JP3192594B2 - 駐車装置のトレー横行旋回装置 - Google Patents

駐車装置のトレー横行旋回装置

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JP3192594B2
JP3192594B2 JP20234296A JP20234296A JP3192594B2 JP 3192594 B2 JP3192594 B2 JP 3192594B2 JP 20234296 A JP20234296 A JP 20234296A JP 20234296 A JP20234296 A JP 20234296A JP 3192594 B2 JP3192594 B2 JP 3192594B2
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龍正 今村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種駐車装置にお
いて搬送台車などの平面移送手段またはリフトなどの昇
降移送手段に搭載し、自動車載置用のトレーの横行およ
び旋回に利用する駐車装置のトレー横行旋回装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図6に、従来の平面往復式駐車装置の構
成を示している。図6において、71はこの駐車装置に
おいて平面移送手段をなす搬送台車であり、72はその
搬送路である。73はそれぞれ搬送路72の両側に沿っ
て1列に配列された駐車区画であり、それぞれ自動車載
置用のトレー74が配置されている。76は自動車の入
出庫階に連絡するリフトである。
【0003】この種の駐車装置では、搬送台車にトレー
横行用のトレー移載装置80が搭載されている。ここで
は、図7に示すように、本願出願人が特公平7−337
34号公報において開示したトレー移載装置を例示して
いる。搬送台車71において、その幅方向の中心位置に
旋回中心を設定されて水平方向に旋回可能に配置され、
先端が駐車区画73側に所要寸法だけ突出した長さを有
する旋回アーム81と、旋回アーム81の先端に上方に
向けて突設された係合部材82と、旋回アーム81を旋
回駆動する旋回駆動装置として減速機付きの駆動モータ
83とを備え、旋回アーム81の旋回によりその先端の
係合部材82をトレー74下面の長手方向に沿って取り
付けられたアングル状のガイド部材75に係合、離脱さ
せて、搬送台車71と各駐車区画73との間でトレー7
4を横行するようになっている。
【0004】この平面往復式駐車装置において、自動車
の入出庫に際し、トレー移載装置80によりトレー74
が各駐車区画73から搬送台車71に受け渡しされ、搬
送台車71によりリフト76まで搬送されてリフト76
に載せ替えられる。反対に、トレー74がリフト76か
ら搬送台車71に載せ替えられ、搬送台車71により搬
送されてトレー移載装置80により各駐車区画73に受
け渡しされる。
【0005】なお、図8に示すように、出庫車は、地上
1階の自動車の乗込部77から自走により後退し、乗込
部77の前に設置されたターンテーブル78上に載せて
旋回され、自動車の後部が車庫方向に向けられて、その
まま前進で走行可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の駐車装置では、駐車区画に自動車を出し入れするた
めにトレー移載装置など、自動車の横行装置を必要と
し、自動車を前進で入庫し、前進で出庫できるように、
自動車の乗込部の外部または内部にターンテーブルを必
要とするため、全体として各種部材、部品が多く、構造
が複雑になっているという問題があった。また、乗込部
の外部にターンテーブルを設置する場合にあっては、そ
のターンテーブルの設置分だけスペースを確保する必要
があり、また乗込部から出庫車を一旦バックによりター
ンテーブル上に載せなければならないから自動車の出庫
に円滑性を欠くという問題点があった。
【0007】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、自動車を載せたトレーを駐車区画と自動
車の乗込部との間で移送する移送手段上でトレーの横行
と旋回とを行い得るようにして、自動車の乗込部内外に
ターンテーブルの設置を不要とすることにより、部品点
数を削減するとともに乗込階のスペースを縮小し、全体
として大幅なコストダウンを図ることのできる駐車装置
のトレー横行旋回装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、搬送台車などの平面移送手段上またはエ
レベータなどの昇降移送手段上に1つの旋回アームでト
レーの横行と旋回とを行い得る装置を搭載し、出庫に際
して、自動車を横行により駐車区画から移送手段に載せ
替えるとともに、移送手段上で自動車を旋回してその向
きを変えるようにした。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の駐車装
置のトレー横行旋回装置は、自動車を平面移送または昇
降移送する移送手段と、その移送手段上に設けられ、自
動車載置用のトレーを支持する矩形状の台車枠と、台車
枠の中心に旋回中心が設定され、水平方向に旋回して先
端部が駐車区画側に所定寸法だけ突出した長さを有する
旋回アームと、台車枠に取り付けられ、旋回アームを旋
回させる旋回駆動手段と、旋回アームの先端側に上下両
方向に向けて突出する上部係合部材と下部係合部材から
なる係合部材と、トレー下部に設けられ、前記上部係合
部材と係合し、トレーを横行案内する横行用ガイド部材
と、トレーを台車枠の上方に持ち上げて旋回するトレー
旋回枠と、トレー旋回枠に設けられ、前記下部係合部材
が嵌入する係合穴と、前記係合部材の係合を横行用ガイ
ド部材と係合穴との間で切り替えるためトレー旋回枠を
上下動させる台車側に設けられたリフタとによって構成
され、一つの旋回アームおよび旋回駆動手段によってト
レーの横行と旋回とを行うようにした。
【0010】上記構成から、まず、旋回駆動手段の作動
により、旋回アームが旋回されて、その先端の上部係合
部材が駐車区画のトレーに対しその下面のガイド部材に
係合する。続く旋回アームの旋回により、トレーを移送
手段上に引き込む。トレーが移送手段上に完全に乗った
ところで、今度はリフタの作動により、トレー旋回枠が
上昇し、トレーがトレー旋回枠上に支持されて台車枠の
上方に持ち上げられる。これに伴い、トレー下面のガイ
ド部材から旋回アーム先端側の上部係合部材が離脱され
る一方、トレー旋回枠の係合穴に下部係合部材が嵌入
し、両者が係合する。そして、旋回駆動手段の作動によ
り、旋回アームを旋回すると、トレーを載せたトレー旋
回枠が台車枠の上方で旋回され、自動車の前後方向を反
転する。
【0011】したがって、移送手段上において簡単な構
造により、自動車の横行と、自動車の前後方向の反転と
を併せて行うことができる。
【0012】本発明の請求項2に記載の駐車装置のトレ
ー横行旋回装置は、請求項1の構成において、係合部材
の上部係合部材および下部係合部材を、旋回アームの先
端に挿通固定された支軸と、この支軸の上下部に回転可
能に取り付けられたローラとにより構成している。
【0013】本発明の請求項3に記載の駐車装置のトレ
ー横行旋回装置は、請求項1、2の各構成において、ト
レー旋回枠をリフタ上において、トレー旋回枠またはリ
フタのいずれか一方に円形に配列されて固定されたガイ
ド片と、いずれか他方に固定された円形のガイドレール
との案内により旋回するようにしている。
【0014】本発明の請求項4に記載の駐車装置のトレ
ー横行旋回装置は、請求項1、2、3の各構成におい
て、リフタを、パンタグラフと、その駆動装置とにより
構成している。
【0015】
【実施例】図1に本発明の一実施例の構成を示してい
る。なおここで、駐車装置は、地下式の平面往復式駐車
装置として例示してある。
【0016】図1において、1は地下各駐車階層の駐車
空間であり、その平面上に搬送路2が設定されて、この
搬送路2上に平面移送手段として自走式の搬送台車3が
往復走行可能に配置されている。4は搬送台車3に搭載
したトレー横行旋回装置である。5は搬送路2の両側に
沿って1列に配列された駐車区画であり、それぞれ一対
の横行レール501が設置されている。この一対の横行
レール501上に自動車載置用のトレー6が、図3に示
すように、その下面に軸支された車輪601を介して配
置されている。7は図示されない自動車の入出庫階の乗
込部と各駐車階層とを連絡する昇降路であり、ここでは
搬送路2の中央部において駐車区画5に対応する位置に
設定されている。8は昇降路7に設置したリフトであ
る。
【0017】搬送路2上にはその両側に沿って、搬送台
車3用の一対のレール201が敷設されている。このレ
ール201には図示されない搬送台車3用の給電部が配
置されている。
【0018】搬送台車3は、図2に示すように、全体が
トレー6を支持可能な台車枠301からなり、その長手
方向両側に幅方向に向けて一対の横行レール302が配
設されている。また、台車枠301の幅方向両側の前後
にそれぞれ車輪303が2個ずつ軸支され、全体として
片側4輪ずつ合計8輪の車輪構成になっている。304
はその駆動モータであり、搬送台車3に配設された図示
されない集電部と一対のレール201の給電部との接続
により給電されて作動する。
【0019】この搬送台車3において、トレー横行旋回
装置4の構成上、旋回アーム401と、係合部材402
と、旋回アーム401の旋回駆動装置403と、トレー
旋回枠404と、そのガイド部材405およびリフタ4
06とを備える。
【0020】旋回アーム401は、図2に示すように、
その旋回中心軸を台車枠301の中心に設定されて、水
平方向に旋回可能に配置されている。また、その先端が
自動車の駐車区画5側に所定寸法だけ突出した長さを有
している。旋回アーム401先端の係合部材402は、
上方に向けて突出する上部係合部材402Uと、下方に
向けて突出する下部係合部材402Dとからなり、図3
に示すように、旋回アーム401先端に挿通固定された
支軸402sとその上下部に回転可能に取り付けられた
ローラ402rとから構成されている。旋回駆動装置4
03においてはACサーボモータを用いている。
【0021】トレー旋回枠404は、図2、図3に示す
ように、全体が長方形の枠状に構成され、その四隅にそ
れぞれ上方に向けて突出されたロケットピン404p
と、その長手方向の所定位置に固定され、下部係合部材
402Dに係合可能な係合部404Jとを備える。ここ
で、係合部404Jは係合部材402Dのローラ402
rが挿入可能な穴404hを有し、その固定位置は、ト
レー6を駐車区画5から搬送台車3上に完全に載せ替え
るために必要な旋回アーム401の旋回停止位置(図2
中、Sで示す。)において下部係合部材402D直下の
位置に設定されている。なお、トレー6は搬送路2両側
の各駐車区画5から引き出されることから、この係合部
404Jは対称的に2箇所設けてある。
【0022】ガイド部材405は、複数のガイド片40
5Gと、円形のガイドレール405Rとを備える。各ガ
イド片405Gはベアリングを内蔵した断面がほぼ逆凹
状の部材であり、トレー旋回枠404の中心に対して円
形に配列されて取り付けられている。円形のガイドレー
ル405Rは断面がほぼ凸状のレール部材であり、リフ
タ406の後述する上部テーブル406t上に設置され
ている。両者の連結により、トレー旋回枠404はリフ
タ406上において旋回アーム401の旋回中心軸上を
回転中心として水平方向に旋回可能な構造になってい
る。
【0023】リフタ406は、図3に示すように、パン
タグラフ406pおよびその駆動装置(例えばシリンダ
あるいは油圧モートル)406cとを備え、パンタグラ
フ406p上部にテーブル406tを固定されている。
このテーブル406t上に前述した円形のガイドレール
405Rを配設している。駆動装置406cの作動によ
りパンタグラフ406pを伸縮駆動し、トレー旋回枠4
04を台車枠301のトレー支持レベル(図3中、L1
で示す。)に対し、同位置(または低位置)と高位置L
2との間で昇降する。
【0024】また、各トレー6の下面には、図2、図3
に示すように、搬送路2に近接する内側の長辺にアング
ル状のガイド部材602を備え、トレー横行旋回装置4
において旋回アーム401の上部係合部材402Uに係
合可能になっている。さらに、各トレー6下面には、図
3に示すように、トレー旋回枠404の四隅に突出する
ロケットピン404pが嵌合可能な受け部603を有す
る。これらガイド部材602やロケットピン404pも
また、トレー横行旋回装置4の構成部品になっている。
【0025】なお、図1においてリフト8はトレー6を
4点で支持可能な爪状の支持部材801を有する一対の
昇降部材802を備え、昇降路7において、搬送台車3
の前後を一対の昇降部材802が通り抜けることにより
リフト8と搬送台車3との間でトレー6の受け渡しを行
うようになっている。
【0026】次に上記駐車装置の入庫動作に伴うトレー
横行旋回装置4の動作について図1、図2を用いて説明
する。なお、ここでは、図示されない自動車の乗込部に
おいて自動車を載せたトレー6が既にリフト8から搬送
台車3に載せ替えられているものとする。リフト8から
搬送台車3へトレー6を載せ替えた時点で、旋回アーム
401先端の上部係合部材402Uがトレー6下面のガ
イド部材602に係合され、これによりトレー6がロッ
ク状態になっている。この状態において旋回アーム40
1の旋回停止位置は、図2中、2点鎖線で示すとおりで
ある。トレー6上において自動車の向きは乗込部に乗り
入れたときのままである。
【0027】図1において、まず、搬送台車3が台車枠
301の一対の横行レール302上に入庫車を載せたト
レー6を支持して走行され、入庫先の駐車区画5の前で
走行を停止される。続いて、旋回駆動装置(ACサーボ
モータ)403の作動により、図2に示すように、2点
鎖線で示す旋回アーム401が矢印P方向に旋回して、
トレー6を搬送台車3から入庫先の駐車区画5へ送り出
していく。トレー6は、その前後両側の各車輪601が
搬送台車3の一対の横行レール302上から駐車区画5
の一対の横行レール501上へ移動することにより、横
行していく。旋回アーム401の旋回とともに、上部係
合部材402Uのローラ402rがガイド部材602上
を終端近くに達すると、今度はガイド部材602上を戻
る方向に移動していき、旋回アーム401がトレー6を
引き続き横行し、旋回アーム401が駐車区画5の長手
方向に対して直角の向きまで旋回したところでトレー6
が駐車区画5上に完全に移し替えられる。同時に旋回ア
ーム401先端の上部係合部材402Uがガイド部材6
02から外れて、搬送台車3の長手方向と平行な待機ポ
ジションBまで旋回したところで停止される。このよう
にして駐車区画5に入庫車が入庫したときと同じ向きの
ままで格納される。
【0028】次に上記駐車装置の出庫動作に伴うトレー
横行旋回装置4の動作について図1から図5を用いて説
明する。
【0029】図1において、まず、搬送台車3が出庫車
を格納中の駐車区画5の前まで走行し、停止される。続
いて、旋回駆動装置(ACサーボモータ)403の作動
により、図2に示すように、旋回アーム401が搬送台
車3の長手方向と平行な待機ポジションBから矢印D方
向へ、駐車区画5に向けて旋回され、駐車区画5の長手
方向に対して直角の位置まで旋回したところで、旋回ア
ーム401先端の上部係合部材402Uがトレー6下面
のガイド部材602にその一端から挿入される。続く旋
回アーム401の旋回動作により、図3に示すように、
上部係合部材402Uのローラ402rがガイド部材6
02内を摺動しながらトレー6を搬送台車3上に引き出
す。トレー6は、その前後両側の車輪601が駐車区画
5の一対の横行レール501から搬送台車3の一対の横
行レール302へ移動することにより、横行していく。
旋回アーム401の旋回とともに上部係合部材402U
のローラ402rがガイド部材602上を終端近くに達
すると、今度はガイド部材602上を戻る方向に移動を
始め、旋回アーム401がトレー6を引き続き横行し、
図2に示すように、所定の角度まで旋回したところ、す
なわち旋回停止位置Sで停止され、トレー6が搬送台車
3上に完全に載せ替えられる。
【0030】次いで、図3、図4においてリフタ406
の駆動装置(シリンダあるいは油圧モートル)406c
の作動により、パンタグラフ406pが上方に向けて伸
長していき、その上部のトレー旋回枠404を上昇す
る。トレー旋回枠404が、図4に示すように、台車枠
301のトレー支持レベルL1に対し、同位置から上昇
してその四隅の各ロケットピン404pがトレー6下面
の各受け部603に係合するとともに、トレー6がトレ
ー旋回枠404上に支持されて、台車枠301のトレー
支持レベルL1に対して高位置L2まで上昇される。こ
のトレー6の上昇により、トレー6下面のガイド部材6
02から旋回アーム401先端の上部係合部材402U
が抜け外れる一方、下部係合部材402Dが上昇変位し
たトレー旋回枠404の係合部404Jの穴404hに
挿入し、両者が係合する。このようにしてトレー6がト
レー旋回枠404上に支持されて台車枠301の上方に
持ち上げられる。
【0031】次いで、旋回駆動装置(ACサーボモー
タ)403の作動により、旋回アーム401が旋回し、
旋回アーム401に結合されたトレー旋回枠404がリ
フタ406上でガイド部材405の案内により回転して
いく。すなわち、図5に示すように、トレー旋回枠40
4上に載せた自動車が旋回され、旋回アーム401が1
80度旋回したところで、旋回駆動装置403の作動が
停止される。これにより、自動車の前後の向きが反転さ
れる。
【0032】次いで、リフタ406の作動により、パン
タグラフ406pが収縮されて、トレー旋回枠404が
元の位置まで下降され、トレー6が搬送台車3の台車枠
301上に降ろされる。この下降により、旋回アーム4
01先端の下部係合部材402Dからトレー旋回枠40
4の係合部404Jが離脱する一方、上部係合部材40
2Uが下降変位したトレー6のガイド部材602に挿入
され、両者が係合する。
【0033】そして、搬送台車3が走行を開始し、リフ
ト8に向けて自動車を搬送する。自動車の向きが入庫の
ときとは反対方向に反転されているから、リフト8によ
り自動車の乗込部に到達したときには自動車の前部が出
庫口に向けられている。したがって、自動車の乗込部に
おいて出庫車を自走により前進出庫する。
【0034】このように上記実施例によれば、搬送台車
3において、旋回駆動装置403に軸支された旋回アー
ム401の先端に上方に向けて突出する上部係合部材4
02Uおよび下方に向けて突出する下部係合部材402
Dを設け、搬送台車3の台車枠301上にトレー旋回枠
404をリフタ406とガイド部材405とにより昇
降、旋回可能に配置して、旋回アーム401の旋回によ
り、上部係合部材402Uをトレー6下面のガイド部材
602に係合させることに加え、搬送台車3上に載せた
トレー6をトレー旋回枠404の上昇により台車枠30
1から持ち上げて、トレー6のガイド部材602から上
部係合部材402Uを離脱する一方、トレー旋回枠40
4と下部係合部材402Dとを係合するようにしている
ので、1つの旋回アーム401およびその旋回駆動装置
403によりトレー6の横行動作と旋回動作とを併せて
行うことができる。
【0035】また、各係合部材402U、402D共に
ローラ402rを用いているので、上部係合部材402
Uにあってはトレー6下面のガイド部材602に対し、
下部係合部材402Dにあってはトレー旋回枠404の
係合部404Jに対しそれぞれ、簡単な構造で、円滑か
つ確実な係合を実現することができる。
【0036】また、トレー旋回枠404に円形に配列さ
れて固定された複数のベアリング内蔵のガイド片405
Gと、リフタ406上部のテーブル406tに固定され
た円形のガイドレール405Rとによりトレー旋回枠4
04の旋回を案内するようにしているので、簡単な構造
で、トレー6の旋回を確実に行うことができる。
【0037】また、リフタ405にパンタグラフ406
pとその駆動装置406cとを用いて、トレー旋回枠4
04を昇降するようにしているので、搬送台車3上に簡
単な構造でコンパクトに搭載し、トレー旋回枠404を
確実に昇降することができる。
【0038】なお、上記実施例において、トレー6の向
きや自動車の向きは自動車の乗込部あるいは駐車区画な
どに配置された各種センサにより確認され、この確認に
よってトレー横行旋回装置4が制御されている。センサ
の一形態として、搬送台車3にリミットスイッチを備
え、トレー6にストライカを備え、トレー6の旋回動作
後、トレー6を搬送台車3上に降ろすときにストライカ
でリミットスイッチを叩くような構造を用いることがで
きる。
【0039】また、上記実施例においては、駐車装置を
平面往復式の駐車装置として例示しているが、エレベー
タ式の駐車装置にも同様に適用することができる。この
場合、リフトに備えられた昇降枠にトレー横行旋回装置
4を搭載することにより、リフトと各駐車区画との間で
同様な動作を行い、同様な効果を実現することができ
る。その他、箱型循環式、多層円形循環式など各駐車装
置にも同様に適用することができ、同様な作用効果を得
ることができる。
【0040】
【発明の効果】本発明は上記実施例から明らかなよう
に、搬送台車などの平面移送手段またはエレベータなど
の昇降移送手段において1台の旋回アームとその駆動装
置でトレーの横行と旋回とを行い得るようにしているの
で、自動車の出庫に際し、駐車区画から移送手段に載せ
替えた自動車の向きを移送手段上で変更することがで
き、したがって自動車の乗込部内外にターンテーブルの
設置を不要とし、ターンテーブルを不要にした分だけ、
部品点数を削減するとともに乗込階のスペースを縮小す
ることができ、駐車装置全体として大幅なコストダウン
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における駐車装置およびトレ
ー横行旋回装置の平面図
【図2】同駐車装置の搬送台車およびトレー横行旋回装
置においてトレー横行動作中の拡大平面図
【図3】同駐車装置の搬送台車およびトレー横行旋回装
置においてトレー横行動作中の拡大側面図
【図4】同駐車装置の搬送台車およびトレー横行旋回装
置においてトレー上昇中の拡大側面図
【図5】同駐車装置の搬送台車およびトレー横行旋回装
置においてトレー旋回動作中の拡大平面図
【図6】従来の駐車装置およびそのトレー移載装置の平
面図
【図7】同トレー移載装置の拡大平面図
【図8】同駐車装置に備えた自動車の乗込部およびター
ンテーブルを示す平面図
【符号の説明】
1 駐車空間 2 搬送路 201 搬送台車用の一対のレール 3 搬送台車 301 台車枠 302 一対の横行レール 303 車輪 304 駆動モータ 4 トレー横行旋回装置 401 旋回アーム 402U 上部係合部材 402D 下部係合部材 402S 支軸 402r ローラ 403 旋回駆動装置(ACサーボモータ) 404 トレー旋回枠 404p ロケットピン 404J 係合部 404h 穴 405 ガイド部材 405G ガイド片 405R ガイドレール 406 リフタ 406t テーブル 406p パンタグラフ 406c 駆動装置(シリンダあるいは油圧モートル) 5 駐車区画 501 一対の横行レール 6 自動車載置用のトレー 601 車輪 602 ガイド部材(横行用ガイド部材) 603 受け部 7 昇降路 8 リフト 801 支持部材 802 一対の昇降部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 6/22 E04H 6/14 601 E04H 6/18 609

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車を平面移送または昇降移送する移
    送手段と、 その移送手段上に設けられ、自動車載置用のトレーを支
    持する矩形状の台車枠と、 台車枠の中心に旋回中心が設定され、水平方向に旋回し
    て先端部が駐車区画側に所定寸法だけ突出した長さを有
    する旋回アームと、 台車枠に取り付けられ、旋回アームを旋回させる旋回駆
    動手段と、 旋回アームの先端側に上下両方向に向けて突出する上部
    係合部材と下部係合部材からなる係合部材と、 トレー下部に設けられ、前記上部係合部材と係合し、ト
    レーを横行案内する横行用ガイド部材と、 トレーを台車枠の上方に持ち上げて旋回するトレー旋回
    枠と、 トレー旋回枠に設けられ、前記下部係合部材が嵌入する
    係合穴と、 前記係合部材の係合を横行用ガイド部材と係合穴との間
    で切り替えるためトレー旋回枠を上下動させる台車側に
    設けられたリフタとによって構成され、 一つの旋回アームおよび旋回駆動手段によってトレーの
    横行と旋回とを行うことを特徴とする駐車装置のトレー
    横行旋回装置。
  2. 【請求項2】 係合部材の上部係合部材および下部係合
    部材は、旋回アームの先端に挿通固定された支軸と、こ
    の支軸の上下部に回転可能に取り付けられたローラとか
    らなる請求項1記載の駐車装置のトレー横行旋回装置。
  3. 【請求項3】 トレー旋回枠はリフタ上において、トレ
    ー旋回枠またはリフタのいずれか一方に円形に配列され
    て固定されたガイド片と、いずれか他方に固定された円
    形のガイドレールとの案内により旋回される請求項1ま
    たは2に記載の駐車装置のトレー横行旋回装置。
  4. 【請求項4】 リフタは、パンタグラフと、その駆動装
    置とにより構成されている請求項1から3のいずれかに
    記載の駐車装置のトレー横行旋回装置。
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