JP3192192B2 - モジュラジャック - Google Patents

モジュラジャック

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JP3192192B2
JP3192192B2 JP3686192A JP3686192A JP3192192B2 JP 3192192 B2 JP3192192 B2 JP 3192192B2 JP 3686192 A JP3686192 A JP 3686192A JP 3686192 A JP3686192 A JP 3686192A JP 3192192 B2 JP3192192 B2 JP 3192192B2
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勝則 北川
正明 中村
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/514Bases; Cases composed as a modular blocks or assembly, i.e. composed of co-operating parts provided with contact members or holding contact members between them
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R24/00Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure
    • H01R24/60Contacts spaced along planar side wall transverse to longitudinal axis of engagement
    • H01R24/62Sliding engagements with one side only, e.g. modular jack coupling devices

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  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、取付面に取着されるハ
ウジングの内部に、モジュラプラグの接触子に接触する
複数本の接触ばねを備えたモジュラインサートを収納し
たモジュラジャックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に提供されているモジュラジャック
では、1つのモジュラプラグを接続するために1つのハ
ウジングを必要とするのが普通である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、モジュラジ
ャックは、電話用ばかりでなくISDNやホームオート
メーションなどにも用いられており、1箇所で複数個の
モジュラプラグを接続することが必要になる場合もあ
る。しかしながら、従来のモジュラジャックでは1つの
モジュラプラグを接続するために1つのハウジングを必
要としていたから、複数個のモジュラプラグを接続する
には必要とするモジュラプラグの数だけハウジングを取
付施工することが必要であり、施工に手間がかかるとい
う問題がある。
【0004】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、1つのハウジングに2個のモジュラプラグを
接続することができるようにして、1箇所で複数のモジ
ュラプラグを接続することが必要な場合でも取付施工が
容易になるようにしたモジュラジャックを提供しようと
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記目的を達成するために、モジュラプラグが挿入される
プラグ挿入口が周面に開口するハウジングと、ハウジン
グの定位置に固定されプラグ挿入口より挿入されたモジ
ュラプラグの接触子に接触する複数本の接触ばねを有す
るモジュラインサートとを備え、ハウジングは、取付面
に裏面を当接させた形で取付手段によって施工面に取着
されるボディと、ボディの前面を覆うようにボディに着
脱自在に結合されるカバーと、ボディの裏面に取り付け
られる裏カバーとにより形成され、ボディに2個のモジ
ュラインサートが並列して取着され、ボディの裏面側に
おいて裏カバーに覆われる部位にモジュラインサートが
収納されるとともにそれぞれ端子枠と鎖錠ばねとからな
る複数個の端子が収納されているのである。
【0006】請求項2の発明では、取付手段を、ボディ
の裏面側に取着された磁石としている。請求項3の発明
では、カバーは裏面側が開口する直方体状に形成され、
開口を囲む周壁の一面がモジュラプラグの挿入面とさ
れ、他の3つの周壁の要所にはハウジング内に導入され
る外部電線の径に合わせて切除することができるノック
アウト用の薄肉部が形成され、ボディにおけるカバーの
薄肉部の近傍には、薄肉部を切除して形成される開口部
に挿通される外部電線にハウジングの外部から作用する
張力がハウジング内における外部電線の端部に及ぶのを
阻止する張力除去部材を設けている。
【0007】請求項4の発明では、ボディは1個のモジ
ュラインサートを保持した単位寸法のベースがそれぞれ
装着される2個のスロットを並列に備え、ベースの側面
とスロットの周部とには凹凸係合する係合部が形成され
ている。請求項5の発明では、ボディはプラグ挿入口が
開口する案内筒を備え、カバーは裏面側が開口する直方
体状に形成されるとともに開口を囲む周壁の一面に案内
筒の外周面に沿う形の切欠が形成され、カバーの切欠の
周縁の一所にはプラグ挿入口に連続してカバーの底壁に
跨がる切欠溝が形成され、切欠溝の幅寸法は使用する最
大幅のモジュラプラグに対応するプラグ挿入口の幅寸法
に合致するように設定されていて、使用する最大幅以外
のモジュラプラグに対応するプラグ挿入口における切欠
溝の近傍部位にはプラグ挿入口の幅寸法と切欠溝の幅寸
法との間で幅寸法を連続的に変化させる面取り部が形成
されている。
【0008】
【作用】請求項1の構成によれば、ハウジングに2個の
モジュラインサートを並列して取着しているので、1個
のハウジングを取付施工すれば1箇所で2個のモジュラ
プラグを接続することができるのであって、複数のモジ
ュラプラグを1箇所で接続することが必要な場合の取付
施工が容易になるのである。
【0009】請求項2の構成によれば、取付手段を磁石
としているので、スチール製の机などにハウジングを簡
単に取り付けることができるのであって、ISDN用の
機器やLANに接続する端末装置などを机上に設置して
いるときに、モジュラジャックを机に対して簡単に固定
することができる。請求項3の構成によれば、カバーの
3面に外部電線に合わせて切除することができる薄肉部
を形成し、ボディにおけるカバーの薄肉部の近傍に張力
除去部材を設けているので、外部電線の導入方向の選択
の自由度が大きくなり、施工現場の形状に合わせて外部
電線を配線することができるのである。また、外部電線
は薄肉部を切除して形成した開口部に通すので、外部電
線を通さない部位には開口部が形成されないのであっ
て、外部電線の導入方向の選択の自由度を大きくとりな
がらも美麗な外観に施工することができるのである。さ
らに、各薄肉部の近傍には張力除去部材を配設している
ので、外部電線にハウジングの外部から作用する張力が
モジュラインサートとの接続部に作用するのを防止する
ことができるのであって、外部電線とモジュラインーサ
ートとの接続部が外れて接触不良が生じることがないの
である。
【0010】請求項4の構成によれば、1個のモジュラ
インサートを保持した単位寸法のベースがそれぞれ装着
される2個のスロットをボディに並列に設けているので
あって、ベースの側面とスロットの周部とを凹凸係合さ
せるので、従来より提供されているモジュラジャックの
ボディをベースとして用いるようにスロットを形成して
おけば、従来の器具を流用することができるのである。
【0011】請求項5の構成は、プラグ挿入口が開口す
る案内筒を囲むようにカバーに形成された切欠の一所
に、プラグ挿入口に連続してカバーの底壁に跨がる切欠
溝を形成し、切欠溝の幅寸法を使用する最大幅のモジュ
ラプラグに対応するプラグ挿入口の幅寸法に合致するよ
うに設定し、使用する最大幅以外のモジュラプラグに対
応するプラグ挿入口における切欠溝の近傍部位にはプラ
グ挿入口の幅寸法と切欠溝の幅寸法との間で幅寸法を連
続的に変化させる面取り部を形成しているものであっ
て、たとえば、切欠溝の幅寸法を8極8心のモジュラプ
ラグに対応するプラグ挿入口の幅寸法に合わせて設定し
ておき、6極6心のモジュラプラグに対応するプラグ挿
入口をボディに設けているとすれば、プラグ挿入口の幅
寸法は切欠溝の幅寸法よりも小さくなるが、面取り部を
設けていることによって、プラグ挿入口と切欠溝との幅
寸法を連続させることができるのであって、幅寸法の差
による段差が生じないのである。その結果、各種モジュ
ラプラグの組み合わせに対してカバーを共用することが
でき、部品の在庫管理が容易になる。
【0012】
【実施例】
(実施例1)図1に示すように、ハウジング1は、壁面
等の取付面の表面に当接した形で取着されるボディ10
と、ボディ10の前面を覆う形でボディ10に着脱自在
に被嵌されるカバー30と、ボディ10の裏面に取り付
けられる2枚の裏カバー40とにより構成される。
【0013】ボディ10は、図2に示すように、矩形状
の外周縁の略全周に亙って裏面側に突出する周壁を有
し、周壁における一面には外部電線をハウジング1に引
き込む際に切除されるノックアウト用の薄肉部12が3
箇所に形成される。各薄肉部12は径が2段階に設定さ
れ、挿通される外部電線の径に応じて大小いずれかの薄
肉部12を切除すればよいようになっている。したがっ
て、外部電線の径に応じた必要な大きさの開口部を形成
すればよいのであって、必要以上に開口部が形成される
ことによる外観の低下を防止している。
【0014】各薄肉部12の近傍にはボディ10の表裏
に貫通する電線挿通孔13がそれぞれ開口し、薄肉部1
2から導入された電線は電線挿通孔13を通ってボディ
10の表面側に引き出されるようになっている。各裏カ
バー40は、ボディ10の裏面であって電線挿通孔13
とは異なる部位を覆うようにボディ10に係合する。各
裏カバー40によって覆われる部位はそれぞれ仕切壁1
4によって中央の区画と左右の区画とに分割される。中
央の区画はモジュラインサート40を収納する主収納室
15であって、主収納室15の両側に設けた各区画はそ
れぞれ4つずつの小区画に分割されて各小区画が端子収
納室16になる。すなわち、端子収納室16は各裏カバ
ー40に対応して8個ずつ設けられる。主収納室15と
端子収納室16とを仕切る仕切壁14には合計6本の結
合ピン17が一体に立設され、裏カバー40に形成され
た結合穴41に結合ピン17が挿通されることによっ
て、裏カバー40がボディ10に結合されるようになっ
ている。裏カバー40の結合後には結合ピン17を熱で
塑性変形させることによって裏カバー40をボディ10
に固着する。
【0015】主収納室15の一部にはモジュラインサー
ト50に設けたプラグ接続部51(図8参照)を挿入す
る挿通孔18が開口し、挿通孔18に対応する部位であ
ってボディ10の前面側には、挿通孔18を通してボデ
ィ10の表面側に突出するプラグ接続部51を囲む案内
筒21が突設される。また、端子収納室16に対応する
部位であってボディ10の前面側には、端子収納室16
に納装された端子60を囲む端子収納台22が突設され
る。さらに、一方の裏カバー40に覆われる主収納室1
5の中には、ボディ10とモジュラインサート50との
間に必要に応じて配置される終端抵抗の両端を保持する
2組の取付台19が突設される。
【0016】カバー30は、図1に示すように、矩形状
の外周縁の略全周に亙って裏面側に突出する周壁を有し
た直方体状であって、周壁のうちの1つの面には案内筒
21に対応する部位で案内筒21の外周面に沿う形の切
欠31が形成される。この切欠31の開口面は、案内筒
21に開口してモジュラプラグが挿入されるプラグ挿入
口25と略面一になる。また、他の3面には外部電線を
導入する際に切除されるノックアウト部としての薄肉部
32が形成される。薄肉部32はボディ10の薄肉部1
2と同様に径が2段階に設定されており、導入する外部
電線の径に応じて大小いずれかの部分を切除すればよい
ようになっている。ここに、薄肉部32は左右の側面に
1箇所ずつ設けられ、残りの面に3箇所設けられてい
る。したがって、モジュラプラグが挿入される方向以外
であれば、どの方向からも外部電線を導入することがで
き、施工時において外部電線を自由に配線できることに
なる。外部電線のハウジング1の中への導入の際に、ボ
ディ10の薄肉部12を切除するかカバー30の薄肉部
32を切除するかは、必要に応じて選択することがで
き、この意味においても施工性の自由度が高いものにな
る。
【0017】図3に示すように、ボディ10の前面の四
隅には突片23が立設され、各突片23には外向きに係
合爪24が突設されている。一方、カバー30において
突片23に対向する周壁の内周面には図1に示すよう
に、突リブ33が突設され、突リブ33において係合爪
24との対向部位には係合凹所34が形成されている。
したがって、ボディ10にカバー30を被嵌し、係合爪
24と係合凹所34とを凹凸係合させることによって、
ボディ10とカバー20とが着脱自在に結合される。
【0018】ところで、カバー30の各薄肉部32の近
傍において、ボディ10の前面にはそれぞれ張力除去部
材が設けられる。すなわち、3個の薄肉部32が形成さ
れた一面の近傍にはボディ10の前面に等間隔で4本の
ボス3が立設され(図3参照)、隣合う一対のボス3の
間に張力除去部材としての張力止め金具4が架設され
る。張力止め金具4の両端はボス3に対して固定ねじ5
によって固定される。したがって、外部電線が導入され
る薄肉部32の位置に対応した一対のボス3の間に張力
止め金具4を架設し、ボディ10と張力止め金具4との
間に外部電線を挟持すれば、外部電線に対してハウジン
グ1の外部から作用する張力が外部電線のハウジング1
の中の端部に及ぶことが防止されるのである。張力止め
金具4の位置は電線挿通孔13にも対応しており、電線
挿通孔13を通る外部電線をボディ10と張力止め金具
4との間に挟持することも可能である。また、残りの薄
肉部32は突片23と端子収納台22との間に対応する
部位に形成されており、ボス3、端子収納台22、突片
23には、それぞれ張力除去部材としての張力止めリブ
6が突設されている。張力止めリブ6は、カバー30の
周壁に直交する方向において異なる位置に形成されてお
り、カバー30の周壁に沿う方向における張力止めリブ
6の間隔は外部電線の径よりも小さく設定されている。
したがって、薄肉部32を切除して形成した開口部を通
してハウジング1の中に導入される外部電線は、張力止
めリブ6の間で挟持されることになり、外部電線に作用
する張力の影響を除去できるようになっている。
【0019】モジュラインサート50は、図8に示すよ
うに、モジュラプラグの接触子に対して弾接する8本の
接触ばね59(図5参照)を備えたプラグ接続部51
と、平板状に形成されて主収納室15に収納される電線
接続部52とを備えているのであって、合成樹脂よりな
る基台53に対して導電部材をインサート成形すること
によって形成されている。電線接続部52の両側面に
は、各接触ばねにそれぞれ電気的に接続された略L形の
8個のリード板54が突設されている。各リード板54
には先端縁に臨んで開放された圧接スリット55が形成
されている。また、電線接続部52の各側縁にはリード
板54と同形状の抵抗用リード板56が2本ずつ設けら
れている。抵抗用リード板56は略L形に形成され、先
端縁に臨んで開放された圧接スリット57を備えてい
る。ここに、モジュラインサート50としては、8極8
心のものを示しているが、6極6心のものを用いてもよ
く、また両者を組み合わせて用いることもできる。すな
わち、モジュラインサート50は、極数心数が異なって
いても他の寸法は等しく設定される。
【0020】端子60は、略コ形に形成された端子枠6
1の中に板ばねよりなる一対の鎖錠ばね62を配設した
周知の速結端子であって、鎖錠ばね62は端子枠61と
鎖錠ばね61との間に挿入された電線に食い込んで抜け
止めをする鎖錠片と、電線に弾接する接触片とを備えて
いる(図6参照)。端子枠61の中央片には、一方の脚
片に直交する形で接続片63が突設されており、接続片
63の先端部は、主収納室15と端子収納室16との間
の仕切リブ14に形成された案内溝14a(図2参照)
を通して主収納室15に導入される。すなわち、接続片
63の先端部が、モジュラインサート50に設けたリー
ド板54の圧接スリット55に導入されることによっ
て、モジュラインサート50の接触ばねと端子60とが
電気的に接続されるのである。端子60を囲む端子収納
台22の先端面には、図3に示すように、電線を端子枠
61と鎖錠ばね62との間に導入するための電線挿入孔
26が、各端子60に対して一対ずつ形成されている。
また、端子収納台22の周壁の一部には、電線挿入孔2
6の近傍部位を端子収納台22の内側に押し込むことが
できる解除片27が一体に形成されている。端子枠61
と鎖錠ばね62との間に電線を挟持した状態において、
解除片27を端子収納台22の内側に押し込むことによ
って、解錠片27の一部で鎖錠ばね62を撓ませて電線
との係合状態を解除し、電線挿入孔26から電線を容易
に抜くことができるようにするのである。
【0021】案内筒21に設けたプラグ挿入口25とモ
ジュラインサート50に設けたプラグ接続部51との間
には、プラグ挿入口25を開閉する扉70が配設され
る。扉70は、図9に示すように、一対の扉体71,7
2と、一方の扉体71を閉じる向きに付勢するコイルス
プリングよりなる一対の復帰ばね73とにより構成され
ている。すなわち、案内筒21においてプラグ挿入口2
5の開口面と平行に形成された案内溝28(図5参照)
の中に、両扉体71,72の両側部をスライド自在に導
入することによって、両扉体71,72をボディ10の
表裏方向に移動するように配置し、ボディ10の前面か
ら遠いほうの扉体71を前方に向かって復帰ばね73に
よって付勢しているのである。扉体71の両側縁には復
帰ばね73が当接するばね受け片74が突設される。ま
た、扉体72は扉体71の外面側に配置され、扉体71
の外面側には操作片75が突設されていて、扉体71を
開くときに操作片75が扉体72に当接することによっ
て、扉体72も同時に開かれるようになっている。一
方、モジュラプラグをプラグ挿入口25から抜けば、復
帰ばね73のばね力によって扉体71が閉じる向きに移
動し、扉体71に設けた係合片76に係合している扉体
72が扉体71に引っ張られることによって扉体72も
閉じるようになっている。扉体71,72は移動範囲が
規制されており、プラグ挿入口25を閉塞する位置で停
止する。
【0022】ところで、図7に示すように、操作片75
は先端面がカバー30の周面と略面一になるように突出
寸法が設定されている。したがって、扉70を開く際の
操作片75の操作を容易にするために、カバー30の切
欠31にはカバー30の底板に跨がる形で操作片75の
一部をカバー30の前面側に露出させる切欠溝36が形
成される。ここに、ボディ10に対して8極8心のモジ
ュラインサート50と6極6心のモジュラインサート5
0とを取り付ける場合に、両モジュラインサート50に
対応するモジュラプラグの横幅が異なるから、プラグ挿
入口25の幅寸法も異ならせることが必要である。一
方、操作片75がカバー30の前面側に露出するように
切欠溝36をカバー30に形成しているから、プラグ挿
入口25の幅寸法に合わせて切欠溝36の幅寸法の異な
るものを形成するとすれば、使用するモジュラジャック
50の種類の組み合わせの数に相当する種類のカバー3
0を製造することになり、製造コストが大幅に増加する
ことになる。
【0023】そこで、図10に示すように、カバー30
に形成する切欠溝36の幅寸法については、幅寸法が最
大であるモジュラプラグ(ここでは、8極8心のモジュ
ラプラグ)に対応するプラグ挿入口25に対応するよう
に設定しておき、幅寸法が小さいモジュラプラグに対応
するプラグ挿入口25(図10の左側)を形成した場合
に、そのプラグ挿入口25において切欠溝36の近傍部
位に面取り部37を形成する。すなわち、切欠溝36の
幅寸法がW1 であり、プラグ挿入口25の幅寸法がW2
(<W1 )であるとして、幅寸法がW2 からW1 に連続
的に変化するような面取り部37をプラグ挿入口25に
形成するのである。また、切欠溝36の周壁もカバー3
0の前面から後方に向かって幅寸法が次第に小さくなる
ようなテーパ状に形成しておく。この構成によって、プ
ラグ挿入口25と切欠溝36との間に段差が発生せず、
連続的な印象を与えることによって違和感が生じるのを
防止できることになる。
【0024】終端抵抗を用いる場合には取付台19に終
端抵抗のリード線を載せた後、モジュラインサート50
の抵抗用リード板56を取付台19に挿入すればよい。
これによって、抵抗用リード板56に形成された圧接ス
リット57にリード線が圧入されて、終端抵抗がモジュ
ラインサート50に電気的に接続される。上記構成のハ
ウジング1を壁面等の取付面に取り付けるときには、ボ
ディ10の表裏に貫通する取付孔29(図2参照)を通
して取付手段としての取付ねじを取付面に螺入する。取
付孔28はボディ10の2箇所に形成されているから、
2本の取付ねじによってハウジング1を取付面に固定す
ることができる。取付ねじ7は出荷時には、図4に示す
ように、カバー30の内面に設けた保持リブ35によっ
て保持される。一方、ハウジング1をスチール製の机な
どに固定して用いる場合には、図5に示すように、ボデ
ィ10の裏面における裏カバー40に覆われていない部
位、すなわち、電線挿通孔13を設けている部位に取付
手段としての板状の磁石2を2個取着し、磁石2の磁力
によって机にハウジング1を固定する。磁石2のボディ
10への固定には、接着剤や粘着テープなどを用いる。
【0025】(実施例2)実施例1では、ボディ10に
対してモジュラインサート50を取着していたが、本実
施例では、図11に示すように、モジュラインサートを
1個備えた単位寸法のベース80をボディ10′に2個
固定するようになっている。ここで、単位寸法のベース
80としては、モジュラインサートを1個だけ備えた従
来品のモジュラジャックのボディを用いることを想定し
ている。ベース80の前面の四隅には突片81が突設さ
れ、各突片81には係合穴82が形成されている。
【0026】一方、ボディ10′は2個のベース80が
それぞれ装着される2個のスロット8を有した枠体であ
って、スロット8の周縁にはベース80の係合穴82に
凹凸係合する係合突起9が突設される。また、ボディ1
0′の四隅には突片23′が突設され、各突片23′に
は係合穴24′が形成される。この係合穴24′にはカ
バー30の周壁の内周面に突設された係合爪(図示せ
ず)が係合する。
【0027】本実施例では、単位寸法のベース80をボ
ディ10′に2個結合して一つのハウジング1に対して
2個のモジュラプラグを接続できるように構成している
のであって、従来のモジュラジャックの製品の一部を転
用できるから、複雑な金型を起こす必要がなく、製造コ
ストの低減につながるのである。他の構成は実施例1と
同様である。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明は、ハウジングに2個の
モジュラインサートを並列して取着しているので、1個
のハウジングを取付施工すれば1箇所で2個のモジュラ
プラグを接続することができるのであって、複数のモジ
ュラプラグを1箇所で接続することが必要な場合の取付
施工が容易になるという利点を有する。
【0029】請求項2の発明は、取付手段を磁石として
いるので、スチール製の机などにハウジングを簡単に取
り付けることができるのであって、ISDN用の機器や
LANに接続する端末装置などを机上に設置していると
きに、モジュラジャックを机に対して簡単に固定するこ
とができるという効果を奏する。請求項3の発明は、カ
バーの3面に外部電線に合わせて切除することができる
薄肉部を形成し、ボディにおけるカバーの薄肉部の近傍
に張力除去部材を設けているので、外部電線の導入方向
の選択の自由度が大きくなり、施工現場の形状に合わせ
て外部電線を配線することができるという利点がある。
また、外部電線は薄肉部を切除して形成した開口部に通
すので、外部電線を通さない部位には開口部が形成され
ないのであって、外部電線の導入方向の選択の自由度を
大きくとりながらも美麗な外観に施工することができる
のである。さらに、各薄肉部の近傍には張力除去部材を
配設しているので、外部電線にハウジングの外部から作
用する張力がモジュラインサートとの接続部に作用する
のを防止することができるのであって、外部電線とモジ
ュラインーサートとの接続部が外れて接触不良が生じる
ことがないという効果がある。
【0030】請求項4の発明は、1個のモジュラインサ
ートを保持した単位寸法のベースがそれぞれ装着される
2個のスロットをボディに並列に設けているのであっ
て、ベースの側面とスロットの周部とを凹凸係合させる
ので、従来より提供されているモジュラジャックのボデ
ィをベースとして用いるようにスロットを形成しておけ
ば、従来の器具を流用することができるという効果があ
る。
【0031】請求項5の発明は、プラグ挿入口が開口す
る案内筒を囲むようにカバーに形成された切欠の一所
に、プラグ挿入口に連続してカバーの底壁に跨がる切欠
溝を形成し、切欠溝の幅寸法を使用する最大幅のモジュ
ラプラグに対応するプラグ挿入口の幅寸法に合致するよ
うに設定し、使用する最大幅以外のモジュラプラグに対
応するプラグ挿入口における切欠溝の近傍部位にはプラ
グ挿入口の幅寸法と切欠溝の幅寸法との間で幅寸法を連
続的に変化させる面取り部を形成しているものであっ
て、面取り部を設けていることによって、切欠溝の幅寸
法を使用する最大幅のモジュラプラグに合わせて設定し
ているにもかかわらず、他のモジュラプラグに対応する
ようにプラグ挿入口の幅寸法を設定した場合でも、プラ
グ挿入口と切欠溝との幅寸法を連続させることができる
のであって、幅寸法の差による段差が生じないのであ
る。その結果、各種モジュラプラグの組み合わせに対し
てカバーを共用することができ、部品の在庫管理が容易
になるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の分解斜視図である。
【図2】実施例1に用いるボディの背面側の斜視図であ
る。
【図3】実施例1に用いるボディの正面図である。
【図4】実施例1の一部破断した背面図である。
【図5】実施例1の縦断面図である。
【図6】実施例1の一部破断した平面図である。
【図7】実施例1の正面図である。
【図8】実施例1のモジュラインサートと端子とを示す
分解斜視図である。
【図9】実施例1の扉を示す分解斜視図である。
【図10】実施例1の下面図である。
【図11】実施例2の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 磁石 4 張力止め金具 6 張力止めリブ 7 取付ねじ 8 スロット 9 係合突片 10 ボディ 10′ボディ 21 案内筒 24 係合爪 25 プラグ挿入口 30 カバー 31 切欠 32 薄肉部 36 切欠溝 37 面取り部 50 モジュラインサート 59 接触ばね 80 ベース 82 係合穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 正明 三重県津市白塚町2856番地 旭電器工業 株式会社内 (72)発明者 太田 隆男 三重県津市白塚町2856番地 旭電器工業 株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−58945(JP,U) 実開 平1−60461(JP,U) 実開 昭61−124977(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/00 - 13/74

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モジュラプラグが挿入されるプラグ挿入
    口が周面に開口するハウジングと、ハウジングの定位置
    に固定されプラグ挿入口より挿入されたモジュラプラグ
    の接触子に接触する複数本の接触ばねを有するモジュラ
    インサートとを備え、ハウジングは、取付面に裏面を当
    接させた形で取付手段によって施工面に取着されるボデ
    ィと、ボディの前面を覆うようにボディに着脱自在に結
    合されるカバーと、ボディの裏面に取り付けられる裏カ
    バーとにより形成され、ボディに2個のモジュラインサ
    ートが並列して取着され、ボディの裏面側において裏カ
    バーに覆われる部位にモジュラインサートが収納される
    とともにそれぞれ端子枠と鎖錠ばねとからなる複数個の
    端子が収納されて成ることを特徴とするモジュラジャッ
    ク。
  2. 【請求項2】 取付手段は、ボディの裏面側に取着され
    た磁石であることを特徴とする請求項1記載のモジュラ
    ジャック。
  3. 【請求項3】 カバーは裏面側が開口する直方体状に形
    成され、開口を囲む周壁の一面がモジュラプラグの挿入
    面とされ、他の3つの周壁の要所にはハウジング内に導
    入される外部電線の径に合わせて切除することができる
    ノックアウト用の薄肉部が形成され、ボディにおけるカ
    バーの薄肉部の近傍には、薄肉部を切除して形成される
    開口部に挿通される外部電線にハウジングの外部から作
    用する張力がハウジング内における外部電線の端部に及
    ぶのを阻止する張力除去部材を設けて成ることを特徴と
    する請求項1記載のモジュラジャック。
  4. 【請求項4】 ボディは1個のモジュラインサートを保
    持した単位寸法のベースがそれぞれ装着される2個のス
    ロットを並列に備え、ベースの側面とスロットの周部と
    には凹凸係合する係合部が形成されて成ることを特徴と
    する請求項1記載のモジュラジャック。
  5. 【請求項5】 ボディはプラグ挿入口が開口する案内筒
    を備え、カバーは裏面側が開口する直方体状に形成され
    るとともに開口を囲む周壁の一面に案内筒の外周面に沿
    う形の切欠が形成され、カバーの切欠の周縁の一所には
    プラグ挿入口に連続してカバーの底壁に跨がる切欠溝が
    形成され、切欠溝の幅寸法は使用する最大幅のモジュラ
    プラグに対応するプラグ挿入口の幅寸法に合致するよう
    に設定されていて、使用する最大幅以外のモジュラプラ
    グに対応するプラグ挿入口における切欠溝の近傍部位に
    はプラグ挿入口の幅寸法と切欠溝の幅寸法との間で幅寸
    法を連続的に変化させる面取り部が形成されて成ること
    を特徴とする請求項1記載のモジュラジャック。
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