JP3605858B2 - サッシ召合せ部の水密装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、内嵌め方式をとる引き違いサッシに好適なサッシ召合せ部の水密装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
引き違いサッシは、ガラスの清掃や取替え等のメンテナンス時に、障子が取外されるが、この障子の取外し態様は、障子を一旦外側へ外してから室内に引き込む態様であるため、障子が外部に落下して事故を引き起こす心配があった。この問題点を解決するために、下枠の外レールと内レールの間に間隔を設け、これら内外レール間に障子を落とし込ませて、いわゆる内嵌め方式のものが近時多用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記のように内外レール間が広いタイプのサッシにおいては、これに比例して、内外レール間に装着される風止め具等の水密装置は比較的大型のものが設けられている。そして、水密装置が大型になると、障子の開閉等で当該装置に大きな外力がもたらされるので、装置の固定に新たな工夫が必要とされる。つまり、固定を完璧に行うと取外しが困難となり、逆に取外しが容易なものは固定性に問題を生じることとなる。
【0004】
そこで本発明は、この種の水密装置において、風止めブロックの固定がしっかりとなされる一方で、取外しも容易になされる水密装置を提供する目的でなされた。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち本願第1請求項に係る発明は、室内側から順に内障子、外障子及び網戸を取付ける引き違いサッシにおいて、下枠の外レールと内レールの間のウェブに孔を設けるとともに、前記ウェブの上に、下部に突起を有する風止めブロックを載置し且つ該風止めブロックの該突起を前記孔に嵌着し、更に、前記ウェブの下に、前記風止めブロックの前記突起と係合する係合部を有する網戸用ブロックを装着して構成され、前記風止めブロックは、風止めブロック本体の上部に上方へ複数枚立設される弾性薄板状の気密材を備えて、この気密材が前記内外障子の召合せ部下端面と押接し、前記網戸用ブロックは、網戸用ブロック本体の室外側に室外側へ複数枚並設される弾性薄板状の気密材を備えて、この気密材が前記網戸の下框と押接することを特徴とするサッシ召合せ部の水密装置である。
【0008】
【作用】
風止めブロックの固定は、下枠の内外レール間のウエブに形成された孔に当該ブロックが嵌着してなされる。
【0009】
内外障子の引き違い閉鎖時は、風止めブロック本体の気密材が召合せ部下端面と押接しているので、この気密材の押接の効果として外からの風雨の侵入を阻止できる。
【0010】
また、気密材は弾性薄板状を呈しているので、障子の移動に際しても何等支障を来すことがない。
【0011】
更に、網戸用ブロックは、その弾性薄板状の気密材が網戸の下框と押接するので、網戸下框と下枠間を通る風雨を遮断し、当該網戸用ブロックがない場合に生じ得る網戸の振動を阻止できる。
【0012】
そして風止めブロックは、これを引っ張ることにより前記ウエブの孔から取外すことが可能である。
【0013】
【実施例】
以下、本発明を図面に示す実施例に基いて説明する。図1及び図2において、1は窓枠であり、2は窓枠1の上枠、3は下枠、4は左右縦枠を示す。前記窓枠1には、室内側Aから室外側Bにかけて順に内障子5、外障子6、網戸7が取付けられている。
【0014】
更に、前記上枠2には、内障子5用の上レール5a,外障子6用の上レール6a及び網戸7用の上レール7aが設けられ、前記下枠3には、内障子5用の下レール5b,外障子6用の下レール6b及び網戸7用の下レール7bが設けられており、これらのレール5a,5b,6a,6b,7a,7bに内障子5、外障子6、網戸7が嵌め込まれている。
【0015】
この実施例において、内外障子5,6を装着するには、まず、外障子6を、その下端を内外下レール5b,6b間に落とし込み、その上端を外上レール6aに呑み込ませ、次いでその下端を外下レール6bに載置して行う。内障子5の場合は、通常はいわゆるけんどん方式にて装着するが、下枠3の室内側端部が上方へ突出している場合は、前記外障子6と同様に装着することとなる。
【0016】
そして、前記窓枠1の下枠3には、簡易な構成で容易に水密性を付与できる水密装置を設けている。具体的には、内外の下レール5b,6b間の下枠ウエブ3aの下レール6b寄りに、図3に示すように、実施例の場合、孔3bを2箇所設けるとともに、前記ウエブ3aの上に風止めブロック11を載置し(図4参照)、この風止めブロック11を前記孔3bに嵌着するものである。また、前記ウエブ3aの下には、更に図5及び図6に示すように、網戸用ブロック21を装着している。
【0017】
風止めブロック11は、プラスチック製の風止めブロック本体12の上部に上方へ複数枚立設される弾性薄板状の気密材13,13を備え、この実施例では、気密材13,13の中間にモヘヤ14を配置している。この風止めブロック11は、内外障子5,6の閉鎖時に、これらの召合せ部下端面5c,6cに気密材13,13が押接する位置関係を備えて(図7参照)、前記下枠ウエブ3aに固定される。
【0018】
このように、内外障子5,6の引き違い閉鎖時は、風止めブロック本体12の気密材13,13が召合せ部下端面5c,6cと押接しているので、この気密材の押接の効果として、外からの風雨の侵入を阻止することができる。また、気密材13,13の中間にモヘヤ14を配置した場合は、永年の使用により気密材13,13の弾性力が劣化してしまうようなときでも、気密材13,13の中間に位置するモヘヤ14により、気密材13,13の傾倒が阻止され、更にモヘヤ14それ自体による水密効果を期待することができる。
【0019】
更に、図8乃至図10において、風止めブロック11は、風止めブロック本体12の下部に突起15を有しており、この突起15を前記下枠ウエブ3aの孔3bに嵌着することにより、該下枠ウエブ3aに固定されるものである。すなわち、風止めブロック11の固定は、基本的には、突起15を前記下枠ウエブ3aの孔3bに嵌着することによりなされる。この固定の確実化の観点からは、風止めブロック11は、好ましくは風止めブロック本体12の形状を、内外の下レール5b,6bと下枠ウエブ3aで形成される断面略U字形状に適合するものとし、また、下枠ウエブ3aの孔3b及びこれに嵌着する突起15を複数個設けるようにするとよい。
【0020】
前記網戸用ブロック21は、前述したように、ウエブ3aの下に装着される。具体的には、ウエブ3aと、網戸7用の下レール7bに至る下枠3の室外側の部分との間に装着される。
【0021】
網戸用ブロック21は、網戸用ブロック本体22の室外側に、室外側へ複数枚並設される弾性薄板状の気密材24を備えており、この気密材24が前記網戸7の下框と押接するように設けられている。このように、網戸用ブロック21は、その弾性薄板状の気密材24が網戸7の下框と押接するので、網戸下框と下枠間を通る風雨を遮断し、当該網戸用ブロックがない場合に生じ得る、網戸下框と下枠間を通る風雨に起因する網戸の振動を阻止することができるものである。
【0022】
更に、実施例では、網戸用ブロック21の固定を、より一層確実化する構造が設けられている。すなわち、網戸用ブロック21は、網戸用ブロック本体22の室内側に、前記風止めブロック11の前記突起15と係合する係合部23を備えている。この係合部23は、実施例の場合、前記突起15の直径よりも小さい寸法の溝部であって、この溝部により、風止めブロック11をウエブ3aに装着した際、該ウエブ3aより下方に突出する突起15を挟持するように構成されている。また、風止めブロック11は、その突起15が網戸用ブロック21の係合部23と係合することにより、当該風止めブロック11の固定がより一層確実になされることとなる。
【0023】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成され、風止めブロックは、下枠の内外レール間のウエブに形成された孔に当該ブロックが嵌着することにより、その固定が容易になされる。風止めブロックは、風止めブロック本体の上部に上方へ複数枚立設される弾性薄板状の気密材を備えており、そして内外障子の引き違い閉鎖時は、風止めブロック本体の気密材が召合せ部下端面と押接しているので、この気密材の押接の効果として外からの風雨の侵入を阻止できる。
【0024】
また、気密材は弾性薄板状を呈しているので、障子の移動に際しても何等支障を来すことがない。
【0025】
更に、網戸用ブロックは、その弾性薄板状の気密材が網戸の下框と押接するので、網戸下框と下枠間を通る風雨を遮断し、当該網戸用ブロックがない場合に生じ得る網戸の振動を阻止できる。
【0026】
そして風止めブロックは、これを引っ張ることにより前記ウエブの孔から容易に取外すことが可能である。
【0027】
更にまた、風止めブロックの下部に突起を設けるとともに、網戸用ブロックに前記風止めブロックの前記突起と係合する係合部を設けた場合は、当該風止めブロック並びに網戸用ブロックのそれぞれの固定がより一層確実になされるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した窓枠を示す縦断面図である。
【図2】同上の横断面図である。
【図3】孔の部分を示す下枠の平面図である。
【図4】下枠に風止めブロックを装着した状態を示す平面図である。
【図5】下枠に風止めブロックと網戸用ブロックを装着しようとする状態を示す斜視図である。
【図6】下枠に風止めブロックと網戸用ブロックを装着した状態を示す斜視図である。
【図7】障子召合せ部が風止めブロック上に位置する状態を示す平面図である。
【図8】風止めブロックと網戸用ブロックを係合させた状態を示す斜視図である。
【図9】風止めブロックと網戸用ブロックを係合させた状態を示す正面図である。
【図10】風止めブロックと網戸用ブロックを係合させた状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 窓枠
3 下枠
5b 内障子用の下レール
6b 外障子用の下レール
7b 網戸用の下レール
3a ウエブ
3b 孔
11 風止めブロック
12 風止めブロック本体
13 気密材
15 突起
21 網戸用ブロック
22 網戸用ブロック本体
23 係合部
24 気密材24
Claims (1)
- 室内側から順に内障子、外障子及び網戸を取付ける引き違いサッシにおいて、
下枠の外レールと内レールの間のウェブに孔を設けるとともに、前記ウェブの上に、下部に突起を有する風止めブロックを載置し且つ該風止めブロックの該突起を前記孔に嵌着し、更に、前記ウェブの下に、前記風止めブロックの前記突起と係合する係合部を有する網戸用ブロックを装着して構成され、
前記風止めブロックは、風止めブロック本体の上部に上方へ複数枚立設される弾性薄板状の気密材を備え、この気密材が前記内外障子の召合せ部下端面と押接し、
前記網戸用ブロックは、網戸用ブロック本体の室外側に室外側へ複数枚並設される弾性薄板状の気密材を備えて、この気密材が前記網戸の下框と押接することを特徴とするサッシ召合せ部の水密装置。
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JP19676294A JP3605858B2 (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | サッシ召合せ部の水密装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JPH0860949A JPH0860949A (ja) | 1996-03-05 |
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JP6039509B2 (ja) * | 2013-06-29 | 2016-12-07 | 三協立山株式会社 | サッシ |
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1994
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