窓ガラスと交換する場合、先ず、破損した
外側窓ガラス4をグラスランチャンネル8から取り外
し、破損した外側窓ガラス4を窓用サッシュ1から除去
した後、上側フレーム2及び下側フレーム3の外側レー
ル21,31に嵌入されているグラスランチャンネル8
を引き抜き(図5(A)参照)、この状態で、下側フレ
ーム3からスペーサ6を引き出す(図5(B)参照)。
この時、スペーサ6が下側フレーム3の長手方向につい
て複数に分割して構成されている場合には、少なくとも
外側窓ガラス4の下辺に対向していた範囲についてスペ
ーサ6を除去する。
【0031】次いで、スペーサ6を除去した範囲におい
て新たな窓ガラス11をグラスランチャンネル8ととも
に、上側フレーム2と下側フレーム3とによって構成さ
れる窓用サッシュ1内に挿入する(図5(C)参照)。
この時、下側フレーム3において新たな窓ガラス11の
下辺に対向する範囲にはスペーサ6が存在せず、窓用サ
ッシュ1の内部においてスペーサ6の高さ分だけ新たな
窓ガラス11を上下方向に移動させることができる。な
お、グラスランチャンネル8は、上述のようにゴム等の
軟性樹脂を素材としており、長手方向に弾性変形させて
窓ガラス11とともに窓用サッシュ1内に容易に嵌入す
ることができる。
【0032】また、前述のように、スペーサ6の高さが
上側フレーム2のレール21,22の深さに略等しくさ
れているため、窓ガラス11をその下辺がグラスランチ
ャンネル8を介して外側レール31内の水平面31cに
当接する位置まで移動させると、窓ガラス11の上辺は
上側フレーム2の下端よりも下側に位置し、上側フレー
ム2及び下側フレーム3を変形させることなく、窓ガラ
ス11を窓用サッシュ1内に挿入することができる。こ
の後、新たな窓ガラス11を窓用サッシュ1内において
窓面を開成する左側の位置に移動させ(図5(D)参
照)、上側フレーム2及び下側フレーム3に嵌入してい
るグラスランチャンネル8を再度引き抜いた状態で下側
フレーム3から除去していたスペーサ6を、下側フレー
ム3内に挿入する(図5(E)参照)。さらに、グラス
ランチャンネル8を上側フレーム2及び下側フレーム3
内に戻すことにより、新たな窓ガラス11を破損した窓
ガラス4と交換することができる(図5(F)参照)。
【0033】以上のようにして、窓用サッシュ1に装着
されている窓ガラス4を新たな窓ガラス11に交換する
際に、下側フレーム3のレール31,32に挿入されて
いるスペーサ6を一旦除去することにより、窓用サッシ
ュ1内において窓ガラス11が上下方向に移動できるよ
うになり、上側フレーム2及び下側フレーム3を変形さ
せる必要がない。このため、窓用サッシュ1を車体に取
り付けた状態のままで、窓用サッシュ1に対する窓ガラ
ス4の交換作業を極めて容易に行うことができる。
【0034】なお、上記の例では、破損した窓ガラス4
を交換する際の作業について説明したが、破損していな
い窓ガラス4を交換する場合において、スペーサ6が下
側フレーム3の長手方向について複数に分割されている
際には、窓ガラス4を一旦左側に移動させ、右側に位置
する状態の窓ガラス4の下辺に対向する範囲についてス
ペーサ6を下側フレーム3のレール31から除去する。
このようにした後、窓ガラス4を右側に移動させるとと
もに、その下辺がグラスランチャンネル8を介して外側
レール31の水平面31cに当接するように下方に移動
させると、窓ガラス4の上辺が上側フレーム2の下端よ
りも下側に位置し、上側フレーム2及び下側フレーム3
を変形させることなく車体に窓用サッシュ1を取り付け
たままの状態で窓ガラス4を容易に取り外すことができ
る。
【0035】以上の説明においては、外側窓ガラス4を
新たな窓ガラス11に交換する際の作業を例にあげた
が、内側窓ガラス5についても内側レール32からスペ
ーサ6を除去することにより、外側窓ガラス4に対する
作業と同様に交換作業を行うことができる。
【0036】また、以上の説明では、窓面内を窓ガラス
が左右方向に移動する窓用サッシュを例にあげて説明し
たが、窓面内を窓ガラスが上下方向に移動する窓用サッ
シュについてもこの発明を同様に実施することができ
る。この場合には、窓用サッシュを構成するフレームの
左辺又は右辺のいずれかのレールと窓ガラスとの間にス
ペーサを挿入する。さらに、窓ガラスは開閉時に直線状
のレール内を移動する平面ガラスに限らず、開閉時に部
分円弧状のレール内を移動する曲面ガラスであってもよ
い。
【0037】また、車体における窓用の開口面積が一定
であれば、スペーサ6の高さ分だけ窓面の面積が減少す
ることになる。一方、スペーサ6は、窓用サッシュ1に
よって構成される窓面において窓ガラスの開閉方向に平
行な2辺のうちのいずれか一辺に挿入すればよい。そこ
で、窓面を介して確保すべき外部視界を考慮して、窓面
において窓ガラスの開閉方向に平行な2辺のうちのいず
れの辺にスペーサ6を挿入するかを決定することによ
り、窓面の面積が減少することによる外部の視認性の低
下を最小限に抑えることができる。例えば、上述した例
では、作業用車両における搭乗者の外部視界を考慮し
て、窓ガラス4及び5の開閉方向に平行な窓面の上下2
辺のうち下辺にスペーサ6を挿入しており、上方の視界
の減少による圧迫感を搭乗者に与えることがないように
している。
【0038】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、窓ガ
ラスの端面とレールの内面との間からスペーサを取り外
した際に、移動方向に直交する方向についての窓用サッ
シュ内における窓ガラスの可動量を増加させて、窓用サ
ッシュを構成するフレームを変形させることなく窓用サ
ッシュに対して窓ガラスを着脱できるようにし、窓用サ
ッシュに対する窓ガラスの着脱作業の作業性を向上する
ことができ、窓ガラスの端面とレールの内面との間にス
ペーサを挿入した際に、移動方向に直交する方向につい
ての窓用サッシュ内における窓ガラスの可動量を減少さ
せて、窓ガラスを開閉する際や振動等の外力が作用した
際に窓用サッシュから窓ガラスを脱落することを確実に
防止することができる。さらに、窓ガラスの端面とこの
端面に対向するレールの内面との間に、レールの長手方
向について複数に分割されたスペーサを着脱自在に位置
させることにより、スペーサを着脱する際に各スペーサ
において窓ガラスの端面に対向する部分の占める割合を
減少させて、スペーサの着脱を容易にすることができ
る。
【0039】請求項2に記載した発明によれば、移動方
向に直交する方向についての2本のレールのそれぞれに
おける窓ガラスの端面に対向する面の距離を窓ガラスの
長さとスペーサの高さとの和に略一致させることによ
り、窓ガラスの端面とレールの内面との間にスペーサを
挿入した際に、移動方向に直交する方向についての窓用
サッシュ内における窓ガラスの移動を確実に規制するこ
とができるとともに、窓ガラスを開閉する際や振動等の
外力が作用した際に窓用サッシュから窓ガラスが脱落す
ることを確実に防止することができ、窓ガラスの端面と
レールの内面との間からスペーサを取り外した際に、移
動方向に直交する方向について窓用サッシュ内において
窓ガラスを移動可能にし、窓用サッシュに対して窓ガラ
スを着脱する際の作業性を向上することができる。
【0040】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る窓用サッシュの正面
図である。
【図2】上記窓用サッシュを構成する上側フレーム及び
下側フレームの断面形状を示す図である。
【図3】上記窓用サッシュの使用時における下側フレー
ム近傍の断面を示す図である。
【図4】上記窓用サッシュに適用されるスペーサの分割
状態を示す図である。
【図5】上記窓用サッシュにおける窓ガラスの交換作業
を説明する図である。
【符号の説明】
1−窓用サッシュ 2−上側フレーム 3−下側フレーム 4,5−窓ガラス 6−スペーサ 11−新たな窓ガラス 21,31−外側レール 22,32−内側レール

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】窓ガラスの互いに平行な2端面のそれぞれ
    が嵌入する2本のレールを備えた窓用サッシュにおい
    て、 前記窓ガラスの互いに平行な2端面のうちの少なくとも
    一方の端面とこの端面に対向するレールの内面との間に
    着脱自在に嵌入し、かつ、前記レールの長手方向につい
    て複数に分割したスペーサを設けたことを特徴とする窓
    用サッシュ。
  2. 【請求項2】前記2本のレールにおいて窓ガラスの2端
    面のそれぞれに対向する面の距離を、前記移動方向に直
    交する方向の窓ガラスの長さとスペーサの高さとの和に
    略等しくした請求項2に記載の窓用サッシュ。
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