JP3192148B2 - 視覚的及び/又は音響的刺激に同期する香上演の方法と装置 - Google Patents

視覚的及び/又は音響的刺激に同期する香上演の方法と装置

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    • A63J2005/008Smell sense

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、視覚的及び/又は音響的刺激に同期する香
上演の方法と装置に関する。
[背景技術] 本発明は特に映画館、劇場、コンサートホール、講演
会場に於いて、またスライド講演、ビデオ、テレビジョ
ン、ラジオドラマ等に於いて視覚的及び/又は音響的上
演の感覚的知覚を高めるための方法及び装置に関するも
ので、この場合ある視覚的及び/又は音響的上演に同期
して適切な香が観客ないし聴衆に供給される。このよう
な方法とこれに属する装置は、本願出願人のドイツ出願
P41 35 796.5に記載されている。
本発明の課題は、第1にかかる方法、またはかかる装
置を更に改良し、この際使用される香がすべての特性を
一層良く知覚し、出来るだけ誤りのないようにすること
である。
上記課題は本発明によれば、請求の範囲1〜18の対象
により解決される。本発明の好ましい実施形態、視点及
び詳細は、従属請求項、明細書及び図面から明らかであ
る。
香特有の熱処理及び担体ガスを香特有の温度まで加熱
することにより、完全に天然の香を本来の温度値にて実
現化できる。
本発明はさらに使用される香の品質を誤りのないよう
に得ること及び好ましくない品質変化及び導管に規定さ
れる香の誤送出を防止することを可能とする。
従って本発明は、香映画館や各シーンの正確な香上演
を可能とする映画上映装置等に対する香加熱システムと
導管システムを創成するものである。
視覚的及び/又は音響上演の感覚的感度を高める本発
明方法の好ましい実施形態によれば、担体ガス流と共に
観客及び聴衆に供給される香は観客ないし聴衆の周囲の
空気中への担体ガスの出口の前で、その都度香又は芳香
物質が確実に発生する香特有温度迄加熱される。このよ
うにして初めてある特定の香の公衆に対する提供が成功
するが、この香は従来誤った温度値を採用したため、こ
の香の発生は実用化しなかったのである。
この場合担体ガスは(各)香特有の温度迄加熱され
る。これは存在する香物質と接触する前に担体ガスを加
熱することにより行うのが合理的である。担体ガスの加
熱は好ましくは導管システムで行う。
担体ガスが観客ないし聴衆の周囲の空気中への出口前
で直接香特有の温度まで加熱されると導管システム内で
の温度降下が防止される。
香が導管中において、その都度の望んだ香と重なるこ
とを避けるため導管は規則的にパージ(清掃 Spuele
n)されるが、この場合、香物質を含む担体ガスは間欠
的にパージガスと一緒に観客ないし聴衆のところへ導か
れるのが好ましい。この場合、香を含む担体ガスとパー
ジガスは好ましくはパルス状に交互の間隔をもって供給
されるので、あたかも永続的にパージされている。
担体ガスがヘリウムを含有するか、ヘリウムから構成
されるのが特に有利だと認められている。この場合フィ
ルム−香−システムが有利に得られるが、この有利なフ
ィルム−香−システムでは香特性発揮のために香特性に
従って加熱されたヘリウムが使用され、このヘリウムが
同時に聴衆の席の香を迅速に除去することも保証する。
費用の点でパージガスとして空気、好ましくは圧縮空
気を使用するのが有利であるが、空気は更に加熱された
状態であってもよい。
特にフィルム−香−システムの香物質に対し変性を防
止(遅延)することは重要であり、これは観客により知
覚される香の品質にとって一部では非常に重要でありう
る。この目的で本発明は香又は芳香物質が担体ガスと接
触する迄冷却して変性を防止することを提案する。この
場合の冷却は香又は芳香物質の低温冷却(Tiefkuehle
n)であってもよい。
導管を通り輸送する際、香物質が導管壁に堆積する危
険を避けるために担体及び/又はパージガスは導管シス
テムに導入される。この導管システムでは観客ないし聴
衆のところへ延びていて担体ガス及び/又はパージガス
に常時の渦運動、好ましくは螺旋回転運動を引き起こす
ことが好ましい。
本発明の更に好ましい視点では、特に前述した方法を
実施するための装置が作られ、この装置では多重導管が
観客ないし聴衆の所へ導かれ、それらの中でその都度少
くとも1つは香導入用であり、少なくとも1つはパージ
用に使用され、これらは時間的に交互に使用されるよう
になっている。このパージシステムにより導管のパージ
を可能し、これは上演中にもパージができる。この実施
のためには二本導管システムを使用すると有利である。
この二本導管システムにおいては第1のシステムが香を
導入し、かつ観客が望ましくない香を除去する役目を行
うと共に、他のシステムがパージを行い、その後第1の
システムに香が沈着する(ansetzen)や否や第2のシス
テムを香導入システムとして使用できる。
まず、その都度直ぐ前に使用された導管をパージし次
いで他の使用可能な導管に切換えるような、多重管シス
テムも、実現可能である。これに代わり、丁度香導入が
観衆に対し行われないとき、その都度空気が(場合によ
り加熱して)導管を通して導入されるようなパージシス
テムも可能である。
少なくとも香又は芳香物質を冷却する冷却装置を本発
明装置が含めていると有利である。
好ましくは、所謂香映画館で使用される香物質の加熱
システムは香の性質や香技術的要求にそれぞれ従って個
々の香を別個に加熱できるように構成される必要があ
る。この香特有(duftspezifisch)の加熱のために少く
とも制御可能な担体ガスの加熱装置が使用されることが
好ましい。
この場合担体ガスが少くとも1つの芳香物質と接触す
る前に、加熱装置は担体ガスを加熱するように構成され
ると有利である。或いは又はこれに加えて、それぞれの
加熱装置は観客ないし聴衆の領域に少くとも1つ存在す
る香出口に近接して配され、個々の加熱装置が別々に制
御可能であることが望ましい。これにより輸送システム
における熱損失を確実に防止することができる。
さらに香又は芳香物質の少くとも1つの容器と少くと
も1つの香出口の間に1つの加熱装置を設けることがで
きる。
導管システム中の香沈着現像を避けるために、香導入
に使用する導管は少くともその内側に不活性物質からな
る層を有するが、この層はガラス又はセラミックから構
成されることが好ましい。この場合香導入に使用される
導管は全体がガラス又はセラミック導管として作られる
のが有利である。
香導入に使用される導管の内壁は螺旋突起又は螺旋作
用をおこす突起を有するか、香導入の導管が螺旋になっ
ていると導管壁に香の沈積を行ないように作用する。
このような装置構成の詳細及び方法の詳細は本出願人
のPCT/EP92/02446に記載され、そのコピーを添付する
が、この全内容はその書類に対する引照をもって本願の
開示に組込まれている。
[図面の簡単な説明] 本発明は以下の図を参照してさらに詳細に説明され
る。
第1図 香映画館の香特有の加熱システム及び制御シ
ステム 第2図 加熱信号と制御情報を有するフィルム 第3図 フィルム香容器の冷却−乾燥システム 第4図 普通のフローパターン付き香導管の縦断面図 第5図 内部螺旋回転作用を行う香導管の縦断面図 第6図 内部螺旋回転作用を行う緩衝補強 香−ガラス導管の縦断面図 第7図 パージ(洗滌)システムを有するダブル二本
導管の横断面図 第8図 第7図の導管システムの他の実施例の横断面
図 第9a図 第1管をパージに切換えた場合の第8図のダ
ブル二本導管の横断面図 第9b図 第1管を香導入用に切換えた場合の第8図の
ダブル二本導管の横断面図 本発明の第1図に示した実施例はフィルム上映等の際
の香作用に対する香加熱及び制御システムを示す。この
システムはまず二本導管5を有する制御ユニット1から
なり、この二本導管5は香導管2および戻り導管3を組
合せたもので、本願に引照を組込んだ特許出願PCT/EP92
/02446の文書に示される。
制御ユニット1は本発明の実施例では直接映画館の座
席にすえつけられ、この場合、香を含む空気量は当該空
調技術のレベルより低い微量範囲で流れ、この空気量は
好ましくは0.2〜0.0002リットル/秒の範囲である。
制御ユニット1は香導管2を通り、フィルムシーンに
応じて導入された香の強さを導管(流れ)調節器14を用
いて観客個人の感じかたに従って、あらかじめ、調節す
る役目をする。この場合過剰香−空気は導管調節器14に
より戻り導管3へ導入される。
例えば、物理的理由から、各座席に供給される香は映
画館の空気温度より3〜4度高く加熱することが提案さ
れる。このことは、いくつかのシーンの香の重なりを避
けるために、各シーンで供給される香が映画館の天井ま
たは空気調節器へ直ちに流去されるために、香/空気混
合物の比重を減少する働きをする。
本願では香のシーン毎の分離は、香運搬媒体としての
ヘリウムを混合物か、または単独に使用することによ
り、著しく有効に行われるが、詳細は以下に記述する。
物理的性質とは別に、放出される所定量の香の加熱の
ための所定の仕方は、空気、ヘリウム及びこれ以外の媒
体を介してであれ、他の仕方であれ、重要な芳香技術的
視点をもたらす。
フィルム上映の際、知覚可能な香が伴うことによる実
際の魅惑は、全体の香スペクトルを完全に作成すること
にどの程度成功するかが、少なからぬ量の香や芳香物質
の場合に決定的に重要である。
多くの香物質はある温度影響下でのみ最も重要な香の
特性を発揮する。香や芳香物質の知覚可能性ないし再認
識可能性はある温度影響外では、しばしば実際にまった
く実現できないが、香製造業者の側では、実際に使用さ
れる香や香料の温度の影響の可能性について配慮しない
ため、しばしば論争しなければならない問題であった。
かくて、実際の使用場面ではもはや実現できないよう
な、ある理想的な温度条件の下で特定の香特性が作成さ
れることが必要になる。
本発明のフィルム制御において、そして既に示したよ
うな好ましくは微量のヘリウムを用いて輸送される香の
場合には、その理想的な温度プロフィルを併せて提供
し、そしてこれにより何よりまず初めて香を消費者に利
用可能なものにすることが初めて実現可能である。
この理由から第一図の香導管2では制御ユニット1の
前に加熱システム7があって、この加熱システム7は加
熱制御装置9により制御される。この加熱制御装置9は
この場合、制御ケーブル10を介してここに表示していな
いパルスセンター(Impulsabtaster)と接続している。
パルスセンサーはフィルム上演中フィルム材料12の信号
トラック8の香の正しい熱価(Heizwert)に関する情報
を読取る(第2図)。
最適温度値は香により著しく異る可能性があるので、
香に特有な温度信号15もフィルムの信号トラック8の上
に配置されていて、この温度信号15が加熱システム7を
制御する(第2図)。
それぞれの実施例に応じて制御された熱価に加熱シス
テム7を制御するには数秒、たとえば3秒要しよう。こ
のため付属している温度信号15はあらかじめ適切にフィ
ルム材料12の信号トラク8の上に設置されている(第2
図)ので、相当する香に関する所定温度値とそれに見合
うフィルムシーンとが時間的に一致するようになってい
る。
加熱を短時間で行うために、導管2の表面は加熱シス
テム7の場所では若干拡大されている。例えば、この部
分で平らに形成した導管形態を採用して、若干拡げられ
ている。またこれにより、引続く低い熱価の際には加熱
システム7はより迅速な冷却も達成できる。
加熱は関係する香の強さを、これと関係ないその他の
性質の改善とは無関係に一般に強化できる。それ故、観
客の座席のある加熱システム7は、ここに表示していな
いある実施例では専ら香の強さを決定するための導管調
節器14により、加熱の強さのレベルにおいて、部分的に
も影響される。
本発明のここに表示していない他の実施例では香の特
性に応じて作用する加熱システム7を香導入システムの
広範囲の場所に取付けることができる。たとえば10の座
席や分配システムの他の場所に対する集中導入管の開始
部分への取付けが可能である。
ここに表示していない集中香導入システムの直後に加
熱システムが配される限り、全体の香映画館設備は、唯
一の加熱システムから成るが、この場合、個々の観客席
から加熱システムが遠くなるほど導管損失を補うために
熱価はより高くする必要がある。
他の本質的に構成の同じ実施例では、輸送媒体として
最小量の空気の代りにヘリウムが使用され、供給される
香が迅速に消えるように作用するが、これはヘリウムが
空気より約7倍軽いためである。
ヘリウムの場合に特に有利な点は、供給香の迅速除去
が輸送媒体の固有の浮力自身によって起り、何ら送風機
等を必要としないことである。使用されるごくわずかな
ガスとの組合せで香水の重なりは確実に避けられるが、
空気の流れる感じは受けない。このことは上映中の事象
から集中力を奪うおそれを防止するために非常に重要で
ある。
この場合ヘリウムは衛生面でも安全性の面でも非常に
適している。ヘリウムは不燃性で化学的に不活性で衛生
面からも無害であるが、これは潜水夫の人工呼吸装置や
喘息患者の呼吸補助に永年使用され良好な結果を得てい
る点からも明らかである。
この場合ヘリウムは著しく軽く、迅速な流動性がある
ため、情況によっては、ヘリウムの導管内面及びガイド
を適合させなければならない。
香輸送にはごく少量のヘリウムが使用されるのである
が、ヘリウムの使用量を少なく節約することは有利であ
ろう。高価なヘリウムの過剰供給を避けるため、特に説
明しない本発明の実施例においてフィルム上映中の空席
は自動的に香の流れが止められる。これを変える場合
は、観客が手動ボタンを押すか、座席との接触によって
香の止められていた席は稼動され、これにより実際に利
用される観客席のみにヘリウムが使用されることにな
る。
フィルム上演の際知覚され得る香を伴う魅力にとっ
て、現存する香特性の活性化の外に所与の香プロフィル
がその都度特別の特性を持続していることが重要であ
る。
従って信頼できる正しい香に対し、香が変性するの
は、多くの香の場合重大な問題を生ずる。香原料が実際
に利用されるまで、場合によっては数週間映画館のフィ
ルム香容器内に放置される場合、上映中供給される香原
料を事前に変性させないために、貯蔵される香の周囲温
度は著しく低下させておく。そこで第3図に表示した本
発明の実施例では、フィルム−香容器4の内部の温度は
著しく低下させておく。
この場合、個々のシーンに属する香物質は香担体16中
に含まれていて、香担体16は香ロール18上に配置され
る。香ロール18は軸受け22の上にあり回転可能であり、
軸押さえ23で固定される。観客のところへ導入される香
導管は香接続部24を通り香ロール18のすべての香担体16
を取出すことができる。個々のあるシーンに属する適正
な香は、この際香パルス11により制御されるが、この香
パルスはフィルム材料12の信号トラック8上に存在し、
香ロール制御部13に伝達される。香ロール制御部13は制
御リング21を介して相当するシーンに適する香を選択す
る。
香ロール18上にある香の周辺温度を低下させるためフ
ィルム−香容器4の内部には特殊な乾燥−冷却システム
17が設置されている。乾燥−冷却システムはフィルム香
容器4内の周囲の空気をすべての香ロール18の上にある
香に対し適切な冷却値と湿度値に調節するが、この値は
香ロール18またはフィルムに応じて容易に変えることが
できる。
各香ロール18に対し特有の冷却値と湿度値が、この場
合香ロール18の表示されていない情報トラックを経由し
て中央制御装置30に伝達される。
適切な冷却値は中央制御装置30から乾燥−冷却システ
ム17に伝達され、この場合まず過剰の熱が外部の熱交換
器20に流れる。冷却の際、しばしば現われる湿気の蓄積
は大抵の香の品質を悪化するおそれがあるが、これを避
けるため湿度はフィルム−香容器4の内部で空気湿度調
節器27により調節される。空気湿度調節器27も中央制御
装置30により制御されている。
中央制御装置30は同時に全部の香指令及び弁指令、加
熱指令等、映画館内部において生ずる全ての指令を制御
していて、この香指令は、香ロール制御部13を介し香ロ
ール18に達する。
香ロール18の香担体16から香接続部24を経て導管シス
テムに供給された香はもっとも精密な電子制御を受けて
観客個人に伝達され、場合により加熱システムにより活
性化される。香接続部24の所において香導入部の直後に
集中加熱システムを配する場合には、加熱システムに必
要な熱エネルギーは場合に応じて冷却システムの熱交換
器から得ることもできる。
第4図の香導管の実施例では、まずどんな種類のフロ
ーパターンが香導管31で得られるかが示される。これは
引照した特許出願PCT/EP92/02446に示した通りである。
香導管31は内壁面32aのある導管壁32と普通現れるフ
ローパターン39から構成される。この場合、導管内で輸
送される空気流速は導管の内壁面32aでは、著しく減少
することが明白に認められる。
このことは、かかる導管の内壁部では空気流中に含ま
れる微細粒子、即ち香粒子が堆積する可能性がある。こ
の理由は香粒子は遅い内壁部の流れに応じて実際には媒
体によって十分には連行されないためである。
その結果、長期間香を供給すると、事情によっては多
くの香物質が導管内壁部に堆積するので、流れている空
気は香物質を伴うことなく、純空気として前のシーンの
香を受取り、所属するシーンを超えてさらに観客へ伝達
されるので望ましくない。
この前シーンの香は、次の香と混合し、それによって
香混合物が生ずるが、これは観客から場合によっては不
快に感じとられる外、更にまた当該のシーンにもはや適
切でないであろう。この結果は、上映効果は強化される
どころか、いらだちと集中力の低下を招くであろう。
かかる欠点を除去するため、第5図に拡大して説明し
た本発明の実施例は導管壁33を有する香導管37である
が、この場合特別に作製した内壁面33aを有する。
導管壁33の内壁面33aは長い切欠きまたは突起34を有
し、切欠きまたは突起34に流れる空気に一定の回転運動
を与えるのに適している。本発明の実施例では切欠きま
たは突起34は導管壁33の内面壁33a上で全導管長にわた
り内部にわずか突き出た連続渦巻線の形をなしている。
螺旋状に配置された突起34が流れる空気に定常的な螺
旋回転運動を与えることにより、導管内壁部で空気の速
度は著しく増大し、この場合導管中央の空気流速よりも
大になる。
これにより空気流中の香粒子は流れの内壁部の層で著
しく加速され、導管壁33の内壁面33aにおける香粒子の
堆積は大幅に抑止される。この場合、螺旋導管壁33の内
壁面33aも製造工程で螺旋の形に加工される。このよう
な形は製造工程で導管をわずかにねじり状回転すること
によって製造可能である。
(流れ方向でみて)突起34の後でその都度意図しない
微小渦が生成し、そのため香物質が堆積するのを避ける
ために螺旋突起34の輪郭は比較的柔らかに作られる。
導管壁33の内壁面33aの形状性質とは別に、内壁部表
面の微細構造および思いがけない香材料の化学的反応性
も香粒子堆積を避けるために重要である。
香物質との化学的反応可能性に関しては、大抵の合成
樹脂は反応性である。従って、加工性は有利であるが通
例不適当である。本発明の好ましい実施例では導管壁33
の材質としては特に不活性な鋼類、例えば、V4a−スチ
ールが問題になる。
しかし、鋼または他の反応に不活発な材質からなる管
は、それ自体が問題をひき起こす。顕微鏡観察によれ
ば、その表面には、例えば裂け目が非常に多く裂けたひ
だの多い小さな凹みがあり、そこに香物質が非常に平滑
な表面の場合より容易に堆積する。
第6図に拡大表示した本発明の実施例では、特に有利
な材料、しかも特定の比較的可撓性(elastisch)の種
類のガラスが香導管37の導管壁33に使用される。ガラス
導管は微細範囲で最も平滑な表面を有し、その結果香物
質の堆積はもっとも広範囲に避けられる。
ガラス導管では付加的構造(部材)や螺旋突起34をは
めこむことができる。これにより流れる空気を観客の座
席の出口までの空気を定常的旋回運動を起こすようにし
ている。
第6図の実施例の特殊香導管37は香物質の堆積が2重
方式で避けられる。即ち表面の螺旋状構造は流れの内部
壁層の動いている空気を非常に強く加速するので連行さ
れる香分子の速度低下による導管内壁面33aへの香堆積
を防止し、一方さらに導管壁33の内壁面33aの平滑な微
細構造は不利な流れ条件になった場合でも香分子の堆積
を防止する。
可撓性の種類のガラスでは外力から保護することが有
利である。殊にこの部分が床下に配設されていず、既存
の映画館で小さな導管として床上に後から据え付けられ
る時に外力から保護することは有利である。
それ故第6図の実施例の導管壁33は付加的に可撓層42
内に囲まれて被われ、可撓層42は、例えば硬い合成樹脂
または硬鋼で作られた変形耐性のよい保護シース35内に
置かれている。
第7図の本発明のさらなる実施例では導管内壁部の香
堆積は第1義的に導管の表面性状によって防止されるの
ではない。
この実施例では香導管40に対し二つの二本導管37aと3
7bが使用され、両導管は可撓性物質42中に置かれてい
て、この可撓性物質はさらに平たい全体シース36により
被覆されている。
これら二つの二本導管では香導入のためには一本の導
管のみ、例えば二本導管37aが利用される。経験値から
あらかじめ与えられた間隔(例えば作用時間60分)で
(この初期にはもっとも軽い香堆積が認められるが)、
香導管40において二本導管37aから二本導管37bに切換え
られる。
二つの二本導管37aと37bが利用される場合は原出願P4
135796.5に記載された図に従って、導管はパージでき、
この場合二重導管、例えば37aは出口で連結されてい
る。
この場合空気の代りに清浄化液体が二本導管37bの両
導管の一つに導入され、全導管を通ってここに表示しな
い観客の座席まで流れ、次いで第2の導管中に戻され、
さらにここに表示していないコンプレッサーまで戻る。
二本導管37bの個々の導管はこの場合同時に清浄化さ
れ、また導管の乾燥のため次に直ちに加熱空気を通す。
第7、8、9a、9b図に示す本発明の実施例では、二つ
の二本導管37aと37bを一つのフィルム上映中にすでに使
用する必要がある限り、小さな導管直径と、比較的わず
かな圧力に基づいて大きな雑音を発生せずに二つの二本
導管の一方をフイルム上映中清浄化(パージ)に使用す
ると共に、他の二本導管は香導入と流出に利用すること
が可能である。
このようなパージ工程は僅少な容積で行うことがで
き、約0.5〜3分で行うことができる。
実施例でフィルム上映中導管のパージを行う必要があ
る時は、二本導管37aと37bは、観客の座席のところで好
ましくは、まず機能ブロック38の形状にし、導管横断面
を円状から直角状に変えることが好ましい(第8図)。
実施例の第9a、9b図では、フィルム上映中導管パージ
を行わなければならない場合の導管端部がどのように機
能するかを示す。この場合、二本導管37bの二本の導管
をその出口へ接続することは、出口、即ち導管端部で観
客の座席の範囲にあるエンド弁25または26を用いて電子
制御により、雑音を発することなく行われる。
この場合、エンド弁25を接(作動状態)すると共にエ
ンド弁26を断とし、二本導管37bが香導入および放出に
利用され、一方二本導管37aはパージが行われる(9a
図)。この場合、導管37bは導管の端部41を通り観客の
所へ接続されている。
二本導管37bの導管がその作動により香堆積の恐れが
ある場合、適切な期間で香導入を中止して、弁26を接に
し、弁25を断とする。そこで香導入と香放出は清浄化さ
れた二本導管37aにより行われ、導管端部まで導かれる
が、一方二本導管37bはパージが行われる。
雑音なしの弁切換えは、弁の形式や配置を適切にする
こと、例えば、滑り弁や仕切弁(Schleusen)を用いて
行われ、或いは例えば、特に緩慢に開閉し、さらに音を
低くする弁で行うことができる。
すべてのエンド弁25、26は、例えば、無線や(香導管
システム中に統合できる)電子回路を通り、フィルム上
映室から集中制御される。
雑音のない弁操作では、すべて弁を同時に切換える場
合でも、例えば、500の座席に対し、かくて500の弁を、
切換える場合でも、フィルム上映を害する妨害音は何ら
生じない。多数の弁の同時切換えの際、小さな雑音が完
全には避けられない場合には、例えば最初は座席の20%
を、次に第2番目の20%等と群分け方式で切換えればよ
い。
さらに、弁切換えまたはその後のパージ処理の際、ほ
んのわずかな雑音をも完全に避ける方法は、フィルム上
映で一層強い音響を発する期間(この期間は例えば1分
である)に導管の切換えとパージを行うことで達成され
る。
この場合フィルム上映に伴う擬音(Geraeuschkuliss
e)は、万一生じる雑音を打消す作用をする。この切換
−及びパージ相の制御を目的として上映フィルムの強音
響シーン開始に正確に対応セットした信号19が信号トラ
ック8の上に存在するのが好ましい。なお、信号トラッ
ク8にはこれとは別に香制御の他の信号も存在してい
る。
導管中に香物質の万一の堆積を避けるためのさらに別
の方法は、香物質が観客に伝達されない全期間、普通の
空気、場合により若干加熱した空気で導管をパージする
ことにより達成できる。このため香容器(香容器から香
物質が導管に導入される)の直後に、即ちフィルム上映
者の室内に、切換えバルブを設けるが、このバルブは図
に示されていない。
所定時間の間香供給が中断されるようになると直ちに
当該切換えバルクが作動し、次の香供給が始まるまで遮
断状態を維持する。
符号の説明 1 制御ユニット 2 香導管 3 戻り導管 4 フィルム−香容器 5 二本導管 7 加熱システム 8 信号トラック 9 加熱制御装置 10 制御ケーブル 11 香パルス 12 フィルム材料 13 香ロール制御部 14 導管(流れ)調節器 15 温度信号 16 香担体 17 乾燥−冷却システム 18 香ロール 19 パージ信号 20 熱交換器 21 制御リング 22 軸受 23 軸押さえ 24 香接続部 25 エンド弁 26 エンド弁 27 空気湿度調節器 30 中央制御装置 31 香導管 32 導管壁 32a 内壁 33 導管壁 33a 内壁面 34 突起 35 保護シース 36 全体シース 37 香導管 37a 二本導管 37b 他の二本導管 38 導管ブロック 39 フローパターン 40 香導管 41 導管端部 42 可撓層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63J 5/02 E04H 3/22

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特に映画館、劇場、コンサートホール、講
    演会場において、またスライド講演、ビデオ、テレビジ
    ョン、ラジオドラマ等において、視覚的及び/又は音響
    的上演の感覚的知覚を高めるために視覚的及び/又は音
    響的上演に同期して適切な香が観客ないし聴衆に供給さ
    れる方法であって、 担体ガス流と共に観客ないし聴衆に供給される香は観客
    ないし聴衆の周囲の空気中への担体ガスの放出の前に、
    香又は芳香物質が確実に発生する、香特有の温度まで加
    熱される方法において、 担体ガスは香特有の温度まで加熱されることを特徴とす
    る方法。
  2. 【請求項2】担体ガスは存在する香物質と接触する前に
    加熱されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】担体ガスは存在する香物質と接触後加熱さ
    れることを特徴とする請求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】担体ガスは導管システムで加熱されること
    を特徴とする請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】担体ガスは観客ないし聴衆の周囲の空気中
    への出口直前で加熱されることを特徴とする請求項3又
    は4記載の方法。
  6. 【請求項6】香物質を含む担体ガスは間欠的にパージガ
    スと一緒に観客ないし聴衆のところへ伝達されることを
    特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】香を含む担体ガスとパージガスはパルス状
    に交互の間隔をもって供給されることを特徴とする請求
    項6記載の方法。
  8. 【請求項8】担体ガスがヘリウムを含有することを特徴
    とする請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】担体ガスとしてヘリウムが使用されること
    を特徴とする請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】パージガスとして、空気が使用されるこ
    とを特徴とする請求項6ないし9のいずれかに記載の方
    法。
  11. 【請求項11】香又は芳香物質が担体ガスと接触するま
    で冷却されて変性を防止することを特徴とする請求項1
    〜10のいずれかに記載の方法。
  12. 【請求項12】香又は芳香物質が低温冷却されることを
    特徴とする請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】観客ないし聴衆のところへ延びている導
    管システムの担体ガス及び/又はパージガスに渦運動が
    引起されることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに
    記載の方法。
  14. 【請求項14】観客ないし聴衆のところへ延びている導
    管システムの担体ガス及び/又はパージガスは好ましく
    は螺旋状の回転移動を施されることを特徴とする請求項
    1〜13のいずれかに記載の方法。
  15. 【請求項15】担体ガスの香担持量は、0.0002〜0.2lit
    /秒の微量範囲であることを特徴とする請求の範囲第1
    〜14項の一に記載の方法。
  16. 【請求項16】香の適切な熱価(温度値)はフィルム材
    料(12)の信号トラック(8)から読出されることを特
    徴とする請求項1〜15の一に記載の方法。
  17. 【請求項17】上演中空席の座席は、香の流れから自動
    的に遮断されることを特徴とする請求項1〜16の一に記
    載の方法。
  18. 【請求項18】観客のボタン操作又は座席との接触によ
    り稼動された座席のみが作動することを特徴とする請求
    項1〜17の一に記載の方法。
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