JP4020074B2 - テーブルタップ用コンセントキャップ - Google Patents

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Description

本発明は、コンセント口に差込む一対の栓刃を有し接続コードを介してテーブルタップに接続されるテーブルタップ用コンセントキャップに関するものである。
従来から、コンセント口に差込む一対の栓刃を有するコンセントキャップに接続コードを介して接続されたテーブルタップが提供されている。
テーブルタップは、一般に、図13に示すように、複数個(図では6個)の露出窓90が一面上に開口する外郭体91内に、各露出窓90からそれぞれ挿入される電気機器の栓刃を受ける刃受けばね6が複数組(図では6組)収納されている。各組の一方の刃受けばね6同士は一直線状に並んでおり導電体92によって互いに接続され、各組の他方の刃受けばね6同士も一直線状に並んでおり導電体92によって互いに接続される。一対の導電体92は、互いに略平行して配置され、それぞれの一端部に接続コード3が接続される端子部4が設けられる。
このようなテーブルタップBでは、刃受けばね6および導電体92が組み込まれる内郭体93が外郭体91内に配設される。内郭体93は、外郭体91の各露出窓90においてそれぞれ露出し電気機器の栓刃がそれぞれ挿通される複数組(図では6組)の栓刃挿入口14と、刃受けばね6と導電体92とを収納する収納空間94と、収納空間94内において導電体92間に介在することによって導電体92間を互いに絶縁する仕切壁95とが形成された構成を有する(たとえば、特許文献1参照)。
また、図14に示すように、一直線状に並ぶ3組の刃受けばね6のうち1組が、導電体92の長手方向の一端部から導電体92の長手方向に沿って挿入される電気機器の栓刃を受ける向きに配設されたテーブルタップBもある。このテーブルタップBでは、導電体92の長手方向の他端部に端子部4が設けられ、端子部4を突出させる形で刃受けばね6と導電体92とが内郭体93に収納される。内郭体93は、刃受けばね6と導電体92とが収納される収納凹部96が形成された中ベース93aに対して中カバー93bを組合せて構成されており、長手方向の一端面に一対の栓刃挿入口14が開口するとともに長手方向の他端面から一対の端子部4を突出させる形状を有する。他の2組の栓刃挿入口14は、導電体92の長手方向に沿って中カバー93bに列設される。
外郭体91は、内郭体93における各栓刃挿入口14が開口する部位の周囲をそれぞれ露出窓90から露出させる形で内郭体93を包むように、外ベース91aと外カバー91bとを組合せて構成される。外カバー91bの長手方向に沿って開口する露出窓90からは、中カバー93bに列設された2組の栓刃挿入口14が露出する。また、外郭体91の長手方向の一端部において一対の栓刃挿入口14が露出し、外郭体91の長手方向の他端部においては一対の端子部4に接続された接続コード3が外郭体91の長手方向に沿って突出する。外郭体91における接続コード3が突出する部位には接続コード3を保護するブッシング33が形成される。
特開2002−184541号公報(第3頁、図1)
ところで、テーブルタップBはコンセントキャップの一対の栓刃をコンセント口に差込んで使用されるものであるから、テーブルタップBを使用することによって少なくとも1個のコンセント口をコンセントキャップによって占有することになる。たとえば、コンセント口が1個しか備わっていない室内においてテーブルタップBを使用した場合に、電気機器を接続可能なコンセント口はテーブルタップBのコンセント口だけであって、すべての電気機器を1個のテーブルタップBに対して接続することになるので、電気機器の配置がテーブルタップBの近傍に限定されてしまったり、室内を複数の電源コードが引きまわされることによって美観を損ねたりする可能性がある。
これに対して、コンセントキャップにもコンセント口を設けることによって、複数の電気機器をテーブルタップとコンセントキャップとに分けて接続できるコンセントキャップ付きテーブルタップが提案されている。しかし、コンセントキャップ内において、刃受けばね6を保持しかつ一対の刃受けばね6を互いに絶縁するための構成として、上述した内郭体93と同様の構成を採用するとすれば、コンセントキャップの外形が大きくなってしまう問題が生じる。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、電気機器を接続可能であって、かつ外形が比較的小さいテーブルタップ用コンセントキャップを提供することを目的とする。
請求項1の発明では、コンセント口に差込む一対の第1の栓刃を有し接続コードを介してテーブルタップに接続されるコンセントキャップであって、第1の栓刃を突出させる形で保持するプラグハウジングと、プラグハウジングにおいて第1の栓刃の突出方向に沿い且つ第1の栓刃が並ぶ方向に沿った一側面からプラグハウジング内に導入される前記接続コードを第1の各栓刃にそれぞれ接続する一対の端子部と、第1の各栓刃と各端子部とをそれぞれ互いに連結する一対の連結片と、第1の栓刃と端子部との間に配設されプラグハウジングのうち第1の栓刃が並ぶ方向の両端面にそれぞれ開口する栓刃挿入口を通して挿入される他の機器の第2の栓刃を受ける一対の2組の刃受けばねとを備え、一対の刃受けばねは第1の栓刃の突出方向に直交する向きに並んでおり、各組の刃受けばねのうちの第1の栓刃側の刃受けばねはそれぞれ他の組の刃受けばねのうちの端子部側の刃受けばねと同極であって、同極の刃受けばね同士はそれぞれ連結片を介して第1の各栓刃に接続され、一対の連結片の少なくとも一部は第1の栓刃の突出方向に離間して互いに対向し対向面間に両連結片を互いに絶縁する中ボディが配設されており、各刃受けばねは、第2の栓刃の挿入方向における一端部に第2の栓刃を導入する導入部を備え、他端を中ボディに当接させることを特徴とする。
この構成では、少なくとも一対の刃受けばねを備えることによって電気機器を接続可能としたものであって、プラグハウジングのうち第1の栓刃が並ぶ方向の両端面に栓刃挿入口が開口することによって、コンセントキャップに電気機器を接続する際に壁面等のコンセントキャップの取付面からの突出寸法を比較的小さくすることができるので、家具と壁面との間などの比較的狭い空間においてもコンセントキャップに電気機器を接続することができる。また、一対の刃受けばねが第1の栓刃の突出方向に直交する向きに並んで配置されることによって、プラグハウジングにおける取付面からの突出寸法を比較的小さくすることができる。しかも、中ボディは、一対の連結片の対向面間に配設されるものであればよいので、刃受けばねおよび連結片が組み込まれるものに比べて小さくすることができる。また、一対の連結片は第1の栓刃の突出方向に中ボディを挟んでいるので、第1の栓刃をコンセント口に対して挿抜する際に一対の連結片が互いに近づく向きに移動することを中ボディによって防止できる。さらに、刃受けばねに対して第2の栓刃を挿入する際に、第2の栓刃を挿入する向きの刃受けばねの移動が中ボディによって禁止されているので、刃受けばねがぐらつくことがない。
請求項の発明は、請求項1の発明において、一対の前記連結片と前記中ボディとを互いに位置決めして固定する固定手段を備えることを特徴とする。
この構成によれば、一対の連結片と中ボディとを1部材としてプラグハウジングに組み込むことができるので、組立の作業性が向上する。
請求項の発明は、請求項の発明において、前記固定手段が、各連結片における前記中ボディに対向する部位からそれぞれ中ボディに向かって突出する圧入突起と、中ボディにおける圧入突起に対応する部位に形成され圧入突起が圧入されることによって圧入突起が固定される圧入穴とで構成されることを特徴とする。
この構成によれば、専用の工具を必要とせずに一対の連結片と中ボディとを互いに位置決めして固定することができる。
請求項の発明は、請求項1ないし請求項のいずれかの発明において、前記中ボディが、一対の前記連結片の対向方向に対称に形成されることを特徴とする。
この構成によれば、各連結片をそれぞれ中ボディに対して組合せる際に組間違いが生じないから、組立の作業性が向上する。
請求項の発明は、請求項1ないし請求項のいずれかの発明において、前記プラグハウジングが、前記第1の栓刃と前記端子部との間において前記中ボディの外形に沿って突設され中ボディを位置決めする複数個の位置決めリブを備えることを特徴とする。
この構成によれば、第1の栓刃と中ボディと端子部とを第1の栓刃の突出方向に重なることなく配置できるので、プラグハウジングにおける第1の栓刃の突出方向の寸法を比較的小さくすることができる。しかも、中ボディがプラグハウジング内に位置決めされているので、第1の栓刃や刃受けばねをぐらつくことなくプラグハウジング内に組み込むことができる。
請求項の発明は、請求項1ないし請求項のいずれかの発明において、前記プラグハウジングが、前記第2の栓刃を前記栓刃挿入口に挿抜することによって一対の栓刃挿入口を閉塞する位置と一対の栓刃挿入口を開放する位置との間で両栓刃挿入口が並ぶ方向に沿って移動するように構成された扉体と、両栓刃挿入口を閉塞する位置に扉体を移動させるように復帰力を作用させる復帰部材とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、栓刃挿入口に第2の栓刃を挿入していないときには扉体によって栓刃挿入口が閉塞されるので、栓刃挿入口からの埃等の侵入を防止することができる。
本発明は、少なくとも一対の刃受けばねを備えることによって電気機器を接続可能としたものであって、プラグハウジングのうち第1の栓刃が並ぶ方向の両端面に栓刃挿入口が開口することによって、コンセントキャップに電気機器を接続する際に壁面等のコンセントキャップの取付面からの突出寸法を比較的小さくすることができるので、家具と壁面との間などの比較的狭い空間においてもコンセントキャップに電気機器を接続することができる。また、一対の刃受けばねが第1の栓刃の突出方向に直交する向きに並んで配置されることによって、プラグハウジングにおける取付面からの突出寸法を比較的小さくすることができる。しかも、中ボディは、一対の連結片の対向面間に配設されるものであればよいので、刃受けばねおよび連結片が組み込まれるものに比べて小さくすることができる。また、一対の連結片は第1の栓刃の突出方向に中ボディを挟んでいるので、第1の栓刃をコンセント口に対して挿抜する際に一対の連結片が互いに近づく向きに移動することを中ボディによって防止できる。さらに、刃受けばねに対して第2の栓刃を挿入する際に、第2の栓刃を挿入する向きの刃受けばねの移動が中ボディによって禁止されているので、刃受けばねがぐらつくことがない。
以下に本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。以下では、コンセント口にテーブルタップ用コンセントキャップ(以下、コンセントキャップと略称する)の一対の栓刃を差込む向きを後方とし、図2(a)の上下、左右を上下、左右として説明するが使用方向を限定する趣旨ではない。
(実施形態1)
本実施形態のコンセントキャップAは、図1に示すように、前後に2分割される外ベース10と外カバー11とを組立ねじ12によって結合して構成されるプラグハウジング1を備える。一対の栓刃(第1の栓刃)2a、2bは、図2に示すように、プラグハウジング1の背面における上端部であって左右方向の略中央部において、左右方向に並んで設けられる。プラグハウジング1は、図3に示すように、下端部において下方に向かって左右方向の寸法を小さくする形状の指掛け部13が左右両側面に形成されており、下端面から下方に向かってテーブルタップBに接続される接続コード3が突出される。プラグハウジング1の下端面には、接続コード3を保護するブッシング30が設けられる。
接続コード3は、外カバー11を外した状態のコンセントキャップAを示す図4のように、各栓刃2a、2bの下方にそれぞれ設けた一対の端子部4a、4bに接続される。各栓刃2a、2bとその栓刃2a、2bに対応する各端子部4a、4bとは、それぞれ上下方向の異なる位置に配置され、互いに板状の導電部材からなる一対の連結片5a、5bを介して電気的に接続される。本実施形態では、各指掛け部13をそれぞれ上下方向の中央部が凹んだ凹面状に形成することによって、コンセント口に対してコンセントキャップAを挿抜する際に各指掛け部13にそれぞれ指を掛けたときにプラグハウジング1が掴み易くなるようにしている。
一方、コンセントキャップAに対して接続コード3を介して接続されたテーブルタップBは、図3に示すように、箱状のタップハウジング31を備えるものであって、タップハウジング31の幅方向の一側面に2個のコンセント口32がタップハウジング31の長手方向に沿って並設されるとともに、タップハウジング31の長手方向の一端面に1個のコンセント口32が配設される。タップハウジング31の長手方向の他端面においては、接続コード3が突出するとともに接続コード3を保護するブッシング33が形成されている。
ところで、本実施形態のコンセントキャップAにおいては、図4に示すように、各栓刃2a、2bと各端子部4a、4bとの間に、それぞれ一対の刃受けばね6a、6bが配設される。各組の各一対の刃受けばね6a、6bは、上下方向に並べて配置される。左側の一対の刃受けばね6a、6bは、左方から挿入される電気機器の栓刃(第2の栓刃)を受ける向きに配設され、右側の一対の刃受けばね6a、6bは、右方から挿入される電気機器の栓刃を受ける向きに配設される。各刃受けばね6a、6bは、それぞれ一対のばね片からなり、ばね片の一端部同士が連続一体に形成され、ばね片の他端部間(導入部)を互いに近づける向きに復帰力が生じるようにばね付勢される。電気機器の栓刃はばね片の他端部間からばね片の一端部に向かって挿入される。
各刃受けばね6a、6bに対してそれぞれ挿入される電気機器の栓刃をプラグハウジング1内に挿通するために、プラグハウジング1における左右両側面にはそれぞれ一対の栓刃挿入口14が開口される。
各組の刃受けばね6a、6bは、図4の右上段に配置されたものと左下段に配置されたものとを同極とし、左上段に配置されたものと右下段に配置されたものとを同極とするものであって、各極の刃受けばね6a、6bがそれぞれ連結片5a、5bを介して各栓刃2a、2bに電気的に接続される。一対の連結片5a、5bは、互いに接触することがないように、一部を互いに厚み方向に対向させる形で、前後方向に互いに離れるように形成されている。左側の栓刃2aは一方の連結片5aを介して右上段の刃受けばね6aと左下段の刃受けばね6aとに接続され、右側の栓刃2bは他方の連結片5bを介して左上段の刃受けばね6bと右下段の刃受けばね6bとに接続される。
本実施形態のコンセントキャップAでは、各連結片5a、5bをそれぞれ保持しかつ互いに絶縁するために、一対の連結片5a、5bの対向面間に絶縁材料からなる中ボディ7が配設される。中ボディ7は、上下方向に長い直方体状であって、左右両側面にそれぞれ一対の刃受けばね6a、6bにおけるばね片の一端部同士を連続一体に結合した部位が当接するように設けられる。すなわち、中ボディ7によって、連結片5a、5b同士が互いに近づく向きの移動を禁止するとともに、各組の刃受けばね6a、6b同士が互いに近づく向きの移動も禁止している。
中ボディ7は、プラグハウジング1内の左右方向の略中央部において栓刃2a、2bと端子部4a、4bとの間の位置に配設されるものであって、外ベース10における中ボディ7が配設される部位の周囲には中ボディ7の外形に沿って複数個の位置決めリブ15が突設される。図4に示すものでは、各位置決めリブ15は中ボディ7の左右両側面および下端面に当接するようにそれぞれ配置されており、中ボディ7の下端面においては左右方向に2個並設されている。中ボディ7は、位置決めリブ15によってプラグハウジング1内に位置固定される。
この構成によれば、一対の栓刃2a、2bをコンセント口に対して挿抜する際に各連結片5a、5bが前後方向に移動することが禁止され、かつ各刃受けばね6a、6bに電気機器の栓刃を挿入する際に各刃受けばね6a、6bが左右方向に移動することが禁止されるので、各連結片5a、5bおよび各刃受けばね6a、6bをぐらつくことなく保持することができる。しかも、プラグハウジング1の内部において、各連結片5a、5bや各刃受けばね6a、6bを保持しかつ絶縁するために、連結片5a、5bや刃受けばね6a、6bを収納する部材を用いる構成を採用する場合に比べて、プラグハウジング1の外形を小さくすることができる。
また、各組の各一対の刃受けばね6a、6bが上下方向に並んで設けられており、しかも、接続コード3を下方に突出させる構成を採用しているので、コンセントキャップAをコンセント口に接続したときに、コンセント口を設けた壁面等からの突出寸法を比較的小さくすることができる。たとえば、図6に示すような、プラグハウジング1の前面から電気機器の栓刃を接続する構成のコンセントキャップAと比べると、接続された電気機器のプラグを併せた壁面等からの突出寸法が小さくなるのは勿論のこと、プラグハウジング1自体の前後方向の寸法も小さくなる。したがって、壁面と家具との間のような比較的狭い隙間においても、コンセントキャップAを使用することができる。
また、本実施形態では、各連結片5a、5bと各刃受けばね6a、6bと各端子部4a、4bとはそれぞれ連続一体に形成されており、各栓刃2a、2bは各連結片5a、5bの上端部に設けた結合孔50に係合する結合突起20を有することによって各連結片5a、5bにそれぞれ固定される。中ボディ7に対して各連結片5a、5bを位置決めして固定する固定手段としては、図7に示すように、各連結片5a、5bにおける中ボディ7に対向する部位の一部から中ボディ7に向かって突出する板状の圧入突起51と、中ボディ7における圧入突起51に対応する部位に形成された圧入穴70とを備えている。
圧入突起51は、基端部の幅寸法より先端部の幅寸法が大きく形成されており、各連結片5a、5bに対してそれぞれ2個ずつ形成される。一方、圧入穴70は、幅寸法が圧入突起51の厚み寸法と略同じであって長手寸法が圧入突起51の先端部の幅寸法より小さい形状のものが、各圧入突起51にそれぞれ対応するように合計4個形成され、それぞれ圧入突起51が圧入されることによって圧入突起51を固定する。この構成によって、一対の栓刃2a、2bと一対の連結片5a、5bと一対の端子部4a、4bと2組の刃受けばね6a、6bと中ボディ7とは、図5に示すように、1部材としてプラグハウジング1に組み込むことができるので、組立の作業性が向上する。
また、中ボディ7は、前後方向に対称になるように構成されており、前後方向のいずれの面に対していずれの連結片5a、5bを組合せてもよく、結果的に、一対の連結片5a、5bと中ボディ7とを組合せる際に組間違いが生じないから、組立の作業性が向上するという効果が期待できる。
なお、図3に示したテーブルタップBは、本実施形態のコンセントキャップAに対して接続コード3を介して接続されるテーブルタップBの構成を限定するものではなく、本実施形態に対して他の構成のテーブルタップBを採用することもできる。
(実施形態2)
本実施形態のコンセントキャップAは、図8に示すように、プラグハウジング1における各組の栓刃挿入口14が開口する部位に、各組の栓刃挿入口14に電気機器の栓刃を挿入していないときに栓刃挿入口14を閉塞する扉体80を有した扉機構8を備える点が実施形態1のコンセントキャップAと相違する。
このコンセントキャップAにおける扉機構8の構成について図9を参照して説明する。扉機構8は、各組の栓刃挿入口14がそれぞれ形成されたプラグ台81に対して、扉体80と扉体80をばね付勢する復帰部材としての復帰ばね82とを取付けることによって構成される。プラグ台81は、プラグハウジング1に嵌合することによって位置固定される。
プラグ台81は、一対の栓刃挿入口14が並ぶ方向に長く各栓刃挿入口14の深さ方向の一面を開口した薄箱状であって、幅方向の両内側面における長手方向の略中央部にスライド溝83が形成されている。扉体80は、プラグ台81の開口面側からプラグ台81内に収納されるプラグ台81の長手方向に長い矩形板状の部材であって、幅方向の両側面における長手方向の略中央部に円柱状のスライド突起84が突設されることによって、スライド溝83にスライド突起84を挿入した状態でプラグ台81に保持される。
スライド溝83はプラグ台81の長手方向に沿って各栓刃挿入口14の幅寸法と略等しい寸法に形成されており、一方の栓刃挿入口14を閉塞する位置と開放する位置との間で扉体80を平行移動可能としている。さらに、扉体80は、一方の栓刃挿入口14を開放する位置において他方の栓刃挿入口14と重なる透孔85が貫設されることによって、一対の栓刃挿入口14を同時に閉塞または開放する。
また、復帰ばね82は、帯状の板ばねからなり、両端部がそれぞれ厚み方向の一方に向かって鋭角に折曲された形状に形成される。復帰ばね82はプラグ台81内において、プラグ台81の長手方向の一内側面と扉体80との間に、両端部が折曲された側を扉体80に向ける形で配設されることによって、扉体80に対して一対の栓刃挿入口14を閉塞する位置に復帰力が生じるようにばね付勢している。
さらに、扉体80は、図10(a)に示すような一対の栓刃挿入口14を閉塞する位置において、各栓刃挿入口14に臨む面がそれぞれ各栓刃挿入口14の深さ寸法を一対の栓刃挿入口14が並ぶ方向の復帰ばね側(図10の右方)に向かって小さくするように傾斜した傾斜面86が形成されており、図10(b)に示すように、栓刃挿入口14に電気機器の栓刃Cが挿入されことによって電気機器の栓刃に押圧されて一対の栓刃挿入口14を開放する位置に移動する。
また、一方の栓刃Cのみを栓刃挿入口14に挿入した場合には、図10(a)に2点鎖線で示すように、扉体80がスライド突起84を回転軸として回転することによって、扉体80に設けた係止突起87が栓刃挿入口14の周縁に設けた係止凹部88に嵌って扉体80の移動を禁止し、栓刃挿入口14を開放しないようにしている。その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
(実施形態3)
本実施形態のコンセントキャップAは、図11に示すように、実施形態1のコンセントキャップAに対して、プラグハウジング1の上端面に左右両端部より中央部が凹んだ凹面状に形成された指掛け部13を付加したものである。
このコンセントキャップAでは、プラグハウジング1の下端部における左右両側面に設けた指掛け部13と併せて、プラグハウジング1を囲むような3箇所に指掛け部13を備えることになるから、各指掛け部13にそれぞれ指を掛けることによって、コンセント口に対してコンセントキャップAを挿抜する際に3点を支持する形でプラグハウジング1を掴み易くなる。結果的に、コンセントキャップAを一対の栓刃2a、2bの突出方向に対して歪むことなくコンセント口に挿抜し易くなる。他の構成および機能は実施形態1と同様である。
(実施形態4)
本実施形態のコンセントキャップAは、従来構成として図14に示したテーブルタップBに対して接続コード3を介して接続されたものである。
このコンセントキャップAは、図12に示すように、一対の栓刃2a、2bをテーブルタップBにおける中カバー93bに2組列設された栓刃挿入口14のうちの1組に挿入し、接続コード3の突出方向をテーブルタップBにおける接続コード3の突出方向と一致させた状態でテーブルタップBと結合することができる。この状態では、コンセントキャップAの一対の栓刃2a、2bが外方に突出することがなく、接続コード3を束ねることも容易である。したがって、工場出荷時などにおいて、このようにコンセントキャップAとテーブルタップBとを結合することによってコンセントキャップ付きテーブルタップをコンパクトに収納できるという効果が期待できる。その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
本発明の実施形態1のコンセントキャップを示す分解斜視図である。 同上のコンセントキャップを示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図、(d)は上面図である。 同上の構成を示す斜視図である。 同上の外カバーを外した状態のコンセントキャップを示す正面図である。 同上の要部を示し、(a)は斜視図、(b)は正面図である。 同上のコンセント口を前面に設けた例を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。 同上の要部を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態2のコンセントキャップを示し、(a)は斜視図、(b)は外カバーを外した状態の斜視図である。 同上の要部を示す分解斜視図である。 (a)は栓刃挿入口を閉塞している状態を示す断面図、(b)は栓刃挿入口を開放している状態を示す断面図である。 本発明の実施形態3のコンセントキャップを示し、(a)は斜視図、(b)は正面図である。 本発明の実施形態4の構成を示す斜視図である。 従来例を示す分解斜視図である。 同上の他の例を示し、(a)は斜視図、(b)は外郭体および中カバーを外した状態の斜視図である。
符号の説明
1 プラグハウジング
3 接続コード
7 中ボディ
14 栓刃挿入口
15 位置決めリブ
51 圧入突起
70 圧入穴
80 扉体
82 復帰ばね(復帰部材)
2a、2b 栓刃
4a、4b 端子部
5a、5b 連結片
6a、6b 刃受けばね
A (テーブルタップ用)コンセントキャップ
B テーブルタップ

Claims (6)

  1. コンセント口に差込む一対の第1の栓刃を有し接続コードを介してテーブルタップに接続されるコンセントキャップであって、第1の栓刃を突出させる形で保持するプラグハウジングと、プラグハウジングにおいて第1の栓刃の突出方向に沿い且つ第1の栓刃が並ぶ方向に沿った一側面からプラグハウジング内に導入される前記接続コードを第1の各栓刃にそれぞれ接続する一対の端子部と、第1の各栓刃と各端子部とをそれぞれ互いに連結する一対の連結片と、第1の栓刃と端子部との間に配設されプラグハウジングのうち第1の栓刃が並ぶ方向の両端面にそれぞれ開口する栓刃挿入口を通して挿入される他の機器の第2の栓刃を受ける一対の2組の刃受けばねとを備え、一対の刃受けばねは第1の栓刃の突出方向に直交する向きに並んでおり、各組の刃受けばねのうちの第1の栓刃側の刃受けばねはそれぞれ他の組の刃受けばねのうちの端子部側の刃受けばねと同極であって、同極の刃受けばね同士はそれぞれ連結片を介して第1の各栓刃に接続され、一対の連結片の少なくとも一部は第1の栓刃の突出方向に離間して互いに対向し対向面間に両連結片を互いに絶縁する中ボディが配設されており、各刃受けばねは、第2の栓刃の挿入方向における一端部に第2の栓刃を導入する導入部を備え、他端を中ボディに当接させることを特徴とするテーブルタップ用コンセントキャップ。
  2. 一対の前記連結片と前記中ボディとを互いに位置決めして固定する固定手段を備えることを特徴とする請求項1記載のテーブルタップ用コンセントキャップ。
  3. 前記固定手段は、各連結片における前記中ボディに対向する部位からそれぞれ中ボディに向かって突出する圧入突起と、中ボディにおける圧入突起に対応する部位に形成され圧入突起が圧入されることによって圧入突起が固定される圧入穴とで構成されることを特徴とする請求項2記載のテーブルタップ用コンセントキャップ。
  4. 前記中ボディは、一対の前記連結片の対向方向に対称に形成されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のテーブルタップ用コンセントキャップ。
  5. 前記プラグハウジングは、前記第1の栓刃と前記端子部との間において前記中ボディの外形に沿って突設され中ボディを位置決めする複数個の位置決めリブを備えることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のテーブルタップ用コンセントキャップ。
  6. 前記プラグハウジングは、前記第2の栓刃を前記栓刃挿入口に挿抜することによって一対の栓刃挿入口を閉塞する位置と一対の栓刃挿入口を開放する位置との間で両栓刃挿入口が並ぶ方向に沿って移動するように構成された扉体と、両栓刃挿入口を閉塞する位置に扉体を移動させるように復帰力を作用させる復帰部材とを備えることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のテーブルタップ用コンセントキャップ。
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